『シルバーバーチの霊訓』7巻 8章 大きくなったルースとポール

※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ジャーナリストであり作家でもあるP・ミラー氏の二人のお子さん、ルースとポールは、ごく自然な環境の中で両親から死後の存続を事実として教わっている。今はもう少年期に入っているが姉のルースが八歳、弟のポールが六歳の幼少期から(六年間)―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【毎年のようにクリスマスが近づくと交霊会に招かれてシルバーバーチとお話をしている。従ってシルバーバーチとはまるで家族のような親しい間柄となっている。二人が出席する時は大抵幾つかの質問を用意しているが、その質問内容は―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【“子供らしさ”あるいは“少年らしさ”を尊重して両親をはじめとしてサークルの大人のメンバーの誰からも干渉されていない。交霊会そのものも大人のメンバーは出席する事は許されても口出しは許されない。言わば“子供のための交霊会”なのである。―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【(訳者注―口出しは許されないとは言っても大人にとっても大切な問題になると補足的な質問をしている。なおこのルースとポールの幼少時代の交霊会の様子は日本語版シリーズ第五巻で「二人の幼児と語る」と題して紹介されている。)―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【(それから六年たっている。原書では本章は冒頭に子供時代の宗教教育の大切さについてのシルバーバーチの講話が載っているが、これは第四巻で「宗教の本質と子供の宗教教育のあり方」と題して紹介されているので本章ではカットした)―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【当日の交霊会の様子については父親のミラー氏の記事があるので、それをそのまま紹介するのが一番良いように思われる。次がその全文である―】【ハンネン・スワッハー交霊会の支配霊であるシルバーバーチのそばに二人の少年が立っていた。―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【そして二人が代るがわるクリスマスタイム(十二月二四日~一月六日)の暫しの別れの挨拶をするとシルバーバーチはまず姉のルースに「上品さとたくましさ、愛と叡智を身につけるようにね」と言い、続いてポールに「たくましくなりなさい。」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「そして自分の背後には霊の力が控えているのだという確信を忘れないようにね」と言い、最後に二人に「私はいつでも私の存在の全てをかけ、愛と心と霊の力を傾けてお二人のために尽しますよ」と述べた。―】
悪魔は人間が発明したものであり、存在しません。良い事は神のもので悪い事は悪魔のもの、ではなく良い事も悪い事も神のものなんです。悲哀、苦悩、試練が降ってきてもそれは罰ではなく神から与えられたものなんです。それを乗越えてこそ霊界で素敵な境涯に辿り着く資格を得る事ができるのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【確かに“そう述べた”のであるが、こうして活字にしてしまうと二人の子供が質問しシルバーバーチが答えるという形で、年一回、六年間も続けられてきた三人の間の情愛の温かさは、その片鱗すら伝えられない。―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【一時間二十分、二人は真剣そのもので質問し自分の意見を述べた。若いとはいえ、はやスピリチュアリズムの真理が二人の生活の一部となり切っているようだ。二人は質問すべき問題を二人だけで話し合って決め、大人のサゼスチョンを一切断った。その問答が始まった―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【“死に方”は死後にどう影響するか】【ルース「人間が死ぬ時の“死に方”というのが霊界へ行ってから影響するのかどうかが知りたいのです。つまり自然な死に方の方が霊界へ行きやすいのかという事です」―】もちろんです。大きな違いがあります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
もし地上のみんなが正しい知識をもち自然な生き方をすれば―もしもですよ―そうすれば死に方があっさりしていて、少しも苦痛を伴わなくなります。そしてまた死後の霊の身体を調節する必要もないでしょう。ところが残念な事に実際はそんなにうまい具合に行っておりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
地上を去って霊界へ来る人の殆どが自分がこれからどうなるのか、自分というのは一体どのように出来あがっているのか、霊的な実在とはどんなものなのかについて恐ろしいほど無知なのです。その上、地上で十分な成長をしないうちに霊界へ来る人がそれはそれは多いのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そういう人は、私がたびたび言っておりますように、熟さないうちにもぎ取られた果実のようなものです。ルースちゃんも知っているように、そんなくだものはおいしくありませんね。果実は熟せば自然に落ちるものなのです。霊が十分に成長すると自然に肉体から離れるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
今私の世界へ“渋い”くだものや“酸っぱい”くだものが続々とやってきております。そのため、そういう人たちをこちらで面倒を見たり、監視したり、手当をしたり、看護したりして霊界に適応させてあげないといけないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
みんながちゃんとした知識をもってくれれば、私のように地上の人間の面倒を見ている者はとても手間が省けて有難いのですけどね。ルースちゃんの言う通り、、死に方によって大変な違いが生じます。以上のような答でいいですか。【ルース「ええ、とてもよく分りました」―】
現在抜粋中のルースちゃんとポール君のように幼少の頃から正しい霊的知識に触れられる環境が整う時代が早く来ると良いですね。その時は「母と子の心霊教室」や「スピリチュアル・ストーリーズ」のような書籍が当り前のように子供たちに提供され、親子で読みながら霊的知識の理解を深められるはず(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
(訳者注―ルースが“死に方”と言った時多分自然死でない死に方、即ち事故死、病死、戦死、自殺といったものが念頭にあったはずでシルバーバーチも一応その事を念頭においていた事は“霊の身体を調節する必要もないでしょう”という言葉から窺われるが、―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(―もう少し具体的な事を述べて欲しいところである。そこで最近入手したスカルソープという人のいわゆる“体外離脱体験”の書物から霊界の病院を訪れた時の模様を紹介しておく―)霊界の妻との関係と思われるが私は妻の勤める霊界の病院へたびたび連れて行かれる。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
