「ホワイトイーグル霊言集」より→「人は死んでからでなければ霊の世界へ自由に行けないとか霊界居住者の生活を知り得ないとか決してそうではないのです。特に近親者や愛する者を亡くした人達に申したいのですが、死者達は皆さんが生前知っていたままの彼らで、個性は少しも変わっていません」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「変わらないだけでなく彼等は更に幸福そうです。それは地上の心配、悩み事、患いから解放されているからです。皆さんが魂の中で彼等と結ばれており身近にいる事を信じ且つ知ってさえいれば、彼等の喜びは一層増します」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「老婆心から申せば貴方が苦しむのはみんな貴方が招いた事です。身内を失って嘆いているのにそんな馬鹿な、と思われるでしょう。勿論、身内を亡くしたのは貴方のせいではありません。問題は貴方の苦しみ、貴方の心のもち方です」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「死者を、死者と決して考えないように。素敵な地で以前にも増して豊かに生きていると考えなさい。ウツラウツラしているなどと思わないように。怠惰に彼等は生き甲斐を感じません。心の赴く所、彼等は活動し活動に心の充足を求めています」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「賢者は死者を嘆かず、生者についても悲しみません。叡智と愛の神は全ての被造物に心を配り救いを与えるものである事を彼等がよく承知しているからです。打ちひしがれた心に何と語ればよろしいやら、神の愛と、神の美と、神の無辺の平和を判って貰う為には」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「幼児や嬰児は死ぬとその後どうなるのだろうか。先ずもって心にとめて貰いたい事は、その子の死とは単に身体上の事だけという事です。他界に際し死の天使が傍に付き添います。そして魂を眠らせ優しくいたわりつつ地上から離します」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「子供は他界で目を覚まします。傍には聖母霊が付き添っています。子供はその優しい雰囲気に包まれいささかの怖れも感じません。前もってその子の気質に応じた準備がなされ、しばしば祖母のような身内が連れて来られ、その子の好きな玩具の複製が与えられます」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「子供の方では地上で何かを失ったような痛みは何も感じないでしょう。と言うのは彼等は霊界をほんのしばらく留守にして今戻ってきた、そんな感じだからです。彼等にとり死とはまだ記憶も新たな愛する処への帰来なのです」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「彼等は楽しく学びながら次第に他界について知るようになります。また他界にたくさんいる妖精と友達になります。勿論、地上から他界に移って来る子供達ともみんな友人となります」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「なお、子供達は両親とも依然として親密な関係にあるのです。両親の睡眠中にしばしば両親と会っています。両親の方では目覚めると夢を忘れてしまい、一向に子供と逢った田園の、あるいは海辺や湖畔の、その家を思い出せないのです」
「ホワイトイーグル霊言集」より→「他界には動物達もいます動物も死後生存するのです。彼等は思いのまま動物生活の喜びを満喫します。その生活は生前と全く同じものですが、あらゆる点でずっと美しく良いものになっています。彼等は飼い主の事をよく覚えていて、その到来を待ち受けています」
「レッドマンのこころ」より→「ホワイトマンの文化は本質的には物質的である。成功の尺度は「どれだけ財産を手にしたか」である。レッドマンの文化は基本的には霊的であり、成功の尺度は「どれだけ仲間に対して役立つ事をしてあげたか」である」
「レッドマンのこころ」より→「最近になって北米インディアンに関して明らかになってきた驚くべき事実がある。彼らの生活が古代イスラエル人の祭政一致の生活に匹敵するほど宗教的色彩を帯びていたという事である」
「レッドマンのこころ」より→「司祭もいなければ偶像もなく生贄の儀式もなく“大霊”という目に見えざる大自然の支配力を崇拝し信仰の中にそれを拝する。大霊はその名の通り大いなる霊であり、小さな霊である我々創造物にも同質の霊性を賦与してくれており両者の間に交霊が可能であるという」
「レッドマンのこころ」より→「彼らの正直さには一点の曇りもない。動機の純粋性と宗教上のしきたりの尊守は驚くほど徹底している。彼らは「未開の集団」どころか「聖人の国家」と呼ぶにふさわしい」
「レッドマンのこころ」より→「断言しますが、インディアンのこころに秘められた人間的な優しさ、キリスト教精神と相通じるものは他のどこにも見かけた事がありません。貧しい者、病弱の者、年老いた人、未亡人、孤児を最優先して面倒を見ます」
「レッドマンのこころ」より→「キャンプを移動する際もみんなで未亡人のロッジを真っ先にたたんで新しい土地に立ててあげました。狩りをした時も獲物の肉を一番必要としている人から順に大き目の分け前をあげていました。私も仲間の一人として同等の扱いを受けました」
「レッドマンのこころ」より→「これまで私は多くのクリスチャンと会ってきましたが、そのスー族のインディアンほどキリスト教精神の真髄に近いものを見せていた人種は見当たりませんでした」
「レッドマンのこころ」より→「北米インディアンには偶像崇拝者はいない。直接“大霊”に訴えるのであって仲介者としての人間もシンボルも持ち合わせない」
「レッドマンのこころ」より→「信仰に関して他人は余計な干渉をしてはならない。各自に神の概念があるのであり、お互いがお互いの信仰を尊敬し合わねばならない。自分の信仰を他人に押しつけてはならない」
「レッドマンのこころ」より→「いつの頃からかは知らないがインディアンにはホワイトマンが侵入するはるか以前から宇宙の創造主に関する高度な知識があり、霊性と愛と真理を基調とした信仰を持っていた事は疑いようのない事実である」
「レッドマンのこころ」より→「四つの教訓(1)唯一絶対の大霊が存在する。万物の創造者であり支配者である。我々はその分霊としての存在を有する」
「レッドマンのこころ」より→「永遠の存在であり、形体を持たず、全知にして全能あり、言語で描写する事のできない存在である。あらゆるものが大霊の中に存在し、大霊を通して活動する。我々の崇拝心と忠誠心はその大霊に向けなければならない」
「レッドマンのこころ」より→「恵みは全て大霊より下される。ゆえに敬虔なる気持で大霊を志向しなければならない。大霊の恩恵に浴するためには祈りと犠牲と思いやりのある生活を重ねる事が必要である。大霊についての知識を得るためには鍛錬と断食と寝ずの行を重ねる事が必要である」
「レッドマンのこころ」より→「その悟りとともに導きが得られる。大霊は本質的には非人格的存在である。それが動物や小鳥・雲・雨・山河・人間あるいは動物に宿り、個性を持って顕現しているのが現実である。大霊のもとに無数の個霊が控えている」
「レッドマンのこころ」より→「四つの教訓(2)地上に誕生した人間が第一に心がけねばならない事は、人間として円満な資質を身につける事である。それは人間を構成する器官とエネルギーを正常に発達させそれを正しい手段で満足させる事によって達せられる」
「レッドマンのこころ」より→「四つの教訓(3)成人としての高度な資質を身につけたらその資質を部族のために捧げないといけない。何よりもまず自分の家族の大黒柱となり、勇気ある保護者となり、親切で頼りがいある隣人となり、家族とキャンプ及び部族全体を外敵から守らねばならない」
「レッドマンのこころ」より→「四つの教訓(4)人間の魂は永遠に不滅である。いつこの世にやってきて去ったあといずこへ行くかは誰にも分からない。しかしいよいよ死期が訪れたら、これから次の生活の場へ進んでいくのだという事を知っておくべきである」
「レッドマンのこころ」より→「その世界にどういう事が待ち受けているかは確かめる事は出来ない。が、恐怖心を抱いたり、おののいたり、やり残した事や為すべきでなかった事を後悔したり泣いたりしてはいけない」
「レッドマンのこころ」より→「与えられた限りの才能と制約の中で最善を尽くしたいという自覚、そしてその死後の世界での境遇は地上での所業によって決まるという認識を持って腹を決める事である。死の歌を高らかに口ずさみながら勝利の凱旋をする英雄のごとくに死に赴くがよい」