シルバーバーチの霊訓 10巻

2020年7月2日

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※当時の僕が記述したコメントがそのまま掲載されています。とても削除し切れませんのでその部分は読み流して下さい(祈)†

シルバーバーチの霊訓 10巻

まえがき
1章 シルバーバーチの挨拶
2章 何のために生まれてくるのか
3章 生きがいある人生を送るには
4章 死ぬということはどういうことか
5章 死んだあと、どうなるのか
6章 音楽を語る
7章 再生問題を語る
8章 背後霊の仕事
9章 人生は霊的巡礼の旅
10章 質問に答える
11章 シルバーバーチの祈り
12章 シルバーバーチと私――モーリス・バーバネル
訳者あとがき

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まえがき

『シルバーバーチの霊訓⑩』【まえがき】人間は何のために生まれてくるのだろうか。死んだらどうなるのだろうか。もっと幸せで生き甲斐のある生活を送るにはどうすればよいのか。天地万物の背後には知的な“こころ”が存在するのだろうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』物的宇宙に、そして人間に、何か“計画”というものがあるのだろうか。知性の芽生えとともに、人類はこうした謎を追求し続けてきた。そして今その解答が、かつて同じこの地球で生活し今は一段と次元の高い世界へ進化して行っている人類の先輩霊の1人に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→よってもたらされつつある。その霊は人間の無知の暗闇を照らす松明(たいまつ)の持ち手としての使命を引き受け、地上で語るための霊媒としてモーリス・バーバネルを選んだ。間もなくそのバーバネルを通して語るメッセージに耳を傾ける小さな→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→グループができた。そしてそのうちの1人で“フリート街の法王”(英国ジャーナリズム界の御意見番)の異名をもつハンネン・スワッハーの名を冠して“ハンネン・スワッハー・ホームサークル”を正式の名称とした。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そのメンバーのうちの3人は世襲的にはユダヤ教徒であり、さらに3人はキリスト教徒だった。が、シルバーバーチと名のるその霊は、「我々が忠誠を捧げるのは1つの教義でもなく、1冊の書物でもなく、1個の教会でもなく、生命の大霊とその永遠不変の」→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「大自然の摂理です」と語るのだった。1人の人間が人類全体の命運を左右する事は現実にあり得る事である。イエスがそうだったし、ヒトラーがそうだった。このモーリス・バーバネルとシルバーバーチという2つの世界にまたがるコンビは、以来、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→数え切れないほどの人々の人生を変え、悲しむ人には慰めを、絶望の淵に沈む人には希望を与え、今や世界の隅々までその愛好者が増えつつある。ところで、そのシルバーバーチとはいったい何者であろうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それについては、最も身近な存在である霊媒のバーバネルも、1920年に始めて入神させられてシルバーバーチのマウスピースとなった時に何も知らなかった事は、間違いない事実である。そしてそれから61年後に他界するまで、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→もしかしたら知っていたかも知れないが、ひとことも口にしていない。が、彼はその61年の歳月を支配霊シルバーバーチの語るメッセージを世界中に広める事に献身した。他界する当日まで倦む事なく忠実にその使命を全うし続けた。

『シルバーバーチの霊訓⑩』本書には彼による最後の交霊会の霊言が収録されている。私はこの霊言集を3人の先達に捧げたい。すなわち優れた編集者であり、ジャーナリストであり、作家であり、また実業家としての才も見せた霊媒のモーリス・バーバネル、49年間にわたって→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→その地上での良き伴侶であった奥さんのシルビア、そしてサークルのメンバーであり同時に霊言の速記者でもあったフランシス・ムーア女史である。  パム・リーバ

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1章 シルバーバーチの挨拶

『シルバーバーチの霊訓⑩』【1章 シルバーバーチの挨拶】私たち霊団の者は、一種名状しがたい暗闇に包まれている地上各地において、大々的救済活動に従事しております。霊の光がその暗闇を突き破り、人間が全生命の根源―物質的に精神的に霊的に豊かにする→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→崇高な霊力の恩恵にあずかれるようにしてあげなければならないのです。進歩は遅々たるものです。克服しなければならない障害が山ほどあります。が、着実に進展しつつあります。各地に新しい橋頭堡が築かれつつあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊力は既に地上に根づいております。それが、幾百万とも知れぬ人々に恩恵をもたらす事でしょう。私をはじめ、私を補佐してくれる霊団の者、そして地上にあって私たちの道具となってくれるあなた方は、この気高い事業に奉仕する栄誉を担っている訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それ故にこそ我々は、双肩に託された信頼をいかなる形にても汚すことのないように心掛ける責任があると言えます。あなた方は霊力を活用する立場にあります。私も同じです。そして必要とあれば私は、こうして私たちがあなた方のために尽力しているように→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→あなた方が他人のために自分を役立てるための霊力を、さらに余分に引き出す事もできます。これまでに啓示して頂いた知識のおかげで、我々は背後に控える力が地上のいかなる霊力よりも強大であるとの認識によって、常に楽観と希望をもって→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→臨んでおります。敗北意識を抱いたり意気消沈したりする必要はありません。全て神の計画どおりに進行しており、今後もそれは変わりません。人間が邪魔する事はできます。計画の進展を遅らせる事はできます。が、宇宙最高の霊が地球救済のために→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→開始した計画を台無しにしてしまう事はできません。我々が有難く思うべき事は、地上的なものが提供してくれるいかなるものにも優る、物質の領域を超えた、より大きく美しい生命の世界を垣間見る事を可能にしてくれる霊的知識を手にしている事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その世界には、地上に豊かな恩恵をもたらす霊力の道具としての人間を援助し鼓舞し活用する事を唯一の望みとしている、進化せる高級霊が存在する事を我々は、信仰ではなく事実として認識しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その霊力は病気を癒し、悲しむ人を慰め、道を失った人を導き、無知を知識に置き換え、暗闇を光明に置き換え、生きる意欲を失った人には元気を与え、真理に渇いた人の心をうるおし、真の自我を見出そうとする人には神の計画に基づいたガイドラインを→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→提供してあげます。援助を求める祈りが聞かれないままで終るという事はありません。人のために何か役立つ事をしたいという願いが何の反応もなしに終る事はありません。霊界においては、自分より恵まれない人のために役立てる用意のある地上の人間を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→援助せんとして万全の態勢を整えております。ただ単に霊感や啓示を手にする事ができるというだけではありません。霊力という具体的なエネルギーの働きかけによって、受入れる用意のできた魂にふんだんに恩恵がもたらされるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その道具として、内部の神性をより多く発揮すべく、進化と発達と開発のために不断の努力を怠らないというのが、我々の絶対的な義務です。生命に死はありません。墓には生命を終わらせる力はありません。愛にも死はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』なぜなら愛は死を超えたものだからです。この生命と愛こそ、我々が所有しかつ利用する事のできる大霊の絶対的神性の双子(ツイン)です。それを発達させる事によって、我々より恵まれない人々のために、他の資質とともに活用する事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』今の地上は大霊すなわち宇宙の神よりも富の神マモンを崇拝する者の方が多くなっております。本来ならば人間生活を豊かにする霊的知識を携えた霊的指導者であるべきはずの宗教家が、まずもって無知なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊的真理とは何の関係もない、人間が勝手にこしらえた教義や信条やドグマを信じ、それに束縛されているからです。洞察力に富んでいなければならない立場の人みずからが、悲しいかな、一寸先も見えなくなっているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そのために、霊の力を地上に顕現させ、生命と愛とが永遠であるとの証拠を提供し、医者に見放された患者を治してあげる事によって霊力の有難さを味わわせてあげるためには、いろいろとしなければならない事がある訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊力の機能はそれ以外にもあります。日常の生活において他の全ての策が尽きたと思えた時の支えとなり、指示を与え、導きます。宇宙機構の中における地上の人生の目的を認識する事によって、各自がその本性を身体的に精神的に霊的に発揮できる道を見出し→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→かくして、たとえ僅かな間とはいえ、この地上での旅によって、これ以後に必ず訪れる次のより大きい生命の世界に備えて、大自然の摂理の意図するままに生きられるように導いていきます。自分はこれからどうなるのだろうかという不安や恐怖を抱く→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→必要はどこにもありません。霊は物質に勝るのです。大霊はいかなる地上の人間よりも強大な存在です。いつかは必ず神の計画通りになるのです。そのためには、あなた方人間の1人ひとりに果たすべき役割があります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』今住んでおられるところを、あなたがそこに存在するという事によって明るく豊かにする事ができるのです。そのための指針はあなたが霊的に受け入れる用意ができた時に授けられます。いったん宇宙の最大の力とのつながりができたからには→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→挫折は有り得ない事をご存じならば、いつも明るく信念と希望に燃えて下さい。あなたを愛する霊たちがいつでも援助に参ります。あなたと地上的な縁によってつながっている霊だけではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊的知識を地上全体に広めるためにあなたを霊的通路として活用せんとしている上層界の霊である場合もあります。私からのメッセージはいつも同じです。くよくよせずに元気をお出しなさい、という事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』毎朝が好機の訪れです。自己開発のための好機であると同時に、あなた自身ならびに縁によってあなたのもとを訪れる人々の地上での目的が成就される、その手段を提供してくれる好機の訪れでもあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【シルバーバーチの祈り】私ども一同は、暗黒と無知と迷信と利己主義と暴力、そのほか地上のガンともいうべき恐ろしい害毒を駆逐する事によって、神の創造活動に我々ならではの役目を果たす事ができますよう祈ります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私どもの仕事は、そうした害毒に代わって、神の子等が内部にその可能性を宿している燦爛たる光輝を発揮させる崇高な知識を授ける事です。これまでに私どもが授かった恩恵への感謝の表明として、私どもは今後ともその崇高な叡智と霊力の通路たるに→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→ふさわしい存在であり続け、恵まれない人々を救い他の人々に救いの手を差しのべ、生き甲斐ある人生の送り方を教える、その影響力の及ぶ範囲を強化し、そしてますます広げていく上で少しでもお役に立ちたいと祈る者です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ここに、常に己れを役立てる事をのみ願うインディアンの祈りを捧げます。

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2章 何のために生まれてくるのか

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上生活の目的は人間の霊性の発現を促す事です。地球という天体上に住む人間の一人一人に生きる目的があります。なのに大半の人間がその生活の基盤となっている霊的実在に気づいていないのは悲しい事です。まるで穴居人のようにガランとした暗がりの中で暮しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
視角がズレているのです。焦点が狂っているのです。ビジョンが間違っているのです。人生がもたらしてくれる莫大な豊かさを全く知らずにいます。霊的真理に気がつけば自分が今何をしなければならないかを自覚して、そこに人間革命が生じます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
我々はみんな人間的存在です。という事は内部に不完全であるが故の欠点を宿しているという事です。もし完全であればあなた方は地上に存在せず私は霊界に存在しないでしょう。宇宙における唯一の完全な存在である大霊に帰一してしまっている事でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私には皆さんの人間であるが故の弱点がよく理解できます。しかし一つ一つの問題を自分への挑戦として平然と受止めると同時に内部の霊性を強化し、開発し、発展させて霊性を高めるための触媒として、それを克服していかねばなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上的環境の中に置かれている以上あなた方は、地上ならではのさまざまな条件が生み出す幸福の絶頂と不幸のドン底、いわゆる人生の浮沈みというものに直面しない訳にはまいりません。しかし、そこにこそ皆さんが地上に生をうけた意味があるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
つまりそうしたさまざまな浮沈みの体験が皆さんの霊、真実の自我に潜在する資質を顕現させる事になるのです。困難と逆境とに遭遇してはじめて発揮されるものなのです。魂が真の自我に目覚めるのは太陽が光り輝いている時ではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
バラ色の人生の中では霊性は発揮されません。危機、挑戦、困難、障害、妨害の中にあってこそ発揮されるのです。それが魂に潜在する神性を自覚する唯一の触媒を提供してくれるのです。これは霊的叡智を求める求道者の全てに言える事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
断腸の思い、悲痛、苦痛を体験しない事には、その後に訪れる恩寵の有難さが十分に理解できません。人のために役立とうとする人間は試練を覚悟しなければなりません。時には力の限界までしごかれる事もあります。人間の一人一人に神の計画があるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
偶然の事故、偶然のチャンス、偶然の一致というものはありません。全てが大自然の摂理によって動いており、そこには奇跡も摂理への干渉も有得ません。摂理そのものが完璧に出来上がっているのです。なぜなら完全な叡智によって生み出されているからです。

【イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者】【イエスの成年時代 神と人間のはざまで】【イエスの弟子達 パウロ回心の前後】この3冊はぜひ皆さんにも手にとって頂きたいです。こんな僕に何度も何度も顕現して下さっているイエス様の壮絶な地上時代が通信霊によって克明に記述されているのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
神の法則に例外というものはありません。存在するもの全て―地上の森羅万象だけでなく無辺の大宇宙のあらゆるもの―が神の配剤にあずかっているのです。どちらへ目をやっても、そこに神の法則の働きがあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
小さすぎて見落されたり大きすぎて法則の枠からはみ出たりする事は有得ません。それと同じ法則があなたにも働いているのです。もちろん私にも、そして他の全ての人にも働いております。これで作用と反作用とが正反対のものであると同時に相等しいものだとお分りでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
幸福の絶頂に至るにはドン底の苦しみを味わわねばならない事、そしてまた皆さんが自分ではドン底を味わったつもりでいても、まだまだ絶頂を極めてはいらっしゃらない事もお分りでしょう。その証拠に心の奥のどこかにまだ死後の世界についての疑念をおもちです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし人間は生き続けます。地上で永遠に、という意味ではありません。地上的存在には不滅という事は有得ないのです。物的なものにはその役割を終えるべき時期というものが定められております。分解して元の成分に戻っていきます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大自然の摂理の一環として物的身体はそのパターンに従います。が“あなた”そのものは存在し続けます。生き続けたくないと思っても生き続けます。自然の摂理で、あなたという霊的存在は生き続けるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ある種の教義や信条を信じた者だけが永遠の生命を与えられると説いている宗教がありますが、永遠の生命は宗教や信仰や憧れや願い事とは無関係です。生き続けるという事は変えようにも変えられない摂理であり、自動的にそうなっているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そもそも人間は死んでから霊となるのではなくて、もともと霊であるものが地上へ肉体をまとって誕生し、その束の間の生活のためではなく霊界という本来の住処へ戻ってからの生活のために備えた発達と開発をするのですから、死後も生き続けて当り前なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
元の出発点へ帰るという事であり、地上のものは地上に残して、宇宙の大機構の中であなたなりの役目を果たすために、霊界でそのまま生き続けるのです。

シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「ベールの彼方の生活 1巻~4巻」です。人間全員が100%暮らす事になる次の生活の場、霊界における様々な界層での生活の様子を言語で説明できる限りトコトン紹介した書籍です。地上生活中に絶対に知っておくべき知識の宝庫なのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
その無限の宇宙機構の中にあって神の子は、一人の例外もなく必ず何らかの役目があります。そしてそれを果たそうとするといろいろと困難が生じます。がそれは正面から迎え撃って克服していくべき挑戦と心得るべきです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
困難と障害は霊性を発達させ進化させる上で必要不可欠の要素なのです。地上というところはバイブレーションが重く鈍く不活発で退屈な世界です。それに引きかえ霊の世界は精妙で繊細で鋭敏です。その霊妙なエネルギーを地上に顕現させるには各自に触媒となる体験が必要です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
太陽が燦々と輝いている時、つまり富と財産に囲まれた生活を送っているようでは霊的真理は見出せません。何一つ難問が無いようでは霊的真理は理解できません。困苦の真っ只中に置かれてはじめて触媒が働くのです霊性の開発には青天よりも嵐の方がためになるものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
鋼が鍛えられるのは火の中においてこそです。黄金が磨かれてそのまばゆいばかりの輝きを輝きを見せるようになるのは破砕の過程を経てこそです。人間の霊性も同じです。何度も何度も鍛えられてはじめて、かつて発揮された事のないより大きな霊性が発現するのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
黄金はそこに存在しているのです。しかしその純金が姿を見せるには原鉱を破砕して磨かねばなりません。鋼は溶鉱炉の中で焼き上げねばなりません。同じ事が皆さん方全てに言えるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊に関わるもの、あなたの永遠の財産であり、唯一の不変の実在である霊に関わるものに興味を抱くようになるには、それを受入れるだけの用意ができなくてはなりません。そこで鋼と同じように試練を受ける事が必要となるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
苦を味わわねばならないという事です。不自由を忍ばねばなりません。それは病気である場合もあり、何らかの危機である場合もあります。それがあなたの魂、神の火花に点火し、美しい炎と燃え上がりはじめます。それ以外に方法はありません。

「ペットは死後も生きている」ぜひこの書籍を手にとって“肉食”という食習慣について考えて頂きたいのです。そもそも僕達人間の身体は肉食動物として出来ておらず、植物食のみで全然普通に暮らしていけるよう出来てるのです。食肉用に“屠殺”された動物たちの霊界での様子を知って頂きたいです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
光を見出すのは闇の中においてこそです。知識を有難く思うのは無知の不自由を味わってこそです。人生は両極です。相対性といってもよろしい。要するに作用と反作用とが同等であると同時に正反対である状態の事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
魂はその琴線に触れる体験を経るまで目覚めないものです。その体験の中にあってはあたかもこの世から希望が消え失せ光明も導きも無くなったかに思えるものです。絶望の淵にいる思いがします。ドン底に突き落とされ、這い上がる可能性がないかに思える恐怖を味わいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そこに至ってはじめて魂が目を覚ますのです。ですから私たち霊界の者は魂にその受入れ準備ができるまで根気よく待つ他ないのです。馬を水辺へ連れて行く事はできても水を飲ませる事はできない、という諺があります。本人がその気にならなければどうしようもないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私には皆さんのどなたより長い経験があります。そのおかげで我々の全てを包摂し全存在に配剤した自然法則の完璧さについて皆さんよりも深く理解しております。時おり私は地上の同志のもとを訪ねてみる事がありますが、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―霊的知識を携えているはずの人が悩み、そして心配しているのを見て不可解でならない事があります。霊的知識は永遠の霊にはいかなる危害も及ばない事を保証する基盤であるはずです。霊的知識を手にした者は常に光の中に生き、明日を思い煩う事があってはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上には人間が思い煩う必要のある事は何一つありません。あなたの内部には霊的兵器―悲常事態や危機に際して活用できる霊的資質が宿されているのです。その潜在力を呼び起こし、待機している霊に訴えれば、解決できない問題は何一つありません。

シルバーバーチの霊訓、全12巻の他に【古代霊は語る シルバーバーチ霊訓より】【シルバーバーチのスピリチュアルな法則】【シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ】【シルバーバーチの新たなる啓示】【シルバーバーチ 最後の啓示】【シルバーバーチ 今日のことば】等もあります(祈)

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3章 生きがいある人生を送るには

『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれ一同は神の道具です。神の道具として役立つという事は光栄な事です。人のために役立つ事をする事ほど立派な宗教的行為はありません。それこそが霊のコインです。人のために自分を役立てる事は崇高な事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは人の生活を豊かにすると同時に自分の生活をも豊かにします。またこの世には自分の事を思ってくれる者はいないと思い込んでいる人々に慰めをもたらします。人のために役立っていると思う時、私たちは心の奥に安らぎと静けさと満足感を覚えます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
宇宙の絶対的な支配力への全幅の信頼、神へ向けて一歩また一歩と近づかんとする努力の支えとなる堅忍不抜さは、人のために尽している中でこそ得られるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
目標の頂点は宇宙の大霊すなわち神です。我々が生活するこの果てしない宇宙を創造し、ありとあらゆる存在に配剤するための摂理を考案した無限の愛と叡智の粋です。大霊と離れて何ものも存在しません。大霊が全てなのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大なるもの、小なるもの、複雑なもの、単純なもの、生命現象のありとあらゆる側面に対して神の配剤があるのです。霊の働きがあってこそ全てが存在できているのです。神の霊が全てに潜在している以上、神との縁は切ろうにも切る事ができないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間がいかなる説を立てようと、神が全てに宿り給い、従って神は全てであり全てが神であるという事実は変える事はできません。無限なる創造主であり、その愛と叡智によって壮大な宇宙を経綸し、その完全なる知性によって摂理を考案して、壮大と言えるほどの大きいものから―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
顕微鏡的に小さいものまでの、ありとあらゆる存在を包摂し、その一つ一つに必要な配剤をしてくださっている大霊を超えた存在は、誰一人、何一つありません。その摂理の作用は完全無欠であり、その支配の外に出られるものはありません。

僕たち地上人類は国家も民族も国境も肌の色も関係なく全員が神の分霊を受けて個性を与えられた存在であり、神を共通の親とした霊的大家族である…この理解が全人類に行き渡れば現在地上で蔓延している数々の諸問題が解消されます。戦争も領土問題も差別も飢餓も消え、地上天国の到来を早めます(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
小さすぎるからという事で無視されたり、見落されたり、忘れ去られたりする事はありません。それは大霊の一部が生きとし生けるもの全てに宿っているからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
言いかえれば神がその霊性の一部を各自に吹き込んだからこそ存在しているのであり、その霊性が神と我々とを結びつけ、また我々お互いをつないでいるのです。その絆を断ち切る事のできる力は地上にも霊界にも存在しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その絆があるからこそ叡智と真理と啓示の無限の貯蔵所を利用する事も可能なのです。生命力すなわち霊が全ての存在、全ての人間に宿っているのです。その最高の形がほかならぬ人類という存在に見られます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人類一人一人の中に、永遠に神と結びつけ、また人間同士を結びつけている霊性が宿っているのです。その絆こそ万全の宇宙的ネットワークの一環なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんより永い経験をもつ私たち霊団の者も、この果てしない大機構を生出された神の叡智の美事さに感嘆せずにはいられない事ばかりです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
また私たちの心の視野を常に広げ、自分が何者であり如何なる存在であるかについての認識を増やし続けてくれる真理と叡智とインスピレーションの絶え間ない流れ、私たちの一人一人に宿る霊の力、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―我がものとする事ができるにもかかわらず、霊の豊かさと神と同胞とのつながりについて何も知らずにいる地上の人たちのために活用すべき才能を授かっている事に、私たち霊団の者は改めて感謝の意を表明せずにはいられません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大自然の法則は、我々の一人一人に生命を吹き込んでくださった創造神と常に一体関係にあるように、そして地上世界はおろか霊の世界のいかなる力によってもその絆が断ち切られる事がないように配慮してあるのです。

肉体が太陽光線や食物によって形成されるように、地上生活における行為、言葉、思念が一定の波長の幽体を形成し、死後その波長に合った境涯へと自然に引かれて行きます。その境涯にいるのはあなたと同じレベルの霊性の者ばかりです。自分の未来を良くするも悪くするも自分次第、全て自己責任です(祈

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
さらにその霊の機構を愛の力が導き管理し常に調和を維持して、受け入れる用意のある者が霊力と叡智と真理とインスピレーションとを授かるための手段を用意しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その上われわれ自らが道具となって、地上の人間生活を豊かにし、病める者を癒し、喪に服する者を慰め、人生に疲れた者に力を与え、道を見失える者に導きを与える、全存在の始源からの崇高な霊力の恩恵をもたらす事ができるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれはそのための才能を授かっているのです。それを発達させる事によって、われわれが手にした掛けがえのない知識の恩恵にあずかれずにいる不幸な人たちのために活用する事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
要するに、この荘厳な霊力の流れる通路としていっそう磨きをかけ、受け入れる用意のできた人々に惜しみなく恩恵をもたらしてあげられるようになる事が、われわれの大切な務めなのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
さて、ここで人生体験が霊的に見てどのような意味をもっているかをご説明しましょう。地上の人間は、なぜ苦しみがあるのか、病気には何の目的があるのか、なぜ危機、困難、障害といったものに遭遇しなければならないかといった疑問を抱きますが、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―これらはみなそれに遭遇する事によってまずカタルシス(※)を起こさせ、続いてカタリスト(※※)として霊的真理を学ばせる機会を提供してくれる、魂がぜひとも体験しなければならない挑戦課題なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※カタルシス―語源的には“浄化する”という事で、それが精神医学において、無意識の精神的抑圧を洗い流す作用を意味する。※※精神的革命の触媒となるもの―訳者)

テキストを撃ってる時、いつものように僕に法悦の霊力が降り注ぎ、時々キィィンと高い波長が霊聴で響き、僕の顔とモニタの間を光がヒュンヒュン横切ります。皆さん、五感という限られた感覚では捉えられない、高いバイブレーションの世界が僕たちのすぐ身近に存在している事をぜひ認識しましょう(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
魂は低く落込む事が可能であるだけ、それだけ高く向上する事もできます。それが両極の原理、即ち作用と反作用は相等しいものであると同時に正反対のものであるという法則です。憎しみと愛、光と闇、嵐と静けさ、こうした“対”は同じコインの表と裏の関係にあるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私の好きなことわざがバイブルの中にあります。“信仰に知識を加えよ”というのですが私はこれを“知識を得たら、それに信仰を加味せよ”と言い変えたいところです。所詮全ての知識を手にする事はできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方は人の子であり能力に限界があるからです。人生の嵐に抵抗し何が起きようと盤石不動であるためには、その土台として霊的知識を必要としますが、限られた知識では全てをカバーする事はできません。その足らざる部分は信仰心で補いなさいと私は言うのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
本来の住処である霊界から地上へこうして戻ってきて皆さんの賛同を得るのに私たち霊団が愛と理性に訴えている事を私は誇りに思っております。有無を言わせず命令する事はしません。ああしてほしいとか、こうしてくれとかの要求も致しません。(※)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方の判断によって自由におやりになられるがよろしい。そして霊の世界から申上げる事があなた方の理性を納得させる事ができず反発を覚えさせる時、知性が侮辱される思いをなさる時は、遠慮なく拒絶なさるがよろしい。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※この姿勢は当初からの方針として徹底しており、例えば霊言を公表すべきか否かについてさえバーバネルとスワッハーとの間で意見が対立し激論を闘わせた事もあったのに、シルバーバーチはその事に一言も口をはさんでいない。)―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(これは霊界の計画だから早く公表するように、といった助言があってもよさそうに思えるのであるが、それすらなく、実際にサイキックニューズ紙に連載され、やがて霊言集として出版されるまでに十数年の歳月が流れている―訳者)

以前、幽体離脱中にある施設で子供達と会ってる時、一人の女の子が僕の事を「校長先生」って言ってきて笑っちゃいましたが、僕がその女の子にお礼を言ってると、その施設で実際に校長先生をしてると思われる、妙にしわがれて身体全体が矮小化した男性が不満一杯の表情で僕の所に来るのです→

