『シルバーバーチの霊訓』2巻【4章 政治家とジャーナリストを招待して】

※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓②』
【シルバーバーチの交霊会にはありとあらゆる階層の人々が“叡智の言葉”を聞きに訪れる。ある日の交霊会に英国労働党の下院議員が招待された。まずシルバーバーチがこう語る―】私が地上へ戻ってきたのは基本的な霊的真理をほんのわずかだけ述べるためです。
『シルバーバーチの霊訓②』
私から見れば―地上の年令で言えば私は大変な年寄りですが―あなた方の世界が必要としているのは神学という名の仰々しい抽象的な教義の寄集めではなくて、霊の力に動かされた古の賢聖によって説かれた宗教の根幹であるところの二、三の単純な心理、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―すなわち人類はお互いがお互いの一部である事、そして肌の色の違いの内側には全てを結び付ける共通の霊的な絆があるという事、これだけです。お互いの血管を同じ血液が流れている―つまり同じ霊が各自の本性に潜んでいるという事です。
『シルバーバーチの霊訓②』
宇宙の大霊が私たちを一つの家族にしたのです。子供である人間が互いに差別をつけ潜在する一体性に気づかず、かくして私どもが戻ってきて地上のいかなる組織・団体もそこに霊的実在の認識が無い限り真の進歩は得られない事を教えてあげなければならない事になるのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
四海同胞、協調、奉仕、寛容―こうした精神こそ人生の基本であり、これを基礎としない限り真の平和は有得ません。持てる者が持たざる者に分け与える事によって互いに奉仕し合い、睦み合い、援助し合う事―この単純な真理は繰返し繰返し強調しなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓②』
これを個人としての日常生活において、民族としての生活において、そして国家としての在り方において実践する者こそ人間としての本来の生き方をしている事になる―これだけは断言できます。【ここでその議員が公僕としての選ぶべき道を尋ねると―】
『シルバーバーチの霊訓②』
要求された事が正しいと思われればおやりになればよろしい。いけない事だと思われれば私が述べた事にはお構いなく、おやりにならない事です。ただし間口は広いものです。辿って行けばさらに大きなものへと導かれていく事でしょう。
先週のアタック前に霊聴で聴かせて頂いた「昼休みの~は~じ~ま~り~♪」のメロディがまだ脳内に残ってます。霊界の方々にとっては「アタック」イコール「昼休み」という事のようです。今週も行かせて頂きます、昼休み。山に行かなきゃ心がもちません。使命遂行にどうしても必要なんです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓②』
【この議員は開会頭初に「私は今にっちもさっちも行かない板ばさみの状態なのです」と述べて政治上の問題での決断を迫られている事を告白していた。そこでシルバーバーチはこう続けた―】人間は無言のうちに苦しみ、悲哀と苦痛も味わわねばなりません。
『シルバーバーチの霊訓②』
これは人類の永年の伴侶なのです。遠い遠い昔、どう見ても何一つ苦労はなかったであろうと思われる昔からです。あなたはそれに勇敢に対処して来られました。いつも正面から取組み“これでいいのだろうか”という単純素朴な問いかけを忘れませんでした。
『シルバーバーチの霊訓②』
そして正しいと信じたら、ためらう事なくその方向へ突き進まれました。そうした中で一つだけあなたの人生で最大の悲しい出来事がありましたが、それはここで触れるのは適当ではないでしょう。あなたがこの地上に生を享けたのは果たすべき宿命があるからです。
『シルバーバーチの霊訓②』
地上を去るまでに成就すべき事があるからです。あなたは実に大きな貢献をなす立場におられます。多くの恵まれない人々が光明を見出す―つまり理解力を身につける一助となり、より大きな自由を獲得させてくれる霊的エネルギーの存在に目覚めさせる仲立ちとなるれるからです。
『シルバーバーチの霊訓②』
