シルバーバーチに最敬礼
霊言集を完訳した今、「謎」と「なぜ?」を 取っておきの資料と文献で検証する。
近藤千雄[著]シルバーバーチに最敬礼 ◎ 目次まえがき
第1部 交霊会にまつわる「謎」と「なぜ?」
「謎」その1 ◇ シルバーバーチの出現は「ある日突然」だったのか?
「謎」その2 ◇ なぜこの時代(20世紀)に出現したのか?
「謎」その3 ◇ 霊言集が出版されるに至った経緯(いきさつ)にも不可解な「?」が
「謎」その4 ◇ 霊言を活字化して公表する問題でなぜシルバーバーチは一言も口を挟まなかったのか?
「謎」その5 ◇ なぜ地上時代の身分も姓名も明かさなかったのか?
「謎」その6 ◇ バーバネルの死についても「なぜ?」が第2部 なぜキリスト教を諸悪の根源のように言うのか?
1 弾圧に正面から立ち向かった人たち
2 学者としての本分を貫いた人たち
3 「事実」と「信仰」のはざ間で悩んだ人たち
4 イエスの実像は? そして今、霊界でどうしているのか?第3部 資料・文献集
資料【1】モーリス・バーバネル著 : 遺稿 – 「シルバーバーチと私」資料【2】フレデリック・マイヤース著「死の真相」 – 『永遠の大道』より
影の境涯(冥府)
記憶と死後のアイデンティティ
眠る人・眠らぬ人
遺像または殻
事故死の場合
脳の老化と自我
宿縁の絆
資料【3】ジョン・レナード著「「死」の現象とその過程」 – 『スピリチュアリズムの真髄』より
資料【4】モーリス・バーバネル著「宗教界による弾圧」 – 『これがスピリチュアリズムだ』より
資料【5】「イエス自ら語った生い立ち」 – フォン・ロイター著『イエス・キリスト – 忘れられた物語』より
資料【6】「青年牧師との論争」 – A・W・オースティン編『シルバーバーチの霊訓』第5巻 第11章
文献【1】ハネン・スワッファー著『「あの世」から帰ってきた英国の新聞王・ノースクリフ』
ノースクリフとスワッファー – 訳者まえがき
第1章 ノースクリフ卿の人となり
第2章 交霊会に出現 – ノースクリフ卿からのメッセージ
第3章 死の過程・死後の世界を語る
第4章 初めて交霊会に出席する
第5章 ボスは他界した日の夜に出現していた
第6章 スピリチュアリズムに興味を抱く
◇ノースクリフとスワッファーのその後 – 訳者による解説
文献【2】D・ダドレー著『西暦325年のキリスト教総会『第1回ニケーア公会議』の真相』
序論
第1章 会議の目的と結末
第2章 開催の年月日と議事録
第3章 公会議を開催せざるを得なくなった要因
第4章 アリウスおよびアリウス説を非難する書簡
第5章 エウセビウス宛てのアリウスの書簡とポーリヌス宛てのエウセビウスの書簡
第6章 ニケーア公会議の召集
第7章 代表を送った国々
第8章 コンスタンティヌスによる開会の演説
◇本文献に関する訳者の解説
「生と死」のテーマに想う – あとがきに代えて
近藤千雄主要著作(出版社別リスト)
まえがき
ほぼ60年間にわたって週1回(金曜日、晩年は不定期)、シルバーバーチと名乗る霊の専属霊媒を勤めながら、スピリチュアリズムの大御所的存在として英国ジャーナリズム界で縦横にペンを揮ってきたモーリス・バーバネルは、シルバーバーチの霊言を読んで、その簡潔さ、平易さ、それでいて奥深い霊的哲理を何のてらいもなく語り尽くしている文体に圧倒され「この英語の達人シルバーバーチ霊に最大限の敬意を表する」と述べている。これを私は日本人向けに「シルバーバーチに最敬礼する」と訳した。
さて、ほぼ半世紀にわたってテープ録音と速記録で遺された膨大な量の霊言の産物 Spirit Message または Spirit Teachings が1938年の第1巻を皮切りに次々と書物となって出版され、その全てをこの私が翻訳したことは、もはやヘタな謙遜の言葉を交えることなく率直に認めねばならない厳粛な事実となってしまった。
