死ぬという事は霊が肉体から脱皮して姿を現す課程の事です。何一つ怖がる要素はありません。死は有難い解放者です。死が自由をもたらしてくれるのです。地上では赤ん坊が生まれると喜びます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ところが、いよいよ地上へ誕生しようとする時こちらでは泣いて別れを惜しむ霊が大勢いるのです。それと同じく、地上で誰かが死ぬと泣いて悲しみますが、こちらではその霊を出迎えて喜んでいる人たちがいます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』死とは地上生活がその目的を果たし、霊がこれから始まる霊的生活が提供してくれる圧倒的な豊かさと美しさとを味わう用意ができた事を意味します。少なくとも本来はそうあらねばならないのです。皆さんにも霊が宿っております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』生命を与えているのは霊的本性です。肉体もお持ちですが、それもその霊によって生命を賦与されてはじめて存在しているのです。霊が最終的に引っ込めば―“最終的に”と申し上げるのは、一時的には毎晩のように肉体から引っ込み、朝になると戻ってくるからです―

『シルバーバーチの霊訓⑩』肉体に死が訪れます。生命活動が切れたからです。霊視能力者が見れば、霊体と肉体とをつないでいるコードが伸びていきながら、ついにぷっつりと切れるのが分かります。その時に両者は永久に分離します。その分離の瞬間に死が発生します。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そうなったら最後、地上のいかなる手段をもってしても肉体を生き返らせる事はできません。(訳者注―近似死体験というのがあるが、これは医者が“ご臨終です”と宣告しても玉の緒(シルバーコード)がまだ切断していなかった場合である)

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―臓器移植の技術的進歩によって新たな問題が生じております。医師たちは死者の心臓とか腎臓を取り出すために死の瞬間を待ち受けております。問題は“果たして本当に死んだと言えるか―もう臓器を取り出してもよいか”という点です。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』臓器移植についてはよく存じております。そして又、その動機が立派な場合がある事も承知しております。しかし私としては人体のいかなる部分も他人に移植する事に反対であると申し上げます。【―死者はある一定期間そっと安置していてあげる】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【必要があると信じている人がいます。それと言うのも、最近では人体を使って実験をするために死体をかっさらうように実験室へ持っていく事がよくあるのです。こうした事は魂ないし霊にとって害があるのでしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』それはその死者の霊が霊的事実についての知識があるかどうかによります。もし何の知識もなければ、一時的に害が生じる可能性があります。と言うのは、霊体と肉体とをつないでいるコードが完全に切れた後も、地上での長い間の関係によって相互依存の→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→習性が残っているからです。その意味では一般的にいって埋葬または火葬までに死後3日は間を置いた方がよいでしょう。それから後の事は、どうなさろうと構いません。死体を医学的な研究の材料として提供したければ、それも結構でしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そちらで判断なさるべき事です。ただ一言いわせて頂ければ、誰にも生まれるべき時があり死すべき時があります。もしも死すべき時が来ていれば、たとえ臓器移植によってもその肉体を地上に永らえさせる事はできません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―飛行機事故で即死するケースがありますが、その場合は霊的にどういう影響があるのでしょうか。】今申し上げた事と全く同じです。霊的事実についての知識がある人は何の影響もありません。知識のない人はそのショックの影響があるでしょう。

『シルバーバーチの霊訓⑩』が、いずれにせよ、時の経過と共に意識と自覚を取り戻します。【―偶発事故による死があるとなると再生の事実を受け入れたくなります。】偶発事故という用語は感心しません。私は因果律の働きしか知らないからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』偶発のように思える事も、ちゃんとした因果律の働きの結果なのです。再生の問題ですが、これは大変複雑な問題で、今ここで十分な説明をする余裕がありません。(訳者注―原書をお持ちの方のために参考までに付言すれば、本章のここのところまでは)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(Silver Birch Speaks〈シルバーバーチは語る〉というカセットテープに収められた特別交霊会での“死”にまつわる部分が引用されているが、ところどころでリーバ女史が修正している。内容は別に問題ないが、)→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→(この最後の再生に関する部分はカセットのままの方が分かりやすいので、その通りに訳してある。なお他の章にも断片的に同じカセットから引用されているが、カセットをお持ちの方の便宜も考えて、それらをまとめて次の第11巻で紹介する予定である)

