甘いかなぁ、やっぱり山のアタック帰還後のUPになるかも知れませんが、どのみち間もなくアナログ絵355「フラー25カラーリング」としてUPできそうです。完全にトラウマになってます。
霊団が少しインスピレーション降らせてきていますがお話はあと。わずかな時間もムダにせず色を塗り続ける。作業続行中(祈)†
「皇族は強姦殺人魔」山を愛する霊覚者・たきざわ彰人です(祈)†
皇族などと自称する明仁、文仁、徳仁、悠仁は「処刑遊び」と称して奴隷の女の子を四肢切断、強姦殺人しまくっています。死刑にしましょう(祈)†
甘いかなぁ、やっぱり山のアタック帰還後のUPになるかも知れませんが、どのみち間もなくアナログ絵355「フラー25カラーリング」としてUPできそうです。完全にトラウマになってます。
霊団が少しインスピレーション降らせてきていますがお話はあと。わずかな時間もムダにせず色を塗り続ける。作業続行中(祈)†
長い、ツライ、恐ろしい「フラー地獄」だ。1機描き上げるのに一体どれだけ時間とパワーを要すればいいんだ。とてつもない作業負荷。実はAffinityPhotoファイルサイズも記録的に膨れ上がっています。シルキー(PC)の動きもややモッサリ。シルキーでこれなんだからノートでは作業できないに決まっています。
「ベールの彼方の生活 2巻」テキスト見直し完了中、止まらず3巻の見直しに入ってます。復刊できる見込みが全くありませんが、帰幽1秒前まで信じて作業続行しましょう。そして霊団に「出版社設立」を強く言われている関係でさらに調べ考えましたが、現状の僕が出版社を立ち上げると「三重苦」になる事が分かりました。その詳細はチョトお話できませんが、出版社設立の可能性は極めて低くなります。本書くとしてもどうやって出そうかな。
さぁちょうちょちゃんを塗れ、止まるな、たきざわ彰人。帰幽ならそれでいいじゃないか、帰幽に向かって一直線に作業中(祈)†
■2023年6月8日UP■母マリアでさえ、義姉から多くのことを知らされているのに、イエスのことを疑うようになった。彼女はトマスが彼を非難しているのを聞いていた。兄は偽善者だと。彼はもっともらしいことを言っているが、独善的であり徒らに時間を無駄にしているといって非難した。
そこにナザレの律法学者がヨセフのところにやってきた。「イエスからは目を離すんじゃないよ。あの子は安息日を守らずに風来坊の異邦人と附き合っていたんだからな。
やつらは札付きのごろつきどもで、捕まえようとしても仲々つかまらないそうだ。イエスは従兄弟のヤコブやヨセフまでもまきこんでいるようだ。だからマリヤ・クローパスにもこのことを教えてやったほうがいいと思うがね」
これを聞いた単純なヨセフは、血が頭にのぼった。しかし厳しく叱れば今度こそはイエスは家出して、羊飼いになりさがってしまうだろうと考えた。それから数日たってから、トマスが父の処に入ってきて早口で喋りまくった。
「ねえ、お父さん、イエスはまた安息日を破ったんだぜ。まずいことに今度はみんなに知れちまったんだ。もうはずかしくってたまったもんじゃないよ。会堂に来ていた連中がみんなおれたちのことを軽蔑し、おれたちの信用はこれでがた落ちだぜ」
トマスが喋っているところにイエスが部屋に入ってきた。ヨセフはトマスに部屋を出るように促してから、静かに話しだした。「トマスが言うには、又お前は安息日の掟を破ったそうだね」イエスは答えて言った。
「熱にうなされていた1人暮らしの老婆がいてね、どうしても見のがせなかったんです。僕がそばで見守っているうちに段々と熱がさがってきたのですが、今度は反対に体温がさがって冷えてくるんです。
このままだと死んでしまいますから、小枝を拾い集めてきて火をもやし暖めてあげたんです。それでこの老婆は生命をとりとめたのです。僕が薬草を煮出して飲ませたら手足の痛みもひいたのです。僕のやったことは悪魔の業でしょうか?神様に対して罪を犯すことになるのでしょうか?」
「安息日には、住まいの中で火をもしてはならんと記されているではないか!それなのにお前はその掟を破ったのだ。大罪を犯したとは言わぬが、安息日のを破ったと言ってるんだ」「安息日の掟は、人のためにつくられたものです。人は安息日の掟のためにつくられたのではありません!!」
イエスはそれ以上のことは何も言わなかった。突風が木々をゆさぶるような激しい怒りがこみあげてきて、イエスの体をわなわなと震わせるのであった。部屋の外でこれを盗み聞きしていたトマスが部屋に入ってきた。父がとめるのを無視して、興奮しながら早口で言った。
「この恥知らずめ!お前のお陰で家中が滅茶苦茶にされちまったんだ。お前のいやらしい台詞は誰かさんの受け売りにきまってるわい。あの小汚い乞食や札付きのごろつきと付き合ってるからこうなるんだ。
おれたちは町の人から仕事をもらってメシの種にありついているんだ。みんなお前のことを知ったら、おれたちはメシの食い上げだ、その上このナザレからたたき出されちまうさ」
トマスが息急切ってここまで怒鳴りちらすと、まるで犬同士がキャンキャン吠えるような勢いで、ヤコブが怒鳴り始めた。「あんたは3週間も安息日をさぼって、山に行き、会堂に行かなかったんだよ!」すかさずイエスは言った。
「神様は、山の頂上と会堂と、どちらに近くおられると思うのか?はっきり言っておくが、僕はいつも山の高い処におられることを体験しているんだ。会堂にはいつもおられるとは限らないんだ。神様はね、日の出の静けさの中におられるんだよ。
