エルサレムに戻ったヨセフとマリヤの目には、この街がアラビアの荒野よりもひどい不毛の地に見えた。彼らは方々を歩き回り、知らぬ人や巡礼者を片端しからつかまえては、細身で浅黒い少年を見かけなかったと尋ねた。しかし全くつかみどころが無かった。2人は万策つきて何をしたらよいかわからなかった。次男のトマスはクローパスに預けてきた。

そうこうしているうちに、まる2日が過ぎてしまった。イエスに関する手がかりは何ひとつ得ることができなかった。マリヤは、まるで強い陽差しに照りつけられた花のように萎んでいった。

ふと、ヨセフは大工や石工が寄り集まってつくっている組合のことを思い出し、その親方の処にでかけてみる気になった。その親方は、今ではかなり高い地位にあげられ、パリサイ人や祭司の間でも結構重んじられていた。恐る恐るとの親方を訪ねた結果、ガリラヤ人の噂を耳にすることができた。

愚か者はべらべら喋り、賢い者は相手の言うことに耳を傾けるものである。御多聞にもれず、ヨセフは愚者の役割を発揮した。彼はイエスのことについて不必要なことまでも、ベらべらと喋りまくった。

「やつは近頃こんなことまで言うんです。偉い者程卑しいんだ、なんてぬかすんです。ひどいことを言うじゃありませんか、国の支配者や長老たちは、庶民よりも下衆な人間だとか、祭司さまや議員の大先生でも奉公人同然だなんて言いくさるんでね」

これを聞いていた親方は顔をしかめながら言った。「お前の息子がそんな馬鹿げたことを言ってるんじゃ、確実に、熱心党の連中にとっつかまっているよ。やつらはあの丘の上にうようよいるんだよ。そんな噂きいたことないかね」ヨセフは知らないと答えた。親方は続けた。

「とても馬鹿げた話だから、本当かどうかわからないんだが、なんでも祭になると熱心党のやつらが街中をうろつき、エルサレムに上京してくる阿呆な小僧たちを掴まえていくそうだ。やつらの手口というのは、お前たちを立派な兵隊にして軍と戦うイスラエル軍の将校にしてやると言って欺すんだそうだ。

きっと同じ手口でお前の息子もエルサレムでしょっぴかれちまったんだよ。今頃は、やつらの隠れ家にしている洞穴にでもいるんじゃないか。やつらは、イスラエルの救済てな恰好いいことを口実にしてるんだよ。実際にやってることは、商人たちの行列を狙って、盗人を働いているんだ。そういえば家の手あいの者が昨日の夕方、街の外で西の方へ連れていかれる若者たちを見かけたそうだ、イエスもその中にいたんじゃないか。

なんでも水がほしいって言ってた若者が、さかんに“イエス”と呼んでいたそうだ。お前が話してくれた息子のイメージとそっくりな気がするね。権威にたてついて支配者や長老たちを罵ったんだよ、お前の息子は。金持ちの商人を襲って、とっつかまって、今頃エルサレムの城壁の外で樹に吊りさげられているんじゃないか」

親方の最後の言葉をきいた途端、マリヤは卒倒してしまった。ヨセフは身をかがめてマリヤを抱き上げ、親切な親方の家に運んだ。おかみさんが甲斐甲斐しく介抱した。泥をふきとってくれたり、気付薬などを与えてくれた。徐々にマリヤは回復したが、いっぺんに老けこんでしまった。ひとことも口をきかず、ただ言われるままに身を委せていた。

その夜は親方の家に泊めてもらうことにした。次の日になって、もう1日だけでもゆっくりするように勧めてくれたのであるが、マリヤは次の日の朝には、ナザレに帰りたいとヨセフにせがんだ。マリヤは淡々とヨセフに言った。

「ナザレに帰ったらきっとよくなると思うわ。この街はとてもやかましくて居たたまれないわ。私が愛しているイエスの性格からは、どうしてもあの子が泥棒の仲間になって、洞穴の中で住んでいるとは思えないの。きっと何か不運な罠にひっかかっているんじゃないかと思うわ。

今私の目の前に天使があらわれて、イエスが悪霊にとりつかれていると言っても私は絶対に信じないわ。ねえ、ヨセフ!!今から親方が言ってた城壁の外に行き、本当にあの子が樹に吊り下げられて死んでいるか見に行ってみましょうよ。この目で確かめなきゃ、死んでも死にきれないわ」

親方の家を出るとき、彼らはもう1度神殿に立ち寄って、イエスが悪者から救い出されるように祈ろうということになった。単純なガリラヤ人は、尊敬を集めている親方の言ったことを一言一句疑うことを知らなかった。

親方は金持ちで雄弁だったので、このガリラヤ人は彼が言ってることが最も正しいと思いこんでいた。ヨセフとマリヤが神殿に通じる石階段を登りかける頃は、もううす暗くなっていた。むしあつい風が街の中を吹いていた。ヨセフとマリヤは、よろめくように歩いていた。もう2度と帰ってこない息子のことを思いつめながら。

マリヤとヨセフは、離ればなれになって祈った。2人は神殿のどまん中にいて、そこから動こうとしなかった。ヨセフは自分を責めながらマリヤに言った。

「おれがまちがっていたんだ。軽卒なことばかり言ってイエスの心を傷つけちまったんだ。だから臍を曲げたんだよ。あんなにどやしつけなければイエスは泥棒の仲間などにならなかったのに、なんとおれは馬鹿なことをしてしまったんだろう!マリヤ!おれを許してくれ。おれは、腕のいい大工としてあいつが誇りに思えるように一生懸命やってきたつもりなんだよ」

ヨセフは頭を低く垂れ、おし黙ってしまった。マリヤは彼を慰め、彼の弱さや失望を救おうと努めた。マリヤは静かな道を選びながら群衆から遠ざかった。ヨセフはマリヤの腕に引かれ、慰めの言葉をきいていた。2人はいつのまにか聖所の中に踏みこんでいるのを知らなかった。

1人の老人が手を叩いて大声を出すまでは解らなかった。そこは祭司や長老以外の者は一切入ってはならない聖所であったからである。2人が目をあげてみると、そこには美しい色の祭服を着て、髭を生やした賢者たちの顔が多勢いて、その前に1人の細身の少年が石のブロックの上に立ち、お互いに話し合っている様子が見えた。

ヨセフとマリヤには、長老たちの質問や少年の賢い返答のやりとりの内容がさっぱり理解できなかった。2人が少しずつ近づいて顔の輪郭がわかる所まで来たとたん、マリヤは叫んだ。「あれはイエスよ!私の愛するイエスだわ!」

マリヤはすんでのところで、目の前にいた白髭の老師をつきとばしてイエスのところにかけよろうとしたが、ヨセフはマリヤをしっかり押さえつけながらささやいた。「静かにしろよ、マリヤ!この方たちは、お偉い方々だ。支配者、長老、律法学者の方々だ。さあ、地べたに頭を押しつけてお辞儀をしなくては」