→矮小化した男性は何やら僕に文句を言ってるのですが、僕は逆に質問で攻め立て、教育方針、非行の問題等に対してどう現実的な手を打ってるのか、などとまくし立てたら、言い返せずに渋い顔をしてました。校長という権威にしがみつく心が矮小化した身体となって表現されてたのかも知れません(考)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちはとしては皆さんが自発的に望まれた上で協力と忠誠を捧げて下さるように皆さんの内部の卑俗なものではなく最高の判断力に訴えなければならないのです。といって私たちの方からは何もしないというのではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それぞれの活動の分野、日常の仕事において援助を受けていらっしゃる事に気づかれるはずです。そしてそれとは別の分野において人のために役立つ事をするように導かれているのです。私も私なりに皆さんのお役に立ちたいと願っております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
気づいていらっしゃらないかも知れませんが、これまでに味わった事のない精神的ないし霊的な豊かさをきっと手にされる事になる生き方にそっと導かれていらっしゃいます。そうした中にあってさえ皆さんの心の中には次々と悩みが生じ疑問を抱かれるのも、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―地上の人間としては止むを得ない事として私は理解しております。がしかしどう理屈をこねたところで全宇宙の中にあって唯一の実在は“霊”である事を改めて申上げます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質はその本性そのものが束の間の存在であり移ろいやすいものです。物的に顕現している形態そのものには永続性はありません。それが存在を保っているのは霊によって生命を与えられているからです。原動力は霊なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊こそがあなたを、そして他の全ての人を地上に生かしめているのです。霊が引っ込めが物質は崩壊します。あなたの身体は元のチリに戻りますが、本当のあなたである霊は永遠の進化の旅を続けます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方は霊を携えた身体ではありません。身体を携えた霊なのです。本当のあなたは鏡に映る容姿ではありません。それは霊が地上で自我を表現するための物的な道具、複雑な機械にすぎません。霊は物質に勝ります。霊が王様であり、物質は召使いです。

霊関連の書籍をさらに追加購入して通読。読むほどに地上にて霊能を発揮して偉業を達成する方々はまさに「選ばれた人々」であり、それに比べ僕は何の使命も帯びずに個人的な進歩向上目的で降りてきた幼稚な少年だったと改めて痛感するのです。僕はよほど稀有なパターンだったのではないかと(考)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
こうした事実を追求していくうちに、あなたの視野と焦点の置きどころか変っていく事に気づかれます。自分がなぜ地上にいるのか、真の自我を発揮するにはどうすべきか、そうした事を理解しはじめます。どういう種類の事であっても結構です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
自分の能力を伸ばして他の人への援助を啓発のために活用する―それがあなた方の為すべき事です。忘れないで頂きたいのは、皆さんは“不完全な世界”に生きている“不完全な存在”だという事です。もし完全であれば神はあなた方を地上へ送らなかったでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その不完全な世界においてあなた方は持てる才能をいかに活用するかについて自由な選択権が与えられております。地上世界の特異性は対照性、ないしは両極性にあります。美点と特性を具えた者と、それらを欠いた者とが同じ地上に存在している事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これは霊界では有得ない事です。各界が同じ性質の霊で構成されていて、対照的なものが存在しません。地上生活の目的は善悪さまざまな体験を通じて魂が潜在的神性を発揮して強くたくましく成長するチャンスを提供する事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それで悪事があり、罪があり、暴力がある訳です。進化は一直線に進むものではありません。スパイラルを描きながら進みます。表面的には美しく見えても、その底はあまり美しくないものがあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私が霊界の界層の話をする時、それは必ずしも丸い天体の事を言っているのではありません。(※)さまざまな発達段階の存在の場の事を指しており、それらが地理的に平面上で仕切られているのではなく、低いレベルから高いレベルへと段階的につながっているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※“必ずしも”と言っている事から察せられるように、地球と同じ丸い形をした界層も存在する。それが取りも直さず地縛霊の世界で、地球圏の範囲から抜け出られないまま地上と同じような生活の場を形成している。同じ事が各天体について言えると考えてよい―訳者)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが無限につながっており、これでおしまいという頂上がないのです霊性が開発されるにつれて、さらに開発すべきものがある事に気づきます。知識と同じです。知れば知るほどその先にもっと知るべきものが存在する事に気づきます。

インペレーター霊も言ってます。死刑制度は間違っています。死刑によって強制的に肉体から引き離された死刑囚の霊は、憤怒に燃えた地縛霊となって地上をうろつき回り、波長の合う人間に次々と悪行をそそのかします。死刑制度を続ける限り人類の霊的進化は遅々として進まないと『霊訓』にあります(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
各界層にはほぼ同等の霊的発達段階にある者が集まっております。それより高い界層へ進むにはそれに相応しい霊格を身につけねばなりません。低い階層へはいつでも行く事ができます。現に私たちは今こうして低い界層の人々を啓発する使命を担って地上へ降りて来ております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
向上とは不完全さを洗い落とし、完全へ向けて絶え間なく努力して成長していく事です。それは今日一日を大切に生きるという事だけでよいのです。毎朝の訪れを性格形成のための無限の可能性を告げるものとして迎える事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが自我を開発させ、人生に目的性をもたせる事になります。残念ながら今の地上のあまりに大勢の人たちが人生に対す目的意識を忘れております。神の心を我が心とするように心掛ける事です。霊力と一体となるように心掛ける事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんの一人一人が神の愛の御手が触れるのを感じ取り、常に守られている事を知り、明日が何をもたらすかを恐れないようにならないといけません。そして人のために自分を役立てる機会を頂いた事を喜ぶ事です。私たちは大きな闘いに参加しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
小競り合い、大規模な戦争がいくつもありました。が本当に闘っている相手は貪欲、怨念、利己主義という地上を蝕んでいる物質中心主義の副産物です。そこで私たちは全存在の始源は無限の創造主から発せられる聖なる霊力である事を実証し、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―死が言語に絶する素晴らしい霊の世界への扉にすぎない事をお教えするのです。それがあなた方も参加しておられる闘いです。その将校や指揮官は、戦闘のあまりの激しさに退却する事がないよう厳しい試練を受けねばなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方の進む道は、霊界からあなた方を愛している大勢の霊が必ず示してくれます。それは地上で血縁関係にあった者だけではありません。霊的な近親関係にある者もいます。その霊たちがあなた方を使って恵まれない人々のために影響力を行使するのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれはみな同じ霊的巡礼の旅を続ける仲間です。神への巡礼の道は無数に存在します。いかなる知識も、それがわれわれの視野の地平線を少しでも広げ、この宇宙についての理解を深める上で役立っている事を感謝致しましょう。

皆さん、何よりも大切な霊的知識を得ましょう。因果律の働きを理解しましょう。こういう地上生活を送ったら霊界に行ってこういう状況になる、という事を得心していれば…自分勝手・無責任な生活を送っていると下層界へ落ちて悲惨な状況になると知っていれば、絶対に日常生活を律するはずなんです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
知識には責任が伴います。それなりの代価を支払わねばなりません。知識を手にしたという事は、それを手にしていない人よりも責任が大きいという事です。しかし私たち霊界の者は私たちの道具として協力して下さる地上の人々を見捨てるような事は決して致しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
本当ならここで、あなた方地上の人たちも決して私たちを見捨てませんというセリフをお聞きしたいところですが、残念ながらそれは有得ない事のようです。皆さんは自分で気づいていらっしゃる以上に霊界からいろいろと援助を受けておられます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
いずれ地上を去ってこちらへお出でになり、地上でなさった事を総合的に査定なされば、きっと驚かれる事でしょう。私たちは魂の成長に関わった事で援助しているのです。それが一番大切だからです。それに引きかえ地上の各分野での混乱ぶりはどうでしょうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
宗教は本来の目的を果たせなくなっております。科学者は自分たちの発明・発見が及ぼす被害の大きさを十分に認識しておりません。唯物思想の袋小路に入り込んでしまった思想家たちは、誰一人救えないどころか自分自身すら救えなくなっております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その点われわれは光栄にも神の道具として大切な仕事を仰せつかり、一人一人に託された信頼を自覚しております。私たち霊界の者は縁あって皆さんの元を訪れる人たちに霊と精神と身体に真実の自由をもたらす崇高な真理を理解させ真の自我を見出させてあげるべく、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―皆さんを導き、勇気づけ、元気づけ、鼓舞する用意ができております。本当の自分を見出す事、それが人生の究極の目的だからです。地上には霊的進歩を計るものさしがありませんから、そうした協力関係の中で皆さんがどれほどの貢献をなさっているかがお分りになりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかしたった一人の人の悲しみを慰め、たった一人の人の病気を治し、たった一人の人に真の自我に目覚めさせてあげる事ができたら、それだけあなたの全人生が無駄でなかった事になります。私たちはひたすら“人のために役立つ事”を心掛けております。

シルバーバーチはいわば霊的知識の初心者の方々へ向けた書籍ですが、もっと高度な霊的知識に興味を持たれた方は僕の過去ブログ“「霊」関連書籍の総括”にて様々な霊関連の書籍を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。知識を得て損する事など一つもないのですから☆(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
不安を抱いたり動転するような事があってはなりません。不安は無知の産物です。知識を授かった人はそれによって不安を追い払えるようでなくてはなりません。皆さんは宇宙最大のエネルギー源とのつながりが持てるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これまでに知られた物的世界のいかなるエネルギーよりも壮大です。崇高なエネルギーです。それをあなた方を通して流入させ、恵み深い仕事を遂行する事ができるのです。落胆したり悲観的になったりしてはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
幸いにして不変の基本的な霊的真理を手にした者は、いかなる事態にあっても霊は物質に勝るとの信念を忘れてはなりません。解決策はきっと見つかります。ただ必ずしも“すぐに”とはいきません。しばらく待たされる事があります。―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(別のところで、忍耐力と信念を試すために“わざと”ギリギリのところまで待たせる事もする、と述べている―訳者)自分より恵まれない人のための仕事に従事する事は光栄この上ない事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれが人のために尽している時、われわれみずからも、より高い、進化せる存在による働きかけの恩恵を受けているのです。自分の事は何一つ望まず、ただひたすらわれわれを鼓舞して、暗闇のあるところには光を、無知のはびこっているところには真理を、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―窮地に陥っている人には援助をもたらす事に奨励しているのです。そうした強大な霊団―生きがいある人生を模索している人のために我々を道具として尽力している高級霊―の存在をますます身近に感じる事ができるように努力致しましょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その崇高なる霊力がますます多くの人間を通じて地上へ注がれ、恩恵を広め、悲しむ人々を慰め、病の人を癒し、道に迷いもはや解決の手段は無いものと思い込んでいる人々に導きを与える事ができるという事は本当に有難い事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊力がどこかで効を奏すると、そこに橋頭堡が敷設され強化されます。続いて新たな橋頭堡の敷設と強化を求めます。かくして次第に霊力が地球を取り囲み、ますます多くの人々がその莫大な恩恵にあずかる事になります。

僕の地上における画家活動は残念ながら終了となりましたが、僕がこれまで得てきた霊的知識に照らせば何も落ち込む必要はないんです。帰幽すれば思う存分「絵」に復活できる、それまでちょっと辛抱すればいいのですから。これにて僕は高級霊の方々の霊力の通路、霊的知識普及の道具となった訳です(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれはこれまでに存在の始源から勿体ないほど多くの恩恵を授かってまいりました。それによって同志の多くが霊的に豊かになりました。なればこそ、われわれより恵まれない人たちが同じ豊かさと美と栄光を分かち合えるように、われわれの奉仕的精神を一段と堅固に、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―そして強力にする事ができるよう神に祈りたいと思います。知識がもたらすところの責任も片時も忘れないように致しましょう。われわれはもはや知らなかったでは済まされません。精神的自由と霊的解放をもたらす真理を手にしているからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間の一人一人に神性の一部を植えつけてくださった宇宙の大霊とのより一層の調和を求めて、人のために自分を役立てる機会をますます多く与えてくださるように祈ろうではありませんか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうした生き方の中においてこそ全て神が良きに計らってくださるという内的な安らぎ、静寂、悟り、落着きを得る事ができます。そして無限の創造活動を促進する上でわれわれも役目を担っている事になるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【あなたは人類全体が霊において繋がっているとおっしゃていますが大半の人間はその事に気づいておりません。その霊性を発見するためになぜ“目覚めなくてはならない”のでしょうか。そこがよく分りません―】表面をご覧になって感じられるほど不可解な謎ではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
理解して頂かねばならないのは人間は肉体を携えた霊であって霊を携えた肉体ではないという事です。物質が存在できるのは霊による賦活作用があるからであり、その霊は神性の火花として存在の全て、生命を表現しているあらゆる形態の根源的要素となっているものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
改めて申上げるまでもなく、地上へ誕生してくる目的は各自の魂の成長と開発と発達を促進するような体験を積み、肉体の死後に待ちうける次の段階の生活に相応しい進化を遂げる事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上は幼稚園であり、霊界は大人の学校です。今この地上においてあなたは教訓を正しく身につけ、精神を培い、霊性を鍛えて、神から頂いた才能を心霊治療その他の分野で人のために使用できるまで発達させる事を心掛けるべきです。

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【この世的なものをなるべく捨てて霊的なものを求める生き方が理想なのでしょうか、それともできるだけ多くの地上的体験を積むべきでしょうか―】物質というものを霊から切り離して、あたかも水も通さないほどに両者が仕切られているかに思ってはいけません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
両者には密接な相互関係があります。地上にいる間は霊が物質を支配していても物質がその支配の程度を規制しております。物質を霊から切り離して考えてはいけません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上生活の目的は、いよいよ霊界へ旅立つ時に霊に十分な備えが出来ているようにさまざまな体験を積む事です。まずこの地球へ来るのはそのためです。地上はトレーニングセンターのようなものです。霊が死後の生活に対して十分な支度を整えるための学校です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方にとってイヤな体験こそ本当は一番為になるのですよと繰返し申上げるのはそういう理由からです。魂が目覚めるのは呑気な生活の中ではなく嵐のような生活の中においてこそです。雷鳴が轟き、稲妻が走っている時です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
酷い目に遭わなくてはいけません。しごかれないといけません。磨かれないといけません。人生の絶頂と同時にドン底も体験しなくてはいけません。地上だからこそ味わえる体験を積まないといけません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
かくして霊は一段と威力を増し強化されて、死後に待ちうけている生活への備えができるのです。【(ベトナムから訪れた青年が質問する)私は余暇を利用して人のために何かしたいと思っているのですが何をしたらよいか分りません。何かアドバイスを頂きたいのですが…】―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―距離的にも霊的にもあなたはずいぶん長い旅をしてこられましたね。しかし今この交霊会に出席していらっしゃるという事実が、霊力というものがイザという時に導いてくれる事の証明です。人のために何かをなさりたいという願望に対してはいずれチャンスが用意されます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ただし急いては事を仕損じます。地上の大勢の方々に苦言を呈すれば長い迷いの末に霊的実在に目覚めた方は、とかく何でもいいから心霊的能力を発揮したいという気持に駆られすぎます。道はそのうち示されます。導きを祈る事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたもこれまでの人生で、もう少しで人間への信頼を失いそうになるほどの精神的打撃を受けてこられました。しかし信頼を地上の人間にのみ置いてはいけません。神すなわち愛と叡智と知識の権化である大霊が存在します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
疑念が生じた時は精神を統一して物質界の喧騒から逃れるのです。すると霊的理解が得られます。統一状態が深まれば深まるほど内的な安らぎ、静寂、安心感、決意といったものが深まり、自分にとって最良のものが授けられるとの確信をもつ事ができるようになります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私からお答えできるのはそれだけです。あなたは今すばらしい御手に抱かれております決して一人ぽっちにはされません。時がたつにつれて人のために仕事をするチャンスが背後霊によってもたらされてまいります。

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【(もう一人の招待客が尋ねる)心霊治療を体験したあと私自身もグループを結成して心霊治療を開始したのですが、その後私だけ独立して一人で治療活動を続けております。人のためになるのであればどういう形でやっても同じと考えてよいでしょうか】―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―あなたご自身はどうお考えですか。【私は霊的な観点からいうと同じではないと思います。私なりにできるだけの努力はしているつもりですが次々と難しい事が生じてくると私の取った態度が霊界側に迷惑をかけたのではなかろうかと思う事があるのです】―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―奉仕は霊の正貨です。奉仕に勝る宗教はありません。人のために自分を役立てる事は尊い行為です。あなたの望み通りの分野で仕事ができなくても、人のためになると思う事を、その時その時に行えばよろしい。ドアを押してみてすぐに開けば、その道を行けばよろしい。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
カギの掛かったドアをしつこく叩いてはいけません。時間とエネルギーの無駄です。次々と生じる難問に動じてはいけません。困難は挑戦すべき課題です。困難もなく難問もなく障害も妨害もないようでは潜在する能力を発揮するチャンスがない事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間は危機に直面してはじめて、自分の奥に思いも寄らなかった力がある事に気づきます。普段はその貯えの表面をひっかいている程度にすぎません。その潜在力と背後霊の導きをもってすれば克服できないほど大きな困難はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たち霊界の者は“地上で”仕事をしなければならないのです。従ってその限界というものを弁えております。つまり私たちが使用する道具は人間的煩悩を具えており、もろく、かつ気まぐれです。しかし私たちとしては差し当って使用できるもので最善を尽すしかありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
このサークルに来られる人々にいつも申上げている事ですが、信念に迷いが生じた時は、かつて自分がドン底にあった時に立ち帰って見る事です。もう絶対に救われる見込みはないと思われた奈落の底にいたのです。そしてその絶体絶命のピンチで道が開かれたのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これからも道は必ず開けてまいります。あなたはあなたなりに最善を尽くしていればよいのです。所詮あなたは完全な存在ではありません。地上においても霊界においても完全というものは達成できないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
完全への道は永遠に続くのです。この事はこのサークルのメンバーの方は耳にタコができるほど聞かされております。しくじってもまた立ち直る事ができるのです。

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【ここでその質問者はシルビア・バーバネルに向って「私はあなたがお書きになった<子供の死後>を読んでいろいろ慰められました。私も娘を二人亡くしているものですから。つい最近も男の子を亡くされた方にお貸ししたばかりです」】―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―【「私と同じように大きな慰めを得て下さればと期待しているところです」と述べるとシルバーバーチがこう述べた―】パン種が発酵するのです。これからも発酵し続ける事でしょう。この大規模な戦いにおいてわれわれは勝ち組の方に属しており最後は必ず勝利者となります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
敗者とはなりません。背後に控える勢力は全宇宙でも最大のものです。大霊の力なのです。地上で知られているいかなる力よりも強大です。これまでその力が成就してきた数々の驚異をこの目で見てきている私は、その力に全幅の信頼を置いております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私の目には何一つ心配すべき理由は見当たりません。【(霊的指導者として人生相談にものっている人が述べる)自分自身、霊的指導者として恥じない生活をしているだろうかという疑問を抱く事がよくあります】―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―【人には自信をもって霊的真理を説きながら自分では時おり、ふと疑いの念を抱く事があるのです―】あなたのお名前はまさかトマス(※)ではないでしょうね。疑ってはなりません。霊的現象をその目でご覧になりその耳で聞く事のできた人は幸いです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
すぐ身のまわりに存在する驚異的生命の世界を垣間見るという大変な光栄に浴されたのです。その世界には自分の事は何一つ求めず、寄るべない身の上をかこつ人々の救済のために献身している霊がひしめいているのです。それが私たちの仕事でもあるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※イエスの弟子の一人で非常に疑い深い性格で、イエスの復活についても実際に手と足のクギ跡を見るまでは信じなかった。八日目にイエスが物質化して出現してトマスにその傷を見せて信じさせた。)―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(その時の有名なセリフが“見ずして信じる事のできる者は幸いである”―現代人にも通じる名言というべきであろう―訳者)私は人間のもろさ、疑念や取越苦労はよく理解できます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかしこれまで荘厳と美観と光輝と威力と指導力とを見せつけてくれた霊力に全幅の信頼を置けば、その霊力は絶対にしくじる事がないという事を徐々にではあっても理解していかれる事でしょう。人間の方が私たちを裏切った例はたくさんあります。が、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―私たちがその人たちを裏切った事は一度もありません。繰返しますがあなた方にはご自分がどれほど貢献していらっしゃるかが推し測れないのです。絶体絶命と思い込んだ魂が本当の自我を見出す上で、あなた方もずいぶん手助けしていらっしゃいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
自分が一体誰なのか、何者なのかが分らず、霊的実在に目も耳もふさがれている無数の人を見るのは悲しい事です。道を見失い、沼地に足を取られ、もがきながら生きております。“これだ”と確信できる道が見出せないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
幸いにしてそれを見出しているわれわれは、その責任の重大さを自覚して、われわれを頼ってくる人々を喜んで迎え、暗闇の中で光明を見出させてあげようではありませんか。

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4章 死ぬということはどういうことか

『シルバーバーチの霊訓⑩』【4章 死ぬという事はどういう事か】死ぬという事は霊が肉体から脱皮して姿を現す課程の事です。何一つ怖がる要素はありません。死は有難い解放者です。死が自由をもたらしてくれるのです。地上では赤ん坊が生まれると喜びます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ところが、いよいよ地上へ誕生しようとする時こちらでは泣いて別れを惜しむ霊が大勢いるのです。それと同じく、地上で誰かが死ぬと泣いて悲しみますが、こちらではその霊を出迎えて喜んでいる人たちがいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』死とは地上生活がその目的を果たし、霊がこれから始まる霊的生活が提供してくれる圧倒的な豊かさと美しさとを味わう用意ができた事を意味します。少なくとも本来はそうあらねばならないのです。皆さんにも霊が宿っております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』生命を与えているのは霊的本性です。肉体もお持ちですが、それもその霊によって生命を賦与されてはじめて存在しているのです。霊が最終的に引っ込めば―“最終的に”と申し上げるのは、一時的には毎晩のように肉体から引っ込み、朝になると戻ってくるからです―

『シルバーバーチの霊訓⑩』肉体に死が訪れます。生命活動が切れたからです。霊視能力者が見れば、霊体と肉体とをつないでいるコードが伸びていきながら、ついにぷっつりと切れるのが分かります。その時に両者は永久に分離します。その分離の瞬間に死が発生します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そうなったら最後、地上のいかなる手段をもってしても肉体を生き返らせる事はできません。(訳者注―近似死体験というのがあるが、これは医者が“ご臨終です”と宣告しても玉の緒(シルバーコード)がまだ切断していなかった場合である)

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―臓器移植の技術的進歩によって新たな問題が生じております。医師たちは死者の心臓とか腎臓を取り出すために死の瞬間を待ち受けております。問題は“果たして本当に死んだと言えるか―もう臓器を取り出してもよいか”という点です。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』臓器移植についてはよく存じております。そして又、その動機が立派な場合がある事も承知しております。しかし私としては人体のいかなる部分も他人に移植する事に反対であると申し上げます。【―死者はある一定期間そっと安置していてあげる】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【必要があると信じている人がいます。それと言うのも、最近では人体を使って実験をするために死体をかっさらうように実験室へ持っていく事がよくあるのです。こうした事は魂ないし霊にとって害があるのでしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』それはその死者の霊が霊的事実についての知識があるかどうかによります。もし何の知識もなければ、一時的に害が生じる可能性があります。と言うのは、霊体と肉体とをつないでいるコードが完全に切れた後も、地上での長い間の関係によって相互依存の→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→習性が残っているからです。その意味では一般的にいって埋葬または火葬までに死後3日は間を置いた方がよいでしょう。それから後の事は、どうなさろうと構いません。死体を医学的な研究の材料として提供したければ、それも結構でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そちらで判断なさるべき事です。ただ一言いわせて頂ければ、誰にも生まれるべき時があり死すべき時があります。もしも死すべき時が来ていれば、たとえ臓器移植によってもその肉体を地上に永らえさせる事はできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―飛行機事故で即死するケースがありますが、その場合は霊的にどういう影響があるのでしょうか。】今申し上げた事と全く同じです。霊的事実についての知識がある人は何の影響もありません。知識のない人はそのショックの影響があるでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』が、いずれにせよ、時の経過と共に意識と自覚を取り戻します。【―偶発事故による死があるとなると再生の事実を受け入れたくなります。】偶発事故という用語は感心しません。私は因果律の働きしか知らないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』偶発のように思える事も、ちゃんとした因果律の働きの結果なのです。再生の問題ですが、これは大変複雑な問題で、今ここで十分な説明をする余裕がありません。(訳者注―原書をお持ちの方のために参考までに付言すれば、本章のここのところまでは)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(Silver Birch Speaks〈シルバーバーチは語る〉というカセットテープに収められた特別交霊会での“死”にまつわる部分が引用されているが、ところどころでリーバ女史が修正している。内容は別に問題ないが、)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(この最後の再生に関する部分はカセットのままの方が分かりやすいので、その通りに訳してある。なお他の章にも断片的に同じカセットから引用されているが、カセットをお持ちの方の便宜も考えて、それらをまとめて次の第11巻で紹介する予定である)