その役目に徹する事です。そうすれば他の全ての事も自然にうまく行きます。あなたは何一つ心配なさる事はありません。あなたを包み導いてくれる愛が鉄壁の守りを固めており、あなた自身のわがままから間違った方向へ進まない限り、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―あなたほどの知識と理解力があれば決して道に迷われる事はないでしょう。いかがですか、自分を包み込む大きな愛の力を意識される事がありますか。【いつもかたじけなく思っております―】あなたは私どもの世界から大いなる愛を受けておられます。
『シルバーバーチの霊訓②』
かつて偉大なる奉仕の生活を送った霊で、私たちが“光り輝く存在”と呼んでいる人たちによって守られております。私が時折思う事は地上の人間―その中でもせめてこうした霊的知識を手にされた方々にその“光り輝く存在”を一目ご覧に入れてあげられたら、という事です。
僕が既に受取り済の「霊界行き帰幽チケット」は霊的知識普及の使命遂行という予想だにしない展開に突入した事で果てしなく「凍結」されてしまってます。何とか頑張ってある程度の成果が出せたら、今度こそ!チケットの凍結を解除して帰幽完了して頂きたいです。使命遂行頑張ります!帰幽カモン☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓②』
人間の進歩を我が事のように喜び、挫折を我が事のように嘆き悲しみながらも、人間の霊的進化とその豊かな実りの時期の到来を確信して日夜守護し支援しております。あなたもコツコツと良く頑張って来られました。いろいろと苦労されました。涙を流された事もありました。
『シルバーバーチの霊訓②』
悩み苦しまれた事もありました。全てに見放され誰からも顧みられず絶望の状態に置かれた時の魂の孤独がいかなるものであるかも知っておられます。また一方、滅多に味わう人のない高い魂の高揚も味わって来られました。絶望の底ものぞかれました。
『シルバーバーチの霊訓②』
魂というものは“ゲッセマネの園”を耐え忍ぶまでは“変容の丘”に登り着く事はできないのです。【そう述べてから、かつての労働党創設者の一人キア・ハーディからのメッセージをこう伝えた―】あなたの事をとても誇りに思っているとおっしゃっていますよ。
『シルバーバーチの霊訓②』
正しいと信じた大義―人間にとって物的にも精神的にも霊的にも最善と信じた事のためには絶対に世間におもねずに身を捧げる人全てを誇りに思っておられます。彼は物的水準を高めるためだけでなく霊性の発達を促し精神のもつ芸術性を培うために、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―人間の全ての願望を叶えさせてあげたいという一念に徹している人を尊敬しておられます。それがあなたの唱道しておられる福音でもあるとおっしゃっていますが、そうなのでしょうね。【そうありたいものと願っております―】
『シルバーバーチの霊訓②』
【この後シルバーバーチは司会者のハンネン・スワッハーに向ってこう語った―】今地上世界では物的身体を持つ人類としての基本的人権が次々と認められつつあります。しかし目に見える形にこそなっておりませんが霊的人間としての人権も徐々に認められつつあります。
『シルバーバーチの霊訓②』
今あなた方は画期的な新しい時代―ひとりでも多くの人間がより大きな自由を享受する新しい時代の夜明に立っておられます。
アタック帰還。日の出後の草原地帯にトンボちゃんがイパーイ☆指を出すと普通に止まって口パクパク目キョロキョロ☆顔、羽、体、足、じーっと見つめるとつくづく超微細な構造・意匠。これぞ万物を創造した“神”のデザインだと改めて納得したのでした。この地上は神の創造物であふれてますね♪(祈)
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『シルバーバーチの霊訓②』
死の境界を通過して私どもの霊の世界へ来られた方は、ある種のエネルギー、莫大なエネルギーを発揮するようになります。そのエネルギーが不幸に泣いている人々、物的生活の喜びを味わえずにいる人々のために役立ちたいと願う人々の活性剤となります。
『シルバーバーチの霊訓②』
人間はその本来の霊的属性を発揮しようとする行為が妨げられる事はありません。妨げとなるのは自分自身の貪欲であり強欲であり利己心です。それが霊の本来の権利であるところの自由を求めようとする怒涛のような魂のうねりを妨げるのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
が今や霊力の莫大な威力の援助を得て、その霊的本性が地上界において発揮されつつあります。それは物的分野、政治的分野、経済的分野といった人間が取り分け関心の強い分野でのみ発揮されつつあるのではありません。