1人の少年が白い祭服を着せられて、長老賢者の真只中に立ち、預言者のような風格で語り出す偉大な知恵を耳にして、彼らは大いなる喝采をおくるのであった。その様子を見ていたヨセフとマリヤは、再び穏やかになっていった。

「どっちが勝つ?」このような近視眼の判断をしないよう神の因果律を正しく理解しましょう(祈)†■2022年6月29日UP■
「どっちが勝つ?」このような近視眼の判断をしないよう神の因果律を正しく理解しましょう(祈)†
神を侮るべからず。己の蒔きしものは己が刈り取るべし(ガラテア6・7)神の摂理は絶対にごまかされません。傍若無人の人生を送った人間が死に際の改心でいっぺんに立派な霊になれるとお思いですか。魂の奥深くまで染込んだ汚れが、それくらいの事で一度に洗い落とせると思われますか。無欲と滅私の奉仕的生活を送ってきた人間と、わがままで心の修養を一切おろそかにしてきた人間とを同列に並べて論じられるとお考えですか。“すみませんでした”の一言で全てが赦されるとしたら果たして神は公正であると言えるでしょうか…続きを読む→
「イエスからの贈り物」これは帰幽後のお話で物質界人生は最悪という意味なのです(祈)†■2022年7月6日UP■
「イエスからの贈り物」これは帰幽後のお話で物質界人生は最悪という意味なのです(祈)†
これはまるでイエス様からの、アキトくん、ここまでよくやった、おつかれさま、という終了宣言のように聞こえます。そんな事でいいんですか、あなたたちのやる気はそんなもんですか、しょせんあなたたちは霊界上層界の人間であり、最低界である物質界がどうなろうと知った事ではないという事ですか。物質界と霊界上層界はつながっていて、物質界の無知が霊界に反映されるようになってしまって「このままでは大変な事になる、何としても大胆な手段を講じて物質界に霊的知識を普及しなければ」という事になってスピリチュアリズムを勃興させたのではないのですか…続きを読む→
「霊体で会議に参加し続けてるんですよ」物的脳髄でその様子を全く反芻できません(祈)†■2023年1月25日UP■
「霊体で会議に参加し続けてるんですよ」物的脳髄でその様子を全く反芻できません(祈)†
どの人間も例外なく物質界に降下するにあたり、指導霊と相談したうえで「こういう試練を体験すればこれだけ向上を果たせる」と考え、自分でその人生を選択して降下してくるのだそうで、つまり奴隷の女の子たちも「殺される人生をあえて選択して降下してきた人間たち」という事になるのですが、僕はそう言われて奴隷の女の子たちを見殺しにする気にはどうしてもなれません。これは僕の個人的意見ですが、物質界に降下するにあたり、基本的には「こういう人生を送る事になる」という概要は決まっているのでしょうが、中には例外もあるのではないかと思っているのです。僕の「霊性発現」はその例外に当たるのではないかと思っているからです…続きを読む→

フラー25の選択範囲を何が何でも切りまくっていますが全然終わりが見えません。しかしやる、僕は絶対止まらない、到着した書籍のスキャンは後回し、とにかくカラーリングを終わらせます。

Amazonペーパーバックの制作について再び調べていますが要するにPDFでのデータ提出という事のようです。これも後回し。フラー25カラーリング全力超特急中(祈)†

WordPress霊関連書籍ヘッダータイタニック沈没から始まった永遠の旅

まず書籍が1冊到着中、コチラもさっそくスキャン開始します。入手予定の書籍は、あと4、5冊かなぁ。1年以上続けてきた書籍のスキャンにようやく終わりが見えてきました。スキャナが壊れそうな恐るべき地獄の作業でしたが、僕にはハッキリとした目的がありますので何が何でも続行してきたのです。まだOCR変換、テキスト見直しと地獄が続きます。

そしてフラー25カラーリングを超特急で進めていますが全然終わりが見えてきません。フラーの作業はいつもこういう感じです、ラクだった機体は1機たりともありません。ただ今回はフラー11ver2.0の悲劇の再来がチラチラ見え隠れしていて「それは許す訳にはいかない」という事で超強引に選択範囲を切り続けています。何としても終わらせる。

45分ノートの時間は「ベールの彼方の生活 2巻」のテキスト見直しを実行中、現在5%完成中といったところ、先は長いですが、日々少しずつ進める以外にゴールに到達する方法はありません。

そして恐ろしく安い印刷会社で2回目の紙の書籍制作テストと言っていましたが、そうではなくてAmazonのペーパーバックのデータを制作して「校正刷りテスト」をやってみようかと考えが変わってきました(以前からやるつもりでいました)ペーパーバックのデータもAffinityPublisherで作れて当たり前という状態にしないといけませんので、これもスキル獲得のための練習です。

作業なら鬼のように地獄のように殺人的にあります。決して大げさな表現ではなくて僕の物質界生活中には全ての作業を完了させられない可能性が本当にあります。だとしてもできるところまではやる。なぜなら2度とこの狂った腐った物質界に戻ってきたくないから。帰幽したが最後、永遠にこの最低界と縁を切るために、自分にできる最大限の作業をやり切るのです。まずはフラー25カラーリング続行中(祈)†