病院と言っても地上から霊界入りしたばかりの人を解放する施設である。ある時その施設を妻の案内で見学したのであるが、そこは若い女性ばかりの患者を介抱する施設だった。そこの“食堂”へ行ってみるとちょうど“食事中”で私も妙な食欲を覚えた。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
テーブルの間を通り抜けながら患者のオーラとコンタクトしてみたが、死因となった事故のショックや恐怖、病床での苦しみや不安の念が根強く残っていた。中には地上の病院での消毒液の臭いが漂っている者もいた。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
事故死した者の腕や首や顔の傷当ての赤い絆創膏の跡がうっすら残っている人もいた。精神に焼きついた映像がまだ消えていないのである。しかしホール全体に穏やかな雰囲気が漂っていて一人として病人くささは見せていない。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
これは高級界から間断なく送られてくる生命力のせいで、こうした特殊な患者にはそれが必要なのである。
「ペットは死後も生きている」この書籍で是非「肉食」という食習慣について考えて頂きたいのです。食肉用に屠殺された動物たちの霊界での様子を知って頂きたいのです。僕たちの肉体は肉を食べなくても植物食のみで全然健康に生きて行けるのです。僕が生き証人です。野菜中心食でメチャ元気です☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【霊的(スピリチュアル)と心霊的(サイキック)の違い】【ポール「インディアンには儀式のようなものをして雨を降らせる事が出来る人がいましたが、それには霊界の人はどのように関係しているのですか。何か関係があるのですか」―】関係ありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
心霊的法則と霊的法則は少し違うのです。全く同じではないのです。どちらにでも言い変える事が出来ると思っている人がいますが同じものではありません。さて、かつてインディアンという民族は地上の物的現象に関係した心霊的法則についてよく知っておりました。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
純粋に物的な現象です。そして腕のいい熟練したまじない師は儀式によってその心霊的要素を引寄せる能力を具えていたのです。実はこれは簡単に説明するのが難しい質問なのです。とにかく霊界とは何のつながりもないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
地上の物的な現象と関係した心霊的法則とのつながりの方が大きいのです。こんな説明ではポール君にはよく分らないでしょうね。【ポール「いえ分ります。ただその心霊的法則と言うのはどんなものですか」―】やっぱりそこまで話さないといけませんかね。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ここで交霊会の終りが近づくまでは大人は口出しをしてはいけないというルールを破ってメンバーの一人が「それはサイコメトリのようなものでしょうか。あれは必ずしも霊的法則と関係ないと思うのですが…」―】例ならばいくらでもあげられるのですが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―この二人の子供に一番良く理解してもらえるものを考えているところです。例えば霊視能力者の場合を例に挙げてみましょう。霊視がきくと言われている人でも霊界のものは何も見えない人がたくさんいます。(日本語ではこれを透視能力という―訳者)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
この場合は心霊的な能力の一部にすぎません。ですから心霊的法則の支配をうけ心霊的な能力で見るだけで、その背後に霊界の人間とのつながりはありません。他界した人の姿も見えません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
肉眼に見えない遠くの情景を見る事は出来ます。予知も出来ます。未来を覗いたり過去の出来事を当てる事も出来ます。ですがそうした事が霊界と全くつながっていないのです。生れながらに具わっている純粋に心霊的な能力なのです。これで分りますか。
霊的知識の抜粋をご覧の方々、感謝です。僕の事はどうでもいいので本を手にしましょう。地上生活中に僕たちが学ばなければいけない大切な事があるからです。霊関連書籍はたくさんありますが、まずはシルバーバーチからスタートするのが一番いいと思います。どんな物よりも大切な知識を得ましょう(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【二人の子供に代って母親が「私はそういう事があるとは思ってもみませんでした。霊界とのかかわりなしに証拠を言い当てたり物事を見抜いたりする事ができるとは知りませんでした」―】でも事実そうなのです。この地上界の範囲だけの心霊的能力というのがあるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
現に多くの人がそれを使用しております。五感の延長なのです。霊の世界とは何の関係もありません。物的法則と繋がった心霊的法則ないし心霊的要素の範囲内の現象です。易占い―本物の場合ですが―あるいは本物の水晶占いで霊的な働きかけなしに見たり聞いたりできるように―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―心霊的能力を駆使できるまじない師は、ある種の儀式によって物的法則の背後にある力をその心霊能力と調和させて雨を降らせる事が出来たのです。私にできる説明はこんなところですが…【実に良く分かりました。面白いテーマだと思います―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【私も、そうした能力がどの程度まで延ばせるのだろうかという事に関心がありましたので…】その可能性は大変なものです。インドにはヨガの修行者ですごいのがいます。それでも霊界とは何のつながりもありません。彼らが霊の姿を見たら、たまげる事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【霊を見たらその容姿を述べるのではないかと思いますが…】その時は既に波長の次元が違います。霊媒現象というのは霊的なものと心霊的なものとの組合せです。その融合作用で霊的通信が行われるのです。霊界と交信する能力は霊媒のもつ心霊能力だけで行うのではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
支配霊ないし指導霊との協力によって行われるのです。【ポール「すみません、ぼくは頭が悪いものですからサイキックとスピリチュアルとはどこが違うのか、まだよく分りません。今までは一緒だと思っていました」―】似てはいますが、全く一緒ではないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
