【5/30】これが死後の世界だ (2)夫婦の情愛

「ま緑と黄金色に輝き、色とりどりの花の香りが心地よく漂う丘の中腹に、初期の英国に見る如き、多くの小塔とガラス窓をもった切妻の館がある。それを囲む樹木も芝生も、また麓の湖も、色とりどりの小鳥が飛び交って、さながら生を楽しんでいる如く見える。地上の景色ではない。これもヴェールの彼方の情景である。

「今さら、こちらにも地上さながらの情景が存在することは論ずるまでもあるまい。ヴェールの彼方には地上の善なるもの美なるものが、その善と美を倍加されて存在する。この事実は汝等地上の人間にとってはひとつの驚異であるらしいが、汝等がそれを疑うことこそわれらにとりての驚異なのだ。

「さて、その館の櫓(やぐら)の上にひとりの貴婦人が立っている。身にまとえる衣服がその婦人の霊格を示す色彩に輝いているが、その色彩が地上に無い故、何色とも言うことが出来ぬ。黄金の深紅色とでも言えようか。

が、これでは汝が想像できまい。婦人は先ほどから湖の水平線の彼方に目をやっている。ここに見える低き丘は水平線の彼方から来る光に美しく照り映えている。

「婦人は見れば見るほど美しい方である。姿は地上のいかなる婦人にもまして美しく整い、その容貌はさらにさらに美しい。その目は見るもあざやかなスミレ色の光輝を発し、額に光る銀の星は、心の変化に応じて千変万化の色彩を発している。その星は婦人の霊格を表象する宝石である。言わば婦人の霊的美の結晶であり、その輝きひとつが全容姿の美を倍加する。

「この方は数知れぬ乙女の住むその館の女王なのである。乙女たちはこの婦人の意思の行使者であり、婦人の命に従って引きも切らず動きまわっている。それほどこの館は広いのである。

「実はこの婦人は先ほどから何者かを待ちこがれている。そのことは婦人の表情を一見すればただちに察しがつく。やがてその麗しき目からスミレ色の光輝が発し、それと同時に口元から何やら伝言が発せられた。

そのことは婦人の口のすぐ下から青とピンクと深紅色の光が放射されたことで判った。その光は汝等には行方を追うことさえ出来まいと思われるほど素早かった。

「すると間もなく、地平線の右手に見える樹木をぬって、1隻のボートが勢いよくこちらへ向けてやってくるのが見えはじめた。オールが盛んに水しぶきを立てている。金箔を着せた船首が散らす水しぶきはあたかもガラス玉のごとくキラキラと輝きながら、あるいはエメラルド、あるいはルビーとなって水面へ落ていく。

「やがてボートは船着場に着いた。着くと同時に眩ゆいばかりに着飾った一団が、大理石で出来た上り段に降り立った。その上り段は緑の芝生へ通じている。一団は足どりも軽やかに上って来たが、中にただひとりゆっくりとした歩調の男がいる。その表情は喜びにあふれているが、その目はあたりを柔らく包む神々しい光にまだ十分慣れておらぬらしい。

「その時、館の女王が大玄関より姿をお見せになり、一団に向って歩を進められた。女王は程近く接近すると歩を止め、その男に懐かしげな眼差しを向けられた。男の目がたちまち困惑と焦燥の色に一変した。

「すると女王が親しみを込めた口調でこう挨拶をされた。“ようこそ、ジェームズ様。ようやくあなた様もお出でになりましたね。ようこそ。ほんとにお懐しうございます。”

「が彼は尚も当惑していた。確かに妻の声だ。が昔と大ぶ違っている。それに妻は、死んだ時は病弱な白髪の老婆だったはずだ。それがどうしたことだ。若さと美しさにあふれているではないか。こうした思いが彼の胸中を去来するのである。

「すると女王が言葉を継いだ。“あれよりこの方、私は蔭よりあなた様の身をお護りし、寸時とて離れたことがございませんでした。たったおひとりの生活で、さぞお淋しかったことでございましょう。が、それもはや過去のこと。

かくお会いしました上は、孤独とは永遠に別れを告げられたのでございます。ここはあなた様も永遠に年を取ることのない神の常夏の国。息子たちやネリー(女の子)も地上の仕事が終ればいずれこちらへ参ることでございましょう。”

「女王はそう語ることによって自分が妻であることを明かさんと努力した。そしてその願いはついに叶えられた。彼はその麗わしく神々しい女王こそまさしく吾が妻、吾が愛しき人であることを判然と自覚し、そう自覚すると同時に感激に耐えかねて、どっと泣きくずれたのである。再び甦った愛はそれまでの畏敬の念を圧倒し、左手で両目を押さえたまま1歩2歩と神々しき女王に近づいた。