TrailMovie「国民再洗脳」の具体的手法の幽体離脱時映像を霊団が降らせてきました、断じて許さぬ(祈)†■2021年12月29日UP■
TrailMovie「国民再洗脳」の具体的手法の幽体離脱時映像を霊団が降らせてきました、断じて許さぬ(祈)†
皆さま常識でお考え頂きたいのですが「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は生まれて1度も「仕事」というものをした事がありません。公務というものは自分たちを偉く見せるための「自演乙(じえんおつ)」の偽装工作、洗脳演技であり断じて仕事ではありません。つまりコイツらは全く社会経験がないという事になります。そんな人生経験値ゼロの人間が人の心の痛みを理解できる高徳な人物になれますか。仕事もした事のない人間、苦しみを耐え忍んだ経験もなく毎日わがまま放題で奴隷の女の子をレイプして遊んでいるだけの人間に謙虚な心が培われると思われますか。本当に謙虚な人間なら「自分は国民に人気があって何でもできる天才です」と書かれたプラカードを高々と掲げて人々でごった返すアーケード街を練り歩くようなマネをしますか。謙虚であればあるほど自分が優れた人間だ、などという言葉は口をついて出てこなくなるはずなのです…続きを読む→
「キビシイ試練をやらせる上司です」知識としては理解しているのですが、心は…(祈)†■2021年12月29日UP■
「キビシイ試練をやらせる上司です」知識としては理解しているのですが、心は…(祈)†
「イヤ、奴隷の女の子を強姦殺人し続ける事で日本の平和と安定が保たれているのだから、女の子は強姦殺人し続けるべきだ」とあなたは仰いますか。あなたのような人間の事を霊界、物質界問わず【神】が経綸するこの全宇宙で何と呼ぶか知っていますか「偽善者」というのです。自分の考えの正当性を主張なさるのであれば、あなたは目に入れても痛くないほどかわいがっている愛する自分の娘を笑いながら強姦殺人して下さい。近所に住む笑顔のカワイイ女の子を誘拐して強姦殺人して下さい。そうすればあなたは逮捕されますが、あなた以上に信じられない人数の女の子を殺しまくっている「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁が一向に逮捕されない事を全ての日本国民にどうやって納得させますか…続きを読む→
TrailMovie ウソをつき通し世界中をダマす事に成功していると信じ込んでいる幼いふたり(祈)†■2021年12月22日UP■
TrailMovie ウソをつき通し世界中をダマす事に成功していると信じ込んでいる幼いふたり(祈)†
皆さまもちろんご存じの事と思いますが、ピーチピチ(佳子)は文仁、紀子と全く血がつながっていない「赤の他人」です。ピーチピチ(佳子)は、文仁が奴隷の女の子を日常的にパレット(人身売買組織)から購入している、もしくは国民から赤ちゃんを盗むのと全く同じ手法で美人の女性「吉井園(よしいその)さん」から盗んだ女の子です。ピーチピチ(佳子)の顔を見れば一目瞭然、僕が力説する必要もありませんね。文仁が赤ちゃんのピーチピチ(佳子)を盗んだ理由は奴隷の女の子を購入しているのと全く同じ理由「S〇X」です…続きを読む→

ヨセフの心には重苦しい雲がたなびき、イエスに近寄るのが苦痛であった。支配者や偉い人々に向けられたイエスの言葉が妙に胸につかえて、ヨセフの心は荒々しくなっていた。ヨセフとイエスの仲がこれ以上険悪になっては大変だと感じているマリヤは、クローパスの処に行ってこのことを打ちあけた。

賢い商人クローパスは何か困ったことがあるときには、自分の顎髭をひっぱりながら妻の方を眺めるのであった。妻は彼に提案した。「ねえあなた、ヨセフの泊っている宿はせまいので、エルサレム滞在の最後の2日間はイエスをうちで引き取りましょうよ。私たちはイエスを愛しているからとてもうれしいわ」

話は直ぐまとまり、クローパス夫妻はイエスの面倒を見ることになった。ヨセフの態度は一変した。彼の陰うつな気分はたちまち消えてしまい、マリヤとトマスと3人で愉快に街を歩き回った。神殿に行ったり、あちこちを見物した。昔の仲間の処を訪ねて挨拶をしたり、エルサレムに引越した連中と旧交を温めたりした。

神殿に来て、ヨセフとトマスの2人が大きな礼拝堂の中に入り祈りをささげた。壮厳な讃美歌に耳を傾け、香炉からたちこめる煙が堂内に満ちて芳香を放ち、うっとりとして彼らの心がなごむのであった。3人は満ち足りた気分で神殿を立ち去った。翌日も神様の御守りのうちに幸せに過ごせることを信じながら。

さて、イエスはクローパスに連れられて行動した。イエスは森の中の仔鹿のように温和しく見えたが、同時に野性的でもあった。クローパスはしきりにヨセフとイエスの間にわだかまっている誤解の原因をイエスから聞き出そうと努めるのであるが、彼は全然心の扉を開かず何も言わなかった。

それでもクローパスはとても楽しかった。イエスの心にある麗わしい愛と強さをひしひしと感じるからであった。それは実に澄みきった清らかさと機智に富んでおり、まるで大きな鳥が目にもとまらぬ速さで山や平地を飛びかけるようであった。

イエスの話を聞いていると、クローパス夫婦の心に次から次へと豊かな幻が浮かび、2人がもう少し若かったらきっとイエスに立派な相談役になって欲しいと願い出たであろうと思える程であった。彼は心から尊敬される律法学者のようであったからである。

ガリラヤの一行が、いよいよエルサレムを去ろうという前日になって、ベタニヤに住んでいるクローパスの下僕から1通の手紙が届けられた。それには、折角エルサレムまでおいでになったので、数キロしか離れていないベタニヤの実家に立ち寄って欲しいと書いてあった。クローパスと妻は相談の末、予定よりも1日早くエルサレムを発つことにするとヨセフに知らせた。

次の朝、クローパス夫婦は、イエスと話しているのが楽しいので、ヨセフの宿にはやらず、出発間ぎわまでイエスを留めおいた。クローパスはイエスに両親が泊っている宿に行き、両親が最後の神殿訪問を終えて帰ってくるまで待っているように言った。

クローパスの妻マリヤが言った。「またこの子は仔鹿のようにどこかへ行ってしまうんじゃないの」「とんでもない、彼はそんなことはしないよ、マリヤ!彼はちゃんと言われた通りヨセフの宿に行くとも。僕たちと一緒になってからはイエスはなんでも言うことを聞いたじゃないか」妻マリヤは溜息をつきながら言った。

「そうだわね、でも天のお父様から話しかけられたら最後、誰がなにを言っても聞きやしないんだから」クローパスは笑った。「お前も世の母親と全く同じだね、子供にはあまり必要もないことをくどくどと言うんだから。イエスに関しては全く心配ないよ!」

「そうだわね、イエスは私の本当の子供のように可愛いいのよ。だからイエスがヨセフやマリヤのもとに居るときには、とても落ち着かなくて心が休まらないんだわ」

一条の柔かい光が、クローパスの妻の顔をよぎった。夫が目を見張るような美しい妻の顔を見て、2人の間は再び新鮮な仲になるのであった。この夫婦はお互いに罵り合ったことがなく円満な良きカップルであった。

イエスはクローパスに言われた通り、曲りくねった道を歩いてヨセフの宿に行った。そこには誰も居なかった。暫く宿にいてから彼は考えた。これでいったんクローパスの言うことは果したのだと。彼は再び足の向くままに歩き始めた。足はひとりでに神殿の方へ向かった。

後になってヤコブに打ちあけた話によれば、彼はそのとき、幻に導かれていたということである。<天のお父様が私を導いて下さったのです。それで父母のことは全く頭にはありませんでした。やがて祭司の庭の入口にも行くように言われました。そこで用事が告げられるであろうとも言われました。>

イエスは待っている間中、広い神殿の中にいて多勢の巡礼者が出たり入ったりしているのを眺めていた。余程綿密な打ち合せでもしない限り、親族や友人と逢える場所ではなかった。しかし例のパリサイ人が心配そうな顔付きをしながらイエスの目の前を通っていくではないか。

