『ベールの彼方の生活①』六章2

『ベールの彼方の生活①』
【神々の経綸 一九一三年十月九日 木曜日】この度も貴殿のご母堂の要請を受けて参じました。再びベールのこちら側より語りかける機会を得て嬉しく思います。こうして地上へ戻って来る事を吾々が面倒に思っているとは決して考えないで頂きたい。

『ベールの彼方の生活①』
もちろん地上の雰囲気は吾々の境涯に較べて明るさに欠け楽しいものでない事は事実ですが、こうして使命を仰せつかる事の光栄はそれを補って余りあるものがあります。今回は天体の科学について述べてみたいと思います。貴殿にも興味があるであろうし役に立つと考えるからです

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科学と言っても地上の天文学者が行っている単なる物質の表面的分析の事ではありません。その構成要素の内奥に関わるものです。ご承知のように恒星はその一つ一つが周囲に幾つかの惑星を従えた一個の組織を構成しているというところまでは認識されていますが、―

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―実はそれのみではなく組織全体に亘って地上のいかに精巧なる器機や秀れた頭脳をもってしても感識できないほど精妙な粒子が行き亘っております。その粒子は物質と霊質との中間的存在で、物質的法則と霊的法則の両方の働きに反応します。

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それというのも、両者は根源的には多面性を有する一個の進化性をもつ有機的組織の二つの面を表すにすぎず、あたかも太陽とその惑星の関係の如くに互いに作用と反作用を繰り返しています。重力もその粒子に対し物的・霊的の両面において反応します。

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吾々が心霊実験において写真の乾板に、さらには肉眼に感応するまでに霊体に物質性を付加する時に使用するのがこのエネルギーです。本当は貴殿には理解できない要素があるのですが、貴殿の知る用語としては“エネルギー”しか無いので取りあえずそう呼んでおきます。

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それ以外にも広い規模で機能しております。たとえばもしその粒子が存在しなかったら大気は真っ暗になります。つまり太陽や恒星からの光線が地球まで届かないという事です。

宇宙には人間の力ではどうしようもない不変不滅の法則が存在する。その一つで根源的なものが原因結果の法則、いわゆる因果律である。あなたが今置かれている環境に対していかなる気持でどう対処するかによって、次の環境が定まるというのである。―【背後霊の不思議】より

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なぜかと言えば、そもそも光線が肉眼に映じるのは光波がその粒子に当った時の反射と屈折の作用のせいだからです。“伝導”というのは正しくありません。伝導とか伝達には別の要素が関わっており、それについてはここでは次のように述べるに留めておきます。

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すなわち、人間の肉眼に映じているのは光線でもなく光波でもなく、光線がその精妙な粒子に当った時の衝撃によって生じる波動である、と。この問題に関しては地上の科学者はまだまだ学ばねばならない事が沢山あります。と言ってそれを吾々がお教えする事は許されません。

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人間が自らの才能を駆使して探るべきものだからです。もしその範囲を逸脱して教えてしまえば、地上という物的教育の場が地球ならではの価値を減じます。

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人間の個人的努力ならびに協調的努力によって苦心しながら探る事の効用を台無しにする事のない範囲に援助を抑えているのは、そういう理由によります。この点をよく銘記して頂きたい。

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その点を理解して頂けば、こうした通信において吾々がよく釈明する事がある事も納得が行かれると思います。さて恒星は光を反射している。が放射するためには内部にそれを蓄えておかねばならない。

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しかし恒星は自らを自らの力で拵えた訳ではない以上、エネルギーを蓄えるにはどこからか与えてもらわねばならない理屈になります。では一体誰が与え、どういう過程で与えられるのであろうか。

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「それは神が与えるのである。何となれば神は万物の根源だからである」こう言ってしまえば無論簡単である。そしてそれは確かにその通りなのであるが、実際にその事に携わるのは神の使徒たる天使(※)であり、その数は人間的計算の域を超えます。

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そしてその一人一人に役目が割当てられているのです。(※日本神道でいう八百万(やほよろず)の神々である。―訳者)実は恒星は、整然たる秩序と協調性をもって経綸にあたるその数知れぬ霊的存在からエネルギーを賦与されている。

故人を悼むのは断じて間違いです。故人は鈍重極まる肉体牢獄から解放され遥かに精妙な幽質の身体をまとい自由を満喫してるのです。旅立った事を祝ってあげるべきです。臭い煙の出る棒(線香)何万本に火を付けてもあなたの霊性は1ミリも向上しません。日本人の方、そろそろ大切な事を理解しましょう。

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『ベールの彼方の生活①』
霊的存在が恒星の管理に当っているのであり、各々の恒星が天体としての役目を遂行するためのエネルギーはそこから受けるのです。貴殿に是非とも知って頂きたいのは、神の造化の王国には何一つとして盲目的ないし無意識的エネルギーは存在しないという事です。

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光線一本、熱の衝撃波一つ、太陽その他の天体からの電波一つにしても必ずそれには原因があり、その原因には意識的操作が加わっている。つまり、ある意識的存在による確固たる意図に基いた、ある方角への意志の働きがあるという事です。

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その霊的存在にも無数の階級と種類があり霊格は必ずしも同じではなく形態も同一ではありません。(※)がその働きは上層界の霊によって管督され、その霊もまたさらに高い霊格と崇高さを備えた神霊によって管督されているのです。

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(※日本の古神道ではこれをひとまとめにして“自然霊”と呼んでいる―訳者)これら物質の大きな球体は、ガス体であろうが液体であろうが固体であろうが、あるいは恒星であろうが彗星であろうが全てが連動され、エネルギーが活性化され、それぞれに存在価値を与えられている

『ベールの彼方の生活①』
何か機械的な法則の働きによるのではなく、そうした意識的存在が内面よりさきに述べた法則に則って働きかけております。今“知的存在”と言わずに“意識的存在”と言いましたが創造神のもとで造化の大事業に勤しむ霊的存在はその全てが必ずしも“知的”ではありません。

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貴殿が理解しているところの“知性”をもつ存在は全体の割合から言うと極めて限られております。

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但し驚かないで頂きたいが貴殿が知的存在と呼ぶであろう存在は、実は下等な存在と高等な存在の中間に位置する程度であり、その下等な存在は知的とは言えませんが全体の経綸に当る高等な存在になると貴殿の言う“知的”と言う用語の意味を遥か超えた崇高なる存在ばかりです。

僕が言うのもなんですがm(_ _)m みなさん、本を読みましょう☆素敵な本はたくさんあります。(ブログ“「霊」関連書籍の総括”参照) そして困難、苦難から逃げることなく、勇気をもって真正面から立ち向かいましょう☆艱難辛苦の先に光がある、これだけは間違いありません☆(祈)

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『ベールの彼方の生活①』
その下等と高等の中間に、知的存在と呼ぶに相応しい霊の住む界層がいくつも存在します。注意しておきますが下等といい高等といい知的存在といい、その意味するところは地上の人間が使用するものとは違います。

『ベールの彼方の生活①』
貴殿がこちらへ来られてある程度こちらの事情に慣れれば、その本来の意味が判るでしょう。私は地上の言語を使用しているのであり、貴殿の立場に立って説明している事を忘れないで頂きたい。

『ベールの彼方の生活①』
さて以上の説明によって霊と物質とがいかに緊密なる関係にあるかがお判りになるでしょう。そしてまた先日の夜にお話した貴殿の教会の建立と指導霊の働き、なかんずく例の風見鶏に関するものは今述べたのと同じ創造の原理を小規模の形で物語ったものに他なりません。

『ベールの彼方の生活①』
数知れぬ恒星と惑星の存在を維持するための機構と同じものが、各種の原子の集積体―石材、木材、レンガ等―の配列に関与し、その結果があの教会と呼ぶ一個の存在の創造となった訳です。その存在は奔流の如き意念の働きによって、―

『ベールの彼方の生活①』
―それぞれの位置にあってしっかり他と連動されています。他とのつながりなしに置かれているのではありません。もしそんな事をしたらすぐに崩壊が始まりバラバラになってしまいます。

『ベールの彼方の生活①』
以上述べた事に照らして貴殿らが教会とか劇場とか住居とか、その他もろもろの建物に入った時の“印象の違い”について考えてみられるとよろしい。それぞれの機能に相応しい影響力が放射されておりますが、それは今吾々が解説したのと同じ原理が働いた結果です。

『ベールの彼方の生活①』
言ってみれば霊から霊への語りかけ―物的身体をもたない霊が物的粒子を媒体として、その建物に入ってくる人間の霊に働きかけているのです。

『ベールの彼方の生活①』
お疲れのようですね。通信がしにくくなって来ました。これにて失礼します。宜しければ改めてまた参りましょう。貴殿ならびにご家族、教会関係の皆様に幾久しき神の祝福のあらん事を。 アストリエル

日本の天皇一族、明仁、文仁、徳仁、悠仁は【強姦殺人魔】です。「死刑」にしましょう(祈)†

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†