『シルバーバーチの霊訓⑩』(質問者が代る)【―私はテレビでThe Making of Mankind〈人類発達史〉を見ておりますが、見ているうちに人間の霊魂の起原の事を考えはじめました。その当初において人類の霊魂は何らかの動物の種から発生したのでしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』いいえ。【―という事は、動物界は我々人類と別個の存在という事でしょうか。】いいえ。【―では人類の霊魂はどこから発生したのでしょうか。】どこからも発生しておりません。霊魂に起原はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―これまでずっと私は、人類の霊魂は徐々に進化してきたものと思っておりました。】そうではありません。進化してきたのは身体の方です。霊は大霊の一部であり、無始無終です。霊は無窮の過去から存在しています。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それが人間の身体に宿った時に個別性を具えるのです。霊には始まりも終わりもありません。バイブルにも“アブラハムが生まれる前から私は存在している”というイエスの言葉があります。(第8巻101頁参照)霊は常に存在しているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊は人間的形体に宿ってはじめて個別性をもつ事になるのであり、霊ないしは魂は常に存在していたのです。(P119参照)(質問者が代る)【―霊魂の永遠性についてお伺いしたい事があります。先輩の霊と若い霊という言い方をする人がいますが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【霊が新たに拵えられる事があるのでしょうか。私たちはどこから来たのでしょうか。全ての霊が再生されたものなのでしょうか。それとも大霊から新しい霊が産み出されてくるのでしょうか。】霊は拵えられるものではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』過去も未来もなく常に存在しております。先ほど“私はアブラハムが生まれる前から存在している”というイエスの言葉を引用しました。霊としてはあなたも無始無終に存在しているのです。霊を新たに拵えなければならなかった事は1度もありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』無が有になる段階というものはこれまで1度もありません。生命の原動力、精髄、活力そのものである霊は、過去も未来もなく常に存在しております。霊はあらゆる生命現象が生まれるエネルギー源です。植物も小鳥も樹木も動物も人間も、全てそうです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊は存在の大原動力です。母胎に子供が宿された時、それは新しい霊でも新しい魂でもありません。無始無終に存在している永遠の霊の一部です。それが人体に宿って個別性を獲得し、その個体がしばらくの間地上で機能する訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』しかし霊は様々な側面をもつ事ができます。そのいくつかが地上に再生して本霊であるダイヤモンドに新たな光沢を加える事は有得ます。その意味では“年輩の霊”“若い霊”と呼べる霊は存在します。しかし“新しい霊”というものは拵えられません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上での自我の表現機関として“新しい身体”が提供されるだけです。胎児が無事に宿り地上生活のための身体が用意されると、霊は個別的存在として地上へ誕生してきます。霊そのものは別に新しいものではありません。個的形態を具えたというだけです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』1個の人物となったというだけです。その男性または女性が成長しやがて地上を離れると、大きい自我の一側面として新しい要素を加える事になります。【―各自に生まれるべき時があれば、同じく死ぬべき時もある事になりますが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【帝王切開で生まれた場合はどうなるのでしょうか。決まっていた誕生の日時を変える事になりませんか。】それは地上へ生まれ出る日時を変えるだけです。母胎に宿って個としての表現を開始した日時を変える事にはなりません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』また地上的生命にみずから終止符を打つ自由も与えられておりますが、その時はその時で自動的に報いがあります。【―出産を医師が人為的に早めたりする事があります。するとその子は定められた時期より早く生まれる事になりますが、】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【これは占星学的に何か影響を及ぼしませんか。】出生の日時がよくよく気になるとみえますね!地上への誕生に関して唯一大切な事は、いつから自我を表現し始めるかという事です。それは受胎した瞬間からであって、生まれ出た時からではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』占星学的については私は何の関心もありません。受胎と共に地上的生命が始まります。受胎なしには地上的生命はありません。【―ブラジルに来られたローマ法王が民衆の貧しさを嘆かれ、一方、家族計画(産児制限)は許されるべきでない事を】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【強調されましたが、その矛盾をどう理解すればよいのでしょうか。】法王はとても立派な方ですが、宇宙の全知識を貯えられている訳ではありません。家族計画は人類自身で解決すべき事ですから、これからも続く問題です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ただ、1個の霊が、人間界へ誕生してくる事になっている時は、いかなる計画を立てても必ず生まれてきます。(質問者が代る)【―死後の生命なんか欲しくないと、本心からそう思っている人がいます。そういう人たちにどう説かれますか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上になんか2度と生まれたくないと本心から思っている霊がいますよ。しかしそれは、いかんともし難い事なのです。自然の摂理との縁を切る事はできません。あなたがどう思うかに関係なく摂理は働きます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』開けゆく大自然のパノラマが人間の小さな欲望や願望、あるいは反抗にもお構いなく展開していく姿をご覧になれます。【―と言う事は、私たちは地上へ来たくなくても無理矢理来させられるという事でしょうか。私はその点は自由な選択が許されると】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【思っていました。】必ずしも強制される訳ではありません。地上からこちらへ来るのにも自由選択が許されるように、こちらから地上へ行くのにも選択の余地が与えられています。ぜひとも為さねばならない仕事がある事を自覚して地上へ誕生する→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→霊がいます。行きたくはないけど、どうしてもしなければならない用事があるので止むを得ず誕生する霊もいます。あるいは償わねばならない業(カルマ)があって誕生してくる場合もあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【―自殺をする事まで計画されている事があるというのは本当でしょうか。】とんでもありません!計画というのは母胎に宿る以前に霊自身によって立てられるのです。【―自殺行為によって学べる教訓は何一つ無いという事でしょうか。】

