『シルバーバーチの霊訓』7巻 2章 今なぜスピリチュアリズムか

※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【シルバーバーチの交霊会には時おりレギュラーメンバーの他に新参者が招かれる。その日も一人の招待客が出席していた。その客の質問に対するシルバーバーチの答えは、さながらスピリチュアリズムの要約の観があるので紹介しよう―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私達霊団の仕事の一つは地上へ霊的真理をもたらす事です。これは大変な使命です。霊界から見る地上は無知の程度が酷すぎます。その無知が生出す悪弊は見るに耐えかねます。それが地上の悲劇に反映しておりますが、実はそれがひいては霊界の悲劇にも反映しているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
地上の宗教家は、死の関門をくぐった信者は魔法のように突如として言葉では尽くせない程の喜悦に満ちた輝ける存在となって一切の悩みと不安から解放されるかに説いていますが、それは間違いです。真相とは程遠い話です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
死んで霊界へ来た人は―初期の段階においては―地上にいた時と少しも変りません。肉体を棄てた―ただそれだけの事です。個性は少しも変りません。性格は全く一緒です。習性も特性も性癖も個性も地上時代そのままです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
利己的な人は相変らず利己的です。貪欲な人は相変らず貪欲です。無知な人は相変らず無知のままです。悩みを抱いていた人は相変らず悩んでいます。少なくとも霊的覚醒が起きるまではそうです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
こうした事があまりに多すぎる事から、霊的実在についてある程度の知識を地上に普及させるべしとの決断が下されたのです。そこで私のような者が永年にわたって霊的生命についての真理を説く仕事に携わってきた訳です。霊的というとこれまではどこか神秘的な―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―受取られ方をされてきましたがそういう曖昧なものでなしに実在としての霊の真相を説くという事です。そのためには何世紀にもわたって受継がれてきた誤解、無知、偏見、虚偽、欺瞞、迷信―人類を暗闇の中に閉じ込めてきた勢力の全てと闘わねばなりませんでした。
世界心霊宝典、全5巻【霊訓】【不滅への道(永遠の大道)】【スピリチュアリズムの真髄】【ジャック・ウェバーの霊現象】【人間個性を超えて(個人的存在の彼方)】これらも超オススメです☆が悲しいかな、絶版が多いです(涙)でも僕は古書で全巻揃え全部読みました☆人類の宝なのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
私たちはそうした囚れの状態に置かれ続けている人類に霊的解放をもたらすという目的をもって一大軍団を組織しました。お伝えする真理はいたって単純なものなのですが、それにはまず証拠になるものをお見せする事から始めなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
即ち偏見を捨てて真摯な目的、真実を知ろうとする欲求をもって臨む者なら誰にでも得心がいくものである事を明らかにしなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あなた方の愛する人々はそちら側からチャンスを与えてくれれば、然るべき通路(霊媒)を用意してくれれば、死後もなお生き続けている事を証明してくれます。これは空想の産物ではありません。何千回も何万回も繰返し証明されてきている事実を有のままに述べているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
もはや議論や論争の枠を超えた問題です。最も見ようとしない盲目者、事実を目の前にしてもなお認める事ができなくなってしまった歪んだ心の持ち主は論外ですが。以上が第一の目的です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
“事実ならばその証拠を見せて頂こう。我々はもはや信じるというだけでは済まされなくなっている。あまりに永い間気まぐれな不合理極まる教義を信じ込まされてきて我々は今そうしたものにほとほと愛想をつかしてしまった。”―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―“我々が欲しいのは我々自身で評価し、判断し、測定し、考察し、分析し、調査できるものだ”―そうおっしゃる物質界からの挑戦にお応えして、霊的事実の証拠を提供するという事です。それはもう十分に提供されているのです。既に地上にもたらされております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
欲しい人は自分で手にする事ができます。それこそが私がこれまであらゆる攻撃を耐え忍び、これからもその砦となってくれる“確定的事実”というスピリチュアリズムの基礎なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
もはや“私は信じます。私には信仰というものがあります。私には希望があります”といった事では済まされる問題ではなくなったのです。“事実なのだからどうしようもありません。立証されたのです”と断言できる人が数え切れないほどいる時代です。
シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「レッドマンのこころ」です。これを読んでインディアンの方々が超トレイルランナーだと知りました☆超人的体力で山野を爆走、馬も追いつけないほど足が強靭☆しょぼいトレイルランナーの僕にとってインディアンの方々は憧れの的なのです☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
人類史上初めて宗教が実証的事実を基盤とする事になりました。神学上のドグマは証明しようのないものであり、当然議論や論争がありましょう。が死後の存続という事実はまともな理性をもつ者なら必ず得心するだけの証拠が揃っております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし証明された時点から本当の仕事が始まるのです。それでおしまいとなるのではありません。まだその事実を知らない人が無数にいます。その人たちのために証拠を見せてあげなくてはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
少なくとも死後にも生命があるという基本的真理は間違いないのだという確証を植えつけてあげる必要があります。墓の向うにも生活があるのです。あなた方が“死んだ”と思っている人たちは今もずっと生き続けているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかも地上へ戻ってくる事もできるのです。現に戻ってきているのです。しかしそれだけで終ってはいけません。死後にも生活があるとはどういう事を意味するのか。どういう具合に生き続けるのか。その死後の生活は地上生活によってどういう影響を受けるのか。―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―二つの世界の間にはいかなる因果関係があるのか。死の関門を通過した後どういう体験をしているのか。地上時代に口にしたり行ったり心に思った事が役に立っているのか障害になっているのか、こうした事を知らなくてはいけません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
また死後、地上に伝えるべき教訓としていかなる事を学んでいるのか。物的所有物の全てを残していった後に一体何が残っているのか。死後の存続という事実は宗教、科学、政治、経済、芸術、国際関係、人種差別問題にいかなる影響を及ぼすのか、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―といった事も考えなくてはいけません。そうなのです。そうした分野の全てに影響を及ぼす事なのです。なぜなら新しい知識は永い間人類を悩ませてきた古い問題に新たな照明を当ててくれるからです。もう一つ申し上げたい事があります。―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―そうした問題と取組んでいく上において私たちは暗黒の勢力と反抗勢力、そしてそうした勢力に加担する事で利益を確保している者たちに対して間断なき闘いを続けていかねばなりませんが、同時に不安、取越苦労といった“恐怖心”との闘いも強いられているという事です。
僕がするかも知れなかった霊的知識普及活動。それについて考えるほど「僕はその器ではない」と思うのです。そういう責任重大な仕事をするための「環境」が僕には全く無いからです。予定外の少年が予定外にタネを蒔いて予定外に効果をあげちゃった…僕は霊界の方々にこんな風に見られてるのかも(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
地上の人間と霊界の人間との間にはその関係を容易にする条件と、反対に難しくする条件とがあります。誤解、敵意、無知、こうした障害はお互いの努力によって克服していけるものです。そのために私たちが存分に力を発揮する上で人間側に要求したい心の姿勢があります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あなた方は肉体を携えた霊であり、私たちは肉体のない霊です。そこに共通したものがあります。“霊”という繋がりです。あなたも今この時点において立派に霊的存在なのです。死んでから霊的存在になるのではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
死んでから霊体を授かるのではありません。死はただ単に肉体という牢獄から解放するだけです。小鳥が鳥かごを開けてもらって大空へ飛び立つように、死によってあなた方は自由の身となるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
基本的にはあなた方人間も“霊”としてのあらゆる才能、あらゆる属性、あらゆる資質が具わっております。今はそれが未発達の形で潜在している訳です。最も僅かながら既に発現しているものもあります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その未発達のものをこれからいかにして発現していくか、本当のあなたを表現していくにはどうしたらよいか、より大きな自我を悟り、神からの素晴らしい遺産を真にわがものとするにはどうすればよいかを私たちがお教えする事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかしいかなる形にせよそうした使命を帯びて地上へ戻ってくる霊は、必然的にある種の犠牲を強いられる事になります。なぜならそのためには波長を地上の低い波長にあわさなければならない―人間と接触するために霊的波長を物的波長に転換せねばならないからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人類の大半を占める人たちがまだ霊的なものを求める段階まで達していません。