『シルバーバーチの霊訓』8巻 1章 シルバーバーチのアイデンティティ

※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は実はインディアンではありません。あるインディアンの幽体を使用しているだけです。それは、そのインディアンが地上時代に多彩な心霊能力をもっていたからで、私がこのたびの使命に携わるように要請された際に、その道具として参加してもらった訳です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私自身の地上生活はこのインディアンよりはるかに古い時代にさかのぼります。このインディアンも、バーバネルが私の霊媒であるのとまったく同じ意味において私の霊媒なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私のように何千年も前に地上を去り、ある一定の霊格を具えるに至った者は、波長の全く異なる地上圏へ下りてそのレベルで交信する事は不可能となります。そのため私は地上において変圧器の役割をしてくれる者、波長を上げ下げして交信を可能にしてくれる人を必要としたのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
同時に私は、この私を背後から鼓舞し、伝えるべき知識がうまく伝えられるように配慮してくれている上層界の霊団との連絡を維持しなくてはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ですから、私が民族の名、地名、あるいは時代の事をよく知っているからといって、それは何ら私のアイデンティティを確立する事にはなりません。それくらいの情報はごく簡単に入手できるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は人物には関心がないのです。私がこの霊媒とは別個の存在である事だけ分って頂けばよいのでして、その証拠なら既に一度ならず確定的なものをお届けしております。それさえ分って頂ければ、私が地上で誰であったかは申上げる必要はないと思います。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
たとえ有名だった人物の名前を述べたところで、それを証明する手段は何一つ無いのですから、何の役にも立ちません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私はただひとえに私の申上げる事によって判断して頂きたいと望み、理性と知性と常識に訴えようと努力しております。もしこうした方法で地上の方々の信頼を勝ち取る事ができないとしたら、私の出る幕でなくなったという事です。
シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「ベールの彼方の生活 1巻~4巻」です。人間全員が100%暮らす事になる次の生活の場、霊界における様々な界層での生活の様子を言語で説明できる限りトコトン紹介した書籍です。地上生活中に絶対に知っておくべき知識の宝庫なのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
仮に私が地上でファラオだったと申上げたところで何にもならないでしょう。それは地上だけに通用して霊の世界には通用しない地上的栄光を頂戴する事にしかなりません。私たちの世界では地上でどんな肩書き、財産を持っていたかは問題にされず、要は人生で何を為したかです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私たちは魂そのものを裁くのです。財産や地位ではありません。魂こそ大切なのです。地上では間違った事が優先されております。あなた方のお国(アメリカ)では黄金の仔牛(旧約聖書に出てくる黄金の偶像で富の象徴)の崇拝の方が神への信仰心をしのいでおります。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
圧倒的多数の人間が神よりもマモン(富の神)を崇めております。それが今日のアメリカの数々の問題、困難、争いごとの原因となっております。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私がもしアリマタヤのヨセフだったとかバプテスマのヨハネだったとか申上げたら、私の威信が少しでも増すのでしょうか。それともイロコワ族の酋長だったとでも申上げればご満足頂けるのでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
【問】あなたは代弁者にすぎないとおっしゃってますが、その情報はどこから伝達されるのですか。【シルバーバーチ霊】数え切れないほどの中継者を通じて、無尽蔵の始源から届けられます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その中継者たちは真理の本来の純粋性と無垢の美しさが失われないようにするための特殊な仕事を受け持っているのです。あなた方のいう“高級霊”のもとに大霊団が組織されています。が“高級”などという表現をはるかに超えた存在です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
神の軍団の最高指令官とでも言うべき位置にあり、それぞれが霊団を組織して責務の遂行に当っております。各霊団の組織は真理が首尾よく地上世界に浸透する事を目的とすると同時に、それに伴って霊力がより一層地上へ注がれる事も意図しております。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
生命力といってもよろしい。霊は生命であり、生命は霊なのです。生命として地上に顕現したものは、いかなる形態であろうと、程度こそ違え、本質において宇宙の大霊と同じものなのです。お分りでしょうか。
「現代の日本に於けるスピリチュアリズムの第一人者、近藤千雄先生の著書・訳書の一覧です」というサイトもあります☆ http://www.paperbirch.com/books/kondo.html 僕はここに紹介されている書籍をほぼ9割読破しました☆これらの書籍は人類の宝なのです☆超超超超超オススメです☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
