『シルバーバーチの霊訓』11巻 7章 人類の宿題―地上天国の建設

※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【今日の世界の風潮、物的利益優先の考え、暴力、その他“文明国”と呼ばれる国においてますます増加しつつある恐ろしい事を憂慮する人たちへ何かメッセージを頂けないでしょうか。果たして希望はあるのでしょうか―】大霊の御心は必ずや行きわたります、と申上げます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
人類の霊的確信及び動物問題の改善に関わる仕事に携わる者、無駄な苦しみから救い、残虐行為を止めさせ、いつどこにいても人の力になってあげる仕事に献身する者は、絶対に弱気になってはいけません、と申上げます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上天国はいつかきっと成就されますがそれは遅々とした段階を経つつ時には苦痛を伴いながら成就されてまいります。おっしゃるような暴力、混乱、衝突、戦争、残虐行為が増えつつあるのは今地上世界がオーバーホール(修理点検の為の全面的解体作業)の過程にあるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
既に多くの伝統的思想が葬り去られました。若者は自由を求めて騒ぎ立てております。又あまりに永い間手枷足枷となってきた制度、しかも何の努力もしない一部の階層の特権を拵えている制度に対する不満がもはや抑制できなくなっております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そうした“るつぼ”の真っ只中にいる人間にとっては、その背後の神の意図を読み取る事は難しい事です。しかし歴史を振り返ってご覧になれば、そこには段階的な進化の跡がある事に気づかれるはずです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
総体的に見て人類はかつてより親切心と寛容心が増え、その一方において偏見と残虐行為と抑圧政策がのさばっております。これは物的宇宙の進化の仕組の一環なのです。つまり対立する勢力が激突して、そこからより良いものが生まれ全体として進化していくという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
気を落としてはなりません。大切なのは霊的真理と霊力とが世界の多くの土地にしっかりとした足場を作り、退却させられる事がないようにする事です。それが至るところに恵み多い影響力を及ぼし、全体としてパン種の働きをし続けます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
その影響力が浸透するにつれて暗闇と無知と愚行と蛮行を追い払い、地上世界を汚している醜悪と邪悪を駆逐していく事でしょう。明るい希望と楽観の根拠がいつでも十分に揃っているのです。なぜなら大霊の働きの休む時はないからです。
僕は守護霊様の導きに従い、果てしなく読書してきました。それだけでも十分霊的知識の理解を深める事ができましたが、今こうして“抜粋”する事でさらに内容を復唱し、さらに×10 理解が深まっていくのを感じます。勉強して無駄な事なんて何もないと自らの体験を通して心底実感するのです(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【われわれがスピリチュアリズムと呼んでいる神のメッセージが届けられたのも、その働きの現われだと私は思います―】それでこのたびの大事業を敢行する決断が下されたのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
それも、これまでに幾度かあったような一時的暴発に終らせてはならないという事になっているのです。ですから、いったん根づいたものは徹底的に地固めが行われ、地上の永続的要素となっていく事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【地上世界はスパイラルに進化しているように思います―】おっしゃる通りです。そのスパイラルの一番底は恐ろしい様相を呈していても上層部は実に明るい展望が開けております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
落胆してはいけません。霊的知識を携えた者が絶望感を抱くような事があってはなりません。この事は既に何度も申上げてまいりました。大霊は宇宙創造の当初からずっと地球を管理しておりますから、次に為すべき事もちゃんとご存知です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
もう一つ別の側面もあります。人間社会のあらゆる分野で古い概念が覆され廃棄されつつあります。その多くはあまりに永い間人間を迷わせてきた間違った概念です。これから徐々に愛と善の勢力が欲得づくの勢力と取って代り、生活状態が改善されていく事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