心霊的能力の全てが開発されても、それが高級霊の指導を受けてスピリチュアルな目的のために使用されるようになるまでは、それは霊的能力とは言えないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
ポール君は物的身体の他に霊的身体も具えています。その身体には生まれつきあらゆる心霊能力が潜在していますが、それが開発され、しかも霊界の力と融合した時はじめてスピリチュアルと言えるものになるのです。
僕たちが聖書と呼んでいるものは原典のコピーのコピーのコピーです。さらに当時の人間があれこれ書き込んだ本物と偽物の混ぜ物です。原典はあのバチカン宮殿にしまわれて一度も外に出された事はありません。真理と神話の混ぜ物よりシルバーバーチを始めとした霊関連書籍で正しい知識を得ましょう(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【死後の界層の違いは何で決まるか】【ポール「死後の世界のレベルについて教えて下さい。シルバーバーチさんはよくその違いについて話しておられますが、どういう違いがあるのですか」―】成長の度合が違うのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかしその違いは地上のようにものさしで計れるものとは違います。もし私がポール君に愚かな人と賢い人、あるいは欲張りと聖人との違いを寸法で計りなさいと言っても、そんな事はできませんね?しかしそれぞれの界に住む霊の成長には大きな差があるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
こちらでは魂の成長に応じた界、つまりその人の知性と道徳性と霊性の程度にちょうどよく調和する界に住むようになります。界の違いはそこに住む人の魂の程度の違いだけで、霊性が高ければ高いほど、善性が強ければ強いほど、親切心が多ければ多いほど、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―慈愛が深ければ深いほど、利己心が少なければ少ないほど、それだけ高いレベルの界に住む事になります。地上はその点が違います。物質界という同じレベルで生活しているからといって、みんな精神的に、あるいは霊的に、同じレベルの人たちばかりとは限りません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
身体は同じレベルのもので出来ていますが、その身体つまり物質でできた肉体が無くなれば、魂のレベルに似合ったレベルの界へ行く事になります。【ポール「はい、よく分りました。もう少し聞きたい事があります。この地球はそういう界の一つですか」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「それとも特別なものですか」―】いいえ、地上世界も霊的な世界の一部です。なぜかというと霊の住む世界は全部が重なり合っているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
宇宙に存在する生活の場の全てが互いに重なり合い融合し合っており、霊界とか幽界とか物質界というのは一つの宇宙的生活の違った側面をそう呼んでいるだけです。ポール君は今物質界にいますが、同時に幽界にもつながっているのです。
現在僕が撃ってる霊関連書籍の抜粋をRTして下さってる方が数名いらっしゃいます。ここに最大級の感謝の念を捧げます。僕一人では限界があります。皆さんのご協力(RT)によって僕たちが地上生活中に知らねばならない霊的知識が広まるといいですね。小さな一歩でも続ける事で大きくなります(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【知識には責任が伴う】【ルース「あたしは(この交霊会での質問の準備をしている時に)シルバーバーチさんはあたしたちより遥かに多くの事を―あたしたちが夢にも思わないような事を知っているのだから」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「あたしたちの方から質問しなくてもちゃんとお話して下さるだろうと思ったりしました」―】ええ、お話しますよ。でも、だから何の質問もしなくていいという事になるのですか。【ルース「なりません。あたしが知りたいのは」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「子供の頃からスピリチュアリストとして育てられて、あたしたち二人は得をしているかどうかという事です」―】自分ではどう思ってますか。【ルース「分りません。だってあたしは霊の世界に住んでないでしょ?だからどんな得をするか自分では分りません」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【母親「この子はスピリチュアリズムを知らない生活というのを体験していないものですから比較ができないのです。その点シルバーバーチさんは両方がご覧になれます」―】私は目を閉じていても見る事ができます。私が“自分ではどう思ってますか”と聞いたのは―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―ルースちゃんのお友だちには死んでからの事を知らない人がたくさんいるからです。そういうお友だちはルースちゃんとくらべて得だと思いますか損だと思いますか。【ルース「霊の世界へ行く時に何の準備もできていないという点では損だと思います」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「その知識も体験もないからです。でもそれ以外の事はよく分りません。すみません」―】【ポール「今ルースが最初に言った事はその通りだと思います。でもそれ以外の事では損も得もないと思います。死ねばどうなるかが分っているのは得だけど」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「それ以外では別に変りはないと思います」―】答は簡単なのですよ。知識は全て得になるという事です。ところが残念な事に、そうとばかりも言えない事態が生じるのです。知識は確かに喜びと幸せと落着きをもたらしてくれますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
今度はそれをどう活かすかという責任ももたらすのです。知識は無知から生じる愚かな心配を取除いてくれます。そして真理を知らずにいる人をみて気の毒だと思うようになります。真理を知らなかったために罪を犯す人はもちろんそれなりの償いをさせられますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―真理を知っていながら罪を犯す人はもっと大きな償いをさせられます。より多くを知っているという事が罪を大きくするのです。ポール君は真理を知っているだけ得です。しかしこれからどういう行いをするかが問題です。
シルバーバーチ霊が「使命」について語ってる部分を抜粋する時、まさに今の僕に向けての言葉だと感じ、最高に重責を覚えます(滝汗)僕は自ら買って出た口ではないのです。しょぼい画家だったのに今はもう絵を1ミリも描いてなくて、導きに従ってテキスト撃ちまくるなんて事になっちゃったんです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【魂の成長には試練と経験が大切】【メンバーの一人「それだけはあなたもどうしようもない事なのですね」―】私がその摂理を変える訳にはいかないのです。私はただ摂理はこうなってますよとお教えするだけです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