『シルバーバーチの霊訓⑩』ある訳がありません!生命は宇宙の大霊が授けるのです。それを縮める権利は人間にはありません。【―死んで霊界入りした人間は自分が死んだ事が自覚できるのでしょうか。】みんながみんな自覚できる訳ではありません。大半の者が自覚できます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』が、完全な自覚(悟り)に到達するには相当な時間が掛かります。【―霊界の人たちは何もしてくれないのでしょうか。】いえ、いろいろと指導しております。本人は気づかなくても陰から手助けしております。霊界は全てが知れるように組織されております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』上層界には高級霊による政庁が組織されており、その中には1度も物質界に誕生した事のない霊(天使)がいます。その霊たちが神の計画推進の任に当たっているのです。大規模な総合計画があって、有意識・無意識の区別なく、あらゆる存在を包摂しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その宇宙的規模の摂理から外れて存在できるものは何一つありません。【―人間が死ぬと肉親や愛する人たちが出迎えて手引きしてくれるそうですが、それらの霊は他界者と同じ霊格の者ばかりでしょうか。】そうではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』なぜなら、その霊たちは死後も霊的に進化しているからです。他界してきた者のレベルに合わせて交信するために、言わば“階段を下りてくる”のです。霊的成長とは成熟していく事であることを理解しないといけません。地上の年齢とは一致しません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』では、さっき述べた完全な悟りに到達できるのはどの段階においてかという事ですが、これはお答えしにくい問題です。と申しますのは、悟りというのは固定した限りあるものではなく、いつまでも成長し続ける状態だからです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』悟りには無限の奥行きがあります。これでおしまいという終点がないのです。深まれば深まるほど、さらにその奥に悟るべきものがある事を自覚するものです。それは事実上永遠に続く過程です。段階的に少しずつ理解が深まっていく過程です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』無知の状態からいきなり悟りが開かれるという、そういう突然の変化ではありません。段階があり、魂がより高い段階への準備が整うにつれて、少しずつ開けていくのです。【―たとえ生活水準が今より向上したところで不老不死という事は有り得ないのは】→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→【言うまでもないのですが、もしも完全な生活条件が整ったら150歳までは生きられるのではないかと思うのですが…】肉体的年齢と霊的成熟度とを混同してはいけません。大切なのは年齢の数ではなく、肉体を通して一時的に顕現している霊の→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→成長・発展・開発の程度です。肉体が地上で永らえる年数を長引かせる事は神の計画の中にはありません。リンゴが熟すると木から落ちるように、霊に備えができると肉体が滅びるという事でよいのです。ですから、寿命というものは忘れる事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』長生きをする事自体は大切ではありません。地上生活の一番肝心な目的は、霊が地上を去った後の霊界生活をスタートする上で役に立つ生活、教育、体験を積む事です。もし必要な体験を積んでいなければ、それはちょうど学校へ通いながら何の教育も→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→身につけずに卒業して、その後の大人の生活に対応できないのと同じです。(永年スピリチュアリズムの仕事に努力した夫に先立たれた女性にシルバーバーチが次のような励ましの言葉を述べた)本日あなたをここへお迎えして、苦労と試練の時の力となった→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→基本的な霊的真理の真実性を改めて確認して差し上げる事を、とてもうれしく思います。地上に籍を置く人間にとって、たとえ死後にも生命があるとの知識を手にしている方でも、身近な者が宇宙の別の次元の世界へ連れて行かれた時に平然としている事は→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→容易な事ではありません。死という身体上の別離には悲しみが伴うものであるという事実を軽視するのは、愚かでもありましょう。しかし、それはあくまでも身体上の別離であって霊的には少しも別れてはいない事を認識すべきです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』地上に生をうけた人間にとって死は避けられません。いつかは地上に別れを告げなければならない時が参ります。それは、もはや地上生活がそれ以上その霊に与えるものが無くなり、完全へ向けての進化の不可欠の要素として、次の冒険へ旅立つ用意ができた→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→という事です。その死別という試練に直面した時に自分をどう慰めるかは、各自が考えるべき事です。それが容易でない事は私も理解しております。しかし死は愛によって結ばれた者を引き裂く事はできません。愛は、生命と同じく不滅です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』また愛は、生命と同じく、条件さえ整えば望み通りの事を叶えさせる強烈な威力を秘めております。もとより、心ひそかに声もなく流される涙もある事でしょう。しかし、うなだれてはいけません。霊の力は決して見捨てません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』必ずや援助の手が差しのべられます。悩んではいけません。悩みの念はその援助の通路を塞いでしまいます。あなたはご自分ではそうは思えないかも知れませんが、ある意味でとても幸せな方です。と申しますのは、悲哀のドン底を味わう事によって→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→霊的真理を受け入れる資格を身につけられたからです。そのドン底から這い上がるのは容易ではありませんでしたが、道は間違いなく啓示されました。今あなたは愛する方が身近な存在として実在している事を確信なさっておられます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私はいつも思うのですが、地上の人々、中でも特に霊的知識を手にされた方が背後霊の存在を実感をもって認識して下されば、どんなに有り難い事でしょう。地上の愛する者へ無益な害が及ばないように庇(かば)い、守り、導いている霊の姿を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→一目ご覧になる事ができれば、と思うのです。その影響力の大きさを知る事ができたら、明日の事を思い煩うような事は絶対にしなくなる事でしょう。それで私はここに集まる同志の方にいつも申し上げているのですが、新しい1日の訪れを素晴らしい→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→霊的冒険の到来として喜んで迎える事です。あなたの人生は、手にされた証拠によって一変しました。そこであなたは今、ご自身が有難く思われた同じ思いを人にも体験させてあげようと、いろいろ努力をなさっておいでです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私は実際にそのご様子を拝見して、よく存じております。他人がどう言おうと気になさらぬ事です。全く下らぬ事ばかり言っております。大切なのはあなたの人生をどう生きられるかです。できる限りの最善を尽くして人のために力になってあげる事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ご主人は肉体の束縛から解放されました。晩年にイヤな思いをされたあの痛みと不自由はもう2度と味わう事はありません。これからは今なお“わが家”とされているあなたの住居での生活の中で、ご自分の死後の存続の事実をあなたに実感させてくれる→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→事でしょう。ですから、気を強くお持ちになり堂々と胸を張って、愛する者を失っても霊的知識があればこれだけ立派に生きていけるのだという、1つの手本を示して頂きたいのです。別離といっても身体上の事であり、霊的には別れてはいないのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』愛によって結ばれた者同士を引き裂く力は地上にも霊界にも何一つありません。愛は、生命と同じく、死よりも強いのです。愛は、生命と同じく霊に属するものであり、霊は決して滅びないのです。