大切なのは取越苦労をしないという事です。心配の念は私達霊界から援助する者にとって非常に厄介な障害です。拒否的性質があります。腐食性があります。恐れ、心配、不安、こうしたものはその人を包む物的、精神的、霊的雰囲気を乱し、私達が近づくのを一段と困難にします。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
真理を知った者はそれが僅かであっても―譬え多くを知ったとて無限の真理からすれば多寡が知れています―いついかなる事態に直面しても穏やかで平静で受容的態度を維持すべきですし又そう努力すべきです。全生命に存在を与えている霊力より強力なものはないとの、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―断固たる自信に満ちていなければなりません。何度でも繰返し申上げられる私からのメッセージがあるとすればそれは“心配の念を棄てなさい。そうすれば内部に静穏が得られます。内部が静穏になれば外部も静穏になります”という事です。
シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「母と子の心霊教室」です☆この本は子供達に向けて書かれた書籍で非常に分りやすく、霊的知識に初めて触れる方にぴったり☆僕はこの本は小学校の教科書にすべきだと本気で思ってます。早く霊的知識が当り前になる時代が来るといいですね(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【暴漢やチンピラによる被害が多くて散歩に出るのにも防具を用意しなければならないのかと本気で考えている始末です。ぶん殴られて金を巻き上げられるのを許す訳にはいきません。そういう時はやり返すべきでしょうか―】―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―悪を大目に見たり暴力を助長する事になってもよいという事は絶対にありません。剣を取る者は剣にて滅ぶと申します。あなたの身体は霊が地上で自我を表現する唯一の手段ですから、それを守るのはあなたの義務です。が、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―その事に限らず地上生活に関わる事はすべて自分の理性によって判断しなくてはなりません。ですからご自分で正当だと思う手段によって身を守って良い事は言うまでもありませんが、同時にそうした愚かな若者、自分のしている事の理非曲直も弁えないほど道を間違えている―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―若者の事を可哀そうに思う心も忘れてはなりません。それは一種の群集心理、劣等感から生まれるヒステリー症状です。つまり自分たちの存在を認めさせる唯一の手段としてそういう態度に出て関心を引こうとする、幼稚な自己憐憫の情です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
もとより私たちには暴力への同情心は一かけらもありません。霊力は暴力という形では表現されません。霊力も常に冷静・平穏・安らぎ・落着いた自信の中で表現されるものです。そうした心理状態が調和を醸し出し、物質の世界と霊の世界との間の障害を取除くのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
それとは反対に暴力は調和を乱します。激情を噴出させます。挙句にその反動が自分に戻ってきます。本人にとって何一つ良い事はありません。これも物質偏重思想の副産物です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
暴力的になっているのは若者だけではありません。若者はその元気さゆえに衆目にさらされやすくて非難の的とされているだけです。暴力的傾向は私利私欲の追求に目が眩んで人間としての道を見失っている、病める地上社会の一症状です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
無明の中で、他人の幸福に全く無頓着に、ますます暴力的になってまいります。しかもそれは人間どうしだけでなくて、可哀そうにも何の罪もない動物にも向けられています。
書籍は購入できます。読む事もできます。しかし深い理解に到達するのは長い道のりです。僕も初めてシルバーバーチの1巻を買ってから今の理解に至るまで長い苦難の道でした。もし書籍を手にされた方がいましたら、気負わずそしてあきらめず長いスパンで読み続けて欲しいなって思います☆(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
それは若者が見せているような破壊的エネルギーがたまたまその方向へ切替えられているにすぎないという考えは、大変な見当違いです。全体としての調和という事を考えないといけません。他の存在への慈善の心を発揮するには貧乏人の存在が必要だという意見がありますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―そういうものではありません。仁愛の心があってはじめて慈善が施せるのです。哀れな人の姿を見ないと慈悲の心が生まれないというものではありません。若者がその持てる強烈なエネルギーを社会のために活用する分野はたくさんあります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
