『シルバーバーチの霊訓⑫』
流血の悲劇を何度繰り返してもなお懲りない為政者が牛耳る地上では、その苦難や悲哀の中で摂理を学ぶしか方法がありません。本当は愛と互助の精神を発揮する行為の中で学んで欲しいのですが、それができない以上、摂理に逆らった事をして痛い思いをするほかありません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
地上で“偉い人”が必ずしも霊界でも偉いとは限りません。こちらでは魂の偉大さ、霊性の高さ、奉仕的精神の強さが重んじられます。こうしたものは物的な金ピカの輝きが消えたあとも末永く残ります。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
霊的な目が開かれ、霊力によってもたらされる愛を受け、霊的真理の啓示を手にした者がそのあとで人のために役立つ事を何一つしないようでは、神から大きなお咎めを受けます。なぜなら、知らずに怠けたのではなく、知っていながら怠けたからです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
既成宗教に籍を置く者はいずれ、これまでに犯した過ちのすべてに責任を取らねばならない日がやってまいります。摂理を免れる方法はありません。神の目はごまかせないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
特に霊の声を聞いた者(心の奥では気づいている人)はその反動は大きくなります。その声に素直にしたがえない者は、何も知らずに信じている者より大きな報いを受けます。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
クリスチャンになったからといって、それで“地の塩”(地上の人間としての理想像)になった訳ではありません。どこかの教会に所属したからといって“地の塩”になる訳でもありません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
こちらの世界へ来ると、地上でどういう肩書きをしていたかは問題にされません。特定の教義を擁護しても何にもなりません。評価されるのはただ一つ、地上生活において内部の霊性をどれだけ発揮したかです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
大切なのは各自の良心に恥じない生き方をするかどうかという事です。赤ん坊の身体に水を2、3滴ふりかけたからといって摂理がごまかされるものではありません。原因があって結果が生じる、この法則は変えられないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
洗礼によって魂は少しも影響を受けません。他人が代って魂を成長させる事はできないのです。地上生活を生きていく、その生き方によって自分で成長させなくてはいけません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
間違った行為による報いは他人によって取り払ってもらう訳にはまいりません。それを償うに足る行為と、その過ちがもたらす苦しみに耐える事によって、みずから処理していくほかはありません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
摂理は完全であり、自動的に作動します。誰一人それから逃れられる人はいません。自由意志も摂理の中に組み込まれております。その働きは一定の進化の段階まで到達すると分るようになります。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
あなたは個性を築き魂の進化を促進するためにこの物質界へ来ているのです。利己主義の道を選べば、それなりの代償を払わないといけません。人道主義の道を選べば、人間的成長という形での報いがあります。そうした事はすべて摂理のもとに規制されております。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
身分、職業、血筋、地位や肩書き、肌の色や国家の別、こうしたものには一切関わりなく、人間のすべてに“人のために役立つ事をするチャンス”が用意されています。それを怠ると、それだけの代償を払わされます。その摂理には誰一人干渉する事はできません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
過去は今体験している結果の原因を拵えた訳ですが、その結果に対する現在の対処の仕方が、代って将来の結果を生出す原因となる訳です。ですから今こそ良い種を蒔くように努力するのです。幼児に説教するような事を言うようですが、しかしそれが真実なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
人生の難問の一つ一つを、あなたが解決を迫られている課題として受止めなさい。それに挑戦していく過程の中で霊性が磨かれ、発達し、潜在的神性が表面に出てくるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
順風満帆に事が運んでいる時に感謝する必要はありません。難問が生じた時こそ感謝すべきです。あなたにとっての挑戦課題が突きつけられたのであり、それを真正面から受止める事によってあなたの霊性が一段と磨かれる、その絶好のチャンスだからです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
あなたが人生の嵐に遭遇するのを私たちが阻止してはならず、又その嵐の中で悪戦苦闘するのを防いであげる事もできません。そうした試練にあなたがどう対処しそこから教訓を学ぶために持てる才能をどう働かせるかを、側からじっと見守らねばならない事もあるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
実在に目覚めるためには晴天と嵐というような対照的な体験が必要です。憎しみも所詮は愛が正しい目的からそれて歪められたものに過ぎません。要は魂の成長に係わる問題です。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
光を見出せるのは闇の中においてこそです。嵐の中にあってはじめて平穏無事のありがたさがが分ります。悲しみを味わってはじめて喜びを知るのです。人生は一見すると矛盾しているかに思える両極性で成り立っているのです。
シルバーバーチ以外で僕が個人的にオススメする書籍は、たくさんありますが中でも特に「霊界通信 ベールの彼方の生活 1巻~4巻」をオススメしたいです☆一人の例外もなく人間全員が暮らす事になる次の生活の場、霊界での生活の様子が可能な限り詳細にわたって紹介されてます☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑫』
健康を損うまでは健康の有難さは分りません。雨の日の鬱陶しさを耐え忍んではじめて晴天の有難さが分ります。それと同じく、苦難は肉体が自分ではなくそれを操っている霊こそ自分である事を悟るために神が用意した、一種の触媒です。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
地上生活の問題は人間みずからの努力で解決していかねばなりません。問題が生じないように私が処置を施してあげる訳にはいきません。地上生活の本質そのものが絶えず問題と取り組むようにできているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
その問題と正面から取り組むのです。内部に潜む霊力を引き出して精一杯頑張るのです。そして、それでもなお十分でない時にはじめて、もう一歩踏み込んで、無限の宝庫からの援助を求めて祈るのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
何の問題も生じないようでは、それは哀れなロボットと同じです。血の通わない操り人形です。あなたの内部には地上で開発すべき可能性が無限に秘められているのです。それは日向ぼっこをしているような呑ん気な生活、何一つ不自由のない生活の中では開発されません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
嵐の中で必死に舵取りをしている中においてこそ、内部の霊力が呼び覚まされ発達するのです。私にはこんな厳しい説教しかできなくて申し訳ありません。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
私はその場限りの、ただ有難がられるだけの説教はしたくありません。人間はかくあらねばならないという、あるがままの真実をお教えする絶好のチャンスだと思って説いているのです。真実の自我を見出す最良の手段なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
ですから、言いにくい事を申すようですが、困難に遭遇したら、よくぞお出でくださいましたと歓迎する事です。それは困難のマスクをかぶった“友”なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
霊の褒章がもし簡単に手にできるものであれば、それは手にするほどの価値はない事になります。成就、達成、こうしたものには犠牲がつきものです。がその犠牲には必ず償いがあります。物的に失ったものは、それよりはるかに価値のあるものによって埋め合わせがあります。
『シルバーバーチの霊訓⑫』
大半の人間の魂は居眠りをしております。小さな神性の火花が休眠状態にあります。それを煽って大きく燃え上がらせる必要があります。その触媒となるのが困難であり危機であり悲しみであり別れであり病気です。
シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)