聖霊は野の百合のような静けさの中に注がれ、銀色に輝く湖の上を渡ってこられ、ギルボアの連山からも、カルメル山の白雪からも、ガリラヤの谷からも、高い青空からもやってこられるんだ。神様は、夜明けと共に、静かな所で深い交わりを与えて下さるんだ。神様と全くひとつになるときは、人から離れていなければできないんだよ」
ヤコブとトマスは、同時に口を開こうとしたので父ヨセフは手で彼らを黙らせ、2人の弟の訴えを取り上げるつもりで言った。「イエスや、私は、お前が家をほったらかしてどこへ行こうが、かまいやしない。大目に見てきたつもりだが、かえってそれがよくなかったようだ。
結局、弟たちを困らせる結果になってしまったのだ。お前は病気の老婆を救うために小枝を拾い集め、安息日を破ったと言うが、どうして安息日以外の週日にそれをやらなかったのかい。こないだなんか、弟たちが一生懸命働いていたのに、2日間も朝から山を歩きまわっていたそうではないか。一体それはどういうわけなんだ」
「僕の仕事は一応義務を果しているつもりです。ノコの目立てをしたりして」しかしヨセフはイエスの言い分には耳をかさず、イエスがどんなに怠け者であるかを責めたて、弟たちの精勤ぶりを褒めるのであった。しかし火を吐くような熱弁をふるうイエスの前では、やかましいトマスでさえ自分の言いたいことを喋ることができなくなってしまった。
イエスは続けて語り続けた。トマスに言った。「直ぐにくさってしまう此の世の糧のために日々労する者は、永遠の生命を保証する“天の糧”を失ってしまうんだよ!お前はこの町で、腹を満たす食物を得ようとしているが、僕はあの山の上で、神様からの食物を得ようとしているんだ。
トマスよ、よくききなさい!僕はお前の心の中に記されている筋書きがちゃんとわかっているんだ。お前は1日の稼ぎでは満足できず、1枚1枚銀貨を貯わえ、将来職人の頭になって、エルサレムで旗揚げようと計画をしているようだ。
そう、ヤコブもだ。お前は、それこそ見当ちがいな慾のために働いているようだ。お前もトマスと同じようにこつこつと小金を貯めてエルサレムに行き、神殿の中に住みついて長い祈りをささげ、沢山の献金をしたいと計画しているようだ。お前は、ヘブル語を暗承しただけで、ちっとも聖書の内容を理解していないのだ。
祈りだって同じだ。成文祈橋(他人が作った祈りを文章にしてあるもの)を暗記してただ機械的にとなえているだけで、ちっとも心の底から祈ってやしないんだ。神殿という聖なる所に行かなければ至高なる神様に近づくことができないのかい?
神様を神殿の中に閉じ込められるとでも思っているのかい?山の上には来られないというのかい?ガリラヤの野辺ではたやすくお逢いできないというのかい?湖畔もかい?“平和”と“静けさ”があれば、どこにでも、神様に通じる道があるんだよ」
ヤコブはがっくりと頭をたれ、恥ずかしくて身がちぢむ思いがした。イエスが自分の心をすべて読んでいたからである。しかしトマスはピンとこなかった。自分の欲にとらわれていたからである。それでなおもイエスの悪口を言いだした。
「お前はなまけ者だ、ただ自分の楽しみだけを追っかけまわしているだけじゃないか」イエスは悲しそうに弟を眺めながら言った。「同じ母の胎から生まれ、しかも1歳しかちがわないトマスよ、なぜ同じ幻を見ることができないんだ。情けないことだ。僕に逆らってどんな得があるんだ。僕に答えてごらん、理性は肉体より勝っているんではないのか?生命は労働よりも価値があるのではないのか」
トマスはうす笑いをしながら言った。「そんな愚にもつかぬ謎に答えられるかよ、馬鹿馬鹿しい。おれはお前みたいなへそまがりな生き方は真っ平ごめんだぜ。父さんがおれをとるか、お前をとるか父さんに選んでもらおうじゃないか。もうお前となんか同じ屋根の下で仕事をやるもんか」
トマスはこんな捨てぜりふを残して戸口に立ち、サンダルのほこりをはたき落として家から出て行った。彼はナザレの律法学者のところへ向かったのである。
■2021年12月31日UP■
■2022年4月6日UP■
■2022年4月20日UP■詳細は長文ブログのタイミングで書く事になると思いますが、霊団が出版社を立ち上げろ、自分で自分の本を書け、と言ってくる理由が分かった気がします。
これまでブログで同様の事を何度となく書いてきた記憶がありますが、僕に会った事もない、僕と話をした事もない、僕の普段の生活態度も見た事のない、僕の幼少期も知らない、つまり僕と何の関係もない全くの赤の他人が「たきざわ彰人はこうこうこういうふざけた人間だ」と、僕という人間を全て知っているかのような口ぶりで1から100まで全てインチキの書籍を書く。
それが複数出回り、僕という人間がまるっきり別人格に書き換えられ、さらに「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を国民の脳内から消すための「視点外し」が永年にわたって延々とおこなわれ、気付いた時には僕が悪者にされていて明仁、文仁、徳仁、悠仁がまるで被害者のように報道されている(今霊団が軽くピィィィンと波長を降らせてきました、そうだという事です)つまり「国民の再洗脳」が徹底的におこなわれるという事のようなのです。過去このようなブログも書いていますが↓
■2021年6月23日UP■時間がありませんのでここで説明しきれません、一旦切りますが、もし日本国民の皆さまがいともあっさり再洗脳にコロッとやられてしまうとしたら、霊団も以前言っていましたように「バ〇国民」という事になってしまうと思います。皆さま、そういう情けない事でいいのでしょうか。よくありませんね。
