『シルバーバーチの霊訓』10巻 全文掲載【三章 生きがいある人生を送るには】
※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれ一同は神の道具です。神の道具として役立つという事は光栄な事です。人のために役立つ事をする事ほど立派な宗教的行為はありません。それこそが霊のコインです。人のために自分を役立てる事は崇高な事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
それは人の生活を豊かにすると同時に自分の生活をも豊かにします。またこの世には自分の事を思ってくれる者はいないと思い込んでいる人々に慰めをもたらします。人のために役立っていると思う時、私たちは心の奥に安らぎと静けさと満足感を覚えます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
宇宙の絶対的な支配力への全幅の信頼、神へ向けて一歩また一歩と近づかんとする努力の支えとなる堅忍不抜さは、人のために尽している中でこそ得られるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
目標の頂点は宇宙の大霊すなわち神です。我々が生活するこの果てしない宇宙を創造し、ありとあらゆる存在に配剤するための摂理を考案した無限の愛と叡智の粋です。大霊と離れて何ものも存在しません。大霊が全てなのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
大なるもの、小なるもの、複雑なもの、単純なもの、生命現象のありとあらゆる側面に対して神の配剤があるのです。霊の働きがあってこそ全てが存在できているのです。神の霊が全てに潜在している以上、神との縁は切ろうにも切る事ができないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間がいかなる説を立てようと、神が全てに宿り給い、従って神は全てであり全てが神であるという事実は変える事はできません。無限なる創造主であり、その愛と叡智によって壮大な宇宙を経綸し、その完全なる知性によって摂理を考案して、壮大と言えるほどの大きいものから―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
顕微鏡的に小さいものまでの、ありとあらゆる存在を包摂し、その一つ一つに必要な配剤をしてくださっている大霊を超えた存在は、誰一人、何一つありません。その摂理の作用は完全無欠であり、その支配の外に出られるものはありません。
僕たち地上人類は国家も民族も国境も肌の色も関係なく全員が神の分霊を受けて個性を与えられた存在であり、神を共通の親とした霊的大家族である…この理解が全人類に行き渡れば現在地上で蔓延している数々の諸問題が解消されます。戦争も領土問題も差別も飢餓も消え、地上天国の到来を早めます(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
小さすぎるからという事で無視されたり、見落されたり、忘れ去られたりする事はありません。それは大霊の一部が生きとし生けるもの全てに宿っているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
言いかえれば神がその霊性の一部を各自に吹き込んだからこそ存在しているのであり、その霊性が神と我々とを結びつけ、また我々お互いをつないでいるのです。その絆を断ち切る事のできる力は地上にも霊界にも存在しません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
その絆があるからこそ叡智と真理と啓示の無限の貯蔵所を利用する事も可能なのです。生命力すなわち霊が全ての存在、全ての人間に宿っているのです。その最高の形がほかならぬ人類という存在に見られます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
人類一人一人の中に、永遠に神と結びつけ、また人間同士を結びつけている霊性が宿っているのです。その絆こそ万全の宇宙的ネットワークの一環なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんより永い経験をもつ私たち霊団の者も、この果てしない大機構を生出された神の叡智の美事さに感嘆せずにはいられない事ばかりです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
また私たちの心の視野を常に広げ、自分が何者であり如何なる存在であるかについての認識を増やし続けてくれる真理と叡智とインスピレーションの絶え間ない流れ、私たちの一人一人に宿る霊の力、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―我がものとする事ができるにもかかわらず、霊の豊かさと神と同胞とのつながりについて何も知らずにいる地上の人たちのために活用すべき才能を授かっている事に、私たち霊団の者は改めて感謝の意を表明せずにはいられません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
大自然の法則は、我々の一人一人に生命を吹き込んでくださった創造神と常に一体関係にあるように、そして地上世界はおろか霊の世界のいかなる力によってもその絆が断ち切られる事がないように配慮してあるのです。
肉体が太陽光線や食物によって形成されるように、地上生活における行為、言葉、思念が一定の波長の幽体を形成し、死後その波長に合った境涯へと自然に引かれて行きます。その境涯にいるのはあなたと同じレベルの霊性の者ばかりです。自分の未来を良くするも悪くするも自分次第、全て自己責任です(祈
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
