今シーズンのスノーシューアタックは開始当初から足に異常を感じていました。今までスノーシューが「重い」などとは感じた事もなかったのに今シーズンはスノーシューの重さが妙に足にダメージを与えていました。
そして先週からいよいよ身体の異常が顕著となり、両腕、両足がしびれるようになってしまいました。先週はそのしびれのせいでブログすら書けなかったのですが、今回の雪山では終始全身がしびれっぱなしの状態となりました。
両腕、両足、あばら、背中、後頭部、頭頂部、どこもかしこもしびれっぱなし。撮影のためにザックを下ろす事すらできず「これはどう考えてもムリだ」と早々に判断して慌ててUターンして駐車場に戻ろうとします。
雪の上を下っているだけですから身体の負荷など少ないはずなのに全身がしびれてまともに歩けない。「今日はゴールできないかも知れない」と本気で思いました。そして「帰幽」の空気を強く感じました。
全身しびれっぱなしですが痛みは全くありません。このまま意識が遠くなってそのまま帰幽するのかも知れないと思いながら下り続けます。残念ながら帰幽させてはもらえませんでしたが、しびれる足を引きずってギリギリゴール。着替えも地獄でしたが根性で済ませて速攻で車をスタート。
まだ日の出2時間前ですので真っ暗、道も空いているのでどんどん先を急ぎます。今日は登攀も少なかったので足のダメージは全然なく、現在、足も身体も軽いです。じゃあさっきのしびれは何だったんだ。霊団がスノーシューをやめさせようとしているとしか思えない。なぜやめさせる必要がある?意味不明。
本当に残念ですが今シーズンのスノーシューは今日をもって終了とし、来週以降は標高を下げて足からスノーシューを外します。マイッタナァ、スノーシュー大好きだったのにこんな事になるなんて。明日の長文ブログにて「しびれ」について少し書こうと思います。
正直言って今日感じた「帰幽」の空気感は実現してほしかった。あのフワフワの状態のまま意識を失って帰幽したかった。一体僕はいつまで苦しい状態に閉じ込められねばならないというのか。今日は全く撮影ができず最悪でした。来週以降、開き直って雪ではない撮影に集中します(祈)†