忘れないで頂きたいのは、私たちは全て(今述べた最高指令官による)指揮、監督のもとに仕事をしており、一人で勝手にやっているのではないという事です。私は今、私が本来属している界、言わば“霊的住処”から帰ってきたばかりです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その界において私は、私を地上へ派遣した上司との審議会に出席し、これより先の壮大な計画と、これまでに成し遂げた部分、順調にはかどっているところ、しっかりと地固めができた部分について教わってきました。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その界に戻るごとに私は、天界の神庁に所属する高級霊団によって案出された計画の完璧さを再確認し、巨大な組織による絶妙の効果に驚嘆の念を禁じ得ないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そして、地上がいかに暗く、いかに混沌とし、仕事がいかに困難を極めようと、神の霊力がきっと支配するようになるとの確信を倍加して地上へ戻ってまいります。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その時、他の同志たち(他の霊媒や霊覚者を通じて地上に働きかけている霊団の支配霊)とともに私も、これからの仕事の継続のために霊的エネルギーを補充してまいります。指揮に当られる方々から計画が順調に進行している事を聞かされる事は、私にとって充足感の源泉です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
既に地上に根づいております。二度と追い帰される事はありません。かつてのような気紛れな働きかけではありません。絶え間なく地上にその影響力を滲透させんとして働きかけている霊力の流れを阻止できる力は、もはや地上には存在しません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ですから、悲観的になる材料は何一つありません。明日を恐れ、不安におののき、霊的真理なんか構ってはいられないと言う人は、好きにさせておくほかはありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
幸いにも霊的光明を垣間見る事ができ、背後に控えている存在に気づかれた方は、明日はどうなるかを案ずる事なく、常に楽観的姿勢を維持できなければいけません。
【イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者】【イエスの成年時代 神と人間のはざまで】【イエスの弟子達 パウロ回心の前後】この3冊はぜひ皆さんにも手にとって頂きたいです。こんな僕に何度も何度も顕現して下さっているイエス様の壮絶な地上時代が通信霊によって克明に記述されているのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
【サークルメンバーや招待客から感謝の言葉を述べられると必ず「私に礼を言うのは止めてください」と言う。その訳を聞かれて―】それは至って単純な理由から自分で自分に誓った事でして、これまで何度もご説明してきました。―
『シルバーバーチの霊訓⑧』
―私は自分がお役に立っている事を光栄に思っているのです。ですからもし私の努力が成功すれば、それは私が自ら課した使命を成就しているにすぎないのです。ならば、感謝は私にそのチャンスを与えてくださった神に捧げるべきです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は自分の意志でこの仕事をお引受し、これまで学んだ事を、受入れる用意のできている方々にお分けする事にしたのです。もし成功すれば“私が”得をするのです。僅かな年数のうちに多くの方々に霊的実在についての知識を広められたのは私の大きな喜びの源泉なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
これほどの事が成就できた事を思うと心が喜びに満たされるのです。本当ならもっともっと大勢の方々に手を差しのべて、霊的知識がもたらしてくれる幸せを味わって頂きたいのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
なのに地上の人間はなぜか知識よりも無知を好み、真理よりも迷信を好み、啓示よりも教理を好むのでしょうか。それがどうしても理解できないのです。私の理解力を超えた人間的煩悩の一つです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
あなたの人生が決して平坦なものでなかった事は私もよく承知しております。スピリチュアリズムという大きな知識を手にするために数々の大きな困難を体験しなければならない―それが真理への道の宿命である事があなたには不可解に思えるのではありませんか。―
『シルバーバーチの霊訓⑧』
―決して不可解な事ではありません。そうでないといけないのです。ぜひともご注意申上げておきたいのは、私は決して叡智と真理と知識の権化ではないという事です。あなた方より少しばかり多くの年数を生き、地上より次元の高い世界をいくつか体験した一個の霊にすぎません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そうした体験のおかげで私は、素朴ではありますが大切な真理を学ぶ事ができました。その真理があまりに啓発性に富み有益である事を知った私は、それを受入れる用意のできた人たちに分けてあげたいと思い、これまで辿ってきた道を後戻りしてきたのです。
様々な、様々なインスピレーションが降ってきてます。今後の僕の活動のための状況変化についての情報、予言めいたものもいくつか受取ってます。そして、僕はイエス様のご意志に従い帰幽を諦める決断を下しましたが、それに止まらずイエス様はまだ僕に顕現して下さってます。光栄の極致なのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
