『世界心霊宝典1 霊訓』
但しその七つの各界には数多くの“境涯”が存在する。自ら堕落の道を選べる者が遂に後戻りの出来ぬ境涯まで落込んでいく理由については既に少しばかり述べた。
『世界心霊宝典1 霊訓』
絶え間なく悪を求め、善を拒絶していく事は必然的に純粋なるもの善なるものへの嫌悪感を育み、邪悪なるものを求めさせる事になる。こうした性癖の霊は普通、獣欲に支配されたる肉体に宿る事が多い。成長と共に獣欲の誘惑に負け、挙句の果てにその奴隷となる。
『世界心霊宝典1 霊訓』
高尚なるものへの憧憬も、神への崇拝心も、聖なるものへの望みも全て消え失せ、霊に代りて肉体が完全に支配し、己れの思うがままに行動し、道徳的規範も知的判断力も持ち合わせぬ。かくして魂は邪臭ふんぷんたる雰囲気に包まれていく。
『世界心霊宝典1 霊訓』
ここに至る者は危険この上なき状態にあると言わねばならぬ。もはや背後霊は恐怖に慄きてその場を逃れる。その雰囲気に息が詰まるのである。すると代って別の霊たちが群り寄る。かつて地上で同じ悪癖に身を滅ぼした者たちである。
『世界心霊宝典1 霊訓』
彼らは今一度官能の快楽を味わい、その人間を罪深き生活へと追込んでは快哉を叫ぶ。こうした肉体的罪悪を再び繰返さんとする性向は自然の法則を意識的に犯せる報いの中でも取り分け恐ろしきものの一つである。彼らは遂に肉体的快楽の味の虜になり果ててしまった。
『世界心霊宝典1 霊訓』
そして見よ!その肉体が滅んでも彼は相変らずかつての快楽を求めて行きつけの店をうろつき回る。そしてそこに屯する同類の飲んだくれに憑依して再び酒色に耽る。
『世界心霊宝典1 霊訓』
都会に軒を連ねる酒場、哀れなる道楽者の屯する悪徳の巣窟にはかつて地上で同じように酒色と悪徳に耽りたる霊がうろつき回る。彼らは地上で飲んだくれの生活を送った。それを今また繰返し、のみならずそこに通いつめる人間を深みに引きずり込んではしてやったりとほくそ笑む
『世界心霊宝典1 霊訓』
汝がもしその邪霊の群る場を一目見れば、悪のはびこる謎の一端を知る事が出来るであろう。悪の道にはまりし人間の再起を困難にし、地獄への堕落を容易にし、光明への帰還を妨げるのは実にこれら邪霊なのである。
『世界心霊宝典1 霊訓』
地獄への坂道には狂えるが如き勢いで破滅への道を急ぐ邪霊がそこかしこに屯する。その一人一人が邪霊集団の拠点であり、人間を次々と破滅へ追いやっては彼らと同じ惨めな境遇にまで引きずり下ろす事に快感を味わっているのである。
『世界心霊宝典1 霊訓』
引きずり下ろされた者は肉体から離れるとすぐさま地上よりさらに下層の同種の境涯に引寄せられていく。そして誘惑者と暮しつつ肉体を失いしのちもなお消えやらぬ激しき情念と酒色に耽るのである。
『世界心霊宝典1 霊訓』
こうした境涯の霊たちの更正は、神の救済団による必死の働きかけにより魂の奥に善への欲求が芽生えるのを待つ他はない。首尾よくその欲求の芽生えた時が更生への第一歩である。その時より神聖にして気高き波長に感応するようになり救済団による手厚き看護を受ける事になる。
『世界心霊宝典1 霊訓』
地上にも自らを犠牲にして悪徳の世界に飛び込み、数多くの堕落者を見事に更生せしめている気高き人物がいる如く、我らの世界にもそうした奈落の底に沈める霊の救済に身を投じる霊がいる。
『世界心霊宝典1 霊訓』
そうした霊の努力によって善に目覚め、堕落の生活より救済され、浄化の境涯における長く辛き試練を経て遂に悪の影響と断絶し、清らかにして善なる霊の保護のもとに置かれた霊は決して少なくない。かくして聖なるものへの欲求が鼓舞され、霊性が純化されていく。
『世界心霊宝典1 霊訓』
それより更に深く沈みたる境涯については我らも多くを知らぬ。漠然と知りたるところによれば悪徳の種類と程度によって様々な区別がなされている。中には善なるものへの欲求を全て失い、不純と悪徳に浸り切り奈落の底へと深く深く沈んで行く者がいる。
『世界心霊宝典1 霊訓』