さらにその霊の機構を愛の力が導き管理し常に調和を維持して、受け入れる用意のある者が霊力と叡智と真理とインスピレーションとを授かるための手段を用意しております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
その上われわれ自らが道具となって、地上の人間生活を豊かにし、病める者を癒し、喪に服する者を慰め、人生に疲れた者に力を与え、道を見失える者に導きを与える、全存在の始源からの崇高な霊力の恩恵をもたらす事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれはそのための才能を授かっているのです。それを発達させる事によって、われわれが手にした掛けがえのない知識の恩恵にあずかれずにいる不幸な人たちのために活用する事ができます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
要するに、この荘厳な霊力の流れる通路としていっそう磨きをかけ、受け入れる用意のできた人々に惜しみなく恩恵をもたらしてあげられるようになる事が、われわれの大切な務めなのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
さて、ここで人生体験が霊的に見てどのような意味をもっているかをご説明しましょう。地上の人間は、なぜ苦しみがあるのか、病気には何の目的があるのか、なぜ危機、困難、障害といったものに遭遇しなければならないかといった疑問を抱きますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―これらはみなそれに遭遇する事によってまずカタルシス(※)を起こさせ、続いてカタリスト(※※)として霊的真理を学ばせる機会を提供してくれる、魂がぜひとも体験しなければならない挑戦課題なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※カタルシス―語源的には“浄化する”という事で、それが精神医学において、無意識の精神的抑圧を洗い流す作用を意味する。※※精神的革命の触媒となるもの―訳者)
テキストを撃ってる時、いつものように僕に法悦の霊力が降り注ぎ、時々キィィンと高い波長が霊聴で響き、僕の顔とモニタの間を光がヒュンヒュン横切ります。皆さん、五感という限られた感覚では捉えられない、高いバイブレーションの世界が僕たちのすぐ身近に存在している事をぜひ認識しましょう(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
魂は低く落込む事が可能であるだけ、それだけ高く向上する事もできます。それが両極の原理、即ち作用と反作用は相等しいものであると同時に正反対のものであるという法則です。憎しみと愛、光と闇、嵐と静けさ、こうした“対”は同じコインの表と裏の関係にあるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私の好きなことわざがバイブルの中にあります。“信仰に知識を加えよ”というのですが私はこれを“知識を得たら、それに信仰を加味せよ”と言い変えたいところです。所詮全ての知識を手にする事はできません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方は人の子であり能力に限界があるからです。人生の嵐に抵抗し何が起きようと盤石不動であるためには、その土台として霊的知識を必要としますが、限られた知識では全てをカバーする事はできません。その足らざる部分は信仰心で補いなさいと私は言うのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
本来の住処である霊界から地上へこうして戻ってきて皆さんの賛同を得るのに私たち霊団が愛と理性に訴えている事を私は誇りに思っております。有無を言わせず命令する事はしません。ああしてほしいとか、こうしてくれとかの要求も致しません。(※)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方の判断によって自由におやりになられるがよろしい。そして霊の世界から申上げる事があなた方の理性を納得させる事ができず反発を覚えさせる時、知性が侮辱される思いをなさる時は、遠慮なく拒絶なさるがよろしい。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※この姿勢は当初からの方針として徹底しており、例えば霊言を公表すべきか否かについてさえバーバネルとスワッハーとの間で意見が対立し激論を闘わせた事もあったのに、シルバーバーチはその事に一言も口をはさんでいない。)―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(これは霊界の計画だから早く公表するように、といった助言があってもよさそうに思えるのであるが、それすらなく、実際にサイキックニューズ紙に連載され、やがて霊言集として出版されるまでに十数年の歳月が流れている―訳者)
以前、幽体離脱中にある施設で子供達と会ってる時、一人の女の子が僕の事を「校長先生」って言ってきて笑っちゃいましたが、僕がその女の子にお礼を言ってると、その施設で実際に校長先生をしてると思われる、妙にしわがれて身体全体が矮小化した男性が不満一杯の表情で僕の所に来るのです→
→矮小化した男性は何やら僕に文句を言ってるのですが、僕は逆に質問で攻め立て、教育方針、非行の問題等に対してどう現実的な手を打ってるのか、などとまくし立てたら、言い返せずに渋い顔をしてました。校長という権威にしがみつく心が矮小化した身体となって表現されてたのかも知れません(考)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たちはとしては皆さんが自発的に望まれた上で協力と忠誠を捧げて下さるように皆さんの内部の卑俗なものではなく最高の判断力に訴えなければならないのです。といって私たちの方からは何もしないというのではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