イエスは小おどりしながら見守っていると、彼はまるでイエスにはもう用はないといわんばかりに入口の方へ歩いて行った。すると急に立ち止まり、ぐるっとこちらを向いてイエスの方を見た。目に輝きがともったと思うとイエスの方に歩いてきて両手を差し出しながらイエスに挨拶した。

「イエスじゃないか!お前を探していたのじゃ!」彼は自分のことをすっかり忘れてしまったかのように、大声をはりあげて自分について来るように言った。2人は秘密の道を通り神殿を抜け出し、ひとことも喋らずにパリサイ人の家にたどりついた。パリサイ人はイエスを客として迎え入れたのである。

「夕方になると親たちが僕の帰りを待っているんですが」「そうだね、わしの召使いを出して、わしと一緒に居るからと知らせてあげよう」パリサイ人の胸のうちには、多くの心配事が詰まっていた。それで彼は遂にヨセフとマリヤに召使いを遣ることをすっかり忘れてしまった。

ヨセフとマリヤは、クローパスがひとあし早く出発したことを知っていたので、イエスも一緒について行ったと思いこんでいた。2人は何ひとつ心配することなく、明くる朝早くガリラヤの一行と共にガリラヤに向けて出発した。連日の観光や巡礼の旅でみんなの足は痛んでいた。

彼らがクローパス夫婦に追いついたときには、足が折れそうに疲れきっていた。クローパスがたずねた。「イエスはどこに居るのかね」ヨセフは言った。「お兄さんと一緒じゃなかったんですか?」

「そうじゃないんだ、僕たちが発つ前に、あなたの宿へ行かせたんだが」「まさか!私たちは全然見かけませんでしたよ」「そんならイエスは、私どもの言うことを聞かず、エルサレムに残っていて、今頃街の中をさまよっているんじゃないだろうか」

マリヤは大声をはり上げて叫んだ。「どこへ行ってしまったの?もう帰ってこなかったらどうしましょう!悪人にさらわれて奴隷にでも売りとばされているんだわ!」マリヤの深い悲しみを感じたヨセフは、イエスへの怒りを通り過して懸命にマリヤを慰めようとしたが無駄であった。夜になってもマリヤは眠れず、ひと晩中彼女は喚き続けた。

「私の大切な宝物、私の愛する息子よ、もう2度とお前に逢えなくなってしまったんだわ!奴隷に売りとばされたか、熱心党に掴まって反逆分子にさせられたか、どちらかにきまってるわよ!ああ!あの子が私からもぎ取られるくらいなら、だれか私の右手を切りおとしてちょうだい!!あの子を取り戻してくれたら、喜んで私の目をくりぬいてもいいわ」

マリヤはひと晩中喚き通し、体を捩らせながらのたうちまわった。ヨセフはもう手がつけられず、クローパスに助けを求めた。クローパスは堰を切ったようにヨセフに言った。

「今直ぐエルサレムに引き返すんだ!!僕の驢馬を使いなさい、絶対に歩いてはだめだ!このままぐずぐずしていたらマリヤが悶えて死んでしまう。母親の愛情とは、こんなにも強いものとは今まで知らなかった」ヨセフが言った。

「マリヤとイエスの絆は特別なんですよ。マリヤはイエスのことを何も知らないんですよ。奴は苦痛と悲しみの因をつくるだけなんですから」ヨセフの言葉をさえぎるようにクローパスは言い放った。「マリヤが冷静になったときを見はからって、一刻も早くエルサレム行きのことを話してあげなさい、きっと落ち着きをとり戻すと思うから」

クローパスは、イエスのことを理解できないヨセフの心を嘆いた。何を言っても聞く耳を持っていないことが悲しかった。ヨセフとイエスは、まるで言葉が通じない外国人のようであった。

■2020年10月14日UP■
TrailMovie「血みどろ、お願いします」アナログ絵69をやれという霊団からのメセです。それは了解ですが霊団、とにかくこの人生をやらせた責任取れ(祈)†
この「血みどろ」はアナログ絵69で描いた一文ですが、霊団はその血みどろを僕にやって欲しいそうなのです。えー僕は「イエス様の怒涛の連続顕現」にかけて、イエス様と交わした鉄の約束、男と男の約束にかけてアナログ絵は「命をかけて」描いていますので、その一文にウソいつわりはありません。もちろんイエス様の御名にかけて、イエス様の名前を連呼している責任において地上に残された最後の1秒まで「血みどろになるまで闘う」覚悟ですが、ただ霊団、僕に画家の人生を捨てさせてここまでやらせたからには「強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の死刑、滅亡」にちゃんと到達してもらわなければ僕だって絶対に納得しませんよ、という事なのです…動画を見る→
■2020年6月24日UP■
TrailMovie「ゆがめられた過去、作られていました」ピーチピチ(佳子)の人生がウソに書き換えられていたという意味です(祈)†
ピーチピチには自分の意見を正直に語る事にできる「自分だけの場所(ブログでもそれ以外のモノでも何でも構いません)」を作り、強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の脅しに左右されない環境を手に入れてその中で正直に自分の本音を語って欲しいと切望しています。要するにもう国民に向けてウソ情報を流すのはやめて欲しい、国民に向けて正々堂々と本当の事を語れる「国民に信頼されるプリンセス」であって欲しい、強姦殺人ほう助の宮内庁職員および洗脳の旗手、各種メディアの顔色を窺わないと自分の意見ひとつ述べられないような情けないみっともない人間には絶対になって欲しくない、僕はピーチピチ(佳子)に対してそのように切望しているのです…続きを読む→
■2020年4月8日UP■
TrailMovie ピーチピチ(佳子)がユダになる可能性について(祈)†
そしてピーチピチ(佳子)キミは勝ち馬に乗るべきだと思うよ。身の振り方、よく考えた方がいいよ。イエス様ハンドリングに乗っかった方がいいよ。インスピレーション「信託します」これは僕がご覧の皆さまから信託を頂けた、そう読みたいメセですね。幼い女の子を強姦殺人しまくって遊んでるバカ野郎が日本の中心でふんぞり返ってるのです。皆さまと共にこの人類の恥を消滅させます。天皇一族を滅ぼした暁には明るい日本の未来が見えるでしょう…動画を見る→

本当にフラー1機描き上げるのは恐るべき時間とパワーを要します、ちょうちょちゃんの塗りに相当時間を取られるでしょう、フラー11ver2.0の時のような最悪のシナリオ(やり切れなくて途中で塗るのを止めてしまった)にならないようにとにかく急がないといけません。

そして僕は霊団主導で自分の心が1ミリたりとも望んでいない、大キライで大キライでどうしようもないところに延々11年閉じ込められて生活しており、怒りの蓄積が完全に宇宙レベルですが、何を血迷ったか霊団が「ようやくそこから離れられる」的な事を言ってきました。