やるべき作業は鬼のように地獄のようにあります。止まってなどいられません。強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を一刻も早く死刑にして消滅させなければならないのです(祈)†

とにかく最大前進、僕は1歩も退く気はないのです。アタックのダメージを回復させて明日の作業に集中します(祈)†

山のアタック帰還後、水曜に全ページUPするのはムリ、木曜以降のUPになりそうです。このストーリーに関連してお話したい事もあります。MP3録音もするかも知れません(祈)†

私たち霊団の者は、一種名状しがたい暗闇に包まれている地上各地において、大々的救済活動に従事しております。霊の光がその暗闇を突き破り、人間が全生命の根源―物質的に精神的に霊的に豊かにする→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→崇高な霊力の恩恵にあずかれるようにしてあげなければならないのです。進歩は遅々たるものです。克服しなければならない障害が山ほどあります。が、着実に進展しつつあります。各地に新しい橋頭堡が築かれつつあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊力は既に地上に根づいております。それが、幾百万とも知れぬ人々に恩恵をもたらす事でしょう。私をはじめ、私を補佐してくれる霊団の者、そして地上にあって私たちの道具となってくれるあなた方は、この気高い事業に奉仕する栄誉を担っている訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それ故にこそ我々は、双肩に託された信頼をいかなる形にても汚すことのないように心掛ける責任があると言えます。あなた方は霊力を活用する立場にあります。私も同じです。そして必要とあれば私は、こうして私たちがあなた方のために尽力しているように→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→あなた方が他人のために自分を役立てるための霊力を、さらに余分に引き出す事もできます。これまでに啓示して頂いた知識のおかげで、我々は背後に控える力が地上のいかなる霊力よりも強大であるとの認識によって、常に楽観と希望をもって→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→臨んでおります。敗北意識を抱いたり意気消沈したりする必要はありません。全て神の計画どおりに進行しており、今後もそれは変わりません。人間が邪魔する事はできます。計画の進展を遅らせる事はできます。が、宇宙最高の霊が地球救済のために→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→開始した計画を台無しにしてしまう事はできません。我々が有難く思うべき事は、地上的なものが提供してくれるいかなるものにも優る、物質の領域を超えた、より大きく美しい生命の世界を垣間見る事を可能にしてくれる霊的知識を手にしている事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その世界には、地上に豊かな恩恵をもたらす霊力の道具としての人間を援助し鼓舞し活用する事を唯一の望みとしている、進化せる高級霊が存在する事を我々は、信仰ではなく事実として認識しております。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その霊力は病気を癒し、悲しむ人を慰め、道を失った人を導き、無知を知識に置き換え、暗闇を光明に置き換え、生きる意欲を失った人には元気を与え、真理に渇いた人の心をうるおし、真の自我を見出そうとする人には神の計画に基づいたガイドラインを→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→提供してあげます。援助を求める祈りが聞かれないままで終るという事はありません。人のために何か役立つ事をしたいという願いが何の反応もなしに終る事はありません。霊界においては、自分より恵まれない人のために役立てる用意のある地上の人間を→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→援助せんとして万全の態勢を整えております。ただ単に霊感や啓示を手にする事ができるというだけではありません。霊力という具体的なエネルギーの働きかけによって、受入れる用意のできた魂にふんだんに恩恵がもたらされるのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』その道具として、内部の神性をより多く発揮すべく、進化と発達と開発のために不断の努力を怠らないというのが、我々の絶対的な義務です。生命に死はありません。墓には生命を終わらせる力はありません。愛にも死はありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』なぜなら愛は死を超えたものだからです。この生命と愛こそ、我々が所有しかつ利用する事のできる大霊の絶対的神性の双子(ツイン)です。それを発達させる事によって、我々より恵まれない人々のために、他の資質とともに活用する事ができます。

