「では、霊界においてひとつの世界から次の世界へ行く時に何か変化が起きるのだろうか – やはり病気などで死んでいくのだろうか – そういう疑問を発する人がいるかも知れない。それはまったく違う。

霊界には病気はない。原理的には地上における死も霊界における死もまったく同じ、つまり古い身体を棄て去るだけのことであるが、霊界の死は、次の世界へ行くだけの霊格を身につけた者に自然に訪れる“脱皮現象”なのである。

「霊魂は常に進化を求める。言い変えれば、より高い霊格を求めてやまない。そしてある時期が来ると、その向上した霊格が今までの界に合わなくなってくる。合わなくなると共に、その霊格に合った次の世界がありありと見えるようになる。

その時期が来るまでにはたして何十年、何百年、あるいは何千年の歳月が流れるか、それは知らない。が、いつかは来る。必ず来る。するとそれまでに獲得したあらゆる体験と知識とが凝結しはじめ、それとともに一種名状しがたい心地よい睡気を催してくる。

「その時が脱皮現象の始まりである。やがて自我が無念無想の完全な睡眠状態に陥ると、あたかも蟬が殻から脱け出る如く、新らしい身体をまとった精気はつらつたる霊魂が脱け出ていく。やがて目を覚まして辺りを見まわすと、すでにそこは違った世界 – 今まで生活していた世界より一段と高い世界である。

実に夢見るが如き心地である。痛みもなければ悲しみも湧かない。身体の形はほとんど変わっていない。それでいて前の界では相応(ふさわ)しいと思っていたが今では相応しくなくなった或る霊的要素が抜け落ちている。

「が霊覚は一層するどさを増している。その鋭い霊覚で、魂に刻み込まれた過去の生活を点検し始める。必要を感じた時にいつでも出来る。あたかも映画でも見るように眼前に展開し、そのひとつひとつについて正直な判断をせまられる。

かくして過去の総反省を終えると、それによって得た教訓を携えて新たな生活へと入っていく。その時、それまで生活を共にした仲間に強い未練を感じるかも知れない。が、だからといって連れて行くわけにはいかない。どうしてもいっしょの生活がしたければ、その仲間がそこまで向上してくるのを待ってやるほかはない。」

霊界では霊格が上下の界を隔て、各界では親和力の作用で同じ霊性をもつ者が共同生活を営んでいる。類が類をもって集まっているわけである。しかし霊格がある程度まで発達してくると、その親和力に逆らって行動できるようになり、異質の霊性をもつ者同士が中間地帯のようなところに集まって情報の交換をしたり、本来属していない環境での体験を求めて修行の旅に出ることもある。

そうした巾広い生活を重ねていくうちに、その界での体験をしつくし、少しずつその界にいることが不自然に感じられるようになる。それは霊格が向上して次の界へ上がる用意が出来てきたことの表れである。

以上がティエン霊の要旨であるが、いささか抽象的すぎて、これだけでは具体的な印象がつかめないであろう。そこで私は再びデービスの書から具体的な描写を紹介してみようと思う。

