『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は実はインディアンではありません。あるインディアンの幽体を使用しているだけです。それは、そのインディアンが地上時代に多彩な心霊能力をもっていたからで、私がこのたびの使命に携わるように要請された際に、その道具として参加してもらった訳です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私自身の地上生活はこのインディアンよりはるかに古い時代にさかのぼります。このインディアンも、バーバネルが私の霊媒であるのとまったく同じ意味において私の霊媒なのです。
『シルバーバーチの霊訓』
私のように何千年も前に地上を去り、ある一定の霊格を具えるに至った者は、波長の全く異なる地上圏へ下りてそのレベルで交信する事は不可能となります。そのため私は地上において変圧器の役割をしてくれる者、波長を上げ下げして交信を可能にしてくれる人を必要としたのです
『シルバーバーチの霊訓⑧』
同時に私は、この私を背後から鼓舞し、伝えるべき知識がうまく伝えられるように配慮してくれている上層界の霊団との連絡を維持しなくてはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ですから、私が民族の名、地名、あるいは時代の事をよく知っているからといって、それは何ら私のアイデンティティを確立する事にはなりません。それくらいの情報はごく簡単に入手できるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私は人物には関心がないのです。私がこの霊媒とは別個の存在である事だけ分って頂けばよいのでして、その証拠なら既に一度ならず確定的なものをお届けしております。それさえ分って頂ければ、私が地上で誰であったかは申上げる必要はないと思います。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
たとえ有名だった人物の名前を述べたところで、それを証明する手段は何一つ無いのですから、何の役にも立ちません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私はただひとえに私の申上げる事によって判断して頂きたいと望み、理性と知性と常識に訴えようと努力しております。もしこうした方法で地上の方々の信頼を勝ち取る事ができないとしたら、私の出る幕でなくなったという事です。
シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「ベールの彼方の生活 1巻~4巻」です。人間全員が100%暮らす事になる次の生活の場、霊界における様々な界層での生活の様子を言語で説明できる限りトコトン紹介した書籍です。地上生活中に絶対に知っておくべき知識の宝庫なのです(祈)
—–
『シルバーバーチの霊訓⑧』
仮に私が地上でファラオだったと申上げたところで何にもならないでしょう。それは地上だけに通用して霊の世界には通用しない地上的栄光を頂戴する事にしかなりません。私たちの世界では地上でどんな肩書き、財産を持っていたかは問題にされず、要は人生で何を為したかです
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私たちは魂そのものを裁くのです。財産や地位ではありません。魂こそ大切なのです。地上では間違った事が優先されております。あなた方のお国(アメリカ)では黄金の仔牛(旧約聖書に出てくる黄金の偶像で富の象徴)の崇拝の方が神への信仰心をしのいでおります。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
圧倒的多数の人間が神よりもマモン(富の神)を崇めております。それが今日のアメリカの数々の問題、困難、争いごとの原因となっております。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
私がもしアリマタヤのヨセフだったとかバプテスマのヨハネだったとか申上げたら、私の威信が少しでも増すのでしょうか。それともイロコワ族の酋長だったとでも申上げればご満足頂けるのでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
【問】あなたは代弁者にすぎないとおっしゃってますが、その情報はどこから伝達されるのですか。【シルバーバーチ霊】数え切れないほどの中継者を通じて、無尽蔵の始源から届けられます。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その中継者たちは真理の本来の純粋性と無垢の美しさが失われないようにするための特殊な仕事を受け持っているのです。あなた方のいう“高級霊”のもとに大霊団が組織されています。が“高級”などという表現をはるかに超えた存在です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
神の軍団の最高指令官とでも言うべき位置にあり、それぞれが霊団を組織して責務の遂行に当っております。各霊団の組織は真理が首尾よく地上世界に浸透する事を目的とすると同時に、それに伴って霊力がより一層地上へ注がれる事も意図しております。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
生命力といってもよろしい。霊は生命であり、生命は霊なのです。生命として地上に顕現したものは、いかなる形態であろうと、程度こそ違え、本質において宇宙の大霊と同じものなのです。お分りでしょうか。
サイト「現代の日本に於けるスピリチュアリズムの第一人者、近藤千雄先生の著書・訳書の一覧」→ www.paperbirch.com/books/kondo.html
『シルバーバーチの霊訓⑧』
忘れないで頂きたいのは、私たちは全て(今述べた最高指令官による)指揮、監督のもとに仕事をしており、一人で勝手にやっているのではないという事です。私は今、私が本来属している界、言わば“霊的住処”から帰ってきたばかりです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その界において私は、私を地上へ派遣した上司との審議会に出席し、これより先の壮大な計画と、これまでに成し遂げた部分、順調にはかどっているところ、しっかりと地固めができた部分について教わってきました。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その界に戻るごとに私は、天界の神庁に所属する高級霊団によって案出された計画の完璧さを再確認し、巨大な組織による絶妙の効果に驚嘆の念を禁じ得ないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
そして、地上がいかに暗く、いかに混沌とし、仕事がいかに困難を極めようと、神の霊力がきっと支配するようになるとの確信を倍加して地上へ戻ってまいります。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
その時、他の同志たち(他の霊媒や霊覚者を通じて地上に働きかけている霊団の支配霊)とともに私も、これからの仕事の継続のために霊的エネルギーを補充してまいります。指揮に当られる方々から計画が順調に進行している事を聞かされる事は、私にとって充足感の源泉です。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
既に地上に根づいております。二度と追い帰される事はありません。かつてのような気紛れな働きかけではありません。絶え間なく地上にその影響力を滲透させんとして働きかけている霊力の流れを阻止できる力は、もはや地上には存在しません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
ですから、悲観的になる材料は何一つありません。明日を恐れ、不安におののき、霊的真理なんか構ってはいられないと言う人は、好きにさせておくほかはありません。
『シルバーバーチの霊訓⑧』
幸いにも霊的光明を垣間見る事ができ、背後に控えている存在に気づかれた方は、明日はどうなるかを案ずる事なく、常に楽観的姿勢を維持できなければいけません。
霊界通信【イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者】【イエスの成年時代 神と人間のはざまで】【イエスの弟子達 パウロ回心の前後】