正しい情報は自分で動いて獲得するものです。メディアから一方的強制的に流されてくる情報をコロッと鵜呑みにしてしまう旧式の生活スタイルを改めないといけないところに来ているという事を強く呼びかけたい気持ちですが、どれだけシャウトし続けても一向に伝わらないのでしょうね。
フラー25かなり塗り進んでいます、何とか終える事ができそうです、とにかく急ぎましょう。あとでしっかり説明させて頂きますが、皆さま、どうか目を覚まして下さい。洗脳を撃ち破って下さい。僕は殺されます。一応霊団はそれを阻止しようとしているようです。一旦切ります(祈)†
■2021年12月29日UP■45分ノートの時間にずっと「ベールの彼方の生活 2巻」のテキスト見直しを続行していました。明日には完了予定、すぐWordPressにUPすべきところなのですが、何しろフラー25が恐ろしい事になっていますのでテキストは後回し、とにかく何が何でもフラー25を終わらせないといけません。
ダメと分かっていても事情がありまして「自動書記テスト」も続行中です。白紙ノートとボールペンを用意して軽くトランスを維持する、という事をやっていますが手が動いて文章を書き始めるという事は全くありません。しかし当分続けるつもりです。簡単にはあきらめません。
ちょうちょちゃん2体のシャドウハイライト、間もなく終了中、ラスト、航行モードのシャドウハイライトに突入し、最後にいつものようにジュエルのシャドウハイライトを一気に塗れば完成となります。いっ!そっ!げっ!おっ!わっ!らっ!せっ!ろっ!カラーリング続行中(祈)†
■2023年6月28日UP■ガリラヤの喜びの歌声は飢えに苦しむ叫び声に変わり、笛やコーラスはすすり泣きに変わってしまった。熱病が猛威をふるった夏が過ぎ、きびしい冬がやってきた。いたる所大飢饉にみまわれた。外国から役人が食糧を買いあさりにやってきて、ほんの僅かな収穫でも多額の金で買いとった。
町中の欲ばり連中は、畑の隅から隅まで血まなこになって落穂を拾い集めた。貧乏人は寒さと飢えで次から次へと死んでいった。まことにひどい冬が荒れまくったのである。
ヨセフには沢山の仕事が舞いこみ、金持ちになっていった。飢えた羊飼いや農民がやせおとろえているのに、ヨセフは豊かであった。しかし彼は稼いだ金を貯めようとはせず、穀物や無花果を高い金を出して買い求めては、常時彼を頼ってくる旅人や孤児たちに与えていた。親戚の者がそんな鷹揚なふるまいを諌めようとすると、ヨセフは反論するのであった。
「貧しい隣人たちを忘れてはならない。もしも母子だけの家庭や孤児が困っているのを忘れるくらいなら、小麦のかわりに薊が生え、大麦のかわりに麦撫子が生えればよいさ。もしも飢えている旅人を見て彼を入口からしめ出すくらいなら、私の鋸の歯がまるくなり、のみが錆びつき、プラタナスの木々が倒れ、斧の刃が私や息子たちを切りきざむほうがましだよ」
ヨセフの親戚たちは呆れかえり黙って立ち去った。しかし陰では<あんなことしていると、いつかは乞食みたいになるさ!あのお人よしには全くあきれたもんだ>とささやいていた。
ヨセフは息子のトマスやイエスと一緒に金持ちの農夫のために、夜中まで働いていた。その日の仕事が終るとき、賃金を受けとるのであった。マリヤは、山から訪ねてくる飢えた人々や、困っている子供、さらに漁師の家族たちに食物を与えていた。その冬は特に不漁が続き、小さな魚さえとれず漁師たちは毎晩空っぽの網を浜辺に広げ、腹をすかせていたのである。
春がやっときて悪夢のような飢饉も去っていった。ヨセフは過労がたたり、重い病気にかかってしまった。昔うけた背中の傷が痛みだし、腰の痛みも劇しかった。やはり井戸に落ちて重傷を負ってからは、彼の体は完全ではなかった。
今度ばかりは余りの痛さのために、遂に寝こんでしまい、立ち上ることができなかった。そこで風在のよい若者、トマスが父の代りに親方になり、木工技術に関するすべての采配を振るった。もちろん兄であるイエスも彼に従った。
しかしイエスの技巧は未熟で、どちらかといえば木工作業には余りむいていなかった。鋸で真っすぐに切ったり、鎚を上手にかけることができなかった。弟であるトマスには彼がグズで、頓馬に思えた。トマスは口の悪い礁たちと付き合っていたので、心の底までひねくれていた。
トマスは兄に向かってどなるのであった。「このうす馬鹿者めが、鋸の背中で木が切れるとでも思うのかよ!おめえがそれを使うと、歯がボロボロになっちまうよ」こんなふうにイエスに八つ当りしていることを聞いたヨセフは、床の中からトマスに言った。
「トマス、そんなふうに兄を責めないでおくれ。彼は母さんの若いときに似ていて、いつも夢を見ているので、手の方がうまく働かないんだ。そこへ行くとお前は本当に私の子だ。わしに似て手先きも器用だし、大工として立派な才能も備わっている。わたしは本当にうれしいよ。
お前がそうやって働いてくれるので私の唯一の慰めであり、弱っている私の支えになっているんだ。だからお前も、もっと賢くなって、その熟練の腕をふるい、イエスには優しくしてやってくれないか。
これでも母さんがやっきになってイエスの腕を磨こうとしているんだが、あまり効果がないとは思うがね。兄をいたわってあげなさい。彼は商売の経験もないし、腕もないから、きっとこの家の家長にはなれないだろうな。なにしろ家長は、一家を支えていかねばならんからねえ」
ヨセフの忠告があってから、トマスはますますつけあがってしまった。彼は公然とイエスを軽蔑し、彼の弟たち、ヤコブ、セツ、ユダをひきこんで、彼を嘲った。遂にイエスの仕事といえば、材木はもとより、ときには重い石材を運ばせるようになった。それを弟たちは手伝おうとはしなかった。