『シルバーバーチの霊訓②』
その霊力の奔流の影響を受けて私どもスピリットの道具となる新しい人材が次々と輩出される事でしょう。こうした人たちの手によって悲しみの底に沈んでいる人が慰められ病人が癒されるだけでなく、いわゆる霊的啓示(インスピレーション)が大規模にもたらされる事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓②』
スピリチュアリズムに関心を向ける人が増え、この訓えこそが悩みの時に導きを、困難にあっては慰めを、取越苦労と煩わしさの中にあっては安らぎと確信を与えてくれるものである事を知る事でしょう。【そして次の言葉をもってその日の交霊会を閉じた―】
『シルバーバーチの霊訓②』
そういう次第ですから皆さんと共にほんの僅かな時だけでも精神の活動を止め周りに霊力の存在を意識し、より大きな仕事を成就せんとして私たちを援助し鼓舞して下さっている偉大なる存在を認識いたしましょう。そうした偉大なる存在にとって、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―神に仕える事は神の子のために働く事に他ならずしかもその多くが何処へ向うべきかも知らずにさ迷っているのです。願わくばあなた方と私たちとが一致協力して迷える人々を導き、苦難のさ中にある人々を勇気づけ、背負える荷物を重荷として感じないよう、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―物の観方を啓発してあげる事ができますように。そして又、私たちがなるほど神の使者である事を行為によって顕示し、神の一部としてその名に恥じない存在であらしめ給わん事を。
『シルバーバーチの霊訓②』
【別の日の交霊会に、さる大手の新聞社の編集長が招かれた。それが二度目だった。その編集長に対しシルバーバーチは終息したばかりの第二次世界大戦に言及して次のように述べた―】
『シルバーバーチの霊訓②』
恐ろしい戦争による苦悩と災禍と悲劇と窮乏、目を覆う流血と動乱が終っても今度はそれを体験してこちらへ来た犠牲者たちにそれと全く同じ精神的ならびに霊的騒乱が生じるものです。
『シルバーバーチの霊訓②』
そしてその激変のさ中で実は真理の光に照らして思考する事を知らない者によって幾世紀ものあいだ金科玉条とされてきた思想・信仰―宗教的打算からしか物を考えない者によって形作られ、いじくり回されて教説が全て粉砕する事にもなりました。
『シルバーバーチの霊訓②』
唯物主義の根幹が破壊され致命傷を負っております。最も、いかにも仰々しい教説を説きながらもその実、自己の打算によってのみ動き人類の福祉など眼中にない小さなグループがそこかしこに存在しております。
『シルバーバーチの霊訓②』
その中には唯物主義的体制―地上特有の機構―を牛耳り戦時の苦悩と圧迫の中で培ったところの、より明るく、より幸せで、より良い世界を実現していく可能性の発現を妨げんとする派も幾つか見受けられます。
『シルバーバーチの霊訓②』
しかし新しい世界、より良い世界―数知れぬ人間が霊的自由、精神的自由、そして身体的自由を見出すであろう世界の建設に携わる者は、同じ目的のために活躍している無数の死者(と、あなた方が呼んでおられる人たち)を呼び寄せます。
『シルバーバーチの霊訓②』
同時に遥か上層の世界から同じく人類の霊的覚醒のために心を砕き、地上生活から得られる生き甲斐と豊かさと美を存分に得させようと活躍している数多くの高級霊をも呼び寄せます。かくして人類の福祉のために働く人々は、予期した以上の成果を得る事になるのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
人類の福祉がかつて真の意味での成果を克ち得た事は一度もありません。いつも裏切られ、好機を奪われ、邪魔が入り、その神聖なる使命の達成を阻止されてきました。その使命とは人類の全てに一人の例外もなく宿されているところの神性を最大限に発揮させる事です。
『シルバーバーチの霊訓②』
少し大げさに響くかも知れませんが私の言わんとするところはお判りでしょう?【判ります。よく判ります―】本当に必要なのは単純で素朴な真理なのです。新しい大真理ではなく驚異的な啓示でもなく新しい神勅でもありません。
『シルバーバーチの霊訓②』
その素朴な真理はいつの時代、いかなる国においても必要性と理解力の程度に応じたものが授けられてきております。必ず霊格を具えた人物がいてその人たちを通じて霊力が地上に注がれ先見の明をもって人々を導き、癒し慰めてきました。これからもそうでありましょう。
