『シルバーバーチの霊訓⑪』
それは若者が見せているような破壊的エネルギーがたまたまその方向へ切替えられているにすぎないという考えは、大変な見当違いです。全体としての調和という事を考えないといけません。他の存在への慈善の心を発揮するには貧乏人の存在が必要だという意見がありますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―そういうものではありません。仁愛の心があってはじめて慈善が施せるのです。哀れな人の姿を見ないと慈悲の心が生まれないというものではありません。若者がその持てる強烈なエネルギーを社会のために活用する分野はたくさんあります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
不幸な事に正しい指導を受けていない若者が多すぎるのです。が正しい指導を受けた場合、そして又、霊的な動機づけから行動した場合は、大人が心を洗われる思いをさせられるような事をやってのけます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
若者が若者としてのベストを見せた時は、敬服に値するものを発揮します。道を誤ると手の施しようのないほど惨めな事になります。皆さんは暴力やテロ行為が生出す陰惨さに巻き込まれないようにしないといけません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
超然とした態度、俗世にあって俗世に染まらない生き方を心掛け、自分の霊的本性、神から授かった潜在的可能性を自覚して、せめて皆さんだけでも小さいながらも霊の灯台となって、導きの光を放ってあげてください。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【戦争はどう理解したらよいのでしょうか―】無限なる叡智と愛を具えた大霊は地球人類を創造するとともに、ある範囲内での自由意志を授けられました。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
同時に大霊は、人間が個的存在としていかに生きるべきかについての誤りない指標としての神性が開発されるように、人類全体の霊と精神と身体とに配剤なさっております。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
大霊は人間をただの操り人形―選択する自由も力も持たない、機械仕掛けのような存在にする事もできたのです。が大霊は自由意志を与えてくださいました。しかし自由意志があるという事は、同時に自分の行為への責任もあるという事になります。
シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑪』
あなたは“善い事”をしてもいいし“悪い事”をしてもいいのです。善と悪とは一つのコインの表と裏のようなものです。愛と憎しみ、光と闇、嵐と静けさもそうです。これを両極性といいます。そのどちらを選ぶかにあなたの選択権があるという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そこで戦争の事ですが、あなたはその動機に立ち帰ってこう自問するのです―“なぜ戦争をしなくてはならないのか”“両者が共通して求めているものは一体何なのか”“それは互いに相手を支配する事なのか”
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そうした問いにあなた自身が考えて答えを出さないといけません。所詮はあなた方の世界です。パラダイスとするも地獄とするもあなた方人間次第です。どちらかを選ぶ自由と、どちらにもできる手段を具えているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【私個人にはできません。一人の人間ではどうしようもありません―】“個”が集まって地上人類全体ができあがっているのです。一人でも多くの“個”が貪欲と強欲と残虐と横暴を止めれば、その数だけ平和に貢献するのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
あなたはあなたの生活、あなたの行為、あなたの言葉、あなたの思念に責任を負うのです。他人のした事で償いをさせられたり報酬を受ける事はありません。それが摂理なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
平和を求めて祈り、霊界の高級霊の道具として協力しようとなさる努力は必ず報われます。人間の協力を得てはじめて霊力を地上へ届け、戦争や暴力行為、その他、地上の文明を混乱させ存在を脅かすもの全てに終止符を打たせる事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
しかし、これより先もまだまだ地上から戦火の消える事はないでしょう。なぜなら人類全体が一つの巨大な霊的家族であるという、この単純な真理が未だに理解されていないからです。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
肉体は撃ち殺せても霊は死なないのです。この事実が世界各国の国政をあずかる人たちによって理解され、その関連分野を通じて実行に移されるようにならない限り、戦争の勃発は避けられないでしょう。
皆さん、本を読みましょう。知識を得ましょう。無知の暗闇を突き破りましょう。僕たちは大切な事を悟るために地上という修行場に降下して来ているのです。霊界こそ僕たちの本来の住処であり、地上は霊界の光によってできた影にすぎません。どうか、どうか皆さんにも霊的知識を得て頂きたいのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑪』
人間が人間に対して行う非人間的行為に対して私たちは何の責任もありません。これは因果律の働きが片付ける問題です。もちろん人類にとって“より良き時代”は到来します。ぜひともそうあらねばなりません。―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―が、失望のドン底から一気に幸福の絶頂へと一夜のうちに転換するような訳にはまいりません。一歩一歩の段階的過程を経るほかありません。霊的真理を理解する人が増えるにつれて、その知識に則った生き方をする人が増え、―
『シルバーバーチの霊訓⑪』
―その人たちの生活が依存している各種の制度も、霊と精神と身体がその幸福と成長と成熟にとって必要な体験が得られるように改善されていく事でしょう。あなた方がスピリチュアリズムと呼んでおられる霊的思想が一八四八年に勃興したのもそこに目的があります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
それはかつてのように突発的ですぐに立ち消えになるようなものではなく、総合的な計画のもとに行われて、すでに霊力は完全に地上に根づいております。これからもその前哨基地は拡張し続け、ますます多くの人間がその恩恵に浴する事になるでしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
“黄金時代、地上天国”はいつかは成就されます。それまでにどれほどの時が掛るかは私の口からは敢えて予言しないでおきましょう。ただ物的進化が絶え間なくその目的を果たしつつあるようにそれと併行して霊的進化もそれなりの役割を果たしつつある事を申上げておきます。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
【人間はどの程度まで殺す事が許されているのでしょうか―】“許されている”という言い方は感心しません。確かに人類には自由意志が与えられておりますが、それは条件付であり制約があり、やりたい事は何をやってもよいという意味での無制約の自由ではりません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
そもそも自由意志の授与は、人間が大自然の創造の過程に参加し、大自然の摂理と調和して生き、健康と理解と悟りを得て天命を全うするための神の計画の一環なのです。そうでなかったら進化も発展もありません。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
自由意志がなかったら皆さんは成長と進化のチャンスのない、ただの操り人形となってしまいます。せいぜいロボットのような行動しかできません。自由意志があるという事は、その行使の仕方に責任を持たねばならないという事になります。
『シルバーバーチの霊訓⑪』
殺すという行為は、たとえやむを得ない事情はあるにしても、いけない事である事は明らかです。生命を与える力はないのですから、奪う権利もないはずです。が、酌量すべき情状というものがある事も事実です。
【過去コメ】僕は自分に出来る限りタネを蒔きまくってます。絵をガマンして。僕にできるのはここまで、あとは皆さんの自己責任、タネを受取るも受取らないも、霊的知識に目が開くも開かないも、全て個人の自由意志です。一人でも多くの方に僕のタネをキッカケに大切な事に気づいてもらえたらうれしいです(祈)