これまで私は何度か皆さんが困った事態に陥っているのを見て、その運命を何とか肩代りしてあげたい、降りかかる人生の雪と雨と寒さから守ってあげたいと思った事があります。しかしそれは許されない事なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
なぜならそうした人生の酷しい体験をさせている同じ力が、人生に光と温もりをもたらしてくれるからです。一方なくして他方は存在しないのです。試練と体験を通してこそ霊は成長するのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ルース「シルバーバーチさんにもそれが許されないのはいい事だと思います。困った事があるたびにシルバーバーチさんが助けてくれたら、いつも誰かに頼らないといけない人間になってしまうからです」―】【ポール「人生の目的がなくなってしまいます」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そうです。でもね、私にとってそれは辛い事なのですよ。そのうちお二人も本当の意味で“愛する”という事がどういう事なのか、愛する人が苦しんでいるのに何もしてあげられないという事がどんなに辛い事かが判る日が来ます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこで先ほど述べた事にもう一つ付加えたい事があります。これはルースちゃん、あなたにお聞かせしたい事です。(スピリチュアリズムを知った事によって生じる)一番大きな違いは、自分が一人ぽっちでいる事が絶対にないという事を知った事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
いつどこにいても霊の世界からの愛と友情と親愛の念を受けているという事です。最善を尽している時には必ず霊界からの導きの力が加わっている事、あなたのもっているものから最善のものを引出し、あなたの人生から最善のものを学び取ってくれるようにと願っている、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―友愛と親切心と協力精神に満ちた霊の存在が周りにいてくれるという事です。この事がスピリチュアリズムがもたらしてくれる一番有難い事です。この事を知っただけルースちゃんは、それを知らない人より幸せだという事になります。
後白河天皇が僕に協力して下さってる理由の一つは、政治的方向に霊的影響力を行使したいというお考えもあるのかも知れません。僕という小さなチャンネルを介してそういう関係の方々に強烈にインスピレーションを送られてるのかも知れません。政治関係の方々で感応する方がおられると良いですね(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【男性の役割と女性の役割】【ポール「これまでの人類はずっと男性が女性を支配してきたように思えるのですが、なぜですか。原因は何ですか」―】原因は女性があまりに物事を知らなさすぎたからです。【ポール「それを改める事ができるでしょうか」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
改める必要はありません。これまでも実際は女性の方が男性をリードしてきているからです。【メンバーの一人「あなたはこれまでそういう捉え方はなさらなかったように思いますが…」―】ええ。でもこれにはそれなりの根拠があるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
男性が狩りに出ていた時代の名残です。つまり男性が家屋を建て食糧を取りに出かけねばならない時代においては男性が絶対的な支配力をもち、お腹を空かして疲れた身体で帰ってきた時に女性が優しく迎えて介抱し、食事を用意してあげていました。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
男性が行動的で女性が受動的だったために何かにつけて男性に有利な習慣ができていきました。しかし今それが変化しはじめ、どちらが上でもどちらが下でもない、お互いが補い合うようになっているという認識が行き亘りつつあります。【ポール「よく分りました」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【愛は霊にとって酸素のようなもの】お二人とはずいぶん永いお付合いですね。二本の小さな苗木が真直ぐに育っていく様子を見てまいりました。そしてお二人が絶え間なく増えていく知識と理解力の中で生きておられるのを見て嬉しく思っております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
まだまだ知らねばならない事がたくさんあります。でも少なくともお二人は霊的な真理に守られて地上生活に立向かっており、その目的を理解し、何をしていても誠意さえあれば決して挫ける事はない事を知っておられます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私はいつも身近にいて私に出来る限りの援助をいたしましょう。今日はルースちゃんとポール君の二人が来てくれて私は本当に嬉しく思っております。私がいつも身近にいる事を知って頂くいい機会になるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私は決して遠くにいるのではありません。お二人がお家にいる時も、学校にいる時も、遊んでいる時も、すぐそばにいる事があります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
おかしくて笑い出すような光景を見る事もあります。ですが地上生活から学び取る事もたくさんあります。私はまだまだ学ぶ事が終った訳ではありません。西洋人の生き方や習慣には興味をひかれる事がいろいろとあるからです。
僕は自分に出来る限りタネを蒔きまくってます。絵をガマンして。僕にできるのはここまで、あとは皆さんの自己責任、タネを受取るも受取らないも、霊的知識に目が開くも開かないも、全て個人の自由意志です。一人でも多くの方が僕のタネをキッカケに大切な事に気づくキッカケを得て頂きたいです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【母親「私たちは暖炉に火をくべながら、よくシルバーバーチさんの事を思い出すのですよ。暖炉を囲んでシルバーバーチさんは暖炉や炉火はお好きだろうかね、などと語り合うんですよ」―】私はいつも私へ愛情を覚えて下さる方々の愛念によって心を温めております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私にとっては地上で窒息しないために吸入できる唯一の酸素は“愛”なのです。地上へ降りて来るためにお預けにされる喜びを補ってくれる最大の慰めは皆さんからの愛なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私の本来の住処である高級界の霊的生活の荘厳を極めた美しさを一度体験されたら、一度でもその世界の恩寵を欲しいままにできる生活を体験されたら、悪意と敵意、憎しみと闘争、流血と悲劇に満ちたこの冷たく陰鬱な地上生活はもうニ度とご免こうむりたいと思われるはずです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そんな世界に身を置いている私にとって、皆さん方の真理普及の行為によって魂が目覚めた人々の心に灯された愛念が何よりの慰めとなっております。地上世界での仕事は困難を極めます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