『シルバーバーチの霊訓⑩』(質問者が代る)【―私はテレビでThe Making of Mankind〈人類発達史〉を見ておりますが、見ているうちに人間の霊魂の起原の事を考えはじめました。その当初において人類の霊魂は何らかの動物の種から発生したのでしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』いいえ。【―という事は、動物界は我々人類と別個の存在という事でしょうか。】いいえ。【―では人類の霊魂はどこから発生したのでしょうか。】どこからも発生しておりません。霊魂に起原はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―これまでずっと私は、人類の霊魂は徐々に進化してきたものと思っておりました。】そうではありません。進化してきたのは身体の方です。霊は大霊の一部であり、無始無終です。霊は無窮の過去から存在しています。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それが人間の身体に宿った時に個別性を具えるのです。霊には始まりも終わりもありません。バイブルにも“アブラハムが生まれる前から私は存在している”というイエスの言葉があります。(第8巻101頁参照)霊は常に存在しているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊は人間的形体に宿ってはじめて個別性をもつ事になるのであり、霊ないしは魂は常に存在していたのです。(P119参照)(質問者が代る)【―霊魂の永遠性についてお伺いしたい事があります。先輩の霊と若い霊という言い方をする人がいますが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【霊が新たに拵えられる事があるのでしょうか。私たちはどこから来たのでしょうか。全ての霊が再生されたものなのでしょうか。それとも大霊から新しい霊が産み出されてくるのでしょうか。】霊は拵えられるものではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』過去も未来もなく常に存在しております。先ほど“私はアブラハムが生まれる前から存在している”というイエスの言葉を引用しました。霊としてはあなたも無始無終に存在しているのです。霊を新たに拵えなければならなかった事は1度もありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』無が有になる段階というものはこれまで1度もありません。生命の原動力、精髄、活力そのものである霊は、過去も未来もなく常に存在しております。霊はあらゆる生命現象が生まれるエネルギー源です。植物も小鳥も樹木も動物も人間も、全てそうです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊は存在の大原動力です。母胎に子供が宿された時、それは新しい霊でも新しい魂でもありません。無始無終に存在している永遠の霊の一部です。それが人体に宿って個別性を獲得し、その個体がしばらくの間地上で機能する訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』しかし霊は様々な側面をもつ事ができます。そのいくつかが地上に再生して本霊であるダイヤモンドに新たな光沢を加える事は有得ます。その意味では“年輩の霊”“若い霊”と呼べる霊は存在します。しかし“新しい霊”というものは拵えられません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上での自我の表現機関として“新しい身体”が提供されるだけです。胎児が無事に宿り地上生活のための身体が用意されると、霊は個別的存在として地上へ誕生してきます。霊そのものは別に新しいものではありません。個的形態を具えたというだけです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』1個の人物となったというだけです。その男性または女性が成長しやがて地上を離れると、大きい自我の一側面として新しい要素を加える事になります。【―各自に生まれるべき時があれば、同じく死ぬべき時もある事になりますが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【帝王切開で生まれた場合はどうなるのでしょうか。決まっていた誕生の日時を変える事になりませんか。】それは地上へ生まれ出る日時を変えるだけです。母胎に宿って個としての表現を開始した日時を変える事にはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』また地上的生命にみずから終止符を打つ自由も与えられておりますが、その時はその時で自動的に報いがあります。【―出産を医師が人為的に早めたりする事があります。するとその子は定められた時期より早く生まれる事になりますが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【これは占星学的に何か影響を及ぼしませんか。】出生の日時がよくよく気になるとみえますね!途上への誕生に関して唯一大切な事は、いつから自我を表現し始めるかという事です。それは受胎した瞬間からであって、生まれ出た時からではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』占星学的については私は何の関心もありません。受胎と共に地上的生命が始まります。受胎なしには地上的生命はありません。【―ブラジルに来られたローマ法王が民衆の貧しさを嘆かれ、一方、家族計画(産児制限)は許されるべきでない事を】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【強調されましたが、その矛盾をどう理解すればよいのでしょうか。】法王はとても立派な方ですが、宇宙の全知識を貯えられている訳ではありません。家族計画は人類自身で解決すべき事ですから、これからも続く問題です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ただ、1個の霊が、人間界へ誕生してくる事になっている時は、いかなる計画を立てても必ず生まれてきます。(質問者が代る)【―死後の生命なんか欲しくないと、本心からそう思っている人がいます。そういう人たちにどう説かれますか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上になんか2度と生まれたくないと本心から思っている霊がいますよ。しかしそれは、いかんともし難い事なのです。自然の摂理との縁を切る事はできません。あなたがどう思うかに関係なく摂理は働きます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』開けゆく大自然のパノラマが人間の小さな欲望や願望、あるいは反抗にもお構いなく展開していく姿をご覧になれます。【―と言う事は、私たちは地上へ来たくなくても無理矢理来させられるという事でしょうか。私はその点は自由な選択が許されると】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【思っていました。】必ずしも強制される訳ではありません。地上からこちらへ来るのにも自由選択が許されるように、こちらから地上へ行くのにも選択の余地が与えられています。ぜひとも為さねばならない仕事がある事を自覚して地上へ誕生する→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→霊がいます。行きたくはないけど、どうしてもしなければならない用事があるので止むを得ず誕生する霊もいます。あるいは償わねばならない業(カルマ)があって誕生してくる場合もあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―自殺をする事まで計画されている事があるというのは本当でしょうか。】とんでもありません!計画というのは母胎に宿る以前に霊自身によって立てられるのです。【―自殺行為によって学べる教訓は何一つ無いという事でしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』ある訳がありません!生命は宇宙の大霊が授けるのです。それを縮める権利は人間にはありません。【―死んで霊界入りした人間は自分が死んだ事が自覚できるのでしょうか。】みんながみんな自覚できる訳ではありません。大半の者が自覚できます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』が、完全な自覚(悟り)に到達するには相当な時間が掛かります。【―霊界の人たちは何もしてくれないのでしょうか。】いえ、いろいろと指導しております。本人は気づかなくても陰から手助けしております。霊界は全てが知れるように組織されております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』上層界には高級霊による政庁が組織されており、その中には1度も物質界に誕生した事のない霊(天使)がいます。その霊たちが神の計画推進の任に当たっているのです。大規模な総合計画があって、有意識・無意識の区別なく、あらゆる存在を包摂しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その宇宙的規模の摂理から外れて存在できるものは何一つありません。【―人間が死ぬと肉親や愛する人たちが出迎えて手引きしてくれるそうですが、それらの霊は他界者と同じ霊格の者ばかりでしょうか。】そうではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』なぜなら、その霊たちは死後も霊的に進化しているからです。他界してきた者のレベルに合わせて交信するために、言わば“階段を下りてくる”のです。霊的成長とは成熟していく事であることを理解しないといけません。地上の年齢とは一致しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』では、さっき述べた完全な悟りに到達できるのはどの段階においてかという事ですが、これはお答えしにくい問題です。と申しますのは、悟りというのは固定した限りあるものではなく、いつまでも成長し続ける状態だからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』悟りには無限の奥行きがあります。これでおしまいという終点がないのです。深まれば深まるほど、さらにその奥に悟るべきものがある事を自覚するものです。それは事実上永遠に続く過程です。段階的に少しずつ理解が深まっていく過程です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』無知の状態からいきなり悟りが開かれるという、そういう突然の変化ではありません。段階があり、魂がより高い段階への準備が整うにつれて、少しずつ開けていくのです。【―たとえ生活水準が今より向上したところで不老不死という事は有り得ないのは】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【言うまでもないのですが、もしも完全な生活条件が整ったら150歳までは生きられるのではないかと思うのですが…】肉体的年齢と霊的成熟度とを混同してはいけません。大切なのは年齢の数ではなく、肉体を通して一時的に顕現している霊の→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→成長・発展・開発の程度です。肉体が地上で永らえる年数を長引かせる事は神の計画の中にはありません。リンゴが熟すると木から落ちるように、霊に備えができると肉体が滅びるという事でよいのです。ですから、寿命というものは忘れる事です。

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5章 死んだあと、どうなるのか

『シルバーバーチの霊訓⑩』
こちらには昼も夜もありません。地軸の回転に依存していないからです。太陽の周りを回転しているのではありません。こちらには永遠の光が存在します。したがって地上のような時間というものがありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
こちらへ来てからも仕事があります。が、それは自分がやりたいと思う仕事であって、お金を稼ぐためとか家賃を払うためとか衣服や食糧を買うためにするのではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上で発揮される事のなかった能力や才能や技能をもつ人が次々と霊界へやってまいります。そういう人たちはこちらでそれを存分に発揮して、霊界の住民として全体の豊かさの向上に寄与する事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
みんな自分がしたいと思う事に携わっております。霊界には無限の種類の楽しみがあります。音楽が好きであれば地上と霊界の音楽を鑑賞する事ができます。コンサートも開かれております。文学が趣味の人は地上と霊界の名作を読む事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
絵画に興味のある人も地上と霊界の傑作の全てを鑑賞する事ができます。子供が好きな人は両親に先立ってこちらへ来た子供の世話をする事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
魂に病のある者に関心を寄せる人は、そうした霊のための更生施設で看護し介抱して霊的健康を取り戻させる仕事に携わります。それぞれに応じた無限の種類の仕事があります。その上にさらに私のように地上世界のための仕事に従事する者もいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
とにかく地上を去ってこちらへお出でになれば、言葉では言い尽くせないほどの豊かさが待ち受けております。例えば音楽であれば、地上に無い音階が存在します。絵画であれば、地上に存在しない色彩(紫外色・赤外色)があります。その全てをお話しする事はとても不可能です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
幽霊や妖怪になるのではありませんよ。首のないお化けになるのではありませんよ。立派な胴体と、他人と区別のつく容貌を具えた、実在の個的存在です。また他人を認識するための感覚もちゃんと具えております。霊の世界で生きて行く上で必要な霊的器官が全部揃っています。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ちゃんと姿があります。形体を具えております。個人的存在を有しております。具えていないのは肉体的器官だけで、それに代って、霊界で機能していく上で必要な霊的器官を具えています。

シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「スピリチュアリズムの真髄」です。この本は超超超上級者向けです。シルバーバーチ等を相当読み込んで基本レベルを突破してからでないと何が書いてあるのかさっぱり理解できないかも知れません。霊的知識に精通した自信のある方向けの本です(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
よく理解して頂きたいのは、あなた方人間にとって物質は個体性があり実感があり、霊というと何だか影のようで実体がないかに思えるのでしょうが、私たち霊界の者にとっては霊こそ実在であり、実感があり、反対に物質の方が影のようで実体感がないという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
と言っても、人間がしゃべるに必要な器官は霊にはありません。しゃべる必要がないからです。こちらの世界では思念で通じ合っています。お互いに思念を出し合い、それだけで通じ合えるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界では思念は実体のある存在なのです。存在するもの全てが思念でこしらえられているのです。ですから、必要と思うものはどんなものでも手に入れる事ができるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
海もあれば山もあり、湖も花も樹木もあり、動物も小鳥もいます。その美しさの中には実際にこちらへ来ないと分らない種類のものがあります。ある程度の霊性に目覚めた者なら、もはや物質界の愉しみ(飲食欲・性欲等)を求めなくなります。仮にいてもそれは例外に属します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もう一つの霊界の有難い点は、地上のような“生きるための必需品”を得るための苦労がいらない事です。食糧品や衣類を買う必要がありません。お金を払ってまでして家を求める必要がありません。全部揃っているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
いわゆる幽界でも低級な境涯にはまだ貪欲とか権力欲とかが存在します。忘れてならないのは、死んだ人間は霊的には死ぬ前とまったく同じである事です。地上と違って霊界は思念が実在の世界です。心に思う事に実体が伴い実感があるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちから皆さんを見ると、身体は影のように見え、皆さんが心に思っておられる事の方が実体があります。この事は中々説明が難しいのですが、例えば皆さんが夢を見ているのと同じだと思えばよろしい。夢の中に現れるものは夢を見ている間は実在です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし永遠に目覚めなかったら夢の世界がその人にとって実在の世界となります。船も、飛行機も、訪れる国も、夢の中ではみな実在です。こちらの世界では思念が全ての物を拵える素材です。ですから心に思う事がみな存在する訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
貪欲と権力欲をもったままこちらへやって来れば、それがこちらでは無用のものである事に気づくまで、それを持ち続けます。そうした地縛的状態から解放される段階まで成長すると、ようやく救われる事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
困った事に、権力欲や強欲は霊を地上へ縛りつけます。身体的には死んでいますが、同時に霊的にも死んだも同然の状態です。波長が私たちより人間の方に近い状態です。そこで同じ欲に燃えた地上の人間と感応し合って、その欲望を増幅してまいります。

【イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者】【イエスの成年時代 神と人間のはざまで】【イエスの弟子達 パウロ回心の前後】この3冊はぜひ皆さんにも手にとって頂きたいです。こんな僕に何度も何度も顕現して下さっているイエス様の壮絶な地上時代が通信霊によって克明に記述されているのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
こちらの世界は地上からの他界者で構成されている事を知らねばなりません。地球からの渡来者しかいないのです。何の用意も身支度もできていない未発達霊で適応性のない霊をそちらから送り込んでいる限り、地上と霊界双方の問題を増幅するばかりです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それで私たちが地上人類の啓発のためにこうして働いているのです。暴力・貪欲・唯物思想・利己主義・強欲等々、要するに世界各地での戦争と不協和音と分裂の元凶である恐ろしいガンの発生を防ぐためです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
神は無限です。生命は無限です。あなた方の小さな天球は宇宙の中の一個のマメ粒のような存在でしかありません。が、霊の住む世界は無数に存在します。あなた方は宇宙のみなしごではありません

『シルバーバーチの霊訓⑩』
死後の世界とは、要するに今生活している世界の目に見えない側面、耳に聞こえない側面の事です。死んでからではなく今の時点で霊の世界に住んでいるのです。死んでからそこへ行くのではありません。今いる場所に霊界があるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その世界の波長ないし振動、その他どう呼ばれても結構ですが、それをキャッチするための霊的感覚を発揮しない限りそれが認識できないというに過ぎません。別個の世界ではないのです。宇宙全体を構成する不可欠の側面であり、地球もその小さな一側面にすぎません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質の世界の裏側に霊的側面がある事を認識して初めて本当の意味で生きている事になります。霊的実在に気づかない限り、悲しいかな、霊的な意味で目と耳と口を塞がれているようなものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質界へ来る理由は、地上を去ったあとに訪れる次の生活に備えさせるために、地上生活がさまざまな体験と挑戦の好機を提供してもらうためです。次の段階に備えるための学習の一過程です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質界、霊界、そして果てしなく広がる宇宙は、あなた方のいう神、私が大霊と呼んでいる絶対的エネルギーが顕現したものです。宇宙に存在する最高の力です。それは無限です。始まりも終りもありません。その叡智も無限です。その愛も無限です。その貯蔵庫も無限です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大霊の意志の表現である自然法則の働きは絶対です。かつて宇宙に生じた現象、あるいはこれから生じるであろう現象で、その働きによる配慮が為されていないものは何一つありません。

シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「迷える霊との対話」です。この本は分厚いです(汗)しかし最高に考えさせられる内容です。霊的知識を持たず自分が地縛霊になっている事に気づいていない数多くの下層界のスピリットが登場します。僕たちはこうなってはいけないのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間界の法律は予期せぬ事情が生じて絶えず改正が行われます。しかし自然法則は完璧です。その働きの及ばないものは存在しません。誰一人、何一つ、極大・極小、複雑・単純に関係なく、その働きからはみ出るものはありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
宇宙間のあらゆる事物、あらゆる環境、あらゆる事情、あらゆる現象が不変・不滅の法則によって規制されているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私が何よりもまず、その絶対的な大霊に崇敬の念を捧げるのはそのためです。荘厳さと深遠さにおいて、これに勝るものは何一つ、誰一人、存在しないのです。その知性の壮大さは到底地上の言語では表現できません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんのどなたよりも永い間、顕幽にまたがる生命の旅を続けている私は、今なおあらゆる存在の次元において働いている自然の摂理の完璧さに驚く事の連続です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そこで申し上げますが宇宙に存在するものは何らかの役目があるからこそ存在しているという事です。自然の摂理と調和して生きていれば、健康・幸福・霊的明るさ・精神的特性という形でその恩沢を受けます。それは内在する神性を発揮している事にほかならないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間が交信するには口でしゃべるか、書くか、とにかく何か道具を使用しなければなりません。自分の言いたい事を伝えるには言語を使用しなければなりません。しかし言語は有限なものであり、したがって無限なものを表現する事はできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
いかなる文章の達人も宇宙の無限性と、そこに存在するもの全てを、言語によって表現する事は不可能です。霊界では界層が高くなると意志の伝達が心と心との直接的なものとなります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そこで、私が大霊と交信し合うのかとのご質問ですが、交信が言語の使用を意味するのであればノーです。私たちは直接的に意志を通じ合うのです。大霊の無限の力にチャンネルを合わせて、できるだけ多くの力を頂戴するように努力するのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方も同じように大霊と密接な関係にあります。なぜなら大霊はあなた方の内部に存在するからです。大霊の火花が一人一人に宿って生命を与えているからこそ生きていられるのです。

シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「妖精物語」です。スピリチュアリズムのパウロの異名をとるアーサー・コナン・ドイル卿の書籍ですが、何よりこの本に紹介されている妖精の写真がすんごいのです☆僕も最初見た時はのけ反りました(笑)知ってて損する事など一つもないのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
“完全”というものは、その本質ゆえに達成できません。“これで完全です”という段階、もうこれ以上目指すものがないという段階があるとしたら、ではその先はどうなるのかという問題が生じます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
完全とは無限に続く過程です。霊の純金を磨き出すために絶え間なく不純なものを取り除いていく過程です。知識と同じです。知れば知るほど、また先に知るべきものが存在する事を知ります。全知識の頂上に到達する事はできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
意識には無限の次元、レベル、界層があるのです。それが霊の属性の一つであり、無限であるがゆえに絶え間なく発展していく事を意味します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
無限の知性と叡智によって案出され、ありとあらゆる可能性に配剤した自然法則があります。これには改正とか破棄とかの必要性は絶対に生じません。本質そのものが無限の知性の働きの証なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もうこれでおしまいという限界がない―どこまで行ってもまだその先があるというのは、これは素晴らしい事です。いわゆるニルバーナ、霊的進化のゴールとしての至福の境涯はないという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私は時おり地上世界を見渡して、果たして“死ぬ前”に生命があるのかと疑わしく思う事さえあります。全く生きているとは思えない人、あるいは仮に生きていると言えても、これ以上小さくなれないほどお粗末な形でしか自我を表現していない人が無数におります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界での生活がどのようなものであるかを伝えるのはとても困難です。なぜかと言えば、私たちは人間のその五感に限られた状態で理解できる範囲を超えた次元で生活しているからです。言語というのは、あなた方の三次元の世界を超えたものを伝えるには全く無力です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
死後の世界の豊かさをお伝えしようにも、それを例えるものが地上に無いので、うまく言い表せないのです。強いて言えば、本来の自我の開発を望む人たちの憧憬、夢、願望が叶えられる世界です。発揮される事なく終った才能が存分に発揮されるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
経済問題がありません。社会問題がありません。人種問題がありません。身体でなく魂が関心の全てだからです。魂には白も赤も黄も黒もないのです。

「ペットは死後も生きている」ぜひこの書籍を手にとって“肉食”という食習慣について考えて頂きたいのです。そもそも僕達人間の身体は肉食動物として出来ておらず、植物食のみで全然普通に暮らしていけるよう出来てるのです。食肉用に“と殺”された動物たちの霊界での様子を知って頂きたいです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
界層ないしは境涯というものがあり、そこに住む者の進化の程度に応じて段階的な差ができています。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたが他界後に落着く先は、あなたが地上で身につけた霊的成長に似合った界層であり、それより高い界層へは行きたくても行けません。またそれより低い界層でもありません。行こうと思えば行けますが何らかの使命を自発的に望む者以外、好んで行く者はいないでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊的意識が深まるにつれて、自分に無限の可能性がある事、完全への道は果てしない道程である事を認識するようになります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
と同時に、それまでに犯した自分の過ち、為すべきでありながら怠った義務、他人に及ぼした害悪等が強烈に意識されるようになり、その償いをするための行いに励む事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
埋合せと懲罰の法則があり、行為の一つ一つに例外なく働きます。その法則は完全無欠で、誰一人それから逃れられる者はなく、見せかけは剥ぎ取られ、全てが知れてしまうのです。という事は、正直に生きている人間にとっては何一つ恐れるものはないという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
難しい問題が無くなってしまう訳ではなく、解決すべき問題は次々と生じます。それを解決する事によって魂が成長するのです。何の問題も無くなったらいかなる意味においても“生きている”とは言えなくなります。魂は陽光の中ではなく嵐の中でこそ自我を見出すものなのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし私があなたの悩みは全部こちらで引受けてあげますと申上げたら、それは嘘を言っている事になります。私にできる事は問題に正面から対処して克服していく方法をお教えする事です。いかに大きな難題も、霊の力の協力を得れば人間にとって克服できないものはありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊は、今の私のように人間の口を借りてしゃべらなくても、いつまでも援助の手を差しのべる事ができます。時間と空間という厄介なものがないからです。あなたがいつどこにいても援助できます。その時の条件下で可能な限り援助し続けましょう。

シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「レッドマンのこころ」です。これを読んでインディアンの方々が超トレイルランナーだと知りました☆超人的体力で山野を爆走、馬も追いつけないほど足が強靭☆しょぼいトレイルランナーの僕にとってインディアンの方々は憧れの的なのです☆(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし埋合せと懲罰が神の公正はどうやって発揮されるのでしょう。罪深い人間が聖者と同じ霊格を具える事があって良いでしょうか。勿論良い筈はありません。いかなる事にせよ良い事をすればそれだけ霊性が向上し、自己中心的な事をすればそれだけ霊性を損うのが道理です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたの霊的命運を定めていくのはあなた自身です。あなた自身の事に関して最後に責任を負うのはあなた自身です。もし死の床にあって罪を告白し特別の信仰を受入れれば立ちどころに罪が赦されて潔白の身になれるとしたら、まさにお笑い者であり茶番劇というべきです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】最後に責任を負うのは私であるとしても、それは生まれる時に思い通りの才能を選ばせてくれていたなら、の話です。私には選択の余地がありませんでした。【シルバーバーチ霊】そう言い切れる根拠はどこにありますか。【問】自分でそう自覚しているはずですが…―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―その自覚は本来の自覚の一かけらにすぎません。あなたはこの地上へ誕生するに際して今の意識よりはるかに大きな意識によって、そう決断なさったのです。ですから、それを最大限に活用しないといけません。―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―※別のところで、この事は大半の人間について言える事だが、それは人間には中々得心のいかない事でしょう、とも言っている。インペレーターもそれは高級霊でも同じであると言い、唯一その自覚を取り戻せたのはイエスだけだと言っている。(訳者)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊の世界が無辺である事、したがって当然そこに住む者による体験の多様性もまた無限である事を知らなければいけません。霊界の生活には霊的に上下の段階があり、したがってそれぞれに体験の相違というものが生じる訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたと交信している霊は、その時の段階での自分の体験を述べているだけです。その後、進歩してもう一つ上の存在の場へ行けば、かつて抱いていた意見を改める可能性がある訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
このように霊界についてどういう内容の事が伝えられるかは通信霊の進歩の程度によって違ってくる訳です。ここで忘れてならないのは、地上近くで生活している霊ほど、これから体験する事になっている上層界の高度な霊的事実を伝える能力が限られているという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その霊が今生活している界層については何でも入手できます。がそれより高い界層の事は理解できませんから、伝えてくる事は必然的に“その霊にとって”明白な事に限られる事になります。低い界へ下りる事はできますが、高い界へは上がれないのです。

これも何度も書いてます。本の内容を抜粋してると、WebにUPしようとすると、強烈な法悦の霊力が僕に降ってくるのです。もっのっすっんっごっいっ!のです。究極に光栄で恐縮な状態に日々浴させて頂いてるのです。でも僕だけでなく皆さんにも全く同じ可能性が秘められているのです☆(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
私から申上げる忠告はいつも同じ、霊からの通信はことごとく理性でもって判断しなさいという事です。常識的に考えてどうしても受入れ難いものは拒否なさる事です。私たちとて絶対に間違いを犯さない訳ではありません。まだまだ完全には程遠い存在です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
完全に到達するには無限の時を要するのです。何度も申上げているようにそれは永遠に続く過程なのです。皆さんにも私は決して“こうしなさい”とか“これを信じなさい”とかは申しません。独裁的指導者ではないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちは協力者なのです。皆さんの愛さえ獲得すれば仕事は成就したも同然であるとの認識のもとに私たちは、真実と叡智と論理と理性と愛をもって皆さんの協力を得なければならないと考えているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちの宗教は真理の宗教です。私たちが真実であると理解した限りの真理、私たち及び皆さんに啓示された通りの真理です。その表現の仕方は拙劣かもかも知れません。なぜなら私たち霊団の者もあなた方と同じ人間味を残している存在であり、過ちも犯し、欠点もあるからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかしこれからも私たちは、人生の全ての基盤となっている永遠にして不変の霊的原理であると信じるものを皆さんに説き続けます。その霊的摂理に忠実に生きている限り、絶対に危害はこうむらない事を断言します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
と言って地上生活に付きものの困難と苦難と面倒な事から逃れる事はできません。なぜならそれは魂の進化にとって必須のものだからです。光明を味わうには暗黒を体験しなくてはなりません。太陽の有難さを知るには雨の日を体験しなくてはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人生は両極性を体験しなくてはなりません。一方だけでは他方の存在価値が分らず、物質的にも精神的にも霊的にも啓発が得られないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
無限の叡智を具えた大霊は、あなた方に理性という才能を賦与なさっています。何事にもそれを使用する事です。たとえ霊界からのものであっても理性が反発を覚えるものは恐れずに拒否なさるがよろしい。

【イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者】【イエスの成年時代 神と人間のはざまで】【イエスの弟子達 パウロ回心の前後】この3冊はぜひ皆さんにも手にとって頂きたいです。こんな僕に何度も何度も顕現して下さっているイエス様の壮絶な地上時代が通信霊によって克明に記述されているのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上で学ぶべき教訓を学ばずに終れば、それを学ぶためにまた地上に戻って来なければならないでしょう。がこれまでの人生を振返ってご覧になれば、万事休すと思われた時に霊の道標があなた方の進むべき方角を教えてくれている事がお分りになるはずです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊の力はそういう形で働くのです。あなたは決して一人ぽっちではありません。血縁関係のあった霊だけでなく、血縁とは別の霊的近親関係によって結ばれている霊によっても導かれております。神の子を導く事によって神に奉仕する、その手段として人間を導いているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】霊界でピアノを習いたい時はやはり練習が必要なのですか。【シルバーバーチ霊】もちろんです。何もしないで身につくものはありません。霊界には各自の才能に応じて指導してくださる立派な先生が大勢います。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上において経済的理由や社会的環境のために発揮できなかった才能を持つ新参者は、霊界へ来てから驚くほど素晴らしい機会を与えられる事がよくあります。霊界では、何ものにも束縛される事なくそれを最高度に発揮する事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】睡眠の必要がないそうですが休息や寛ぎの時間はありますか。【シルバーバーチ霊】あります。寛ぐ必要を感じたら寛ぎます。【問】霊体はどうやって養いそして維持するのですか。【シルバーバーチ霊】食べものによって養う必要のある物質的身体ではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】霊的な栄養はありますか。【シルバーバーチ霊】あります。摂取すべき霊的エネルギーが全て揃っています。霊は無限です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】こうした事は無論そちらへ行くまでは理解できないのでしょうね。【シルバーバーチ霊】その通りです。こちらへお出でになれば、今度は私と同じように、それを地上の人に説明する難しさを知ります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
非物質的な世界の事を物質界の言語で表現できないのは、あなた方の思考そのもの、あなた方の精神的概念の全てが、その言語によって規制され、意識がその三次元の地上界だけに縛られているからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
五感もそれ自体は素晴らしいものですが、現実にはそれが外界から摂取するものを制限し、また摂取したものの理解を制約しています。霊覚者は表面の生命活動の裏側にある大きな実在を霊覚によって認識しますが、それを言語で伝えようとすると言語の無力さを痛感します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
言語は人間がこしらえたものであり、インスピレーションはその言語を超越したものだからです。

ご覧の方々へ。以前も書きましたが僕は、イエス様に怒涛の連続顕現をして頂きました。そしてほぼ毎日、素敵な法悦状態に浴させて頂いてます。この法悦、本当にものすんごいのです。こんな僕に霊界の方々はここまでして下さるのです。最高に光栄なのです。本当に皆さんにも知って頂きたいのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界は段階的に上下の差があります。一つの段階はすぐ上と下の段階と融合してつながっており、それが限りなく続いております。明確な境界線が引かれている訳ではありません。地理的な区域というものはないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ある界からそれより高い界へ一方的に通信を送る事はできません。が高い界から低い界へ向けて通信を送る事はできます。その方法は以心伝心によります。言葉はしゃべりません。音声を発するための物的な器官がないからです。思念対思念による交信です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】すると霊界には思念のプライバシー(秘密)はない訳ですか。【シルバーバーチ霊】ありません。私たちの世界では何一つ隠す事ができません。全てが知れてしまうからです。―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―だからといって別に恥ずかしく思う事はありません。地上ではごまかし、ウソをつき、だます事ができます。名前を合法的に変える事もできます。が本性を変える訳にはまいりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界では名前は何の意味もなく、地上時代の名声は何の価値もありません。魂の価値は地上時代の肩書きではなく、何を為したかによって自ら裁き、それが現在の個性を形成しているのです。霊界での唯一のパスポートは魂の発達程度です。それが衆目にさらされるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ごまかす事はできません。ウソをつく事もできません。見せかけも通じません。こちらへ来ると地上時代の仮面が剥ぎ取られ、あるがままの姿が知れてしまいます。魂の霊的発達程度が誰の目にも分ります。名声が何になりましょう。子供のオモチャのようなものにすぎません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
名声など何の価値もありません。名声はどうやって得られるかを考えてごらんなさい。お金があるとか世間的に出世したという事で名が知れたにすぎません。イエスはそういう名声は一切求めませんでした。先師、聖者、先駆者、改革者と言われる人は名声を求めたでしょうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大切なのはどれだけ人のためになる事をしたかであって、その人の名前ではありません。ですからいわゆる有名人の名前を名のって出る霊には気をつけた方がよろしい。判断の規準は何と名のっているかではなくて、どういう態度でどんな事を説いているかです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし私の言っている事にあなた方の知性を侮辱し理性を反発させるところがあったら遠慮なく拒絶なさってください。愛の心で接し真理の刻印を押されたものを説きながら、それで皆さんの魂に訴える事ができなかったら、それは私たち霊団の努力の失敗を意味します。