それぞれの活動の分野、日常の仕事において援助を受けていらっしゃる事に気づかれるはずです。そしてそれとは別の分野において人のために役立つ事をするように導かれているのです。私も私なりに皆さんのお役に立ちたいと願っております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
気づいていらっしゃらないかも知れませんが、これまでに味わった事のない精神的ないし霊的な豊かさをきっと手にされる事になる生き方にそっと導かれていらっしゃいます。そうした中にあってさえ皆さんの心の中には次々と悩みが生じ疑問を抱かれるのも、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―地上の人間としては止むを得ない事として私は理解しております。がしかしどう理屈をこねたところで全宇宙の中にあって唯一の実在は“霊”である事を改めて申上げます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
物質はその本性そのものが束の間の存在であり移ろいやすいものです。物的に顕現している形態そのものには永続性はありません。それが存在を保っているのは霊によって生命を与えられているからです。原動力は霊なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊こそがあなたを、そして他の全ての人を地上に生かしめているのです。霊が引っ込めが物質は崩壊します。あなたの身体は元のチリに戻りますが、本当のあなたである霊は永遠の進化の旅を続けます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方は霊を携えた身体ではありません。身体を携えた霊なのです。本当のあなたは鏡に映る容姿ではありません。それは霊が地上で自我を表現するための物的な道具、複雑な機械にすぎません。霊は物質に勝ります。霊が王様であり、物質は召使いです。
霊関連の書籍をさらに追加購入して通読。読むほどに地上にて霊能を発揮して偉業を達成する方々はまさに「選ばれた人々」であり、それに比べ僕は何の使命も帯びずに個人的な進歩向上目的で降りてきた幼稚な少年だったと改めて痛感するのです。僕はよほど稀有なパターンだったのではないかと(考)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
こうした事実を追求していくうちに、あなたの視野と焦点の置きどころか変っていく事に気づかれます。自分がなぜ地上にいるのか、真の自我を発揮するにはどうすべきか、そうした事を理解しはじめます。どういう種類の事であっても結構です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
自分の能力を伸ばして他の人への援助を啓発のために活用する―それがあなた方の為すべき事です。忘れないで頂きたいのは、皆さんは“不完全な世界”に生きている“不完全な存在”だという事です。もし完全であれば神はあなた方を地上へ送らなかったでしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
その不完全な世界においてあなた方は持てる才能をいかに活用するかについて自由な選択権が与えられております。地上世界の特異性は対照性、ないしは両極性にあります。美点と特性を具えた者と、それらを欠いた者とが同じ地上に存在している事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
これは霊界では有得ない事です。各界が同じ性質の霊で構成されていて、対照的なものが存在しません。地上生活の目的は善悪さまざまな体験を通じて魂が潜在的神性を発揮して強くたくましく成長するチャンスを提供する事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
それで悪事があり、罪があり、暴力がある訳です。進化は一直線に進むものではありません。スパイラルを描きながら進みます。表面的には美しく見えても、その底はあまり美しくないものがあります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私が霊界の界層の話をする時、それは必ずしも丸い天体の事を言っているのではありません。(※)さまざまな発達段階の存在の場の事を指しており、それらが地理的に平面上で仕切られているのではなく、低いレベルから高いレベルへと段階的につながっているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※“必ずしも”と言っている事から察せられるように、地球と同じ丸い形をした界層も存在する。それが取りも直さず地縛霊の世界で、地球圏の範囲から抜け出られないまま地上と同じような生活の場を形成している。同じ事が各天体について言えると考えてよい―訳者)
『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが無限につながっており、これでおしまいという頂上がないのです霊性が開発されるにつれて、さらに開発すべきものがある事に気づきます。知識と同じです。知れば知るほどその先にもっと知るべきものが存在する事に気づきます。
インペレーター霊も言ってます。死刑制度は間違っています。死刑によって強制的に肉体から引き離された死刑囚の霊は、憤怒に燃えた地縛霊となって地上をうろつき回り、波長の合う人間に次々と悪行をそそのかします。死刑制度を続ける限り人類の霊的進化は遅々として進まないと『霊訓』にあります(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
各界層にはほぼ同等の霊的発達段階にある者が集まっております。それより高い界層へ進むにはそれに相応しい霊格を身につけねばなりません。低い階層へはいつでも行く事ができます。現に私たちは今こうして低い界層の人々を啓発する使命を担って地上へ降りて来ております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
向上とは不完全さを洗い落とし、完全へ向けて絶え間なく努力して成長していく事です。それは今日一日を大切に生きるという事だけでよいのです。毎朝の訪れを性格形成のための無限の可能性を告げるものとして迎える事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
それが自我を開発させ、人生に目的性をもたせる事になります。残念ながら今の地上のあまりに大勢の人たちが人生に対す目的意識を忘れております。神の心を我が心とするように心掛ける事です。霊力と一体となるように心掛ける事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
皆さんの一人一人が神の愛の御手が触れるのを感じ取り、常に守られている事を知り、明日が何をもたらすかを恐れないようにならないといけません。そして人のために自分を役立てる機会を頂いた事を喜ぶ事です。私たちは大きな闘いに参加しております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
小競り合い、大規模な戦争がいくつもありました。が本当に闘っている相手は貪欲、怨念、利己主義という地上を蝕んでいる物質中心主義の副産物です。そこで私たちは全存在の始源は無限の創造主から発せられる聖なる霊力である事を実証し、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―死が言語に絶する素晴らしい霊の世界への扉にすぎない事をお教えするのです。それがあなた方も参加しておられる闘いです。その将校や指揮官は、戦闘のあまりの激しさに退却する事がないよう厳しい試練を受けねばなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方の進む道は、霊界からあなた方を愛している大勢の霊が必ず示してくれます。それは地上で血縁関係にあった者だけではありません。霊的な近親関係にある者もいます。その霊たちがあなた方を使って恵まれない人々のために影響力を行使するのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれはみな同じ霊的巡礼の旅を続ける仲間です。神への巡礼の道は無数に存在します。いかなる知識も、それがわれわれの視野の地平線を少しでも広げ、この宇宙についての理解を深める上で役立っている事を感謝致しましょう。
皆さん、何よりも大切な霊的知識を得ましょう。因果律の働きを理解しましょう。こういう地上生活を送ったら霊界に行ってこういう状況になる、という事を得心していれば…自分勝手・無責任な生活を送っていると下層界へ落ちて悲惨な状況になると知っていれば、絶対に日常生活を律するはずなんです(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
知識には責任が伴います。それなりの代価を支払わねばなりません。知識を手にしたという事は、それを手にしていない人よりも責任が大きいという事です。しかし私たち霊界の者は私たちの道具として協力して下さる地上の人々を見捨てるような事は決して致しません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
本当ならここで、あなた方地上の人たちも決して私たちを見捨てませんというセリフをお聞きしたいところですが、残念ながらそれは有得ない事のようです。皆さんは自分で気づいていらっしゃる以上に霊界からいろいろと援助を受けておられます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
いずれ地上を去ってこちらへお出でになり、地上でなさった事を総合的に査定なされば、きっと驚かれる事でしょう。私たちは魂の成長に関わった事で援助しているのです。それが一番大切だからです。それに引きかえ地上の各分野での混乱ぶりはどうでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
宗教は本来の目的を果たせなくなっております。科学者は自分たちの発明・発見が及ぼす被害の大きさを十分に認識しておりません。唯物思想の袋小路に入り込んでしまった思想家たちは、誰一人救えないどころか自分自身すら救えなくなっております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
その点われわれは光栄にも神の道具として大切な仕事を仰せつかり、一人一人に託された信頼を自覚しております。私たち霊界の者は縁あって皆さんの元を訪れる人たちに霊と精神と身体に真実の自由をもたらす崇高な真理を理解させ真の自我を見出させてあげるべく、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―皆さんを導き、勇気づけ、元気づけ、鼓舞する用意ができております。本当の自分を見出す事、それが人生の究極の目的だからです。地上には霊的進歩を計るものさしがありませんから、そうした協力関係の中で皆さんがどれほどの貢献をなさっているかがお分りになりません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかしたった一人の人の悲しみを慰め、たった一人の人の病気を治し、たった一人の人に真の自我に目覚めさせてあげる事ができたら、それだけあなたの全人生が無駄でなかった事になります。私たちはひたすら“人のために役立つ事”を心掛けております。