冷え切った心、歪んだ心の持ち主、私たちからの叡智や指導はおろか自らの愛すら感じなくなっている人々が大勢います。そうした中にあって親近感や同情心、僚友精神や同志的友情がいかに大きな元気づけとなるものであるか、ご存知でしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
皆さんが想像される以上に私にとって力となっております。さらに多くの人々へ手を差しのべていくための糧を供給して下さっている事になるのです。ならば道を見失い、同情の言葉に飢え、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―導きと慰めと希望の言葉を求めてその日暮しの生活に明け暮れている気の毒な人たちの事に常に思いを馳せようではありませんか。そういう方たちは皆この世に自分一人だけが取残されたような悲哀の中で生きているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そういう人たちこそ私たちが霊力の行使範囲に導くために何とかしてあげなくてはならないのです。物憂い悲嘆の生活を一変させ希望の光と真理の感触とを生活の中にもたらしてあげる事ができるのです。
霊能者、霊覚者は苦しみにおいてほぼ同じ人生を辿る、シルバーバーチ霊が書籍の中で何度も言ってます。そして僕も“撃って出た”事によって例外なくそのパターンに突入した訳です。こういう苦しい状況になると知りつつ覚悟の上で撃って出たのです。そして実際大いに苦しみを味わいました(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
ご承知の通り私はこれから暫しの間地上を去ります。後ろ髪を引かれる思いがいたしますが時には高き世界からのエネルギーを再充電し、同じ使命に携わる同輩と協議し失敗箇所と成功、予定通り進行している部分とそうでない部分について指示を仰ぐ事がどうしても必要なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その時私は皆さんからの愛を携えて行き、私からの愛を皆さんにお預けしてまいります。再び戻ってくる日を心待ちにいたしております。それでは最後に皆さんと共に宇宙の最高のエネルギー、私たちがその一部を構成しているところの神のエネルギーに波長を合わせましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そのエネルギー、神の御力、大霊の息吹の恩寵を改めて意識いたしましょう。その最高の力を受けるに相応しい存在であるように努力いたしましょう。託された信頼を裏切る事のないように努力いたしましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
高貴な目的の為の道具として恥ずかしくない生き方、考え方、物の言い方を心掛けましょう。そして、いかなる事態に遭っても、その神聖なる使命を傷つける事のないようにいたしましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
双肩に担わされた使命を堂々と遂行いたしましょう。これから降りかかるいかなる受難にも、人のために己を役立てたいと望む者は常に限りない愛を秘めた大霊と一体であるとの信念を燃やして、不撓不屈の決意をもって立向かいましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【続いて翌年のクリスマスにもルースとポールの二人が招かれている。シルバーバーチによれば二人の存在も計画の中に組込まれており、二人を通してそれなくしては得られない掛けがえのない力を得ているという事である―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【このたびの交霊会はクリスマスとはどういう意味があるのかという話題から始まった。というのは、その頃ポールの学校でクリスマスについてのお話があり、ポールはその意味がよく分らなくて家に帰ってから両親に説明を求めたばかりだったのである―】
皆さん、何よりも大切な霊的知識を得ましょう。因果律の働きを理解しましょう。こういう地上生活を送ったら霊界に行ってこういう状況になる、という事を得心していれば…自分勝手・無責任な生活を送っていると下層界へ落ちて悲惨な状況になると知っていれば、絶対に日常生活を律するはずなんです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【そのいきさつを聞いたシルバーバーチがこう述べた―】その問題に入るに先だって知っておいて頂かねばならない事があります。というのは永い間地上人類を悩ませてきた“つまらない”問題から先に片付けておく必要があるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
ポール君は神についてどういう点がよく分らないのでしょうか。【ポール「これまでいろんな人が神についていろんな説き方をしているみたいです。それぞれみんな違っており“これだ”と得心のいくものが一つもないのです」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【“神”の思想の進歩】その通りなのです。忘れてならないのは人間は常に成長しており精神の地平線が絶え間なく広がっているという事です。言いかえれば境界線が取除かれていきつつあるという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
知識が進歩すれば宇宙そのものと、その宇宙に存在するものについてより大きな理解力がもたらされます。太古においては人間は環境について殆ど知識がなく、自然現象については全く理解していなかったため、何もかも神さまの仕業にしておりました。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その神さまについても人間を大きくしたような存在としてしか想像できませんでした。そこに犠牲(いけにえ)の思想の原点があります。雷が鳴り稲光がすると神さまが怒っておられるのだと思い、その怒りを鎮めるためにいろんなお供えをするようになったのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そうした野蛮な小さい考えも次第に大きく成長し、人間は無知の暗闇から脱し、迷信の霧を突き抜け、知識の夜明を迎えて、宇宙の根源はどうやら人間の想像を超えたものらしいという事に気づきはじめました。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかしだからといって古い概念がそう簡単に消えた訳ではありません。何か凄く大きな人間の男性のような姿をした神さまが宇宙をこしらえたのだという概念が、何十世紀も経った今もなお存在しています。