不幸な事に正しい指導を受けていない若者が多すぎるのです。が正しい指導を受けた場合、そして又、霊的な動機づけから行動した場合は、大人が心を洗われる思いをさせられるような事をやってのけます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
若者が若者としてのベストを見せた時は、敬服に値するものを発揮します。道を誤ると手の施しようのないほど惨めな事になります。皆さんは暴力やテロ行為が生出す陰惨さに巻き込まれないようにしないといけません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
超然とした態度、俗世にあって俗世に染まらない生き方を心掛け、自分の霊的本性、神から授かった潜在的可能性を自覚して、せめて皆さんだけでも小さいながらも霊の灯台となって、導きの光を放ってあげてください。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【戦争はどう理解したらよいのでしょうか―】無限なる叡智と愛を具えた大霊は地球人類を創造するとともに、ある範囲内での自由意志を授けられました。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
同時に大霊は、人間が個的存在としていかに生きるべきかについての誤りない指標としての神性が開発されるように、人類全体の霊と精神と身体とに配剤なさっております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
大霊は人間をただの操り人形―選択する自由も力も持たない、機械仕掛けのような存在にする事もできたのです。が大霊は自由意志を与えてくださいました。しかし自由意志があるという事は、同時に自分の行為への責任もあるという事になります。
シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
あなたは“善い事”をしてもいいし“悪い事”をしてもいいのです。善と悪とは一つのコインの表と裏のようなものです。愛と憎しみ、光と闇、嵐と静けさもそうです。これを両極性といいます。そのどちらを選ぶかにあなたの選択権があるという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そこで戦争の事ですが、あなたはその動機に立ち帰ってこう自問するのです―“なぜ戦争をしなくてはならないのか”“両者が共通して求めているものは一体何なのか”“それは互いに相手を支配する事なのか”
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そうした問いにあなた自身が考えて答えを出さないといけません。所詮はあなた方の世界です。パラダイスとするも地獄とするもあなた方人間次第です。どちらかを選ぶ自由と、どちらにもできる手段を具えているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【私個人にはできません。一人の人間ではどうしようもありません―】“個”が集まって地上人類全体ができあがっているのです。一人でも多くの“個”が貪欲と強欲と残虐と横暴を止めれば、その数だけ平和に貢献するのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
あなたはあなたの生活、あなたの行為、あなたの言葉、あなたの思念に責任を負うのです。他人のした事で償いをさせられたり報酬を受ける事はありません。それが摂理なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
平和を求めて祈り、霊界の高級霊の道具として協力しようとなさる努力は必ず報われます。人間の協力を得てはじめて霊力を地上へ届け、戦争や暴力行為、その他、地上の文明を混乱させ存在を脅かすもの全てに終止符を打たせる事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
しかし、これより先もまだまだ地上から戦火の消える事はないでしょう。なぜなら人類全体が一つの巨大な霊的家族であるという、この単純な真理が未だに理解されていないからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
肉体は撃ち殺せても霊は死なないのです。この事実が世界各国の国政をあずかる人たちによって理解され、その関連分野を通じて実行に移されるようにならない限り、戦争の勃発は避けられないでしょう。
皆さん、本を読みましょう。知識を得ましょう。無知の暗闇を突き破りましょう。僕たちは大切な事を悟るために地上という修行場に降下して来ているのです。霊界こそ僕たちの本来の住処であり、地上は霊界の光によってできた影にすぎません。どうか、どうか皆さんにも霊的知識を得て頂きたいのです(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
