『シルバーバーチの霊訓③』
たとえば“死ぬ”という事は誰も避けられません。身体は用事が終れば捨てられるのが自然法則だからです。ところが困った事に余りに多くの人間が内部の霊性が十分に準備ができていないうちに、つまり熟しきらないうちに肉体を捨てています。

『シルバーバーチの霊訓③』
魂の鍛練にとって必要な体験を十分に積んでいないのです。私は法則を有りのままに述べているまでです。人間にとってそれを実践するのが容易でない事は私も承知しております。何しろ地上は物質が精神を支配している世界であり、精神が物質を支配していないからです。

『シルバーバーチの霊訓③』
本当は精神が上であり、霊がその王様です。しかしその王国も人間の行為の上に成立っています。【心の静寂が得られると肉体器官にどういう影響が現れるのでしょうか―】それ本来の有るべき姿、つまり王たる霊の支配下に置かれます。

『シルバーバーチの霊訓③』
すると全身に行きわたっている精神がその入組んだ身体機能をコントロールします。それはその根源において生命を創造し身体を形作った霊の指令に従って行われます。霊はその時のあなたの身体の構成要素のあらゆる分子に対して優位を占めています。

『シルバーバーチの霊訓③』
それが出来るようになれば完全な調和状態―あらゆる部分が他と調和し、あらゆるリズムが整い、あなたは真の自我と一体となります。不協和音もなく衝突もありません。静寂そのものです。なぜなら霊が宇宙の大霊と一体となっているからです。

『シルバーバーチの霊訓③』
【あなたはなぜそんなに英語がお上手なのでしょう―】あなた方西洋人は時おり妙な態度をお取になりますね。自分たちの言語がしゃべれる事を人間的評価の一つとなさいますが英語が上手だからといって別に霊格が高い事にはなりません。

『シルバーバーチの霊訓③』
たどたどしい言葉でしゃべる人の方が遥かに霊格が高い事だってあります。私はあなた方の言語、あなた方の習性、あなた方の慣習を永い年月をかけて勉強しました。それは私たちの世界ではごく当り前の生活原理である“協調”の一環です。言わば互譲精神を実践したまでです。

シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)
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『シルバーバーチの霊訓③』
つまりあなた方の世界を援助したいと望む以上はそれなりの手段を講じなくてはならない。その手段の中には人間にとって最高の努力を要求するものがある一方、私たちにとって嫌悪感を禁じ得ないほどの神の子としてギリギリの最低線まで下がらなくてはならない事もあります。

『シルバーバーチの霊訓③』
私はこうして英語国民を相手にしゃべらねばなりませんので何年もかけて困難を克服しなければなりませんでした。あなた方から援助も頂いております。同時に、かつて地上で大人物として仰がれた人々の援助も受けております。

『シルバーバーチの霊訓③』
今でも言語的表現の美しさと簡潔さで歴史にその名を残している人々が数多く援助してくれております。(平易な文章の中に高等な思想を盛り込む技術はシルバーバーチ一人の才能から出ているのではなく英米文学史上のかつての名文家が協力している事が窺える―訳者)

『シルバーバーチの霊訓③』
【心に念じた事は全部その霊に通じるのでしょうか―】そんな事はありません。その霊と波長が合うか合わないかによります。合えば通じます。バイブレーションの問題です。私と皆さん方とは波長が良く合います。ですから皆さんの要求される事が全部受取れます。

『シルバーバーチの霊訓③』
何か要求ごとをされるとそこにバイブレーションが生じ、その“波”が私に伝わります。それを受ける受信装置が私に具わっているからです。地上と霊界の間でも魂に共感関係があれば思念や要求の全てがすぐさま伝わります。

『シルバーバーチの霊訓③』
【我々が死ぬ前と後には霊界の医師が面倒を見てくれるのでしょうか―】みてくれます。霊体をスムーズに肉体から引離し新しい生活に備える必要があるからです。臨終の床にいる人がよく肉親の霊や知らない人が側にいるのに気づくのはそのためです。

『シルバーバーチの霊訓③』
魂が肉体から抜け出るのを手助けしているのです。【昨今のような酷い地上の状態では(何回も再生を繰返した霊でなく)全く新しい霊が誕生する方が良いのではないでしょうか―】私たちは人間一人一人は果たすべき責任をもって生まれていると説いております。

『シルバーバーチの霊訓③』
例え今は世界が混沌と心配と喧騒に満ち、敵意と反抗心と憎しみに満ちていても、苦闘と悲劇を耐忍ぶ事の中から新しい世界の誕生が待受けております。その為にはその旗手となる人々がいなくてはなりません。その人たちの先導によって真一文字に突進まねばなりません。

『シルバーバーチの霊訓③』
霊は苦闘の中で、困難の中で、刻苦の中で自らを磨かねばなりません。平坦な道でなく困難を克服しつつ前進し、そして勝利を手にしなくてはなりません。恐怖心が一番の敵です。無知という名の暗黒から生まれるものだからです。

シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「ベールの彼方の生活 1巻~4巻」です。人間全員が100%暮らす事になる次の生活の場、霊界における様々な界層での生活の様子を言語で説明できる限りトコトン紹介した書籍です。地上生活中に絶対に知っておくべき知識の宝庫なのです(祈)

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