『シルバーバーチの霊訓⑦』
【メンバーの一人が「招かれざる客が入らないようにするのが支配霊の役目ではないのでしょうか」と聞くと―】そうなのですが、そのためにはそれなりのエネルギーを供給してもらわねばなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【「その門番の事ですが、どんな責任を負っているのですか」とご主人が尋ねる―】門番の仕事は門の番をする事です。ですがそのためには入って欲しくない霊を締め出すために必要な“柵”を拵えられるだけのエネルギーを供給してもらわねばなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そのエネルギーはあなた方人間から頂くのであり、それが総合されてはじめて威力を発揮するものである事をご存知でしょうか。出席者一人一人から少しずつ頂いて、それを責任者である支配霊がまとめるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこで霊界側で用意したエネルギーをミックスして交霊会の運営のために使用するのです。もし誰かれの区別なく通りがかりの霊のどうぞお入りくださいと言わんばかりにドアを開けっ放しにしておくと、みんな喜んで入ってきます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
なぜかと言うと、それは言わば薄暗い場所に明りを灯すのと同じで、その明りを見て低級な霊が続々と寄り集まってきます。すると門番も制し切れなくなります。それだけのエネルギーを十分に具えていないからです。このサークルではそういう事態は起こりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
何十年も掛けてメンバーを厳選した上でサークルを構成しているからです。それでも極めて稀にではありますが、急に邪魔が入って少しの間中断せざるを得なかった事はあります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
ですが悪だくみをもった者ばかりとは限りません。いろんなタイプの霊がいるものです。ただ単に地上の人間と話をしてみたいと思う者、好奇心から割り込んでくる者、軽薄な見栄からおせっかいを焼く者など、いろいろです。
肉体が太陽光線や食物によって形成されるように、地上生活における行為、言葉、思念が一定の波長の幽体を形成し、死後その波長に合った境涯へと自然に引かれて行きます。その境涯にいるのはあなたと同じレベルの霊性の者ばかりです。自分の未来を良くするも悪くするも自分次第、全て自己責任です(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【シルバーバーチは、そうした交霊会を開く事を考えるよりも二人は霊的知識という宝を手にしているのだから、それを知らないまま悲しんでいる同じ境遇の人たちに教えてあげる仕事に精を出すべきである事を説いた。すると哲学に興味をもつご主人が哲学的質問を出した】―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―【宇宙創造の目的についてどういうお考えをお持ちですか。その目的に付随して、なぜこんなに多くの苦痛と邪悪と苦闘とが無ければならないのか、それが分りません。人類の立場からはそうした目的が理解できないのです】―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―目的はあります。永遠の時の中で成就すべき目的があります。生命は無窮の過去から存在し未来永劫に亘って存在し続けます。しかしその生命の辿る道は、一つの頂上を極めると次の頂上が見えてくるという、果てしない進化の道程です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
一つの頂上を極めるごとにあなたの霊的資質が向上して行くのです。鍛練によって人間は内部の神性が目覚め、より広くより豊かなものを表現してまいります。地上的な垢が落され霊の純金が姿を現します。これは当然の事ながら苦痛を伴わない過程では有得ません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
がそれも宇宙的機構に仕組まれた一部―比較対照の中で真理に目覚めるように意図された機構の一部なのです。苦痛を知らずして健康の有難さを知る事はできません。日蔭を知らずして日向の有難さは分りません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そうした事の全てがリズムと調和の中で展開する創造活動の一大パノラマを演じているのです。人間は永遠の海を当てもなく波に翻弄されるコルクではありません。永遠の創造活動の中の不可欠の存在なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
自分の努力、自分の行為、自分の生活がそうした永遠の創造過程に何がしかの貢献をしているのです。神の息吹の一部であり、無限なる霊の一部であり、永遠なる宇宙の一部であり、それが自分を通して働き、雄大なる宇宙的機構に光輝を加える事になるのです。
【過去コメ】テキストを撃ってる時、いつものように僕に法悦の霊力が降り注ぎ、時々キィィンと高い波長が霊聴に響き、僕の顔とモニタの間を光がヒュンヒュン横切ります。皆さん、五感という限られた感覚では捉えられない、高いバイブレーションの世界が僕たちのすぐ身近に存在している事をぜひ認識しましょう(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【とりあえず私たちにもそれが分るとしましょう。苦と楽の効用は理解できます。しかし為になっているとは思えない存在がたくさんあるように思うのです―】人間生活の事でしょうか。―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―【人間生活もそうですが特に小鳥や昆虫のような動物の世界においてです。比較対照という機構を理解するよう要求されても自分の置かれた苦しい立場からしか見つめる事ができません】―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―こう申しては失礼ですが、あなたは物事をガラス越しに薄ぼんやりと見つめておられます。真剣ではいらっしゃるかも知れませんが極めて小さなレンズで覗いて全体を判断しようとなさっております。あなたにはまだ永遠の尺度で物事を考え判断する事がおできになりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
この途方もなく巨大な宇宙の中にあってホンの小さなシミほどの知識しかお持ちでないからです。しかし今それよりは少しばかり多くの知識を私たちがお授けしている訳です。少しだけです。全知識をお授けしましょうとは申上げません。それは私たちも持合わせていないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私たちはあなた方より少しばかり多くの知識を手にしているだけです。あなた方より少しばかり永い生活体験があるからにすぎません。あなた方がこれから行かれる世界、私たちが本来の住処としている世界において自然法則の仕組と働きのいくつかを見てきているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その体験と、私たちよりさらに多くを知っておられる上層界の方々から教わった事を土台として私たちは宇宙人生の計画と目的について一段と明確な認識を得ております。そこに完璧な摂理の働きを見ております。自然の摂理です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
手落ちという事を知らない法則。絶対に誤る事のない法則、極大から極小に至るまでの宇宙間の全存在の全側面を認知し、何一つ無視する事のない法則、全てを包括し、全ての活動に責任をもつ法則です。私たちはその法則の完璧さに驚嘆しております。