『シルバーバーチの霊訓②』
それと同じ霊力があなた方の時代にさらに一段と強化されて注がれております。キリスト教で“聖霊”と呼ばれているスピリットの降下に伴って生じる各種の心霊現象を繰返し演出して、古くから説かれている同じ真理、すなわち生命に死は無い事、霊は不滅である事を説き、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―人間の霊性、その根源、宿命、存在の目的、宇宙の大霊とのつながり、隣人とのつながり、そしてそこから派生する驚異的な意味を力説しているのです。その霊力が今まさに奔流となって注がれ、そうした真理が改めて説かれております。
『シルバーバーチの霊訓②』
確かに古くから説かれてきた真理なのですが、地上人類は新しい進化の周期を迎えて、その古い真理を改めて必要としているのです。一宗一派に片寄った古い勿体ぶった因習的教義へはもはや何の敬意も払う必要はありません。権威に対して盲目的に従う必要はありません。
『シルバーバーチの霊訓②』
ドグマを崇拝する必要はもうなくなりました。そうした類のものは全て無力である事が証明され人間は成長せんとする精神と進化せんとする魂の欲求を満たしてくれるものを求めてまいりました。
『シルバーバーチの霊訓②』
こうした霊力の顕現に伴って必ず人生の純粋に物的な分野においてもより大きな覚醒が生まれ、同時に正義と同胞精神が世界の隅々にまで行き渡ってほしいとの願いが生じるのは、そのためなのです。それは一ヶ月や一年はおろか十年や百年でも達成されないでしょう。
『シルバーバーチの霊訓②』
しかし人類は自ら目覚め、真の自我を見出していかねばならないという宿命的法則があります。従って重責を担う立場の人、人類に道標を残して行くべき使命を担う者は、それを忠実にそして立派に果たすべき重大な任務がある事になります。
『シルバーバーチの霊訓②』
いつの日かあなたも、あなたご自身の“事務報告”を提出しなければならない時がまいります。あなただけではありません。全ての人間が自分自身の事務報告の提出を要請されます。
『シルバーバーチの霊訓②』
その際、あたら好機を逸した事に対する後悔を味わう事もありましょうし、為すべき事を成遂げたとの自覚に喜びを味わう事もありましょう。相変らず絶望感が支配し暗黒の多い地上世界にあっては、光明と真理のために闘う人々が不安や懸念を抱く事があってはなりません。
『シルバーバーチの霊訓②』
強力な霊力、宇宙最大のエネルギーがその献身的な仕事を通して守護し援助してくれているからです。正しい道を歩んでいる限り勝利はきっとあなたのものとなります。【この後その編集長の同僚で最近他界したばかりの霊からのメッセージを伝えてから―】
『シルバーバーチの霊訓②』
【再び本題に戻りこう語った―】私があなた方の世界での仕事を始めてから随分長い年月になります。あれやこれやと煩わしい問題が生じる事にもすっかり慣れました。そしてあなたのようなお仕事をしておられる方が来て下さり私が少しでもお役に立つ事も嬉しく思っております。
『シルバーバーチの霊訓②』
それが私を通じて霊の力が働いている事の証であるからこそ嬉しいのです。これまでの全体験によって私は、霊の力はその忠実な通路さえあればきっと事を成就していく事を学んでおります。
『シルバーバーチの霊訓②』
いかなる反抗勢力、敵対行為、中傷、迫害をもってしても悲しみに満ちた人々の魂の琴線に触れ、病める身体を治し、迷える人々に光明を見出す道を教え、人生に疲れた人々を元気づける事のできる献身的な通路がある限り、その仕事が挫折する事は決してありません。
『シルバーバーチの霊訓②』
本来ならこうした事は逸うの昔に教会という権威を担った人々によって成就されていなければならないところです。それが現実には成就されていません。というよりはその肝心なものが置き去りにされているのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
そして今や霊的にも物的にもその担い手は教会とは何の縁もない普通一般の人たちとなっております。もし教会関係の人々が自分たちの本来の存在意義を自覚すれば、もし自分たちの本質がその神性にある事を理解すれば、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―そしてもし自分の身の周りに存在する莫大な知識の宝庫、霊力、エネルギーを自覚すれば、それを活用して新しい世界をわけなく建設する事ができるところなのですが…しかもそれは是が非でも成就して頂かねばならないのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
