バーバネル氏に電話で面会を申し込むと快く応じてくれた。レストランで昼食を共にしながらの面会となった。会ってみると、白髪まじりの頭をオールバックにした、ロイドメガネの、小柄で小ざっぱりした紳士だった。
まず私のほうからこの2、3か月の絶望的な苦しみから奇蹟的な治癒に至る話の一部始終を語ると、氏は矢つぎ早に質問を連発し、それに対する私の返事を細かくメモした。
中でもフリッカー氏の世話になる前と後に第1級の専門医の診断を受けたことが私の治療体験を価値あるものにしたという意見を述べた。あとでそのメモをもとにして氏は記事を書いてツーワールズの1面トップに掲載した。驚くほど細かくしかも正確に出来ていた。
食事をとりながら肝心の心霊治療について私のほうからいろいろと尋ねたことは言うまでもない。氏は必読書を何冊か紹介してくれた。私は以後、氏の助言のもとにスピリチュアリズムについて、心霊治療について、心霊現象について、片っ端から読んでいった。そのうち面白いことに気づき始めた。
読む本そのものはむろん始めてのものばかりである。著者も知らない人ばかりだった。が、その内容がなぜか私のすでに知っていることばかりなのだ。読めば読むほど当たり前ではなかと思えることばかりなのだ。
言ってみれば1度も行ったことのない遠い見知らぬ国へ行ってみて、確かここは1度来たことがあるようだという親しみと同時に、事実にその辺の地理まで知っていたという経験に似ている。
正統派の教義は読めば読むほどバカバカしくて信じる気になれなかったが、スピリチュアリズムの思想は完全に得心がいき、これだ!と思うことばかりなのだ。
いずれ私はスピリチュアリズムについて書こうと思っているが、その時はついに扉は開かれたという感慨でいっぱいだった。その扉をくぐって、そこに私は、それまで迷いに迷いながら求め続けて来た真理の花園を発見したのだった。
それから何日かのちのことだった。雨の降る寒い日で、私は1日中事務所に詰め通しだったので疲れと空腹を覚えていた。が、その日が初の心霊治療を施す日になるとは夢にも思わなかった。気分的にもそんなことの出来る心境ではなかったのである。
家に帰ってみると妻が居間の肘かけ椅子にからだをうずめ、両足をスツールの上に置いて痛みをこらえている表情をしていた。脊柱のいちばん下にある仙腸骨関節を伸ばしているのだった。妻は時おりこの症状が出ることがあった。
今こそ子供はすっかり大きくなって手がいらなくなったが、当時は私がヘルニアで育児の世話を手伝ってやることが出来なかったので、入浴の世話から着更えまで全部妻1人でやらざるを得なかった。その無理が出はじめ、前回の時は2、3週間も動けなかった。
人間は身近にいる者が病気になると口うるさくなるものだ。その時の私がそれで、妻に立て続けにこう言ったものだ。「なぜベッドでちゃんと寝ないのだ。医者を呼んだのか。なぜ革帯で固定してもらわんのだ。」
妻は痛みをこらえながらも、ほほえみながらこう言った。「あなたがお帰りになるのを待ってたの。だってあなたは心霊治療家でしょう。私を治して!」
一瞬私はどきっとした。自分の妻が患者第1号になるとは!本当なら手を消毒して白いガウンでも着てカッコよく行きたいところだが、その時はそんな余裕はなかった。濡れたレインコートを脱ぎ棄て、手を洗うと、フリッカー氏のやり方を思い出しながら、出来るだけ同じ要領でやってみた。
左手を腹部に当てがい、右手を腰のあたりで上下させた。が何の反応もない。私は妻をうながしてベッドに寝かせ、さっきと同じ操作をもう1度くり返した。そのあと私が夕食を作って一緒に食べた。
翌朝目を覚ましてびっくりした。妻がすっかり良くなっている。コリが取れ、自由な動きが出来る。痛みもない。私はついに人を治したのだ!