イヤそれはおかしいだろ、状況見てみろよ、どこにそんな材料があるんだよ、今までと言ってる事が正反対だろ。離れられるならもちろん嬉しいですが、コレは冷めて見ておきましょう、そうはならない、結局閉じ込められ続けるんだろうと思いますので。

もっとも「出版社設立」が実現の運びとなって、それでその最悪の状況を脱する事ができるというシナリオなら歓迎ですが。霊団的にも霊的知識普及効果を考えればそちらの方がよいはずですし。そのつもりで行きたいけどなぁ。まぁ甘くはない、今は手元の作業をガシガシ進めるしかありません。

先ほど霊団が降らせてきた幽体離脱時映像が意味不明で、そんな風になる訳ないだろとツッコみたくて仕方ありませんが、何とかフラー25にケリをつけて、書籍をまず1冊出す事を考えてみましょう。殺人的作業量、もうこの人生ホントいい加減にしてくれ。「感情と手は別レイヤー」手だけは動かし続けろ(祈)†

■2021年7月7日UP■
「これから起こる事の大変さに比べれば」現在の僕の苦しみなど取るに足らないという意味です(祈)†
実はバーバネル氏が1回だけ僕の肉の口を使って言葉を発した事があるのです。なぜ過去ブログでその事を書いていないのか、それは書きたくなかったからです。なぜならその時、僕は事情があって大泣きしていたのです。2014年1月だったかな。僕はあふれる涙を抑える事ができず号泣していました。その時です。僕の口から、思ってもいない、考えてもいない一言が飛び出したのです。最初はなぜ自分がそんな事を言ったのか理解できませんでしたが「あ!バーバネル氏が僕の肉の口を使って言わせたんだな!誰がそんな事言いたいって言った!チクショー!」と気付いて、それがショックでさらに号泣した、という事が1度だけあったのです。つまりバーバネル氏はたった1回ではあるものの僕の肉の口を使って日本語を発声する練習はしているという事になるのです…続きを読む→
「愛の表現、怒るな」霊団の軽薄極まる言葉です。とにかくこの人生の責任取れ(祈)†■2022年4月27日UP■
「愛の表現、怒るな」霊団の軽薄極まる言葉です。とにかくこの人生の責任取れ(祈)†
「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は、自身の大犯罪を隠し通さなければ本当に逮捕になってしまうため、いつまでもどこまでもウソ洗脳ニュースをメディアに流し続けて国民をダマし続けなければならない。つまり「明仁、文仁、徳仁、悠仁にはウソをつき続けなければならない理由、動機、必要性がある」僕、たきざわ彰人には、これほど長い年月にわたって画家の夢Dreamworkを捨てさせられてブログでウソの内容を書き続けるなどという行為をしなければならない必要性が全くない。そもそも僕の人生の目的は全く別のところにある。「僕にはウソを公言する理由、動機、必要性がない」そんな事しても別に何にもならない…続きを読む→

まだ選択範囲です、カラーリングを全然決定させる作業に着手してませんが、早くも暗雲が立ち込めてきてまして、このフラー25はカラーリングの作業もフラー13の地獄の再来になる可能性があります。あの時も全然配色が決まらなくて5転6転してあのブラックのカラーに落ち着いたという事がありました。

んー、チョトこわくなってきましたが選択範囲だけは切っておかないと先の作業が何もできません。とにかく急ぎましょう。45分ノートでAffinityPhotoがさわれればだいぶ助かるのですが、残念ながらこのノートにはグラボが入ってませんので全然絵が描けないのです。次はグラボ搭載ノートにしないといけません、しかしお高いんですよねぇ。

で、実は霊団にあるひとつの件で怒られていまして、それがチョトブログに書けない可能性がある事なのですが、あまりにもネタがなければそれについて書くかも知れません。現状インスピレーションは枯渇状態です。

書籍執筆用にネタを書き出すという事をやっていますが、これらひとつひとつについて説明しなければいけないのかと思うと書く前からイヤになってきます。やっぱりくじけるかも知れませんがモチョト考えてみましょう。

マズイ、カラーリング急がないと。何とか集中力を奮い立たせましょう(祈)†

「失われた10年を返せ」人生破壊、人権蹂躙の究極形、永遠に理解できないのです(祈)†■2022年3月30日UP■
「失われた10年を返せ」人生破壊、人権蹂躙の究極形、永遠に理解できないのです(祈)†
僕、たきざわ彰人は、全く違う人生を送るはずでした。「山を愛する“画家”・たきざわ彰人」として生涯1000作品を描く事を固く心に誓っていたのでした。しかし、壮絶な負荷を自分に課しての絵画作品の描画(一切手抜きをしなかったという事)そして山での果てしない修行によって肉体、精神の浄化が進んだからなのでしょうか、僕の人生は「霊性発現(2012年6月)」という想像だにしない展開に突入したのでした。自身の背後霊団の声が1日中霊聴に聞こえ始め、霊体のアチコチでスイッチがカチ、カチ、と入れられる感覚が走り、その後、猛烈な「法悦状態」に突入し、だいぶ長い間(正味6~8ヶ月くらいだったでしょうか)法悦の霊力が降り続け、僕はずっと鼻がキィィィン、頭、身体がフワァァァ、という状態で生活していたのでした…続きを読む→
「霊的知識なんて知った事か」文仁が原始人である事を証明する思念となります(祈)†■2022年3月23日UP■
「霊的知識なんて知った事か」文仁が原始人である事を証明する思念となります(祈)†
宇宙一のバカ、文仁は肉体の死後にも人生がある事、地上時代の行いと帰幽後の霊界生活との因果関係を全く理解しておらず、自分のこれまでの大量強姦殺人の人生が自分の未来を地獄の底に落としている事を全く理解しておらず、ただ自分を嫌っている幼い女の子をレイプする事しか頭にない原始人、という事になります。僕から皆さまにぜひ強調したい事としましては「霊的な事を子バカにするという事は、この原始人、文仁と同レベルの人間である事の証明となり、大変な恥となりますよ」という事です。皆さまはそんなに強姦殺人魔が好きですか。そんなに霊的な事がキライですか。今あなたが生き、動き、呼吸し、考えを巡らせる事ができるのは全て霊の賦活作用があるからなんですよ…続きを読む→
「我々はホトホト愛想がつきている」天皇一族のガキっぷりに呆れ果てているという意味です(祈)†■2022年3月16日UP■
「我々はホトホト愛想がつきている」天皇一族のガキっぷりに呆れ果てているという意味です(祈)†
「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を擁護し賛美し続ける方々、霊的知識に基づいてあなた方の行動を見る時、あまり賢いとは言えません。本のひとつも読めませんか。シルバーバーチのひとつも読めませんか。あくまでも霊的な事を子バカにしますか。あなたが今、生命活動をしているのは、存在し続けていられるのは、あなたが霊的存在だからです。霊的なものをバカにするという事は、自分の生命をバカにしている事になるのです。そのバカにしている霊のおかげであなたはいま生きているのです。おかしな話ですね。いつになったら目が覚めますか※最後にホワイト・イーグル霊の言葉を抜粋し終わりとさせて頂きます。貴方は明日の事が気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて1歩が踏み出せないのですか。では、輝く存在に目を向けなさい。じっと耐えて、信をもちなさい。いや、信以上のもの – 神の英知に全幅の理解をお持ちなさい。怖れも気遣いも無用、神は貴方を愛しており、歩一歩と導き給う…続きを読む→

それから2日間というものは、イエスは母の一行の中にあって、1時間たりとも母のもとを離れなかった。婦人が入れない神殿の中庭の前でもイエスは中庭に入らず、母たちと行動を共にした。きっと中庭に入って祈りたかったことであろうが、一切それもしないで、女たちと同行した。

母マリヤは鳥のように明るくお喋りし、時々唄ったり、はしゃいだりしていた。イエスとマリヤ・クローパスがお互いに尊重し合っている様子がとてもうれしかった。彼らが市場にさしかかって商人たちが売りさばく様子を眺めていた。店頭では、色取りどりに美しく刺繍された布地が人目をひき、殊に単純なガリラヤの女たちの心をとらえた。

その他蜂蜜、穀物、ワイン、豪華な服、食品類、ゆたかな果物などが並べられていた。女たちが店頭の珍しい商品を見ている間、イエスは通り過ぎて行く群衆を見つめていた。店頭の品々を物欲しそうに眺める飢えた乞食、遠くからやってきたユダヤ人、エチオピア人、ギリシャ人、エラム人などがいた。さらにアラビヤやローマからやってきたユダヤ人もいた。

ある人の顔は枯葉のように茶褐色をしており、別な人の顔は熟した葡萄のような黒ずんだ色をしていた。若者たちの髪の毛は美しく、周囲の山々からやってきた羊飼いや農夫などもいた。これらの人々はみんなエルサレムの一大行事である過越祭に参加するためにやってきたのである。

母マリヤはこのような雑踏の中では、到底イエスは夢見るひまなんかないだろうと思った。イエスは目の前を通り過ぎて行く人々の顔を丹念に見入っていた。まるで通行人の数をかぞえ、1人1人の顔の特徴を念入りに臓もうとしているのであった。マリヤ・クローパスは目ざとくそれに気付き、イエスに何をしているのかときいた。イエスは答えて言った。

「この人たちの胸のうちに何が潜んでいるのかを見ていたんです。人の額を見ると、その人の性格や過去が封印されていますが、目を見ると何を求めているかが解るんです。物質的なものか、霊的なものか、あるいは、権力的なものか、奉仕的なものかといった具合にね。でもね、僕がこうしてこれらの人々が何を求めているかを読みとっていると、やはり天の御父様が僕に与えようとしておられる御仕事はこれなのだということが解ってきたのです」

すかさず母マリヤが言った。「お前は本当に変な子ね、こっちにきて一緒に楽しみましょうよ。他人様の秘密なんか探るよなことはおよしなさい」イエスは母のあとについて行った。一行は笑ったり、冗談を言い合ったりしながら1日中あちこちを歩きまわった。

みんなはくたびれたが、母とイエスは本当に楽しむことができた。彼らは、見るもの聞くものすべてに感動をおぼえ、お互いに喜びを分かちあった。この喜びにあふれた平和をかき乱す2人の者、ヨセフとトマスが一緒でなかったことを幸いして、此の世のものとも思えぬ程の喜びを味わった。それは人間が地上を離れて赴く最初の世界に共通する無垢なる意念が支配していたからである。

夜になってガリラヤ勢が集まってきて、その日にあったことを互いに話し合った。親族の1人がイエスを詰ってヨセフに言った。「お前さんの子供はまだ一人前に成長しとらんようだね。それにとても女々しい男の子のようだ。あの子はいつも母親と伯母にくっついているんだから」

みんなが、どっと笑いイエスのことを嘲った。するとヨセフが眉をひそめながら言った。「みんなが言う通りだ。こいつは大工の腕も上らないし、おやじの言うこともきかない。こいつはもう子供じゃないのに年下の子供と遊んだり、年上の女どもとしか話さないんだよ」

イエスは憤然として言った。「僕はね、人の心の中に隠されているものが何であるかを知りたいのです。普通の大人よりも、女性や子供たちの方がとっても正直に教えてもらえるのです。彼らは僕らと違ったやり方で“生命”のことを感じとっているのです。

僕が大人になる前に、子供や善良な女性の心の中に秘められている無垢な清らかさや美しさを知っておきたいのです。さもなければ、僕の心は盲目になり、霊的に乏しくなってしまいます。ですから幼い子供たちや、か弱い女性の方がみなさんよりも偉いのかもしれません。“先なる者が後になり、後なる者が先になる”のです」

ヨセフは嘆くような調子で言った。「馬鹿もいい加滅にしろ、いつになったらお前から阿呆な霊が立ち去るのだ!!ナザレの律法学者も言うはずだよ。親の誇りも喜びも消しとんでしまうような馬鹿者だってね。何だって、先の者が後になり、後の者が先になったりするんだ!!子供が大人よりも偉かったり、乞食がサンヒドリンの大先生たちより偉いなんて!なんてこった、この馬鹿息子めが、頭でも冷やしてきたらどうだ」

イエスがむきになって反論しようとしたが、母親の合図で彼は黙ってしまった。後日マリヤ・クローパスがイエスに質問した。「あの時あなたが言ってたことはどういう意味なの?ええと、最初の者が最後になったり、最後の者が最初になるとか言ってたけど。それから、か弱い者や乞食が支配者や大先生よりも偉いとか、それ本気で信じているの?」

「僕はね、この世のことではなく、霊界のこと、それに、これからやってくる“とき”のことを話そうとしてたのです。僕はあの日、クレテ島(地中海第4の島)からやってきたユダヤ人の巡礼者が、もう1人の巡礼者に一片のパンを与えていたのを見たのです。パンを求めた巡礼者はお金が無くて、食べるものが買えず、せめて子供にだけでも食べさせてやりたいと叫んでいたのです。

パンを与えたクレテ人は、弟から何て馬鹿なことをしたのかと責められていました。天の父なる神様の目からごらんになれば、どうしても此の貧しいクレテ人の方が最初に神様から迎えられる人であり、飢えた子供の泣き声をききながらも知らん顔をして通りすぎて行った金持ちは、神様から迎え入れられるのは仲々むずかしいということです」

