「十戒」DVD観終わりました。フラストレーションの4時間、正直に感想を述べさせて頂きます(祈)†

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DVD2枚組、計4時間を観終わりましたが、ウソを書く訳にはいきませんので(この作品のファンの方には申し訳ありませんが)霊性発現を果たして12年間にわたって霊現象に浴させて頂きながら人生を送ってきた僕が、この作品を観ての正直な感想を述べさせて頂きます。

えー、まず演出面がイマイチと感じました。このストーリーを見ながら「僕ならこのシーンはもっとこうやってああやって、そうすればもっとおもしろくなるのに」とか思いながらフラストレーションの中で4時間を過ごした訳ですが、この映画(DVD)はエンタテイメント作品ではない、旧約聖書を忠実に映像化したモノだと考えるべきなのかも知れませんね。

大昔の事ですから記録もほとんど残されていない中で数少ない資料をもとにストーリー展開を考えておられるのでしょうから、事実と違う事をアレコレ盛り込む訳にもいかないという事情もあっての事なのかも知れません。おもしろいストーリー展開にするために事実に反するシチュを次々挿入とか、そういう事はできないのかも知れません。

で、演出面はそういう事情等もあり仕方ないとして僕がもうひとつガックシさせられたのが「霊的内容の記述がほとんどない」という事です。イヤ皆さまは「有名なあんなシーンとかこんなシーンとか、霊的展開が十分盛り込まれているじゃないか」と思われるのかも知れませんが、僕的にはハッキシ言って不完全燃焼でした。

というのもモーセ氏と言えば地球圏霊界に燦然と輝く偉大な霊覚者ですから、その物質界生活時の様子は徹頭徹尾霊的展開だったはずなのです。それを考えた時、このDVDは霊的内容が薄すぎる、事実に反すると僕は感じたのです。

例えば、モーセ氏は大勢の民を率いて砂漠、荒野を40年間も放浪の天幕生活をしておられた訳ですから(出エジプト記、ですか?読んだ事ないんですけども…)その間の食糧問題はどうするんですか。みんなを食べさせなきゃいけないでしょ。

その時イエス様もおやりになった「数匹の魚を何千匹に増やした霊現象」を当然やっているはずなのです。数枚のパンを何千枚に増やして皆に食べさせていたはずです。絶対にやっているはずです。逆に考えてみて下さい。砂漠のど真ん中で食べるものが何もない大勢の人間たち、このままでは暑さと飢えで死んでしまう、そのとき人間は生き残るためにどうしますか。

十戒に「人を殺してはならない」って書いてあるのに仲間同士殺し合いの人肉喰いになるに決まってるじゃないですか。モーセ氏の霊団は十戒を降らせて正しい生活を人間に説いているのに十戒の内容と正反対の状況が発生してしまうんですよ、そこは霊的に解決するに決まってるじゃないですか。もっとも「モーセ五書」にはちゃんと書かれていてDVDの中にはそのシーンがなかっただけなのかも知れませんが。

さらに、荒野をさすらうという厳しい生活で、しかも幼い子供や老人もたくさんいます。ケガや病気も多発していたはずです。そうなればイエス様もヘリと一緒に砂漠の民と生活していた時に砂漠の民たちを治療していたように、モーセ氏も心霊治療家として民を治療したり、治療しきれない時は安らかに帰幽させてあげたりしていたはずなのです。これも絶対にやっていたはずです。

そういう霊的シーンが全然ないじゃないですか。これはおかしい、という事になるのです。これもやはり「モーセ五書」にはちゃんと書かれている、僕が知らないだけという事もあるのかも知れませんが。

とはいえDVDの中に数が少ないですが霊現象と思われるシーンがいくつか登場します。が、そこに霊的説明を入れてくれよと、僕はスゴク言いたいのです。

何だかよく分からない感じでボンヤリそのシーンが過ぎ去って次のシーンに強制的に切り替わるみたいな感じで「イヤイヤ、今のは霊団のこういう方がこういう風にモーセ氏を使用して起こした霊現象で、この時はエクトプラズム量が不足していたので長時間はできなかった」とか、そういう解説のアナウンスが挿入されるべきだと思うんですよ。じゃなきゃ観てる側(僕たち)が分かんないじゃないですか。

ちなみに補足ですが、インペレーター霊によりますと「モーセ五書」はモーセ氏本人によって書かれたモノではなくて後世の人間が書いたものなのだそうですね。で、その書いた人間が霊的な事をあまり分かっていない人間だったとしたら、そういう霊的記述がスッポリ抜け落ちた書籍になっているという事は十分に考えられます。

つまりこのDVDのストーリーはそもそも正確ではない大昔の書籍を参考にして制作された不正確なストーリー、という事になると思いますので、あまり作者を責めるような事を言うのは酷だと思うのですが、たぶんこの映画の作者は霊関連書籍(つまりスピリチュアリズム)にあまり、イヤほとんど精通しておらず聖書のみを参考にしてこのストーリーを書いたのではないかと予測されます。

だから霊的説明がほとんど入っていない、つまり霊的知識としても頭に入っていなかったし自身が霊性発現している訳でもないので霊的体験もない、なので霊的ストーリーが書けるはずもない、知らないんだから、という事なのではないか、と思ってみたりみなかったり。

インペレーター霊が聖書の間違いをたくさん指摘して下さっています。僕たち物質界で生活している地球圏霊界の幼稚園児はインペレーター霊の言葉に何としても耳を傾け、間違った情報に毒されず正しい霊的知識を獲得するよう努めなければなりません。そういう意味ではこの映画の作者の方に申し訳ないのですが、霊的な事をお勉強したいと思っておられる方には僕はこのDVDはオススメしません。

このDVDを観るより「シルバーバーチの霊訓」を筆頭とした正真正銘の霊関連書籍を通読した方がはるかにはるかに正確に霊的知識を獲得できます。それは僕が絶対の自信をもって断言させて頂きます。イヤ、あの、お安いので1枚手元に持っておくくらいはイイんじゃないでしょうか、とフォローを入れたりなんかして。

ハァァ、夏休みの読書感想文の状態になってしまいましたが、観た所感を僕なりに正直に述べさせて頂きました。不完全燃焼、霊的記述がペライ、もっと霊現象を盛り込んでくれ、ちゃんと霊的説明のMCを挿入してくれ、という感じですね。

ハァ疲れた、テキストの作業およびアナログ絵ストーリーの描画を進めます(祈)†

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†