悩んでる方、苦しんでる方、シルバーバーチをはじめとした霊関連書籍をぜひ手に取って見て下さい。悩み苦しみの根本原因が分ります。僕たち人間の存在位置ならびに存在理由、そして地上に降下した意味が分ります。そして僕たち地上人類が地上で為さねばならない大切な霊的事実が分ります(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
さて私たちはさらに一歩進めて、宇宙を創造しそして支配しているものは男性神でも女性神でもなく、とにかく形ある存在ではないと説いているのです。人間的な存在ではないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
宇宙は法則によって支配されており、その法則は規模においても適用性においても無限なのです。それは無限の愛と叡智から生まれたものであり、従って完璧であり過ったり失敗したりする事が絶対にないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私は生命とは霊の事であり、霊とは生命の事であり、初めもなく終りもないと説いております。霊を物質の中に閉じ込めてしまう事はできません。物質というのは霊のいたってお粗末な表現でしかありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
物質界に生きる人間は視覚と聴覚と触覚と嗅覚と味覚の五つの感覚でしか物事を判断する事が出来ませんから、その五感を超えた生命の本質を理解する事はまず無理なのです。そうした限界の中で生きている限り、その限界の向こう側にあるものが理解できる訳がありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこで次のような結論となります。すなわち宇宙は自然法則によって表現されている事、その法則の背後にある叡智は完全である事、しかし人間は不完全であるためにその完全さを理解する事ができないという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人間が個体性を具えた限りある存在である以上、個体性のない無限の存在を理解する事はできないのです。これはとても難しい問題ですが、少しでも理解の手助けになればと思って申上げてみました。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人類の全てが―地球という一個の天体上だけではありません。数え切れないほどの天体上の人間的存在全てがそうなのですが―私のいう大霊、皆さんのいう神の一部を構成しているのです。大霊とは全宇宙の霊の総合体だからです。これなら分るでしょう?
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ルース「人間は進歩するほど神について複雑な考え方をするようになり、複雑になるほど真実から遠ざかっていくのではないでしょうか」―】
「現代の日本に於けるスピリチュアリズムの第一人者、近藤千雄先生の著書・訳書の一覧です」というサイトもあります☆ http://www.paperbirch.com/books/kondo.html 僕はここに紹介されている書籍をほぼ9割読破しました☆これらの書籍は人類の宝なのです☆超超超超超オススメです☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【本当の進歩とは】本当の意味での進歩であればそういう事にはなりません。実は“脳”ばかり発達して“精神”や“霊”の発達が伴っていない事があるのです。すると頭のいい人が多くなりますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―頭がいいという事は必ずしも偉大な魂、あるいは偉大な精神の持ち主という事にはならないのです。それは脳という物質のみに限られた発達なのです。そういう発達をした人の中には複雑なものほど立派であるかに思っている人がいる事は確かですが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―本当の発達、精神と魂の発達を伴ったものであれば霊的な事についてもより深く理解するようになります。正しい発達とは精神的ならびに霊的な発達の事を言うのです。そういう発達をしている人は古い間違った概念を捨ててますます真理に近づいてまいります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
いつも忘れずにいて欲しいのは無限の存在である大霊の全てを限りある言語で説明する事は不可能だという事です。大きいものを小さいものの中に入れる事はできません。これは当り前の事です。分ってもらえたかな?さて他にどんな質問がありますか。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【人類の最大の発見は?】【ルース「人類による最大の発見は何だと思われますか」―】これは難しい質問ですよ。“最大”という言葉の意味がいろいろあるからです。どういう意味での最大か、物的、精神的、霊的なのか、それを前もって考えてから質問すべきですね。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私の考えでは人類による最大の発見は人間が動物とは違う事(霊長類である事)を知った事、自我意識というものがある事を知った事、霊性を自覚した事、お粗末とはいえ身のまわりの現象について知る能力がある事を知った事です。それが他の全ての発見へとつながったからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
今“霊性を自覚した事”と言いましたがその意味は人間が肉体以上の存在である事、物質を超えた存在である事、やがて朽ち果て土に帰っていく物質的容器とは違う存在である事を知ったという事です。私はこれが何よりも大きな発見であると思います。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
が、ルースちゃんの質問が“私にとっての”最大の発見は何かという意味であれば話はまた違ってきます。【シルバーバーチ最大の発見】【ポール「それを聞きたいです。ぜひ話してください」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私にとっての最大の発見は地上の多くの人たちが善意と情愛と僚友意識と、そして愛までもこんなに沢山もっておられる事を知った事です。また訴え方が正しければその愛を本性から呼び覚ます事ができるという事、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―最高の波長にさえ反応してくれるという事、気高い品行を志し、気高い思念を持つ事ができるという事、自己の利益や打算を超えた、より大きなものに心を動かされるという事、理想主義、愛他精神、奉仕的精神にも共鳴してくれるものである事を知った事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