それから2、3か月たった頃のことである。仕事の問題で南アフリカから来た弁護士に会うことになった。6フィートはありそうな大柄な人で、30代後半と思われた。いかにも見かけは頑丈なのだが、実はこの人も脊椎骨を2か所痛めていた。
痛めてからすでに4年半にもなるのに今だにコルセットが手離せないのだ。はずすのは夜寝る時だけだが、代わりに薬を浴びるほど飲んでいる。朝起きて数歩も歩くともう痛みに耐え切れなくなる。
1つ1つの動作がみな応える。従って車も運転できないし、前かがみも出来ないし、自分で衣服の着更えもできない仕末だ。この度ロンドンへ来たのも、法律の仕事もあったが、1つにはフリッカー氏に治療してもらうためでもあった。
話をさかのぼれば、面白いことに彼も私が世話になった同じ専門医の診断を受けていた。しかも私と同じく絶望的な診断を言い渡されていた。彼の場合は手術も不可能な状態だった。そこへ私との運命的な廻り合いがあった。私はその時これは偶然ではないと直感した。
そこでツーワールズの例の私の治療体験記事を見せると、ぜひこの治療家のところへ連れて行ってくれという。私はさっそく電話で予約を取ってあげた。知人からして貰ったのと同じ厚意を今その弁護士にしてあげたのだった。
車で送ってあげながら私は、治療所がどんなところかをわざと言わずにおいた。案の定、治療所に着くと、その余りの変哲のなさに彼は“こんなところか”といった驚きの表情をみせた。
フリッカー氏は例によって単刀直入、手を当てるだけで異常箇所を探り当て、私の場合と同様コルセットを取るように言った。フリッカー氏と私が手伝った。するとこんどは私に「一緒に治療しましょう」と言う。
弁護士は立ったままの姿勢で、フリッカー氏と私がそれぞれの左手を背中に当てた。プレーヤーから音楽が流れている。その時、私の右手に激しい振動を感じた。それが2、3分ほど続いてから消えた。フリッカー氏がプレーヤーを止めた。そして弁護士にこう言った。
「4年半も脊椎異常で苦しまれたそうですが、4分半で治りましたよ。」弁護士は当惑した表情を見せた。フリッカー氏が「どんな動作が苦痛でしたか」と聞くと「つま先に手が届きません」と言う。「じゃ、今やってごらんなさい」と言われて、前にかがんでみるとラクに手が届く。
さらに「1人で横になれませんでした」と言うので、フリッカー氏と私がスツールをわきへやって「このベッドに1人で横になってごらんなさい」と言うと、これまたラクに横になり、すっと起き上がった。
「4年半自分で靴のヒモを結んだことがないのです」と言うので、2人で靴ヒモをほどいて「さあ、おはきになってみて下さい」と言うと、これまたラクに前かがみになって自分でヒモを結んだ。
弁護士はキツネにつままれたような顔で立ち上がった。そして、あれはどうだろう、これはどうだろうと、からだをいろいろと動かしてみていた。しかし何でも出来る。何をやっても痛くない。完全に治ったのだ。
翌日私の事務所にその弁護士から電話が掛かった。奥さんといっしょにロンドン市内を見物しながら5マイルも歩いたが何ともない。むしろ女房の方がヘトヘトになったという。
さらに翌日の夕方にも電話してきた。あれからさらにロンドン市内をまわったが女房はへばって先に寝ている。自分はこれから夜のロンドンを見に行ってくるという。
それから2日後に別れの電話が掛かって来た。礼を述べたあと、実は国へ帰るのではなくヨーロッパまで足を伸ばしてくるのだという。8か月後に彼から砂糖づけの果物が届けられた。その中に入っていた走り書きに、今は水泳もやっている、とあった。
こうして彼との接触があるごとに私の脳裡に甦る1つの事実があった。それは、すっかり良くなった弁護士を車で連れて帰る、その別れぎわにフリッカー氏が私と握手しながらじっと目を見つめてこう言ったのである。
「なぜわざわざ私のところへ連れて来られたんですか。あなたご自身でも私と同じくらいラクに治せたはずですよ。」
■2023年11月29日UP■「この道の方が正しかった」強姦殺人魔を滅ぼさない、人生破壊が正解という意味、断じて許せぬ(祈)†間もなく僕が公言している内容を一般の方々が恐怖に縮こまる事もなく暗殺の危機におびえる事もなく当たり前のように公言する時代がやってきます。なぜなら人々を永遠に脅迫で押さえつける事は絶対にできないからです。最終的には正義が必ず勝利を収めるようになっているのです。なぜなら僕たちの心には【神】がプレゼントして下さった「理性、良心」が具わっているからです。その理性、良心がイヤでも人々を正しい行動に駆り立て、遅かれ早かれ邪悪は滅ぼされるのです、単なる時間の問題です。ただ僕の希望としては「いつか皆さまも「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を公言するようになる」のではなく、できれば今すぐに公言して頂きたい気持ちです。僕の使命遂行をご覧の方々の多くが「たきざわ彰人ガンバレ、強姦殺人魔をやっつけてくれ」と他力本願的に思っておられるかも知れませんが、イエイエ僕という人間には全く何のチカラもありません。社会は個人が集まってできています。ひとりひとりが行動を起こす事によって大きなムーブメントになっていきます…続きを読む→ ■2023年3月22日UP■「ゾウです」永遠の視点では勝者だが物質界生活中は最悪をやらされるという意味です(祈)†聖書には真実でない事がたくさん書かれています。人類史上最大の汚辱と言っても過言ではない「ニケーア会議」の時に様々なウソが聖書に書き加えられ、そのウソが世界中に広まっていき、イエス様の2000年の苦悩へとつながっていったのです。キリスト者はイエス様の御名を悪用して私腹を肥やす事を2000年にわたって続けてきました。特に中世ヨーロッパの暗黒時代が最悪で、キリスト教の要職についていた人間たちは、自分たちの地位、生活を守るために真実を公言する人間を徹底的に処刑してきました。キリスト教の人間が「主よ、主よ」とイエス様の御名を連呼する時、それはイエス様に対する最大級の侮辱であり、イエス様の悲しみをさらに増幅させ、積年の誤謬(ごびゅう)を払拭するどころかさらに加速させ続ける、イエス様をさらに十字架にかけ続ける許されざる呪いの行為となります。僕、たきざわ彰人からお願いしたい事としましては、間違いだらけの聖書を読むのはやめましょう。「シルバーバーチの霊訓」を筆頭とした正真正銘の霊関連書籍に目を通すようにしましょう。そして教会に足を運ぶのもやめた方がイイでしょう…続きを読む→ ■2021年4月14日UP■「ホントのホントに自殺するぞ」明仁、文仁、徳仁、悠仁がとにかく逃亡するという意味です(祈)†何度も同じ事を書くのが本当に苦しいですがそれでも書かねばならないでしょう。皆さまに重ねて重ねて警告を投げさせて頂きますが「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁が本当に自殺したとして、皆さまは「あぁかわいそう」などと言って哀れんだり涙を流したりするという人類史上最も愚かな行為をしないよう僕、たきざわ彰人から強く強く警告を発します。皆さま自分に置き換えて考えるようにして下さい。あなたには目に入れても痛くないほどかわいがっている笑顔のカワイイ娘がいます。その娘が「自分は善人で天才で国民から好かれている」とのたまわるバカ男に誘拐され四肢切断、強姦殺人されてしまいます。その後、その強姦殺人犯のバカ男が逮捕、死刑を恐れて自殺したと聞かされます。あなたはどのようなリアクションをしますか…続きを読む→