しかし私もいたって人間的な存在です。絶対に過ちを犯さない存在ではありません。間違いをする事があります。まだまだ不完全です。書物や定期刊行物では私の事をあたかも完全の頂上を極めた存在であるかのように宣伝しているようですが、とんでもありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私はただ、こうして私がお届けしている真理がこれまで教え込まれてきた教説に幻滅を感じている人によって受入れられてきた事、そして今そういう人たちの数がますます増えて行きつつある事、それだけで有難いと思っているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は何一つ“ややこしい事”は申上げておりません。難解な教理を説いている訳ではありません。自然の摂理がこうなっていて、こういう具合に働くのですと申上げているだけです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そして私は常に理性に訴えております。そうした摂理の本当の理解は、それを聞かされた方が“なるほど”という認識が生まれた時にはじめて得られるのです。何が何でも信じなさいという態度は私たちの取るところではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その霊がいかに立派そうな名を名のっていようと、もしその言っている事にあなたの理性が反撥し知性が侮辱されているように思われた時は遠慮なく拒否しなさいと申上げております。理性によって協力が得られないとしたら、それは指導霊としての資格がないという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
指導霊といえども完全ではありません。誤りを犯す事があります。絶対に誤りを犯さないのは大霊のみです。私たちも皆さんと少しも変わらない人間的存在であり誤りも犯します。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ですから私は霊の述べたものでも(すぐ鵜呑みにせず)必ず理性によってよく吟味しなさいと申上げるのです。私がこうして皆さんからの愛と好意を寄せて頂けるようになったのも、私自身の理性で判断して真実であるという確信の得られないものは絶対に口にしていないからです。
現在僕は『勘違いモード』禁止令を永遠発動中です。この意味は、現在僕が浴させて頂いている霊的状況があまりにも僕の身に余る光栄な事ばかりなので、それにのぼせ上がり自惚れて『勘違いモード』に突入しないようにしよう、常に最大級に謙虚の姿勢を貫こう、そういう意味が込められてます(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は何一つ命令的な事を述べた事もなければ、無理やりに押付けようとした事もありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は霊的に見て一番良い結果をもたらすと確信した案内指標(ガイドライン、これは中々良い言葉です)をお教えしているのです。“霊的に見て”です。物的結果と混同してはいけません。あなた方人間にとって大変な不幸に思える事が霊的に大変な利益をもたらす事があるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
人間は問題をことごとく地上的な視点から眺めます。私たちは同じ問題を霊的な視点から眺めます。しかも両者は往々にして食い違うものなのです。例えば“他界する”という事は地上では“悲しい事”ですが、霊の世界では“めでたい事”なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
人間の限られた能力では一つ一つの事態の意義が判断できません。ですから前にも申上げたように、判断できないところは、それまでに得た知識を土台として(全ては佳きに計らわれているのだという)信念で補うしかありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
しかし所詮そこから先の事は各自の自由意志の問題です。自分の生き方は自分の責任であり、他の誰の責任でもありません。他人の人生は、たとえ肉親といえども代りに生きてあげる訳にはいかないのです。その人がした事はその人の責任であって、あなたの責任ではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
もしそうでなかったら神の判断基準は地上の人間の公正な観念よりお粗末である事になります。自分が努力した分だけを霊的な報酬として受け、努力を怠った分だけを霊的な代償として支払わされます。それが摂理であり、その作用は完璧です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
この仕事を通じて私たちが皆さんにお教えしなければならない任務の一つは、私たち自身は実に取るに足らぬ存在である事を認識して頂く事です。どの霊もみな神の使者にすぎないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ですから、自分以外の誰かがその神の意志(こころ)と霊力(みちから)にあやかれるようにしてあげれば、それは自分に課せられた仕事を成就している事ですから、その機会を与えられた事に感謝すべきだと考える訳です。
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
私がこうしてこの霊媒を使用するように、私を道具として使用する高級霊団の援助のもとに素朴な真理をお届けする事に集中していると、時として私自身の存在が無くなってしまったような、そんな感じがする事があります。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私はこれまでたどってきた道を後戻りして、その間に発見したものを受入れる用意のある人たちに分けてあげるようにとの要請を受け、そしてお引受けしたのです。私は絶対に誤りを犯さないなどとは申しません。まだまだ進化のゴールに到達した訳ではありません。―
『シルバーバーチの霊訓⑧』