人間が人間に対して行う非人間的行為に対して私たちは何の責任もありません。これは因果律の働きが片付ける問題です。もちろん人類にとって“より良き時代”は到来します。ぜひともそうあらねばなりません。―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―が、失望のドン底から一気に幸福の絶頂へと一夜のうちに転換するような訳にはまいりません。一歩一歩の段階的過程を経るほかありません。霊的真理を理解する人が増えるにつれて、その知識に則った生き方をする人が増え、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―その人たちの生活が依存している各種の制度も、霊と精神と身体がその幸福と成長と成熟にとって必要な体験が得られるように改善されていく事でしょう。あなた方がスピリチュアリズムと呼んでおられる霊的思想が一八四八年に勃興したのもそこに目的があります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
それはかつてのように突発的ですぐに立ち消えになるようなものではなく、総合的な計画のもとに行われて、すでに霊力は完全に地上に根づいております。これからもその前哨基地は拡張し続け、ますます多くの人間がその恩恵に浴する事になるでしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
“黄金時代、地上天国”はいつかは成就されます。それまでにどれほどの時が掛るかは私の口からは敢えて予言しないでおきましょう。ただ物的進化が絶え間なくその目的を果たしつつあるようにそれと併行して霊的進化もそれなりの役割を果たしつつある事を申上げておきます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【人間はどの程度まで殺す事が許されているのでしょうか―】“許されている”という言い方は感心しません。確かに人類には自由意志が与えられておりますが、それは条件付であり制約があり、やりたい事は何をやってもよいという意味での無制約の自由ではりません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そもそも自由意志の授与は、人間が大自然の創造の過程に参加し、大自然の摂理と調和して生き、健康と理解と悟りを得て天命を全うするための神の計画の一環なのです。そうでなかったら進化も発展もありません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
自由意志がなかったら皆さんは成長と進化のチャンスのない、ただの操り人形となってしまいます。せいぜいロボットのような行動しかできません。自由意志があるという事は、その行使の仕方に責任を持たねばならないという事になります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
殺すという行為は、たとえやむを得ない事情はあるにしても、いけない事である事は明らかです。生命を与える力はないのですから、奪う権利もないはずです。が、酌量すべき情状というものがある事も事実です。
僕は自分に出来る限りタネを蒔きまくってます。絵をガマンして。僕にできるのはここまで、あとは皆さんの自己責任、タネを受取るも受取らないも、霊的知識に目が開くも開かないも、全て個人の自由意志です。一人でも多くの方に僕のタネをキッカケに大切な事に気づいてもらえたらうれしいです(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
霊的に進化するにつれて人間は、霊的実在についての知識を基盤とした明確な原理に則って生きなければならない事を自覚するようになります。所詮完璧な生き方は望むべくもありませんが、改善の余地は大いにあります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地球は生命活動に場の一つに過ぎず、これからもっともっと多くの生活の場を体験する事になっており、それが永遠に続くのです。地上生活なんかいい加減に送ればよいと言っているのではありません。あなたが送るべき全生活のホンの一かけらに過ぎない事を申上げているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
その地球をよりよい生活の場とするために努力なさってください。地球は宇宙の惑星の中でも最も進化の程度の低い部類に属します。が、それなりの進化の目標があります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
同時に、進化とは永遠の過程でもあります。完全という事は永遠に達成できないのです。なぜなら完全に近づけば近づくほど、その先にまだ達成すべきものがある事を知るからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【我々スピリチュアリストは形骸化しつつある古い宗教と対決し反抗する事に多大の時間とエネルギーを注ぎ込んでいるようですが、もう一つの宗教である―信奉者は宗教と呼ばれる事を拒否なさるかも知れませんが―マルキシズムないしコミュニズム(共産主義)については―】
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【―全く言及しておりません。今では少なくとも思想上の共鳴者は人類の三分の一にも達しています。既成宗教のいずれよりもはるかに頑強で、その影響力は強烈です。これこそ純粋な唯物感を説いている点で我々の本当の敵ではないかと思うのですが…―】
『シルバーバーチの霊訓⑪』
コミュニズムというのは何の事でしょうか。【マルクスとレーニンとエンゲルスの著作をもとにした政治的ならびに社会思想と言ってよいかと思います―】もしコミュニズムが真の協調性を意味し、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―階級上の差別もなく住民がお互いに助け合う心をもった社会の事であるとすれば、現在の地上世界で思想的にコミュニズムを標榜している国家にはそういうものは存在しておりません。私の言わんとするところを明確に述べてみましょう。
僕の周りは理解者ゼロですが、日本の、世界のどこかに、僕の蒔いたタネを受取って、僕たちが地上生活中に知らなければいけない大切な事に気づいてくれる人がいる事を…ただひたすら祈ります。今日も、イエス様及び守護霊様のご意志に従い、霊的知識のタネを蒔いて蒔いて蒔きまくるのです☆(本気祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上社会の問題のそもそもの根源はマテリアリズム(物質偏重・唯物思想)にあります。皆さんはそれと真っ向から対立するスピリチュアリズムを提唱し唱道なさっている訳です。そして霊が実在である事が単なる理論ではなく事実である事の証拠を提供しております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
私と同じく皆さんは、ナザレのイエスをリーダーとする神庁の霊団によって考案された霊的大計画の一環として、霊力を地上へ送り届けるだけでなくそこにしっかりと根づかせ、いかなる地上の勢力がたとえ束になってかかってもそれを駆逐できないようにするために、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―本日もこうしてここに集まっている訳です。今まさに世界中にそのための霊的橋頭堡が設営され地固めされつつあります。それはさらに多くの橋頭堡を築くためです。霊力はすでに地上にしっかりと根づき、その恵み深い影響力を発揮しております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
公的には禁じられている国々においてすら働いておりこれからも働き続けます。皆さんは明日の事を思い煩う必要はどこにもなく最善を尽して私たちに協力して下さればよいのです。そのうち徐々ではありますが地上のガンである物欲が除去されつつある事に気づかれるでしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【コミュニスト(共産主義者)の指導霊というのも存在するのでしょうか―】そういう質問をされて私がどういう受取り方をするかを説明しますのでしっかりと理解してください。私はラベルというものには全く関心がありません。私にとっては何の意味もありません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上世界ではラベルが大切にされます―共産主義者、社会主義者、保守党、労働党、スピリチュアリスト、セオソフィスト、オカリスト等々、挙げていったらキリがありません。しかし大切なのはラベルではなくその中身です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
コミュニストという用語の起源は物的財産は共有するのが正しいと信じた遠い昔にさかのぼります。それ自体はとても結構な事です。いかがでしょう、有り余るほど持っている人が足りない人に分けてあげるというのは公正な事ではないでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
教師というのは持てる知識を持たざる生徒に譲ってあげようとする人の事ではないでしょうか。分かち合うというのは立派な原理です。私達がこうして地上へ戻ってくるそもそもの目的もやはりそこにあります。皆さんは私達から学び私達は皆さんから学ぶという事です。
何度も言ってます。僕がなぜこれほどまで果てしなくパワーをかけまくって抜粋を続けてると思われますか。これがほんのおふざけだと思われますか。僕たちは、地上生活中に知らないといけない大切な事があるんです。だからタネを蒔きまくってるのです。それがイエス様、守護霊様のご意志なのです(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
聖書にも“地球とそこにあるもの全ては主のものなり”(コリント①10.26)とあります。これは人間は地上のものは何一つとして所有できない―自分のものとはなり得ない事を意味します。地上にいる間だけリースで所有しているようなものです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
永遠に自分のものではありません。地上のゴタゴタは皆が自分が一番いいと思うものを少しでも多く自分のものとしようとする―一番悪いものを欲しがる者はいません―そこから生じております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
その結果として強欲、貪欲、私利私欲が王座に祭り上げられ、物欲第一主義が新しい神として崇拝される事になります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上には物欲優先の副産物が、見るも痛ましいほどはびこっております。悲劇・卑劣行為・飢餓・栄養失調・残虐行為・動物実験、こうしたものは全て物欲を優先させる事から生じる恐ろしい産物です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
みんなで分け合うという理念は結構な事です。コミュニズムという用語そのものに怯えてはいけません。初期のクリスチャンには全財産を共有し合った時期が、少しの間でしたがありました。という事は彼らの事をコミュニストと呼んでもよい事になります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
一つの理念をもつ事と、それを実現するために拷問や抑圧や迫害や専制的手段を用いる事とは別問題です。そこに大事な違いがあります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
ですから、ご質問に対するお答えは、大霊の恩恵を惜しみなく分かち合うべきであると信じて働いているコミュニストの指導霊はいます、という事になります。そこに何ら問題とすべきものはないと思います。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【別の日の交霊会で戦争がもたらす地上と霊界双方の弊害について語る―】私たちは霊界が再び傷ついた魂の病院となるのはご免こうむります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
こうして地上の皆さんとともに仕事をしている私たちから申上げたい事は、皆さんは私たちがお教えしている事の全てを地上生活に摂り入れていくだけの用意ができていなければならないという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
私たちが代りにやってあげる訳にはいかないのです。私たちには人間のしている間違った事がもたらす結果が分ります。地上でそういう事をしていたら霊界へ来てからこうなりますよ、という事をお教えする事しかできません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
その事をわざわざこうして地上へ戻ってきて教えねばならないのは戦争のもたらす結果が破綻と害悪でしかないからです。霊界へ送り込まれてくるのは霊的に未熟な魂ばかりです。言ってみれば熟さないうちにもぎ取られた果実のようなものです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上で使用していた肉体という表現機関を破壊されて分別を失った魂を一体なぜ私たちが癒してあげねばならないのでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
人間が人間としての義務を果たさないがために霊界へ送り込まれてくる未熟な魂の世話をしに、一体なぜ私たちが巡礼の旅先からこの地上へ後戻りしなければならないのでしょうか。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
もし私たちに愛の心がなければ、つまりもし大霊の愛が私たちを通して表現されなかったら、こうして同じ大霊の子である地上の皆さんと交わるような事はしていないでしょう。どうか私たちの説く真理を唯一の判断の規準として私たちを裁いてください。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
“あなたの教えは間違っている―我々の常識に反するから”などという幼稚な事を言ってはなりません。霊界にとっての迷惑はさておいても、地上での戦争を正当化する事が許される訳がありません。物質的な面に限って見ても、ただ破壊するのみです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
霊界にとっても正当化の根拠はありません。なぜなら神の摂理への干渉にほかならないからです。霊はその機が熟した時に肉体から離れるべきであるとの摂理に、よくも平気で逆らえるものだと呆れます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
皆さんはかくあるべきという原理を何としても擁護しなくてはなりません。分別のない人達に霊の仕事の邪魔を許してはなりません。ご存知でしょうか、進歩と平和と調和を求めて戦う私達霊団の向うを張ってそれを阻止せんとする組織的な活動をしている邪霊集団もいるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上世界は人類というものを民族別に考えず全てが大霊の子であるという観点から考えないといけません。障壁を拵えているのは人間自身なのです。大霊ではありません。大霊は人間の一人一人に神性を賦与しているのです。従って人類の全てが大霊の一部なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
地上は建設すべきものが山ほどあるというのに上に立つ“お偉方”はなぜ破壊する事ばかりしたがるのでしょう。大霊はそうした人間の行為の全てを規律的に治めるための摂理を用意しております。それに干渉するような事をしてはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
逆らった事をすればその結果は破壊と混乱でしかありません。その事は(大戦で)目の当りにしたばかりではないでしょうか。ここにお集まりの皆さん方の一人一人が積極的にその影響力を行使して大霊の計画の推進のために尽力する人たちを先導して頂きたいのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
大霊が流血を望まれると思いますか。戦争による悲劇、苦痛、失業、飢餓、貧民窟を大霊が望まれると思いますか。子等が味わえるはずの恵みを奪われて喜ばれると思いますか。戦争で親を奪われて幼な子が路頭に迷う姿を見て大霊が喜ばれると思いますか。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
殺意が芽生えた時、理性が去ります。人間には神性が宿っていると同時に動物進化の名残としての獣性もあります。人間としての向上進化というのはその獣性を抑制し神性をより多く発揮できるようになる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
獣性が優勢になれば戦争と衝突と殺人が横行します。神性が発揮されお互いに愛し合うようになれば、平和と調和と豊かさが得られます。地上世界を国別、民族別に考えてはなりません。全てが大霊の一部である事を教えないといけません。みんな大霊の子なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
海で隔てられていても大霊の前では兄弟であり姉妹なのです。私たちの教えは単純です。しかし真実です。自然の摂理に基づいているからです。摂理を無視した方法で地上世界を築こうとすると混乱と無秩序が生じます。必ず破綻をきたします。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
忍耐強い努力と犠牲を払わない事には、これからも数々の戦争が起きる事でしょう。タネを蒔いてしまった以上はその産物を刈り取らねばなりません。因果律はごまかせないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
流血の争いというタネを蒔いておいて平和という収穫は刈り取れません。他国を物理的に支配せんとする欲望の張り合いをしながら、その必然の苦い結果を逃れる訳にはまいりません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
愛のタネを蒔けば愛が実ります。平和のタネを蒔けば平和が実ります。互助のタネを地上のいたるところに蒔いておけば、やがて互助の花が咲き乱れます。単純な真理なのです。あまりに単純すぎるために、かえって地上の“お偉方”を当惑させるのです。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【大戦で戦死した人たちの犠牲は何一つ良い結果を生み出さなかったのでしょうか―】何一つありません。今の世界の方が“偉大なる戦争”勃発以前よりさらに混沌状態に近づき、破壊が増しております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【数多く見られた英雄的行為が無駄に終ってしまう事も有り得るのでしょうか。霊的に何の報いもないのでしょうか―】その犠牲的行為をした当事者個人にはあります。動機が正しかったからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
ただ忘れないで頂きたいのは、そうした英雄を後世の人間が裏切っている事です。犠牲を無駄に終らせています。その原因は相変らず物的欲望を優先しているからです。【毎年のように“終戦記念日”の催しがありますが、少しは役に立っているのでしょうか】―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―たとえわずか二分間であっても全く思い出さないよりはましでしょう。がその日をライフル銃と銃剣と花火という戦争で使用する軍事力の誇示で祝って一体どうなるというのでしょう。何か霊的な行事で祝えないものでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【同じ日にスピリチュアリストの集会で行っている記念行事を続ける事には賛成なさいますか―】真実が表現されているところには必ず価値あるものが生まれます。説教も奉仕的精神を生むものであれば結構です。ただ聞くだけで終る説教では無意味です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
聴衆をいかにも平和の味方であるかの気分に浸らせるだけのキザな説教ではいけません。私が望むのは実際の活動を生み出すような説教、人のために役立つ事をしたいと思わせるような説教、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―弱者に勇気を与えるような説教、喪の悲しみに暮れる人を慰めてあげるような説教、住む家さえない人たちの心の支えとなるような説教、物質界の汚点である虐待行為の全てに終止符を打たせるような説教です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
