『シルバーバーチの霊訓』7巻 10章 質問に答える
※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【スピリチュアリズムが現代の世界に貢献できるものの中で最大のものは何でしょうか―】最大の貢献は神の子等にいろんな意味での自由をもたらす事です。これまで隷属させられてきた束縛から解放してくれます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
知識の扉は誰にでも分け隔てなく開かれている事を教えてあげる事によって無知の牢獄から解放します。日蔭でなく日向で生きる事を可能にします。あらゆる迷信と宗教家の策謀から解放します。真理を求める戦いにおいて勇猛果敢であらしめます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
内部に宿る神性を自覚せしめます。地上の他のいかなる人間にも霊の絆が宿る事を認識せしめます。憎み合いもなく肌の色や民族の差別もない世界、自分をより多く役立てた人だけが“偉い人”と呼ばれる新しい世界を築くにはいかにしたらよいかを教えます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
知識を豊かにします。精神を培い霊性を強固にし生得の神性に恥じる事のない生き方を教えます。こうした事がスピリチュアリズムに出来る大きな貢献です。人間は自由であるべく生まれてくるのです。自由の中で生きるべく意図されているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
奴隷の如く他のものによって縛られ足枷をされて生きるべきものではありません。その人生は豊かでなければなりません。精神的にも身体的にも霊的にも豊かでなければいけません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あらゆる知識―真理も叡智も霊的啓示も全てが広く開放されるべきです。生得の霊的遺産を差押さえ天命の全うを妨げる宗教的制約によって肩身の狭い思い、苛立ち、悔しい思いをさせられる事なく、霊の荘厳さの中で生きるべきです。
現在、イエス様の御意志に従い、霊的知識普及の使命を遂行中。明けても暮れてもテキストを撃ちまくり、霊的知識のタネを蒔いて蒔いて蒔きまくってます。地上のどんな事象より大切な霊的真理の光が人々に広まる事を、イエス様は僕という小さなチャンネルを通して痛烈に訴え、願っておられるのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【スピリチュアリズムはこれまで通り一種の影響力として伸び続けるべきですか。それとも一つの信仰形体として正式に組織をもつべきでしょうか―】私はスピリチュアリズムが信仰だとは思いません。知識です。その影響力の息吹は止めようにも止められるものではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
真理の普及は抑えられるものではありません。自らの力で発展してまいります。外部の力で規制できるものではありません。あなた方が寄与できるのは、それがより多くの人々に行き渡るように、その伝達手段となる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
それがどれだけの影響をもたらすかは前もって推し量る事はできません。そのためのルートを拵えたり細かく方針を立てたりする事は出来ません。―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―(そういう事を人間の浅知恵でやろうとすると組織を整え、広報担当、営業担当といったものを拵え、次第に世俗的宗教となる下がるという事であろう―訳者)あなた方に出来るのは一個の人間としての責任に忠実であるという事、それしかないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
自分の理解力の光に照らして義務を遂行する―人のために役立つ事をし、自分が手に入れたものを次の人に分け与える―かくして霊の芳香が自然に広がるようになるという事です。一種の酵素のようなものです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
じっくりと人間生活の全分野に浸透しながら熟成してまいります。皆さんはご自分で最善と思われる事に精を出し、これで良いと思われる方法で真理を普及なさる事です。
僕が霊関連書籍の抜粋において守ってる事は「僕の小我で着色しない、原文のまま抜粋する」事です。それはそうです。僕などはイエス様はじめ高級霊の方々、もっと言えば“神”の道具にすぎないのですから何をでしゃばって書きますか…って事なのです。最も完全に守れてるとは断言できませんが…(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【支配霊になるのは霊媒自身よりも霊格の高い霊と決っているのですか―】いえそうとは限りません。その霊媒の仕事の種類によって違いますし、また“支配霊”という用語をどの意味で使っているかも問題です。地上の霊媒を使用する仕事に携わる霊は“協力態勢”で臨みます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