「でも金持ちの中にも善意を大切にしている人がいるかもしれないわ。あなたが見かけたけちな金持ちがそうだったからといって、みんながそうだと決めっけてはいけないわ」

「でもね、伯母さん、金持ちが霊的に向上したり、愛の業をすることは、とても難しいのです。自分の財産のことしか頭にないからです。だから金持ちは、飢えた子供たちの叫び声が耳に入らず、霊界のことを考える余地も無く、まして人々の心に宿っている愛のことがわからないのです。支配者や金持ちの商人は、一見して偉そうに見えますが、神様から見たら、決して偉くはないということです」

マリヤ・クローパスは、この言葉をきいて黙りこくってしまった。イエスの言ってることが、地上のものではなく、霊界の知恵であることを感じとったからである。そういえばガリラヤの丘でイエスが預言者エリヤと共に歩いていた光景や、それよりもずっと前に、彼の母マリヤが同じ丘の上で神様と対話していたことを思い出していた。

「全目標達成」霊界から見るとそう見えるようですが肉眼には全くそうは見えません(祈)†■2022年7月27日UP■
「全目標達成」霊界から見るとそう見えるようですが肉眼には全くそうは見えません(祈)†
霊界側の真の目的は「霊的知識を物質界全土に普及させるためのインパクト」だったのではないかと思っているのです。確か以前どこかのブログで「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の事を霊団が「客寄せパンダ」として活用しているというのが真相なのではないか、といった趣旨の事を書きました。コチラ「ベールの彼方の生活 3巻8章 暗黒界の探訪」にありますように、霊界上層界の高級霊の方々は、圧倒的優位なポジションに立っている事を利用して下層界の低級霊の未熟さ、無能さ、愚かさを逆説的に自分たちの目的成就に活用する、といったお話が紹介されています。イエス様もこの暗黒界の探訪と同じように「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の事を手玉に取って自分たちの目的成就つまりスピリチュアリズム普及に徹底的に活用した、という事なのではないかと思ったりもするのです…続きを読む→
「私たちは始まっている頃に殺されました」何と「100の光の霊団」に関するメセです(祈)†■2022年7月20日UP■
「私たちは始まっている頃に殺されました」何と「100の光の霊団」に関するメセです(祈)†
【神】から神性の火花を賜って個的存在を獲得した僕たち人間は「永遠の存在であり死はありません」僕たち人間は物質界生活後も霊界で霊的表現媒体をまとって永遠に生き続けるのです。その永遠の人生の中のホンの一瞬である物質界生活中に善いおこないをするか悪いおこないをするかによって、その後の人生に天と地ほどの差が生じます。皆さま、このふたりの人間、どちらが【かしこい】と思われますか。先ほど、王の生活をうらやましいと思う事が、霊的知識の無知から導き出される愚劣の極致の発言と書きました。近視眼という事です。どちらの人生が僕たちの歩むべき人生だと思いますか。もっと言いましょう【神】は僕たち子等に、どちらの人生を歩んでもらいたいと望んでおられると思いますか…続きを読む→
「しかしこの応援団」心秘かに使命遂行を応援して下さっている方々の思念だと信じたいですが(祈)†■2022年7月13日UP■
「しかしこの応援団」心秘かに使命遂行を応援して下さっている方々の思念だと信じたいですが(祈)†
誰もみな「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁に対する恐怖心があって公言できずにいるが、心の中では僕、たきざわ彰人の霊的使命遂行を応援して下さっている、という事でいいのではないでしょうか。それこそ本心であり、人間として当然の感情であり、信じられない人数の幼い女の子をケタケタ笑いながら四肢切断、強姦殺人しまくり死肉を食べまくっている明仁、文仁、徳仁、悠仁に対して怒りの感情を抱かないとしたら、それはもはや人間とは呼べず、人間のカタチをマネているだけの何らかの暗黒物質という事になるでしょう…続きを読む→

まずフラー25の選択範囲をバシバシ切っています。45分ノートではAffinityPhotoの作業ができませんのでカラーリングはシルキー(PC)でおこない、45分ノートでは「ベールの彼方の生活 2巻」のテキスト見直しをおこないます。

そして流通できない本を何冊刷っても意味がないものの、もう1回練習する必要性がありますので、恐るべき安さの印刷会社で、駆使できるオプションをトコトン使った状態でもう1冊刷って出来を確認するつもりです。そこまでやったらAffinityPublisherの操作法もだいぶ理解できると思いますので、そこからWordPressでダウンロード可能状態にするPDFの作成にも着手したいです。

絵を描きつつ、テキストをガンガンそろえていかないといけません。録音は完全に止まってしまっています、理由は「つらくてどうしようもない」からです。この録音こそ外注を利用したくなりますが、僕には外注費用の捻出などできませんのでしばらくテキストとの格闘に集中しましょう。

紙の書籍制作のテストを経て経験値は上がるでしょう、Amazonのペーパーバックも作れるようになるでしょうが、問題は著者としての本文のクオリティです。以前から気になっている「文章校正支援ツール」の導入も視野に入れていますが、ポンポンホイホイ入手できるモノではないんですよ。さぁどぉぉするか。まぁまだ時間がありますのでチョト待ちましょう。文章執筆を生業とする方々は当然こういったツールを活用している事でしょうから、僕もそういう事を考えないといけません。

まずはフラー25カラーリングに集中中。テキスト見直しにも集中中。書籍到着次第スキャン開始中。入手予定の書籍がいよいよ残り僅かになってきました。書籍のスキャンを開始して1年以上が経過しています。スキャンtiff枚数は恐るべき量となっています。スキャンは間もなく終わる、しかし作業全体のゴールはまだ全然見えない。地獄の中の地獄(祈)†

「強制的に合体」これは支配霊バーバネル氏が強制的に僕という霊媒を使用するつもりという意味です(祈)†■2022年11月9日UP■
「強制的に合体」これは支配霊バーバネル氏が強制的に僕という霊媒を使用するつもりという意味です(祈)†
皆さまは「死ぬのが怖い」ですか。それは間違いです。僕たち人間に「死」はありません。僕たち人間は【神】から神性の火花つまり個的存在を賜って永遠に個性を失わない存在となりました。それ以前は類魂に埋没する存在だったのですが、人間となった僕たちは物質界を離れて以降も霊界にて霊的表現媒体をまとって永遠の進歩向上の生活を続けるのです。霊界で生活している方々は、よほどどうしようもない理由でもない限り物質圏付近に降下しようとは思いません。霊界とは(もちろん上層界と下層界とでは天と地の差がありますが)よほどの極悪人、未熟霊でない限りは大抵の場合幸福な境涯に赴き、物質界生活時には想像もしなかった喜びにあふれた生活を味わって激しく心を撃たれます…続きを読む→