ヘリが立ち去って1年が過ぎた頃、イエスは母に言った。「冬の間中お世話してあげた羊飼いが僕に山へ来ないかと誘って下さるんです。僕を1人前の羊飼いにしてやるというのです。お母さんが許して下さるのなら僕は喜んで彼の言う通りにしたいんですが。山は僕にとって本当に良い友達ですし、空の星は人の手で作った屋根よりもずっと親切なんです」
マリヤはそんな荒野に行かないでほしいとイエスに懇願した。「強盗にでも襲われたらどうするのかい。第一、羊の番なんかは、大工の息子が手がけるにはとても卑しい仕事じゃないのかい。お父さんだってきっと賛成しないと思うよ」それでイエスはその話は思い止まって、大工の仕事を続けていた。相変らず弟たちから馬鹿にされながら。
セツがトマスに言った。「お兄さん、イエスはあんなに馬鹿にされても、よくも毎日あんなに愉快そうにしていられるね」ヤコブが答えた。
「そうだとも。やっはいつも真理をまじめに追究し、自分の欠点なんか棚にあげてやっているんだから、ニコニコしていられるんだよ。第一、やっは安息日なんかそっちのけなんだ。仕事が終ると伯母さんの家に行って、従兄弟のヤコブやヨセフと一緒に働いて、クローパス家の手伝いなんかしているんだ。この3週間とも、やっは安息日に会堂の礼拝にも行かないで、日の出から夜まで山の中をほっつき歩いているんだからね」
弟たちは口を揃えて父の前でイエスのことを非難した。さき頃、貧しい農夫の山羊が病気で弱っているのを見て、ちょうど安息日というのに、薬草を煮出して山羊にのませていたとか、独り暮らしの老人のために、またもや安息日だというのに、林の中で木を伐り出し、重い材木を運んでいたことなどを話した。
この話を聞いた父はイエスを呼んで、どうしてそんなことをしたのかと尋ねた。イエスは答えて言った。「困っている人たちを悲しませたくないんです。与える喜びはどんな宝石にも及ばない値打ちがあるんですね」
ヨセフは頭ごなしに言い放った。「6日間働いて、7日目には必ず安息日を守りなさい。働いて休むんだ。モーセの十戒を大切に守って、変な噂をたてられないようにしなさい!お前は安息日の掟を破った罪がどんなに重いかを知っているだろう!」父はきびしい調子でイエスに説教した。彼は黙ってきいていた。それ以来、弟たちから直接非難されることはなくなった。
トマスとヤコブの2人の弟は、次第にまともな考え方をするようになった。彼らにはあるひとつの目標があり、それが1本のローソクの火のように彼らの心を照らしていた。トマスは自分の夢を実現させるために、稼いだ金を貯えていた。彼はナザレを離れエルサレムに行って職人の親方になりたいと思っていた。
ヤコブは一家の家長としてすばらしい家庭と財産を築き、衣食住を豊かに暮らす夢を描いていた。彼もまたエルサレムにあこがれてはいたが、トマスとは少しちがっていた。彼はとてもまじめな少年だったので、彼は神殿の中に住みこんで毎日エホバの神に祈りをささげ、イスラエルの救済をねがうことであった。
この2人の兄弟は1本の軛(くびき)につながれている2頭の雄牛のようであった。2人とも1日も早く重荷をおろして自分の夢が叶うことを望んでいたからである。しかしイエスはこんな軛(くびき)につながれてはいなかった。彼は心の中に光を持ち、働くことを喜び、弟たちから馬鹿にされてもユーモアで応対していた。
長い間病床にあったヨセフもイエスにはもう説教などはしなかった。弟たちは父をあきらめてナザレの律法学者に相談していた。律法学者は必ずイエスを見張っているように命じていた。そして彼は、そのうちイエスが大罪を犯して失脚するだろうと預言していた。
ある日のこと、母マリヤはイエスを呼びよせて言った。「この2年間、お父さんは病気で苦しみ、春がきたというのに痛みはますますひどくなってね、とても気の毒なのよ。お願いだから、レアを生き返らせたお前の秘密の力をかしておくれでないか」
イエスは母の要求をきいて悩み始めた。母を心から愛していただけに、断わるのがとても辛かった。ヘリからあれほど警告されていたにもかかわらず、彼はひき受けてしまったのである。週の始めの日(日曜日)の夕方、弟たちが仕事に出ている間に神癒を施すことになった。
病人の寝ている部屋では、マリヤとヨセフの姉の2人が準備をととのえていた。2人の敬虔な女が見守る中で、イエスは静かに祈っていた。イエスが口にする言葉は彼女たちには全く解らなかった。
暫くしてイエスがヨセフの方に近寄り、ヨセフにとり憑いている悪魔に向かって、<出て行け!!もう2度とこの肉体に入るな!>と言った。2人の女は、そのときイエスの体から太陽の光線のようなものが発射されるのを見た。イエスは体をかがめながら、その光を懸命にヨセフの体に注ぎこんだ。
暫くすると姉のマリヤ・クローパスは、弟の体の上に雲のようなものが覆ってイエスの発射した光を呑みこんでしまうのを目撃した。折角の光が、その雲にさえぎられて患部に届かないのである。ヨセフの心の中に、イエスに対する信頼が失せていたからであった。
トマスやヤコブから散々イエスの悪口をきかされていたので、ヨセフの心は疑惑の重みにあえいでいたのである。イエスは烈しく呼吸をしながらもう1度悪魔払いを試みた。汗と涙がイエスの頬を伝わり、彼の顔面は蒼白となった。いかなる努力も空しく、ヨセフは横たわったまま苦痛の声をあげ、不信の目でイエスを見上げていた。
「僕には出来ません。父と私をつなぐ橋がどうしてもかからないんです」イエスは呟きながら炉端のそばにうずくまり、べたんと座りこんでしまった。戸口には、トマスやヤコブが立っていた。彼らは2度目にイエスが試みた悪魔払いを目撃した。天界よりの恵みの光をイエスが発射したにもかかわらず、父の不信によって悲しくも神癒は成功しなかったのである。