一人の霊媒には複数の霊から成る霊団が組織されており、その全体の指揮に当る霊が一人います。これを“支配霊”と呼ぶのが適切でしょう。霊団全体を監督し指示を与え霊媒を通じてしゃべります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
時折他の霊がしゃべる事もありますが、その場合も支配霊の指示と許可を得た上での事です。しかし役割は一人一人違います。“指導霊”という言い方をする事があるのもそのためです。入神霊言霊媒に限って言えば、支配霊は必ず霊媒よりも霊格が上です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
が物理現象の演出に携わるのは必ずしも霊格が高い霊ばかりとは限りません。中にはまだまだ地上的要素が強く残っているからこそその種の仕事に携われるという霊もいます。そういう霊ばかりで構成されている霊団もあり、その場合は必ずしも霊媒より上とは限りません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし一般的には監督・支配している霊は霊媒より霊格が上です。そうでないと霊側に主導権が得られないからです。(訳者注―“霊”と“魂”の違いと同じくこの“支配霊”と“指導霊”の使い方は英語でも混乱している。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(というよりは勝手な解釈のもとに使用されていると言った方がよいであろう。これは各自の理解力に差がある以上やむを得ない事であり、こうした事は心霊の分野だけでなく学問の世界ですら一般的である。だからこそ辞引や用字用語辞典が生まれてくるのである。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(心霊用語を一定の規範の中にまとめるべきだという意見も聞かれるが私は使用する人間にその心得がない以上それは無理であると同時にその必要性もないと考えている。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(要は自分はこういう意味で使用するという事を明確にすれば、あるいは文脈上それがはっきりすればそれでいいと思う。特に霊界通信になると根本的に人間の用語では表現できない事が多く、通信霊は人間以上にその点で苦労しているのである。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(それは私のように英語を日本語に直す仕事以上に大変な事であろう。霊言でも自動書記でも同じである。それが人間の言語の宿命なのである。シルバーバーチが折ある毎に、用語にこだわらずその意味を汲み取って欲しいと言っているのもそのためである。)
先日、今まで何度も浴させて頂いているインスピレーションによるお顔の顕現ではなく、幽体離脱にて直接お会いするという、地上に籍を置く者にとってこれ以上の光栄はないと思われる状況を演出して下さったイエス様…改めてその事を思うと、今までも何度も光栄な状況に浴させて頂きましたが、→
→その意味の重大性を考えずにいられません。僕というたった一つの小さい霊的チャンネルに対してあのイエス様がそこまで!そこまで!して下さるのです。そこに、何としても霊的真理を地上に普及させるという並々ならぬ決意、強烈な「ご意志」を感じるのは当り前なのです。正直プレッシャーはあります→
→しかしこうも思います。イエス様にここまでして頂いて為すべきを為さずに帰幽したら、間違いなく僕は100%後悔する、そしてイエス様に合わせる顔がなくなると。テキスト撃ちまくるこの試練は僕には最高に壮絶に苦しいものですが、何とか首の皮一枚こらえて使命遂行するしかないのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【入神(トランス)状態は霊媒の健康に害はないのでしょうか―】益こそあれ何ら害はありません。ただしそれは今までに明らかにされた霊媒現象の原理・法則を忠実に守っていればの事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あまり頻繁にしすぎると、例えば一日に三回も四回も行えば、これは当然健康に悪影響を及ぼします。が常識的な線を守ってきちんと期間を置いて行い、霊媒としての日頃の修行を怠らなければ必ず健康にプラスします。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
なぜなら霊媒を通して流れるエネルギーは活性に富んでいますから、それが健康増進の効果をもたらすのです。正しく使えば霊媒能力は全て健康にプラスします。が使い方を誤るとマイナスになります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【思念に実体があるというのは本当でしょうか―】これはとても興味深い問題です。思念にも影響力がある―この事には異論はないでしょう。思念は生命の創造作用の一つだからです。ですから思念の世界においては実在なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
が、それが使用される界層(次元)の環境条件によって作用の仕方が制約を受けます。今地上人類は五感を通して鑑識する条件下の世界に住んでいます。その五つの物的感覚で自我を表現できる段階にやっと到達したところです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
まだテレパシーによって交信し合える段階までは進化していないという事です。まだまだ開発しなければならないものがあります。地上人類は物的手段によって自我を表現せざるを得ない条件化に置かれた霊的存在という事です。その条件がおのずと思念の作用に限界を生じさせます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
なぜなら地上では思念が物的形体をとるまでは存在に気づかないからです。思念は思念の世界においては実在そのものです。が地上においてはそれを物質でくるまないと存在が感識されないのです。
皆さん、本を読みましょう。知識を得ましょう。無知の暗闇を突き破りましょう。僕たちは大切な事を悟るために地上という修行場に降下して来ているのです。霊界こそ僕たちの本来の住処であり、地上は霊界の光によってできた影にすぎません。どうか、どうか皆さんにも霊的知識を得て頂きたいのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
肉体による束縛を全く受けない私の世界では思念は物質より遥かに実感があります。思念の世界だからです。私の世界では霊の表現または精神の表現が実在の基準になります。思念はその基本的表現の一つなのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
勘違いなさらないで頂きたいのは地上にある限りは思念は仕事や労力や活動の代用とはならないという事です。強力な“補助”とはなっても“代用”とはなりません。やはり地上の仕事は五感を使って成就していくべきです。労力を使わず思念だけで片付けようとするのは邪道です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
これも正しい視野で捉えなければいけません。【物的活動の動機付けとして使用するのは許されますね?―】それは許されます。また事実、無意識のうちに使用しております。現在の限られた発達状態にあってはその威力を意識的に活用する事ができないだけです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【でもその気になれば霊側が人間の思念を利用して威力を出させる事も可能でしょう?―】できます。なぜなら私たちは人間の精神と霊を通して働きかけているからです。ただ私がぜひ申上げておきたいのは、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―人間的問題を集団的思念行為で解決しようとしてもそれは不可能という事です。思念がいかに威力があり役に立つものであっても本来の人間としての仕事の代用とはなり得ないのです。また歓迎されない説教をしてしまいましたが私が観る限りそれが真実ですから仕方ありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【大戦前にあれほど多くの人間が戦争にならない事を祈ったのに阻止できませんでした。あれなどはそのよい例だと思います。ヨーロッパ全土―敵国のドイツでもそう祈ったのです―】それは良い例だと思います。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
物質が認識の基本となっている物質界においては、思念の働きにおのずと限界があります。それはやむを得ない事なのです。ですが他方、私は思念の価値、ないしは地上生活における存在の場を無視するつもりはありません。
霊界には地上に存在しない色彩(紫外色・赤外色)がたくさん存在します。地上には4つの音域しかありませんが霊界にはたくさんの音域があります。地上で制作される絵画や音楽はことごとく霊界が始源です。僕たちは良かれ悪しかれインスピレーションを受取って絵画や音楽を制作する受信器なのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【善意の人々にとっては思念の力が頼りです。米国民への友好心は我々英国人への友好心となって返ってきます―】それから遠隔治療において思念が治療手段の一つとなっています。ただしその時は霊がその仲介役をしている事を忘れないで下さい。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
地上の人間は自分の精神に具わっている資質(能力)の使い方を殆ど知らずにいます。ついでに言えばその精神的資質が次の進化の段階で大切な要素となるのです。その意味でこの地上生活において思念を行為の有効な“さきがけ”とする訓練をすべきです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
きちんと考えた上で行為に出るよう心掛けるべきです。ですが思念の使い方を知らない人が何と多い事でしょう。わずか五分間でも、じっと一つの事に思念を集中できる人が何人いるでしょうか。実に少ないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【遠隔治療において患者が(精神を統一するなどして)治療に協力する事は治療効果を増すものでしょうか―】私の考えでは、それは波長の調整にプラスしますから大体において効果を増すと思います。異論もある事でしょうが私はそう見ています。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