―が、これまでに発見したもの、学んだ事を、それが皆さんのお役に立つものであれば、何でも惜しみなくお分けします。その教えが悲しみと悩みと困難の中にある人たちの救いになっている事を知るのが、私にとって充足感の源泉の一つなのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その教えは私個人の所有物ではなく、全ての者が辿るべき道がある事を教え、その道を辿れば自分自身についての理解がいき、全生命を支配している無限の霊力の存在に気づき、各生命がその霊力の一部を頂いている事、それ故絶対に切れる事のない絆で結ばれている事を知ります。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そういう次第ですから、指導霊ないし支配霊としての資格を得るにいたった霊は、自分自身が崇拝の対象とされる事は間違いであるとの認識があるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
崇拝の念は愛と叡智と真理と知識と啓示と理解力の完全な権化であるところの宇宙の大霊、すなわち神へ向けられるべきなのです。神とその子等との間の一層の調和を目的とした感謝の祈りをいつ、どこで、どう捧げるべきかについて間違いのないようにしないといけません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
もっとも、皆さんからの愛念は大歓迎です。私がこうして使命を継続できているのも地上に愛があるからこそです。その愛を私が頂けるという事は、私に託された仕事を成就しつつあるという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
これからも、この冷やかな地上世界に降りた時の何よりの支えとなる愛の温かさを頂戴し続けるつもりです。
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
自我の開発―これが人間として最も大切な目的です。それがこうして私たちが霊界から地上へ戻ってくる目的でもあるのです。すなわち人間に自己開発の方法、、言いかえれば霊的革新の方法をお教えする事です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
内在する神の恩寵を味わい平和と調和と協調と友愛の中で生きるにはそれしかないからです。今の地上にはそれとは逆の“内紛”が多すぎます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
数からすれば私たちの霊団は比較的少数ですが、計画は発展の一途をたどっております。着実に進歩しております。確実な大道を見出す巡礼者の数がますます増えております。まことに悦ばしい事です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私はマウスピースにすぎませんが、この私を通して届けられた訓えがお役に立っているという事は、いつ聞かされても嬉しいものです。私たちがこの仕事を始めた当初はほんの一握りの少数にすぎませんでした。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
それが地上の皆さん方の協力を得て、素朴ではありますが深遠な霊的真理が活字になって出版されるに至りました。それによって霊的真理に目覚める人が大幅に増えつつある事は何と有難い事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
地上の霊的新生のための大計画をはじめて教えられ、並大抵の苦労では済まされない大事業だが一つあなたもこれまでに手にしたもの(霊的幸福)を犠牲にして参加してみないかと誘われた時、私のような者でもお役に立つのであればと、喜んでお引受しました。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
進化の階梯を相当高くまで昇った光輝あふれる存在の中で生活している者が、その燦爛たる境涯をあとにして、この暗くてじめじめした、魅力の乏しい地上世界で仕事をするという事は、それはそれは大変な事なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
しかし幸いな事に私は地上の各地に協力者を見出す事に成功し、今ではその方たちとの協調的勢力によって、そこここに心の温かみを与えてくれる場を設ける事ができました。おかげでこの地表近くで働いている間にも束の間の安らぎを得る事ができるようになりました。
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
【問】悩み事というのは無いのですね。【シルバーバーチ霊】この地上へ来た時しかありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
【問】死後の世界がそんなに素晴らしい所だとは知りませんでした。地上を去った時と同じ状態でいるとばかり思っていました。【シルバーバーチ霊】同じ死後の世界でも、どの境涯に落着くかによって違ってきます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
【問】何の悩みもないのでしょうか。【シルバーバーチ霊】あります。が、それも全て今携わっている使命に関わった事だけです。―
『シルバーバーチの霊訓⑧』
―だからこそ時おり地上を去って。私を地上へ派遣した霊団の人たちのもとへ帰り、今度地上へ行ったらこうしなさいとの指示を仰ぐのです。私たちも数々の問題を抱えています。が、それは全て神の計画の達成という目的に付随して起きる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
あなた方のような(真理普及に携わる)人たちが、いつかご自分の身のまわりで立ち働いている霊の存在をぜひ目の当りにできるようになって頂きたいのです。そうすれば携わっておられる仕事の偉大さについて一段と認識を深められる事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私たちはまだまだ“舵取り”に一生懸命です。あらん限りの力を尽しております。が、地上的条件による限界があります。やりたい事が何でもできるわけではありません。私たちが扱うエネルギーは実にデリケートで、扱い方が完全でないと殆ど成果は得られません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