『シルバーバーチの霊訓⑩』今の地上は大霊すなわち宇宙の神よりも富の神マモンを崇拝する者の方が多くなっております。本来ならば人間生活を豊かにする霊的知識を携えた霊的指導者であるべきはずの宗教家が、まずもって無知なのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊的真理とは何の関係もない、人間が勝手にこしらえた教義や信条やドグマを信じ、それに束縛されているからです。洞察力に富んでいなければならない立場の人みずからが、悲しいかな、一寸先も見えなくなっているのです。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そのために、霊の力を地上に顕現させ、生命と愛とが永遠であるとの証拠を提供し、医者に見放された患者を治してあげる事によって霊力の有難さを味わわせてあげるためには、いろいろとしなければならない事がある訳です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊力の機能はそれ以外にもあります。日常の生活において他の全ての策が尽きたと思えた時の支えとなり、指示を与え、導きます。宇宙機構の中における地上の人生の目的を認識する事によって、各自がその本性を身体的に精神的に霊的に発揮できる道を見出し→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→かくして、たとえ僅かな間とはいえ、この地上での旅によって、これ以後に必ず訪れる次のより大きい生命の世界に備えて、大自然の摂理の意図するままに生きられるように導いていきます。自分はこれからどうなるのだろうかという不安や恐怖を抱く→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→必要はどこにもありません。霊は物質に勝るのです。大霊はいかなる地上の人間よりも強大な存在です。いつかは必ず神の計画通りになるのです。そのためには、あなた方人間の1人ひとりに果たすべき役割があります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』今住んでおられるところを、あなたがそこに存在するという事によって明るく豊かにする事ができるのです。そのための指針はあなたが霊的に受け入れる用意ができた時に授けられます。いったん宇宙の最大の力とのつながりができたからには→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→挫折は有り得ない事をご存じならば、いつも明るく信念と希望に燃えて下さい。あなたを愛する霊たちがいつでも援助に参ります。あなたと地上的な縁によってつながっている霊だけではありません。

『シルバーバーチの霊訓⑩』霊的知識を地上全体に広めるためにあなたを霊的通路として活用せんとしている上層界の霊である場合もあります。私からのメッセージはいつも同じです。くよくよせずに元気をお出しなさい、という事です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』毎朝が好機の訪れです。自己開発のための好機であると同時に、あなた自身ならびに縁によってあなたのもとを訪れる人々の地上での目的が成就される、その手段を提供してくれる好機の訪れでもあります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』【シルバーバーチの祈り】私ども一同は、暗黒と無知と迷信と利己主義と暴力、そのほか地上のガンともいうべき恐ろしい害毒を駆逐する事によって、神の創造活動に我々ならではの役目を果たす事ができますよう祈ります。

『シルバーバーチの霊訓⑩』私どもの仕事は、そうした害毒に代わって、神の子等が内部にその可能性を宿している燦爛たる光輝を発揮させる崇高な知識を授ける事です。これまでに私どもが授かった恩恵への感謝の表明として、私どもは今後ともその崇高な叡智と霊力の通路たるに→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→ふさわしい存在であり続け、恵まれない人々を救い他の人々に救いの手を差しのべ、生き甲斐ある人生の送り方を教える、その影響力の及ぶ範囲を強化し、そしてますます広げていく上で少しでもお役に立ちたいと祈る者です。

『シルバーバーチの霊訓⑩』ここに、常に己れを役立てる事をのみ願うインディアンの祈りを捧げます。

1ページにフラーが3機出てきます、それを描くのが超キビしかったのですが何とか壁を超えました。山のアタック帰還後に4ページまとめてUPできるといいのですが。で、今日の幽体離脱時に霊団は芸能方向の方々に関する映像を、少しですが降らせてきました。が僕的には何とも首を傾げる内容でどうにも紹介できません。「意外な人が加勢、行け行けゴー」とも霊聴に響かせてきました。だといいんですけどねホントに。強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を何が何でも拡散させねばなりません、Twitterアカウント「パート10」ガマンできずに始動してます。とにかくTwitterが1番利用者が多いのです、根性で使い続けるしかありません。
Twitterアカウント「パート7」※凍結回避
twitter.com/gibertei50
Twitterアカウント「パート9」※現在コチラ
twitter.com/cecoboku47
Twitterアカウント「パート10」※リツイート開始
twitter.com/BaynesVal

人間は何のために生まれてくるのだろうか。死んだらどうなるのだろうか。もっと幸せで生き甲斐のある生活を送るにはどうすればよいのか。天地万物の背後には知的な“こころ”が存在するのだろうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』物的宇宙に、そして人間に、何か“計画”というものがあるのだろうか。知性の芽生えとともに、人類はこうした謎を追求し続けてきた。そして今その解答が、かつて同じこの地球で生活し今は一段と次元の高い世界へ進化して行っている人類の先輩霊の1人に→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→よってもたらされつつある。その霊は人間の無知の暗闇を照らす松明(たいまつ)の持ち手としての使命を引き受け、地上で語るための霊媒としてモーリス・バーバネルを選んだ。間もなくそのバーバネルを通して語るメッセージに耳を傾ける小さな→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→グループができた。そしてそのうちの1人で“フリート街の法王”(英国ジャーナリズム界の御意見番)の異名をもつハンネン・スワッハーの名を冠して“ハンネン・スワッハー・ホームサークル”を正式の名称とした。