「ペットは死後も生きている」ぜひこの書籍を手にとって“肉食”という食習慣について考えて頂きたいのです。そもそも僕達人間の身体は肉食動物として出来ておらず、植物食のみで全然普通に暮らしていけるよう出来てるのです。食肉用に“と殺”された動物たちの霊界での様子を知って頂きたいです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界へ来て、例えようもない楽しさと美しさと光輝を少しでも味わった者にとって、地上は戻ってみたいと思うほど魅力ある世界ではありません。薄暗くて、じめじめして、これほど面白くない雰囲気はありません。こうした地上世界へ戻ってくるのは大変な犠牲を強いられるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】人間が幽体で旅行するそうですが、私にも同じ体験があるみたいです。どういう現象なのですか。【シルバーバーチ霊】至って簡単な事です。幽体が肉体から抜け出て、時には霊界へ、時には地上の遠隔の地まで旅行するのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
実は睡眠中は一人の例外もなく幽体で旅行しております。一時的に肉体を離れて私たちの世界を訪れ、縁のある人たちと会っているのです。これは死後の環境の変化がショックにならないように、あらかじめ準備させるための神の配慮なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
死の現象(二つの身体をつないでいるコードの切断)を経てこちらの住民となれば(意識の中枢が幽体へ移って)地上時代の睡眠中の体験を思い出し、それから始まる素晴らしい霊界生活への準備が整います。皆さんは毎晩死んでいると言ってもよいのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【問】夢の中で親しい人と会ったりしますが、本当に会っているのでしょうか、ただの想像にすぎないのでしょうか。【シルバーバーチ霊】いえ、実際にその人と会っておられるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんは三次元の世界に生きておられます。私たちは地軸の回転、つまり昼と夜を生じさせる回転する球体とは無縁です。永遠の光の中で生活しております。これをどう説明すればよいのでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
肉体のような物質的身体がありませんから眠る必要がありません。睡眠を必要とする身体を持っていないのです。休息を必要とする時は、元気が回復するまで休止するだけです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちの世界は皆さんには到底想像できないほど豊かで美しい世界です。皆さんの聴覚を超えたオクターブの世界、皆さんの視覚の限界を超えたスペクトルの世界がどうして説明できましょう。どうにもならないほど説明が難しいのですが、それでも存在しているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質の世界に生まれてきた以上は物質の法則によって制約を受けざるを得ません。が皆さんも霊なのです。魂が宿っているのです。それはいかなる物的なものよりも上です。霊が主人であり物質は召使です。霊は不変の実在であり、物質には永続性はないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その霊が去ると肉体はもろくも崩れてチリと化します。形体を変えてしまいます。そして二度と同じ形体には戻りません。一方、真実のあなたである霊は生き生きと輝いた姿を見せております。心臓だの肝臓だの肺だのによって生かされているのではないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
肉体に生きるエネルギー、あるいは生命を維持する上で必要なものすべてを供給しているのは“霊”なのです。

何と今日もイエス様に連続顕現して頂きました。もうイエス様がずっとずっと顕現しっぱなしの状態で、その間ありとあらゆるインスピレーションが流星のように降って僕に届けられるのでした。こ、こんなにして頂いて…(感動涙)僕はイエス様のご意志を遂行して霊的知識のタネを蒔きまくるのです(祈)

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6章 音楽を語る

『シルバーバーチの霊訓⑩』【6章 音楽を語る】(神の計画の中で音楽は一種名状しがたい役割を演じているようである。ある日の交霊会でシルバーバーチは英国の音楽界で指導的地位にある音楽家に次のように語りかけた)あなたが音楽を通じて世の中のために貢献していらっしゃる→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→その実態は、あなたご自身にはまず理解できない事です。音楽、なかんずくインスピレーション的な曲は、あなたご自身はごく自然な形で作曲しているつもりでも、魂を癒やし慰め刺激し鼓舞する特質を具えているものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それはそれなりに魂の琴線に触れて、五感を通じて得られるものより遙かに偉大な生命の荘厳さがある事を認識させます。これから先どこで演奏なさる時も、あなたは偉大な目的のための道具である事、あなたに感謝の気持ちを伝えられない大勢の人々に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→心の調和と同情と激励と幸福と健康をもたらす一助となっている事を思い出して下さい。こちらの世界へお出でになれば、大変な楽しみがあなたを待っております。と申しますのは、霊界には今のあなたには理解できない性質と卓越性をもった音楽が→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→存在するからです。地上でまだ1度もお聞きになった事のないオクターブがあります。シンフォニーもあります。コンチェルトもあります。オーケストラもあります。最高の作曲家や演奏家が無数にいます。地上にはほんの僅かしかおりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上で大作曲家と言われている人の全てがこちらへ来ている訳ですが、その巨匠がその後さらに向上進化しているのです。鑑賞力をもった人なら立派な音楽をいくらでも聴く事ができます。ミュージックホールは霊界が誇る財産といってもよいほどです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上のいかなる楽器でも表現できないオクターブの音をあなたも聴く事になるのです。それから、もちろん地上を豊かにする音楽はみな霊界を始源としております。人間が拵えているのではありません。演奏家も作曲家もみな1種の霊媒なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【本日こうして出席させて頂きました事を大変光栄に存じます。あなたの教えが私の人生において素晴らしい啓示となっている事を是非とも申し上げたいと思っておりました。】その事を私と一緒に神に感謝しようではありませんか―私は神の使いとなった→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→事の光栄とその好機を与えて頂いた事を、そしてあなたと奥さんはその真理を授かる事ができた事を、です。何十年か前、私は同志もなくたった1人でこの地上へやって参りました。是が非でも地上人類に霊的実在の存在を教え、霊力の働きかけの場を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→設立する必要があるとの理由から、私が霊界においてそれまでに獲得したものをお預けにして、(次元が異なるが故の)困難な条件の下で、この地上へ戻ってくれないかとの要請を受けたのです。それを私は挑戦のつもりでお引き受けしました。

『シルバーバーチの霊訓⑩』今夜あなたから、私が光栄にも伝達させて頂いた教訓―私が考え出したものではないのです―があなたの人生で大きな啓示となっている事をお聞かせ下さいました。その事に私は感謝したいと思います。

『シルバーバーチの霊訓⑩』と申しますのは、その事は私に愛念を覚えさせて下さる方がまた1人増えた事を意味するからです。それは私にとって大変嬉しい事なのです。これより先あなたには、ご自身がこれまでに恵みを受けられたように他の人々に恵みを施す機会が次々と→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→与えられる事でしょう。その機会を逃さない事です。と言って私は、あなたを始め私の同志のどなたにも、熱狂的な伝道者になって欲しいと思っている訳ではありません。しゃにむに他人を信じさせるような事は期待しておりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』後で平静を取り戻した時にはもう忘れているような、一時的な興奮状態の群集心理につけ込む非理性的手段で真理を説いて下さる事は望みません。私が申し上げているのは、あなたにはあなたとのご縁を通じて援助の手を差しのべるべき機会が与えられる→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→事になるという事です。その時にあなたなりの最善を尽くせばよいのです。地上世界には為さねばならない事が山ほどあります。物的財産は一時的な所有物にすぎません。所有物といっても真に自分のものではなく、ただの一時的保管物にすぎません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』一方、霊的財産は錆びる事も色あせる事もありません。永続性があります。人のために自分を役立てる事ほど立派な宗教的行為はありません。それが霊の通貨(コイン)なのです。自分より恵まれない人のために手を差しのべていれば、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→そのうち自分の生きるべき道がきっと啓示されます。あなたが窮地にあって啓示を受けられたように、窮地に置かれた人があなたの手の届くところまで導かれてくるようになるでしょう。(別の招待客が耳障りな現代音楽の話を持ち出して、インスピレーションが)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(形態を変えた結果なのかと尋ねた。すると―)インスピレーションが変わる事はありません。インスピレーションは片時も休む事なく送られております。ただ、それを受け取る用意のできた者だけが受け取っているにすぎません。波長がそれに合わなければ→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→受け取れないという事です。インスピレーションは休みなく送られております。霊力と同じく、地上へ顕現する通路を求めております。要するに波長の一致の問題です。地上には音楽、絵画、その他あらゆる芸術分野に先駆者がいます。その人たちは時代に先んじすぎて→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→いるために、在世中は一般から理解してもらえない事があります。が、時代が進むにつれて理解力の水準が上がり、その先駆者たちに正しい評価がなされるようになります。しかし、その事は地上でよく生じる音楽の俗悪化には当てはまりません。これはむしろ今日の地上を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→蝕んでいる狂暴化の傾向と結びついた問題です。【現代という世代が音楽に影響しているのではないかと思っておりました。】物質を霊から切り離す事はできません。物質的なものが霊的なものへ、霊的ものが物質的なものへと、互いに反応し合い影響し合っているからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』あなたの身体は霊に影響を及ぼし、あなたの霊は身体に影響を及ぼしております。両者は隔絶したものではありません。【(スイスの精神医学者の)ユングは内部にあるものは必ず外部に出るものであると述べています。現代の気違いじみた音楽にはその例証といえる要素が】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【あるのでしょうか。内部にあるよりも外部へ発散してしまった方がよいのでしょうか。それが狂暴性を発散させる事になるのでしょうか。】いえ、残念ながらそれは、ごく当たり前の反応にすぎません。物的なもの、一種の利己性、つまり他人の幸せに対する完全な無関心の→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→表れです。貪欲が巾を利かしているのです。自分たちの地上世界を自ら蝕んでいる狂暴性の原因はそこにあるのです。それが素行の面のみならず音楽や芸術、その他ありとあらゆる生活面に表れているのです。

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7章 再生問題を語る

『シルバーバーチの霊訓⑩』【7章 再生問題を語る】(前にも1度招待された事のある熱心なスピリチュアリストが再度招かれた。霊的な事に全く理解を示してくれない夫が重病の床にあって、今夫人はかつてない厳しい精神的試練に立たされているからだった。その夫人に向ってシルバーバーチが語る)

『シルバーバーチの霊訓⑩』今あなたが人生最大の試練に立たされている事は私から改めて指摘するまでもない事と思います。しかし、いかなる困難に取り囲まれていようと、あなたはきっと切り抜けていかれる事でしょう。背後に控える力が実に強力だからです。決してあなたを見捨てるような事は致しません

『シルバーバーチの霊訓⑩』いかなる人生にも、赤裸々な現実に直面させられる時期が必ずあるものです。その時こそあなたの信念が確固たる知識の上に築かれている事を確認しなくてはなりません。つまりその現実に直面する事によって自分の存在価値を試され、いかに身近で切実な問題であろうと、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→それによってあなたがこれこそ実在であると信じているもの―絶対に裏切る事のない霊的原理から気をそらされる事がない(迷わない)事を立証させられるのです。その点あなたは、こうした危機において砦となるべき知識へ導かれてその用意ができていた事は幸せというべきです

『シルバーバーチの霊訓⑩』ですから、あなたは決して首をうなだれてはなりません。表情と振舞いによって、あなたが霊的自由をもたらしてくれた真理をいささかも忘れていない事を示すように努力して下さい。【子供たちもこの逆境によく耐えてくれておりますが、それとは別の問題があるのです。】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【末の子がスピリチュアリズムや心霊的な事にとても興味を抱いているのですが、夫は全く理解がなく、私がその子にそれを止めさせようとしない事を咎めるのです。夫にしてみれば自分の信仰とことごとく対立する事ばかりなので、その事で心を傷めております。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』【私はどちらの気持ちを優先させるべきか分からず悩んでいるところです。】私は年輩の者の信仰よりも若者にとっての必要性の方が大切であると考えます。一方は地上生活のコースをほとんど終えた段階にあります。他方はこれからという段階であり、全コースが前途に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→横たわっております。これまでと同じように、あなたの才覚と臨機応変の知恵を探ってください。ただし、あなたの信じる霊的原理から外れた事は絶対にしてはなりません。自然に具わっている心霊的能力を抑えつける事が望ましい事でない事は、あなたも理解しておられる→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→はずです。万一抑えつけるような事をすれば、お子さんの全人的構造に歪みを生じさせる事になります。自然に具わっているものを出させないようにするよりも、全人的健全さを身につけさせる方が好ましい事は言うまでもありません。是非そこのところは、あなたなりの→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→才覚と知恵によって、これまでと同じように、ご主人のためにもなるように工夫してみて下さい。【その息子は再生というものを信じているらしいのです。しかし今自分の父親が死にかかっているのを見て不安を抱いております。父親が死んで家族が別れ別れになったあと、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【父親がどこかに再生してしまえば、果たしてうまく再会できるかどうかが心配だと言うのです。】そういう心配はご無用です。再生するまでには永い永い年月を要する事があるからです。あなた方の世界の諺(ことわざ)で私もなかなか良い事を言っていると思うものに→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→“橋のたもとに来るまでは橋を渡ってはいけない”(余計な取り越し苦労をするな)というのがあります。再生は確かにあるのですが、これにはいろんな要素がからんでおります。そのために、それが理解できない人に説明する事は容易ではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私は再生が事実である事を、いささかの躊躇もなく断言します。ただ私は、全ての人が再生するとは言っておりません。私が言っているのは、人間の個性というのはそれ自体が独立した存在ではなくて、大きなダイヤモンドの無数の側面の1つにすぎない事。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その側面が地上へ誕生して体験を積み、それによって得られる霊的成長をダイヤモンドに持ち帰って、一段と光沢と輝きを増す事になるという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それは、支払うべき霊的借金とでもいうべき宿業(カルマ)をもった人が因果律の働きで戻ってくる場合もありますし、進化した高級霊が特定のグループ、時には特定の国家のために貢献する使命をもって降誕する場合もあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その霊のもつ資質と才能とがその地域の人たちに必要だからです。これはとても複雑な問題です。私がダイヤモンドに例えているインディビジュアリティというのがあり(厳密にいうと両者は異る。その違いを8章で説明している―訳者)それは、たった1回の地上生活で→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→発揮されるパーソナリティ(人物像)よりもはるかに大きなものであるという事が理解できるようでなければ、この問題は扱えません。そのパーソナリティとインディビジュアリティとを混同している方が多いようです。1個のインディビジュアリティがいくつもの分霊を出して→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→地上にたくさんのパーソナリティを持つ事ができます。インディビジュアリティの物的表現、ないしは顕現です。数はたくさんですが、同じインディビジュアリティから出ているのです。パーソナリティというのは仮面(マスク)を意味するラテン語のパーソナから来た言葉で、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→物的身体にまつわるものを意味します。インディビジュアリティが5つの物的感覚を通して自我を表現するための道具であり、氷山に例えれば水面上に出ているほんの1部にすぎません。パーソナリティは地上でつけているマスクです。インディビジュアリティ、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→つまり本当の自我はめったに顔を出しません(5感に邪魔されて)出そうにも出せないのです。死によって肉体から分離した時に自覚される大きな自我に比べると実にお粗末なものしか表現しておりません。このようにインディビジュアリティはパーソナリティより→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→はるかに大きなものです。死後に生き続けるのはパーソナリティではありません。パーソナリティはインディビジュアリティによって投影された影にすぎません。そのインディビジュアリティが、肉体の死後、地上で発揮されなかった潜在的可能性を少しずつ発揮していきます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上での特殊な使命が託されている場合はインディビジュアリティの比較的大きい部分―多くの側面―がまとまって1個の肉体に宿ります。この場合にもダイヤモンドの光沢を増すための体験を積むという目的も兼ねているのです。2人の人間がアフィニティ(霊的親族)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→である事があります。別々の人間でありながら1個の魂の半分ずつなのです。地上でそういう関係の人と一緒になれた時は、物的な富では測れない豊かさがもたらされます。アフィニティは同じダイヤモンドを構成している部分的側面です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』こう申し上げても理解できないでしょうが、こうした霊的な問題は言語による説明がとても難しいのです。1つの大きな魂(インディビジュアリティ)があって、それに幾つもの部分的側面があります。それらが別々の時代にパーソナリティとして地上に生をうけます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』が、寿命を終えて霊界へ戻ってきた時も1個のインディビジュアリティの側面である事に変わりありません。1つの家族が霊界へ来ても、自動的に合流する訳ではありません。家族のメンバーが自然な霊的親和性をもっている場合にのみ、それが有り得ます。親和性がなければ→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→再会はありません。意識のレベルが違うからです。夫婦の場合であれば、身体上の結婚だけでなく魂と精神においても結ばれていなければ、霊界での再会は不可能です。再会を決定づけるのは霊的親和性です。死後しばらくは血縁によるバイブレーションが残っていますが、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→それには永続性がありません。霊は物質に勝ります。霊に関わるものは死後にも残り続けますが、物質に関わるものはそのうち消えます。お子さんにはその事をよく説明してあげないといけません。なかなかうまく説明できないかも知れませんが、とにかく全てが→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→不変の法則によって支配されているのです。その法則の根本にあるものは愛です。愛は大霊の表現です。神、創造主、どう呼ばれても結構です。首をうなだれてはいけません。あなたはしっかりと導かれ援助を受けておられます。きっと乗り切る事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』一瞬たりとも挫折の心配を抱いてはなりません。このたびの経験は結果的にはあなたの霊性を強化し、前途に横たわる未来において大きな豊かさをもたらしてくれる貴重な教訓を植え付けてくれる事でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私は地上の同志の方に気楽な人生、何の障害もない人生をお約束する事は絶対にできません。私から言える事は、障害も困難もその1つ1つが挑戦すべき目標だという事です。1つ克服するごとに、あなたは霊的に成長するのです。地上の人間はいつかは死ななくてはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』物的身体をたずさえて永遠に生きるという事は、自然法則上、不可能な事です。無知と迷信から生まれる死の恐怖さえ克服すれば、地上の人間にとって死が暗闇から光明へ導いてくれる天使であり、地上で活用される事のなかった才覚と能力とを発揮する好機を与えてくれる→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→ものとして歓迎するようになる事でしょう。【“霊(スピリット)”と“魂(ソウル)”の違いについて教えて頂けませんか。スピリチュアリズムの7つの網領の中で私たちは死後の個性の存続をうたっておりますが、次に生まれ変わる時、実際に再生するのは】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【最初の霊の個性とは別のものでしょうか。】これはまた厄介な質問をして下さいました。問題は用語にあります。言語を超えたものを説明するための用語を見つけなければならないので厄介です。魂と霊の違いがその好例です。使用する際にはどういう意味で使用→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→するかを明確にしないといけません。ここでは単純に、魂とは無限なる宇宙の大霊から出た分子、粒子、神性という事にしましょう。そして霊とはその魂の媒質(※)です。それが肉体から分離すると地上時代よりはるかに自由自在に機能を発揮するようになります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』肉体は物質でできています。それが霊の表現を制約しているのです(※現象界においてはこの2者が1体となってはじめて存在できるもので、切り離す事ができない。日本語の“霊魂”という言い方はその意味で当を得ているが、問題はその理解である。しかし厳密に言えば)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(違いはあっても。実際にはシルバーバーチも置き換えて使用する事が多い。次元が異なるので止むを得ない事であろう。)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(それはちょうど太陽は厳密に言えば東から昇ってもいないし西に沈んでもいないが、地上から見る限りはそう表現するより他に方法がないのと同じであろう。第2巻“霊”と“魂”についての解説参照―訳者)

『シルバーバーチの霊訓⑩』それゆえ、あなた方は霊をたずさえた魂であり、それが肉体を通して自我を表現しているのです。パーソナリティというのはその肉体をたずさえた地上生活において表現されている側面の事でしかありません。それは本当の自我であるインディビジュアリティのごく小さな一部に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→すぎません。肉体に包まれているために存分に自我を発揮できないのです。【次に生まれ変わるのはその地上生活で発揮したパーソナリティ(人物像)ではなくて、その奥の霊または魂なのですね】その通りです。前回の地上生活の時と同じ人物がそっくり再生してくる事は→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→有得ません。人物像は肉体の死と共に消滅します。それはインディビジュアリティの物的表現にすぎません。【私の考えでは、我々は皆、かつてはもっと大きな意識をもっていたのを、今こうして地上に存在している間はそれを放棄し、死後霊界へ行ってから】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【それを取り戻すのだと理解しております。そう考えるといろんな疑問が解けるのです。】あなたは今歩んでおられる道を“地上に来る前に”選択されたのです。その時は大きな意識で自覚しておられたのです。それが肉体に宿り脳を通して意識するようになって→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→曇らされているのです。脳の意識では潜在意識の深奥は探れないからです。その誕生前の意識を目覚めさせるためにはその触媒となるべき危機的体験を積まねばなりません。いつかは明瞭に意識する日が来ます。【地上へ誕生しようとするのは何か特別やりたい事が】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【あるからでしょうか。それとも、より多くの知識を得るためでしょうか。】(両方ともそうですが)それ以外にも何か奉仕的な仕事を行い、その中で神から授かった霊的資質を開発するための場合もあります。【私にとっては霊的知識こそ神からの授かりものです。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』無限なる叡智をもつ神があなたに授けられたのです。【ある書物に、我々は同時に2つの場所に生まれ出る事ができると書いてありました。事実でしょうか。】私は、真の自我であるダイヤモンドには無数の側面があり、それが様々な体験を持ち帰ってダイヤモンドの光沢を増す、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→という考えです。ダイヤモンド全体が1度に生まれてくる事はありません。いかなる身体もインディビジュアリティの全てを宿す事は不可能だからです。パーソナリティとインディビジュアリティの違いを理解しないといけません。パーソナリティというのは物的身体を通して→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→顕現した地上だけの人物像です。インディビジュアリティというのは魂の全体像です。その全体像を地上での70年や80年、あるいは90年の間に発揮する事は到底不可能です。“我々”とおっしゃった同じダイヤモンドの仲間の別の側面が同時に地上へ誕生する事は→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→有得る事です。が、全ては法則と秩序によって制限されております。その時期が来るまでは余計な心配はなさらぬ事です。もう一度生まれ変わりたいという願望をもつようになる人がいます。奉仕的活動をしたいという場合もあります。成し遂げたい仕事がある場合もあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』償わねばならないカルマ的な“借金”が残っている場合もあります。そういう人たちが地上へ再生するのです。2度、3度と繰り返す事もあります。が、いずれの場合も再生してくるのは真の自我すなわちインディビジュアリティの側面の1つです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』再生したくないのであれば、何もこの暗いじめじめした陰鬱な世界へ戻ってくる必要はありません。真の自我に目覚めた人は再生してくる必要はありません。【なぜ再生してこない人がいるのでしょうか。そういう人はそれから先どうなるのでしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』支払うべきカルマの負債もなく、やらねばならない仕事もないからです。地上での用事がすっかり終わったという事です。もう地上へ戻ってきてする事がないのです。地上との一切の縁を切って、霊界での向上進化に専念する事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【もう下層界へ下りる事がない訳ですね。ひたすら上へ向けて進歩し、下降する事がないのですね。】進化は常に向上です。下降であれば退化となります。もっとも、進化は必ずしも直線的なものではありません。渦巻状(スパイラル)に同じ事を繰り返しているようで、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→実際には着実に向上しています。そこには因果律という自然の摂理が働いており、完全な公正が支配しています。人間の法律はごまかせますが、神の摂理はごまかせません。因果律が生み出すものには絶対的に従わねばなりません。あなたが心配なさる必要はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ここでぜひ指摘しておきたいのは、地上の人間は再生というものを、今の自分にない一種の栄光に憧れる気持から信じている場合が多いという事です。人間世界でいうところの“劣等感(コンプレックス)”です。現在の自分の身の上がいくらみじめでも、かつての前世では→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→高貴な身の上だったのだと信じる事によって慰めを得ようとするのです。しかし再生とはそういうものではありません。(前世では○○という人物だったというのはナンセンスです、と別のところで述べている―訳者)

『シルバーバーチの霊訓⑩』自然の摂理によってきちんと公正が行きわたっております。必ずしも地上生活中にそうなるとは限りませんが、その場合は霊界において精算されます。そういうものなのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【霊界へ行ってからでもカルマを精算する事ができるのでしょうか。】むろんです。それが普通です。【ではなぜ地上へ戻ってくるのでしょうか。】地上でしか支払えない借りがあるからです。地上の危急存亡の時に当たって何かの貢献をしたいという自発的な願望から、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→再生の道を選ぶのです。みんな何らかの貢献をするために再生してくるのです。全てに計画性があるのです。【私だったらこの地上よりそちらで償いをしたいですね!】選択の自由は与えられています。が、忘れないで頂きたいのは、その自由意志も相対的なものである事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』やりたくてもできない事があり、また、どうしても選べないコースというのがあります。最終的にはあなたがそれまでに到達した霊的進化の程度が、次に取るべき手段を決定づけるからです。(スイスからの招待客が質問する)【地上へ再生するまでに霊界で何年くらい、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【あるいは何世紀くらい待つのでしょうか。1060年という説があり、男性だった者は女性に生まれ変わるというのですが、本当でしょうか。】その数字はどなたが計算されたのでしょうか。【ある大学での講演で聞きました。】地上に戻ってくる人がいる事は事実です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』再生してくる訳ですが、それまでの間隔は別に一定の年数が決められている訳ではなく、あくまでも1つの計画に基づいてそうなるのです。カルマによる義務の遂行のために戻ってくる人もいれば、自発的に地上での貢献を目的として戻ってくる人もいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』男性として戻ってくるか女性として戻ってくるかは格別に重大な事ではありません。私たちの世界には性差別防止条例はありませんので!霊的進化の過程が唯一の基準です。男性であるか女性であるかは問題ではありません。大切なのはその人の行為です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』また、男性と女性にはそれぞれに果たすべき役目があり、双方が一体となって完全な全体ができあがるように、互いに補完し合うようになっているのです。互いがアフィニティである事を見つけ合う事があるのはそのためです。そうなったら2度と別れ別れにはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【戻ってくる事もあり戻ってこない事もあるという事ですね。】為すべき仕事があればそれをしに戻ってきます。仕事が未完のまま残されていればそれを仕上げに戻ってきます。全ては法則と秩序の問題です。ともかく地上で表現する自我は大きなインディビジュアリティの→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→ごく小さな1部にすぎません。【前世を思い出すのに催眠術を使用するのがブームになっております。あのような体験で教訓が学べるものでしょうか。】学べる事が皆無という訳ではありません。が、そうした体験には、たんに現在の自分が立派でない事から、潜在意識が→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→立派でありたかった願望を描こうとする、1種の虚栄心の表れである事があります。別のケースとして、それにカルマが絡んでいる場合があり、過去世において大きな影響を及ぼした苦難または悲劇を現世に呼び戻し、それを意識する事でカルマが消滅する事があります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』これは好い結果をもたらす例です。が、それがただの取りとめもない想像にすぎない事が多いのです。もう1つのケースとして、催眠状態における憑依霊の仕業である場合もあります。【普通だったらとっくに死んでいるはずの患者が医術によって何ヶ月も生き続けている場合が】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【あるように思うのですが、こういう場合はどうなるのでしょうか。】死ぬべき時期がくれば、いかなる医師も生かし続ける事はできません。【でも、そう思えるケースがよくあります。例えば最近ではアメリカの少女の例があります。】その子の場合、医師が死期を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→延ばしているという証拠はどこにあるのでしょう?私が理解している限りでは、地上の医師はまだ死期について確定的な事は分かっておりません。正確な死の瞬間について論争が続いているではありませんか。死の過程は生命の糸(シルバーコード)が切れて霊体が肉体を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→離れた瞬間をもって終了します。その時はじめて“死んだ”と言えるのです。いったんその分離が生じたら最後、いかなる医師も肉体を蘇生させる事はできません。【催眠術による遡及(そきゅう)によって過去世の証拠が得られるものでしょうか。実際にはただの霊の憑依】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【ないしは支配にすぎないのでしょうか。】いわゆる遡及(そきゅう)によって前世とコンタクトできるという事実は否定しません。しかし、必ずしもそうでないところに問題があるのです。それというのも、人間の精神には莫大な可能性が秘められており、地上の人間には→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→到底その深奥まで掘り下げる事はできないからです。創造力もありますし、潜在的願望もありますし、霊によって憑依される可能性もあります。こうした要素を全て考慮に入れなくてはなりません。催眠中に体外離脱(幽体離脱)が起きて、その間の一連の記憶が→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→印象づけられる事もあります。こうした場合は過去世を思い出している事にはなりません。【生まれ変わる時は知り合いの霊の仲間ないいしは高級霊団による指示と助力を受けるという事を米国の心理学者が催眠術による遡及を通じて明らかにしているのですが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【これらについてどう思われますか。】地上で奉仕的な仕事に献身したいという自覚をもった霊は自発的に再生します。が、霊的真理に目覚めるまでに相当な期間を要する事があり、そうした霊の場合は守護霊や指導霊が手助けします。私はそうした問題については、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→いわゆる催眠術による遡及は頼りにならないと考えます。催眠術者は、せいぜい“前世とおぼしきもの”を引き出そうとしているに過ぎません。【その米国の心理学者は被術者に再生する時に痛みとか恐怖心とかが無かったかを聞いております。】施術者の動機がいかに→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→真面目であっても、催眠術による前世への遡及はよくよく用心して掛からないといけません。催眠術の基本は“暗示性”にあります。従って施術者が述べている事は控えめに受け取らないといけません。被術者は必ずしも施術者の暗示通りに反応しているとは限らないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』訳者注―ここでは催眠術がテーマとなっているが、基本的には霊能者や審神者(さにわ)についても言える事で、見当違いの事を大まじめでやっている事があるので用心が肝要である。その弊害に陥らないための最大の武器は、やはり、しっかりとした心霊学の知識である。

