『スピリチュアルストーリーズ』【第4話 天国の保育園】

みなさんが住むこの地上と同じように、天国にも保育園があります。そこでは、小さいときにこの地上に別れをつげて天国へ行った子どもたちが暮らしています。

『スピリチュアルストーリーズ』ではこれから、みなさんといっしょに、その天国の保育園をのぞいてみることにしましょう。天国の保育園は、それはそれは楽しいところです。かわいらしい家がたくさんたちならび、子どもたちはいくつかのグループにわかれて暮らしています。

『スピリチュアルストーリーズ』ここでは、年上の子どもがリーダーをつとめ、小さな子どもたちのお世話をすることになっています。もちろん、保母さんの仕事をする大人の先生もいて、いっしょにいろいろとお世話をしながら、子どもたちをりっぱに育てているのです。

『スピリチュアルストーリーズ』また、この保育園には、たくさんの動物や小鳥がいて、家の中で子どもたちといっしょにすわって話しあったり、外でなかよく遊んだりして、とても楽しい毎日を送っております。そこには、子どもたちが好きな動物が、たくさん遊びに来ています。

『スピリチュアルストーリーズ』ここの動物たちは、少しも人間をこわがらないのです。なぜかといえば、この保育園の子どもたちはけっして動物に悪いことをしないということを、動物たちがよく知っているからです。はじめてこの保育園に来た子どもは、よくわからないことがたくさん→

『スピリチュアルストーリーズ』→あります。ですから、来る前に、ここでの新しい生きかたを学んでいないと、とんだ大失敗をすることがあります。これからお話しするのは、この保育園にひょっこりあらわれた男の子、ジョンくんの、大失敗の物語です。

『スピリチュアルストーリーズ』ジョンが天国へ来たのは、やっと9歳になったばかりの時でした。かわいそうにジョンは、地上でたいへん不幸な生活を送りました。家が貧しかったために、遊ぶことも本を読むこともできませんでした。

『スピリチュアルストーリーズ』どんなに小さいものを手に入れるのにも、ジョンはいつも苦しい思いをしなければなりませんでした。そのためか、ジョンはだんだん大人の言うことをきかない子どもになり、いつのまにか、とてもいじわるな子どもになっていたのでした。

『スピリチュアルストーリーズ』さて天国へ来たジョンは、ある時ひょっこり、その保育園へやってきました。保育園に入るのははじめてでしたので、もちろんこの、子どもの国のことについては何も知りません。ジョンは、お庭でピョンピョンと楽しそうに跳びまわっている→

『スピリチュアルストーリーズ』→かわいい小鳥たちを見ると、地上にいた時と同じように、いきなり石をひろってその小鳥に投げつけました。かわいそうに、ジョンの投げた石は、そのうちの1羽に命中しました。それを見てジョンは、得意になってよろこびました。

『スピリチュアルストーリーズ』ところが次の瞬間、ジョンはとても驚きましや。石が当たったはずの小鳥が、少しも傷ついていないのです。そればかりではありません。その小鳥がジョンの方へ飛んできて、ジョンの肩の上にとまったではありませんか!

『スピリチュアルストーリーズ』ジョンは不思議に思って、しばらく、じっと立ったままでした。するとそこへ、ジョンより少し年上の少年がやって来て、ジョンにこう言いました。「ジョンくん、この国ではあんなことをしてもけっして傷つくことはないんだよ」

『スピリチュアルストーリーズ』「それに、ここの小鳥たちは、こわがるということを知らないんだ。それできみのところヘやって来たのさ」それからその少年は、ジョンを自分の受け持ちの家につれていきました。ジョンはそこにあったベッドに横になると、そのままグッスリと→

『スピリチュアルストーリーズ』→眠ってしまいました。しばらくして目をさましたジョンは、ベッドのすぐ横に1匹の小さなシカが立っているのに気がつきました。とてもかわいい「子ジカのバンビ」です。ところが、それを見たジョンは、すぐまた悪いことをしたくなりました。

『スピリチュアルストーリーズ』でも、このようにジョンがすぐに悪いことを考えるのは、ほんとうはジョンが悪いのではありません。地上にいた時の生活があまりにも苦しかったからなのです。ジョンはベッドからとび起きるとすぐ、げんこつでシカをなぐりつけました。

『スピリチュアルストーリーズ』ところがジョンは、またまた驚きました。シカがジョンに近づいてきて、しきりにジョンの首のところに鼻をすりよせるのです。ジョンが、自分の悪いおこないに気がついたのはこの時でした。ベッドにすわったまま、悲しくなって泣いてしまいました。

『スピリチュアルストーリーズ』シカが近づいてジョンをなぐさめます。このようすを見ていたさっきの少年は、ジョンにやさしくこう言いました。「ジョンくん、きみはなぜ、僕たちの友だちに、そんな悪いことをするんだい?みんな、きみのことが好きなんだよ」

『スピリチュアルストーリーズ』「それを知ってもらいたいと思って、ほら、シカもこうして鼻をすりよせてるんじゃないか。このシカも、こわがることを知らないんだよ。ただきみに好かれたいのさ。この国ではこうやって、みんながなかよく生きていくんだよ。みんなしあわせなんだ」

『スピリチュアルストーリーズ』この言葉を聞いて、ジョンは、それがほんとうであることが、よくわかりました。それからジョンは、シカといっしょに外にとび出しました。

『スピリチュアルストーリーズ』家の外では男の子や女の子、それに動物たちが、みんな楽しそうに遊んでいます。こうしてジョンも、すぐにみんなとなかよしになりました。そして、はじめて、ほんとうのしあわせを知ることができたのでした。

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†