そして遂には意識的自我を失い、事実上個的存在が消滅していく。少なくとも我らはそう信ずる。ああ何と悲しき事である事か!が有難き事にこうした霊は稀にしか存在せず、よくよくの事情にて善と聖へ背を向けた者に限られる。
『世界心霊宝典1 霊訓』
これがイエスが弟子達に語れる“死に至る罪”である。聖書に言う“聖霊に対する罪(※)”である。すなわち聖なる神の使徒の声に背を向け、聖と純と愛の生活を棄てて悪徳と不純の生活を選びし罪である。(※マタイ12-31~32)
【過去コメ】「こちらの世界ではあなたの存在を大使(アンバサダー)の一人と考えております」のテキストを撃った瞬間、脳に霊力が降ってきて半トランスみたいな状態になって一瞬頭がフラッとなりました。こういうメッセージを何度となく受取らせて頂いてます。僕の回答も同じです。光栄かつ厳しいものだと…(祈)
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『世界心霊宝典1 霊訓』
動物性が霊性を駆逐し身体までも蝕み、情欲を刺激し最も下賤なる感情を更に汚し、人間性を最下等の獣性にまで引き降ろしてしまう罪である。そこまで至れる者はもはや神性は消え失せ野獣性が異常に助長され、強化され発達し、全てを支配し、―
『世界心霊宝典1 霊訓』
―霊の光を消してしまい、向上心の息の根を止める。悪徳の念のみが燃えさかり、魂を向上の道から遠くへ遠くへと引きずり下ろし、ついに動物性を病的なものにする。もはや霊の声も届かぬ。魂は一路奈落の底へ深く深く沈み行き、ついに底知れぬ暗闇の中へ消滅する。
『世界心霊宝典1 霊訓』
これぞ聖書に言うところの、聖霊を汚す“赦し難き罪”である。赦し難きとは神が赦さぬというのではない。自らその道を選びたるが故である。その道が性分に合い、いささかの悔い改めの念も感じぬ為である。罰は常に罪そのものが生み出す。
『世界心霊宝典1 霊訓』
それが罰の本質であり決して第三者によりて割当てられるものではない。法を犯した事による不可避の結果なのである。その罰より完全に免れる事は絶対に出来ぬ。最も悔い改めによりてその苦しみが和らぐ事はあり、その結果として罪悪への嫌悪感と善への志向を培う事にもなる。
『世界心霊宝典1 霊訓』
これが誤れる方向より戻し、過ちを償わせ、その結果として魂に新たなる希望を育んで行く、その第一歩と言えよう。彼を包む霊的雰囲気はすっかり変り、天使も気持よく近づき援助の手を差伸べる事もできる。悪の影響より完全に隔離される。やがて悔恨と無念の情が湧いてくる。
『世界心霊宝典1霊訓』
性格は優しく温順となり善の影響に感じ易くなる。かつての頑なで冷酷で反発的態度は消え失せ、魂が進化しはじめる。過去の罪の償いも終り良心の呵責もすっかり和らいでいる。こうした過程はいつの時代にも同じである。さきに地上の法の違反者の取扱いの愚かさを指摘したのは―
『世界心霊宝典1 霊訓』
―こうした観点に基いての事であった。万一我らが同じ要領で過ちを犯せる霊を扱ったならば、真の救済は有得ず、堕落霊の境涯はすっかり身を滅ぼせる霊でひしめき合うことであろう。が、神はそうはさせぬ。そして我らはその神の命を受けし者なのである。
■2019年7月24日UP■「ドクターストップ」これにはふたつの意味がありそうです。説明してみましょう(祈)†ピカソは確か抽象画で有名ですが、そのピカソは実は具象がスゴイのです。具象をしっかり描ける確かな画力があるから、抽象の中に深み、メッセージ性、芸術性を織り込めるのです。もし僕が精神的に弱い人間だったとしましょう、ならあのような画家作品は絶対に描けなかったはずです。あの画家作品たちは大変な描画負荷を自分にかけて描いていたのです。壮絶な作業量を自分に課しての描画だったのです…続きを読む→ HOME | ピーチピチ(佳子) | 切断死体の撮影 | 処刑遊び | コイツら死刑 | 暗殺 | 放火 | Dreamwork | Profile | アナログ絵 | フラー | コメントファイヤー | 神 | 山駆けるヒカリ | 葛飾北斎の墓 | 主なブログ | 全ブログURL | 動画 | 霊関連書籍 |