なぜなら私たち霊界の実情を言わせて頂けば毎日毎日引きも切らずに地上から送込まれてくる不適応者、落伍者、放蕩者、社会のクズともいうべき人たち―要するに何の備えも用意も予備知識も持たなくて一から教えなければならない人間の群にはもううんざりしているのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
本当はこちらへ来てすぐからでも次の仕事に取掛かれるよう地上での準備をしておくべきなのですが現実にはまるで生傷の絶えない子供を扱うように看護し手当をしてやらねばならない者ばかりなのです。そういう次第であらゆる形での霊的知識の普及がぜひとも必要です。
『シルバーバーチの霊訓②』
人類が霊的事実を理解してくれないと困るのです。真理に導かれる者は決してしくじる事はありません。真理は理解力をもたらし、理解力は平和と愛をもたらし、心に愛を秘めた者には解決できない問題は何一つありません。
『シルバーバーチの霊訓②』
人類の指導者が直面するいかなる難題も霊的真理と霊的愛があればきっと消滅していくものです。私の見解に賛同してくれますか?【ええ、もちろんですとも―】その目的のためにあなたはあなたなりの方法で、私は私なりの方法で、―
『シルバーバーチの霊訓②』
―その他真理を幾らかでも普及できる立場にある人全てが、その人なりの方法で努力しなければなりません。そうする事が世界を、あるいは少なくとも自分の住む地域を豊かにする事になるのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
【この後編集長と交霊会の常連との間で、その他界したジャーナリストの人物評に花が咲いた。するとシルバーバーチがこう述べた―】皆さんは人間が他界して私たちの世界へ来ると、その人の評価の焦点が全く異なったところに置かれる事をご存知ないようですね。
『シルバーバーチの霊訓②』
皆さんはすぐに地上時代の地位、社会的立場、影響力、身分、肩書きといったものを考えますが、そうしたものはこちらでは何の意味もありません。そんなものが全て剥ぎ取られて素っ裸にされた後、身をまとってくれるのは地上で為した功績だけです。
『シルバーバーチの霊訓②』
しかしこの方は地上で本当に人類のために貢献されました。多くの人から愛されました。その愛こそが死後の救いとなり永遠の財産となっております。金銭は全て地上に置き去りにしなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓②』
地上的財産はもはや自分のものでなくなり、愛、情愛、無私の行為だけが永遠の財産となるのです。魂が携えて行くのはそれだけであり、それによって魂の存在価値が知れるのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
従って同胞からの愛と尊敬と情愛を受ければ、それが魂を大きくし進化を促す事になります。真の判断基準によって評価される界層においては、そうした要素が最も重要視されます。肝心なのはいかなる人間であるかであり、何を為してきたかです。
『シルバーバーチの霊訓②』
【このあと新聞とジャーナリストのあり方について長い議論があり、その中で編集長がシルバーバーチに尋ねた「他界したジャーナリストたちはその後も我々の事を心配してくれているでしょうか」―】心配しておられます。
『シルバーバーチの霊訓②』
【「でも資金の面についてではないでしょう」と言ってから他界したばかりの同僚はその生涯を捧げた新聞社の事を案じてくれているかどうか尋ねるとシルバーバーチは、まだ他界して間がないので地上の事をあれこれと案じているだろうけど―】
『シルバーバーチの霊訓②』
【そのうち霊界の事情に順応して行くでしょうと語って最後にこう締めくくった―】地上で学ぶべき事は人のために役立つという事、これにつきます。
『シルバーバーチの霊訓②』
それはさまざまな能力によって実践できます。光明を授ける事もそうですし、生活に彩りを添えてあげるのもそうですし、しょげかえっている人を元気づけてあげるのもそうですし、真理を見出す道案内をしてあげるのもそうです。人のために役立つ手段はいくらでもあります。

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