『シルバーバーチの霊訓④』
ここで子供の物的生活における必須の要素について語るのは私の領分ではありません。それについては既に十分な知識が普及しております。あらゆる分野の科学とあらゆる生命現象についての教育、地上なりの豊かな文学と芸術と教養の真価を味わえる精神を培う上で、―
『シルバーバーチの霊訓④』
―役に立つもの全てを教えてやるべきである事は明白です。そこで宗教の問題に絞って申せば、宗教とは個々の魂が人生のあらゆる闘いに堂々と対処し、そして克服していく上での指導原理である以上、教育上極めて重大な意義を有する事は明らかです。
『シルバーバーチの霊訓④』
子供の一人一人が神の一部であり、本質的に霊的存在であるからには“自由”がもたらすところのあらゆる恵みを受けて生きるように意図されております。その魂を幼い時期に拘束し自由を奪うような事をすれば、それは魂の基本的権利を無視する事になります。
『シルバーバーチの霊訓④』
奴隷状態に陥らせる事です。霊的奴隷としてしまう事です。“自由”こそが教育の核心です。私の考えでは宗教についての正しい真理を教わった子供は自由闊達に成長します。教育に携わる人が子供に自由を与えてやりたいという意図からではなく、―
『シルバーバーチの霊訓④』
―古い神話や寓話への忠誠心を植えつけたいという願望から物事を教えていけば、それは子供の精神の泉を汚染する事になります。もし知性があれば拒絶するはずの間違った教義を教え込む事は、宗教的観点から見ても教育的観点から見てもその子にとって何の益にもなりません。
『シルバーバーチの霊訓④』
それだけでは済みません。いつかきっと反撥を覚える時期がまいります。無抵抗の幼い時期に間違った事を教え込んだ人たち皆に背を向けるようになります。幼い魂は若木のように逞しく真直ぐに生長するように意図されております。
『シルバーバーチの霊訓④』
それが間違った育て方をされるという事は存在の根をいじくり回される事であり生長が阻害されます。霊について、神とのつながりについて正しい真理を教えるのではなく倒れかかった教会を建直し空席を満たそうとする魂胆から誤った教義を押付けんとする者全てに対して―
『シルバーバーチの霊訓④』
―私は断固として異議を唱えます。宗教についての真実を申せば真理の全てを説いている宗教など有得ないという事です。どの宗教も真理の光のほんの一条しか見ておりません。しかも悲しい哉、その一条の光すら永い年月のうちに歪められ狂信者によって捏造されております。
『シルバーバーチの霊訓④』
子供には宗教とは人のために自分を役立てる事である事、ややこしい教義に捉われる事なく真面目で無欲の生活を送り、自分が生活している社会のために尽す事である事、それが神に対して真に忠実に生きるという意味である事を教えてやらねばなりません。
シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)
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