(註1)週の7日目(土曜日)のことを“サバト”(安息の意)と称し、ユダヤ人はこの日に一切の労働を休み、会堂に集まって神に礼拝をささげることが義務づけられていた。携帯する重量や歩行距離にも厳格な制限が加えられ、殊にパリサイ派の人々はこれらの掟を重視し実践に努力した。
従ってこれを破る者は重罪のひとつとみなされ、厳罰に処せられた。新約聖書の福音書では、イエスが十字架刑に処せられた最大の根拠として、安息日の掟を破ったことが直接の引き金となったと記されている。
■2023年5月10日UP■
■2023年5月3日UP■
■2023年4月19日UP■本当に今後のフラーの新規デザイン、どうしよう、何か画期的なスピードアップの方法はないか。AffinityPhotoの超超超裏技とかないか。AffinityPhotoをもう1回お勉強し直してみようかな、何か糸口がつかめるかも知れない。イヤ、そういう問題じゃないだろうな。
常にAffinityPhotoは開きっパ、ちょっとの時間もムダにせずにカラーリングを続けていますが、それでもまだ終わらない、本当に信じられない、地獄の作業負荷です。このまま終わらずに次の山のアタックに突入します。アナログ絵355「フラー25カラーリング」は次回の山のアタック帰還後、長文ブログUP後、7月6日以降の完成予定となります。
絶望感がタダ事ではない、何とか打開できないか、方法はないのか。考えろ、考えろ、イヤ、そんな事はずっと昔から考えてる、方法はないと思う。根性しかないと思う。AIに塗ってもらうか笑。案外これがシャレじゃなくなったりなんかして(祈)†
■2023年5月24日UP■
■2023年5月17日UP■ここまで作業してきましたのでフラー25は最後まで塗り切りますが、26以降の新規デザインは…もう考えた方が(やめた方が)イイかも知れません。霊団ももうあれほど思いっきり「間もなく帰幽する」とハッキリ言ってきてますので、残された時間でプライオリティの高い作業をやらないといけません。フラーはプライオリティは低いですので、んんん、残念ですが、イヤ、まずは25を終わらせる事に集中しましょう。
まだ汎用モードが塗り終わりません、ちょうちょちゃん2体と航行モードが丸々残ってます、6月中のUPは絶対ムリです。絶望感がとてつもないです、なぜこれほどまでフラーの作業負荷が上がってしまったのか。使命遂行大ブレーキになってしまっています、霊団はそれがありがたい(スピードダウン)という事なのかも知れませんが。
んんん、解決策はただひとつ、他の作業を一切やらないで絵1本に集中する事です。そうすればとっくに終わってます。どうしよう、本当にフラーどうしよう。明日からまた「自動書記テスト」再開させます。発動など絶対しないですが当分練習を続けます。事情があるのです。フラー30到達の目標…達成確率0.0001%に減少中(祈)†
■2023年6月28日UP■チョ、ま…本当にいい加減にしてもらっていいですか。今週はドッカーンインスピレーションが2回ありました、とんでもないインスピレーション量となっており、死んでも絶対に説明しきれませんので、似た意味のモノをカテゴリにまとめて一気に説明するカタチを取らせて頂きます。そのまとめたリストがコチラとなります↓
【目次】霊団が降らせたインスピレーション(祈)†
リストの中にふたつ、インスピレーションをまとめた大きなカテゴリがある事がお分かり頂けると思います。その上部が「自動書記テスト」下部が「僕が間もなく帰幽」というテーマとなっています。これでもだいぶ削除したのです。何とか説明してみましょう。
「かわそう 手を引っぱられた」これはトランス時に霊団が霊聴に「かわそう」と言ってきて、次の瞬間に僕の霊体の手が引っぱられる感覚が走ったのでした。つまり霊団が僕に「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の攻撃をかわせ、と言ってきているのです。
「乗り越えて」これは間もなく僕に訪れる危機的、悲劇的状況を乗り越えなさいという霊団からの言葉で、つまり裏返して解釈すると「その危機を回避させず浴びさせ、精神的に克服しなさい」と言っているように聞こえます。
大きなカテゴリまずひとつめですが、こちらは霊団に散々「交霊会」だの「霊媒発動」だのと言われ続けているが、実際は全く僕という霊媒から新規の霊言が降ってこない事を受けて僕なりに考え「自動書記」のテストを始めた件について霊団が降らせてきたインスピレーション群となります。
霊界側が降らせるべきテキストの準備をすっかり整えたのちに、降らせるに足る資質を具えた霊媒(人間)に対して働きかけて降らせてくるというのが正常なやり方であって、僕が紙とペンを用意して5時間も10時間もトランスを維持してみたところで何も降ってはこないのです。
しかし、自動書記現象は発動しないのですが、霊団が僕のこの動きに対してドッカーンとインスピレーションを降らせてきたのです。それが上記のインスピレーション群で、少しだけ説明してみます。
「キミに残っていたかった」これは支配霊バーバネル氏の思念のようで、バーバネル氏は僕の肉の口を使って霊言を語るつもりだったはずで、自動書記の練習はやっていなかったのでしょう。ですので僕がもし自動書記霊媒として機能するようになるならバーバネル氏は僕から離れ、別の支配霊が僕に付く事になる、という意味かも知れません。