この冷たくて鬱陶しい、およそ魅力のない陰鬱な地上での仕事に打込んで来たこれまでの永い年月を振返って見て、私は一度もお目にかかった事のない人でありながら、私の訓えで救われたという気持から、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―感謝の愛念を送ってくださる方々が増える事によって、地上にこうまで温かみがもたらされるものかと、驚きの念を禁じえません。それほど多くの愛を頂戴する事になろうとは予想もしませんでした。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私にとってはそれこそが感謝の源泉であり、それが私をさらに鼓舞し、同時に勿体無い事だという気持にもさせられます。なぜなら私はそれに値するほどの事はしていないという自覚があるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ルースとポールにとって、この答はさすがに意外だったようである。子供心に、もっと楽しい話を予想していたのであろう。が、二人はかえって興味をそそられ、さらに質問する―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【物質文化の発達が利己主義を生んだ】【ポール「シルバーバーチさんが地上へ降りて来られてから地上にはどんな変化があり、霊界ではどんな変化がありましたか」―】大ざっぱに言えば地上における変化は“文明化”といわれる過程でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人類は物質的な面で大きく飛躍しました。大自然の仕組みについて多くの発見をしました。山頂を征服し海底を探査するようになりました。大陸と大洋を横断するようになりました。物質的な面では非常に高度なものを成就しました。驚異的な発達ぶりであったと言えましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし同じ発達が精神面と霊的な面に観られないのです。人類は物質と精神と魂のうちの物質面だけが異常に成長してしまいました。他の二つの側面がそれについて行っていないのです。それが利己主義という地上で最も厄介な罪を生む事になったのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
さてこうした事実から学ぶべき教訓があります。それは物質面での発達を全面的ではなくてもいいから霊的ならびに精神的側面にもある程度反映するようにならない限り、人類は自らの存在の産物、自らの創造の成果を平和的生活の中で味わえるようにはならないという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そうならない限り地上には混沌と無秩序と不協和音が絶えないという事です。良い事をしようという意欲を起こさせ協調と奉仕の仕事へ鼓舞するのは精神と霊の発達なのです。精神と霊の発達は利己主義を滅ぼし代って霊的教訓をもたらします。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
精神と霊に宿された才能を開発し、その上で物質的文明の産物を自分一人のためでなく他の全ての人たちのために活用するようになれば、いわゆる地上天国が実現されます。地上世界の全ての人間が自分より不幸な人のために役立てる何らかの才能を具えているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
さてその間に霊界ではどんな変化があったかというご質問ですが、これは地上世界の事より遥かにお答えしにくい問題です。簡単に言ってしまえば地上とのコミュニケーションの橋をかける仕事がかつてなく組織的となり、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―二度と地上世界がチャンネル(霊媒・霊能者)の不足から霊界と絶縁状態となる事のないよう入念な計画が工夫されそして実行に移されているという事です。これ以上の説明は難しいです。(訳者注―シルバーバーチの念頭には多分、―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(―オーエンの『ベールの彼方の生活』第四巻で叙述されているように天界の大軍がキリストを中心として組織されてゆっくりと降下し、それが今日スピリチュアリズムという名のもとでの霊的浄化運動となっている事があったのだろう)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【メンバーの一人「霊界においてそうした大きな仕事が成就されコミュニケーションのための回線が敷設され、計画が順調に推進されている事を知って私たちも嬉しく思います。これには秀れた霊媒が要請される事になりますが今それが非常に不足しております」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
道具はそのうち揃います。霊力が多くのチャンネルを通じて恩恵をもたらすようになります。どんどん増えていきます。これまでの成果を見てこの程度のものと思ってはなりません。決してこの程度で終るものではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
昨日よりは今日、今日よりは明日と、ますます大きな事が成就されていきます。それが進歩というものです。我々も進歩していくのです。“我々の後は誰が引継いでくれるのだろう”そう心配なさる方が必ずいるものですが、あなた方の仕事が終れば変って別の人が用意されます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
かくして霊力が今日以上に地上へ流れ込み続けます。それは誰にも阻止できません。【ルース「今はスピリチュアリズムという形で霊界と地上界との間にコミュニケーションが開かれておりますが、それ以前にも大きなコミュニケーションの時代があったのでしょうか」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
一時的にインスピレーションが溢れ出た事はありますが、長続きしていません。このたびのコミュニケーションは組織的であり、協調的であり、管理・監督が行き届いており、規律があります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
一大計画の一部として行われており、その計画の推進は皆さんの想像も及ばないほどの協調体制で行われております。背後の組織は途方もなく巨大であり、細かいところまで見事な配慮が為されております。全てに計画性があります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そうした計画のもとに(十九世紀半ばに)霊界の扉が開かれたのです。このたび開かれた扉は二度と閉じられる事はありません。(訳者注―一八四八年の米国でのフォックス家での心霊現象を皮切りに、地球の一大浄化活動が始まったという事)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【睡眠中は何をしているか】【ルース「あたしたちは眠っている間はどんな事をしているのでしょうか」―】皆さんは毎晩その肉体をあとにして別の世界へ行きます。訪れた世界での体験は二種類に分ける事ができます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
一つは“教育”を目的としたもので、もう一つは純粋に“娯楽”を目的としたものです。教育的体験では、いずれ訪れる霊界生活で使用する霊的身体について教わります。娯楽を目的とした体験の場合は例えば霊界で催されているいろいろな会場を訪れます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