知らずにいるよりは知っている方が原則としては治療が容易になります。治療エネルギーを送る側と受ける側とが波長が合えば治療が一段と容易になります。治療を受けている事を知らないでも顕著な治療効果が表れたケースがある事は私もよく知っておりますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―大抵の場合それは患者の睡眠中に行われているのです。その方が患者の霊的身体との接触が容易なのです。(昼間に送られた治療エネルギーが睡眠中に効きはじめるというケースもある―訳者)
僕が言うのもなんですがm(_ _)m 地上において僕たちが学ばなければならない大切なことがこれらの本の中にあります(過去ブログ“「霊」関連書籍の総括”参照) 僕たちは大切なことに気付くために地上で頑張っていかなければならないんです。勇気をもって艱難辛苦に立ち向かいましょう(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【心霊研究をどう思われますか―】その種の質問にお答えする時に困るのは、お使いになる用語の意味について同意を獲なければならない事です。“心霊研究”という用語には、いわゆるスピリチュアリストが毛嫌いする意味が含まれています。―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―(S・P・Rのように資料をいじくり回すだけに終始して一歩も進歩しない心霊研究をさす―訳者)こうした交霊会や実験会や養成会も真の意味における“研究”であると言えます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
というのは私たちはそうした会を通して霊力がよりいっそう地上へもたらされるための通路を吟味・調査しているからです。皆さんは私たちから学び、私たちは皆さんから学びます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
動機が純粋の探究心に発し、得られた知識を人類の福祉のために使うのであれば、私は研究は何であっても結構であると思います。が霊媒を通して得られる現象を頭から猜疑心をもって臨み、にっちもさっちも行かなくなっている研究は感心しません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
動機が真摯であればそれは純粋に“研究”であると言えます。真摯でなければ“研究”とは言えません。純心な研究は大いに結構です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【国教会はスピリチュアリズムには何ら世の中に貢献する新しいものが無いと言って愚弄しておりますが、それにどう反論なさいますか―】私は少しも愚弄されているとは思いません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
私たちがお届けした“新しいもの”が一つあります。それは人類史上初めて宗教というものを証明可能な基盤の上に置いた事です。つまり信仰と希望とスペキュレーションの領域から引き出して“ご覧なさい。このようにちゃんと証拠があるのですよ”と言えるようになった事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし“新しいもの”が無いとおっしゃいますが、ではイエスは何か“新しいもの”説いたでしょうか。大切なのは新しさとか物珍しさではありません。真実か否かです。
僕が蒔きまくっている霊的知識のタネが、どうか誰かの心に根づいて大切な事に気付くキッカケとなりますように。一人でも多くの人が霊的知識を得心し、物的事象で困難に遭遇した時、霊的真理に照らして正しい方向に自由意志を行使できるようになりますように。撃ちまくり、そして祈りまくります(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【ここでメンバーたちがシルバーバーチの当意即妙の応答ぶりに感心して口々にその事を述べると、こう述べた―】地上の皆さんは細切れの知識を寄集めなければなりませんが私たちは地上にない形で組織された知識の貯蔵庫があるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
どんな情報でも手に入ります―即座に手に入れるコツがあるのです(※)私たちの世界の数ある驚異のひとつは、全てが見事に絶妙に組織されている事です。知識の分野だけでなく霊にとってのあらゆる資質―文学、芸術、音楽等の分野においてもそうです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
全てが即座に知れ、即座に手に入ります。まだ地上の人間に知られていない事でも思い通りになります。(※霊格の高い低いに関係なくそのコツさえ会得すれば誰にでも知れる。だからこそ歴史上の人物を名のって出る霊は警戒を要するのである。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(つまりその人物の思想や地上時代の情報はいとも簡単に―あたかもコンピューターの情報のように、あるいはそれ以上に簡単に、しかも詳細に知れるので“それらしい事”を言っているからといってすぐに信じるのは浅はかである。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(他界したばかりの霊を呼出す場合も同じで、それらしく見せかけるのは霊にとっては造作もない事である。そんな事を専門にやって人間を感動、感激させたりしている低級霊団がいて、うまく行くと“してやったり”と拍手喝采して喜んでいる。―)
『シルバーバーチの霊訓⑦』
(別に危険性はないが、私には哀れに思えてならないのである―訳者)