『シルバーバーチの霊訓⑩』そのメンバーのうちの3人は世襲的にはユダヤ教徒であり、さらに3人はキリスト教徒だった。が、シルバーバーチと名のるその霊は、「我々が忠誠を捧げるのは1つの教義でもなく、1冊の書物でもなく、1個の教会でもなく、生命の大霊とその永遠不変の」→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→「大自然の摂理です」と語るのだった。1人の人間が人類全体の命運を左右する事は現実にあり得る事である。イエスがそうだったし、ヒトラーがそうだった。このモーリス・バーバネルとシルバーバーチという2つの世界にまたがるコンビは、以来、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→数え切れないほどの人々の人生を変え、悲しむ人には慰めを、絶望の淵に沈む人には希望を与え、今や世界の隅々までその愛好者が増えつつある。ところで、そのシルバーバーチとはいったい何者であろうか。

『シルバーバーチの霊訓⑩』それについては、最も身近な存在である霊媒のバーバネルも、1920年に始めて入神させられてシルバーバーチのマウスピースとなった時に何も知らなかった事は、間違いない事実である。そしてそれから61年後に他界するまで、→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→もしかしたら知っていたかも知れないが、ひとことも口にしていない。が、彼はその61年の歳月を支配霊シルバーバーチの語るメッセージを世界中に広める事に献身した。他界する当日まで倦む事なく忠実にその使命を全うし続けた。

『シルバーバーチの霊訓⑩』本書には彼による最後の交霊会の霊言が収録されている。私はこの霊言集を3人の先達に捧げたい。すなわち優れた編集者であり、ジャーナリストであり、作家であり、また実業家としての才も見せた霊媒のモーリス・バーバネル、49年間にわたって→

『シルバーバーチの霊訓⑩』→その地上での良き伴侶であった奥さんのシルビア、そしてサークルのメンバーであり同時に霊言の速記者でもあったフランシス・ムーア女史である。  パム・リーバ

2020年7月13日

まずは先ほど説明しました図をUPさせて頂きます。僕の個人的所感としては強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁をめぐる状況はこの図のようになっているとの思いで表現をしてみましたが、皆さまはいかがお感じになられるでしょうか。そして幽体離脱時の映像なのですが、一応霊団がこの図のUPのアグリーを出したという意味に捉えていますが、こういうものでした。そこは観客がたくさんいるスタジアム、武闘場のような感じの場所です。そこにローブ姿の背の高い男性、イエス様に容姿が似てない事もない感じでしたがよく分かりませんでした、が現れます。

その男性が観客席内の「悪の男性軍」に向かって「お前たちの申し出を受けてやるぞ、さぁ来い」みたいに挑発します。男性軍はそれを受けて武闘場へゾロゾロ集まります。そこでイエス様に似た雰囲気の男性と日本刀で斬り合いを始めるのですが、展開が一方的で、イエス様風の男性は剣の達人で、一刀両断、一撃必殺と言った感じで剣の一振りで竹をスパッと斬り落とす感じで帯剣した男性の腕を一瞬でスパッと骨から切断していきます。ひとり、またひとりと腕なしにさせられていきます。イエス様風の男性は「かかってこい」とさらに男性軍を挑発、それを受けて男性たちがイエス様風の男性の身体に剣を突き刺していくのですが、以前から何度もお話させて頂いていますように霊体は一切傷つく事はありません。イエス様風の男性も3ヶ所くらい胴体を刺されるのですが全く平気の様子で、さらに他の男性の腕もスゴイスピードの刀さばきでスパスパ斬り落として腕なしにさせていく、という感じの映像を拝したのでした。

えー、まずこのローブの男性がイエス様だったのか(これも以前から何度も説明させて頂いていますようにイエス様ご本人ではもちろんありませんよ。霊団メンバーがイエス様のお姿をまとって演技しているという意味です)容姿は似た感じでしたが確認はできませんでしたね。とは言え拝させて頂いたストーリーから推察するにやはりイエス様からの「悪の軍団を一刀両断」というメッセージであると考えていいのではないでしょうか。いわゆる両刃のソードSwordではなく片刃の日本刀Katanaだったというところも僕の使命遂行の闘いを表していたのではないでしょうか。霊団、イエス様のお姿を利用してメセを降らせるという事ならそれは重要メセという事になるはず、もっと分かるようにハッキリした容姿で降らせてきなさいよ。僕が確認できなかったらメセとしての効力が半減しちゃうでしょ。なぜそういうところをちゃんとやらないのか、本当に首を傾げてしまうのです。まぁとにかく今回UPした図が、視点外しを繰り返す強姦殺人ほう助の人間たちではなく善良な一般の皆さまに共感して頂けると信じたいのですが、さぁどうなんでしょう(祈)†