言いかえれば霊的波長を感受する能力を発揮しておりません。ごく少数の人たちを除いて大部分の人々はそのデリケートな波長、繊細な波長、高感度の波長を感じ取る事ができないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこで私たちの方から言わば“階段を下りなければ”ならないのです。そのためには当然それまで身につけた霊的なものの多くをしばらくの間、置き去りにしなければなりません。本当なら人間側にも階段を上がってもらって、お互いが歩み寄るという形になれば有難いのですが―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―それはちょっと望めそうにありません。しかし人間が霊的存在である事に変りありません。霊的資質を発揮し、霊的な光輝を発揮する事ができれば、不安や疑いの念などは全て消滅してしまいます。霊は安心立命の境地において本来の力を発揮するのです。
霊関連の書籍をさらに追加購入して通読。読むほどに地上にて霊能を発揮して偉業を達成する方々はまさに「選ばれた人々」であり、それに比べ僕は何の使命も帯びずに個人的な進歩向上目的で降りてきた幼稚な少年だったと改めて痛感するのです。僕はよほど稀有なパターンだったのではないかと(考)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
私たちが闘わなければならない本当の敵は“無用の心配”です。それがあまりに多くの人間の心に巣食っているのです。単なる観念上の産物、本当は実在しない心配事で悩んでいる人が多すぎるのです。そこで私は取越苦労はお止めなさいと繰返し申上げる事になるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
自分の力で解決できないほどの問題に直面させられる事は決してありません。克服できない困難というものは絶対に生じません。重すぎて背負えないほどの荷物というものは決して与えられません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかも溢れんばかりの自信に満ちた雰囲気の中で生きていれば、霊界から援助し、導き、支えてくれるあらゆる力を引寄せる事になるのです。このように霊的な問題は実に広大な範囲にまたがる大きな問題なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人生のあらゆる側面に関わりをもっているのです。という事はこれからという段階にいらっしゃるあなたには、探検旅行にも似た楽しみ、新しい霊的冒険の世界へと踏み込む楽しさがあるという事でもあるのです。どうか頑張ってください。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【死後どれくらいたってから地上へ戻ってくるのでしょうか―】それは個々の事情によって異なります。こちらへ来て何世紀にもなるのに自分の身の上に何が起きたかが分らずにいる人もいます。【自分が死んだ事に気がつかないのです(メンバーの一人が口添えする)―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
一方にはちゃんとした霊的知識を携えた人もいます。そういう人は適当な霊媒さえ見つかれば死んですぐにでもメッセージを送る事ができます。そのコツを心得ているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
このように、この問題は霊的知識があるか否かといった条件によって答えが異なる問題であり単純に“こうです”とはお答えできません。私たちが手を焼くのは、多くの人が死後について誤った概念を抱いたままこちらへ来る事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
自分の想像していた世界だけが絶対と思い、それ以外では有得ないと思い込んでいます。一心にそう思い込んでいますから、それが彼らにとって現実の世界となるのです。私たちの世界は精神と霊の世界である事を忘れないでください。思った事がそのまま現実となるのです。
皆さん、本を読みましょう。知識を得ましょう。無知の暗闇を突き破りましょう。僕たちは大切な事を悟るために地上という修行場に降下して来ているのです。霊界こそ僕たちの本来の住処であり、地上は霊界の光によってできた影にすぎません。どうか、どうか皆さんにも霊的知識を得て頂きたいのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ここでシルバーバーチはレギュラーメンバーの中で心霊治療能力をもっている人に一言助言してから再びその新参者に―】この心霊治療というのも私たちの大切な仕事の一つなのです。治療家を通路として霊界の治療エネルギーが地上の病的身体に注がれるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
このように私たちの仕事にはいろんな側面、いろんな分野をもった非常に巾の広い仕事です。初心者の方は面食らう事もあると思いますが間違いなく真理であり、その真実性を悟られた時にあなたの生活に革命が起こります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
宗教の世界では“帰依”という事を言います。お決まりの宣誓文句を受入れ信仰を告白する―それでその宗教へ帰依した事になるというのですが、本当の帰依というのは霊的真理に得心がいって、それがあなたという存在の中にしっくりと納まる事をいうのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その時からその人は新しい眼を通して、新しい確信と新しい理解とをもって人生を見つめます。生きる目的が具体的に分るようになります。神が全存在のために用意された計画の一端が分りはじめるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