コントロールがうまくいき、地上の条件(霊媒及び出席者の状態)が整えば、物体を私たちの意のままに動かす事もできます。が、いつでもできるというものではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そこでその時の条件下で精一杯の事をするしかない訳です。ですが、最終的な結果については私たちは自信をもっております。
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
神の計画を妨害しその達成を遅らせる事はできても、完全に阻止する事はできません。そういう態度に出る人間は自らが自らの進歩の最大の障害となっているのです。愚かしさ、迷信、貪欲、権勢欲、こうしたものが地上で幅を利かせ、天国の到来を妨げているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
物的な面では全ての人にいきわたるだけのものが既に地上にはあります。そして霊的にも十分すぎるほどのものがこちらに用意されています。それをいかにして受入れる用意のある人にいきわたらせるか、その手段を求めて私たちは一層の努力をしなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
問題はその受入れ態勢を整えさせる過程です。何かの体験が触媒となって自我を内省するようになるまで待たねばならないのです。外をいくら見回しても救いは得られないからです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
これまでこの仕事に携わっている方々の生活において成就されたものを見ても、私たちは、たとえ一時的な障害はあっても、最後は万事がうまくいくとの自信があります。皆さんの全てが活用できる莫大な霊力が用意されているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
精神を鎮め、受容性と協調性に富んだ受身の姿勢を取れば、その霊力がふんだんに流入し、人間だけでなく動物をも治癒させる、その通路となる事ができます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ここにおいでの皆さんの多くは自ら地上への再生を希望し、そして今この仕事に携わっておられます。地上にいらっしゃる間に自我の可能性を存分に発揮なさる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そして最後に下される評価は、蓄積した金銀財宝で問われるのではありません。霊的なパスポートで評価されます。それを見ればあなたの霊的な本性が一目瞭然です。
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『シルバーバーチの霊訓⑧』
【問】霊媒が他界した場合、支配霊は別の霊媒を探すのでしょうか。【シルバーバーチ霊】それは霊媒現象の種類によります。物理的現象が盛んだった初期の頃は、そうした現象を起こすための難しい技術をマスターした支配霊が大勢いました。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その種の霊はそれまでの霊媒が他界すると別の霊媒を探し出して仕事を継続しました。精神的心霊現象の場合は滅多にそういう事はありません。なぜかというと支配霊と霊媒とのつながりが物理霊媒の場合よりはるかに緊密だからです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
オーラの融合だけの問題だけではありません。時には両者の潜在的大我の一体化の問題もあるのです。そんな次第で、霊媒が他界すると同時に支配霊としての仕事も終りとなります。そして支配霊は本来の所属界へ帰っていきます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私の場合、この霊媒が私の世界へ来てしまえば、別の霊媒を通じて通信する事はありませんし、通信を試みるつもりもありません。なぜならば、この霊媒を通じて語るための訓練に大変な年数を費やしてきましたので、同じ事を初めからもう一度やり直す気にはなれません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私の場合、霊媒との関係は誕生時から始まりました。仕事がご承知のような高度なものですから、まず最初の段階は、通信をできるだけ容易にするために必要な霊体と霊体、幽体と幽体の連係プレーの練習に費やさねばなりませんでした。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そのうち霊媒が生長して自意識に目覚め、人間的に成長しはじめると、今度は発声器官を使用して、どんな内容のものでも伝えられるようにするための潜在意識のコントロールという、もう一つの難しい仕事に取りかかりました。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
【人間的な年齢でいうと何歳になるのかと尋ねられて―】私がお教えしようとしている叡智と同じ年季が入っているとお考え下さればよろしい。有難い事に私はこうしてお教えしている自然の摂理の驚異的な働きをこの目で確かめる事ができました。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
つまり、あなたがこれから行かれる霊的世界において神の摂理がどう顕現しているかを見ております。その素晴らしさ、その大切さを知って私は、ぜひとも後戻りしてそれを地上の方にも知って頂こう、―
『シルバーバーチの霊訓⑧』
―きっと地上にもそれを受入れて本当の生き方、すなわち霊的な事を最優先し、物的な事をそれに従属させる生き方に目覚めてくれる人がいるはずだと思ったのです。
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