1ページ目に大変な絵があります、これを何とか描き切りましょう。あまり時間をかけず使命遂行のスピードを遅らせないようにせねばなりません。そして、えー霊団から文句を言われそうですが…僕らしからぬパワポで作ったプレゼンデータのような絵を描いてみました。とは言えこの図は以前から僕の頭の中にあったもので、その気になればいつでも描けるものでした。既に完成中ですがUPはチョト待ってみましょうか。霊団が何も言ってこなかったらにしましょうか。んー僕の性格上、UPしちゃうかも知れません。僕にできるスキル、アイデアの限りを尽くして強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の死刑を1日でも早く実現させねばならないとの思いで変化球で描いた図となります(祈)†

1919年3月28日 金曜日  この段階で吾々は既に、それぞれの天界の住処にふさわしい本来の身体的条件を回復しておりました。それ故、吾々は実際は地球を中心としてそれを取囲むように位置しているのですが、地球の姿は既に吾々の目には→

『ベールの彼方の生活④』→映じませんでした。勿論この事は私自身の境涯に視点を置いて述べたまでで、私より地球に接近した界層の者の事は知りません。多分彼らにはそれらしきものは見えた事でしょう。これから述べる事は私自身の視力で見た限りの事です。私はその巨大な虚空の内部を凝視しました。

『ベールの彼方の生活④』全てが空(くう)です。その虚空が、それを取り巻くように存在する光輝によって明るく照らし出されているにもかかわらず、その内部の奥底に近づくにつれて次第に暗さが増していきます。そしてその中心部になるとまさに暗黒です。そう見ているうちに、その暗黒の虚空の→

『ベールの彼方の生活④』→中心部から嘆き悲しむ声に似た音が聞こえてきました。それが空間的な“場”を形成している吾々の方角へ近づくにつれて“うねり”を増し四方へ広がっていきます。が、その音が大きくなってくるといつしか新しい要素が加わり、さらにまた別の要素が加わり、→

『ベールの彼方の生活④』→次々と要素を増していって、ついに数々の音階からなる和音(コード)となりました。初めのうちは不協和音でしたが吾々に近づくにつれて次第に整い、ついには虚空の全域に1つに調和した太く低い音が響き渡りました。そうなった時はもはや嘆き悲しむ響きではなく、→

『ベールの彼方の生活④』→雄々しいダイヤペーソンとなっておりました。それがしばらく続きました。すると今度はそれに軽い音色が加わって全体がそれまでのバス(男性の最低音)からテノール(男性の最高音)へと変りました。変化はなおも続き、ついに吾々が取り囲む内部の空間が得も言われぬ→

『ベールの彼方の生活④』→色合いを見せる光輝に照らし出されました。そしてその中央部、すなわち吾々の誰からも遠く離れた位置で“顕現”が始まっている事が分りました。それは次のようなものでした。まず地球が水晶球となって出現し、その上に1人の少年が立っています。

『ベールの彼方の生活④』やがてその横に少女が現れ、互いに手を取り合いました。そしてその優しいあどけない顔を上方へ向け、じっと見つめているうちに2人ともいつしか青年に変身し、一方、立っている地球が膨れ出して、かなりの大きさになりました。

『ベールの彼方の生活④』するとその1ばん上部に曲線上に天蓋のついた玉座が出現し、女性の方が男性の手を引いて上がり段のところへ案内し、そこで女性が跪くと男性だけが上がり段をのぼって玉座の中へ入りました。そこへ大勢の従臣が近づいて玉座の周りに立ち、青年に王冠と剣(つるぎ)を進呈し→

『ベールの彼方の生活④』→豊かな刺繍を施した深紅のマントを両肩にお掛けしました。それを合図に合唱隊が次のような主旨の祝福の歌を歌い上げました。 →あなたは地球の全生命の“主宰者”として、霊の世界よりお出ましになられました。あなたは形態の世界である外的宇宙の中へ踏み込まれ、→

『ベールの彼方の生活④』→あたりを見回されました。そして両足でしっかりと踏みしめられて、地球がどこかしら不安定なところを有しながらも、よき天体であるとお感じになられました。それから勇を鼓して一方の足を踏み出し、さらにもう一方の足を踏み出され、かくして地球を征服なさいました。

『ベールの彼方の生活④』そこで再び周囲を見渡されて、あなたのものとなったものを点検なさいました。それに機嫌をよくされたあなたはその中で最も麗しいものに愛をささやかれました。そのとき万物の“父”があなたのために宝庫よりお出しになられた全至宝の中でも、あなたにとっては→

『ベールの彼方の生活④』→女性が最愛の宝物となりました。征服者としての権限により主宰者となられたあなたへの祝福として詠唱した以上の事は、その通りでございましょうか。  青年は剣を膝の上に斜めに置いてこう答えました。 →地上での数々の闘いに明け暮れた私をご覧になってきた→

『ベールの彼方の生活④』→そなたたちが歌われた通りである。正しくご覧になり、それを正しく語られた。さすがに吾等の共通の“主”の家臣である。さて私は所期の目的を果たし、それが正当であった事を宣言した。武勇において地上で私の右に出る者はおりませぬ。地球は私が譲り受ける。