ある人は政治の分野において生活の苦しい人々、社会の犠牲となっている人々、社会に裏切られた人々、よるべなき人々のためにその霊的知識を生かそうと奮い立ちます。ある人は宗教の世界へ足を踏み入れて、死に瀕している古い教義に新しい生命を吹き込もうとします。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
ある者は科学の実験室に入り、残念ながらすっかり迷路にはまってしまった科学者の頭脳に霊的なアイディアを吹込もうと意気込みます。また芸術の世界へ入っていく者もいる事でしょう。要するに霊的真理は人生の全ての分野に関わるものだという事です。それは当然の事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
なぜなら生命とは霊であり、霊が即ち生命だからです。霊が目を覚まして真の自分を知った時、即ち霊的意識が目覚めた時、その時こそ自分とは何者なのか、いかなる存在なのか、なぜ存在しているのかという事に得心がいきます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
それからの人生はその後に宿命的に待受ける、より豊かでより大きな生命の世界への身支度のために、“人のために自分を役立てる”事をモットーとして生きるべきです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
どうぞこれからも真理探究の旅をお続けください。求め続けるのです。きっと与えられます。要求が拒絶される事は決してありません。あなたの成長にとって最善のものが与えられます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
我々は大いなる神の計画の中に組み込まれている事、一人一人が何らかの存在価値をもち、小さすぎて用の無い者というのは一人もいない事、忘れ去られたりする事は決してない事を忘れないようにしましょう。そういう事は断じてありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
宇宙の大霊の大事業に誰しも何らかの貢献ができるのです。霊的知識の普及において、苦しみと悲しみの荷を軽くしてあげる事において、病を癒してあげる事において、同情の手を差しのべる事において、寛容心と包容力において、我々の全てが何らかの役に立つ事ができるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
かくして各自がそれぞれの道において温かき愛と悠然たる自信と確固たる信念をもって生き、道を見失った人があなた方を見て、光明への道はきっとあるのだと感じ取ってくれるような、そういった生き方をなさってください。それも人のために役立つという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【その日の交霊会はそれで終り、続いて次の交霊会に出たシルバーバーチは、その間に帰っていた本来の上層界での話に言及してこう述べた―】いつもの事ながら、いよいよ物質の世界に戻る事になった時の気持はあまり楽しいものではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
課せられた仕事の大変さばかりが心にあります。しかし皆さん方の愛による援助を受けて、ささやかながら私の援助を必要としている人たち、そしてそれを受止めてくださる人たちのために、こうして戻ってくるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
これまでのしばしの間、私は本来の住処において私の僚友とともに過してまいりましたが、どうやら私たちのこれまでの努力によって何とか成就できた仕事についての僚友たちの評価は、私が確かめた限りにおいては満足すべきものであったようです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
これからも忠誠心と誠実さと協調精神さえ失わなければ、ますます発展していく神の計画の推進に挫折が生じる気遣いは毛頭ありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その原動力である霊の力が果たしてどこまで広がり行くのか、その際限を推し量る事は私にもできません。携わっている仕事の当面の成果と自分の受持ちの範囲の事情についての情報は得られても、その努力の成果が果たして当初の計画通りに行っているのかは知りませんし―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―知るべき立場にもないのです。私たちの力がどこまで役立っただろうか―多くの人が救われているだろうか、それとも僅かしかいなかっただろうか―そんな思いを抱きながらも私たちはひたすら努力を重ねるだけなのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし上層界には全ての連絡網を通じて情報を集めている霊団が控えています。必要に応じて大集会を催し、地上界の全域における反応をあらゆる手段を通じてキャッチして、計画の進捗具合を査定し評価を下しているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
かくして私たちにすら知り得ない領域において、ある種の変化がゆっくりと進行しつつあるのです。暗闇が刻一刻と明るさを増しつつあり、霧が少しずつ晴れていきつつあり、モヤが後退しつつあり、無知と迷信とドグマによる束縛と足枷から解放される人が益々増えております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