アナログ絵354

お花ちゃんと言えばちょうちょちゃん、今回のフラー25はちょうちょちゃんをキャラとしたスカートフラーになりましたが、ちょうちょちゃんのペライ羽の中に3段変形のギミックが盛り込まれていて描くのが超しんどい。「地獄のフラー」と命名されているフラー13に匹敵する「描き手泣かせの機体」となりました。
このフラー25もフラー13同様、フラーを代表する機体としてストーリーに登場させたいところなのですが、フラー13の時は描くのが苦しすぎて全く登場させる事ができませんでした。今回のフラー25も同じ事になる可能性がありますが、何とかももちゃん、シルキーに搭乗させたい。描く僕は地獄。
航行モード時の茎の部分に前後ふたつ、ちょうちょちゃんが止まるアタッチメントがあります。葉っぱウイングの格納がやはりネックで、他のスカートフラー同様、汎用モード時の脚部に超強引に折りたたまれています。他にどうしようもないんですよ。
で、スカートフラーの新規デザインは、この25で一旦止めて、次回26では新たなギミックに挑戦してみようと画策していますが、それが超難しいギミックなので挫折率が高くまだ自信がありません。何とかクロッキーと格闘してみるつもりですが…(祈)†

はい、アナログ絵353のちょうちょちゃんの時しかり、今回しかり、一体どれだけ時間がかかればいいのか。現在忙殺されているあの作業この作業を切り捨てて絵に集中すれば、2週間、イヤ1ヵ月早く絵をUPできていたかも知れません。一体これ以上どうやって時間を捻出すればいいのか。本当に困り果てています。

「長文テキスト撃ち」と「絵(フラー)の描画」はプライオリティ2大巨塔ですからまさか使命遂行から外す訳にはいきません。外すなら他のモノを外さないといけないのですが、絶版書籍のテキスト化も絶対外す訳にはいかない。となるとやはり「ムービー(録音)」と「読書アプリ(ティラノビルダー)」が、外す最有力という事になる。書籍執筆なんていうモンスターまで登場していますので、もう外すしかなさそうです。

で、止まらずフラー25のカラーリングに突入しますが、AffinityPhotoで色を塗っている時は使命遂行全作業の中でもっとも心が穏やかな時かも知れません。何しろ僕本来の作業であり描いてて塗ってて楽しいですから普段から苦しめられている霊団への怒り憎しみも、AffinityPhotoにさわっている時は多少和らぎます。

大体どんなカラーリングにしようかは脳内で決めてありますが実際塗り始めると決まって「アリ?おかしいな」となってアレコレ変更す事になりますので、多少時間がかかるでしょうができる限り急いでアナログ絵355「フラー25カラーリング」をUPさせます。

次回フラー26で一応「新規ギミック」に挑戦しようと考えていますが、相当難しいギミックになりそうですので挫折率が高いです。まずはひとつストーリーを描いて、それからクロッキーと格闘を開始してみるつもりです。フラーを描くのをやめるというのも使命遂行の殺人的作業負荷を軽減するひとつの手だと分かっているのですが、イヤ、それは本末転倒だと思う、絵は描いた方がイイ。

書籍用のモノクロ線画も多数描かないといけません。現在霊団に言われている「書籍執筆」は相当苦しい作業になる事は目に見えています。かなり分厚い本になるのではないかと予測してますが、んー、書き切れなくて途中で挫折する空気感MAX。完成までこぎつけられたら奇跡的。ただし撃ったテキストは本として使わなくても他のところで使えますので結果的に自分を助ける事になります。

報告はまた後日改めて。まずはカラーリングに集中しましょう(祈)†

■アナログ絵353「フラー25キャラ設定資料」UP。ちょうちょちゃん3段変形です(祈)†■2023年4月27日UP■
■アナログ絵353「フラー25キャラ設定資料」UP。ちょうちょちゃん3段変形です(祈)†
フラーは「お花ちゃん」です。お花ちゃんといえばちょうちょちゃんです。これまで04、09、13、19と4回ちょうちょちゃんをフラーのキャラとして登場させましたが、今回のちょうちょちゃんはフラー11ver2.0プティットフラーのように「3段変形」します。しかしちょうちょちゃんは身体のほとんどがペラい羽です、この薄い羽の中に3段変形のギミックを盛り込まねばならず、相当に苦心しましたが、何とか汎用モード、そしてフラー25汎用モード時の腕に変形させる事ができました。お分かりになりますかね、腕に変形させるのにちょうちょちゃんの羽が超強引に折りたたまれまくっているのです。そしてちょうちょちゃん汎用モード時の腕の格納スペースが全くなかったのでやむを得ず触角としました。細い薄いパーツのオンパレードで強度的にだいぶ問題があるキャラとなりますが…続きを読む→
■アナログ絵351「フラー24カラーリング」UP。白いうさちゃんのフラーです(祈)†■2023年1月29日UP■
■アナログ絵351「フラー24カラーリング」UP。白いうさちゃんのフラーです(祈)†
今回のフラー24は配色にほとんど迷う事なく塗り進める事ができました。現存する全フラーの中でもっとも「おめでたい機体」と言いたくなるような紅白なカラーリングとなりました。ま、これはこれでいいんじゃないでしょうか。毎回新規フラーが完成するたびに同じ事を言っているような気もするのですが、今回のうさちゃんもぜひストーリーに登場させてあげたくなるキャラとなりますが、僕という人間はひとりしかいません、ひとりの人間にできる作業には限界があります。Dreamwork(画家の人生)のように絵1本に集中できる人生であったならアレもコレも描けたのかも知れませんが、残念ながら(この“残念ながら”という発言は霊的知識を獲得している人間にあるまじき間違った言葉となるのですが)現在の僕の眼前には霊的使命遂行者としての数々の霊的作業が待ち受けています。それらがプライオリティ上位であり、そちらに人生のパワーを回さなくてはなりませんので、描きたいのに描けないというフラストレーションに慢性的に苛まれる事になるのです…続きを読む→
■アナログ絵345「フラー01ver3.0カラーリング」UP。イエス様搭乗機です(祈)†■2022年10月12日UP■
■アナログ絵345「フラー01ver3.0カラーリング」UP。イエス様搭乗機です(祈)†
Dreamwork、画家時代を彷彿とさせる壮絶な描画負荷を経てようやくフラー01ver3.0、イエス様搭乗機を完成までもってくる事ができました。この機体は本当に長い道のりでした。イエス様搭乗機のひとつ前の機体、フラー01ver2.0がだいぶ古い機体でしたのでどうしてもバージョンアップの必要性がありました。キャラのレオ(ライオンちゃん)の変形ギミックをどうしても完成させられなくて何度もボツを繰り返しては立ち上がり、フラー本体のカラーリングではパーツひとつひとつに個別にグラデーションをかけねばなりませんでしたので大変な時間がかかってしまいました。何度も心が折れながらの作業となりました。やっとの思いで塗り終えてみて、全体を眺めてみて、まぁまぁ納得のいく機体に仕上がったのではないでしょうか。色を塗るのはもうご勘弁といった感じですがストーリーは白黒原稿ですので、ぜひストーリー上にはこの機体を登場させたいものです…続きを読む→