『ベールの彼方の生活④』私みずからその正当性を主張し、今それを立証したところである。しかし私にはまだ心にひっかかるものがある。これまでの荒々しい征服が終了した今、私は次の目標をいずこへ求めればよいのであろう。永きにわたって不穏であった地球もどうにか平穏を取り戻した。

『ベールの彼方の生活④』が、まだ真の平和とは言えぬ。地球は平穏な状態にうんざりし、明日の平和を求める今日の争いにこれきり永遠に別れを告げて、真の平和を求めている。そこで、これまで私を補佐してこられたそなたたち天使の諸君にお願いしたい。幾度も耳打ちしてくれた助言を無視して→

『ベールの彼方の生活④』→私がこれまでとかく闘いへの道を選んできて、さぞ不快に思われた事であろう。それは私も心を痛めた事であった。しかし今や私も高価な犠牲を払って叡智を獲得した。代償が大きかっただけ、それだけ身に沁みている。そこで、これより私はいかなる道を選ぶべきか、→

『ベールの彼方の生活④』→そなたたちの助言を頂きたい。私もこれまでの私とは違う。助言を聞き入れる耳ができている。今や闘いも終り、この玉座へ向けて昇り続けたその荒々しさに、われながら嫌気がさしているところである。  そう言い終ると従臣たちが玉座の上がり段を境にして両脇に分れて→

『ベールの彼方の生活④』→立ち並び、その中間に通路ができました。するとその中央にさきの女性が青の縁どりのある銀のローブで身を包んで現れました。清楚に両手を前で組み、柔和さをたたえた姿で立っておられます。が、その眼差しは玉座より見下ろしている若き王の顔へ一直線に向けられています。

『ベールの彼方の生活④』やがて彼はおもむろに膝の上の剣を取り上げ、王冠を自分の頭から下ろして階段をおり、その女性のそばに立たれました。そして女性が差し出した両腕にその剣を置き、冠を頭上に置きました。それから一礼して女性の眉に口づけをしてから、こう告げました。 →

『ベールの彼方の生活④』そなたと私とで手を取り合って歩んで来た長い旅において私は、数々の危機に際してそなたの保護者となり力となってきました。嵐に際しては私のマントでそなたを包んであげました。急流を渡るに際しては身を挺して流れをさえぎってあげました。

『ベールの彼方の生活④』が、行く手を阻む危険もなくなり、嵐も洪水も鎮まり、夏のそよ風の如き音楽と化しました。そして今、そなたは無事ここに私と共にあります。しかし、この機をもって私は剣をそなたに譲ります。その剣をもってその王冠を守ってきました。

『ベールの彼方の生活④』ここにおいてその両者を揃えてそなたに譲ります。もはや私が所有しておくべき時代ではなくなりました。どうかお受け取り頂きたい。これは私のこれまでの業績を記念する卑しからぬ品であり、あくまで私のものではありますが、それが象徴する全てのものと共に、→

『ベールの彼方の生活④』→そなたにお預け致します。どうかこれ以後もそなたの優しさを失う事なく、私が愛をもって授けるこの2つの品を愛をもって受け取って頂きたい。それが私より贈る事のできる唯一のもの―地球とその2つの品のみです。  青年がそう言い終ると女性は剣を胸に抱き抱え、→

『ベールの彼方の生活④』→右手を差しのべて彼の手を取り、玉座へ向かって階段を上がり玉座の前に並んでお立ちになりました。そこでわずかな間を置いたあと彼は気を利かして1歩わきへ寄り、女性に向かって一礼しました。すると女性はためらいもなく玉座に腰を下ろされました。

『ベールの彼方の生活④』彼の方は脇に立ったまま、これでよしといった表情で女性の方を見つめておりました。ところが不思議な事に、私が改めて女性の方へ目をやると、左胸に抱えていた剣はもはや剣ではなく、虹の色をした宝石で飾られたヤシの葉と化しておりました。王冠も変化しており、→

『ベールの彼方の生活④』→黄金と鉄の重い輪が今はヒナギクの花輪となって、星の如く輝く青と緑と白と濃い黄色の宝石で飾られた美しい茶色の髪の上に置かれていました。その種の黄色は地上には見当たりません。若き王も変っておりました。お顔には穏かさが加わり、→

『ベールの彼方の生活④』→お姿全体に落着きが加わっておりました。そして身につけておられるローブは旅行用でもなく戦争用でもなく、ゆったりとして長く垂れ下がり、うっすらとした黄金色に輝き、その“ひだ”に赤色が隠されておりました。そこで青年が女性に向かってこう言いました。 →

『ベールの彼方の生活④』私からの贈りものを受取ってくれた事に礼を申します。では、これより先、“私とそなた”ではなく、“そなたと私”となるべき時代の辿るべき道をお示し願いたい。  これに答えて女性が言いました。 →それはなりませぬ。私とあなたさまの間柄は、あなたさまと私との間柄と→

『ベールの彼方の生活④』同じだからでございます。→これより先も幾久しく2人ともども歩みましょう。ただ、辿るべき道は私が決めましょう。然るべき道を私が用意します。しかし、その道を先頭きって歩まれるのは、これからもあなたさまでございます。  アーネル†