—–一章
『シルバーバーチの霊訓②』
“新聞界の法王”の異名をもつ世界的ジャーナリスト、ハンネン・スワッハー氏がシルバーバーチの交霊会の様子を次のように紹介している【自分を人のために役立てる事―これが繰返し説かれ強調されてきたシルバーバーチの教訓の“粋”である】―
『シルバーバーチの霊訓②』
―【それを折ある毎に新たな譬えで説き、別の言葉で表現し、深い洞察力と眼識の光で照らし出して見せてくれる。我々レギュラーメンバーにとっては何年ものあいだ繰返し聞かされて来た事であるが、招待された新参者にとっては一種の啓示である】―
『シルバーバーチの霊訓②』
―【数日前、招待した三人は皆シルバーバーチの霊言に興味を抱く新参者である。そのうちの一人は爵位をもつ家柄の夫人でありながら庶民層への施しの必要性を説く仕事に身を投じて来られた。交霊会の当初からシルバーバーチが夫人の心を読取っている事を思い知らされた―】
『シルバーバーチの霊訓②』
あなたは私どもの説く教説の真実性をかねがね痛感しておられましたね(とシルバーバーチが語り始めた)あなたはこれまで宗教の名のもとに与えられて来た説教には不満を抱いておられました。これまで得た知識に加えてぜひスピリチュアリズムの知識が必要だと痛感されました
『シルバーバーチの霊訓②』
そして何年か前に、残りの生涯をご自分より不幸な人々のために捧げようと密かに決意なさいました。「おっしゃる通りです」と夫人が続けると、続けてシルバーバーチは、しばしば困難に遭遇するその仕事についてこう述べて勇気づけた。
『シルバーバーチの霊訓②』
あなたが片時も一人ぽっちでいることはない事はご存知でしょう。人のために尽そうとされるその願望は自動的に私どもの世界で同じ願望を抱く博愛心に燃える霊を惹き寄せます。なぜなら双方に理解力における親和性があるからです。
『シルバーバーチの霊訓②』
永遠に変らぬものは“愛”です。人のために尽したいという願望から発する真実の愛です。私どもは肩書きも党派も教義も宗派も興味ありません。その人がその日常生活において何を為しているかにしか興味はないのです。
皆さん、何よりも大切な霊的知識を得ましょう。因果律の働きを理解しましょう。こういう地上生活を送ったら霊界に行ってこういう状況になる、という事を得心していれば…自分勝手・無責任な生活を送っていると下層界へ落ちて悲惨な状況になると知っていれば、絶対に日常生活を律するはずなんです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓②』
私どもにとっては“人のために尽す事”が宗教の全てなのです。人のために生きる者こそ最も神に近い存在なのです。そこに魂の存在価値があるのであり、人のためという願望を抱く者は自動的に霊界で同じ願望を抱いている霊を惹き寄せます。
『シルバーバーチの霊訓②』
その人間を介して自分を役立てたいと思う霊が寄って来るのです。霊界には地上で人類解放のために生涯を捧げた霊が無数におります。その気高い使命は墓場で終ったのではありません。霊の世界へ来てからの体験によってむしろその使命感を一層強烈に感じるようになります。
『シルバーバーチの霊訓②』
霊界から地上世界を見ると悲劇と悪行が目に余ります。強欲と利己主義と略奪が横行し改めねばならない事が無数にある事が分ります。そこでそんな地上を少しでも良くし美しくするために自分を役立てるための媒体として同じ願望を抱く人間を求めるのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
これが人のために役立てるという事の仕組み、自分を無にして霊力に委ねるのです。霊力を取り留めのないもののように想像してはいけません。実体があり直接的にあなたの心に触れる事ができ、それがあなたを通じてさらに他人へ働きかけより大きな悟りを開く助けとなります。
『シルバーバーチの霊訓②』
【ここで夫人が良い講演をするにはどうしたらよいかを尋ねた―】精神統一をなさる事です。時には煩雑なこの世の喧騒を離れて魂の静寂の中へお入りになる事です。静かで受身的で受容性のある心の状態こそ霊にとって最も近づき易い時です。
『シルバーバーチの霊訓②』
静寂の時こそ背後霊が働きかける絶好機なのです。片時も静寂を知らぬような魂は騒音のラッシュの中に置かれており、それが背後霊との通信を妨げ、近づく事を不可能にします。ですから少しの間でいいのです。精神を静かに統一するよう工夫する事です。
『シルバーバーチの霊訓②』
すると次第に役に立つ良い考えが浮かんで来るようになります。背後霊のオーラとあなたのオーラとが融合する機会が多いほどそれだけ高度なインスピレーションが入ってきます。どれほど多くの愛があなたの周りを包んでいるか、それが判って頂けないのが残念です。
『シルバーバーチの霊訓②』
その様子を言葉でお伝えするのは容易ではありません。人間は目に見え耳に聞こえるものによって現実を判断します。お粗末な手段であるとはいえ止むを得ない事です。しかし本当は目に見えないところに同じ志を抱く霊が待機し堕落せる者を立ち上がらせ、心弱き者を元気づけ―
『シルバーバーチの霊訓②』
―困窮せる者を救い、病人を癒し、肉親に先立たれた人を慰め、道に迷える者、疲れ果て煩悶する者たちに知識と叡智と悟りを授けんとしてその好機を窺っております。あなたには為すべき事があります。そしていずれおやりになる事でしょう。
本の内容を撃てば撃つほど僕がする事になってしまった霊的知識普及の使命の「重大性」を認識せずにいられません。霊的知識が地上に根づく事がいかに急務かつ重要である事か。イエス様の怒涛の連続顕現の意味、そしてご意志をひしひしと感じるのです。僕はこんな器じゃないけどやるしかないんです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓②』
【もう一人の招待客は出版業を営む男性で、ヨーロッパ中に洪水の如く良書を行き亘らせる事が夢である。というのは知的水準の高い良書という良書がヒトラー政権のナチ党員によって焼却されてしまい、今その失われた知識を求める声がしきりに聞かれるからである】―
『シルバーバーチの霊訓②』
―【シルバーバーチはこの男性に対し、これまでも霊が陰から援助して来ている事実を語り、のっぴきならぬ状態に差し掛かるたびに霊の救いの手が差しのべられてきた事実を指摘した。そして書物を出版する仕事はただの商売と呼ぶ人がいるかも知れないが、】―
『シルバーバーチの霊訓②』
―【立派に神の計画の一翼を担っている事、そして彼の動機の崇高さ故に何物も阻止し得ない事を説いてからこう語る―】私には人生に疲れ切った人間の数々―生活は暗く、あたかも霧と靄の中で暮しているような人間、肉体的、知的、霊的にがんじがらめにされた人間が見えます
『シルバーバーチの霊訓②』
そこで私どもはその束縛から解き放すための援助の手を差しのべようと願っているのです。あなたには今心で願っておられる事を成就するチャンスがあります。恐れる事なく立ち塞がる困難に惑わされる事なく、あなたがこれまで三度は試みられた事を今一度試みて頂きたい。
『シルバーバーチの霊訓②』
真一文字に突き進みなさい。障害と思える事も近づいて行けば雲散霧消します。忘れないで下さい。あなたに生命を賦与した力、息吹を与えたエネルギー、あなたに意識を与えた生命力は、この宇宙を創造し極大極小を問わず全存在に生命を与えたのと全く同じものなのです。
『シルバーバーチの霊訓②』
心に唯一の目的を抱いて真一文字に進む事です。そうすれば必ずその力があなたを支えてくれます。
シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)