書物は『天界の住処(すみか)』。いわゆる“常夏の国(サマーランド)”を訪れたデービスは眼前に7つの美しい湖を見ながらこう語る。

■アナログ絵376「モーゼスの霊訓 上」表紙UP。復刊させるつもりでいるからここまで描いているのです(祈)†■2024年6月10日UP■
■アナログ絵376「モーゼスの霊訓 上」表紙UP。復刊させるつもりでいるからここまで描いているのです(祈)†
まず上巻表紙には霊媒モーゼス氏を登場させました。モーゼス氏が物質界に残した「霊訓“Spirit Teachings”」は人類史上に残る金字塔である事に疑いの余地はありません。これほど素晴らしい仕事をやり遂げたモーゼス氏ですから今頃素晴らしい境涯で生活しておられる事と思いますが、しかしモーゼス氏も懐疑の念が尋常ではありませんでした。このモーゼス氏の疑いの気持ち、霊団に対する反発心に比べれば、僕がずっと霊団に反逆している事などまだかわいく思えてきたりもします。特に中巻は壮絶を極めます。僕は霊団がムカついてどうしようもないですけど霊的な事を疑った事は全然ないですから、その部分がモーゼス氏と違うかも知れませんね。僕の場合は毎日霊団が霊聴にピーチクパーチクインスピレーションを降らせてきますので、霊的なモノを疑うとかそういうレベルのお話ではないんですよ、もう完全に人生の一部、日常生活の風景ですので。モーゼス氏はインスピレーションというカタチで霊団とコミュニケートはしていなかったそうですが、自動書記はガンガン受け取っていたという事です。僕は逆で、インスピレーションはガンガン受け取っているが自動書記テストはどれだけ続けていても全く手が動いて文章が綴られる事はありません…続きを読む→
「とんでもない悲劇が」まだ試練を浴びせ足りないのか、地球圏霊界を脱出したい(祈)†■2024年6月12日UP■
「とんでもない悲劇が」まだ試練を浴びせ足りないのか、地球圏霊界を脱出したい(祈)†
どうもこのプレアデスの男性と霊団の動きが似ているような気がしてならない。これは霊界上層界の、守護を命じられた人間(霊)を進歩向上させるための厳格なルールみたいなものがあって、それを順守しているのでプレアデスの男性と僕の霊団の動きが似てくるのではないか、なんて思ってみたりみなかったり。で、エレナさんはその邪悪の宇宙人どもに「脳内にチップを埋め込まれている」そうですが、それを取り除くシーンも紹介されていて、そこでプレアデスの男性と女性クルーとの間でバトルがあって、結局チップを取り除かずエレナさんの脳内に残したのです。これもおかしいだろう、取ってやれよ。たぶんですが、霊格が高まった方々にとっては肉体に起こる出来事など「ホンの一瞬の過ぎ去っていく出来事」であり、エレナさんの脳内にチップが残されているか取り除くかが問題なのではなく、エレナさんが物質界人生で学ぶべき事をしっかり学びきる事をプレアデスの男性は優先してわざと取り除かなかったのではないか、なんて思ってみたりみなかったり。肉体などというモノは自動的に脱ぎ捨てるものであり、現在の肉体のエレナさんの姿がその女性本来の姿ではない、エレナさん本来の外郭(霊体?)はプレアデスに保管してあって、地球圏での仕事が終わったらエレナさんはその衣服に着替えて、肉体に埋め込まれたチップともども脱ぎ捨てて、そんな低次元のモノとはすっかり縁が切れるのだから、それよりも経験を積ませる事を男性は優先させたのではないか…続きを読む→
「十戒」DVD主要シーンをキャプりました。もっと霊的シーン満載であって欲しかった(祈)†■2024年8月29日UP■
「十戒」DVD主要シーンをキャプりました。もっと霊的シーン満載であって欲しかった(祈)†
やはり「海割り」のシーンは何度見ても爽快ですね。この紀元前12世紀のモーセ氏が僕の「100の光の霊団」に協力して下さっているなどという事がどうして信じられるでしょう。霊団にそのような事を言われてもまるで絵空事のように聞こえます。よほど強烈な霊現象か何かでもこの眼で見ない限りそんな事は信じられるはずもありません。しかし霊団は「私を信じて欲しい」と言ってきてます。このインスピレーションがモーセ氏の思念という根拠はどこにもありませんので、まずは静観しておきましょう。これまでの霊団の動きからして、何もなく素通りしていくに決まってますので。ひとつたりとも言った通りになった事がありませんからね。しかし久々にムービーの作業をやってみて、やはりムービーは大事だなぁと改めて思ったりもします。僕はYouTubeにムービーをUPしても100%消されますから「消されると分かっているモノに対してパワーはかけられない」という気持ちが働いてトレイルムービーを作り続けられなくなったという経緯がありますが、このようにWordPress上にUPする事も一応できます…続きを見る→