『シルバーバーチの霊訓』9巻 1章 シルバーバーチはなぜ戻って来たか
※文中に当時の僕のコメントが挿入されていますが、削除するのが面倒ですので(汗)ご参考までにそのまま掲載させて頂きます。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
正直言って私はあなた方の世界に戻るのは気が進みませんでした。地上というのは一たんその波長の外に出てしまうとこれといって魅力のない世界です。私が今定住している世界は、あなた方のように物質に閉じ込められている者には理解の及ばない程透き通り光り輝く世界です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
くどいようですが、あなた方の世界は私には魅力ある世界ではありませんでした。しかしやらねばならない仕事があったのです。しかもその仕事が大変な仕事である事を聞かされました。まず英語を勉強しなければなりませんでした。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
地上の同志を見つけて、その協力が得られるよう配慮しなくてはなりませんでした。それから私の代弁者となるべき霊媒を養成し、さらにその霊媒を通じて語る真理を出来るだけ広く普及させるための手段も講じなくてはなりませんでした。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
しかし同時に、私が精一杯やっておれば上方から援助の手を差向けるとの保証も得ました。そして計画は順調に進められました。 シルバーバーチ
『シルバーバーチの霊訓⑨』
ずいぶん前の話ですが私は物質界に戻って霊的真理の普及に一役買ってくれないかとの懇請を受けました。そのためには霊媒と同時に心霊知識をもつ人のグループを揃えなくてはならない事も知らされました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私は霊界にある記録簿を調べあげた上で適当な人物を霊媒として選び出しました。それはその人物がまだ母胎に宿る前の話です。私はその母胎に宿る瞬間を注意深く見守りました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
そしていよいよ宿ったその霊が自我を表現し始めた時から影響力を行使し、以来その関係が今なお続いている訳です。私はこの霊媒の霊と小さな精神の形成に関与しました。
僕が果てしなく行っている霊関連書籍の抜粋。これがホンのおふざけだと思われますか。テキスト撃つと僕にお金が入ってくるとでも言うのですか?そんな訳ありません。僕たちは神の火花を宿した永遠の存在であるという事を地上生活中に何としても悟らねばならないんです。ぜひ書籍を手にしましょう(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑨』
誕生後も日常生活のあらゆる面を細かく観察し、霊的に一体となる練習をし、物の考え方や身体のクセを呑み込むように努めました。要するに私はこの霊媒を、霊と精神と身体の三つの側面から徹底的に研究したのです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
次に私は霊的知識の理解へ向けて指導しなければなりませんでした。まず地上の宗教を数多く勉強させました。そして最終的にはその全てに反発させ、いわゆる無神論者にさせました。これで霊媒となるべき準備が一通り整いました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
その上で、ある日私はこの霊媒を初めて交霊会へ出席するよう手引きしました。そこで用意しておいたエネルギーを駆使して―いかにもぎこちなく内容も下らないものでしたが私にとっては極めて重大な意義をもつ―最初のコンタクトをし、―
『シルバーバーチの霊訓⑨』
―他人の発声器官を通じてしゃべるという初めての体験をしました。その後は回を追うごとにコントロールがうまくなり、ご覧の通りになりました。今ではこの霊媒の潜在意識にあるものを完全に支配して私自身の考えを百パーセント述べる事が出来ます。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
要請された使命をお引受けした時私はこう言われました―“あなたは物質の世界へ入り、そこであなたの道具となるべき人物を見出したら今度はその霊媒のもとに心が通い合える人々を集めて、あなたがメッセージを述べるのを補佐してもらわねばなりません”と。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私は探しました。そして皆さん方を見出してここへ手引きしました。私が直面した最大の難問は、同じく地上に戻るにしても人間が納得する(死後存続の)証拠つまり物理現象を手段とするか、それとも(霊言現象による)真理の唱道者となるか、どちらを選ぶかという事でした。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
結局私は難しい方を選びました。自分自身の霊界生活での数多くの体験から私は言わば大人の霊、つまり霊的に成人した人間の魂に訴えようと決意したのです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
真理を出来るだけ解り易く説いてみよう。常に慈しみの心をもって人間に接し、決して腹を立てまい。そうする事で私がなるほど神の使者である事を身をもって証明しよう。そう決心したのです。
イエス様、守護霊様、この果てしないテキスト撃ち、いつまで続けますか。僕はいつまでここでこうしてればいいですか。使命を賜った事は最高に光栄なのですが、この試練…過酷、壮絶の極致です。どうか帰幽延々延期だけはやめて頂きたいです。ある程度のところでどうか帰幽をお願い致します(本気祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑨』
同時に私は生前の姓名は絶対に明かさないという重荷を自ら背負いました。仰々しい名前や称号や地位や名声を棄て、説教の内容だけで勝負しようと決心したのです。結局私は無位無冠、神の使途であるという以外の何ものでもないという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私が誰であるかという事が一体何の意味があるのでしょう。私がどの程度の霊であるかは私のやっている事で判断して頂きたい。私の言葉が、私の誠意が、そして私の判断が、暗闇に迷える人々の灯となり慰めとなったら、それだけで私は嬉しいのです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
