『シルバーバーチの霊訓⑥』八章

『シルバーバーチの霊訓⑥』
【作家としても出版業者としても成功を収めている男性と、心霊知識の普及に健筆を揮っている女性(両者とも氏名は紹介されていない。手掛りになるものもない―訳者)が招かれた時の様子を紹介する。この男性か交霊会は今回が初めてであるがスピリチュアリズムには―】

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―【早くから親しんでいた。そこでシルバーバーチがこう挨拶した―】私はあなたを見知らぬ客としてではなく待ちに待った友として歓迎致します。どうかサークルの皆さんと思い切り寛いだ気分になって頂き、お互いに学び合ってまいりましょう。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
これまであなたもずいぶん長い道のりを歩んでこられました。決して楽な道ではありませんでした。石ころだらけの道でした。それをあなたは見事に克服してこられました。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
あなたご自身にとって、またあなたの愛する方たちにとって重大な意味をもつ決断を下さねばならなかった魂の危機を象徴する、忘れ難い出来事が数多くあります。【これを聞いてその男性は「少しピンと来ないところがあるのですが」と述べてから、―】

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―【自分が霊的に飢えていたというのはどういう意味かと尋ねた。すると―】(通常意識とは別に)あなたの魂が切望していたものがありました。あなたの内部で無意識に求めていたものですが、あなたはその欲求を満たしてやる事ができなかった。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
永い間あなたは何かを成就したい、やり遂げたい、我がものとしたいという絶え間ない衝動―抑えようにも抑え難い、荒れ狂ったような心の渇望を意識し、それがしばしば精神的な苦悩を生みました。“いったい自分の心の安らぎはどこに求めたらいいのか。―”

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―“自分の心の港、心の避難所はどこにあるのか”と心の中で叫ばれました。次々と難問は生じるのに回答は見出せませんでした。ですが、いいですか、その心の動乱は実はあなた自身の魂の体質が生んでいたのです。

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『シルバーバーチの霊訓⑥』
水銀柱が急速に上昇するかと思えば一気に下降します。あなたは暴発性と沈着性という相反するものを具えたパラドックス的人間です。いかがです、私の言っている事がお分りになりますか。【よく分ります。おっしゃる通りです。―】

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―【私なりに偉大な思想家から学ぼうと努力してきたつもりですが…】私にも真理の全てをお授けする事はできません。真理は無限であり、あなたも私も同様に有限だからです。我々も無限なるものを宿している事は事実ですが、その表現が悲しいほど不完全です。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
完全の域に達するまでは真理の全てを受入れる事はできません。真理とは無限の側面をもつダイヤモンドです。無限の反射光をもつ宝石です。その光は肉体に閉じ込められた意識では正しく捉え難く、その奥の霊のもつ自然の親和力によって手繰り寄せられた部分を―

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―おぼろげに理解する程度です。私には“さぁ、これが真理ですよ”と言えるものは持ち合わせません。あなたが求めておられるものの幾つかについて部分的な解答しかお出しできません。あなたは感受性のお強い方です。男性のわりには過敏でいらっしゃいます。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
それはそれなりの代償を支払わされます。普通の人間には分らないデリケートで霊妙なバイブレーションを感知できるほどの感受性をもっておれば当然、他の分野でも過敏とならざるを得ません。【その事を痛切に思い知らされております―】

『シルバーバーチの霊訓⑥』
感受性が強いという事は喜びも悲しみも強烈となるという事です。幸福の絶頂まで上がれるという事は奈落の底まで落ちる事も有得るという事です。強烈な精神的苦悶を味わわずして霊的歓喜は味わえません。二人三脚なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
私があなたのお役に立てる事といえば、たとえ苦境にあってもあなたは決して泥沼に足を取られてにっちもさっちも行かなくなっているのではない事、いつも背後霊によって導かれているという事を理解させてあげる事です。一人ぽっちであがいているのではないという事です。

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『シルバーバーチの霊訓⑥』
幸いな事にあなたは度を過して取乱す事のない性格をしていらっしゃいます。時には目先が真っ暗に思える事があっても、自分が望む事は必ず叶えられるとの確信をおもちです。どうぞ自信をもってください。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
あなたが生きておられるこの宇宙は無限なる愛によって創造され、その懐の中に抱かれているのです。その普遍的な愛とは別に、あなたへ個人的な愛念を抱き、あなたを導き、援助し、利用している霊の愛もあります。それは、よくよくの事がない限り自覚していらっしゃいません

『シルバーバーチの霊訓⑥』
私の申上げた事が参考になりましたでしょうか。【とても参考になりました―】【話は前後するが、この交霊会より早く、女性の文筆家が2度招かれていた。この夫人はスピリチュアリズム普及のためにいろいろと書いておられる。が最近ご主人に先立たれた―】

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―【シルバーバーチが歓迎の言葉をこう述べた―】あなたのペンの力で生きがいを見出してから他界した大勢の人に代って私が歓迎の言葉と感謝の気持を述べる機会をもつ事ができて、とても嬉しく思います。私たちにはあなたから慰めを得た人々の心、―

『シルバーバーチの霊訓⑥』
―あなたの健筆によって神の恵みに浴する事ができた魂が目に見えるのです。道を見失える者、疲れ果て困惑し切ってあなたの元を訪れる人々に、あなたは真心を込めて力になってあげられました。自分を人の為に役立てる事、これが私たちにとって最も大切なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑥』
【ご理解頂いているように、ともかく私は人の為にお役に立ちたいのです―】私たちの価値判断の基準は地上とは異なります。私たちは、出来ては消えゆく泡沫のような日々の出来事を物質の目でなく魂の知識で見つめます。


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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†