【11/16】I APPEAL UNTO CAESAR(私はシーザーに訴える) 第28章

フェストスの前での裁判の翌日の夜、パウロは憂鬱な気分に襲われました。パウロは8シーズンにわたってヘロデの宮殿で拘束されていました。その間、フェリクスがパウロと話をしたとき以外は、パウロはひとりになることはなく、常に鎖につながれていました。そのため、これからローマに旅して、アウグストゥスの意向を待つ囚人として、また長い期間拘束されなければならないと考えると、パウロはひどく心を痛めました。

この騒動の日にパウロを告発した人々の顔を思い浮かべると、パウロの心はひどく動揺しました。その中には、パウロが若い頃に知っていた長老たちもおり、パウロの知恵と誠実さゆえに、パウロがサンヒドリンの長、イスラエルの指導者になると予言した人たちがいました。しかし、パウロは今や、民から追放されたのです。

パウロが尊敬され愛されていた他の日や時にこのように思い悩んでいた時でさえ、彼らの声は外の通りに響き渡っていた。「パウロに死を、背信者に死を。この男を民衆に引き渡せ」と、出入りする怒ったユダヤ人たちが叫び、踊り、跳びはね、わめき、激しい声をあげ、それによってフェストスの心を怖がらせ、総督に囚人を大祭司に引き渡させようと考えた。

衛兵がいかにしてこの暴徒たちを追い散らし、ヘロデの宮殿は再び静けさを取り戻した。

嵐に悩まされ、揺さぶられたパウロは、祈りにも、疲れ果てた体を休める眠りを求めても、慰めを見いだせなかった。ふたりの衛兵は近くに座り、慣例通り、2本の長い鎖でパウロは縛られていた。彼らは互いに話し、淫らな話をした。

パウロは1時間だけでもひとりになりたいと願っていた。しかし、このふたりが眠りにつくまで変化は起こりませんでした。沈黙が破られることなく、小さな炎が石から立ち上がり、成長していきました。最初は花のようでしたが、その後広がり、高さを増して、火柱の大きさと形になりました。その間ずっと、警備員はじっと横たわり、激しく息をしていました。

パウロは驚いて、寝床から立ち上がりました。なぜなら、彼はこれまで、燃えないこの火のようなものを見たことがなかったからです。

彼は手を伸ばしましたが、広がる光からは暖かさは感じられませんでした。しかし、その中心からは、白く、火のような質感ではありましたが、人間のような形ができました。

突然、パウロの信仰が戻り、天使の前にいることがわかりました。

その光の中心から、ビオルスのように柔らかい声が聞こえました。

「元気を出しなさい、パウロ。私は至高の使者であり、あなたに告げるように命じられている。あなたは間もなく王の前で証言し、ヨハネを殺したヘロデの子孫の前で証言し、マスターの先駆者となる。そして彼はあなたの言葉に耳を傾け、彼を通して偉大な業が成し遂げられるだろう。たとえ彼がキリストのために勝ち取られなかったとしても。」

天使がこれらの最後の言葉を発すると、警備員は身をよじり、目を開けた。彼らは白い火と中央部にとどまっている形を見つめた。しかし、彼らには理解できなかった。

そしてふたりの警備員は立ち上がり、その部屋の中を行ったり来たりしながら、互いに話した。彼らは落ち着きがなく、部屋のキュビットごとに歩き回っていたが、常に足が彼らを導いていたため、彼らはその火の柱には入らなかった。しかし、彼らはその火の柱に気づかなかった。

後に、火の柱が消えてパウロが再び話すようになったとき、パウロは彼らに尋ねた。「何も見なかったのか?」

「いいえ、マスター。」

「声は聞こえなかったのか?」

「いいえ、先生。沈黙は墓場の音です。夜明け前のこの時間、カイザリア全体が眠っているときに、どんな音が聞こえたらいいのでしょうか?」

パウロは喜び、横になって眠りについた。アグリッパとの面会に臨む時が来たとき、彼はこの夜の喜びに満たされ、永遠に消えることのない偉大な言葉を王に語る準備ができていた。

「アナログ絵」固定ページ作り替え完了中。全ての絵をご覧頂けます(祈)†■2021年11月26日UP■
「アナログ絵」固定ページ作り替え完了中。全ての絵をご覧頂けます(祈)†
使命遂行メインコンテンツとして長い年月にわたって膨大な枚数の絵を描き続けてきました。それら全てをコチラでご覧頂けます。アナログ絵は常に描き続けますので枚数は増え続けます。何枚まで到達するでしょう(祈)†…続きを読む→
どれほどバカなのか■2021年10月20日UP■
「どれほどバカなのか」天皇一族のバカさ加減に皆さまが呆れ返っているという意味です(祈)†
「どれほどバカなのか」これが国民の常識となり、もう誰も「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の事を陛下殿下などとは呼ばず頭を下げる事もしない、コイツらを「人類史上最大級のバカ」として歴史に登録し、未来永劫語り継がれる状態にする、1日も早く日本国内をそういう状態に進歩、進化させなければなりません。洗脳にやられるのはココまで。皆さま目を覚ましましょう…続きを読む→
「考えたらダメです厳禁」これは「小知を働かせてはならぬ」と同じ意味と思われます(祈)†■2024年10月2日UP■
「考えたらダメです厳禁」これは「小知を働かせてはならぬ」と同じ意味と思われます(祈)†
僕は何しろ霊団に本気の全力で反逆していますので、時々霊団をあからさまに軽蔑、侮蔑するような思念を心に燃やしたりします。それが宜しくない事は霊的知識的にも、これまでの経験上からも十分承知しているのですが、とにかく閉じ込められるのが頭にきて頭にきてどうしようもなくてそういう宜しくない事を考えたりするのです。(その僕の思念はもちろん霊団に伝わっているという事ですよ)で、霊団が「もっと我々を軽蔑しなさい」といった趣旨の事を言ってきていますが、これはもちろんその言葉の通りの意味ではなく逆説的な意味で言っているのでしょう。えっと、例えばですが、僕が帰幽後に向上したい一心で霊団におべっかを使うとしましょう。しかし霊界に“ウソ”というモノは存在しません。霊団には僕が本心ではないおべっかを言っている事が一目瞭然であり、僕はそれを知識として知っていますので、無意味なウソをつく事はせず、宜しくないと分かっていながらも霊団に対し罵詈雑言の思念をぶつける事があるのです。ウソの思念を並べ立てるよりその方がよほど正直だと思うからです…続きを読む→

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†