『シルバーバーチの霊訓⑤』
かんかんがくがく、宗教家としての第一の心掛けであるべき愛の心を忘れ、その上なお情けない事に憎悪と敵意をもって論争を繰返してきました。予言者、霊覚者、哲人、聖者の類を全て追払いました。真の“師”たるべき人々を次々と迫害していきました。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
神の声の通路であるべき人々の口を塞いでしまいました。腐敗した組織にはもはや神の生きた声が聞かれる場が無くなってしまいました。開かれたビジョンを閉ざし全ての権力を聖職者に帰属させ、神へ近づける力は自分たち意外にはない事にしてしまいました。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
聖職者の中にも高徳の人物は数多くいました。ただ惜しむらくは、その人たちも(そうした環境の影響のために)宗教の唯一の礎石であり人類にその本領を発揮せしめる原動力である霊力の働きかけに無感覚となっておりました。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
人類の歴史において大きな革命を生んできたのは全て霊の力です。素朴な男性または女性が霊感に鼓舞されて素朴なメッセージを威信をもって語り、それを素朴な平凡人が喜んで聞いたのです。今その霊力がかつてと同じ“しるしと奇跡”を伴って再び顕現しております。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
目の見えなかった人に光が戻り、耳の聞こえなかった人が聴覚を取戻し、病の人が健康を回復しております。邪霊を払い憑依霊を取除き、肉親を失った人たちに慰めをもたらしております。多くの魂が目を覚まし、霊の大軍が存分にその威力を見せる事が出来るようになりました。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
“死”の恐怖を取除き“愛”が死後もなお続きその望みを成就している事実を示す事ができるようになりました。インスピレーションは(イエスの時代に限らず)今なお届けられるものである事、人間の心は(他界した時点のままでなく)死後も改めていく事が出来る事、―
『シルバーバーチの霊訓⑤』
(宗教的束縛から)精神を解放する事が可能である事、自己改革への道が(宗教的教義に関係なく)開かれている事(宗教的活動から離れたところにも)自分を役立てる機会はいくらでもある事、―
『シルバーバーチの霊訓⑤』
霊力に鼓舞されて報酬を求めずこの世的な富への欲望をもたずに“良い知らせ”を教えてあげたい一心で、全ての人に分隔てなく近づく用意のできた魂が存在する事実を立証しております。
【過去コメ】では人生の目的は一体何なのか。何をしにこの世に生まれて来るのか。それは一語につきる。霊性の開発―それが神の計画の中でも必須の部分を占めているのである。―【霊力を呼ぶ本】より
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『シルバーバーチの霊訓⑤』
これほどまで美しい話、分り易い話、人生の本質をこれほど簡明に解き明かしてくれる話に耳を傾けようとしない人が多いのは一体なぜでしょうか。光明を手にする事ができるのに一体なぜ多くの人が暗黒への道を好むのでしょうか。なぜ自由よりも束縛を好むのでしょうか。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
しかし我々はあなた方が想像される以上に大きな進歩を遂げております。難攻不落と思えた古い壁―迷信、既成権力、後生大事にされている教義、仰々しい儀式を堅固に守り続けてきた壁が音を立てて崩れつつあります。急速に崩壊しつつあります。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
一方では多くの魂が霊的真理に感動し、精神に光が射し込み、心が受容性を増し、喜んで私たちの教説に耳を傾けてくれております。過去数年間の進歩ぶりを見れば我々の勝利は既にゴールが目に見えていると宣言してもよい時期が到来したと言えます。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
その確信を私は語気強く宣言します。もはや絶望の戦いではなくなりました。私たちが自己中心の物質第一主義に根ざした古い時代は終った、新しい時代が誕生している、と述べる時、それはあるがままの事実を述べているのです。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
かつて地上において苦難と犠牲の生涯を送った人々、強者と権力者によって蔑まれる真理を守るために全てを犠牲にした人々―その人たちが今霊界から見下ろし、霊的大軍の前進ぶりを見て勝利を確信しております。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
むろんこれは比喩的に述べたまでです。銃を手にした兵士がいる訳ではありません。我々の弾薬は霊力であり、兵器は理性と良識です。
【過去コメ】皆さん、本を読みましょう。知識を得ましょう。無知の暗闇を突き破りましょう。僕たちは大切な事を悟るために地上という修行場に降下して来ているのです。霊界こそ僕たちの本来の住処であり、地上は霊界の光によってできた影にすぎません。どうか、どうか皆さんにも霊的知識を得て頂きたいのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑤』
私たちは常に人間の知性に訴えます。もっとも時としてその知性が無知と迷信と依怙地な強情の下敷きとなってしまっているために、果たして(普遍的判断基準であるべき)知性が存在するのだろうかと迷う事もあるでしょう。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
しかし、よく目を見開いて自分でその“しるし”を求める事です。その力で暗闇を突通す光を見届けて下さい。我々はもはや軽蔑の対象とされたかつての少数派ではありません。片隅で小さくなっていた内気な小集団ではありません。科学的立証を得て、―
『シルバーバーチの霊訓⑤』
―やはり真実だったと確信した堂々たる大軍であり、恥じる事ない社会的位置を獲得し、霊的事実の福音を誇りをもって説いております。霊的な事を口にしたからといって軽蔑される事はもうありません。それは過去の無知な人間がした事です。
『シルバーバーチの霊訓⑤』
今はそれを知っている事で尊敬される時代です。※訳者注―モーゼスの『霊訓』によると、かの“十戒”を授かったモーゼが従えていた七十人の長老はみな霊性の高い人物だったという。―
『シルバーバーチの霊訓⑤』
これは世界に共通した事実であって、古代においては霊感が鋭くかつ霊的な事に理解のある者が要職につき、いわゆる祭政一致が当然の事とされた。それが物質科学の発達と共に意識の焦点が五感へと移行し物的なものさしで測れないものが否定されていった。―
『シルバーバーチの霊訓⑤』
ところが皮肉な事に、その物質科学みずからが物質の本質は常識的に受けとめてきたものとは違ってただのバイブレーションにすぎない事を突き止めたのと時を同じくして、再び霊的なものへの関心が高まりつつある。シルバーバーチはそうした潮流の背後には、―
『シルバーバーチの霊訓⑤』
霊界からの地球的規模の働きかけがある事を指摘している。『ベールの彼方の生活』第四巻“天界の大軍”篇はそれを具体的に叙述して、その総指揮官がキリストであると述べている。シルバーバーチ霊団もインペレーター霊団もその大軍に属し最前線で活躍していた事になる。
【過去コメ】皆さん、僕たち人間の知性など遥か遥か超える崇高な叡智によって紡がれた霊界通信の書籍に触れてみませんか。イエス様は僕たち地上人類が霊的真理を得心する事を心から望んでおられます。高級霊の方々は地上人類のために犠牲的活動を続けて下さっているのです。僕たちはその愛に応えるべきです。
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