『シルバーバーチの霊訓⑩』心霊学は霊的な事についての学問であるから、霊的な事に関わる人の全てが心得ておくべきものであるはずなのに、神道や仏教の当事者はもとよりの事、霊能者、霊媒およびその審神者が基礎的な知識すら持ち合わせない事に呆れる事があるし、何と危険な事だろうと、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→恐ろしささえ覚える事がある。そうした事実を考慮して私は『霊訓』の続編である『インペレーターの霊訓』の冒頭で霊的通信の入手経路について概略を述べておいた。またインペレーターの霊言及び自動書記通信の中には霊媒及び霊能者に対する忠告、特に邪霊・悪霊・→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→イタズラ霊の存在について言及しているものが多く見られるので、ぜひ参考にして頂きたい。見た目に清潔そうに見えてもバイ菌がうようよしているように、平凡な日常生活の背後にバイ菌のような霊がうようよしている。問題はそうした霊に操られた霊能者や霊媒が多すぎる→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→という事である。それは最近の書店の心霊コーナーを見れば一目瞭然であろう。嘆かわしい事この上ないが、これも凡人には測り知れない神の計画の一端なのかも知れないと思って諦めつつも、せめてそれが真実でない事を指摘する事だけはすべきだという考えから、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』敢えて付言させて頂いた。事のついでであるが、私が親しくしている米国人のスピリチュアリストに最近の米国の心霊事情を尋ねたところ、英国に比べて精神的なものより現象的なものが多く、しかもいかにも米国らしくスケールの大きい催しがあるが、いかがわしいものが→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→多いので自分は久しくそういう催しには出席していないと言い、個人的には英国のスピリチュアリズムの方が性分に合っている、との事だった。その英国のサイキックニューズ紙の最新号(22・8・1987)で主筆のオーツセンが、編集手帳のようなコラムの中で→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→面白い話を持ち出して、それに厳しい批判を加えている。あらましだけ拾って紹介すると、ある日オーツセンに電話でいい霊媒を紹介してほしいという依頼があった。訳を聞くと、エルビス・プレスリーの10周忌の記念行事としてプレスリーの霊を呼び出すための→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→“国際的交霊会”を催したいという。アメリカとオーストラリアの方はすでに話がついているが、イギリスからも参加してもらいたいという。オーツセンはむろんそれを断ったと述べてから次のように警告している。「正直言って私はジャーナリストやテレビ局からの」→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「この種の依頼にうんざりしている。名前を呼べば簡単に出てきてしゃべってくれると思っているらしいが、霊との交信はそういう調子にはいかないのである。いかなる霊媒も、こちらから霊を呼び出す事はできない。あくまで霊の方から親近性と愛を架け橋として」→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「戻ってくるのである。依頼さえされればどんな霊でも呼び出してあげられると豪語する霊媒は今すぐ霊能養成会へ行って1からやり直すしかない」

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8章 背後霊の仕事

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【一般的に言って指導霊というのは人間のパーソナリティの規模を拡張した、その延長と考えてよろしいでしょうか。それとも全く別個の存在でしょうか―】とても複雑な問題です。今おっしゃったパーソナリティはインディビジュアリティに置換えた方がよいと思います。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私は物的身体から派生する人物像であるパーソナリティと、その人物像という仮面の背後の実像であるインディビジュアリティとを区別しております。地上ではあなたという存在はあくまでも独立した一人物ですが霊的なインディビジュアリティは必ずしもそうではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
例えばアフィニティというのがあります。これは一個の魂が半分に分れた存在で、二つが同時に地上へ誕生する事があるのです。それから私がダイヤモンドの側面にたとえている“霊相”とでも呼ぶべきものがあります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
一個のダイヤモンドがあって、それに沢山の“相”facetがあります。それぞれが地上に誕生して体験を持ち帰り、ダイヤモンドの光沢を増します。さらにそのダイヤモンドが幾つか集まって一個のインディビジュアリティを構成しております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
例えばこの霊媒(バーバネル)と奥さん(シルビア・バーバネル)と私(シルバーバーチ)とは一個のインディビジュアリティに所属しております。一人の支配霊が幾つかの類魂を従えている事がある訳です。それを“延長”と呼びたければそう呼ばれて結構です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
が結局は同じ事に帰一します。つまり地上で肉体を通して顕現するのはインディビジュアリティのごくごく小さな一部という事です。(訳者注―これまでインディビジュアリティとダイヤモンドとが同一物であるような表現をしていたのを、―)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―ここで初めて“霊側から見た場合の違い”を解説している。要するに意識の中枢であるインディビジュアリティがあって、その分霊を受けた魂の集団いわゆるグループソウルがある。その魂の一つ一つにも相facetがあり、その相が地上へ誕生してくる事もある―)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―一つだけの事もあれば二つ、三つ、あるいはもっと多くの相が一度に一個の人間として誕生してくる事もあり、全部が、つまり一個のダイヤモンドがそっくり誕生してくる事もある。魂が大きいというのは相を数多く携えているという事である―)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―使命が大きいほど多くの相を携えている。ダイヤモンドに例えられているのは一個の魂の事であり、その魂が沢山集まって一個のインディビジュアリティを構成している。地上で“自分”として意識しているのは脳を中枢として顕現している地上特有の人物像であって―)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―その中において霊的自我の占める要素は極めて少ない。よほど切実な試練でも体験しない限り目覚めない。そこでシルバーバーチは安楽な生活より苦難の生活の方が有難いのです、という訳である―)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―なお以上の説明は“霊側から見た場合の違い”であって、それを人間側からどう理解するかは例えや用語の受止め方によってまちまちであろう。シルバーバーチがたびたび言っているように、用語にはあまりこだわらない方がよい)
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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【霊の導きを受けている事は私にも分りますし、そのレベルの高さも分るのですが、分らないのは、その導きの源が普遍的な始源なのか、それとも特定の指導霊なのかという点です。祈りまたは瞑想によってその出所を確かめる方法はあるのでしょうか―】
『シルバーバーチの霊訓⑩』
よく引用される諺をまた使用させて頂きましょうか。“師は弟子に合わせて法を説く”と言います。これがご質問への答にならないでしょうか。そのような事にこだわってはいけません。全ての導きは宇宙の大霊すなわち神から来ます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
神庁から派遣される霊、及びあなたと霊的近親関係にある高級霊が、あなたが地上へ誕生する前から付いてくれているのです。必ずしも姿を見せるとは限りませんが、霊によってはきちんと姿を見せて地上での仕事について相談し、よく納得してから誕生させる場合もあります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
その霊を何と呼ばれても結構です。今もちゃんと控えてくださっています。側を離れる事はありません。(九巻の解説「“霊がすぐ側にいる”という事の意味」参照)その仕事は聖書(詩篇)にある通りです―“神は天使を遣わして汝を守り全ての面倒を見させ給う”。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
いずれも光り輝く存在です。それぞれの受持ちの人間を取囲み、保護と指導と援助という自ら課した責任の遂行に当ります。その最後の目標は霊的発達を促すための道へ導く事です。それは容易な事ではありません。岩や石ころだらけです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかも見慣れた景色を後にするにつれてますます困難さを増していくものです。(同じ事を別のところで“霊的理解が深まるにつれてますます孤独感が増していくものです”と表現している―訳者)しかし低く沈むだけ、それだけ高く上がる事もできるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
志は無限に高くもつ事ができます。完全というのはいつかどこかで達成される性質の過程ではありません。到着せんとする過程の無限の連続です。霊の褒章を手に入れたければそれなりの犠牲を払う覚悟がなくてはなりません。しかし一たん手に入れたら二度と失う事はありません。
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『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちは人間世界の困難な事情、問題、欲求の全てをよく理解しております。物的な世界に住んでおられるという事を十分認識しております。そこで奉仕的な仕事に打込んでおられる方が食べるものや飲むものに事欠くことのないように、その供給源との連絡を取りもっております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
必要最小限のものは必ず手に入ります。皆さんだけでなくお会いする人全てに申上げている事は、人間としての最善を尽してさえいればよろしいという事です。それ以上のものは要求しません。たとえ倒れてもまた立ち上がる事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【支配霊にはレッド・インディアンが多いようですが霊媒が次々と他界して行った後、それを継ぐ人がいないようです。もっと多くのインディアンの支配霊の働きを期待したいのですが…】情けない事を言ってはいけません。時が至れば必ず手段は見つかるものです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
もとより霊媒も生身である以上は、いつかは霊界へ来なくてはなりません。神は肉体が永遠の生命をもつようには計画されていません。地球というのはほんの束の間の生活の場です。永遠の住処ではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【(招待客の一人で心霊治療家として活躍している女性が述べる)霊媒のバーバネルさんが他界なさる時が来たらどうしようかと心配でなりません―】心配はおやめなさい。心配しても何の解決にもなりません。不安を抱いてはいけません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私は時おり私がこの霊媒たった一人を道具として使命を開始した時の事を振返ってみる事があります。英語を一言も話す事ができなかったのです。それが今ではこうして大勢の方とお話ができるようになった幸運をしみじみと味わっているところです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
後の事は後の者が面倒を見ます。ますます発達していく科学技術のおかげで私たちが成遂げた以上の規模の人々に真理を普及する手段が活用されるようになります。
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『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたが治療家としてどれほどの貢献をなさっておられるかは、あなたご自身にはお分りになりません。地上的なものさしを超えたものだからです。身体を癒しておられるのは事実ですが、もっと大切な事は魂の琴線に触れる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
眠ったままの小さな神性の種子が目を覚まし、芽を出し、花を開く、その端緒をつけてあげるのです。最終的には個としての存在価値を成就させてあげる事になる、そのスタートとなります。そうした意義ある仕事をするチャンスを数多く与えられている事を喜んでください。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたは病の人を癒すために生まれて来ておられます。【でも時たまがっかりさせられる事があります―】分っております。半世紀近くも地上で仕事をしてきた私が人間の煩悩に気がついていないと思われては心外です。あなたにも莫大な霊的潜在力が宿されております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
イザという時に頼りにできる霊的な武器です。しかし万が一そこから十分なものを引出す事ができない時は私たちを頼りにしてください。決して見放すような事はいたしません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
もしうんざりしたり困惑したり悲観的な気持になったりした時は、地上の喧騒から逃れて魂の静寂の中へ引っ込む事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうしてそこに溢れる豊かな光輝に馴染み、美しさに思い切り浸り、そこから得られる静けさと落着きと安らぎと自信を味わう事です。こうして気分一新してから再び地上世界へ戻り、はつらつと仕事を始めるのです。
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『シルバーバーチの霊訓⑩』
とにかく前向きに進む他はありません。引き退がってはなりません。どこにいても人のためになる事を心掛けるのです。援助を求めてあなたのもとを尋ねる人を決して拒絶してはなりません。かと言って、そういう人を求め歩いてはいけません。向うからやってくるものなのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
“病気を治して欲しい人はいませんか”などと町を触れて回るような事をしてはなりません。あなたの援助を求めて先方から駆けつけるものなのです。(そういうふうに霊界の方で取り計らってくれるという事―訳者)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
無限なる叡智を具えた神によって霊的才能を賦与された人間は、導かれるところはどこへでも出向き、いかなる人にでも救いの手を延ばしてあげるべきです。その行為が蒔く種子が肥沃な土地に落ちて魂を豊かにする事になる事を期待しながら、どしどし種子を蒔いていく事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間には霊の道具として成遂げつつある仕事の大きさを測り知る事はできませんし、その価値を評価する事もできません。【私には二人の指導霊がついてくださっていると聞いております。一人はエジプト人で、もう一人は北米インディアンです―】
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【―本当かどうか確認して頂きたいのですが…】なぜそのような事にこだわるのかが理解できません。その二人がしっかりとした霊である事はお認めになっているのでしょう?【その点は疑問の余地はございません―】
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―だったらその二人の霊が地上でどこに住んでいたかなどという事はどうでもよい事ではありませんか。大切なのは霊の威力です。間違いなく霊の世界からのものである事を示してくれる力です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたを愛し、そして援助してくれる背後霊に密かな信念をお持ちなさい。あなたを迷わせるような事はいたしません。イザという時は必ず道を示してくださいます。

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9章 人生は霊的巡礼の旅

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【シルバーバーチの交霊会に招待される人たちは男女の別・社会的地位の上下を超えて人生が霊的進化のための巡礼の旅である事に目覚めた人ばかりである。本章ではそうした人たちを招待した交霊会の中から“新人”を招待したもの三つと、―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【―サイキックニューズ紙の“ベテラン”スタッフ二人を招待したもの、さらにドイツへの移民に失敗した英国人ジャーナリストを招待したものを特集した。先ず最初は二十年間もシルバーバーチの霊言集を愛読しているという男性を相手にシルバーバーチがこう述べた―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
この交霊会にお出でになる同志の方に私が必ず申上げている事は、霊的巡礼の旅に立たれた方はみな同じパターンの人生を体験なさるという事です。困難・難題・危機・失望・挫折、こうしたものを体験させられます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
時には失意のドン底に落とされ、あたかも全ての望みが断たれ、奈落の底の暗闇の中に置かれたような、一条の光も見出せない状態となる事もあるでしょう。しかしそうした時こそ魂が目を覚まし、真理を受入れる用意が整うものなのです。奈落の底からの霊的向上が始まります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ゆっくりとして遅々たる歩みです。それも必ずしも着実とは限りません。時には逆戻りする事もあります。が光明へ向けて向上し続け、ついに暗黒から抜け出ます。さて、あなたはただの信仰でなく証拠に基づいた素晴らしい霊的知識をお持ちです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
道が示され導きを受け、そこから生まれた理解が人生の視野を一変させました。【本日はお招き頂いて大変光栄です。私はあなたの霊訓を二十年間も愛読致しております。本日こうして出席できるのもあなたの霊的知識のおかげです。苦しい時はいつも霊言集を開いております―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【―そこで私は今その霊的知識を集大成したいと考えております。テープも書物もかなりの数になりました。それを若い世代のために人生の指針として教えていくためのグループを組織したいと考えているのですが…】

現在冴子さんという女性が霊的知識の抜粋をRTしまくってくれています。ここに最大級の感謝の念を捧げます。志をお持ちの方、理解ある方、世界を良くしたいという願望を抱く方、この霊的知識の抜粋をどうかRTして頂けないでしょうか。イエス様は霊的知識の光が広がる事を切に望んでおられます(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
人類全体のための予定表というものがあります。私の世界の高級な神霊によって考え出されたものです。その目的は受入れる用意のできた地上の人間を霊的に精神的にそして身体的に真に自由にしてあげる事です。国家単位の計画があり、個人単位の計画があります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
少しずつ着実に運ばれており決して先を急ぎません。我々全部を包み込んだその崇高な計画に参加しておられる以上、あなたもせっかちな行動は許されません。関わっている問題があまりに多くて先走りする訳には行かないのです。私たちが提供するのは先ず証拠です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それから各自が自らの霊的新生を成就するため知識です。私たちがあなたに代って救ってあげる訳には参りません。自分で自分を救うのです。その手段をどう活用するかは、その人の自由に任されております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたが霊的存在であるという事は、あなたも内部に無限なる宇宙の大霊すなわち神の一部を宿しているという事であり、同時に霊的武器(能力)と霊力を宿しているという事です。それを進化しながら発揮していく事ができるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちの仕事はこうした霊的真理を一度に一人ずつ、受入れる準備の整った魂に教えていく事です。この点を特に強調しておきます。それが偽らざる事実だからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
諺にも“馬を水辺まで連れて行く事はできても水を飲ませる事はできない”というのがあります。イエスはこれを豚と真珠という、きつい例えで表現しました。(豚に真珠を投げ与える勿れ―マタイ)受入れるにはその準備ができていなければならないという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたも暗い影の谷間を通り抜けるまでは真理を受入れる用意はできておりませんでした。その間の体験が、こうした基本的な永遠の霊的真理を理解しはじめる端緒をなる決定的な手段ないし触媒となったのです。

僕たち地上人類は「死は恐ろしい事、悲しい事」という誤った概念を何としても払拭し正しい霊的知識に照らして判断できるようにならねばならないんです。僕たちは7、80年の地上生活を食べて飲んで寝て死んだら終りなんて存在ではありません。墓場の先に永遠に続く美しい向上の生活があるのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
今ではあなたが他の人々を救ってあげる立場になられましたが、あなたの厚意が受入れられなくても落胆してはいけません。その人はまだそれを受入れる用意ができていなかったという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そういう時は私がいつも申上げているように、掛けがえのないチャンスを失った人として密かに涙を流しておあげなさい。あなたにとって“ここぞ”という時に素晴しい道が示されたように、これからも大切な時には必ず指示が頂けます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人生の視野の基盤を提供してくれる霊的知識を土台として信念を持つと同時に、あなたの背後には真理普及のためのチャンスさえ提供してくれればいつでも援助に駆けつけてくれる高級霊の大軍が控えているという事実を忘れてはなりません。恐れるものは何一つありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたには人のために自分を役立てる事ができるという喜びがあります。それが何よりも大切です。その機会を与えられる事に感謝しなくてはいけません。明日の事を案じてはいけません。困難には遭遇する事でしょう。が、それは太陽を一時的に遮る雲のようなものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
太陽は少しの間見えなくなりますが常に存在しているのです。その太陽がもたらしてくれる力と光の存在を片時も忘れてはなりません。【次はナイジェリアの族長が招待された時の問答である。先ずシルバーバーチから“本日はどういうご用で来られたのですか”と尋ねると―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【私たちは誰しも自分自身ならびに同胞のために何か役に立つ事をしたいという霊的な欲求をもっているものなのですが、物的世界ではその意図を遅れさせ邪魔をする事情が生じます。そういう立場に置かれている人たちに何かアドバイスをお願いしたいのです―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
イエスも同じ趣旨の質問を受けました。それに対してイエスは“シーザーのものはシーザーに、神のものは神に納めるがよい”と答えました。(ここでのシーザーは俗世の権力を意味している。マルコ12・17、マタイ22・21、ルカ20・25―訳者)

僕は自分の意志でイエス様のご意志に従う決断をしました。しかし心の底では帰幽を最高に待ち望んでいるのです。これまで受取らせて頂いた膨大な量の帰幽メッセージ。それができるだけ早く実現する事を願いつつ、かつ霊的知識普及の使命の重大性も認識しつつ、二つの間で揺れまくってる訳です(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
問題が生じるのは当然の成り行きです。地上は困難と挫折と障害と逆境に遭遇させられる場所なのです。地上生活のそもそもの目的は、伸び行く魂が危機において初めて呼び覚まされる潜在的資質を発現させるために様々な事態に遭遇する事にあるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうした問題を克服しない限り霊性の向上は望めません。が実は克復できないほど大きな問題は決して背負わされないのです。忍耐強く導きを祈り求める事です。時が熟せば必ずドアが開かれ道が示されます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私はその事を同志の方にいつもこう申上げております。―閉め切られたドアを忙しく叩いてはいけません、と。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【地上はいつの時代にも何処においても因果律という基本的摂理のみが働いていると考えてよろしいでしょうか。もしそうだとすると何故その因果律によって営まれている自然が正しく理解されなかったり、酷い扱いを受けたりするのでしょうか―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
因果律は全法則の基本原理であり根底であり永遠に不変のものです。自分が蒔いたタネが生出すものを自分で刈取るという原理です。一つの原因に対して数学的正確さをもって結果が生じます。その結果がまた原因となって新たな結果を生みそれがまた次の原因となっていきます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
この過程が絶え間なく続きます。タネに宿っているものが正直に花を咲かせるのです。千変万化の大自然の現象は極大のものも極小のものも、単純なものも複雑なものも、一つの例外もなくこの因果律に従っております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
いかなる人物もいかなる力も、その連鎖関係に干渉する事はできません。万が一にも原因に対してそれ相当の結果が生じない事があるとしたら、地球も太陽もあるいは宇宙全体も大混乱に陥る事でしょう。大霊、神、宇宙の大精神に愛もなく叡智もなく完全ではない事になります。

さ、今週も山にアタックしてきます。望まない環境に留まり続け、絵から離れ続け、テキスト撃ちまくるという僕にとって超過酷な霊的知識普及の使命。その重荷をこの瞬間だけは忘れて思いっきりフルアタックしてきます。僕が霊性発現できたのもこの「山行」があったからこそです。アタァァァック!(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
宇宙は完全な公正によって支配されております。もし宗教的ないし霊的な意味があるかに信じられている文句を唱える事によって、それまでに犯した過ちの結果が一挙に取消されるとしたら、それは大自然の摂理の働きが完全でなく不公正である事を意味します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大自然は人間の願望にはお構いなく定められた通りのパターンに従わねばならないのです。果たさねばならない役割があり、それを果たし続けます。人間がその自然の摂理と調和して生きれば幸福感を生み出すような結果がもたらされます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
時には、こんなに幸せでよいのだろうか、と思うほど豊かな幸せをもたらしてくれる事もあります。反対に自然を搾取し、その意図に逆らった事をすれば、それは神の無限の創造活動に干渉している事になり、その愚行には必ずや神のお咎めがあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大自然は定められた目的を成就し続けます。摂理はあくまで摂理です。完全な普遍性をもって人間の願望にお構いなく作用します。つぼみ―開花―満開、これが摂理のパターンです。原因と結果の不変の連鎖関係、それが大自然の根本原理です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
間違った事をすればその償いをせねばなりません。正しい事をすればその分だけ幸福感を味わいます。理屈は簡単なのです。私たちは可能な限りの力を動員して皆さんを正しい道からそれないよう努力致します。問題は人間の方が必ずしも私たちの思い通りに動いてくれない事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
所詮私たちが扱っているのは不完全な人間です。地上には誰一人として完全な人間はおりません。完全性は神の属性です。ですからあなた方に一点の非の打ちどころのないものを要求するつもりはありません。よく間違いを犯すものである事を承知しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間であるが故の煩悩によって過ちを犯しがちである事は十分承知致しております。私たちは皆さんに対する愛念を覚えるが故に最善を尽して援助しております。

説明しきれません、が僕は現在最高に苦しい状況に置かれています。幼少の頃から親しんできた「絵」を完全に捨てて全く別人格になりなさい、とでも言われてるような状況なのです。シルバーバーチ霊もおっしゃってますが「神のご意志に従う事は最も難しい事」それをまさに味わっているところです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
時には傍観して為すがままにさせる事もありますが霊的発達を阻害するような過ちを犯しそうな時には、それを阻止するために可能な限りの手段を尽してその事を皆さんに印象付ける事を致します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ですが人類の大部分の人について言える事は、今では邪なるものより善なるものの方が、悪徳より美徳の方が、不正直より実直の方が、不親切より親切の方が、そして利己心よりも愛他心の方がはるかに多くなっているという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(夫婦でスピリチュアリストチャーチを運営している米国人が教会内部の不協和音の悩みを携えて出席した)【現在の混乱状態はもはや手の施しようのない所まで来ております。そこで我々夫婦はそこを撤退しようと考えております。そうすれば事態が変ってくると思うのです―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが一番賢明です。この世には偶然も偶発事故も奇跡も存在しないと私が申上げているのはご存知でしょうか。全てが自然法則の相互作用から生じているという事です。言い変えれば原因と結果とが交互に所を変えながら連鎖関係を続けているという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたが遭遇しておられる事態も同じパターンです。かつてあなたはもはやこれ以上為す術がないと思えた時に啓示を受けられて人生に一大変革がもたらされました。今日のあなたを導いて来たのは背後霊の働きです。私の説いている霊的真理の世界へ案内されてきました。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そこであなたは魂の幸福と人のために自分を役立てる機会を見出されました。それはこの度あなたが地上へ生まれて来たそもそもの目標だったのであり、それだけはいかなる事態も阻止する事はできません。霊の力は最高の力です。地上にこれ以上の偉大な力は存在しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは愛であると言えます。愛が霊力を動かしているからです。愛こそ宇宙最大の力です。バイブルにも愛は摂理を成就を成就する事であると述べております。

どうしても今置かれてる環境がダメでグズりまくる僕を何とかしようと霊界の沢山の方々が励ましに来てくれました。これだけして下さってるのに、もう自分が情けなくてイヤになっちゃいました(涙)プロフに書いてますが間違いなく僕はこんな重大は責任を帯びるような器の人間ではないのです(祈)