シルバーバーチはいわば霊的知識の初心者の方々へ向けた書籍ですが、もっと高度な霊的知識に興味を持たれた方は僕の過去ブログ“「霊」関連書籍の総括”にて様々な霊関連の書籍を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。知識を得て損する事など一つもないのですから☆(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
不安を抱いたり動転するような事があってはなりません。不安は無知の産物です。知識を授かった人はそれによって不安を追い払えるようでなくてはなりません。皆さんは宇宙最大のエネルギー源とのつながりが持てるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
これまでに知られた物的世界のいかなるエネルギーよりも壮大です。崇高なエネルギーです。それをあなた方を通して流入させ、恵み深い仕事を遂行する事ができるのです。落胆したり悲観的になったりしてはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
幸いにして不変の基本的な霊的真理を手にした者は、いかなる事態にあっても霊は物質に勝るとの信念を忘れてはなりません。解決策はきっと見つかります。ただ必ずしも“すぐに”とはいきません。しばらく待たされる事があります。―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(別のところで、忍耐力と信念を試すために“わざと”ギリギリのところまで待たせる事もする、と述べている―訳者)自分より恵まれない人のための仕事に従事する事は光栄この上ない事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれが人のために尽している時、われわれみずからも、より高い、進化せる存在による働きかけの恩恵を受けているのです。自分の事は何一つ望まず、ただひたすらわれわれを鼓舞して、暗闇のあるところには光を、無知のはびこっているところには真理を、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―窮地に陥っている人には援助をもたらす事に奨励しているのです。そうした強大な霊団―生きがいある人生を模索している人のために我々を道具として尽力している高級霊―の存在をますます身近に感じる事ができるように努力致しましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
その崇高なる霊力がますます多くの人間を通じて地上へ注がれ、恩恵を広め、悲しむ人々を慰め、病の人を癒し、道に迷いもはや解決の手段は無いものと思い込んでいる人々に導きを与える事ができるという事は本当に有難い事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
霊力がどこかで効を奏すると、そこに橋頭堡が敷設され強化されます。続いて新たな橋頭堡の敷設と強化を求めます。かくして次第に霊力が地球を取り囲み、ますます多くの人々がその莫大な恩恵にあずかる事になります。
僕の地上における画家活動は残念ながら終了となりましたが、僕がこれまで得てきた霊的知識に照らせば何も落ち込む必要はないんです。帰幽すれば思う存分「絵」に復活できる、それまでちょっと辛抱すればいいのですから。これにて僕は高級霊の方々の霊力の通路、霊的知識普及の道具となった訳です(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑩』
われわれはこれまでに存在の始源から勿体ないほど多くの恩恵を授かってまいりました。それによって同志の多くが霊的に豊かになりました。なればこそ、われわれより恵まれない人たちが同じ豊かさと美と栄光を分かち合えるように、われわれの奉仕的精神を一段と堅固に、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―そして強力にする事ができるよう神に祈りたいと思います。知識がもたらすところの責任も片時も忘れないように致しましょう。われわれはもはや知らなかったでは済まされません。精神的自由と霊的解放をもたらす真理を手にしているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間の一人一人に神性の一部を植えつけてくださった宇宙の大霊とのより一層の調和を求めて、人のために自分を役立てる機会をますます多く与えてくださるように祈ろうではありませんか。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
そうした生き方の中においてこそ全て神が良きに計らってくださるという内的な安らぎ、静寂、悟り、落着きを得る事ができます。そして無限の創造活動を促進する上でわれわれも役目を担っている事になるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【あなたは人類全体が霊において繋がっているとおっしゃていますが大半の人間はその事に気づいておりません。その霊性を発見するためになぜ“目覚めなくてはならない”のでしょうか。そこがよく分りません―】表面をご覧になって感じられるほど不可解な謎ではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
理解して頂かねばならないのは人間は肉体を携えた霊であって霊を携えた肉体ではないという事です。物質が存在できるのは霊による賦活作用があるからであり、その霊は神性の火花として存在の全て、生命を表現しているあらゆる形態の根源的要素となっているものです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