アタック帰還。疲労の限界。明日抜粋UPしますのでご容赦を。ある山頂、涼風を浴びつつケルンにもたれて行動食のレタスサンド(自作)を食べてた時、岩肌からカモシカちゃんがノソーリ登場、僕の7m前方を超ゆっくり横切り、時々目線だけ僕の方に向けるのです。僕は超小声で語りかけてました→
→カモシカちゃんが怖がらないように「いいねーカモシカちゃん☆夏だけじゃなく冬も宜しくね☆」とか言ってる僕をじっと横目で見つめるカモシカちゃん。まるで…「あなた、帰幽、帰幽って急かさないで私みたいにゆっくりじっくり構えて使命遂行したらどうなのよ」って言われてるような気がして→
→苦笑いしてる僕を横目にのそりのそりとハイマツ帯に消えて行きました。山でシカと遭遇するのは普通の出来事。しかし今回の思わせぶりなカモシカちゃんの動きが何となく僕にそんなメッセージを想像させるのでした。って霊力は降って来てませんので、あくまでも僕が勝手に想像した内容ですが(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
【大霊(神)を全能でしかも慈悲ある存在と形容するのは正しいでしょうか―】何ら差支えありません。大霊は全能です。なぜならその力は宇宙及びそこに存在するあらゆる形態の生命を支配する自然法則として顕現しているからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
大霊より高いもの、偉大なもの、強大なものは存在しません。宇宙は誤る事のない叡智と慈悲深き目標をもった法則によって統括されています。その証拠に、あらゆる生命が暗黒から光明へ、低きものから高きものへ、不完全から完全へ向けて進化している事は間違いない事実です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
この事は慈悲の要素が神の摂理の中に目論まれている事を意味します。ただその慈悲性に富む摂理にも機械性がある事を忘れてはなりません。いかなる力をもってしても因果律の働きに干渉する事はできないという意味での機械性です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
いかに霊格の高い霊といえども一つの原因が数学的正確さをもって結果を生んでいく過程を阻止する事はできません。そこに摂理の機械性があります。機械性という用語しかないのでそう言ったのですが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―この用語ではその背後に知的で目的意識をもったダイナミックなエネルギーが控えている感じが出ません。私がお伝えしようとしている概念は全能にして慈悲にあふれ完全で無限なる神であると同時に、地上の人間がとかく想像しがちな“人間神”的要素のない神です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし神は無限なる大霊である以上その顕現の仕方も無限です。あなた方お一人お一人がミニチュアの神なのです。お一人お一人の中に神という完全性の火花、全生命のエッセンスである大霊の一部を宿しているという事です。その火花を宿していればこそ存在できるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかしそれが地上的人間性という形で顕現している現段階においては皆さんは不完全な状態にあるという事です。神の火花は完全です。一方それがあなた方の肉体を通して顕現している側面は極めて不完全です。
地上生活に必要なものは神は全て用意して下さっています。動物実験をして特殊な成分を抽出などしなくても人間の健康に必要なものは全て自然界に存在するそうです。麻酔もなしにメスを入れられる動物たちが何の苦痛も恐怖も感じてないと思われますか?動物実験は断じて間違いであり根絶すべきです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑦』
死後あなた方はエーテル体、幽体、または霊的身体―どう呼ばれても結構です。要するに死後に使用する身体であると理解すればよろしい―で自我を表現する事になりますが、その時は現在よりは不完全さが減ります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
霊界の界層を一段また一段と上がっていく毎に不完全さが減少していき、それだけ内部の神性が表に出るようになります。ですから完全といい不完全といい、程度の問題です。【バラもつぼみのうちは完全とは言えませんが満開となった時に完全となるのと同じですね―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―全くその通りとも言いかねるのです。厄介な事に人間の場合は完全への道が無限に続くのです。完全へ到達する事ができないのです。知識にも叡智にも理解力にも真理にも究極というものがないのです。精神と霊とが成長するにつれて能力が増します。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
今成就できないものも、そのうち成就できるようになります。ハシゴ段を昇って行き、昨日は手が届かなかった段に上がってみると、その上にもう一つ上の段が見えます。それが無限に続くというのです。それで完全という段階が来ないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
もしそういう事が有り得るとしたら進化という事が無意味となります。【これは当然の事ながら論議を呼び、幾つかの質問が出たがそれに一通り応答した後シルバーバーチはこう述べた―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あなた方は限りある言語を超えたものを理解しようとなさっているのであり、それはぜひこれからも続けていくべきですが、たとえ口では表現できなくても心のどこかで“チラッ”と捉え理解できるものがあるはずです。例えば言葉では尽せない美しい光景、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―画家にも描けないほど美しい場面を“チラッ”と見た事がおありのはずですが、それは口では言えなくても心で感じ取り、しみじみと味わう事はできます。それと同じです。あなた方は今、言葉では表現できないものを表現しようとなさっているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【大ざっぱな言い方ですが大霊は宇宙の霊的意識の集合体であると言ってよいかと思うのですが…】結構です。ただその意識にも次元の異なる側面が無限にある事を忘れないで下さい。いかなる生命現象も活動も大霊の管轄外で起きる事はありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
摂理―大自然の法則―は自動的に宇宙間の全ての存在を包含するからです。たった一つの動き、たった一つのバイブレーション、動物、鳥類、植物、昆虫、根菜、花、海、人間、霊、どの世界であろうとその法則によって規制されていないものは何一つ存在しないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
宇宙は漫然と存在しているのではありません。莫大なスケールをもった一つの調和体なのです。それを解く鍵さえつかめれば、悟りへの鍵さえ手にすれば至って簡単な事なのです。つまり宇宙は法則によって支配されており、その法則は神の意志が顕現したものだという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
法則が神であり、神は法則であるという事です。その神は人間を大きくしたようなものではないという意味では非人格的存在ですが、その法則が霊的・精神的・物質的の全活動を支配しているという意味では人間的であると言えます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
要するにあなた方は人類として宇宙の大霊の枠組みの中に存在し、その枠組みの中の不可欠の存在として寄与しているという事です。【という事は神の法則は完全な形で定着しているという事でしょうか。それとも新しい法則が作られつつあるのでしょうか―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
法則は無窮の過去からずっと存在しています。完全である以上、その法則の枠外で起きるものは何一つ有得ないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
全ての事態に備えられております。あらゆる可能性を認知しているからです。もし新たに法則を作る必要性が生じたとしたら、神は完全でなくなります。予測しなかった事態が生じた事を意味するからです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【こう考えてよろしいでしょうか。神の法則は完全性のブループリント(青写真・設計図)のようなもので我々はそのブループリントにゆっくりと合わせる努力をしつつあるところである、と―】なかなか良い譬えです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
皆さんは地上という“進化の過程にある世界”における“進化しつつある存在”です。その地球は途方もなく大きな宇宙のホンの小さな一部にすぎませんが、その世界に生じるあらゆる事態に備えた法則によって支配されております。その法則の枠外に出る事はできないのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あなたの生命、存在、活動の全てがその法則によって規制されているのです。あなたの思念、言葉、行為、つまりあなたの生活全体をいかにしてその法則に調和させるかは、あなた自ら工夫しなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
それさえできれば病気も貧乏も、その他、無知の暗闇から生まれる不調和の状態が無くなります。自由意志の問題について問われると必ず私が、自由といっても無制限の自由ではなく自然法則によって規制された範囲内での自由です、と申上げざるを得ないのはそのためです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【この機械化時代は人類の進化に役立っているのでしょうか。私にはそうは思えないのですが―】最終的には役に立ちます。進化というものを一直線に進むもののように想像してはいけません。前進と後退に繰返しです。立ち上がっては倒れるの繰返しです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
少し登っては滑り落ち、次に登った時は前より高いところまで上がっており、そうやって少しずつ進化して行きます。ある一時期だけを見れば“ごらん!この時期は人類進化の暗い汚点です”と言えるような時期もありますが、それは物語の全体ではありません。ホンの一部です。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人間の霊性は徐々に進化しております。進化に伴って自我の本性の理解が深まり、自我の可能性に目覚め、存在の意図を知り、それに適応しようと努力するようになります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
数世紀前までは夢の中で天界の美を見、あるいは恍惚たる入神の境地においてそれを霊視できたのはホンの一握りの者に限られていました。が今や無数の人々がそれを見、ある者は改革者、ある者は先駆者、ある者は師となり死して後もその成就のために立ち働いております。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
そこに進歩が得られるのです。【その点に関しては全く同感です。進歩はあると思うのです。が全体として見た時、地球上が(機械化によって)あまり住み良くなると進化にとってマイナスとなるのではないかと思うのです―】
『シルバーバーチの霊訓⑦』
しかし霊的に向上すると―あなた個人の事ではなく人類全体としての話ですが―住んでいる世界そのものに発展性がある事に気づき、かつては夢にも思わなかった豊かさが人生から得られる事を知ります。機械化を心配しておられますが、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―それが問題となるのは人間が機械に振回されて、それを使いこなしていないからに過ぎません。使いこなしさえすれば何を手に入れてもよろしい―文化、レジャー、芸術、精神と霊の探求、何でもよろしい。かくして内的生命の豊かさが広く一般の人々にも行き渡ります。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その力は全ての人間に宿っています。全ての人間が神の一部だからです。この大宇宙を創造した力と同じ力、山を拵え恒星を拵え惑星を拵えた力と同じ力、太陽に光を与え花に芳香を与えた力、それと同じ力があなた方一人一人に宿っており、―
『シルバーバーチの霊訓⑦』
―生活の中でその絶対的な力に波長を合わせさえすれば存分に活用する事ができるのです。【花に芳香を与えた力が蛇に毒を与えているという問題もあります―】それは私から見れば少しも問題ではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
よろしいですか。私は神があなた方の言う“善”だけを受持ち、悪魔があなた方の言う“悪”を受持っているとは申上げておりません。【潜在的には善も悪も全て我々の中に存在しているという事ですね―】人間一人一人が小宇宙(ミクロコズム)なのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
あなたもミニチュアの宇宙なのです。潜在的に完全な天使的資質を具えていると同時に獰猛な野獣性も具えております。だからこそ自分の進むべき方向を選ぶ自由意志が授けられているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【あなたは地球という惑星がかつてより進化しているとおっしゃいましたが、ではなぜ霊の浄化のためになお苦難と奮闘が必要なのでしょうか―】なぜなら人間が無限の存在だからです。一瞬の間の変化というものはありません。永い永い進化の旅が続きます。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
その間には上昇もあれば下降もあり前進もあれば後退もあります。が、その度に少しずつ進化してまいります。霊の世界では次の段階への準備が整うと新しい身体への脱皮のようなものが生じます。しかしその界層を境界線で仕切られた固定した平地のように想像してはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
次元の異なる生活の場が段階的に幾つかあって、お互いに重なり合い融合し合っております。地上世界においても一応皆さんは地表という同じ物質的レベルで生活なさっていますが霊的には一人一人異なったレベルにあり、その意味では別の世界に住んでいると言えるのです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
【これまでの地上社会の進歩はこれから先に為されるべき進歩に較べれば微々たるものに過ぎないのでしょうか―】いえ私はそういう観方はしたくないのです。比較すれば確かに小さいかも知れませんが進歩は進歩です。次の事を銘記して下さい。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
人間は法律や規則を拵え道徳律をうち立てました。文学を豊かにしてきました。芸術の奥義をきわめました。精神の隠された宝を突き止めました。霊の宝も、ある程度まで掘り起こしました。こうした事は全て先輩たちのおかげです。
『シルバーバーチの霊訓⑦』
苦しみつつコツコツと励み試行錯誤を繰返しつつ人生の大渦巻きの中を生き抜いた人たちのお陰です。総合的に見れば進歩しており人間は初期の時代に較べて豊かになりました。物質的な意味ではなく霊的・精神的に豊かになっております。そうあって当然でしょう。
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