—–

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたは大変豊かな恵みを受けておられます。奥さんとは地上で不可能と思っておられたアフィニティの関係でいらっしゃいます。お仕事はこれからもずっと続きます。霊力は地上に根づいております。本来なら同士であるべき人たちからの反抗は気になさらぬ事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたの置かれている難しい事情は私もよく存じております。至って人間的な問題です。発達、開発、成長、要するに人間の本性に関わる問題です。同じ霊的知識を携えている人たちから必ずしも意見の一致が得られるとは限らないものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ですから不協和音に耐えかねる時は撤退なさる事です。何処にいても霊の力は機能し続け、これまで通りあなた方を導き指示を与えてくれる事でしょう。【続いてサイキックニューズ紙の編集スタッフ二人が招かれた時の交霊会の様子を紹介する。まずシルバーバーチから述べる―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
お二人には印刷された文字(霊言集)がどれほど素晴しい成果を生んでいるかは測り知る事ができません。しかし現実にはこれまで霊的真理が見出せなかった多くの場所において徐々に突破口が形成されつつあり、私はそれを心強く思っております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界から見ると地上という世界は実に陰鬱で不気味な様相を呈しております。しかしそうした突破口が灯台の如く地球上の各地に点在しているおかげで私たちがこうして地上を訪れる際の勇気づけとなっております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その一つ一つが確固とした橋頭堡となって霊的巡礼の旅で道に迷ってしまっている人たちを引きつける役目を果たしております。と言っても私たちが救ってあげられるのは差し出した私たちの手をつかまえてくれる人だけです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊的真理、その崇高な力を受入れる用意のできていない人は私たちにも為す術がないのです。受入れ準備の整った魂は霊的真理の灯台の光に引寄せられます。そして模索と無知と迷信の闇から、広がり行く知識と確実性の光の中へと通じる道を見出してまいります。

僕が触りたいのはテキストエディタでなくフォトショップです。デジタル絵画のクオリティをとことん追求するためずっと勉強し続けて来たからです。そんな僕に「私にはもう地上的概念は合わないわ」というメッセージが降ってきました。過去を全て捨てて次の場所へ行けという事ですか、難しすぎます(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方はそうした魂が真の自我を発揮していくのを手助けしておられるのです。内部に秘められた莫大な霊的可能性を理解していく、その端緒をつける役目を果たしておられるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
多くの場合それは自分に具わっていた霊的能力を活用する事によって人を喜ばせる事から始まります。それがかつては不毛の土地だったところに少しずつ霊力を根づかせてまいります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
お二人も人間としての弱点をお持ちである以上、時には嫌気がさし無力感に襲われる事もあるでしょう。そのような時は一たん張詰めた思いをほぐしてから改めて自分が今地上で実現されつつある大きな霊的事業の一端を受持っている事の光栄を思い出してください。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊力は既に地上に根づいております。それを駆逐できる者はいません。教会も教会堂も礼拝堂も寺院も、僧侶も牧師も、霊力が地上に顕現していくのを阻止する事はできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたがもしたった一人だけでも霊的真理に目覚めさせる事に成功したらそれだけであなたの全人生が生き甲斐のあるものとなります。幸いな事に我々はたった一人でなく大勢の人たちに永遠の財産として何よりも美しい宝石である霊的真理を授けてあげる事に成功しているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
以上でささやかながら私からの説教は終りです。【説教の主題となる聖句は何も用意なさらないのでしょうか―】ありますよ。私のテクストは“神は愛なり”です。私たちの世界に比べて魅力らしい魅力に欠けるこの地上へ戻ってくるのは、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―あなた方に対して私たちが強い愛念を覚えているからです。同時にまた霊力があなた方を通じて他の大勢の人々のために使用される、その通路となって頂きたいからでもあります。地上にはもはや霊力の働きかけによる救済しかない人々が無数にいるのです。

霊界の方々がこれほどまで手を尽して下さってるのにどうしても僕はグズってしまう訳です。お子ちゃまです。ダダッ子です。石頭です。ただ逆説的にそれほど神のご意志に従うというのが難しいとも言えるのですが。一人でも多くの方が書籍を手にして下されば僕のこのもがきも無駄でなくなるのですが(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
現代の宗教は今やその影響力をすっかり失っております。無能と不毛の中であがいております。神学だの教義だのドグマだの信条だの儀式だの慣習だので反目し合い、それが足枷となっております。実在は“霊力”なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
条件の整っているところならどこにでも顕現する生命の根源なのです。我々の仕事はあなた方が想像なさる以上に進展しております。地上においてこうした形で永い間貢献できた事を私たち霊団の者は光栄に思っております。振返って見ると大変な成果が上がっている事を知ります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これは私にとって大いなる喜びの源泉です。こうして他に類のない方法で大霊の通路として働く事は組織にせよ個人にせよ霊力の援助なくしては叶えられるものではありません。既成宗教の中にも真摯に最善を尽している人が大勢いる事は認めます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし霊界からの援助なくしては、それは暗闇の中で手探りしている子供のようなものです。(訳者注―ここでは同じ真面目な気持ではあってもそれが意味のない儀式や慣習に縛られた中で行われている限り霊的な援助の入る余地がない事を言っている)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
聖職者を相手とした説得がもし失敗に終った時は(事実これまで数々の失敗がありました)あるいはもしうまく捗らない時は(事実中々思うにまかせないものです)あるいはもし手を取り合うべき同志の間で分裂が生じた時は、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―せっかくのチャンスを目の前にしながらそれをうまく手にする事ができなかったその相手のために涙を流してあげる事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
既にタネは蒔かれております。芽を出すものもあれば出さずに終るものもありましょう。我々は宗教界に身を置きながら真理の普及よりも己れの地位の確保の方が大事と思う、その人間ならではの煩悩とも闘わねばならないのです。

今日の幽体離脱中にシンプルな細身のデザインの十字架のアクセサリを首につけて僕は「これすごく似合う」とかのたまわりやがったのです…現在僕に協力して下さってる「十字聖団体」の方々に僕は迷惑かけっ放しなのに何が似合うだ、お前にそれを身につける資格はない、と帰還後に思ったのでした(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
天使が時おり涙を流しておられる事がありますと申上げるのはそういう事情からです。宗教とは無縁な人なら弁解の余地もありましょうが神に仕える身である事を自覚しているはずの聖職者が人のためより先に我が身の安泰を考えるようでは一体どこに弁解の余地がありましょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし計画は着実に進行しております。既に地上に堅実な足場が築かれております。私たちはただの通行人ではありません。少しの間だけ地上に逗留しているのではありません。永遠に影響力を行使し続けるのです。人間が自分とは一体何者なのか、いかなる存在なのか、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―憎しみといがみ合いを無くするにはどうすべきかを知り、肌の色、階級、宗教、及び国家の違いはあっても霊性において一つであり霊的団結はそれを分裂させるあらゆる相違点よりも強力である事を知る事によって自らの力で自らを救う方法をお教えしようとしているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちの計画はきっと達成します。撤退するような事は断じてありません。遅れたり邪魔される事はありますが、たとえ教会、法王、高位聖職者、主教、尊師、牧師といった宗教界のお偉方が何をおっしゃろうと私たちを追い返す事はできません。彼らこそ道を見失っているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
我々もバプテスマのヨハネの如く、これから訪れる世界―平和と調和と愛と慈しみと協調と和合の支配する世界―暴力が忘れ去られ全ての者が人の為をモットーに助け合い地上世界をさながら天国に変えて行くための地ならしをしているところです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そういう世界は実現可能ですし、きっと実現します。お二人は背後から擁護し導いてくれる偉大なる霊力と危機に際して必ず盾となってくれる愛の存在に気づいていらっしゃいます。ご自分ではその努力のもたらす結果が測れません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし活字は実に大切です。しかも今こうして私の生の声を聞いて頂いております。これが有難い事に活字にいっそうの価値を付加する事になると聞いております。

皆さん、何よりも大切な霊的知識を得ましょう。因果律の働きを理解しましょう。こういう地上生活を送ったら霊界に行ってこういう状況になる、という事を得心していれば…自分勝手・無責任な生活を送っていると下層界へ落ちて悲惨な状況になると知っていれば、絶対に日常生活を律するはずなんです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんと私たちとが一丸となって地球浄化の重大なキャンペーンに携わる霊の大軍の一翼を形成しております。地上の悪を懲らしめ暗闇を減らし、より多くの愛をもたらし人間同士そして人間と共にこの天体を共有している動物に対しても慈悲の心を向けさせるようにする仕事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
お互いの協力によってこれまでに成遂げた成果を私たちは心から喜び、これからさらに多くの魂に自由をもたらしていく仕事にも自信をもって臨んでおります。それが自分の住む世界へ貢献をさせてあげるゆえんとなるからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
数から言えば私たちは比較的少数かも知れません。しかし背後に控えて下さっている力は宇宙最強の力です。これに刃向える者はいません。これを打ち負かせる者はいません。その働きを阻止できる者はいません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
いかなる団体も組織も霊力が地上の人々に光明をもたらすという計画の成就を阻止する事は絶対にできません。私はたった今、私の本来の住処である上層界から戻って来たところです。こうして地上的手段で交信している時の次元よりもはるかに高い次元で、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―気分一新と元気回復を求めてまいりました。同時に神の意志の地上への顕現という大業を担当する神庁の高級神霊による審議会に出席してまいりました。計画が首尾よく進捗しており見通しも明るいとのお言葉を頂戴すると、とても元気づけられます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そして新たな気持でこれまで通りの仕事に戻って来る訳です。それは地上に美と荘厳さを少しでも増すために霊こそ実在である事、その霊に無限の資質が宿されている事を教える事です。その結果として貪欲と利己心と分裂と暴力、要するに地上天国の建設の妨げとなっているもの―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―全てを地上から駆逐する事です。この暗く侘しい地上世界、明日はどうなるかという不安に満ちた世界に戻ってきて私たちに断言できる事は、この地上にも徐々に霊の光が差し込み、その力がすみずみまで浸透しつつあり、明日の事で取越苦労するには及ばないという事です。

僕は心の中で守護霊様の事を「真実の母」と呼んでます(照)理由は僕が地上における実母と完全訣別状態にあり関係を修復する意志も皆無だからです。僕が帰幽したが最後、地上の実母と永遠に会う事はないでしょう。帰幽後の僕は守護霊様をはじめとする類魂の方々と進歩向上を共にして暮すのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
幸いにして霊的実在についての知識を手にした者は如何なる程度であっても悲観の念を心に宿す事があってはなりません。霊力は地上世界の如何なる力よりも強力です。それを人間が遅らせる事はできます。邪魔する事はできます。妨害する事はできます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし定められた計画の成就のための霊力の地上への降下を阻止する事はできません。既に可能な限りの数の橋頭堡が地上各地に敷設されており地盤はしっかりと固められております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊力の灯台にも例えられるべきものも築かれており道を見失った人々のために間断なく光を放射しております。その霊力の通路であるあなた方及び大勢の人々のもとにその灯台の明りを頼りにした人たちがこれからも訪れてくる事でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊に秘められた力、生命力、エネルギーの大きさをどう表現したら分って頂けるか、その言葉が見当らないのが残念です。人間に正しく理解して頂くための用語がないのです。本日お話した事でも、できればお伝えしたい事のほんの一かけらにすぎません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊力は無限です。がそこからどれだけのものを受取るかは、あなたが現在までに到達した霊格の程度によって決ります。その受容力を少しでも増す事を心掛ける事です。そうすればそれだけ多くの霊力が流入し、その驚異、美しさ、安らぎ、治癒力を発揮してくれる事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【ドイツへの移民に失敗した英国人ジャーナリストにシルバーバーチがこうアドバイスした―】あなたは教訓を学ぶために地上世界に来ているのです。たとえ判断の誤りから挫折する事があっても、そこから多くの教訓を学ぶ事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
挫折から絶望へと進んで何も学べずに終ればそれはその人の責任です。あなたの場合は大丈夫です。そのうち道が開けます。

向こう(霊界)では新たな名前を賜るそうです。僕は現在の本名に一刻も早く別れを告げたいので、ぜひ素敵な名前を賜りたいです☆画家名“たきざわ彰人”を本名にするつもりでしたから。改名するつもりでしたから。それくらい地上における本名に愛着がないんです。早く永遠に決別したいです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【私はかつて住み慣れた国(ドイツ)へもう一度行きたいと思ったのです。しかし同じ川に同じ水は流れていない事を知りました。仕事がどうしても見つかりませんでした―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【結局私は思いが叶い快適な場所に落着きながら、なおかつ惨めな思いをさせられる事が有得る事を思い知らされました―】問題はあなたほどの霊的知識を携えた者は霊的砂漠の中では生きて行けないという事です。砂漠ではオアシスを見つける事はとても困難です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし事態は決して取返しがつかないというほどのものではありません。あなたが巻込まれた事態は今日の一般的な事態より遥かに困難なものでした。(その背景説明が無いので何を指しているのかが曖昧であるが多分政治的な事を言っていると思われる―訳者)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうした中であなたは霊的な導きを得て無事切抜けて来られました。そしてかつては不可能だった自由の中で自我の開発を志す場を見出されました。元気をお出しなさい。くよくよしてはいけません。取越苦労はお止しなさい。心配しても何にもなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
心配の念は霊界から届けられる援助の通路を塞ぎます。自信を持つのです。道はきっと開けるという確信を持つのです。いつの日か苦い体験だったがおかげで精神的ならびに霊的に成長したから悔いはない、と言える日が来る事でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【確かに大変勉強になりました―】同志の方にはいつも申上げている事ですが信仰に知識を加える事から出発して最後は知識に信仰を加える事で終ります。地上はおろか霊界においてすら存在する知識の全てを手にする事は不可能です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
知識は大霊と同じく無限であり、いつまでたっても蓄えを増やし続ける事の連続です。首をうなだれてはいけません。後ろを振り向いてはいけません。前を見るのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
過去のページは既にめくられ二度と元へは戻せないのです。生命の書は常に新しいページをめくるのです。その日その日のために生き、昨日のために生きてはいけません。明日刈取る収穫のタネを蒔くのは今日なのです。

僕は帰幽後、会いたい人がイパーイいますが、誰に一番会いたいかと言えば間違いなくセンナちゃんです☆(照汗)以前センナちゃんのブログを書いてた時「おにいちゃん」って可愛らしい声が聞こえたのです。あの声はきっとセンナちゃんに間違いないのです☆僕は優しいお兄ちゃんになりたいです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【国外へ出る事によって私はそれまでの流れの外に出てしまった訳です。元の流れに戻るのは容易ではありません。霊的知識を広めるという私が望んでいる仕事を始める方法があるでしょうか―】あなたには果たしきれないほど沢山の仕事が用意されております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ただ前にも一度申上げた事で改めてここで繰返させて頂きたい事があります。皆さん方のように霊的知識を手にした方でもうっかりすると忘れがちな事ですが私たち霊界の者はあくまでも私たちにとって都合の良いタイミングで私たちの方法でしか仕事ができないという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
言い変えれば“あなた方の都合”に合わせて“あなた方の方法”でする訳にはいかないという事です。地上へ働きかけるには極めて微妙で繊細な影響力、この上なく複雑な取扱いを必要とするバイブレーションを行使しなくてはならないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ところが人間は何かと“せっかち”であるために往々にしてその性急さが本来ならもっと楽に叶えられるはずの条件を阻害して結局は実現を遅らせる事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちから要請したいのは受容性に富み、確信に満ち、冷静で長閑な精神、それにとにかく自分にとって一番良いものがもたらされるのだ―ただしその機が熟した時に、という事を一点の疑念もなく洞察できる能力です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それにしがみつくのです。あせってはなりません。地上世界の一番困った点は、何かにつけて“せっかち”である事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちが皆さんを目覚めさせるまでにどれだけの時を費やしたかご存知でしょうか。霊に関わる事は“早く片付ける”という事が不可能なのです。無限なる叡智が案出した摂理に従わねばならないのです。

ここまで霊的知識を知る事ができた僕は既に物質に何の興味も無く、その視点で部屋を見ると不必要な物ばかりなんです。で数ヶ月前から着々と物を捨ててます。少し部屋が広くなりました。まだまだ沢山あります。捨て続けます。新たに物を買う事も極端に減りました。物質は大切なものではないんです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
もう一度繰返します。真理は何度繰返し述べてもよいでしょう。私たちは私たちのやり方で私たちのタイミングで事を運びます。あなた方の都合に合わせて行う訳にはいかないのです。霊的に見てどうなる事が自分にとって一番良いかは人間自身には正しく判断できません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間の祈りを聞くと、その願い通りにしてあげたら霊的にはとんでもない事になると思われるものが良く見られます。そこで私たちの判断に基づいて皆さんにとって一番良い形で援助します。指導してあげます。決して裏切りません。見放しません。見捨てるような事は致しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊の威力についてはこれまで数々の証拠をお見せしてきました。私たちと歩みを共にしてこられた方には霊力がどれだけの事を為し得るかをよくご存知のはずです。(訳者注―『霊訓』のインペレーター霊団と同じようにシルバーバーチ霊団も高等な思想を説く前に―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(霊の威力を見せつけるための手段として物理的心霊現象を演出して見せている。これはスピリチュアリズム思想の歴史的な発展全体についても言える事で、最初は目に見える現象的なものが盛んに行われそれが次第に精神的なものへ移行し、―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(そして現在では思想的教訓が主流となっている―)私たちは地上世界のための仕事を請け負っております。数からすれば決して多いとは言えませんが、この仕事のために私たちを派遣したのは上層界の霊団なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その高級神霊は幾億と知れぬ人間に慈愛に満ちた影響力を行き亘らせる為に私たちを通じて霊力を行使し続ける任に当っております。地上には暗黒と疑念と当惑と絶望の中で生きている魂が多すぎます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちはそういう人たちに手を差しのべねばならないのです。神の愛の存在を教えてあげなければならないのです。精神的に生れ変って豊かな生き甲斐のある人生を送る、その原動力となる霊力の存在を知らしめなくてはならないのです。

地上的血縁関係には永続性はありません。永続性のある関係は霊界にこそあり、霊的血縁関係とも言える「類魂(グループソウル)」との関係が緊密になっていき、次第に地上時代の縁が薄れて行きます。家族的情愛はもちろん大事ですが時にそれが進歩の阻害になるという事も知っておく必要があります(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし私たちは着実に困難を突破し新たな地点に橋頭堡を築きつつあります。これまでに成就し得た成果を喜び、皆さんの援助があればこれからもそれ以上の事が為し得る事を知って下さい。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊的知識を携えた者に楽な仕事はありません。知識が増えれば増えるほど、ますます困難に遭遇するものと覚悟してください。こんな事を言うから私は人気が出ないのでしょうね。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかし内在する霊的資質を顕現せしめるためには幾つかの困難を覚悟し、それを挑戦目標として歓迎し克服して行かねばならないからです。もし霊的知識を授かった者が安易な仕事しか授からないとしたら、それは神の公正を愚弄する事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ですからいかなる困難に出会っても絶望してはなりません。自分の内部にも背後にもそれを克服するだけの力が存在する事を確信して、それを一つの挑戦として迎え撃つのです。我々が従事している仕事は実に重大な意義があります。数こそ少数派ですが背後に控える力は絶大です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが地上へ顕現するにつれて神の計画に組込まれた役割を果たしてまいります。現時点でそれがどれほどの成果をあげているかは皆さんにはお分りになれません。地上にはそれを計量する道具がないのです。しかし魂が感動を覚え精神が開かれていく人が着実に増えつつあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上の先輩の一人が“子供は無限の可能性の宝庫である”と述べています。皆さんも無限の可能性を秘めていらっしゃるのです。が、地上では普通そのほんの一かけらしか発揮されていません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし高級界との波長が合い、霊力をふんだんに受ける事ができれば思いも寄らなかった事が成就されるのですが…私は霊的知識に照らして楽観的な福音を説いております。霊的な知識を携えた者には悲観的になる根拠はどこにも見当りません。

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
人生の出来事には一つ一つ目的があります。好運・偶然・奇跡といったもので動いているのではありません。改正も廃止もない永遠不変の摂理によって動いているのです。神は完全です。その神の無限の叡智と愛を超えるものは、この宇宙には存在しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その愛と叡智をあなたも頂けるのです。全てではありません。受入れ能力が増すにつれてそれだけ多くの叡智と愛を頂く事ができ、それだけ生活が豊かで雄大で高潔なものとなってまいります。私がお届けするのは永遠の実在を基本とした崇高な真理です。神は決して裏切りません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大自然の摂理はこれからも作用を止める事はありません。如何なる危機が迫りつつあっても如何なる問題に遭遇しても、あなたの内部にそれを克服する力が秘められている事を忘れてはなりません。同時にそれ以上の強力な力が背後に控えておりそれを呼寄せる事もできるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
困難に悩まされた時は―それは人間として避け難い宿命です―地上の喧騒から身を引いて瞑想の世界へ入る事です。そこで霊的意識を広げ辺りに漂う光輝を存分に吸込むのです。私は何一つ新しい事は申上げておりません。真理には真新しいものはないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その表現の仕方がいろいろあるだけです。【決断に迷った時は導きを求めるべきでしょうか、それともあくまで自分の意志で判断すべきでしょうか。私たちは時として大きな決断を迫られる事があります。そんな時に思い切って突進すべきか―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【自然に道が開けるのを待つべきかで迷うのです。とても難しい事があります―】閉切られたドアを忙しく叩いてはいけません。自然に開くのを待つのです。宇宙全体だけでなく一人一人の人間にもキチンとした計画があります。そのプランが実行に移されていくのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ここにお出での皆さんには何度も申上げている事ですが私たちはそのプランのもとに私たちのやり方で私たちのタイミングで事を運ぶしかないのです。人間側の都合に合わせる訳にはいかないのです。人間には自分にとってどうなるのが一番良いかが判断できないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質的に、精神的に、そして霊的にあなたに何が一番望ましいかを判断するには私たちの方が有利な立場にあります。待つのです。きっとドアは開かれます。これまでも幾度となく開かれてきております。

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10章 質問に答える

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【私がこれまでに会った人の中には、自分はスピリチュアリストであると言いながら相変らず何かの既成宗教に属している人がいます。スピリチュアリズムを信じるようになったら、それまでの宗教は捨てるべきではないでしょうか―】私はそうしたラベルには煩わされません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
実はこの私自身が果たしてスピリチュアリストなのかどうか定かでないのです。スピリチュアリストであるとの認証を頂いた訳ではないからです。ご自分の事をどうお呼びになるかは問題ではありません。大切なのは毎日をどう生きるかです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
一体宗教とは何なのでしょう。教会や礼拝堂や寺院へ通う事でしょうか。人間のこしらえた教義を受入れる事でしょうか。私はローマカトリック教徒ですとか、プロテスタントですとか、仏教徒ですとか、ユダヤ教徒ですと名乗る事でしょうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
宗教とは宇宙の大霊すなわち神の御心に一歩でも近づく事になるような生き方をする事です。あなたの行為に中に神の御心が表現される事です。要するに宗教とは人のためになる行いをする事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし霊界との交信の事実を信じてその恩恵を受けている人が相変わらず従来の神学的教義にこだわり続けている時は、その人の事を気の毒に思ってあげる事です。その人はまだ梯子段の下の方、せいぜい中途までしか上がっていないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
精神が従順で感化されやすく、与えられたものは何でも吸収していく幼少時に教え込まれた教義を棄てる事は容易ではありません。それがいつしか潜在意識のタテ糸となりヨコ糸となって、その深層を形成します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうなると、自らその誤りに気づいて取除くという事は殆ど不可能に近いと思わないといけません。ですから我慢してあげる事です。我々だって、かつては間違った考えを抱いていたのを、その後の叡智の発達のおかげで棄て去った事があるではありませんか。

法悦は相変らず降って来ます。が現在の僕が使命と帰幽の間で揺れまくるグチャグチャな精神状態から徐々に脱してるからなのでしょうか、霊的現象は少ななくなってきてます。抜粋するほど僕がしている行為の重大性を認識して個人的な事言ってられない、やるしかない、そんな気持にもなり始めてます(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
所詮人間の誰一人として完全の極致まで到達した人はいないのです。それには永遠の時を必要とするのです。我慢してあげるのです。手助けをしてあげるのです。議論し合ってはいけません。議論からは何も生まれません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
詩人(※)が言っております―“議論をしても、入って来たのと同じドアから出て行くだけである”と。(英国の詩人フィッツジェラルドEdward Fitzgerald)自分の宗教の教義より先が見えない人の事は辛抱強く見守ってあげなさい。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
時が立てばあなたの場合もそうであったように、きっと機が熟します。【訳もなく塞ぎ込んでいる人間が多いのですが、若者に一体何が起きているのでしょうか。霊的に飢えているのでしょうか―】道を見失っているのです。彼ら若者は暴力の支配するこの時代に生を受けました。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
彼らの気持の中には大人は自分たちを裏切ったという考えがあります。また従来の宗教では救いは得られないとも考えております。【その考えは大人に責任を負わせすぎだとは思われませんか。誰しも自分なりの道があるはずです―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私はそうした若者の考えに賛成であると言っているのではありません。私は現代の若者の心理を説明しているだけです。いずれは彼らも年配になるのです。【体験というものは掛けがえのないものです―】苦々しい体験ほど薬になるのです。楽な体験は往々にして毒になるものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
サークルメンバーの方なら私が何度も申上げているのでよくご存知でしょうが、しくじるという事の効用は、やり直しがきくという事です。【(旧約聖書の天地創造の話を持ち出して)ある人たちはその創造活動に宇宙人が参加したと言っておりますが、いかがでしょうか―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
申すまでもない事でしょうが、あなたは今、大気圏外から来た生物へ質問していらっしゃるのですよ!創世紀その他の話に惑わされてはいけません。あなたの理性に照らして受入れ難いものは拒否なさる事です。

法悦についてもう一つ。霊性発現当初(約1年前)と現在とでは浴させて頂く法悦の霊力の「質」が変ったように思います。使命遂行にあたり高級霊の方々からの霊力に浴させて頂くようになったからだと思われます。現在の霊力の方が何というか、繊細で、より波長が高い感じでキィィンってなるのです(祈)

—–

『シルバーバーチの霊訓⑩』
要するにあなたがお知りになりたいのは地球はどうやって誕生したかという、その“事実”なのですから。【その説がたくさんあるのです。どれが事実なのかが分らないのです―】生意気を言うようですが私はそうした“説”を超えたものを手にしております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
この問題に関しては少しばかり知識があるのです。地球は無窮の過去から存在し続けております。始まりもなく終りもありません。(※)バイブルにもイエスが言ったとされる名文句があります―“アブラハムが生まれる前から私は存在している”と。―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(※これは最後に引用されているバイブルの文句から察せられるように、地球という惑星を物的天体としてではなく霊的存在として考えた上での事である。地上の万物に霊が宿っているように地球そのものにも霊が宿っている―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―というよりは地球の霊が顕現したのが生きとし生けるものであると考える方が順序であろう。日本の古神道ではその生成過程を寓話風に物語っている―訳者)霊は無窮の過去から存在しております。ある時ひょんな事から創造されたのではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが地球に宿り、数え切れないほどの年数をけみして、やっと生命として顕現しはじめたのです。生命は霊であり、霊は生命です。永遠の過去から無限の可能性を秘めているのです。その生命の誕生に大気圏外からの存在(※)が参加した事実はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
内在していた生命力が無限の知性によって考案された進化の法則に従って顕現し、発達し、進化してきたのです(※天地創造についての質問に対する答の冒頭でシルバーバーチは自分の事を“大気圏外からきた生物”という冗談めいた表現をしているが、―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―これはもちろん“霊界からやってきた霊”の意味で言っている。ここで言っているのは他の惑星からのいわゆる宇宙人の参加はなかったという意味であって、霊界からの働きかけは大々的に行われたものと想像される。―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―生命の誕生はそれなくしては考えられない事で、今後の研究に待たれる面白くかつ重大なテーマであろう。―訳者)

インスピレーションについて。僕は日々受取らせて頂いてますが、睡眠と覚醒の中間状態いわゆるトランス状態の時に(意識があって目を閉じた状態)文字、映像、声、お顔の顕現等が僕の眼前に現れるのです。その理解は言語を超越していて瞬間的であり、その表現力はシルクのようで美しいものなのです(祈)

—–

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【最近ではダーウィンの進化論がいろいろと批判を浴びております。ダーウィンはいろんな事実を見落しているようです―】いかなる発達段階にあっても全知識を手にする事ができない以上、見落される事実があるのは仕方のない事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
完全のみが全知識を含む事になるのですが、その完全性は地上はおろか霊界においても誰一人として達成した者はいないのです。進化について明言できる事は、物的進化も精神的進化も霊的進化も、全て大自然の摂理によって営まれているという事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【私は人間がサルから進化したという説はあまり嬉しくないのですが…】もしかしたらサルの方も嬉しく思っていないかも知れませんよ!神の目から見ればサルは大切な存在である点では人間とまったく同等なのですから。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(シルバーバーチがイエスの偉大さを述べ、地上において開始した地球浄化の大事業を死後もずっと続けており、シルバーバーチ自身もイエスの指揮の元で働いている事を述べると)―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【イエスの名のもとに行われた数々の歴史上の行為を見るのはイエスにとって心の痛む思いだったに相違ありません―】おっしゃる通りです。何度涙を流されたか知れません。もとよりそれはイエスの責任ではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
スピリチュアリズムの七つの綱領の中には各自が各自の行為に責任をもつとうたった条文があるのをご存知でしょう。【イエスはどういうお顔の方だったのでしょうか―】地上の画家が描いている肖像とは似ていません。伝道時代に行動を共にした人たちとよく似ておりました。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし似ていなかったら使命は果たせなかったでしょう。(訳者注―原文から受けるニュアンスとしてはズバリ容貌を述べるのを避けているふしが窺える。―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(―それは多分、とかくイエスが神格化され、神々しくて近づき難い存在だったように想像されがちなので、実際はいたって人間味を具えた、その意味で平凡なユダヤ人だったと言いたいのであろう。)

スタートから10時間経過。駐車場(スタート地点)に続くガレた下りを心地よく疾走してゴール、すると林道ゲート管理のおじさんが「あれ、さっきのオレンジの人、もう上まで行って帰ってきたの?」って話しかけてくれて僕は超照れつつしばし談笑。おじさんに良いゴールを演出して頂きました(祈)

—–

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【霊界通信によっては、宇宙的キリストと人間としてのキリストの二つの言い方をしているのがあります。同じ存在の二つの側面を言っているのでしょうか―】あなたは名称に惑わされています。まずイエスという人物がいました。その人物の姓はキリストではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
一方、キリスト的生命力、つまり霊力が存在します。人間イエスと、そのイエスを動かした霊力とを区別してお考えになれば全てがすっきりします。【イエスが述べた正確な言葉を自動書記か何かで入手する事は可能でしょうか―】何とも申せません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
問題は当時イエスの言葉を記録した人物が一人もいなかった事です。ですからそれを伝えるには記憶に頼らねばならない訳です。がしかし、イエスの教えの肝心かなめは“愛”です。“己を愛する如く隣人を愛せよ。汝に敵対する者にも優しくすべし”です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
愛とは摂理(神の心)の通りに行う事です。人類の救済にとってこれ以上に必要なものがあるでしょうか。愛は霊性の最高の表現です。大霊から下さるものです。それを私たちがあなた方にお届けしているのです。イエスの使命は霊的実在を証明してみせる事でした。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし今の時代にイエスが出現して二千年前と同じ事を説いたら、果たして耳を傾ける人がいるかどうか私は極めて疑問に思います。【間違った教えを携えて霊界入りする者が多すぎるとおっしゃいましたが、ヨハネの福音書にはイエスを信じる事によって―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【永遠の生命を授かると述べられています―】それは間違いです。人間は一人の例外もなく死後も生き続けるのです。何かの教義や信条、あるいはドグマを信じる事によって永遠の生命を授かるのではなく不変の自然法則によって生き続けるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それ自体は宗教とは何の関係もありません。因果律と同じ一つの法則なのです。今引用なさった文句は地上に大きな混乱のタネを蒔き人類を分裂させてきた言葉の一つです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
一冊の書物、それも宗教の書、聖なる書が、普通の書が起こそうにも起こせないほどの流血の原因となってきたという事は、何という酷い矛盾でしょうか。宗教の目的は人類を不変の霊的関係による同胞性において一体ならしめる事にあるはずです。

インスピレーションを意識し、その有難さを知る事の出来る人は幸せである。なぜなら霊界との交信法としてはインスピレーションが一番正常なものであり、人生の旅路で一番人間を元気づけてくれるのもこのインスピレーションだからである。―【霊性を開く】より

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【イエスは本当に磔刑にされたのでしょうか―】そんな事について私の意見をご所望ですか。どうでもいい事ではないでしょうか。大切なのはイエスが何を説いたかです。磔刑にされた時にどういう事が起きたかは、いくら議論してもラチは明かないでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私にもその“立証”はできません。ですからその事についてはお答えしません。無意味に人を断罪するのは私の趣味ではないからです。それは私の使命ではありません。(訳者注―イエスの処刑についてはいろんな説がある。―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(一般には聖書の通りにその場で死亡して何日か後に蘇った事になっているが、実は処刑されたのはイスキリという名の弟だったとか、完全に死んだと思って埋葬したが本当は死んでいなくて、生き返って国外へ逃げたとかの説があり、それぞれにもっともらしい論拠を揃えている―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(国外へ逃亡したとする説にも、ローマへ行ったという説と日本へ来たという説、そして最近ではインドへ行ったという説があり、いずれの場合もかなりの高齢で他界した事になっている。無論シルバーバーチはその事についての真実を知っているはずであるが、―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(人間がとかくこだわる“証拠”となると何も提示できないからと言って返答を断っている。無論これは言い訳であって本心はやはり最後で述べている通り、自分が述べる事によって前文の諸説のどれかを、あるいは全部を否定する事になるのを避けたのであろう。―)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
(どうでもよい事だからである。シルバーバーチはイエスの出生についても死についても途中の事蹟についても、あまり深入りした事を言っていない。使命ではないからであろう。)

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私の使命は人生の基本である霊的原理に関心を向けさせる事です。人間はどうでもよい事にこだわり過ぎるように思います。イエスが本当に処刑されたかどうかは、あなたの魂の進化にとって何の関係もありません。肝心な事に関心を向けなさい。

「背後霊団予想図Ver3.0」の絵は既に完成していてこれからブログ本文を書く予定だったのですが一旦中止させて頂きます。まだ分りませんが、もうそれを書く必要が無くなる可能性が出てきました。状況がはっきりするまでは書籍の抜粋に集中しようと思います。分ったらまたここに書きます(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたは今あなたなりの役割―人を助け霊性を開発し悟りを深めるためのチャンスを提供してくれる、この地上という生活の場に来ていらっしゃるのです。火星にも人間のような存在がいるのかとか、千年後に間違いなく復活するのかとか、そんな事を心配してはいけません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大切なのは日常生活での身の処し方です。あなたなりの最善を尽せばよいのです。それによって大霊とのより大きい調和が得られます。それは晴れやかさ、静けさ、安らぎ、自信という形をとります。神の心を我が心としようと心掛ける者全てに必ず訪れるものです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【人類はいつかは戦争のない平和な暮しができるようになるでしょうか―】これは難しい問題です。まず理解して頂かねばならないのは、神は人間に自由意志というものを授けられているという事です。自由意志のない操り人形にしてもよかったのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
が、自由意志による選択の余地を与えられる事によって、人間も永遠の創造的進化の過程に参加する機会がもてる事になったのです。人間は地上をエデンの園、楽園、天国にする事も出来れば、暗く荒涼とした恐ろしい悪の園にする事も出来ます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そこに選択の余地が残されているのです。戦争、暴力、貪欲、情欲、利己主義がはびこるのは物質中心の考え方をするからです。そういう考え方をするのは、これほど多くの宗教が存在しながら大半の人間が肉体が死ねば全ておしまいと思っているからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
死後にも実感を伴った生活―地上生活の賞罰が清算される世界が存在するという事実が信じられず、地上生活が唯一の生活の場であると考えます。すると当然、物質が全てなら思い切り欲望を満足させておこう、という事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが戦争を生み、憎み合い、征服し合い、殺し合う事になります。もっともこれは真相の一面を述べたまでです。有難い事に他方では人間のわがままによる混乱を抑制するための摂理も間違いなく働いております。

シルバーバーチの霊訓、全12巻の他に【古代霊は語る シルバーバーチ霊訓より】【シルバーバーチのスピリチュアルな法則】【シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ】【シルバーバーチの新たなる啓示】【シルバーバーチ 最後の啓示】【シルバーバーチ 今日のことば】等もあります(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
その一環として私たちは地上に霊的実在についての知識をもたらすための大事業に携わっているのです。霊媒の活用によって人間が霊的天命を背負った霊的実在である事を証明する事ができます。その天命を全うするも損うも、日常生活における身の処し方一つに掛っております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
因果律、すなわちタネ蒔きと刈取りの摂理は絶対に狂いません。良い行いをすればそれだけ幸せを味わいます。利己的な行いをすればそれだけ苦しい思いをさせられます。摂理はごまかせません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
死の床で幾ら懺悔の言葉を述べても既に始動している因果律の働きを止められるものではありません。こうした真理を理解する人が増すにつれて戦争が減り、平和な地域が広がっていきます。これは一朝一夕に出来る事ではありません。私には以上のようなお答しかできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
自分の役目を果たすのです。自分なりの最善を尽すのです。縁あって近づく人の力になってあげる事です。親切に、寛容に、そして慈悲の心をもって接するのです。機会さえあればどこででも人のために役立つ事を心掛ける事です。それが世の中に貢献するゆえんとなります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【時折味わう精神的な苦悩は外部から来るのではなく内部から湧いてくるのでしょうか―】どちらからでもあります。よく理解して頂きたいのは、地上生活は霊界の生活と違って両極性(相対性)から成っている事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊界では同じ発達段階の者が同じ界層で生活しておりますが、地上では様々な発達段階の者が混ざり合って生活しております。という事は対照的なものを見たり体験したりする機会が得られるという事です。かくして光があれば闇があり、温かさがあれば冷たさがある事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そこに地上生活の存在理由があるのです。そうした両極の体験を通じて魂が真の自我に目覚めていくのです。言い替えれば地上は学校です。そこで色々と学ぶ事によっていつかは住む事になる霊の世界での生活に必要な教訓を身につけるのです。

世界心霊宝典、全5巻【霊訓】【不滅への道(永遠の大道)】【スピリチュアリズムの真髄】【ジャック・ウェバーの霊現象】【人間個性を超えて(個人的存在の彼方)】これらも超オススメです☆が悲しいかな、絶版が多いです(涙)でも僕は古書で全巻揃え全部読みました☆人類の宝なのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
苦悩を味わうという事は、その反対である喜びを味わえるという事です。度々申上げておりますように地上での出来事は正反対であると同時に相等しいという事があります。つまり同じコインの表と裏の関係です。魂が自我に目覚めるのは様々な体験の中においてこそです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは鋼を鍛える過程、あるいは原鉱を砕いて黄金を磨き出す工程と同じです。【多くの人間の間で精神的革命ともいうべきものが進行しているのを感じます。これは霊界からの働きかけの当然の結果で、今それが実現されつつあるのだと思います―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上世界は今“るつぼ”の中にあります。バイブルの中の説話のような善と悪との戦いがあります。富の神マモンの崇拝、あくなき貪欲と強欲と権力欲、高尚なものや霊的なものの抑圧―要するに私が地上のガンと呼んでいる利己主義が生み出す不幸があります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それと同時に、世俗的な意味での宗教はその威力、影響力、指導力を失っております。卑しくも知性を具えた者には到底信じ難い教義に今なお忠誠を尽しているようでは、既成の宗教に背を向ける者がますます増えていくのは当然の成り行きです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それに加え科学が間違った方向へ進みつつあります。果たして人類に益をもたらすのか、地球を破滅に陥れるのではないかと思える恐ろしいものを次々と拵えております。人類は今まさに危機の十字路に立たされており私たちが総力をあげて救済活動に乗出したのもそのためです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは平和と調和と親善と和合と協調を達成する唯一の方向を示して指導しているところです。その唯一の方向とは、地上の一人一人が霊的な一大家族の一員であり、その親にあたるのがあなた方の言う神、私の言う大霊であるという認識です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちは何としてもこの仕事を成遂げる覚悟です。ここにお集まりの皆さんを初めとしてスピリチュアリズムの仕事に携わっておられる方はみな霊的大軍勢の一翼を担っておられるのです。

シルバーバーチ霊だけでなく“ホワイトイーグル霊”も地上に珠玉の霊的知識をもたらしてくれています☆【ホワイト・イーグル霊言集】【霊性進化の道 ホワイト・イーグルの霊示】【天使と妖精 ホワイト・イーグルの霊示】の3冊です。僕たちが地上生活中に知るべき大切な知識の宝庫なのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
だからこそ試され鍛えられて、割当てられたこの重大な仕事で万が一にも挫折の無いようにしなければならないのです。霊は物質に勝ります。物質の世界には霊力よりも強力な力は存在しません。たとえ時間は掛っても必ず勝利を収めます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
真理を手にした者には悲観主義も絶望も入る余地はありません。神が人間の頭を一番高いところに置かれたのは、見上げる事ができるようにという事からです。見下ろすようにという事であったら足もとに頭が付いている事でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人類の霊的解放の仕事に携わる者は試練と挑戦を受けなくてはなりません。それが霊的発達の不可欠の要素で、それ以外に方法がないのです。いずれ霊界へ来られて地上時代を振返ってご覧になれば苦しい体験ほど大切な意義をもっていた事を知って神に感謝なさる事でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
遠い昔から人間は地球の悲劇の予言をいくつもして来ました。地球の終末の日時まで告げているものもあります。そこへキリストが再臨して人類を救うというのがキリスト教の信仰のようですが、そういう事にはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
キリストは二千年前に“地上での使命”をきちんと終えています。今は私の住んでいる同じ“霊界においての使命”に奨励しておられます。それが今我々の携わっている霊的真理普及の活動の指揮・命令です。地球が一夜のうちに破滅する事はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
宇宙の大霊が無限の愛と叡智とをもって摂理を案出し、それによって巨大なもの、微細なもの、複雑なもの、単純なものの区別なく、存在のあらゆる側面を経綸しているのです。それは一歩一歩の進化という形で働くのであって、大変革によって一挙に行われるのではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間の力にも制限が加えられています。人間にできない事があるという事です。自由意志が与えられていますが、それにも限界があります。

【イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者】【イエスの成年時代 神と人間のはざまで】【イエスの弟子達 パウロ回心の前後】この3冊はぜひ皆さんにも手にとって頂きたいです。こんな僕に何度も何度も顕現して下さっているイエス様の壮絶な地上時代が通信霊によって克明に記述されているのです(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【地球の将来はどうなるのか教えて頂けませんか―】たった一人の人間によっては無論の事、何人の人が一緒になっても地球を破壊する力は持てませんから地球はこれからも永遠に存在し続けます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地球にもたらす害にも、それを引き起こす手段にも、地球の存在自体に終止符を打たせるほどの規模にはならないように一定の限界というものが設けられています。怖がってはいけません。神の意志は必ず成就されるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
将来への展望には自信と楽観と積極性をもって、ご自分の役目を果たす事に専念なさる事です。恐怖心、心配、不安、こうした霊力の働きかけを止め無気力にさせるようなものは一切棄て去って下さい。私たちから要求するのはそれだけです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
出来る限りの事をなさっていればよいのです。それ以上の事は出来る訳がないのですから。明日はどうなるかを案じてはいけません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
明日は潜在する神性を開発し、人生を物質的・精神的・霊的に存分に楽しみ周りに存在する素晴しい霊的光輝をますます意識するようになる、その絶好の機会の到来を告げてくれるものなのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【凶暴な犯罪は死刑制度によって解決できると思われますか―】そうした報復的手段では何一つ解決できないでしょう。愛は摂理を成就する事であると言っています。いかなる手段にせよそれによってその魂が救われる事になるように工夫すべきであって、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―復讐心を抱かせてはなりません。人を殺した奴だから殺してよいという理屈は許されません。国家による法的殺人では問題の解決にはなりません。暴力に暴力で対処する事は善性・慈悲・優しい心を生み出す事になりません。

今日見させて頂いたインスピレーション、久々に十字架が登場し、そして空に続く木段が現れて、僕は一段一段昇って行くのでした。まだ決定ではありませんが、やはり僕という人間はこんな重大な責任を帯びた“使命”を遂行できる“器”ではなかったもようです。多分カウントダウンに突入しました(祈)

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
処罰は矯正と救済を目的としたものであらねばなりません。魂に本当の自分を悟らせてあげる事を目的としなければなりません。何の用意もできていない魂を霊界へ送り込む事は問題を大きくするばかりです。地上においても霊界においても犯罪を減らす事にはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間はとかく過ちを犯しがちなものである事も考慮してやらないといけません。【そうした魂の病める霊をなぜそちらの方で看視して、地上の人間を同じ道へ誘わないようにして頂けないのでしょうか―】そう簡単にはいかないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
未熟な霊が次から次へと地上から送り込まれてまいります。それは霊界にとって迷惑な事です。そこで地上の人間が地上にいる間に霊界の生活に備えてもらおうと今、霊的真理の普及に全力をあげている訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
ひとことで言えば、私たちが地上へ戻ってきた目的はイエスが説いた“愛”の福音を説く事にあります。人間は互いに愛し合うべきであり、憎み合ったり報復し合ったりしてはいけませんん。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【(刑事をしている人が初めてサークルに出席して質問した)職業柄、私は多くの人間が恐ろしい行為によってあたら生命を失っていくのを見てきました。そしてしばしば思った事ですが、そうした犯罪が二度と起きなくするために、―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【そちらで復讐心に燃えている霊たちを説得して頂けないものでしょうか―】残念ながらそういう人たちはみな地縛霊となっており、自ら拵えた牢獄に光が射し込むまでには大変な時間を要します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これは大変難しい問題でして、時間さえあれば色々と敷衍してお話できるのですが結論だけ申上げれば、彼らへの対処の仕方は報復ではなく矯正を目的としたもの、つまり精神的リハビリテーションでなくてはならないという事です。やられたらやり返すのが公正ではありません。

☆01

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【私は阻止する事こそ公正であると考えておりました―】しかし現実には報復が優先されているのがほとんどです。旧約聖書では“目には目を、歯には歯を”でしたが新約聖書ではイエスが隣人への愛を説いただけでなく、自分を憎む者をも愛せよ、と述べています。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
何事も最後は動機が問題となります。動機さえ正しければ全てがうまく収まります。【(代ってジャーナリストが質問する)霊界及び他の世界から人類へ向けて様々な警告が届けられております。あるものは原子力は悪であるから阻止せよと言い、―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【またあるものは人類の独善主義について警告しています。そうした警告めいた予言を総合的に検討して記事を書くようにとの依頼を受けているのですが、ご意見を承りたいのです。もし何か特別に警告すべき事がありましたら明確に述べて頂きたいのですが…】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
私は原子力が悪だとは思いません。その使用法が邪悪になる事は有得ます。しかし反対に測り知れない恩恵をもたらす事もできます。そのカギを握るのは、その途方もないエネルギーを管理する、あるいは管理を誤るかも知れない立場にある人たちです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
警告めいた予言の事ですが、霊界にカッサンドラ(ギリシャ伝説の凶事の予言者)のような霊がいて、何か大変な事が地球に迫りつつあるという事で大げさに嘆いているような図を想像してはなりません。そんな単純なものではないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
大霊は子等に一定限度内の自由意志を与えておられます。その自由意志による選択によって地上を光輝と美と豊かさに満ちたところにする事も出来れば“生き地獄”とする事も出来ます。その選択をするのはあなた方人間なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
科学技術の発達と共に途方もないエネルギーの存在が明らかにされて、それをいかなる目的に使用するかの責任が大きくなってまいります。正しい進化の方向を選ぶ事になる唯一の道は、私の理解している限りでは、―

『シルバーバーチの霊訓⑩』
―無限の神性を宿している子等がそれを出来るだけ多く発揮して地上世界を美しく飾り、大自然がその豊かな恩恵を実らせるようにする以外にありません。それが人間が選択すべき唯一の道です。

☆02

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
それを無視して富の神マモンを崇拝し、欲望に走り、利己的になり、他人の事はどうでもよいと考えるようになったら最後、自分の国だけでなく地球全体が暗黒と困難と悪と疫病という、自由意志の選択の誤りが生み出す結果で埋め尽くされる事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかしそう申上げながらも尚かつ私は、人間がいかに驚異的なエネルギーを手にしようと、それによって起こす破壊や荒廃を一定限度で食い止める無限の力には到底太刀打ちできない事を断言しておきます。地球全体を、あるいは宇宙そのものを完全に破壊する力は持てません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【やはりあくまでも神の持ち物という訳ですね―】そうです。あくまでも大霊の持ち物であり、大霊が支配しなければならないのです。大霊は無限です。無限なる愛であり、無限なる叡智であり、全ての子等に地上を天国となしてそこに共存するための手段を提供して下さるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それを受取るか否かの選択は自由ですが…自由だからいいのです。もし人間が操り人形かロボットのようなものだったら人生は何の意味もない事になるでしょう。完成へ向けての進化も成長もありません。永遠の虚無の世界となってしまいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは神の意図するところではありません。皆さん方のどなたよりも永く宇宙人生を送ってきた私は神の完全性が生み出した宇宙の美事な機構を畏れと驚嘆と敬意と感嘆をもって眺めるようになりました。無限の知性が考案した摂理の働きを阻止できるものは何一つ存在しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人生の全ての相を支配している永遠の霊的原理を垣間見るという光栄に浴した者は明日はどうなるのかという不安を抱く必要は微塵もありません。驚異的な科学技術の発達、科学的業績は善にも悪にも使用できますが、幾ら悪い事に使ってもそれがもたらす破壊にも限界があります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
地球全体、及びそこに住む人類をもろとも破壊させてしまうほどの無制限・無束縛の自由が許される訳ではありません。愛は憎しみに勝ります。霊は物質に勝ります。その宇宙最大の力は生命の大霊から出ているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
無限の知性によって考案され、無限の叡智によって支配されている宇宙の摂理は、今住んでおられる世界が少しでもよい世界へ向けてゆっくりと着実に進歩するように配慮してあるのです。

☆03

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【話題が動物愛護の問題へと発展するとシルバーバーチがこう述べた―】悲しいかな、霊的発達の未熟さ故に人間は、自分を生かしめている霊力が地球を共有している他の全ての生命体を生かしめている霊力と同じである事に理解がいかないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
動物も人間と同じく“物的身体を具えた霊”である事が理解できないのです。我こそは万物の霊長であると信じているのであれば、それ故にこそ動物に対する責務があるはずなのに、人間はそこが理解できないのです。上の者が下の者を手助けするのが当り前です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかるに現実は、罪もない動物に無用の残虐行為を情け容赦なく行っております。しかもそれは人間の健康増進のためと信じての事なのですが、それは間違いであり、そういう手段から健康は得られません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうした邪悪で悪魔的でさえある実験を完全に阻止するためにも霊的真理の普及が急務なのですが、これは永い時間の掛る問題です。今自分たちが行っている事が間違いである事に気づいて良心の呵責を覚えるようになるまで霊性が発達するのを待たねばならないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【なぜ動物は人間の手によって苦しめられねばならないのでしょうか。人間の霊的成長の試金石となるために地上に置かれているのでしょうか。もっと高い進化の段階に達している別の天体へ置かれていれば、そこの住民に可愛がられて霊的進化も促進されるはずですが…】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それと同じ疑問が人間についても言えませんか。つまりなぜ人間は地上で同じ人間の手で苦しめられねばならないのですかという事です。なぜ苦しむ事のないどこか別の世界へ置いてもらえないのでしょうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
理解しなければならないのは、地上というところは予備校ないしはトレーニングセンターであって、その目的は内部の神性を可能な限り発揮する機会を提供する事である、という事です。

☆04

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間にはある一定限度内での話ですが自分の行為を決定する自由意志が与えられております。その自由選択の結果として地上あるいは霊界における進歩を促進もすれば阻止もするという、そういう体験の繰返しの中で霊性が発達し少しずつ不完全な部分を捨てていく事になるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
自由意志があるという事は、その当然の可能性として、それを間違った事、愚かしい事、報復的な事に使用する者もいる事になり、その結果として苦しむ人も出てくる事になります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
もし神が動物も人間も申し分のない状態である事を望まれたならば、地上にもあるいは霊界にも存在していないでしょう。とっくに完全の頂上を極めている事でしょう。しかしそれは有得ない事なのです。なぜなら完全とは永遠に続く過程の事だからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
動物への虐待行為を阻止するには、いろいろとしなければならない事があります。善の勢力と悪の勢力の戦い、真理を知った者と無知な者との戦いが延々と続いております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
また動物にも地上で果たしている役割がある事、人間が住む権利があるのと同じ意味において動物も地上に住む権利がある事が、どうしても理解できない近視眼的な人種もいます。これからも戦いは続きます。が、真理は必ず勝利を収めます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【人間と共に進化を続けている鳥類や魚類は次は何になるのか教えて頂けないでしょうか。それはいわゆる“精霊進化”に属するのでしょうか。昆虫は次は何に進化していくのでしょうか。―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【昆虫の中にはとても進化していて独自の複雑な“文明”すら持っているように思えるのが多くいますが…】まず“文明”という用語はここでは適切でないと思います。いかなる生活にせよ文明とは社会及び生活様式に適応していくための手段の事です。

☆05

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
さてご質問の意味ですが、一羽の鳥がやがて一人の人間になっていくのかという事であれば答はノーです。精霊進化というのは妖精及びそれに類する存在に関わる自然的生命の進化の事です。自然界の成長の中で果たす役割があるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
進化とは全生命に関わる自然法則の一環であって、それは神の愛の証でもあります。低い次元から高い次元へ向けての不断の向上の事です。進化の法則は全ての生命、すなわち昆虫類、鳥類、動物、そして人類の全てを包摂しています。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それぞれに果たすべき役割があり、しかもお互いに関連し合っております。孤立しているものは一つもありません。全体として完全な複合体を形成しているのです。あなた方人間も、動物の進化に関連した法則と同じ法則によって支配されているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
その自然法則に従って生活していれば、言い替えれば自然法則と調和していれば、あなたは天命を全うできると同時に他の生命の進化を助ける事にもなります。各自が協調的要素としての役割を果たすように宇宙の全機構が出来あがっているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
協調とは反対に自然に逆らった行為に出る者は、その逆らった対象だけでなく自分自身に対しても酷い仕打ちをする事になります。自然と協調する者は自然の発達を助けると同時に、自分自身の霊性の開発をも助長する事になるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【という事は、我々は人類として特別の存在ではなく、大自然の進化の過程の一部に過ぎないという事になるのでしょうか―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人類も生命の永遠の営みの一部にすぎません。その中にあってもし人間がオレたちは他の生命よりも特別に高等なのだと自負するのであれば、ちょうどあなた方が霊界の高級霊からの援助を求めるように、他の下等な生命を援助してやる義務があるはずです。

