—–四章5
『ベールの彼方の生活①』
【“縁”は異なもの 一九一三年十月二二日 水曜日】もし地球全体が一個のダイヤモンドか真珠のようなものであったら太陽や星に光を反射して地球の周りがどんなにか明るく輝く事でしょう。もちろん地球に輝きが無い訳ではありません。少しは輝いております。
『ベールの彼方の生活①』
ただ表面にツヤが無いために至ってお粗末なものに見えます。その輝きと真珠の輝きとを比較して頂けば地上生活と私たちが今いる光と美の境涯いわゆる“常夏の国”(※)との違いが想像して頂けると思います。―
『ベールの彼方の生活①』
―(※かつては“常夏の国”が天国とされていたが、近代の霊界通信によってそれがまだまだ霊界の入口あたりに過ぎない事が明らかとなってきた。本通信でも“天界の低地”に属し、善と悪、暗黒界と光明界の二面性がある事が窺える―訳者)
『ベールの彼方の生活①』
この常夏の国の平野や渓谷に遠く目をやっておりますと、地上の大気による視覚への影響を殆ど忘れております。もっとも地上独特のものでこちらに存在しないものを幾つか思い出す事は出来ます。たとえば距離です。
『ベールの彼方の生活①』
距離感覚は“ぼやけて”行くのではなく、少しずつ“消滅して”行くのです。樹木や植物は地上のようにシーズンが来ると咲きシーズンが終ると枯れて行くというのではありません。いつも咲いております。それを摘み取ってもずいぶん永い間いきいきとしております。
『ベールの彼方の生活①』
やがて萎れるのかと思うとそうではなく、これもいつの間にか大気の中へ消滅して行くのです。大気は地上と同じような感じがしますが必ずしも無色透明ではありません。カストレル様の都市はどこか黄金の太陽の光のようなものに包まれております。モヤではありません。
『ベールの彼方の生活①』
それが視力を妨げる事もありません。それどころか他の様々な色彩を邪魔する事なく一切を黄金の光輝の中に包み込んでいるのです。うっすらしたピンクや青色をしている地方もあります。
『ベールの彼方の生活①』
各地方に独特の色調または感じがあって、それがそこの住民の本性と性向と仕事の特徴を現しているのです。大気の色調はこの原理に基いているようです。が同時に、その色調が住民の言動に反映しています。他の地域を訪れるとそれがよく判ります。
「ペットは死後も生きている」ぜひこの書籍を手にとって“肉食”という食習慣について考えて頂きたいのです。そもそも僕達人間の身体は肉食動物として出来ておらず、植物食のみで全然普通に暮らしていけるよう出来てるのです。食肉用に“屠殺”された動物たちの霊界での様子を知って頂きたいです(祈)
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『ベールの彼方の生活①』
霊格が高くなると、その土地へ足を踏み入れるとすぐに、そこの住民の一般的性向と仕事の内容が判るようになります。と同時にその人もすぐにその影響を受ける事になります。もちろん根本的性格は変りません。感覚的な面で影響を受け、それがすぐに衣服の変化となって表れます
『ベールの彼方の生活①』
ですから見知らぬ土地へ行っても、内面的にも外面的にもすぐに同胞意識を覚えるようになります。これは私が知った最大の喜びの一つです。どこへ行っても兄弟姉妹がいるようなものです。もし地上がそういうところだったらどうなるか想像してご覧なさい。
『ベールの彼方の生活①』
居ながらにして天使の平和と善意のメッセージが現実となり、地上が言わば“天界の控えの間”となる事でしょう。さて私たちはカストレル様の都市の訪問を終えての帰路、今回の体験で私たちがどう変ったか、いかなる教訓を学んだかを反省いたしました。
『ベールの彼方の生活①』
私自身について言えば、それはもう、あの死産児に会えたという事だけで十分であったという気持です。思いも寄らなかった神からの贈物です。が平野をのんびりと歩きながら、私だけでなく仲間の一人一人がその人なりの祝福を得ていた事を確かめ合った事でした。
『ベールの彼方の生活①』
都市を訪れる時は天空を飛行しました。そこで帰りは山脈のところまでは歩いて行きましょうという事になった訳で、その道すがらずいぶん色んな事を語り合いました。それを全部綴れば大変なページ数になります。
『ベールの彼方の生活①』
そして内容も興味深いものばかりですが、私たちと違い、あなたにとって、また新聞社にとっては時間と紙面が大切な要素ですから(※)それは割愛して、どうしても語っておかねばならない事だけを述べる事にしましょう。―
『ベールの彼方の生活①』
―(※この霊界通信は一九二〇年から二一年にかけて新聞に連載されている。霊界側は当初よりこういう形での公表を念頭において通信を送ってきた事が窺える―訳者)
皆さん、地上のどんな学問、思想より何より何より大切な霊的知識を得ましょう。向うの事は向うへ行ってから、では遅いのです。今すぐ学べる教材は揃っているのです。殆どの人間が霊的知識に全くの無知で他界し、下層界は無知な霊で一杯なのです。僕たちはそうならないよう学ばねばなりません(祈)
■2020年5月20日UP■TrailMovie「逆十字磔刑旋回スケッチ」霊団が見せてきた何とも特殊な映像について説明してみましょう(祈)†2本の廃材がちょうど十字架の形に縛られたのです。そして映像は男性の少年時代の学校の習字の授業の映像に切り替わります。その教室の天井中央にはロープが垂れ下がっており(要するにサンドバッグを吊り下げるようなロープです)そのロープに少年時代の男性が廃材の十字架に縛られた状態で吊られています。そして十字架ごと教室の空中を飛行機の模型のように旋回し始め先生が他の生徒に「スケッチはじめ!」と言い、みんながその十字架磔刑旋回する男性を絵に描き始めるのです。男性はずっと不愉快な表情で教室内をぐるぐる旋回飛行していた…続きを読む→ HOME | ピーチピチ(佳子) | 切断死体の撮影 | 処刑遊び | コイツら死刑 | 暗殺 | 放火 | Dreamwork | Profile | アナログ絵 | フラー | コメントファイヤー | 神 | 山駆けるヒカリ | 葛飾北斎の墓 | 主なブログ | 全ブログURL | 動画 | 霊関連書籍 |