「純粋に和風 貴殿はそれを活用してもいい すっかりあなたを包んで書くであろう 貴殿が手にしたモノは初めから純粋な霊界通信である」これが、もし僕が自動書記霊媒として機能したらこのような霊言が降ってくるという内容で、すっかり包んで、つまり外敵から遮断した状態で僕という霊媒を使用して自動書記をおこない、純粋な日本語の霊言を降らせるつもりでいる、と言っているようなのです。
「実は結構時間が経っていて 31、32の時」これがおかしなインスピレーションで、アナログ絵31、32はだいぶ昔に描いた絵ですが、僕がこれを描いた時点で霊界側は自動書記霊媒として僕を使用する事も視野に入れていた、という事のようなのですが、イヤ、そいつぁーおかしいだろう。
「全く別個の存在です」これは霊媒現象に常に付きまとう誤解についてのインスピレーションで、霊媒を通じて語られる霊言が霊媒の別人格にすぎないという古くからの誤解に対して霊団がこのように言ってきているのです。紙に綴られる内容の中に別人格を証明する内容が記述されるのがもっとも効果的でしょうが、僕が自動書記霊媒として機能する可能性は全く未知数です。
僕の個人的所感としてはバーバネル氏に使われるより守護霊様に使って頂いた方がはるかに嬉しいのですが、さぁどうなんでしょう。
要するに僕が自動書記霊媒として機能して霊言が降ってくれば、僕はそれを書籍化して徹底的に情報拡散するつもりでいますが、そのためにも出版社登録を今のうちにやっておきなさいと霊団が言ってきている、つまり「自動書記やるつもり」と意味を受け取れなくもないインスピレーションとなります。
※自動書記通信の代表格と言えば何といってもモーゼス氏の「霊訓」でしょう。何としてもテキスト見直しを完了させてWordPressに掲載しなければなりません。「インペレーターの霊訓」はテキスト化完了済みです。
「これで地獄決定だな」「何を言ってもムダだろう」「あと14時間以内に帰幽する、残念だ」この3つは「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の事を言っているものと思われます。
「14時間以内に帰幽」これは明仁、文仁、徳仁、悠仁が自殺するという意味でしょうか。しかしこれも霊的知識の無知から導き出される愚かな発想で、自殺してみたところで自身が犯し続けた大罪からは1ミリも逃れる事はできません。帰幽後に地獄の底の底で大量強姦殺人の大罪の責任を何千年何万年にわたって取らされる事になるのです。
「精神病棟に入れられちゃいます」これも「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の事を言っているものと思われます、この状況にさせられる前に自殺して逃げるという意味かも知れません。自殺などしたらかえって事態が悪化するだけだという事が全く分かっていない愚か者という事になります。
僕はこれまで相当の枚数の絵を描き続けてきています。特にフラーなどは1機描き上げるのにとてつもない時間とパワーを必要とします。そして僕が精神に弱い部分がある人間だとしたら、これほど長い年月にわたって猛烈にテキストを撃ち続けられるでしょうか。この作業は精神力です、根性です。
ただ、そうしたいならそうすればいい。「神の因果律」は霊界で清算されるのです。物質界でウソをつき通した人間、正しいおこないをした人間を殺した人間は、その罪の清算を霊界で寸分の狂いもなく取らされる事になるのです。
そんなに洗脳から目覚めるのが怖いのでしょうか。間違った物質界人生を送って帰幽後にその清算をやらされる事の方がよっぽど怖いと思うのですが。「無知ほどこわいものはない」この言葉に帰着します。
「センナちゃん」とは物質界人生を1秒も送る事ができなかった、地球の空気を1回も呼吸する事ができなかった僕の妹で(実母が堕胎した赤ちゃんという事)霊性発現した直後の幽体離脱時にセンナちゃんという妹が僕にいる事を知らされ(学校のような施設で面会を果たしています)それ以降、アナログ絵でも何度も描き続けていますが、近々で霊団が数回センナちゃんの事を強調してくるのです。
もし僕が自動書記霊媒として機能したら、センナちゃんが僕の手を使ってメッセージを書き綴ってくる、なんて事もあるかも知れませんね。
■2021年12月16日UP■はい、こちらが大きなカテゴリのふたつめとなります。その中から今回は「何とも言えぬ光景だった★」をブログタイトルに冠する事としましたが、ボリュームが尋常ではありませんので全ての説明はできませんが、時間とパワーの許す限り撃ってみましょう。
「10、なぜならそこがあなたの住むところ」えー、霊団が「10」と「9」という数字を降らせてきていますが、大昔に描いたコチラの図が、その理解の助けになるかも知れません↓
で、帰幽後の僕がその10界に到達するという事のようなのですが、物質界からいきなりそういう高い境涯に向上を果たすというのは相当にまれな事で、もし本当にそういう事になるのなら「イエス様から試練を賜ったおかげ」と、この一語に尽きるでしょう。
「調節がまだできておらぬ、よって9が最初に住むところである」僕が10界に召されるにあたり、まだ10界への適応ができていないのだそうです。それでまずは9界に赴き、そこで調整(というよりお勉強と言った方が正しいのではないでしょうか)をおこなってから10界に赴くという事のようです。
「決定致します」「いきなり10極めて珍しい」僕が帰幽後に10界の住人になる事が決定したという意味のようです。霊界通信の書籍によれば、普通、善人と呼ばれる人間は帰幽後3界(サマーランド、パラダイス)に赴き、ごくまれに4界に到達する人間もいるという事が書かれています、どの書籍だったか忘れましたが。