いいですかルースちゃん、あなたは昨晩私の世界の庭園へ連れて行ってもらったのですよ。それからポール君は音楽を聞きに行ったのですよ。【ポール「二人ともその事を覚えていないなんて、つまんないですね」―】確かにそう思うのも無理ないかも知れませんね。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
でもそれは肉体から離れている間の(異次元の)体験を肉体の脳で理解しようとするからなのです。ポットの水全部をグラスに入れようとしても入りませんね。それと同じです。でも夢を注意して見ていると良いヒントになるものが見つかるはずですよ。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ルース「訳の分らない夢はどう理解したらいいのですか」―】変てこな夢の事ですか?あれは(異次元の)体験を脳で思い出そうとするからそうなるのです。脳は小さな袋のようなものです。霊体が肉体に戻ってきて、その間の体験を脳に詰め込もうとするのですが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―小さな袋には全部入り切れないのです。それを無理して押込もうとするためにあのような変てこな形になるのです。夢というのは別世界での体験がそのまま現れるのではなく、その断片的な思い出にすぎません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ポール「シルバーバーチさんのお仕事でぼくたちにもお手伝いできる事があれば教えてください」―】私にあなたたちの愛の念を送ってください。私を信頼し、善意の思念を送ってください。それが私の何よりの食べ物であり飲み物なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
ただただ愛が欲しいのです。善意を頂きたいのです。それさえ頂ければ私は幸せなのです。しかしどうぞ私の仕事の事で心配しないでください。自分でちゃんとやりますから。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ここで一たん話題が外れてメンバーと話した後、再びルースとポールに向って次のような感動的な教訓を述べた―】お二人のこれからの人生が日向ばかりだとは申上げられません曇りの日もある事でしょう。時には雨にうたれる事もあるでしょう。困難な事があるでしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
試練に出会う事もあるでしょう。人生は一本調子のものではありません。色彩もあり変化もあります。障害に出会う事でしょう。何もかもうまく行く楽しい日々もあれば全てが絶望的に思える暗い日々もある事でしょう。そうした様々な体験の中でこそ性格が培われるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
もし人生が初めから終りまで楽に行ったら、もし乗切るべき困難も耐忍ぶべき試練もなく克服すべき障害も無いとしたら、そこには何の進歩も得られない事になります。レースは競い合うからこそ価値があるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
賞は楽には貰えず一生懸命頑張った後に頂くから価値があるのです。そういう価値ある人間になるように努力なさい。この世に克服できない悩みはありません。ですから悩んではいけないのです。征服できない困難は無いのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
力の及ばない程大きな出来事は何一つ起きないのです。一つ一つの経験から教訓を学ぶ事です。難しいと思った時は怯まず自分にムチ打つのです。そうすればそれだけ前より強い人間となります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
自分が霊である事、それが肉体を通して表現しているのだという事、そして自分という永遠の霊に傷をおわせたり害を及ぼしたりするものは決して生じないという事を忘れない事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
世間でいう“成功者”になるかならないかはどうでもよい事です。この世的な成功によって手に入れたものはそのうちあっさりと価値を失ってしまいます。大切なのは自分の霊性の最高のものに対して誠実である事、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―自分でこれこそ真実であると信じるものに目をつぶる事なく本当の自分自身に忠実である事、良心の命令に素直に従える事です。それさえできれば世間がどう見ようと自分は自分としての最善を尽したのだという信念が湧いてきます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そしていよいよ地上生活に別れを告げる時が来た時、死後に待ちうける生活への備えが十分に出来ているという自信をもって平然として死を迎える事ができます。これが私からのアドバイスです。【ルース「今のお話で私たちの最後の質問をしなくてもよくなりました」―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
さて私はそろそろ行かねばならなくなりました。私の去り難い気持はお分り頂けると思います。せっかくの親しいつながりを暫くの間絶たねばならないからです。私はもうすっかり地上のお付き合いが好きになってしまいました。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし同時に、しばらくこのつながりを断たない事には、かえって私の存在価値が小さくなる事も事実なのです。何となればこれから先の仕事に必要なエネルギーが摂取できるのは内奥の世界においてのみだからです。その世界に戻ると私は地上へ帰りたい気持が薄らぎます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこが私の本来の住処だからです。何しろそこは天上的な喜びに満ちた光輝あふれる世界なのです。しかし私にはまだ為さねばならない仕事があります。これまでに成した仕事が果たしてこれで良かったのかどうかを確かめたいのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこでこれから霊の絆において親密な間柄にある同志たちと会って来たいのです。私が居ない間も私の事を忘れないでくださいね。私の影響力だけはずっと残っている事を知ってください。そのうちまた私が自ら引受けた仕事の推進のために戻ってまいります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
日常生活において皆さんを絶え間なく見守り付添ってあげるために戻ってまいります。皆さんと生活を共にする事は私にとって一つの楽しみなのです。お役に立つ事ができる事を光栄に思っているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
では、また会う日までお別れする事にいたしましょう。私はいつでも愛をもって訪れ、愛をもって去ります。皆さんに神の御恵みの多からん事を。

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