自由の空気の味を噛みしめております。心配も恐怖もない雰囲気の中で精神的に、霊的に自由に生きる事の素晴らしさに目覚めつつあります。自分がこの広い宇宙で決して一人ぼっちでない事、見捨てられ忘れ去られた存在でない事、無限なる愛の手が常に差しのべられており、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―今まさに自分がその愛に触れたのだという事を自覚しそして理解します。人生は生き甲斐のあるものだという事を今一度改めて確信します。そう断言できるようになった人が今日、世界の各地に広がっております。かつてはそれが断言できなかったのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
こうした事が私たちの仕事の進捗具合を測るものさしとなります。束縛から解放された人々、二度と涙を流さなくなった人々がその証人だという事です。これから流す涙は嬉し涙だけです。心身ともに健全となった人々、懊悩する事のなくなった人々、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―間違った教義や信仰が作り出した奴隷状態から逃れる事ができた人々、自由の中に生き、霊としての尊厳を意識するようになった人々、こうした人たちはみな私たちの努力、人類解放という気高い大事業に携わる人たち全ての努力の成果なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
これからもまだまだ手を差しのべるべき人が無数にいます。願わくは私たちの手の届く限りにおいてその無数の人々のうちの幾人かでも真の自我に目覚め、それまで欠けていた確信を見出し、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―全人類にとって等しく心の拠り所となるべき永遠の霊的真理への覚醒をもたらしてあげられるように―更生力に富み活性力と慰安力にあふれ、気高い目標のために働きかける霊の力の存在を意識し、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―代って彼らもまたいずれはその霊力の道具となって同じ光明をますます広く世界中に行きわたらせる一助となってくれるよう、皆さんとともに希望し、祈り、決意を新たにしようではありませんか。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
真理はたった一人の人間を通じてもたらされるものではありません。地球上の無数の人々を通じて滲透していくものです。霊力の働きかけがある限り人類は着実に進歩するものである事を忘れないで下さい。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
今まさに人類は霊的遺産を見出しはじめ、霊的自由をわがものとしはじめました。そこから湧き出る思い、駆り立てられるような衝動、鼓舞されるような気持は強烈にして抑え難く、到底抑え通せるものではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
霊の自由、精神の自由、身体の自由に憧れ、主張し、希求してきた地球上の無数の人々を、今、その思いが奮い立たせております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
こうして、やがて新しい世界が生まれるのです。王位は転覆され、権力的支配者は失脚し、独裁者は姿を消していきます。人類はその本来の存在価値を見出し、内部の霊の光が世界中に燦然と輝きわたる事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
それは抑え難い霊的衝動の湧出によってもたらされます。今まさにそれが更生の大事業を推進しているのです。私が決して失望しない理由はそこにあります。私の目に人類の霊的解放というゴールへむけての大行進が見えるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ここでメンバーの一人が「歴史を見ても人類の努力すべき方向は既に多くの模範が示してくれております」と言うと―】そうなのです。訓えは十分に揃っております。今必要なのはその実行者です。(と述べ最後にこう締めくくった)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこで、その実行者たるべきわれわれは、悲しみに打ちひしがれた人々、重苦しい無常感の中にあって真実を希求している無数の人々の身の上に思いを馳せましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
われわれの影響力の行使範囲まで来た人々に精一杯の援助を施し、慰めを与え、その悲しみを希望に変え孤独感を打ち消して、人生はまだお終いではないとの確信をもたせてあげましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
無限の宝を秘めた神の貯蔵庫から霊力を引き出しましょう。われわれに存在を与え給い、みずからのイメージに似せて創造し給い、神性を賦与してくださった大霊の生きた道具となるべく、日常生活においてわれわれ自身を律してまいりましょう。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
われわれがその大霊の計画の推進者である事を片時も忘れず、謙虚さと奉仕の精神と、託されたその信託への忠誠心をもって臨む限り何一つ恐れるものはない事、いかなる障害物も太陽の輝きの前の影のごとく消滅していくとの確信のもとに邁進いたしましょう。

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