人間の宗教の歴史を振り返ってご覧なさい。謙虚であったはずの神の使途を人間は次々と神仏に祭り上げ、偶像視し、肝心の教えそのものをなおざりにしてきました。私ども霊団の使命はそうした過去の宗教的指導者に目を向けさせる事ではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
そうした人たちが説いたはずの本当の真理、知識、叡智を改めて説く事です。それが本物でありさえすれば私が偉い人であろうが無かろうが、そんな事はどうでもよい事ではありませんか。私どもは決して真実から外れた事は申しません。品位を汚すような事も申しません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
また人間の名誉を傷つけるような事も申しません。私たちの願いは地上の人間に生きる喜びを与え、地上生活の意義は一体何なのか、宇宙において人類はどの程度の位置を占めているのか、その宇宙を支配する神とどのようなつながりをもっているのか、―
『シルバーバーチの霊訓⑨』
―そしてまた人類同士がいかに強い霊的家族関係によって結ばれているかを認識してもらいたいとひたすら願っているのです。と言って別に事新しいことを説こうと言うのではありません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
優れた霊覚者が何千年もの昔から説いている古い古い真理なのです。それを人間がなおざりにしてきたために私たちが改めてもう一度説きなおす必要が生じてきたのです。要するに神という親の言いつけをよく守りなさいと言いに来たのです。
現在は以前のように終日強烈な法悦状態に包まれる事は無くなりましたが、やはりテキストを撃ってる時、キィィンって霊力が降ってきて頭、身体がフワァァってなります。僕がこの一年間ずっと浴させて頂いた「法悦状態」間接会話のツールにもなる素敵な霊的現象をぜひ皆さんにも知って頂きたいです(祈)
-----
『シルバーバーチの霊訓⑨』
人間は自らの過った考えによって今まさに破滅の一歩手前まで来ております。やらなくてもいい戦争をやります。霊的真理を知れば殺し合いなどしないだろうにと思うのですが…神は地上に十分な恵みを用意しているのに飢えに苦しむ人が多すぎます。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
新鮮な空気も吸えず、太陽の温かい光にも浴さず、人間の住むところとは思えない場所で生きるか死ぬかの生活を余儀なくされている人が大勢います。欠乏の度合がひどすぎます。貧苦の度が過ぎます。そして悲劇が多すぎます。物質界全体を不満の暗雲が覆っています。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
その暗雲を払いのけ、温かい陽光の射す日が来るか来ないかは人間の自由意志一つに掛っているのです。一個の人間が他の人間を救おうと努力する時、その背後には数多くの霊が群ってこれを援助し、その気高い心を何倍にも膨らませようと努めます。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
善行の努力は絶対に無駄にはされません。奉仕の精神も決して無駄に終る事はありません。誰かが先頭に立って藪を切り開き、後に続く者が少しでも楽に通れるようにしてやらないといけません。やがてそこに道が出来あがり、通れば通るほど平坦になって行く事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
高級神霊界の神々が目に一杯涙を浮かべて悲しんでおられる姿を時折見かける事があります。今こそと思っていたせっかくの善行のチャンスが人間の誤解と偏見によって踏みにじられ無駄に終ってしまうのを見るからです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
そうかと思うと、嬉しさに顔を思い切りほころばせているのを見かける事もあります。名もない平凡人が善行を施し、それが暗い地上に新しい希望の灯をともしてくれたからです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私はすぐそこまで来ている新しい地球の夜明を少しでも早く招来せんがために、他の大勢の同志と共に波長を物質界の波長に近づけて降りてまいりました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
その目的は、神の摂理を説く事です。その摂理に忠実に生きさえすれば神の恵みをふんだんに受ける事ができる事を教えてあげたいと思ったからです。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑨』
物質界に降りてくるのは正直言ってあまり楽しいものではありません。光もなく活気もなく、鬱陶しくて単調で生命力に欠けています。例えてみれば弾力性の無くなったヨレヨレのクッションのような感じで何もかもだらしなく感じられます。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
どこもかしこも陰気でいけません。従って当然、生きる喜びに溢れている人は殆ど見当らず、どこを見渡しても絶望と無関心ばかりです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私が定住している世界は光と色彩にあふれ芸術の花咲く世界です。住民の心には真の生きる喜びがみなぎり適材適所の仕事に携わり、奉仕の精神にあふれ、互いに己れの足らざるところを補い合い、充実感と生命力と喜びと輝きに満ちた世界です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
それに引きかえ、この地上に見る世界は幸せであるべきところに不幸があり、光があるべきところに暗闇があり、満たされるべき人々が飢えに苦しんでおります。なぜでしょう。神は必要なものは全て用意してあるのです。問題はその公平な分配を妨げる者がいるという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
取除かねばならない障害が存在するという事です。それを取除いてくれと言われても、それは私たちには許されないのです。私たちに出来るのは物質に包まれたあなた方に神の摂理を教え、どうすればその説理が正しくあなた方を通じて運用されるかを教えて差上げる事です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
ここにお出での方にはぜひ霊的真理を知るとこんなに幸せになれるのだという事を身をもって示して頂きたいのです。もし私の努力によって神の摂理とその働きの一端でも教えて差上げる事ができたら、これに過ぎる喜びはありません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
これによって禍を転じて福となし、無知による過ちを一つでも防ぐ事ができれば、こうして地上に降りてきた努力の一端が報われた事になりましょう。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私たちは決してあなたたち人間の果たすべき本来の義務を肩代りしようとするのではありません。なるほど神の摂理が働いているという事を身をもって悟ってもらえる生き方をお教えしようとしているだけです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
こうして語っている私は(四十年ほど前に)初めて語ったあの霊と同じ年輩の霊です。説くメッセージも古くからある同じ真理です。ただ語り聞かせる相手は同じ古い世界ではなくなりました。世の中は変っており霊的叡智に耳を傾ける人が増え霊力の受容力が増しております。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
霊的真理も大きく前進しました。私たちの影響力がどれほど行き渡っているか、出来る事ならそれを皆さんにお見せしたいところです。努力がこれほど報われた事を私はとても誇りに思っております。かつては悲しみに打ちひしがれていた心が今では喜びを味わい始めています。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
光明が暗闇を突き通したのです。かつては無知が支配していたところに知識がもたらされました。自惚れている訳ではありません。宇宙について知れば知るほど私は益々謙虚の念に満たされてまいります。が同時に導いて下さる霊力の存在も知っているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
それが私のような者にも頂けるのです。私が偉いからではありません。私が志している真理普及への努力を多として下さっての事です。これまでの永い年月を通じてこの交霊関係はずっとその霊的援助を受けて参りました。これからも皆さんが望む限り与えられ続ける事でしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
改めて申上げますが私はただの道具にすぎません。地上へ霊的真理、霊についての単純な真理、すなわち人間も一人一人が神の一部としての霊であるという認識をもたらさんとしている多くの霊のうちの一人に過ぎません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
人間も神の遺産を宿しているのであり、その潜在する神性のおかげで神の恩寵の全てを手にする資格があります。そのための努力を続ける上において手枷足枷となる制度や習慣をまず取除かないといけません。また私たちの仕事は魂と精神だけの解放を目的としてはいません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
肉体的にも(病気や障害から)解放してあげないといけません。それが私たちが全霊を捧げている仕事なのです。微力ながら奮闘努力している仕事なのです。もしこの私が一個の道具として皆さんのお役に立つ真理をお届けする事ができれば私はそれを光栄に思い嬉しく思います。
-----
『シルバーバーチの霊訓⑨』
私が皆さんと共に仕事をするようになって相当な期間になりますがこれからも皆さんとの共同作業によって地上世界に是非とも必要な援助をお届けし続ける事になるでしょう。皆さんは知識はお持ちです。霊的真理を手にされています。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
それを活用する事によって一層有効な道具となる義務があります。私の事をこの交霊会でホンの僅かな時間だけしゃべる声としてではなく、いつも皆さんのお側にいて皆さんの霊的開発と進化に役立つものなら何でもお届けしようと待機している脈動する生きた存在とお考え下さい。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
これまで私は皆さんが愛を絆として一体となるように導いて参りました。より高い界層、より大きな生命の世界の法則をお教えし、また人間が(そうした高級神霊界の造化活動によって)いかに美事に出来あがっているかを説き明かそうと努力して参りました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
また私は、そうして学んだ真理は他人のために役立つ事に使用する義務がある事をお教えしました。儀式という形式を超えたところに宗教の核心があり、それは他人のために自分を役立てる事である事を知って頂こうと努力して参りました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
この絶望と倦怠と困難とに満ち溢れた世界にあって私は、まずはこうして皆さん方に霊的真理をお教えして、その貴重な知識を皆さん方が縁ある人々に広め、ゆくゆくは全人類に幸せをもたらす事になるように努力して参りました。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
もし皆さんの行く手に暗い影がよぎるような事があったら、もし困難が降りかかったら、もし疑念が心を揺さぶり不安が宿るような事があったら、そうしたものは全て実在ではない事を自分に言い聞かせるのです。翼を与えて追い出してやりなさい。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
この宇宙を胎動させ有機物無機物の区別なく全生命を創造した巨大な力、星も惑星も太陽も月も拵えた力、物質の世界へ生命をもたらし人間の意識に霊性を植えつけて下さった力、完璧な摂理として全生命活動を支配している力、その大いなる霊的な力の存在を忘れてはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
その力は、あなた方が見捨てない限り、あなた方を見捨てる事はありません。その力を我が力とし、苦しい時の避難所とし、心の港とする事です。神の愛が常に辺りを包み、あなた方はその無限の抱擁の中にある事を知って下さい。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
【一読者の手紙から】文章の世界にシルバーバーチの言葉に匹敵するものを私は知りません。眼識ある読者ならそのインスピレーションが間違いなく高い神霊界を始源としている事を認めます。―
『シルバーバーチの霊訓⑨』
―いっけんすると単純・素朴に思える言葉が時として途方もなく深遠なものを含んでいる事があります。その内部に秘められた意味に気づいて思わず立ち止まり、感嘆と感激に浸る事があるのです。
-----
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません