くじけると思う、絶対くじけると思う、撃ち切れずに途中でやめると思う。しかし殺される前に1冊出しておいた方がイイとは確かに思う。奇跡的に書籍1冊分のテキストを撃ち切れたとしても、今度はそれをどう書籍化するか、という問題にブチ当たります。

「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体、奴隷の女の子たちの存在について触れている書籍を出版してくれる出版社はこの物質界に存在しません。ですのでバキュンフォント(伏せ字)で出すか、自分で出版社を立ち上げるか、もしくは同人でガマンするか、という選択肢になると思います。霊団は出版社立ち上げろと言ってきてます。言うだけなら簡単ですからね。

現在書籍目次項目数82、最終的には100近くになる可能性もアリ、それら1個1個を掘り下げて説明するなんて絶対不可能だと思う。ただし、これは僕の個人的意見ですが、もし本当に書籍を出すならページ数、内容ともに「ペライ書籍」は出したくない、ペラくなるくらいなら出さない方がイイと思います。出すからには十分なボリュームでなければならない、しかしそれは地獄の作業。それで心がくじけて本腰が入らないのです。

まぁいつかどこかで役に立つ事になると思いますので書籍設計図はカタチにしておきましょう。そのままホッポラカシにして絵を描き始める可能性90%。そして霊団がとにかく何も言ってこない。もう完全にやる気ゼロ。フラーのストーリーにどうにも着手できないのであればいっそフラー26の新規デザインに着手してしまおうか。手だけは絶対に止めない(祈)†
「間違えちゃったゴメンね」ゴメンの一言で済む訳ネィだろ!この人生の責任取れ(祈)†■2022年12月28日UP■
「間違えちゃったゴメンね」ゴメンの一言で済む訳ネィだろ!この人生の責任取れ(祈)†
肯定的書籍という事であれば、僕のWordPressを日々ご覧になって僕の霊的使命遂行を応援して下さっている方であると予測できます。否定的書籍という事であれば「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を守り通す事で生活の糧を得ている宮内庁、皇宮警察、政治上層部等の強姦殺人ほう助の人間という事が容易に想像できます。否定的書籍の場合はもちろん僕、たきざわ彰人が殺されて反論できない状態になってからデタラメな内容の書籍を出しまくって国民を再洗脳し、強姦殺人容認制度を存続させようと企む邪悪勢力の思念という事で間違いないでしょう。僕が生きている間に否定的書籍が出版されるのは、それはチョトないんじゃないかって思ったりもします。というのは「国民はもう「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を分かってる、もう洗脳からだいぶ目覚めている、そこまでバカじゃない」と思うからです。出したらかえって逆効果になると思うからです。ですので霊団からの「殺されるところから離れさせる」という警告という意味かも知れません…続きを読む→

オサンの自伝など誰も読みたいと思わない、しかし物質界生活中に最低1冊は書籍を出しておくべきとも思う。その葛藤と、もうひとつ、Dreamworkおよび霊性発現にまつわる内容を書き残そうと思ったら項目が多くなりすぎるため「とても書き切れん」という思いがあってどうにも書籍設計図を固める事ができずにいるのですが、何とかふんばってもう1度設計図とにらめっこしてます。

まだ本文を書いてもいないのにこのウンザリ感、設計図つまり目次を書いているのですが、その時点で「こんなに撃てネィよ殺す気かよ」となってドン引きしてしまうのです。って言いますが、僕は本大好きであらゆる本を読んできましたが、現在僕が書いている目次よりはるかに項目数の多い書籍もたくさんありますので、そこは根性出さないといけないのかも知れません。んーヤパーリ書き切る自信ない。

実は霊団のやる気ゼロの態度に相当に頭にきていまして、もう説明したくもない。次回長文ブログのタイミングで何かしら書くかも知れませんが、そのままスルーの可能性も高いです。このまま最低最悪をずっとやらされるという事、全く何の事態の進展もさせずボケっと見てやがるだけ。猛烈に頭にきてもう…。一旦止めましょう。

書籍1冊分のテキストを撃ち切る自信がどうしても持てないので、ヤパーリ絵をひとつ描いて霊団への怒りを鎮めようかな。本当に怒りのレベルがどうしようもなくて(祈)†

「エゴイスト」そういうセリフは明仁、文仁、徳仁、悠仁を倒してから言ってくれよ(祈)†■2023年1月11日UP■
「エゴイスト」そういうセリフは明仁、文仁、徳仁、悠仁を倒してから言ってくれよ(祈)†
「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は全く滅亡させようとせず放置している。奴隷の女の子はひとりたりとも救出しようとせず完全に見殺しにしている。僕の人生を完全に破壊したが、使命遂行は全く前進させない。最低最悪のところに何が何でも閉じ込め続けようとしてくる。誰だって怒るに決まってるだろ。反逆するに決まってるだろ。人の心を一体何だと思ってるんだよ。人の人生を一体何だと思ってるんだよ。一体あんたたちの頭の中は何がどうなってるんだよ。これだけヒドイ状態にさせられても僕がエゴイストだと非難されなければならないのか。それはよかったですね…続きを読む→
「人の心を救いたまえ」物質界の邪悪を滅ぼすな、奴隷の女の子を救出するな、という意味です(祈)†■2022年12月21日UP■
「人の心を救いたまえ」物質界の邪悪を滅ぼすな、奴隷の女の子を救出するな、という意味です(祈)†
明仁、文仁、徳仁、悠仁は物質界生活中は自身の犯罪をゴマかし通しすっとぼけ続ける事ができても帰幽後にその邪悪の行為の責任を寸分の狂いもなく取らされる、イヤ取らされるどころか神から賜った個的存在を剥奪されるかも知れない。奴隷の女の子たちには物質界で味わわされた悲劇、悲しみを補って余りある埋め合わせが待ち受けているのだから、何も悲しむ必要はない。霊団はそういう視点でインスピレーションを降らせているのかも知れませんが、今こうしている現在も奴隷の女の子たちは明仁、文仁、徳仁、悠仁によって四肢切断、強姦殺人され続けていると知っていてただ指をくわえて見ていろというのか。僕の悟りが足りないと霊団に言われるのかも知れませんがやはり釈然としません…続きを読む→

WordPress登録記念日5年目

イエスはもはや弟トマスの言いなりになる生活を止めた。彼は夜の集会に熱心に来ていたエルダト(妻の名はエステル)のもとに行くことにした。エルダトは、たくさんの畑を持っており、秋には莫大な小麦の収穫をあげていた。

夏のある朝、イエスはこのことを母に告げた。母は青ざめてしまい、慰める言葉もなかった。母マリヤは再びイエスを手もとから離したくなかったからである。夕方になって、トマスはイエスにここから出て行かないでほしいと言った。

その頃のトマスは、すっかりイエスに対する妬みが消えていた。今まできびしく守らせてきた時間制限をはずし、全く自由にしてもよいと言った。しかし、どんなに引き留めようとしても、イエスは聞き入れなかった。母は後生だからその理由を聞かせて欲しいと哀願した。今度でイエスの家出は3回目にあたるのであった。

「母さん、少しでもこの家に平和を保たせるためです。僕がこの家にいないほうがずっと平和なんです。肉体を傷つけようとする者を恐れるのではありません。魂を傷つけようとする者を恐れているのです。私がこの家に居れば、必ずあのサラが母さんを苦しめ、痛めつけるでしょう。

あの女が母さんをいじめるたびごとに、僕の心はにえくりかえるのです。そして僕の判断を狂わせてしまうのです。僕たちは、やはり一緒に暮らせないのですね。きっとこうなる運命なのでしょう」

マリヤは反論できなかった。娘時代に天使ガブリエルの御告げを受けたマリヤは、すでに我が子のたどるべき道が備えられていることを察知していたので、もう留めることを諦め、立ち上がった。そして天の御父がいつでもイエスを守って下さるようにと祈った。

このようにイエスは母に別れを告げ、次の日の朝、家を出ていった。その夜イエスは他の労働者と一緒に小さな納屋の中で泊った。辛い日々が続いたけれども、イエスの心は実に爽やかだった。霊的に満たされていたからである。特に夜は嬉しかった。

サラのキーキー声も聞かれず、サラにいじめられている妹の騒がしい声もなかったからである。月が昇るときに静かな祈りをささげ、日の出とともに天使と御父との交わりがあり、だれ1人として邪魔する者がいなかった。ただ1つ母とともならぬ寂しさがあった。

2週間が過ぎたある安息日のこと、イエスが高原づたいにナザレに行ったとき、1度だけ母に再会したことがある。我が家から少し離れた所に古い楓の樹が立っていて、その樹の根元に腰掛けながら話しあったことがある。しかし我が家には入らなかった。サラに見つかったら大変だと思ったからである。イエスは家族から離れ、さすらいの生活を続けるのであった。

その後、風の便りによれば、サラは母マリヤに対してとても優しくなったと言う。母マリヤもやっと平和な暮らしができるようになったけれども、かえってイエスが与えてくれたすばらしい輝きと恵みを失ってしまったのである。

「続けられなくさせられる」霊的使命遂行を続けられなくさせられるという意味です(祈)†■2022年11月16日UP■
「続けられなくさせられる」霊的使命遂行を続けられなくさせられるという意味です(祈)†
人の夢を破壊して、全然違う人生をやらせて、あげくの果てに何の結果にも到達せず元に戻れだと?だったら時間を返せ。お前らのちょっかいのせいで描けるはずだったのに描けなくさせられた作品の責任を取れ。何より奴隷の女の子を見殺しにする事を決定した、それを納得させる説明をしてみろ、できるものならやってみろ。おかしい、コイツら(霊団)完全におかしい。しかし霊団がこれほどおかしい事を言ってくるその理由は、それくらい僕に危機が迫っているという事の裏返しでもあるのです。普通なら自分を守ってくれているのですから感謝すべきなのでしょうが、僕は「帰幽カモン」です。この狂った腐った物質界に1秒たりとも残っていたくない男です。僕の生き死にはどうでもいいから仕事を達成させろよ!…続きを読む→
「メッセージだけを見て欲しい」霊団が物質界の邪悪に目をつぶろうとしているのです(祈)†■2023年3月15日UP■
「メッセージだけを見て欲しい」霊団が物質界の邪悪に目をつぶろうとしているのです(祈)†
しかしそれは「順番が逆だろ」まず奴隷の女の子たちを助けてあげて、それから交霊会だろ、と僕は思うのです。というのも、奴隷の女の子たちを完全に見殺しにした状態で僕という霊媒を霊団が使用して霊言を降らせたとしましょう。その降ってきた内容がさながら「シルバーバーチの霊訓」を彷彿とさせるような高尚な内容だったとしましょう。その霊団が降らせてきた内容が、人類を救うとか、世界を救うとか、人間は国家も肌の色も関係なく全員が神から神性の火花を賜って個的存在を与えられた、神を共通の親とした霊的兄弟、霊的大家族であり、戦争で敵国の兵士を撃ち殺す事は自分の家族を殺す事と同義であり愚かな事であり、したがって全世界が助け合っていかなければならないとか、そういう心を撃つ美しい内容だったとしましょう…続きを読む→

正直言ってまとめきれない、とても書き切れない、そしてもうひとつ、これは霊的使命遂行的には考えなくてもいい物的理由付けかも知れませんが「僕の人生の本など読みたいと思う人が果たしているのか(ニーズ)」という疑問が常に僕の心に付きまとい、どうにも書籍の執筆に本腰を入れられずにいます。

使命遂行という観点で考えれば、そういう細かい物的事情など考えずに素直にありのままを書けばそれでいいのかなぁ、という気持ちもあります。現時点で書き切る自信は全くありませんが、もし僕がこの自伝書籍を書き上げるとしたら、世に出回っている御利益だの御守りだのといった霊的書籍群とは全く違う内容になるでしょう。そういう生ぬるい空気感は絶対に醸し出したくない。

霊団がまたふざけた事を言ってきてますが説明はのちほど。まずは今できる事に集中中。書籍テキスト化を続行しましょう(祈)†

僕は元々全然別の作業をするためにお勉強してきた男であり、この霊的使命遂行は霊団に言われてやっているだけのモノであり、霊団が何も言ってこないのであれば僕はとたんにどうしようもなくなって作業が止まり「じゃあ僕本来の作業をやるか」という考えが頭をもたげてくるのです。

霊団が「絵に戻れ」とハッキリ言ってきているので余計にそちらの事を考えてしまいますが、使命遂行的にはそれはマズいだろうという事で何とかふんばって書籍のテキスト化を続行しています。ただしこの作業は本当に苦しいので、おもしろいおもしろくないで言ったらおもしろくないという事になります。絵を描いている時の方が1億倍楽しい気分になります。

僕が霊言霊媒として機能する事は絶対にないと強く思っていて(霊団はそうは思っていないようですが)自動書記ならまだ新規の霊言が降る可能性があると僕なりに考えて「自動書記テスト」を始めて間もなく1ヶ月が経過しますが、お見事なまでに何の反応もありません。

霊現象は霊界の人間がおこなうものであって物質界の人間は単なる通路であり何の決定権もありませんので、霊団が自動書記やる気がないのであれば僕としてはどうしようもありません。ただ僕のやる気をアピールし続ける事しかできない状態です。

新規の霊言が降ってきさえすればそこから一気に展望が開けるのですが、霊団はそうは思っていないようです。イヤ、というよりムズカシイと言った方が正しいでしょう。とにかくジャマが入るのだそうです。そのジャマを排除して霊界側が意図した通りの霊言を降らせるのは大変な労力が要求されるのだそうです。

どうしても新規の霊言が降らないという事であれば、既存の書籍のテキスト化を続行するしかありません。何とか復刊にこぎつけたいですが、現状全く手がありません。そうなれば情報拡散の最有力ツールは「ムービー」という事になりますので、やはりそちらにパワーを回す事になるのかも知れません。

MP3録音という地獄の作業が再びやってくる事になります。これが本当の地獄で、この録音を75冊近くやるなんて事になったら…考えたくもない作業負荷となります。しかし僕という霊媒が機能しないのであればやるしかないでしょう。ユウウツ度が尋常じゃない。

もう霊団がなにもやる気がないのであれば絵に戻るしかないか、というヤケクソ的な考えが頭をもたげ始めていますが、イヤチョトマテ、僕の人生目標は帰幽後の霊界生活だ。そこに全焦点を合わせて全ての作業をおこなわなければならない。プライオリティを間違えちゃいけない。テキスト化を続行しましょう(祈)†
「ポリーチェ POLICE に命令」ポリーチェは強姦殺人魔の命令に忠実に従う子分です(祈)†■2023年2月1日UP■
「ポリーチェ POLICE に命令」ポリーチェは強姦殺人魔の命令に忠実に従う子分です(祈)†
皆さまの心は真実を知っているのです。それを「洗脳」で分からなくさせられているのです。ゴマかされているのです、曇らされているのです。そのモヤを振り払えばたちまち真実が見えてきます。ベールはたった1枚です「洗脳」という名のベールです。それさえめくればすぐ目の前に真実が顔を出します。「ポリーチェ POLICE に命令」という「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の思念のインスピレーションを霊団が降らせてきましたが、これがいかにふざけた意味であるか、どうか想像力を働かせて頂きたいと思います。大量強姦殺人魔、人類最大の犯罪者がポリーチェ POLICE に命令する、ポリーチェがその大犯罪者の命令に忠実に従い、スナイパーチームとなって僕のように真実を公言する人間を暗殺する。【神】が経綸するこの全宇宙に、これ以上のふざけた事があるでしょうかイヤない…続きを読む→
「高級霊が中止などしない」僕の役割は遠大な霊界計画の0.0001%という事です(祈)†■2023年3月1日UP■
「高級霊が中止などしない」僕の役割は遠大な霊界計画の0.0001%という事です(祈)†
皆さまご存じのように2000年前のイエス様は律法学者どもの嫉妬を受けて磔刑にされ殺されました。僕は歴史に詳しくありませんが、イエス様以外にも信じられない人数の霊的使命遂行者が王などと自称する人間や、キリスト教の要職についている人間たちに徹底的に迫害され殺され続けてきました。※訳者、近藤千雄先生の著書の中にはそういった歴史の暗部を紹介しているモノがいくつかあります。何としてもそれらをテキスト化完了させ、多くの方にお読み頂ける状態にしなければなりません。物質界に使命遂行のために降誕した多くの高級霊の方々が、ことごとく軽蔑、嘲笑、迫害を受けて殉教の死を遂げています。しかし霊界側は「スピリチュアリズム勃興」という大計画まで発動し、霊的知識普及を大々的に進めてここまでやってきました。このインスピレーションは霊界側が気の遠くなる長い年月にわたって推進している霊的大事業を中止などする訳がないという意味であり、他でもないイエス様が僕などという画家くずれの人間に対して「怒涛の連続顕現」で猛烈に仕事をお願いしてきたのも、その大計画推進の道具のひとつとして僕を使用するためだった、という意味になるのです。…続きを読む→

ある週の3日目(火曜日)のこと、1人の金持ちの商人が職場にやってきて、イエスにあって話したいと言った。イエスの評判にはトマスも頭が上がらなかった。もしかしたら大きな注文が入るかもしれないと思った。トマスは早速イエスの着ているボロ服を脱がせ、自分の晴れ着を着るように言った。

イエスは言った。「そんなことをする必要はない。人は見かけではなく、内なるもののいかんによって、その人の値打ちがきまるんだからね」イエスは商人に挨拶をかわし、商人の要請によって、2人きりで話し合うことになった。商人がイエスに言った。

「私は、ある晩、妻と一緒にあなたの集会に来たことがあるんですよ。大勢の女たちがあなたを取り巻いていましたね。私たちは、あなたの深い知恵にびっくりしたのです。私がその時に体験したものは、悲嘆にくれていた女たちにお与えになった平安でした」

イエスは尋ねた。「あなたは一体なにを言いたいのですか」「はい、実は、あなたにカペナウムにある私の家で一緒に暮らしていただきたいのです。たくさんの人が私の店で働いています。あなたが家にきて彼らの監督になっていただきたいのです。そうすれば家の者ぜんぶがあなたの平安を受けられるではありませんか」

こんな申し出を受けたとき、イエスは内心ひとつの考えが浮かんだ。収入の道が開かれれば、マリヤや兄弟たちをひきとって、悪の根源となっているトマスとサラから引き離して、平和に暮らせるのではないかと思った。

イエスが返事をしかねているのを見て、商人は3週間目にまたやってくるから、そのときに返事をもらいたいと言った。トマスが一緒に食事をするように勧めても、そんなことには一切ふり向きもしないで、商人はさっさとカペナウムに帰っていった。

この時期には仕事が多く、なかなか自分が一人になって瞑想する時間がとれなかった。せいぜい父と母と話すのが精一杯であった。イエスと父ヨセフの間には決定的な溝があった。ヨセフは善良な人間ではあったが、イエスが少年のころ変わったことを言っては人々のひんしゅくをかっていたからである。でも今ではイエスが父の病床に座り、言葉少なに慰めてくれるので楽しみに待つようになった。

ある晩のこと、ヨセフはついに自分の悩みをイエスに打ち明けた。「わしは毎晩ねむれなくて困っているんだよ。十字架の上で殺される男のうめき声を聞かされるんだ。どうもがいても、のがれられず、まいっているんだよ。わしが昔犯した罪のむくいかもしれんがね」

うなされる夢についてヨセフは説明した。昔ガリラヤの山に立て籠ったユダが、ローマの権威に逆らって反乱を起こしたときの光景から話した。

「我々が憧れていた一輪の花がローマ帝国の支配をはねのけてイスラエルを救い出そうとした。しかし当事の領事バールス(B・C・13年、シリヤの総督をつとめ、巨額の富を得た。その後紀元7年ころ、今のドイツ地方の総督となった人物 – スミスの歴史事典より)が軍隊を引き連れてガリラヤの山に立て籠った若者たちを虐殺してしまった。

ろくな武器しか持っていなかった若者たちは、重武装のローマ軍のまえでは、ひとたまりもなく潰されてしまったんだ。少しでもユダに関係した若者たちがひっ捕らえられ、十字架で死刑になった。

ローマの百卒長(100人の部下を率いる隊長)がわしの職場にやってきて、若者たちをはりつけにする木の十字架を作れと命令しやがってな、わしは煮えくりかえる思いをしたんだよ。妻や子供がいなければ、わしはその命令をはねつけていただろうよ。百卒長は剣を抜いてマリヤと子供たちを脅しやがった。

ああ!なんと情けないことよ!わしは恐ろしさのあまり、ローマ人の言うなりになって、わしが長い間つきあっていた多くの友達をはりつけにする十字架を作ってしまったのだ。

なあ、イエスよ、こうしてじっとしていても、友達をはりつけにした十字架が目の前に現れ、血のような汗が体から噴き出している光景が延々と続くんだよ。どんな祈りをしても自ら墓穴を掘った絶望の穴からはい出すことできないんだよ。そばで寝ているマリヤの邪魔にならないようにと毎晩1人でもがいて苦しむんだ」

ヨセフは一刻も早く忌まわしい夢から解放されたいとわめいた。イエスはヨセフが静まってから、ヨセフの心が癒されるような話をした。するとヨセフは、心が休まる思いがした。

「おまえの話を聞いていると、今までに味わったこともないような平安がやってきて、実に心なごむ思いがするよ。だがな、おまえがわしのそばに居ないときはどうすればいいのだ?また若者の亡霊におそわれるかもしれないじゃないか」

イエスは父に言った。「悪霊がいたずらをしてるんですよ。彼らは信心のうすい人間の肉体を狙っては襲ってくるんですよ。心の内部を清めておかないとだめなんです」

そこでイエスは立ち上がり、大声で叫んだ。『天の父なる神の名において命じる!悪霊よ、この体から出ていけ!もう1度おまえに命じる。天の父なる神の名において、ここから出ていけ!2度と来るな!』

父ヨセフは、以前イエスが神の名を口にすることをひどく叱ったものであるが、この時ばかりは、何とイエスの声がラッパの響きのように快くひびいた。ヨセフの手足が震えた。しばらく震えが続いていた。死んでしまった筈の手足に再び生命が戻ってきたのである。

イエスは素早くその動きをみた。そして霊力が加えられたことを知った。ヨセフは大きな溜め息をついてから深い眠りについた。翌朝までぐっすり眠った。

マリヤが朝食の支度に部屋から出ていってから、イエスはヨセフのもとへ行った。ヨセフは嬉しそうに言った。「わしは夕ベ何も見なかった」

イエスは言った。「十字架にかけられた兄弟たちは休息しています。兄弟たちの霊をそそのかしていた悪霊はもう行ってしまいましたからね」

それからというものは2度と若者たちの凄惨な姿が現れることはなかった。イエスは父のために、当時老人や病人をしばしば悩ましていた悪霊を追い払ってしまったのである。母マリヤは、イエスのお陰でヨセフが安眠できるようになったことをとても喜んだ。

そこでイエスは例の商人が提案してきたことをマリヤに話した。そして親子兄弟がトマスと分かれカペナウムで一緒に暮らそうと言った。その話を聞いたマリヤは悲しそうに答えた。「息子よ!それだけはできない相談だわね。そりゃ私は何度かそうしたいと夢にまで見たくらいだよ、でもそれだけはどうしてもできないのよ」

イエスはとまどった。彼は実行しようと決心していたからである。しかしその気持ちを抑えてマリヤに言った。「どうして僕が母さんや妹たちによくしてあげることができないんですか?父のためにも最善をつくしてあげたではないですか。サラと別居すればどんなにみんなが救われるかご存じでしょうに」

マリヤはたたみかけるように言った。「ねえイエス、本当はね、私はもうくたびれているのよ。この年齢になると、家の中のごたごたはもうたくさんなの。燕(つばめ)と鷹(たか)は同じ巣に住めないだろう。おまえがどんなに強い説得力をもってヨセフにせまっても、おまえと一緒に住みたくないと言うでしょうよ。

それにヨセフにとって、トマスは今でも目に入れても痛くない息子なのよ。だからこの2人を引き離すことは、とてもできっこないよ。ヨセフのただ1つの楽しみは、トマスの働きぶりを見ることなんだよ。だから一緒になれないんだよ、イエス!」

マリヤは手をやさしくイエスのほほに当てながら説得した。「たしかにおまえは他の男とちがって思いやりがあることはよく承知しているわよ。商人の家で大勢の使用人の監督になったら、商人のことだから、あちこちに集金に行かせるでしょうよ。

その中には貧乏人もいて、わずかなお金でも、もぎ取って来いと言われたらどうするの。おまえはきっとそんなことはできず、結局その家から飛び出すことになるわよ。そしてまた放浪の旅にでかけるのが落ちよ」

この時のマリヤの言葉は実に当を得ていた。母思いのイエスは、それ以上逆らわなかった。「そうだね母さん、あんな商人のところに行かなくてもオリーブ畑で働けばいいんだ」

「馬鹿ね、あんなところで働いても家計の足しにはならないわよ。それに病人の父さんをどうするのさ」

「明日のことは心配しないようにしましょうよ、母さん!野に生えていて咲いている花を見てごらんよ、天の御父がちゃんと養っていてくださるんです。野草は労働するわけではなく、紡いで花を織っているわけでもありません。僕の言ってることを疑っているんですか?天の御父をもっともっと信頼することですよ」

母マリヤはイエスの申し出について、義妹のマリヤ・クローパスのところへ相談に行くと言い出した。母の気持ちを変えられないことを察知したイエスは、その足で商人のところへ行き、例の話は取りやめにすると伝えた。せっかく家のためを思って話を進めたイエスにとって、いささか傷心の思いであった。

ずっと後になって、このいきさつを聞かされたイエスの弟子ヨハネは、イエスの亡きあとに母マリヤの杖となり、妹には父がわりになって心から尽くしたということである。

「愛の表現、怒るな」霊団の軽薄極まる言葉です。とにかくこの人生の責任取れ(祈)†■2022年4月27日UP■
「愛の表現、怒るな」霊団の軽薄極まる言葉です。とにかくこの人生の責任取れ(祈)†
「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は、自身の大犯罪を隠し通さなければ本当に逮捕になってしまうため、いつまでもどこまでもウソ洗脳ニュースをメディアに流し続けて国民をダマし続けなければならない。つまり「明仁、文仁、徳仁、悠仁にはウソをつき続けなければならない理由、動機、必要性がある」僕、たきざわ彰人には、これほど長い年月にわたって画家の夢Dreamworkを捨てさせられてブログでウソの内容を書き続けるなどという行為をしなければならない必要性が全くない。そもそも僕の人生の目的は全く別のところにある。「僕にはウソを公言する理由、動機、必要性がない」そんな事しても別に何にもならない…続きを読む→
「失われた10年を返せ」人生破壊、人権蹂躙の究極形、永遠に理解できないのです(祈)†■2022年3月30日UP■
「失われた10年を返せ」人生破壊、人権蹂躙の究極形、永遠に理解できないのです(祈)†
僕、たきざわ彰人は、全く違う人生を送るはずでした。「山を愛する“画家”・たきざわ彰人」として生涯1000作品を描く事を固く心に誓っていたのでした。しかし、壮絶な負荷を自分に課しての絵画作品の描画(一切手抜きをしなかったという事)そして山での果てしない修行によって肉体、精神の浄化が進んだからなのでしょうか、僕の人生は「霊性発現(2012年6月)」という想像だにしない展開に突入したのでした。自身の背後霊団の声が1日中霊聴に聞こえ始め、霊体のアチコチでスイッチがカチ、カチ、と入れられる感覚が走り、その後、猛烈な「法悦状態」に突入し、だいぶ長い間(正味6~8ヶ月くらいだったでしょうか)法悦の霊力が降り続け、僕はずっと鼻がキィィィン、頭、身体がフワァァァ、という状態で生活していたのでした…続きを読む→

ブログでもさんざん書いていますように、もう本当に僕の身に危機が迫っているそうで、霊団はもう使命遂行そのものをやめさせようとしています。それでできもしない交霊会の事を延々と言い続けているのですが、できないモノに向かってどう努力すればいいのでしょう。

そしてあげくの果てに「絵に戻れ」と言ってくるのです。つまりそれくらい危機回避させようとしているという意味なのですが、これ以上人の怒りを逆なでするセリフがあるでしょうか。Dreamworkをやめさせて本来の自分とかけ離れた活動を延々11年もやらせておいて、全く何の結果にも到達せずに戻れだと?

「寝言」って言葉の意味知ってるか。自分が言ってる事がどういう事か分かってるのか。お前ら(霊団)に破壊された11年はもう戻って来ないんだよ。「交霊会」「出版社」「本書け」「絵に戻れ」コレ全部、使命遂行をやめさせるための視点外しだと思います。

要するに全く何の物的結果に到達しなくても、ただ僕をダラダラ無意味に物質界に残し続けるつもりという意味です。猛烈に壮絶に頭にくる。Dreamwork(画家の人生)に戻る事ならいくらでもできますが、画家作品を描いても描いても霊団に対する怒り、釈然としない気持ちに苛まれる事になるでしょう。

「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を倒す事もせず、奴隷の女の子たちをひとりも助けられず、ただ絵だけ描けというのか。その人生は一体何なんだ。無意味の究極形の人生をやらせようというのか。あんたたち(霊団)の仕事は一体何なんだ。一切手を出さずニヤニヤ見下ろす事か。

ちなみに画家時代にA2キャンバスで作品を描いてましたが、現在のフラーのカラーリングはA2より大きなキャンバスサイズで色を塗っている事が分かりました。つまり全然画家作品を描けるという意味です。

まずは「絶版状態の霊関連書籍の復刊に向けたテキスト化」を続行させますが、霊団に対する怒り憎しみが僕の心から引っ込む事はもう永遠にないでしょう。信じられない、有り得ない(祈)†

「霊界にはたどり着く」当たり前だろ、霊団がもう使命遂行やる気ゼロという意味です(祈)†■2022年12月14日UP■
「霊界にはたどり着く」当たり前だろ、霊団がもう使命遂行やる気ゼロという意味です(祈)†
僕は間違いなく「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁に殺される→霊団はその危機を回避させようとして明仁、文仁、徳仁、悠仁および奴隷の女の子の情報を僕に降らせないようになっている(イヤ少しは降らせてきていますが)→僕の使命遂行の力点を明仁、文仁、徳仁、悠仁の滅亡および奴隷の女の子の救出から交霊会開催へと転換させようとしている→しかしサークルメンバー問題が解決しないので僕の霊媒発動はない→邪悪は滅ぼそうとしない、奴隷の女の子は助けようとしない、交霊会はできない、全く目標に到達せずただ苦難ばかりを延々とやらされる状況に突入しているために、僕の霊団への怒りが制御不能に達する→交霊会ができない不足分を「絶版書籍の復刊」の作業で補いつつ、霊団に破壊された生活を何とか少しでも改善させようと僕は「反逆」を開始するが、一向に反逆は完成しない…続きを読む→
「完全に離れさせる」僕を使命遂行から離す、危機を回避させるという意味です(祈)†■2022年11月30日UP■
「完全に離れさせる」僕を使命遂行から離す、危機を回避させるという意味です(祈)†
奴隷の女の子たちの悲劇の惨状の認知、そして霊的知識普及活動がだいぶ進行した事に対する、霊団の一定の評価の言葉と受け取っていいのかも知れません。もっと突っ込んで言えば「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を公言する仕事は、霊界側からすれば「どの霊能者にお願いしてもやってくれなかった仕事」なのでしょう。それを僕がやってくれたので感謝しているという意味もたぶん含まれているのではないでしょうか。もっとも「そう言うセリフは結果に到達させてから言ってくれ」と僕は言いたいですが。霊界上層界から霊眼で物質界を見下ろした時、今まで「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の洗脳に完全にやられていた多くの人間が真実に目覚めていく様子がつぶさに観察できるのでしょう、それで「感謝」という言葉が出てくるのだと思いますが、物的肉眼には全く何の変化も映りません…続きを読む→

何しろこのテキスト見直しをしている時は睡魔との闘いで首がガックンガックンいいながらの作業ですので、修正ミスがたくさんあるのです。何とか発見できた部分だけは直しましたが未発見部分がまだ多々残されているものと思われます。しかし霊的知識摂取目的で読む分にはほぼ問題ありませんので、どうぞ大目に見て頂いて、多くの方にお読み頂きたいと思うのです。

僕が深遠な意味を読み取ってぜひ説明したいと思っているのは「5章 生前と死後」の中の「2 一牧師の場合」です。いつかチャンスがあったら書くつもりですが、書かずに忘れる可能性も高いです。

で、霊団の動きについてずっと考えを巡らせていたのですが、霊団がしている事はだいぶ前からただひとつ「スピードダウン」これに尽きると思うのです。「出版社」も「アルタート」も、さらには「回心」さえもスピードダウン目的で言ってきたのではないかと思うのです。

つまり出版社を僕に立ち上げさせようとしてるのも時間稼ぎで言ってるだけで全然本気じゃない(言いすぎか)アルタートつまり絵を描けと言ってくるのもただ僕の心をほんろうさせて足を止めるだけの目的(これは正解のような気がする、霊的知識をここまで獲得した人間が過去の作業に戻るという事は退歩を意味する、霊団は僕がそこまではやらないと見越しているからけん制しているのではないか)

回心はけん制ではなく本気で言ってきていると思いますが、どのみち時間稼ぎだと僕は思ってます。フゥゥ、詳しいお話はチョトこのタイミングでは語り切れませんので一旦切りますが、とにかく霊団はもう「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の滅亡も、奴隷の女の子たちの救出も全く考えていない、ただ僕を最低最悪の中に閉じ込め続けてそのまま何もなく終わらせようとしているという事です。

ムカつく、宇宙最大級にムカつく。つまり僕の人生を完璧に破壊しました、ハイ終了中、という意味になるからです。恐るべきレベルで頭にくる、そのうえ僕の反逆は何が何でも止めてくる。何としてもこの最悪人生を打開してみせるつもりですが、たぶん霊団の手のひらの上で踊らされて一生を終える事になるのでしょう。腹が立つ。

「ベールの彼方の生活 4巻」のテキスト見直しに入りつつ、そろそろ使命遂行の別の作業に着手したいです。しかし精神状態はとてつもなくユウウツ、なぜただ絵が描きたかっただけの男がこれほどまでヒドイ人生をやらされねばならないのか、1億回頭をひねっても理由が思いつかない。

もぉぉやだ、使命遂行やる気がないなら物質界を離れさせてくれ、やる気もないのにダラダラ残されてたまるか。僕の人生はお前らのオモチャじゃないんだ(祈)†

「パリッシュ」これは画家パリッシュではなく心霊治療家パリッシュの事では?(祈)†■2023年2月8日UP■
「パリッシュ」これは画家パリッシュではなく心霊治療家パリッシュの事では?(祈)†
インペレーター霊は書籍の中で「物質界の人間はすべからくインスピレーションの媒体に過ぎない」と仰っています。霊界で制作されたモノを物質界の人間にインスピレーションとして送信する、受信能力のある人間がそれを受け取り、それに自分の着色が加えられて、インスピレーションに近いモノが制作される事もあれば、大きく歪曲されたモノが作られる事もある。物質界の人間は、自分が良い考えを思いついて良いモノを作り上げたと言って自慢するが、それは元々霊界側で作成されたモノであり、人間の小我で着色されてそれがグレードダウンしたモノである事を知りません。この霊的知識に基づいて考えれば、僕がデザインし続けているフラーも霊団側であらかじめ作成されていたデザインのグレードダウン版と言えなくもないのでしょう。つまり「そもそも我々がデザインしたモノを我々が描け描け言うのは当たり前の事だ」という風になるのかも知れません…続きを読む→

ガリラヤの山々や谷間は、日没の美しい輝きの中で、金色と朱色の花輪飾りにおおわれているように見えた。その輝きの光景のなかにイエスの姿が映っていた。村の入り口あたりで水差しを運んでいる女が歩いているのが目にうつった。

イエスは昔から老人と女性には優しかったので、彼女のそばに駆け寄り、水差しを持ってあげましょうと申し出た。その女は顔をあげ旅人にほほ笑みかけた。すると突然、彼女の微笑は泣き顔に急変した。イエスが腕でしっかりとだきしめながら言った。

「お母さん!お母さん!私ですよ!家に帰ってきたんですよ!」

明くる日、2人は野原へ行って木の下に腰をおろした。2人ともあふれるような喜びの気持ちを極力おさえながら話しだした。それでもマリヤの声は鳥のようにはずんでいた。その声がイエスの心にしみわたるのであった。それは喜びの極致であった。

「ねえイエス!おまえの声はすぐわかったわ。でもおまえの顔はすっかり大人になっているので本当に分からなかったわね。ナザレを出て行った頃とはまるで違うんだもの」

マリヤの言ったとおり、イエスの顔は樫の木よりも浅黒く、砂漠の焼け付く陽光によって真っ黒に日焼けしていた。余り上背(うわぜい)はなかったが、堂々たる男に成人し、目の輝きには威厳があった。マリヤはこのような息子を産んだことにしみじみと誇りを感じた。2人は、日が没し月が上がってきた頃には全く1つに結ばれていた。

後になって、この時の思い出を弟子のヨハネに次のように語ったという。『あの時が私の生涯にとって最も嬉しい時であった。心が全く1つにとけあっていたので、何ひとつこの世の煩いが2人の間に侵入してくることがなかった』

月が丘の上高くこうこうと姿を現す頃になって、マリヤはしばらく黙りこくっていた。満たされた思いに満足していた。それから彼女は、今までのことについて語り始めた。

ヨセフの病気のこと、医者からも見放されてしまったことなどを話した。さらに、トマスとセツの兄弟喧嘩、サラが妹いじめをすることなどをつけ加えた。イエスは母に何とか家中の者がみんな円満に暮らしていけるように努力することを約束した。

母は言った。「だけどトマスのことが心配なの。きっと、おまえを歓迎しないと思うわよ、なんといっても頑固なんだから。おまえがナザレに居た頃のことを思うと本当に自信がないわ」

イエスは言った。「すべては時が解決してくれますよ。そんなにくよくよすることはありません。トマスには特に用心してかかりますからね。私はね、お母さん、平和をもたらすために帰ってきたんですよ。でもまだ私の本当の使命を果たす時は来ておりませんけどね」

マリヤは、この言葉を聞いて安心した。案の定、イエスが家に帰ってからサラの心をとらえ、とても良い印象をみんなに与えたので、サラの心は静まり、トマスもイエスを快く迎え入れた。

イエスがナザレの家に帰ってきてから、家中の者が喜びにつつまれ、ぎくしゃくする者は1人もいなかった。セツとトマスでさえ仲良く話し合っていた。イエスは又1銭のお金も受け取らないでトマスの大工仕事を手伝った。トマスも長男が心から協力してくれることを喜び、とても鼻が高かった。

イエスはすべてのことにおいて控え目にふるまった。ただ母マリヤにだけは親愛の情を傾けていた。家の中では自分が長男ぶることを一切さけ、家の主人はトマスであるという態度をとり続けた。

そんな訳で兄弟たちは次第に自分の悩みをイエスに打ち明けて相談するようになり、イエスも根気よく話を聞いてやった。ただ聞くだけであった。セツはイエスのもとにやってきて、相談をもちかけた。「お兄さんが帰ってきたので母さんがとても喜んでいますから、僕の結婚も許してもらえると思うんですが」

イエスは、今までのいきさつをすべて聞いてからセツに言った。「おまえは、トマスにあと2年間働くと約束したそうだが、どんな事情があるにせよ、それを破るのはよくないのではないか」

「だけど母さんは許して下さいました」「この家を切りまわしているのはトマスだ。いくら母さんが許してくれたとしても、トマスの許しがなければ駄目なのではないか」

セツは苦しみながらわめいた。「約束だのなんだの、もう僕には通用しないんだ!ルツと一緒の時だけが僕の慰めと生きがイエスはじゅんじゅんと話してきかせ最後に言った。

「セツよ、本当の愛は肉欲をすててしまうことなんだよ。おまえは恋する人のそばに朝な夕な行きたいと思っているのだろうが、本当に彼女を愛しているならば、おまえが1人前になって、正式に求婚する時が来るまで待つことなんだ」

セツは顔をしかめながら熊のように歩き回った。セツは叫んだ。
「もう聞きたくない!兄さんだっておれのことを止められやしない!もう待てないんだよ。おれだって一家を構えて妻を食わしてやれることぐらいできるんだ!」

イエスは手に持っていた棒で土の上に文字を書きながら言った。「あるところに数人の男がいた。彼らはこの世の何よりも女をあさっていた。彼らは肉欲を満たすために、あちこちで盗みを働いたり、人をだましたりして次第に堕落していった。

こういう男たちは、女性を尊敬することができない輩(やから)なんだ。自分の名誉を守れる男は、女性の名誉を守るんだよ。人間は、愛と欲とをよく見分けることが大事なんだ。欲望は己を滅ぼし、本当の愛は、いつまでも誠実を保つ、これだよ」

イエスはほほ笑みながらセツに言った。「くどいようだがね、本当の愛は肉欲をすててしまうんだよ」セツは冷静になっていた。次の日には、イエスの言ったことが心の奥深く残っているのを感じていた。

多くの女たちもイエスのところに相談にやってきた。若い女も、年をとった女もいたが、すべての女たちに対してイエスは全く平等に扱い、やさしく振る舞い、よき相談相手になっていた。イエスは女のみてくれなどには全く関係なく、良き友人として耳を傾け、あらん限りの誠意を示していた。ある女たちは、イエスを誘惑しようとしたが、全く無駄であった。

数日が過ぎてまたセツはイエスに言った。「僕はね、兄さんのことをじっと観察してたんだ。それで兄さんが言ってた愛と欲望は違うものなんだということがはっきりわかるようになったんだ。だから僕は兄さんの言うことに従う決心をしたんだよ。トマス兄さんに約束したとおり、一生懸命やってみるさ。約束を果たしてからルツのところに正式に結婚を申し込みに行くよ。それまでの間ぼくの意志がくずれないように僕を見守っていてください、お兄さん」

イエスは今すぐそのことを母に伝えるように言った。母マリヤは、セツの言うことを聞いてびっくりした。イエスのおかげでセツが立ち直ったと母は嬉しそうにトマスに伝えた。家の中は、喜びと平和がみなぎっていた。

トマスの妻サラだけが悪の根源であった。彼女はセツの悪口を夫に告げ、自分をひどくいじめるなどと作り話を耳うちした。更に悪いことに、セツが仕事を終えてからルツとこっそり逢い引きしているなどとタチの悪い作り話を夫に告げた。

サラにそそのかされたトマスは、セツに口もきかず、ひどい仕事だけをやらせた。しかしイエスを模範としていたセツは、どんなにきびしい仕打ちを受けても我慢することができた。

ある日のこと、急にトマスは口を開いてセツを「ウソつき」「馬鹿者」と、罵り始めた。セツは叫んだ。「もうこんな家にいたくない!おれは、おまえの奴隷じゃないぞ!馬鹿とは何だ!あまりにもひどいじゃないか!」

トマスはたて続けに罵倒したので、セツはいたたまれず、オリーブの林へのがれて行きサメザメと泣いた。トマスの横にはイエスと母マリヤがいた。母のきびしい表情を感じながらイエスは言った。

「故なくして兄弟を怒る者は神の審判(さばき)にさらされるであろう。しかし兄弟に対して馬鹿者とののしる者は地獄に落ちるであろう」トマスはこの言葉を聞いて、ますます怒り狂った。

「おれがここの主人なんだ。おれにたてつくなら、ここからたたき出してやるぞ!黙れ!さっさと自分の仕事をやるんだ。2度とおれに刃向かうんじゃないぞ!」しかしイエスは黙っていなかった。

「実の弟をののしるなんて、全くあきれたもんだ!セツの心はひどく傷ついているから、このままでは家を出て行ってしまうだろうよ。しかもこの恨みをあちこちにばらまけば、我が家のいい恥さらしになるだろうよ。

これでおまえの仕事もおしまいだね。こんなおまえだとわかったら、みんなおまえから離れていってしまうからね。ひとつの国が分裂したら必ず滅びるものだ。家庭も同じだ。分裂する家は必ず滅びてしまうんだよ」

イエスはほほ笑みながらトマスに言った。「さあ!おまえの心の中から憎しみの感情を追い出してしまいなさい!そして今すぐセツのところに行って謝ってくるんだね。そうしたら又平和な家庭が戻ってくるだろうよ」

トマスは仏頂面をさげて仕事場からすごすごと出て行き、オリーブの林に向かった。セツを見つけてから、許してくれと懇願した。2人は今までの事を水に流して、もとの仲になった。しかしトマスの心中はおだやかではなかった。母や弟ユダ及び使用人の面前でイエスに恥をかかされたからである。

その頃のイエスは、全身から神秘的な輝きを放つことがしばしばあり、彼のもとにやってくる多くの人々に勇気と喜びを与えていた。時がたつにつれてトマスの恨みも朝露が太陽に照らされて蒸発するように次第と消えていった。妻のサラだけが相変わらず悪の種であった。彼女は、どうにかしてみんなから慕われているイエスを自分の虜にしようとたくらんでいた。

イエスは丘の斜面に立って大勢の人々の相談にあずかっていた。斜面の草むらで車座に座り、1つの大家族のようであった。子供の問題や様々な悩み事、あるいは病気のことで相談を受けた。1人1人の母親に与えられる手短な答えは、まことに的確で、その言葉は、宝のように大切にされた。

話し合いが終わるとイエスは子供たちと遊び、折りにふれて神の創造にかかわる真理をたとえ話にして聞かせるのであった。

自然界の生命、例えば、種から芽が生じ、葉がはえて花が咲くといった植物の神秘、彼がアラビアの砂漠で経験したあらゆる出来事、彼をアラビアへ導いてくれた不思議な星の光、狼から羊を守るために生命を落とした羊飼い、鳥、けもの、人間、王様、次から次へとつきることなく、すばらしい話を聞かせるのであった。

イエスの話には、必ずためになる真理が含まれており、話を聞いた直後には、この意味は、ああだ、こうだとしきりにささやきあっていた。どの話も、神の深い慈悲を感じさせる内容ばかりであった。

さて、イエスの夕べの集まりのことが伝わると、あちこちから問題を解決したいと願っている女たちが集まってきた。特に悲嘆にくれている女や、卑しいと見られている女が、何日も旅をしてやってくるようになった。

そんな様子を見たサラは、始めのうちはイエスを好いていたのであるが、次第に妬むようになり、ついに憎むようにさえ変化していった。そこでサラは夫に言った。「素情のよくない女や、卑しい女が夜イエスのところにやってくるそうよ。きっと悪い噂がたつようになると思うわ。そうなれば、あなたの仕事に傷がつき、仕事ができなくなるんじゃないかしら」

トマスはこのことを母マリヤに話した。そしてこのような集まりを続けるなら、ここから出ていってもらうと言い出した。大事な息子を失うまいとして、マリヤはイエスにそのことを伝えた。彼女は、女たちを集めないで、同じ年輩の男たちを集めたらどうかと勧めた。

「子供たちがパンを求めているのに、どうして与えないでおられましょうか」とイエスは言った。マリヤは悲しかった。イエスが民衆のために実にすばらしい働きをしていることを知っていたからである。イエスの働きによって、苦しんでいる民衆がどんなに救われていたことであろう。

しかしイエスは、母親の涙を見て、マリヤの勧めに従って、夕ベの集まりを中止することになった。イエスは、すかさず、この原因は悪女サラの陰謀であることを察知した。それでイエスはサラと話す時には、「はい」と「いいえ」だけで応対することにした。

サラはもっと困らせようと夫トマスをたきつけた。トマスにイエスを追い出す考えを止めさせ、もっと家のために働か。せようという魂胆であった。みんなの仕事が終わってから、なおもイエスを職場に残らせ、ランプの灯のもとで難しい仕事をさせようというのである。

母の協力もあって、イエスはしごく愉快に困難な仕事をやってのけた。サラは内心この計略は失敗したと思った。なんとかイエスの心を掻き乱してやろうと思ったのであるが、彼はいつでも平然としていた。彼女にたいする態度はつねに丁寧で、変わったことと言えば、彼女が何を話しかけても、ただ「はい」と「いいえ」が返ってくるばかりであった。

さて、イエスはある安息日に、タボル山の頂上に登った。そこで夕方まで祈り続け、天の御父と深く交わっていた。イエスは山から降りてナザレの近くまでくると、突然、嵐になり、あたりは真っ暗になった。

しかし彼の頭や体からは、こうこうと光を放っていた。そこにマリヤ・クローパス(イエスの叔母)がやってきて、イエスの姿を見て驚いた。彼女は道端にひざまずき、礼拝するような格好でイエスに言った。「あなたは神様をごらんになったのね」

「回心」僕の心の中の反逆の思念がだいぶ消されています、完全に操作されています(祈)†■2023年7月26日UP■
「回心」僕の心の中の反逆の思念がだいぶ消されています、完全に操作されています(祈)†
今度こそ、今度こそ、その場所から脱出してやると固く固く固く固く固く決意して、山のアタック帰還後にそのアクションを起こそうと準備万端整えて待機状態にしていたのです。それが一体何がどうなっているのか、あれほど強く決断したはずなのに、僕の心の中から反逆の思念がどんどん消えていくのです、おかしなおだやかさが広がっていくとでも言えばいいのでしょうか。僕は全然そんな風(おだやか)になるつもりはないのに、何が何でも反逆を実行し完結させるつもりでいるのに、全然反逆する気持ちが湧いてこなくなっていったのです。こんな事は有り得ない、それで「あ!また“パウロの波長”をやられたのか」と、後になって気づいたのでした。完全に心を書き換えられた、その威力のすさまじさに改めて驚愕した、という事がありました。つい2、3日前の事です…続きを読む→
「自分を霊媒にする事を考えるのです」僕は書籍テキスト化に全力を尽くします(祈)†■2023年2月22日UP■
「自分を霊媒にする事を考えるのです」僕は書籍テキスト化に全力を尽くします(祈)†
「サークルメンバー問題」についてお話しますが、交霊会は霊媒ひとりではおこなえません。上記に説明したように低級霊のジャマが入りますのでそのジャマを排除せねばなりません。そこで必要になるのが「サークルメンバーつまり霊的仕事をおこなうためのある一定レベルの資格を有した数名の人間から抽出したエクトプラズム」なのです。サークルメンバーからエクトプラズムを抽出し、そこに霊界から持参した成分をミックスさせて、低級霊を締め出す「防御壁」のようなモノを拵えるのだそうです。その防御壁がなければ霊媒は低級霊のオモチャにされてしまうのですが、霊団が言うには僕という霊媒の交霊会ではその防御壁がしっかりしているので「邪悪が入る余地はない」のだそうです…続きを読む→

3巻終了次第すぐに「ベールの彼方の生活 4巻」のテキスト見直しに入り、ベール全4巻のテキスト化を完了させ、その後ホワイトイーグル霊の書籍のテキスト見直しに入ります。OCR変換は既に完了させてあります、あとは見直し修正だけです。

そして幽体離脱時映像にてさらに僕の反逆を思いとどまらせるかのような内容を霊団が降らせてきています。現時点で十分すぎるほど僕は人生を破壊されており、霊団に対する怒りは尋常ではないレベルに達していますが、さらに人生破壊が加速される道を選択しなさいと言わんばかりの事を言われています。

全てを失う者ほど全てを得るという事は霊的知識として理解していますが、物質界に身を置いた状態でそれをやるのは不可能です。僕の反逆の意思は絶対に心から消えないと思います。このお話はまた後ほど。

霊団が「降るよー」と言ってきてます。自動書記か霊言現象か、どちらかは分かりませんが僕という霊媒から新規の霊言を降らせるつもりのようです。それはぜひ降らせてほしいですが、僕としては「自動書記テスト」を続行します。そして降った霊言を拡散させる必要があるのですが、先ほどの霊団の幽体離脱時映像の内容を見ると、情報拡散手段さえ奪われるという空気感があります。

物質界全体で僕ひとりだけがその内容を知っていて全然拡散できないのであれば、降らせる意味がないだろう。拡散手段を奪って何になる。っとと、このお話も機会を改めて。まずはベール3巻を終わらせる事に集中中(祈)†