お互いがお互いのためになるような事をする以外に平和の道はありません。全ての人間が互助の精神に満たされ、人のためになる行為を実践するようになるまでは平和は到来しません。これまで続けられてきた終戦記念日も今日では次の戦争の準備のための小休止でしかありません。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【不戦主義(兵役拒否)の運動に賛同なさいますか―】私はどの主義にも属しません。私にラベルはありません。名目に惑わされてはいけません。その目的としているものは何か、何を望んでいるのか、そこが大切です。なぜなら敵と味方の双方に誠実で善意の人がいるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
私たちの教えはいたって単純ですが、それを実行に移すには勇気がいります。一つの糸口をつかんだら、つまり霊的真理を知る事によって覚悟を決め、物的生活のあらゆる事柄に奉仕と無私の精神で臨めるようになれば、地上に平和と和合が招来されます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
それは主義・主張からは生まれません。神の子がそうした精神の真実性を悟り、それを日常生活において、政治活動において、工場において、政府機関において、あるいは国際政策において応用していく事によって初めて実現されるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
私たちにできるのは、これこそ真実に基いていると確信した原理を説き、それを応用すれば必ずや地上世界に良い結果がもたらされる事を自信をもって申上げるのみです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
その地上世界にいるのはあなた方です。最後の責任はあなた方にあります。しかし皆さんが人の道を誤る事さえなければ、私たちも精一杯の愛と厚意をもって導き、万全の協力を惜しまない事だけはお約束します。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
訳者注―私が“英国三大霊訓”と呼んでいる『シルバーバーチの霊訓』『ベールの彼方の生活』『霊訓』のうち邪霊集団の存在について一番強く説き警告しているのは『霊訓』である。その中から参考箇所を部分的に紹介する。通信は自動書記によるインペレーターからのもの。―
『インペレーターの霊訓』
すでに聞き及んでいようが、今汝を中心として進行中の新たな啓示の仕事と、それを阻止せんとする一味との間に熾烈なる反目がある。我等の霊団と邪霊集団との反目であり、言い換えれば人類の発達と啓発のための仕事と、それを遅らせんとする働きとの闘いである。
『インペレーターの霊訓』
それはいつの時代にもある善と悪、進歩派と逆行派との争いである。逆行派の軍団には悪意と邪心と欺瞞に満ちた霊が結集する。未熟なる霊の抱く憎しみによって煽られる者もいれば、真の悪意というよりは悪ふざけ程度の気持から加担する者もいる。
『インペレーターの霊訓』
要するに程度を異にする未熟な霊が全てこれに含まれる。闇の世界より光明の世界へと導かんとする我等をはじめとする他の多くの霊団の仕事に対し、ありとあらゆる理由からこれを阻止せんとする連中である。
-----
『インペレーターの霊訓』
汝にそうした存在が信じられず、地上への影響の甚大さが理解できぬのは、どうやらその現状が汝の肉眼に映らぬからのようである。となれば汝の霊眼が開くまでは、その大きさ、その実在ぶりを如実に理解する事はできぬであろう。
『インペレーターの霊訓』
その集団に集まるのは必然的に地縛霊、未発達霊の類である。彼らにとって地上生活は何の益ももたらさず、その意念の赴くところは彼らにとっては愉しみの宝庫とも言うべき地上でしかなく、霊界の霊的な喜びには何の反応も示さぬ。
『インペレーターの霊訓』
かつて地上で通い慣れた悪徳の巣窟をうろつき回り、同質の地上の人間に憑依し、、哀れなる汚らわしき地上生活に浸る事によって、淫乱と情欲の満足を間接的に得んとする。(中略)
『インペレーターの霊訓』
一方、人間の無知の産物たる死刑の手段によって肉体より切り離された殺人者の霊は、憤怒に燃えたまま地上をうろつき回り、決しておとなしく引っ込んではおらぬ。毒々しき激情をたぎらせ、不当な扱いに対する憎しみ―
『インペレーターの霊訓』
―その罪は往々にして文明社会の副産物に過ぎず、彼らはその哀れなる犠牲者なのである―を抱き、その不当行為への仕返しに出る。地上の人間の激情と生命の破壊行為を煽る。次々と罪悪をそそのかし、自分が犠牲となったその環境の永続を図る。(中略)
『インペレーターの霊訓』
かくの如く地上の誤りの犠牲となって他界し、やがて地上へ舞い戻るこうした邪霊は、当然の事ながら進歩と純潔と平和の敵である。我等の敵であり、我等の仕事への攻撃の扇動者となる。至極当然の成り行きであろう。
『インペレーターの霊訓』
久しく放蕩と堕落の地上生活に浸れる霊が、一気に聖純にして善良なる霊に変り得るであろうか。肉欲の塊りが至純なる霊に、獣のごとき人間が進歩を求める真面目な人間にそう易々と変れるであろうか。それが有得ぬ事くらいは汝にも分るであろう。
『インペレーターの霊訓』
彼らは人間の進歩を妨げ、真理の普及を阻止せんとする狙いにおいて、他の邪霊の大軍とともに、まさに地上人類と我等の敵である。
『インペレーターの霊訓』
真理の普及がしつこき抵抗にあうのは彼らの存在のせいであり、汝にそうした悪への影響力の全貌の認識は無理としても、そうした勢力の存在を無視し、彼らに攻撃のスキを見せる事があってはならぬ。
-----

未分類