☆06

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『シルバーバーチの霊訓⑩』
【動物の世界には“高等な生命”というものがあるのでしょうか―】ありません。それぞれの種にそれぞれの進化のコースが割当てられているのです。生命として存在しているものは霊であるからこそ存在できているのです。霊は生命であり、生命は霊です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それゆえ生きとし生けるもの全てが―小鳥も魚も花も木も果実も、みな霊なのです。高等とか下等とかいうのは、その無数の生命現象の中にあって他の生命に比べた場合の“進化の到達度”を言っているにすぎません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人類は魚類に比べれば高い発達段階にあるかも知れませんが、私たちの世界の神庁に所属する神霊に比べれば低い事になります。【動物保護運動がなかなか思うにまかせません。むしろ悪化の一途を辿っているように思えます―】

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは人間に自由意志が与えられている事から生じる当然の結果です。もし何一つ問題がなく闘争もなく犠牲が強いられる事もなく困難も生じなかったら人間は進歩しません。進歩は困難に遭遇した時に得られるのであって、気楽な生活の中では得られません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
それぞれの魂が内在する力を引き出すための努力をするように何らかの試練の時に遭遇するというのが、進化における不可欠の過程の一つなのです。進歩の速い面もあれば遅い面もあります。とにかく同じ地球を共有する他の全ての存在と仲良くするという事が人間の責務です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
が、どっちへ転んだところで自然の摂理による埋合せがあります。動物が動物なりの進化のコースを辿るように配慮するのは人間の責務です。それを怠れば人間はそれなりの代償を払わねばなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
動物に残酷な仕打ちをしている者は、いずれその行為の一つ一つに霊的代償を払わねばなりません。悲しいかな、苦しめられるのはいつも罪のない側です。が、自然の摂理は曲げられません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
殺人を犯せば殺した方はその償いをしなければなりませんし、殺された方にはその犠牲の埋合せがあります。埋合せの原理は間違いなく働きます。神は一人一人の人間にきちんと賞罰が計算されるように公正の原理を定めておられます。

☆07

—–

『シルバーバーチの霊訓⑩』
【自然界では“強い者”が生き残っているように思えるのですが、そうなるとその原則は人間界や霊的な事にはどう適用されるのでしょうか―】相利共生(二種類の生物が相互に利益を得ながら生活する事)という言葉をお聞きになった事はありませんか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これが自然界の原則ではないでしょうか。互いに協力し合う事によって自然界がその目的を果たしていく、というのが基本原理ではないでしょうか。樹木が大気中の炭酸ガスを吸収しそれを酸素にして排気する。それを人間が呼吸して生命を維持する。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
これが調和、協調、つまりは自然の力の働きではないでしょうか。【私は特に動物の事を念頭において質問したのですが…】有史以前の動物の中で現在まで生き残っているのはどの種類でしょうか。たとえば象がいます。象はどう猛な動物だったでしょうか。そうではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
草食動物であり、他の動物を襲ったりしませんでした。なのに生き残っており、他の肉食動物は滅びています。どっちが“強い者”でしょうか。あなたも庭をお持ちなのでご存知でしょうが、自然の摂理を大切にすれば立派な庭になり、摂理を無視すれば台無しになります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間同士だけでなく動物に対しても情愛を向けないといけません。他の人間を搾取してはいけません。動物を搾取してはいけません。大自然を搾取してはいけません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』
そういう心掛けで生きれば、人間だけでなく地上に生きている全ての存在が、宇宙最大の力すなわち神によって考案された進化の法則の究極の目的である平和と秩序と調和を手にする上であなたも貢献している事になるのです。

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11章 シルバーバーチの祈り

『シルバーバーチの祈り⑩』
これより霊的世界に属する摂理の一端を啓示させて頂くに当り、その成功を宇宙の大霊にお祈り致します。大霊について、また大霊と宇宙間の全生命現象及びそこに住まう大霊の子等との繋がりについて、より明確な理解を得さしめる事ができますよう、お祈り致します。

『シルバーバーチの祈り⑩』
幾世紀もの永きにわたって大霊はあまりにも誤解され、小さく見くびられ、制約されてまいりました。そこで私どもは完全なる法則の働きとしての大霊の真の姿を啓示せんとしているところでございます。

『シルバーバーチの祈り⑩』
大霊はすべての生命現象の背後に存在するものでございます。宇宙間に存在するものはすべて大霊の活力と栄養を得ているからこそ存在できているのでございます。進化のあらゆる段階にある創造物がその摂理に絶対的に従っております。

『シルバーバーチの祈り⑩』
雄大なるものも慎ましきものも、強きものも弱きものも、小鳥も花も、海も山も、丘も谷も、晴天の日も雨の日も、嵐も稲妻も、およそ大霊の表現でないものは無いのでございます。

『シルバーバーチの祈り⑩』
私どもはすべてが大霊の霊的イメージに似せて創造されている事、その存在を通して大霊の神性が表現されている事、動き呼吸し生きていられるのは大霊が内部に宿っているからであり、また大霊の内部に存在しているからである事を啓示せんと致しております。

『シルバーバーチの祈り⑩』
その親と子の関係に割って入れる者は誰一人いません。なぜなら無限なるその貯蔵庫に納められている全インスピレーション、全真理、全叡智、全知識は子等が向上心と謙虚さと奉仕的精神をもってその道具となる事を望みさえすれば、誰にでも手にする事ができるものだからです。

『シルバーバーチの祈り⑩』
また私どもは人間の魂の中に例外なく潜在している偉大さ、誤解によって閉じ込められ、使用される事を待ち望んでいる強大な力、日常生活の中で身体を通して勢いよく顕現して霊的高揚を覚えさせる力をお見せしたく思っております。

『シルバーバーチの祈り⑩』
すべての子等が充実した生活、美にあふれた生活、地上に生を享けた目的を得心した生活を送り、望みさえすれば得られる地上ならではの豊かさと愉しさと利点を手にして欲しく思うのでございます。

『シルバーバーチの祈り⑩』
要するに私どもは大霊を子等に近づけ、また子等を大霊に近づけ、立ちはだかる障害を克服し制約と限界を無くして、子等が大霊の存在を知り仕事の中でその御心を顕現して行けるようにしてあげる事を目的としているのでございます。

『シルバーバーチの祈り⑩』
ここに、ひたすらに人のために役立つ事をのみ願うあなたの僕インディアンの祈りを捧げます。

新たな霊団の方々の協力により、僕の背後霊団のメンバー構成がさらにさらに変更になってるものと思われます。僕ひとりにそれほど多くの光り輝く方々が助力して下さってるのに、僕のアホな小我で皆さんのご意志をむげになどできる訳がないんです。僕はもう重い重い責任を帯びてしまったのです(祈)

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『シルバーバーチの祈り⑩』
私は、たとえ声は聞こえなくても、たとえ姿は見えず手に触れる事はできなくても、私たちが常にお側にいる事を皆さんに知っていただきたいと思います。

『シルバーバーチの祈り⑩』
愛するがゆえに私どもは皆さんのまわりに、またすぐお側に待機しており、その愛が、皆さんにそして皆さんを通して愛を必要とする人々に手を差しのべる事を可能にしてくれるのです。

『シルバーバーチの祈り⑩』
か弱い人たち、元気を失くした人たち、路傍に倒れている人たち、社会の落伍者たち、いずこへ向うべきかを知らぬまま人生に疲れ果てている人たち、もはや俗世の宗教に安らぎを見出す事ができず、しかもなお真実を求めている人たち、―

『シルバーバーチの祈り⑩』
―魂は自由を求めつつも教義とドグマと、対立する宗派の教えによってがんじがらめにされている人たち―こうした人たちに愛の手を差しのべる事ができるのでございます。

『シルバーバーチの祈り⑩』
私どもの教える真理は永遠にして無限なる大霊の真理です。一人のものではなく、すべての人に分け与えられるべきものです。全人類をその温かき抱擁の中に収めてしまうのです。

『シルバーバーチの祈り⑩』
願わくば皆さん方のすぐ身のまわりに存在する強大な力、休みなく地上へ注がれている大いなる愛、皆さんを通して顕現する事を求めているインスピレーション、啓示される事を待ちわびている真理、地上を啓発せんとしている叡智の存在に気づかれん事を。

『シルバーバーチの祈り⑩』
願わくば人のために役立つ仕事を通して自らを強大なる霊力に近づけ、その莫大なエネルギー、万物の背後に控える大霊と一体となり、その摂理に順応し、その知識を豊かに体得する事によって、大霊の道具として子等のために役立たれん事を。神の祝福のあらん事を。

「撃って出る」と称して僕が意図せず始めた、この果てしない霊的知識のタネ蒔きが、僕の人生を180度変えてしまいました。これにて僕の「帰幽」は完全に消失してしまいました(悲)本当なら僕は2012年12月16日(日)で帰幽完了して、霊界にて思念描画を思う存分堪能してたはずなのです(祈)

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12章 シルバーバーチと私――モーリス・バーバネル

『シルバーバーチの霊訓⑩』【12章 シルバーバーチと私 モーリス・バーバネル】私と心霊との関わりあいは前世にまで遡ると聞いている。もちろん私には前世の記憶はない。エステル・ロバーツ女史の支配霊であるレッドクラウドは死後存続の決定的証拠を見せつけてくれた恩人であり、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→その交霊会において『サイキック・ニューズ』紙発刊の決定が為されたのであるが、そのレッドクラウドの話によると、私は、今度生まれたらスピリチュアリズムの普及に生涯を捧げるとの約束をしたそうである。私の記憶によればスピリチュアリズムなるものを→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→始めて知ったのはロンドン東部地区で催されていた文人による社交クラブで無報酬の幹事をしていた18歳の時の事で、およそドラマチックとは言えない事がきっかけとなった。クラブでの私の役目は2つあった。1つは著名な文人や芸術家を招待し、様々な話題について→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→無報酬で講演してもらう事で、これをどうにか大過なくやりこなしていた。それは多分にその名士たちが、ロンドンでも最も暗いと言われる東部地区でそういうシャレた催しがある事に興味をそそられたからであろう。私のもう1つの役目は、講演の内容いかんに係わらず、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→私がそれに反論する事によってディスカッションへと発展させてゆく事で、いつも同僚が、なかなかやるじゃないかと、私の事を褒めてくれていた。実はその頃、数人の友人が私を交霊会なるものに招待してくれた事があった。もちろん始めての事で、私は大真面目で出席した。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ところが終わって始めて、それが私をからかうための悪ふざけであった事を知らされた。そんな事もあって、たとえ冗談とは言え、10代の私は非常に不愉快な思いをさせられ、潜在意識的にはスピリチュアリズムに対し、むしろ反感を抱いていた。

『シルバーバーチの霊訓⑩』同時にその頃の私は他の多くの若者と同様、すでに伝統的宗教に背を向けていた。母親は信心深い女だったが、父親は無神論者で、母親が教会での儀式に1人で出席するのはみっともないからぜひ同伴してほしいと嘆願しても、頑として聞かなかった。

『シルバーバーチの霊訓⑩』2人が宗教の是非について議論するのを、小さい頃からずいぶん聞かされた。理屈の上では必ずと言ってよいほど父の方が母をやり込めていたので、私は次第に無神論に傾き、それから更に不可知論へと変わって行った。こうした事を述べたのは、次に述べるその社交クラブでの→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→出来事を理解して頂く上で、その背景として必要だと考えたからである。ある夜、これといって名の知れた講演者のいない日があった。そこでヘンリー・サンダースという青年がしゃべる事になった。彼はスピリチュアリズムについて、彼自身の体験に基づいて話をした。

『シルバーバーチの霊訓⑩』終わると私の同僚が私の方を向いて、例によって反論するよう合図を送った。ところが、自分でも不思議なのだが、つい最近ニセの交霊会で不愉快な思いをさせられたばかりなのに、その日の私はなぜか反論する気がせず、こうした問題にはそれなりの体験が無くてはならないと→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→述べ、従ってそれを全く持ち合わせていない私の意見では価値がないと思う、と言った。これには出席者一同、驚いたようだった。当然の事ながら、その夜は白熱した議論のないまま散会した。終わるとサンダース氏が私に近づいて来て、“調査研究の体験のない人間には”→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→“意見を述べる資格はないとのご意見は、あれは本気でおっしゃったのでしょうか。もし本気でおっしゃったのなら、ご自分でスピリチュアリズムを勉強なさる用意がおありですか”と尋ねた。“ええ”私はついそう返事をしてしまった。

『シルバーバーチの霊訓⑩』しかし“結論を出すまで6ヶ月の期間がいると思います”と付け加えた。日記をめくってみると、その6ヶ月が終わる日付がちゃんと記入してある。もっとも、それから半世紀たった今もなお研究中だが…。その事がきっかけで、サンダース氏は私を近くで開かれている→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→ホームサークルへ招待してくれた。定められた日時に、私は、当時婚約中で現在妻となっているシルビアを伴って出席した。行ってみると、ひどくむさ苦しいところで、集まっているのはユダヤ人ばかりだった。若い者も老人もいる。あまり好感はもてなかったが、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→まじめな集会である事は確かだった。霊媒はブロースタインという中年の女性だった。その女性が入神状態に入り、その口を借りていろんな国籍の霊がしゃべるのだと聞いていた。そして事実そういう現象が起きた。が、私には何の感慨もなかった。

『シルバーバーチの霊訓⑩』少なくとも私の見る限りでは、彼女の口を借りてしゃべっているのが“死者”である、という事を得心させる証拠は何一つ見当たらなかった。しかし私には6ヶ月間勉強するという約束がある。そこで再び同じ交霊会に出席して、同じような現象を見た。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ところが会が始まって間もなく、退屈からか疲労からか、私はうっかり“居眠り”をしてしまった。目を覚ますと私はあわてて非礼を詫びた。ところが驚いた事に“居眠り”をしている間、私がレッドインディアンになっていた事を聞かされた。それが私の最初の霊媒的入神だった。

『シルバーバーチの霊訓⑩』何をしゃべったかは自分には全く分からない。が、聞いたところでは、シルバーバーチと名のる霊が、ハスキーでノドの奥から出るような声で、少しだけしゃべったという。その後現在に至るまで、大勢の方々に聞いて頂いている。地味ながら人の心に訴える→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(と皆さんが言って下さる)響きとは似ても似つかぬものだったらしい。しかし、その事がきっかけで、私を霊媒とするホームサークルができた。シルバーバーチも、回を重ねるごとに私の身体のコントロールがうまくなっていった。コントロールするということは、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→シルバーバーチの個性と私の個性とが融合する事であるが、それがピッタリうまく行くようになるまでには、何段階もの意識上の変化を体験した。初めのうち私は入神状態にあまり好感を抱かなかった。それは多分に、私の身体を使っての言動が私自身に分からないのは不当だ、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→という生意気な考えのせいであったろう。ところが、ある時こんな体験をさせられた。交霊会を終わってベッドに横になっていた時の事である。眼前に映画のスクリーンのようなものが広がり、その上にその日の会の様子が音声つまり私の霊言と共に、ビデオのように→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→映し出されたのである。そんな事がその後もしばしば起きた。が、今はもう見なくなった。それは他ならぬハンネン・スワッハーの登場のせいである。著名なジャーナリストだったスワッハーも、当時からスピリチュアリズムに彼なりの理解があり、私は彼と3年ばかり、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→週末を利用して英国中を講演して回った事がある。延べにして25万人に講演した計算になる。1日に3回も講演した事もある。こうした事で2人の間は密接不離なものになっていった。2人は土曜日の朝ロンドンをいつも車で発った。そして月曜の早朝に帰る事もしばしばだった。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私は当時商売をしていたので、交霊会は週末にしか開けなかった。もっともその商売も、1932年に心霊新聞『サイキック・ニューズ』を発行するようになって、事実上廃業した。それからスワッハーとの関係が別の形を取り始めた。彼は私の入神現象に非常な関心を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→示すようになり、シルバーバーチをえらく気に入り始めた。そして、これほどの霊言をひとにぎりの人間しか聞けないのは勿体ない話だ、と言い出した。元来が宣伝好きの男なので、それをできるだけ大勢の人に“分けてあげる”べきだと考え、『サイキック・ニューズ』紙に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→連載するのが一番得策だという考えを示した。初め私は反対した。自分が編集している新聞に自分の霊現象の記事を載せるのはまずい、というのが私の当然の理由だった。しかし、ずいぶん議論したあげくに、私が霊媒である事を公表しない事を条件に、私もついに同意した。

『シルバーバーチの霊訓⑩』が、もう1つ問題があった。現在シルバーバーチと呼んでいる支配霊は、当初は別のニック・ネームで呼ばれていて、それは公的な場で使用するには不適当なので、支配霊自身に何かいい呼び名を考えてもらわねばならなくなった。そこで選ばれたのが→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「シルバーバーチ」(Silver Birch)だった。不思議な事に、そう決まった翌朝、私の事務所にスコットランドから氏名も住所もない1通の封書が届き、開けてみると銀色の樺の木(シルバー・バーチ)の絵はがきが入っていた。その頃から私の交霊会は、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「ハンネン・スワッハー・ホームサークル」と呼ばれるようになり、スワッハー亡きあと今なおそう呼ばれているが、同時にその会での霊言が『サイキック・ニューズ』紙に毎週定期的に掲載されるようになった。当然の事ながら、霊媒は一体誰かという詮索がしきりに→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→為されたが、かなりの期間秘密にされていた。しかし顔の広いスワッハーが次々と著名人を招待するので、私はいつまでも隠し通せるものではないと観念し、ある日を期して、ついに事実を公表する記事を掲載したのだった。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ついでに述べておくが、製菓工場で働いていると甘いものが欲しくなくなるのと同じで、長い間編集の仕事をしていると、名前が知れるという事について、一般の人が抱いているほどの魅力は感じなくなるものである。シルバーバーチの霊言は、2人の速記者によって記録された。

『シルバーバーチの霊訓⑩』最初は当時私の編集助手をしてくれていたビリー・オースチンで、その後フランシス・ムーアという女性に引き継がれ、今に至っている。シルバーバーチは彼女の事をいつもthe scribe(書記)と呼んでいた。

『シルバーバーチの霊訓⑩』テープにも何回か収録された事がある。今でもカセットが発売されている。1度レコード盤が発売された事もあった。いずれにせよ会の全てが記録されるようになってから、例のベッドで交霊会の様子をビデオのように見せるのは大変なエネルギーの消耗になるから止めにしたい→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→とのシルバーバーチからの要請があり、私もそれに同意した。私が本当に入神しているか否かをテストするために、シルバーバーチが私の肌にピンを突き刺してみるように言った事がある。血が流れ出たらしいが、私は少しも痛みを感じなかった。心霊研究家と称する人の中には→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→我々が背後霊とか支配霊とか呼んでいる霊魂(スピリット)の事を、霊媒の別の人格にすぎないと主張する人がいる。私も入神現象にはいろいろと問題が多い事は百も承知している。問題の生じる根本原因はスピリットが霊媒の潜在意識を使用しなければならない事にある。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊媒は機能的には電話器のようなものかも知れないが、電話器と違ってこちらは生きものなのである。従ってある程度はその潜在意識によって通信内容が着色される事は避けられない。霊媒現象が発達するという事は、取りも直さずスピリットがこの潜在意識をより完全に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→支配できるようになる事を意味するのである。仕事柄、私は毎日のように文章を書いている。が、自分の書いたものをあとで読んで満足できたためしがない。単語なり句なり文章なりを、どこか書き改める必要があるのである。ところが、シルバーバーチの霊言にはそれがない。

『シルバーバーチの霊訓⑩』コンマやセミコロン、ピリオド等をこちらで適当に書き込むほかは、1点の非のうちどころもないのである。それに加えてもう1つ興味深いのは、その文章の中に私が普段まず使用しないような古語が時おり混ざっている事である。シルバーバーチが(霊的な繋がりはあっても)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→私と全くの別人である事を、私と妻のシルビアに対して証明してくれた事が何度かあった。中でも1番歴然としたものが初期の頃にあった。ある時シルバーバーチがシルビアに向かって“あなたが解決不可能と思っておられる問題に、決定的な解答を授けましょう”と→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→約束した事があった。当時私たち夫婦は、直接談話霊媒として有名なエステル・ロバーツ女史の交霊会に毎週のように出席していたのであるが、シルバーバーチは、次のロバーツ女史の交霊会でメガホンを通してシルビアにかくかくしかじかの言葉で話しかけましょう、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→と言ったのである。むろんロバーツ女史はその事については何も知らない。どんな事になるか、私たちはその日が待遠しくて仕方がなかった。いよいよその日の交霊会が始まった時、支配霊のレッドクラウドが冒頭の挨拶の中で、私たち夫婦しか知らないはずの事柄に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→言及した事から、レッドクラウドはすでに事情を知っているとの察しがついた。交霊会の演出に天才的なうまさを発揮するレッドクラウドは、その事を交霊会の終わるぎりぎりまで隠しておいて、わざと我々夫婦を焦らさせた。そしていよいよ最後になってシルビアに向かい→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→次の通信者はあなたに用があるそうです、と言った。暗闇の中で、蛍光塗料を輝かせながらメガホンがシルビアの前にやってきた。そしてその奥から、紛れもないシルバーバーチの声がしてきた。間違いなく約束した通りの言葉だった。もう1人、これは職業霊媒ではないが、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→同じく直接談話を得意とするニーナ・メイヤー女史の交霊会でも、度々シルバーバーチが出現して、独立した存在である事を証明してくれた。私の身体を使ってしゃべったシルバーバーチが、今度はメガホンで私に話しかけるのを聞くのは、私にとっては何とも曰く言い難い→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→興味ある体験だった。他にも挙げようと思えば幾つでも挙げられるが、あと1つで十分であろう。私の知り合いのある新聞社の編集者が世界大戦でご子息を亡くされ、私は気の毒でならないので、ロバーツ女史に、交霊会に招待してあげて欲しいとお願いした。

『シルバーバーチの霊訓⑩』名前は匿しておいた。が、女史は、それは結構ですがレッドクラウドの許可を得て欲しいと言う。そこで私は、では次の交霊会で私からお願いしてみますと言っておいた。ところがそのすぐ翌日、ロバーツ女史から電話が掛かり、昨日シルバーバーチが現れて、是非その編集者を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→招待してやって欲しいと頼んだというのである。ロバーツ女史はその依頼に応じて、編集者夫妻を次の交霊会に招待した。戦死した息子さんが両親と“声の対面”をした事は言うまでもない。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【訳者付記】ここに訳出したのは、モーリス・バーバネル氏の最後の記事となったもので、他界直後に、週刊紙『サイキック・ニューズ』の1981年7月下旬号、及び月刊誌『ツー・ワールズ』の8月号に掲載された。

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訳者あとがき

『シルバーバーチの霊訓⑩』【訳者あとがき】本書は原題をLight from Silver Birchといい、そのまま訳せば、シルバーバーチからの光、ないしは光明という事になる。これまでの霊言集の表題は“シルバーバーチの教え”“シルバーバーチの導き”“シルバーバーチの叡智”→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→“シルバーバーチの哲学”といったパターンになっているが、意味するところはみな同じである。編者パム・リーバとは2度会っている。最初はバーバネルの秘書をしていた時で、社長室のある3階から下りてきて私を迎え、折り返し3階まで案内してくれた。いかにも貞淑な→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→物腰が印象に残っただけで、顔はあとで思い出せるほどはっきりは覚えていなかった。2度目に会った時はバーバネル亡きあとで、サイキックニューズ社のスタッフの1人として働いていた。私の事を覚えていてくれて、私が来ている事を知ってわざわざ2階の編集室から→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→下りてきてくれた。その時始めてとても美しい方である事を知った。ハデな美しさではなく、奥に何かを秘めた清楚な美しさで、才色兼備とはこういう人に使う言葉であろうと思ったりした。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私が「今シルバーバーチを訳しているけど、そのうちあなたの編集なさったものも訳しますよ」と言ったらOh,lovely!(まあ、すてき!)と言って、まるで童女のようなあどけない仕草で、うれしそうにしたのが印象的だった。本文の136ページでシルバーバーチが→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「この霊媒と奥さんと私とは1個のインディビジュアリティに所属しております」と述べている。つまり霊的な親族(アフィニティ)、いわゆる類魂同士であるという意味であるが、私は永年バーバネルの秘書を務めたリーバ女史もアフィニティの1人として計画の推進のために→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→生まれてきていると思う。スワッハーもしかり、速記係のムーア女史もしかりである。話を戻して、続いて私が「その後バーバネルから何か通信がありますか」と尋ねたところ、自動書記とか霊聴という形ではないけど、霊感的に近くにバーバネルの存在を感じる事は→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→よくあるといった主旨の事を語ってくれた。バーバネルは今でもサイキックニューズをはじめとしてスピリチュアリズム関係の仕事を霊界から援助してくれている事は、当然想像できるところである。さて本書にはバーバネルが他界する直前の霊言も収められており、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→1938年に始まった原典シリーズも本書が最後となる。日本語シリーズとしてはオーツセンのMore Philosophyの残り半分を主体として構成したものを次の第11巻とし、最終巻は全霊言集の他にサイキックニューズ紙やツーワールズ誌に引用されている→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→珠玉の言葉や祈りをもれなく集めて“総集編”としたいと考えている。もちろんそれでシルバーバーチの霊言が全て出つくす訳ではない。分量としてはむしろ残されているものの方が多いのではないかと推測している。現に最近の情報では、すでに次のシリーズを企画中の→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→ようである。シルバーバーチファンにとっては嬉しいかぎりであるが、それはそれとして、本シリーズは全12巻をもって完結としたい。実は2年ほど前に別々の機会に2度“このあとシルバーバーチを新たに出す予定はあるのか”と尋ねた事があるが、2度とも→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→その予定はないと言っていた。それが今になって新しい企画がされたという事は、シルバーバーチの霊言がその後も世界的にますます注目されている事の表れであり、それは言い換えれば、現代人がこうした霊的な叡智を要求しはじめているという事であろう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』『古代霊は語る』がきっかけとなってついに12巻もの霊言集が出せる事になった。振り返ってみると、これまでの展開ぶりは私自身にとっても“まさか”の1語につきるもので、これも潮文社の理解なくしては不可能な事だった事は言うまでもないが、その背後に大規模な→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→霊界からの働きかけがある事を痛切に感じている。私も1個の道具としてその計画の中に組み込まれているのであろう。今後の計画がどう進展するかは知るよしもないが、“すべては良きに計られる”とのシルバーバーチの言葉を信じて→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→地道に歩んで行きたいと思っている。(1987年)

『シルバーバーチの霊訓⑩』【新装版発行にあたって】多くの読者に支持され、版を重ねてきた、このシリーズが、この度、装いを新たにして出される事になりました。天界のシルバーバーチ霊もさぞかし喜ばしく思っていてくれている事でしょう。 平成16年1月  近藤 千雄

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2020年7月2日

Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†