改めて申上げるまでもなく、地上へ誕生してくる目的は各自の魂の成長と開発と発達を促進するような体験を積み、肉体の死後に待ちうける次の段階の生活に相応しい進化を遂げる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上は幼稚園であり、霊界は大人の学校です。今この地上においてあなたは教訓を正しく身につけ、精神を培い、霊性を鍛えて、神から頂いた才能を心霊治療その他の分野で人のために使用できるまで発達させる事を心掛けるべきです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【この世的なものをなるべく捨てて霊的なものを求める生き方が理想なのでしょうか、それともできるだけ多くの地上的体験を積むべきでしょうか―】物質というものを霊から切り離して、あたかも水も通さないほどに両者が仕切られているかに思ってはいけません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
両者には密接な相互関係があります。地上にいる間は霊が物質を支配していても物質がその支配の程度を規制しております。物質を霊から切り離して考えてはいけません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
地上生活の目的は、いよいよ霊界へ旅立つ時に霊に十分な備えが出来ているようにさまざまな体験を積む事です。まずこの地球へ来るのはそのためです。地上はトレーニングセンターのようなものです。霊が死後の生活に対して十分な支度を整えるための学校です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなた方にとってイヤな体験こそ本当は一番為になるのですよと繰返し申上げるのはそういう理由からです。魂が目覚めるのは呑気な生活の中ではなく嵐のような生活の中においてこそです。雷鳴が轟き、稲妻が走っている時です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
酷い目に遭わなくてはいけません。しごかれないといけません。磨かれないといけません。人生の絶頂と同時にドン底も体験しなくてはいけません。地上だからこそ味わえる体験を積まないといけません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
かくして霊は一段と威力を増し強化されて、死後に待ちうけている生活への備えができるのです。【(ベトナムから訪れた青年が質問する)私は余暇を利用して人のために何かしたいと思っているのですが何をしたらよいか分りません。何かアドバイスを頂きたいのですが…】―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―距離的にも霊的にもあなたはずいぶん長い旅をしてこられましたね。しかし今この交霊会に出席していらっしゃるという事実が、霊力というものがイザという時に導いてくれる事の証明です。人のために何かをなさりたいという願望に対してはいずれチャンスが用意されます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
ただし急いては事を仕損じます。地上の大勢の方々に苦言を呈すれば長い迷いの末に霊的実在に目覚めた方は、とかく何でもいいから心霊的能力を発揮したいという気持に駆られすぎます。道はそのうち示されます。導きを祈る事です。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
あなたもこれまでの人生で、もう少しで人間への信頼を失いそうになるほどの精神的打撃を受けてこられました。しかし信頼を地上の人間にのみ置いてはいけません。神すなわち愛と叡智と知識の権化である大霊が存在します。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
疑念が生じた時は精神を統一して物質界の喧騒から逃れるのです。すると霊的理解が得られます。統一状態が深まれば深まるほど内的な安らぎ、静寂、安心感、決意といったものが深まり、自分にとって最良のものが授けられるとの確信をもつ事ができるようになります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私からお答えできるのはそれだけです。あなたは今すばらしい御手に抱かれております決して一人ぽっちにはされません。時がたつにつれて人のために仕事をするチャンスが背後霊によってもたらされてまいります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【(もう一人の招待客が尋ねる)心霊治療を体験したあと私自身もグループを結成して心霊治療を開始したのですが、その後私だけ独立して一人で治療活動を続けております。人のためになるのであればどういう形でやっても同じと考えてよいでしょうか】―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―あなたご自身はどうお考えですか。【私は霊的な観点からいうと同じではないと思います。私なりにできるだけの努力はしているつもりですが次々と難しい事が生じてくると私の取った態度が霊界側に迷惑をかけたのではなかろうかと思う事があるのです】―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―奉仕は霊の正貨です。奉仕に勝る宗教はありません。人のために自分を役立てる事は尊い行為です。あなたの望み通りの分野で仕事ができなくても、人のためになると思う事を、その時その時に行えばよろしい。ドアを押してみてすぐに開けば、その道を行けばよろしい。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
カギの掛かったドアをしつこく叩いてはいけません。時間とエネルギーの無駄です。次々と生じる難問に動じてはいけません。困難は挑戦すべき課題です。困難もなく難問もなく障害も妨害もないようでは潜在する能力を発揮するチャンスがない事になります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
