「世界心霊宝典1 霊訓」より→「善行の報いは天国における永遠の休息などという感覚的安逸ではない。神の玉座の周りにて賛美歌三昧に耽る事でもない。悔い改めの叫び、あるいは信仰の告白によって安易に得られる退屈極まる白日夢の如き無為の生活でもない」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「義務を果たせる満足感、向上せる喜び、さらに向上する可能性を得たとの確信、神と同胞への一層の愛の実感、自己への正直と公明正大を保持し得たとの自信。こうした意識こそ善の報酬であり、それは努力した後に始めて味わえるものである」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「休息の喜びは働かずして味わえぬ如く、一杯の水の有難さは渇ける者にしか味わえぬ如く、善の報酬は生活に刻苦し人生の埃にまみれ、真理に飢え愛に渇ける者にして始めて真の味を賞味できるものである」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「怠惰なる感覚的満足は我等の望むところではない。あくまでも全身全霊を込めて努力せる後に得られる心の満足であり、しかもそれはすぐまた始まる次の向上進化へ向けての刺激剤でしかないのである」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「徳の貯えは自分自ら一つ一つ刻苦勉励の中に積み重ねたるもの以外には存在せぬ。至福の境涯に至る道は聖者達が辿れる苦難の道と同じ道以外にない」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「一瞬にして罪深い人間を聖者に変え、強かなる無頼漢、卑しむべき好色家、野獣にも比すべき物欲家に霊性を賦与し、洗練し、神の祝福を受けさせ、汝らの言う天国に相応しき霊となす魔法の呪文など、我等は知らぬ。そのような冒涜的想像の産物は我等と縁はない」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「ああ何たる無知!至聖、至純、至善なる霊が常に援助の手を差し延べんと待機しているものを、祈る事を疎かにするが故にその霊との交わりを得る事が出来ぬのである。魂を神に近づける崇拝そして天使を動かす祈り、この二つはいつでも実行可能なる行為である」
「世界心霊宝典1 霊訓」より→「我等は行為を重要視する。何を信じたるやは問わぬ。何を為せるやを問う。なぜなら人間の性格は行為と習性と気質によって形成され、それが霊性を決定づけていくものと理解するからである」
「シルバーバーチの霊訓」より→「あなた方人間は霊的存在です。これは誰もがいつの日か直面する事になる厳粛な事実です。が“いつの日か”ではなく“今すぐに”認めて、これから先の何十年ものムダな困難を省いた方がどれだけ賢明でしょうか」
「シルバーバーチの霊訓」より→「地上の人類はまだ痛みと苦しみ、困難と苦難の意義を理解しておりません。が、そうしたものすべてが霊的進化の道程で大切な役割を果たしているのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「過去を振り返ってご覧なさい。往々にして最大の危機に直面した時、最大の難問に遭遇した時、人生で最も暗かった時期がより大きな悟りへの踏み台になっている事を発見されるはずです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「いつも日向で暮らし不幸も心配も悩みもなく、困難が生じても自動的に解決されてあなたに何の影響も及ぼさず、通る道に石ころ一つ転がっておらず征服すべきものが何一つないようでは、あなたは少しも進歩しません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「一つ一つの体験があなたの人生模様を織りなしています。あなた方はとかく一時の出来事でもって永遠を裁こうとされます。つまり目先の矛盾撞着にとらわれ、人生全体を通して神の叡智の糸が織りなされている事を理解しません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「調和を基調とするこの大宇宙の中であなた方一人一人が神の計画の推進に貢献しております。人生での出来事、時には辛く絶望的であり、時には苦しく悲劇的であったりしますが、その一つ一つがこれから辿り行く道の為に魂を鍛える役割を果たしているのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「光と闇、日向と陰、こうしたものは唯一絶対の実在の反映に過ぎません。陰なくして光はなく、光なくして陰はありません。人生の困難は魂が向上していくための階段です。困難、障害、不利な条件、これらみな魂の試練なのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「いったい無限の可能性を秘めた魂の潜在力が困難も苦痛もなく、陰もなく悲しみもなく、苦難も悲劇も体験せずに発揮されると思われますか。もちろん思われないでしょう」
「シルバーバーチの霊訓」より→「人生の喜び、楽しい笑いの味は、人生の辛酸をなめつくして始めて分かります。なぜなら深く沈んだだけ、それだけ高く上がれるからです。地上生活の陰を体験するほど、それだけ日向の喜びを味わう事ができます」
「シルバーバーチの霊訓」より→「いったい何の困難も、何の試練も、何のトラブルも、何の苦痛も、何の悩みもない世界を想像できるでしょうか。そこにはもはや向上進化の可能性がない事になります。克服すべきものが何もない事になります。ただ朽ち果てるのみです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「地上人類が肉体的存在の消滅を大変な不幸として受け止めるのは、地上世界の進化が物的バイブレーションの段階を超えていないからです。その段階を超えて進化すれば物質というものがただの殻に過ぎない事を理解するようになります」
「シルバーバーチの霊訓」より→「霊的に向上していくと、光とその光によって生じる影との区別ができるようになります。地上的“縁”には拘束力がありません。霊的な“縁”こそ永遠に続くものです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「“死んだ人”たちはあなたのもとから去ってしまうのではありません。死というドアを通り抜けて新しい生活へ入っていくだけです。その人たちにとって死は大きな“解放”です。決して苦しいものではありません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「縁故のある霊がすぐ身の周りにいます。肉体に宿っていた時よりも一段と親近度を増しているのですが人間の方は鈍重なバイブレーションにしか反応しないために、すぐ近くにいてもその高いバイブレーションに感応しないだけです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「みなさんはなぜ物的な出来事をもって永遠を判断しようとなさるのでしょう。みなさんは空の広さは計れません。地球の大きさすら計れません。なのにわずかな地上生活でもって永遠を計ろうとなさいます」
「シルバーバーチの霊訓」より→問「他界した最愛の伴侶を追って自らの行為でそちらの世界へ行く事は許されますか」シルバーバーチ霊「許されません。あくまでも摂理に従って寿命を全うしなければなりません。神の摂理は常にその働きが完璧だかです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「例えばリンゴを熟さないうちにもぎ取ればリンゴの美味しさは味わえません。それと同じで霊的に熟さないうちに無理やり次の世界へ行くような事をすると(地上での悲しく苦しい期間よりも)永い期間にわたって辛い体験を支払わされる事になります」