「それを見た女王は喜びに顔をほころばせつつ、急いで歩み寄り片腕を彼の肩にかけ、もう片方の手で彼の手を握りしめ、厳かな足取りで彼と共に石段を登り、その夫のために用意していた館の中へ入って行ったのであった。(注18)

実に情感あふるる、人間味豊かな情景ではないか。真の愛によって結ばれた者同士は永遠に離れることがないことを、この物語は教えている。

が、そうして再会したふたりは以後いかなる生活を営むのであろうか。言いかえれば、天界の結婚生活はいかなる意義と目的をもっているのであろうか。それをスエーデンボルグの『天国と地獄』にみてみよう。

「地上にいる時間はもうそんなに長くない」だったらやるべき事をやり切れよ(祈)†■2024年2月28日UP■
「地上にいる時間はもうそんなに長くない」だったらやるべき事をやり切れよ(祈)†
例えば守護霊は自分が守護を命ぜられた人間が物質界降下の目的を達成できずに(カルマの解消、罪障消滅等)下層界に落ちる事になったら、守護霊側もその責任を負う事になるのだそうです。今回の僕という霊の道具を使用しての霊的使命遂行の霊団(100の光の霊団)も、ここまで事態を悪化させるに至った責任を霊界側で取らされる事になるのかも知れません。そしてそれはもちろん僕にも当てはまり、僕も帰幽後にキビシイ状態にさせられるのは明白です。(反逆の責任を取らされるという事)で、僕はその覚悟で反逆していますから自業自得という事でヨシとして、とにかく仕事は前進させてくれよ。全部とは言わない、何なら少しでもいいよ。とにかく肉眼に映じる結果を出してくれよ。僕は復刊というカタチで肉眼に映じるアウトプットをしようとしている。それの何が悪いって言うんだよ。僕という霊媒が機能しないんだからこうするより他にどうしようもないだろ。僕が単純に思う事は「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁をもっと霊的に攻撃しろよ、という事です。霊障の嵐をコイツらに降らせて震え上がらせるなど理想的だと思うのですが、そういう事も一切やろうとしない。僕の事は「愛の試練、霊障イペルマルシェ」でチクチクいじりまわしてきやがるくせに…続きを読む→
「目指す事は安全」僕がこれほどムカつかされるのは身の安全のためという事のようですが(祈)†■2024年5月22日UP■
「目指す事は安全」僕がこれほどムカつかされるのは身の安全のためという事のようですが(祈)†
実は何もやる気がないのではないか。この12年の霊団の動きを見ればおのずとそういう回答が導き出されるのではないか。僕は霊団の事を「口だけ霊団」と公言していますが、この言葉は実は大正解なのではないか。本当にこの霊団とか名乗っている奴らは最後まで口だけピーチクパーチク動かして何もやらずにボケっと見てるだけで終わらせるつもりなんじゃないのか。要するに「アキトくんの場合はインスピレーションで事足りているのでわざわざ低次元の霊媒現象をやらなくても我々の目的をだいたいにおいて達成している」という事なのかも知れません。インスピレーションが霊界側にとってもっとも自然な交信方法という事は霊的知識をお勉強して頂ければ分かります。霊媒現象というのは霊力に感応しない物質界の人間に霊的な事を理解させるために霊界側が物的次元まで波長を下げる犠牲的仕事ですが、物質界の人間がインスピレーションを受け取れるようになってくれれば、そしてさらにそのインスピレーションによる導きに従ってくれれば、霊界側はその犠牲的仕事をせずに済み、思念の送信だけで目的達成できますからこんな簡単な事はない、という事になります…続きを読む→
「お前の行動に制限を加えていたんだ」この最悪人生は霊団主導でやらされているという事です(祈)†■2024年9月18日UP■
「お前の行動に制限を加えていたんだ」この最悪人生は霊団主導でやらされているという事です(祈)†
コレは「ペナルティの内容」という事でイイと思います。確かにこの数年、僕は脱出しようとしてありとあらゆるアクションを起こしてきましたが、成功確率0%、信じられない事に何ひとつ上手く行っていません。明らかに脅しと受け取れるインスピレーションを多数受け取り、泣く泣く脱出の試みを頓挫させられた事が何度あったか知れません。そこまでして閉じ込めてくるのが僕には異常と思えてならず「そのパワーを物質界の邪悪の滅亡に使えよ」と言いたくて仕方ありませんでした。使命遂行開始初期の頃、霊団は「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を僕に果てしなく怒涛に教えてきて、ももちゃんを筆頭とした奴隷の女の子の存在も猛烈に教えてきました。僕はその導きに従って天皇一族の邪悪の正体を徹底的に情報拡散してきた訳ですが、あるところから霊団が全く正反対の行動をとり始めます。「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を全く滅ぼすつもりがない、奴隷の女の子に関してはまるっきり助けるつもりがない、見殺しにするつもりであるとハッキリ言ってきて、僕は耳を疑う事になります…続きを読む→

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†