「ホントは残したい」これは霊団が本当は僕という霊の道具をまだ物質界に残してこき使いたいという意味ですが、こう言ってくるという事はいよいよ本当に僕が「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁に殺されるという事のようです。タダではやられないよ、最後の1秒まで使命遂行を続行するよ。
「憎しみは忘れましょう」これも帰幽して試練だらけの苦しい仕事を終える事ができればようやく霊団に対する怒り憎しみの気持ちも和らぐのでしょう。今その心境になるのはムリ、事実ヒドイ人生をやらされている真っ最中なのですから。
「炎の中に身を置く」このインスピレーションは実はブログタイトルにするつもりでいたもので、現在テキスト見直し中の「ベールの彼方の生活 2巻」の中に、このインスピレーションの意味を理解する助けとなるストーリーが紹介されています。長文をいとわず全文抜粋してみましょう↓
世紀末的大惨事はかくもあろうかと思われるような、光と炎の大変動である。その深紅の大渦のあまりの大きさに私の魂は恐怖におののいた。「どうか目を逸(そ)らさせて下さい。お願いです。もう少し穏やかなものにして下さい。私にはあまりに恐ろしくて、これ以上耐え切れません。」
私がそうお願いすると、背後からこういう返答が聞こえた。「今しばらく我慢するがよい。そのうち恐ろしさが消えます。あなたが今見ておられるのはこの先の上層界です。その最初が第11界となります。この光が第何界のものであるかは、あとで記録を調べてみないことには、私にも判りかねます。
その記録はこの施設にはなく、もう1つ、ここからかなり遠く離れたところにある別の施設にあります。今あなたが恐怖をもって眺めておられるこの光は第13界かも知れないし第15界かも知れない。それは私にも判りません。
ただ1つだけ確かなことは、主イエス・キリストが在(ましま)すのは実にあの光の中であり、あなたの目に映じている深紅の光彩は主と、主に召された者との交わりの栄光の反映であるということです。
しっかりと見つめられよ。これほど見事に見られることは滅多にありません。では私がそのさらに奥の細かいところを見させてあげましょう。」
そう言い終るなり、背後からのエネルギーが強化されるのが感じられ、私もその厚意に応えるべく必死に努力をした。が、空しい努力に終った。やはり私の力の及ぶところではないことを悟った。
すでに叙述したもの以外に見えたものと言えば、その深紅の光の奥に何やら美しい影が動くのが見えただけであった。炎の人影である。ただそれだけであった。私は目を逸らせてほしいと再度お願いした。もう哀願に近いものになっていた。
そこでようやく聞き入れて下さった(光が変化したと述べたのはその時である)。それ以後、何も見えなくなった。見たいという気持も起きなかった。辺りはそれまでとは対照的に、くすんだ静けさに一変している。
それを見て私は心ひそかに、あの世界へ行かれぬ自分、さぞかし美と生の喜びに満ちあふれていることであろう世界に生きる神霊の仲間入りができない自分を情けなく思ったことであった。それから次第に普段の意識を回復した。
そして案内の方が至聖所から普段のお姿で出てこられた時には、私のような者にこれほどの光栄を給わったことに厚く礼を述べられるほどになっていた。
さて、その高い楼閣での仕事について述べられるものとして、他に一体何があるであろうか。と言うのは、貴殿もよく心得てほしいことであるが、吾々の生活と出来ごとで人間に理解できることは極めて僅かしかないのである。それ故、貴殿に明かすものについて私は細心の注意を払わねばならない。
つまり貴殿の精神の中において何とか再現し、地上の言語で表現できるものに限らねばならないのである。その驚異的現象が終ったあとも二人は暫し屋上に留まり、下方の景色へ目をやった。遥か遠く、第九界の方角に大きな湖が見える。
樹木の生い茂った土地に囲まれ、そこここに島々が点在し、木蔭に佇(たたず)む家もあれば高く聳え立つ楼閣もある。岸に沿った林の中のそこここに小塔が聳えている。私は案内の方にそこがいかなる居住地であるかを尋ねた。その配置の様子が見事で、いかにも1つのコロニーに見えたからである。
するとこういう返答であった。実はかなり昔のことであるが、この界へ到来する者の処遇にちょっとした問題が生じたことがあった。それは、皆が皆、必ずしも全ての分野で平均的に進化しているとは限らない – たとえば宇宙の科学においては無知な部門もある…いや、どうもこういう説明の仕方ではすっきりしない。
もう少し分り易く説明しよう。魂に宿された才能を全てまんべんなく発達させている者も居れば、そうでない者もいる。もとより、いずれ劣らぬ高級霊である点においては異存はない。だからこそこの第10界まで上昇して来たのである。
が中には、もし持てる才能をまんべんなく発達させておれば、“もっと速やかに”この界へ到達していたであろう者がいるということである。更に、そうした事情のもとでようやく到達したこの界には、それまでの才能では用を為さない環境が待ち受けている。
それ故、いずれは是が非でも才能をまんべんなく発達させ、より円満にする必要性が生じてくるのである。さきのコロニーの設立の必要性を生ぜしめた問題はそこにあった。あそこにおいて他人への援助と同時に自己の修養に励むのである。
貴殿にはそれがなぜ問題であるのか不審に思えるかも知れないが、そう思うのは、この界を支配する諸条件が地上とは比較にならぬほど複雑さをもった完全性を具えているからに他ならない。
あのコロニーの住民の霊格はある面ではこの10界の程度でありながら、他の面ではすでに11界あるいは12界の程度まで進化していることもある。そこで次のような厄介な問題が生じる。
すなわち霊力と霊格においてはすでに今の界では大きすぎるほどのものを具えていながら、さりとて次の界へは行かれない。無理して行けば発達の遅れた面が災いして大失策を演じ、それが原因で何界も下層へ後戻りせざるを得なくなるかも知れない。
そこはそこで又、居づらいことであろう。以上の説明で理解してもらえるであろうか。たとえば魚が水から出されて陸(おか)に置かれたら大変である。反対に哺乳動物が森から水中へ入れられたら、これ又死ぬに決まっている。両生類は水と陸の両方があって初めて生きて行ける。陸地だけでは生理に異常を来すし、水の中だけでもやはり異常を来す。
無論あのコロニーの生活者がこれとまったく同じ状態であるというわけではない。が、こうした譬えによって彼らの置かれた特殊な境遇について大よその理解がいくであろう。彼らにとって第10界にいることは、あたかもカゴに入れられた小鳥同然であり、さりとて上層界へ行くことは炎の中へ飛び込む蛾も同然なのである。
– 結局どういう取り扱いを受けるのでしょうか。
自分で自らを律していくのである。私の信ずるところによれば、彼らは今まさにその問題点に関する最高の解決策を見出しつつあるところであろう。首尾よく解決した暁には、彼らはこの10界に対しても貢献したことになり、その功績はこののちのために大切に記録されることであろう。
こうしたことが各種の分野において行われており、思うに、彼らは今では自分の得意とする能力に応じて組分けされ、一種の相互補完のシステムによって働くことが可能となっているであろう。
つまり各クラスの者が自分たちの所有している徳と霊力とを、それを欠く他の
クラスの者に育(はぐく)ませるよう努力するということである。全クラスがそれぞれにそう努力し、そこに極めて複雑な協調的教育が生まれる。
極めて入り組んだ教育組織となっているため、高地に住む者さえ分析不可能なほどである。いずれそこから何ものかが生み出され、機が熟せば、この界の霊力と影響力とを増すことであろう。それも多分、極めて大規模な形で寄与することになるものと私には思えるのである。
かくして相互的な寄与が行われる。進化の真の喜びは自らの向上の道において同胞を向上の道に誘(いざな)うことの中にこそ味わえるものである。そうではなかろうか。†
では祝福とお寝みを申し上げよう。
はい、ザブディエル霊が上層界の炎(栄光)を見続けられなかったというお話ですが、僕が帰幽後にその炎の中に入っていくと霊団が言ってきているのです。しかし僕から言わせれば「それは3000年後のお話だろう」と言いたくなるのです。
ですのでインスピレーション「炎の中に身を置く」は、ちょっと言い過ぎだと思って冷めて見ています。人間は誰しも向上を果たすようになっていますから僕もいつかはその炎(上層界の栄光)の中に飛び込む日が来るのでしょうが、すぐ飛び込むという訳にはいかないでしょう。それは考えが甘いと思います。相当お勉強してからの話でしょう。
ってか、要するにもう事実上終わっていると霊団は言いたいのでしょう。霊団からはさんざん「ゴメンゴメン」言われ続けています、これはつまり結果らしい結果に全く到達できず、ヒドイ人生をやらせるだけになってしまって申し訳ない、そういう意味と思われるのです。
実は奴隷の女の子に関するインスピレーションが複数降っていまして、それらが全く皆さまにお話できない内容なのです。で、霊団側が「奴隷の女の子にまつわる“ある事”を回避させるという意味」で主導的に僕を帰幽させるという意味なのではないかという気もスゴクしているのです。
えー、皆さまにお分かり頂ける表現を用いると、こういう事になるのではないでしょうか。「物質界生活中に奴隷の女の子を救出すると、僕は10界(5界)に到達しない」「物質界生活中に奴隷の女の子を見殺しにすると、僕は帰幽後に10界(5界)に赴く事ができる」たぶんこういう事だと思うのです。
しかし、僕が以前から懸念していた事ですが、霊団は最初から奴隷の女の子たちを助けるつもりなどなかった。なぜなら奴隷の女の子たちは強姦殺人される事によって罪障消滅する事を目的として自らその苦難の物質界人生を選択して降下した人間だからです。
なのに霊団は奴隷の女の子の悲劇の惨状を果てしなく怒涛に徹底的に僕に教えてきた。僕はずっと「行動には動機がある」と公言し続けています。つまり霊団(イヤ、イエス様と言った方が正しいかも)の初期からの目的は「僕、たきざわ彰人を進歩向上させてあげる事」だったのではないか。
さらにこういう表現を用いてみましょう。イエス様は「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁および、奴隷の女の子を“だし”にして僕を向上させた、という事なのではないか。「ベールの彼方の生活 3巻8章 暗黒界の探訪」をぜひご覧頂きたいですが↓
■2023年6月21日UP■
■2023年6月14日UP■
■2023年6月7日UP■
■2023年5月31日UP■もうどうやっても時間とパワーが足りませんのでかなり簡略化した感じで撃ってます。本当はアレとかコレとかも付随説明しないとお読みの皆さまに理解して頂けないかも知れないのですが、もうムリなんですよ。ひとりの人間にできる作業量には限界があるのです。
フラー25に戻らないといけません。とにかく急げ、急ぎまくれ。間もなくプロセス実行。間もなくプロセス実行(祈)†