【6/21】これが死後の世界だ 訳者あとがき

事実は肯定するより否定する方が難しい。こういうものが存在すると主張するより、そんなものは存在しないと断言する方が、よほど難しいし慎重を要する。霊の存在、並びに霊界の存在も、これをきちんとした論拠なり実証でもって否定することはまず不可能である。

ところが現実には大半の人間が死後の存続を否定する。私自身も初めそのひとりだった。その根拠はそれが目に見えないということにあるのであろう。それ以外に否定する根拠は何ひとつ無いからである。

観方を変えれば、地上の人間はそのような精神構造に出来あがっているとも言えよう。つまり五感で捉えられないものは存在感を感じないのである。

考えれば考えるほど人間というのは地球という生活環境によって、徹底的に観念ないし感覚が固定化されていることを痛感する。ところが実際はその地球そのものについて全てを知りつくしているわけではない。

植物にしろ昆虫にしろ動物にしろ、思いも寄らない奇妙なものが幾らでも存在する。が別にそれらが“変わっている”わけではない。“見慣れないから”奇異に感じるにすぎない。むしろ見慣れたもの、当り前に思っていることの中に、本当は奇異に思ってもよいことが幾らでも存在する。

第一、ぐるぐる回転する円い球体の表面でこうした生活が営めること自体が驚異であり奇蹟と言ってよい。人体を考えても、よくもこんなものが出来たものだと思うし、それがよくも次次と誕生してくるものだと感心する。

英国の世界的物理学者オリバー・ロッジが「死後にも生命があるのだろうかというのは主客転倒した疑問だ。地上に生まれ出て来たことの方がよほど危険な冒険であって、こうして地上で肉体に宿って生活できること自体が奇蹟なのだ」と言っているが、まさに至言である。

死後の世界の存在は、もはや信仰の領域を出て、厳然たる事実となったと言ってよい。事実はどうしようもない。在るものは在るのである。ガリレオが“それでも地球はまわる”と言いながら死んだというが、いかに否定してみたところで霊の世界は厳然と存在する。しかもその世界から次々と通信が送られて来ている。

死後の世界をそうした霊界通信からの抜粋で紹介したものは、私の知るかぎりでは、本書の他にはジョン・レナード『スピリチュアリズムの真髄』The Higher Spiritualism by John Leonard があるくらいではないかと思う。

レナードの方が思想的ないし哲学的に広く深く突っ込んだ問題を扱い、従って本書に引用されていない霊界通信からの抜粋も多いが、死後の世界への案内書としては本書の方が一般向きであろう。

モーリス・テスターが『死とは何か』の中で「“死ぬ”ということは“生きる”ということと全く同じように重大な問題である。しかもそれがあなた自身にも日1日と迫ってきている。

アイスランドへの案内書を読んでも、行きたくなければ行かなくてもよい。結婚についての本を読んでも、生涯独身で通したければそれでもよい。が死だけはそうはいかない。」と言っているが、まさにその通りである。その、どうしても行かざるを得ない世界についての案内書が本書である。

大半の人間は必ず死ぬことを知っていながら、現実には永遠に死なないかのような呑気な生活をしている。一方、明日の命も危ない状態で必死で生きている人もおられるであろう。

そのいずれの人にとっても死後の存続という事実は、放っておけない重大な事実に違いない。本書があなたの現在の生活にとって何らかの意味でカツを入れることになれば、訳者として有難いと念じている。

昭和58年11月

近藤千雄

「死ぬなコリャ」なんだ?殺されるところに行かせるつもりか?もうあきらめたか?(祈)†■2025年2月19日UP■
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何しろ反逆の度がヒドイですし、シャレじゃなく本気で地球圏霊界を離れたいと切望していますから、そんな人間が帰幽後も仕事の核を担う存在として重宝される訳がありませんよね。「ポイッ」ってされるに決まってます。僕は帰幽後、アブラハムのように誰からも顧(かえり)みられない相当残念な状態になるのではないでしょうか。だったら、どうせ最悪人生が待ってるんだったら殺されても何でもイイからやるべき事をやった方がイイんじゃネィのか、と思ったりもするのです。僕などという反逆者を帰幽後も仕事の道具の中核として使う事はないだろう、なら、今までどの霊能者に頼んでもやってくれなかった仕事をドッカーンとやらせて一気に帰幽させて、あとはどうとでも好きにしなさい、キミの仕事は終わったよ、みたいにすればイイんじゃネィのか、と思ったりもするのです。もう最悪、物質界生活時も最悪、帰幽後の霊界生活も最悪、もう夢も希望もないという感じです。本当に返す返すも霊的仕事を遂行するというのは、これほどまで不愉快をやらされるものなのかと驚きを隠せません。イジメの度がヒドすぎる…続きを読む→
「地上に知れ渡るのか恐るべき事実だな」真実は必ず知れ渡る、隠し通す事は不可能です(祈)†■2024年7月24日UP■
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「珍プレーっすね」僕の反逆が霊界側にそのように映るという意味。そりゃ何よりで(祈)†■2025年5月28日UP■
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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†