一般の翻訳と違ってスピリチュアリズム関係の文献、なかんずく異次元の要素が入り込む霊言の翻訳は、英文の難しさとは別次元の大変な作業が要求される。たった2、3行の英文に2日も3日もかかったことがある。第1章を最後の章と差し替えたこともある。「まえがき」のないものに本文中から適切な箇所を拾って形を整えたこともある。日本人の几帳面さをおもんぱかってのことである。流麗な文章で綴られる高邁(こうまい)な霊的摂理に感激して止めどもなく涙が溢れ、その日はそれ以上翻訳が進まず、感動に浸りつづけたこともある。
シルバーバーチ自身が何度も語っていることであるが、バーバネルとの間には幾つもの中継所(アンテナ)があって、霊言の内容は無論のこと、その表現の仕方(文章・文体)に専属の霊団が手を加えているという。一瞬のうちにそれを行なっていたらしいのである。その中には歴史上の著名な文豪、例えばシェークスピアなどがいたという。他にも歴史上の人物が大勢いたらしいのであるが、出て喋りなさいと勧めても、「いえ、私はいいです」と言って引っ込んだという。
では、一体、シルバーバーチ自身は何者だったのだろうか。
なぜ今世紀になって出現したのだろうか。
キリスト教を諸悪の根源のように批判しているが、その根拠は何なのだろうか。
イエスは本当に磔刑(はりつけ)にされたのだろうか、
等々….
翻訳に携わった私自身にも頭をよぎった疑問がいろいろとあるのだから、愛読者にとってはなおのことそうであろう。その中には私自身がその回答となる資料を入手していたもの、あるいはその後入手したものが幾つかある。
本書は、シルバーバーチ・シリーズを完訳した今、そうした謎めいたことや「なぜ?」と疑義を挟みたくなることを拾い上げて、可能な限りの資料を駆使してそれらを解明することにより、訳者としての責任を果たしたいという願望から出た企画である。
えー実は「霊訓」のスキャンを続行していたのですが、この「世界心霊宝典 全5巻」は、本文は標準的なフォントなのですが、ページ番号が少し違うフォントを採用していまして、僕はスキャンしたtiffをAffinityPhotoファイルに変換する時に毎回ページ番号を見て確認するのです。
その作業の時にこの数字のフォントが少し見にくくてストレスになるのです。何でもない小さな事なのですが、何しろスキャン枚数、ページ数が尋常ではありませんので、このちょっとしたストレスが積算でかなり精神的にこたえるのです。で、今日は「霊訓」のスキャンを一旦止めて他の書籍のスキャンに切り替えました。上記テキストがその切り替えテキストです。
んー、んー、んー、スキャンも地獄だけどOCR変換も地獄。霊関連書籍のテキスト化の作業、どこまでできるか暗雲が立ち込めてきました。つらすぎる、苦しすぎる。まぁすぐやろうとしないでライフワークのように考え、10年20年ぐらいの長いスパンで考えて少しずつ進めていくようにすれば全書籍のテキスト化に到達できるかも知れません。
ただひとつ間違いなく言える事は「スキャンだけはやっておかなければその先何の作業も進まない」という事です。スキャンしてtiffをAffinityPhotoファイル化して原寸で書き出す、ここまではやっておかないとOCR変換に着手できませんので、まずはスキャンが最優先となります。
この作業、地獄、地獄、ただただ地獄あるのみ。霊団が交霊会交霊会言ってくるので「だからできネィって言ってるだろ」と怒りの反動で始めた作業ですが、さぁどこまでやれるでしょう。急にやろうと思わないようにしましょう。もっとフラーを描きましょう。フラーを描いている時は心がとっても穏やかで落ち着いています。絵を描いている時の僕が本来の僕ですので。あーツライ。あーキツイ。あー霊団いい加減にしろー(祈)†