人間は危機に直面してはじめて、自分の奥に思いも寄らなかった力がある事に気づきます。普段はその貯えの表面をひっかいている程度にすぎません。その潜在力と背後霊の導きをもってすれば克服できないほど大きな困難はありません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私たち霊界の者は“地上で”仕事をしなければならないのです。従ってその限界というものを弁えております。つまり私たちが使用する道具は人間的煩悩を具えており、もろく、かつ気まぐれです。しかし私たちとしては差し当って使用できるもので最善を尽すしかありません。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
このサークルに来られる人々にいつも申上げている事ですが、信念に迷いが生じた時は、かつて自分がドン底にあった時に立ち帰って見る事です。もう絶対に救われる見込みはないと思われた奈落の底にいたのです。そしてその絶体絶命のピンチで道が開かれたのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
これからも道は必ず開けてまいります。あなたはあなたなりに最善を尽くしていればよいのです。所詮あなたは完全な存在ではありません。地上においても霊界においても完全というものは達成できないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
完全への道は永遠に続くのです。この事はこのサークルのメンバーの方は耳にタコができるほど聞かされております。しくじってもまた立ち直る事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
【ここでその質問者はシルビア・バーバネルに向って「私はあなたがお書きになった<子供の死後>を読んでいろいろ慰められました。私も娘を二人亡くしているものですから。つい最近も男の子を亡くされた方にお貸ししたばかりです」】―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―【「私と同じように大きな慰めを得て下さればと期待しているところです」と述べるとシルバーバーチがこう述べた―】パン種が発酵するのです。これからも発酵し続ける事でしょう。この大規模な戦いにおいてわれわれは勝ち組の方に属しており最後は必ず勝利者となります。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
敗者とはなりません。背後に控える勢力は全宇宙でも最大のものです。大霊の力なのです。地上で知られているいかなる力よりも強大です。これまでその力が成就してきた数々の驚異をこの目で見てきている私は、その力に全幅の信頼を置いております。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
私の目には何一つ心配すべき理由は見当たりません。【(霊的指導者として人生相談にものっている人が述べる)自分自身、霊的指導者として恥じない生活をしているだろうかという疑問を抱く事がよくあります】―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―【人には自信をもって霊的真理を説きながら自分では時おり、ふと疑いの念を抱く事があるのです―】あなたのお名前はまさかトマス(※)ではないでしょうね。疑ってはなりません。霊的現象をその目でご覧になりその耳で聞く事のできた人は幸いです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
すぐ身のまわりに存在する驚異的生命の世界を垣間見るという大変な光栄に浴されたのです。その世界には自分の事は何一つ求めず、寄るべない身の上をかこつ人々の救済のために献身している霊がひしめいているのです。それが私たちの仕事でもあるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
(※イエスの弟子の一人で非常に疑い深い性格で、イエスの復活についても実際に手と足のクギ跡を見るまでは信じなかった。八日目にイエスが物質化して出現してトマスにその傷を見せて信じさせた。)―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―(その時の有名なセリフが“見ずして信じる事のできる者は幸いである”―現代人にも通じる名言というべきであろう―訳者)私は人間のもろさ、疑念や取越苦労はよく理解できます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
しかしこれまで荘厳と美観と光輝と威力と指導力とを見せつけてくれた霊力に全幅の信頼を置けば、その霊力は絶対にしくじる事がないという事を徐々にではあっても理解していかれる事でしょう。人間の方が私たちを裏切った例はたくさんあります。が、―
『シルバーバーチの霊訓⑩』
―私たちがその人たちを裏切った事は一度もありません。繰返しますがあなた方にはご自分がどれほど貢献していらっしゃるかが推し測れないのです。絶体絶命と思い込んだ魂が本当の自我を見出す上で、あなた方もずいぶん手助けしていらっしゃいます。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
自分が一体誰なのか、何者なのかが分らず、霊的実在に目も耳もふさがれている無数の人を見るのは悲しい事です。道を見失い、沼地に足を取られ、もがきながら生きております。“これだ”と確信できる道が見出せないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑩』
幸いにしてそれを見出しているわれわれは、その責任の重大さを自覚して、われわれを頼ってくる人々を喜んで迎え、暗闇の中で光明を見出させてあげようではありませんか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません