『シルバーバーチの霊訓⑨』
『シルバーバーチの霊訓⑨』
これは皆さんにとってはとても理解しがたい難題であろうかと思いますが、では治療家としてはどうすべきか。患者の意識の中枢である霊に注がれる霊力を、治療霊団から受取るのが治療家の仕事です。言わばバッテリーです。枯渇している生命力を充電してあげる通路です。
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それが障害物を取り除くのです。それがバランスを取り戻させるのです。リズムが整い、調和よく機能するようになるのです。その時治療が功を奏した事になります。霊力が魂にまで及ぶからです。ここが大切な点です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
患部に置いた手が治しているのではありません。手を置く事は接触のための手段の一つにすぎません。治療家の霊的発達の程度いかんによっては、それが必要である場合もあれば必要でない場合もあります。肝心なのは魂にまで及ぶという事です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
魂にカツを入れて居眠りの状態から目を覚まさせ、自我の発見という本来の目的を意識させるのです。それさえうまく行けば身体にある自然治癒力が機能を発揮して健康状態を取り戻します。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
その時初めて治療家は、大霊すなわち神の通路としてその霊力を受け入れ、それが自分を通過して患者の魂の中の神を呼び覚まし、はじめて真の自我を意識させるという機能を見事に果たした事になります。心霊治療とはそういうものなのです。ここで皆さんに改めて申上げます。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
大変改まった真剣な気持で申上げますが、あなた方治療家の責任は極めて重大です。真理を知るという事は、それに伴って責任というものも付加されるのです。神聖な才能を授かるという事は、それを本来の神の意志にそって使用するという責任が伴います。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
心霊的(サイキック)な能力と霊的(スピリチュアル)な能力とは違います。心霊治療家にもサイキック・ヒーラーとスピリチュアル・ヒーラーとがある訳です。後者の場合は生活態度を可能な限り理想に近づける努力をしなければなりません。
【過去コメ】受取らせて頂いたインスピレーション、とても全て説明できませんが一つだけ。僕の作品■042「銀河樹」のイメージが現れ、作中の人物、作品の中ではヘッドライトを宇宙に向けてますが、今回受取ったイメージではライトを下に向け岩場にひざまずいていたのです。その映像を受取った瞬間→
→“全くその通りだ”と思いました。これこそ僕がとるべき姿勢だと思ったのです。仏語学習が始まってからの僕は制御不能な不満と怒りに包まれて以前の精神状態とすっかり変ってしまってました。僕の心と正反対の極致ではありますが、あの“ひざまずく銀河樹”には大いに納得させられたのでした(祈)
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『シルバーバーチの霊訓⑨』
能力はあっても、それをどこまで開発するかは治療家自身の責任です。それをいかなる目的に使用するかについても責任があります。なぜならその能力を授かったという事は神の使節の一人である事を意味するからです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
皆さんはどこの教会、どこの聖堂の司祭よりも真実の意味での神の司祭でいらっしゃいます。神の霊力があなた方を通過して届けられるという点において、神の名代をつとめておられるのです。これは大変責任の重い仕事です。それを汚すような事があってはなりません。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
傷つけてはなりません。不名誉となるような事をしてはなりません。腐敗させてはなりません。間違った動機から使用してはならないという事です。ただひたすら自分を使って頂くという気持で可能な限り理想を目指して努力していればよいのです。
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【霊力がそちらで準備される過程を教えて頂けませんか。患者の特殊な症状に応じて調合される治癒力です―】とても説明が困難です。非物質的なエネルギーを表現する適当な用語が見当らないのです。
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こう理解して下さい。霊力とは生命力であり、生命の素材そのものである事、活力であり無限に存在する事、可変性があり無限の形態をとる事ができ、無限の置き換えと組み合わせが可能である、という事です。こちらの世界には様々な程度の知識と理解力をもつ霊が控えています
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地上の化学者、科学者に相当する霊もいます。この生命力、霊のエネルギーの様々な性質を、あなたが使用された用語で言えば、特殊な症状に合わせて“調合”するのです。これはなかなかよい表現です。
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通路である治療家を通じて可能な限り症状に合った調合をする研究を絶えず重ねております。これ以上の説明は出来そうにありません。
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治療家のもとを訪れる患者によって、一人一人治療法が異なります。患者のオーラも大変参考になります。オーラには病気の根本原理である霊的ならびに精神的状態が正直に表れているからです。それによって調合の仕方を考えます。
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【それには霊界の担当医たちの精神的(メンタル)な努力を要するのでしょうか―】(人間が考える意味での)メンタルという用語は不適切です。実体のある作業だからです。実際に混合するのです。こちらの世界にもあなた方のいう化学物質に相当する霊的素材があります。
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もちろん精神(マインド)も使用します。霊界では精神が全てを拵える上での実体のある媒体だからです。【遠隔治療が可能である事を考慮すると、直接治療においてその治癒力を受けるのに、治療家の身体または霊体はどの程度まで使用されているのでしょうか―】
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遠隔治療にも治療家の霊体を使用しなければなりません。【その過程を説明して頂けませんか―】治療家はテレビジョンとよく似ています。霊的なバイブレーションが治療家に届けられると治療家の霊体を通過する際に半物質的治療光線に転換されて、それが患者に送られます。
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治療家は変圧器です。【遠隔治療でも同じですか―】同じです。【それがどうやって患者に届けられるのでしょうか―】患者が治療を要望したという事でつながりが出来ております。思念によって治療家へ向けてのバイブレーションが生じます。
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そこに絆ができた訳で、そのバイブレーションに乗って治癒力が患者に送られるのです【自分のために遠隔治療が行われている事を知らない場合はどうなりますか―】患者と関わりのある誰かが知っているはずです。でなかったらその患者に向けて治療が行われる訳がないでしょう
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【治療家がその患者の病状が悪い事を知って一方的に遠隔治療を施してあげる場合のあるでしょう―】それだけでもう絆ができております。【でも患者の方からは思念が出ていません―】いえ出ております。治療家がその絆を拵えております。
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こちらの世界では思念に実体がある事を忘れてはなりません。私があなたを見る時、私にはあなたの身体は見えません。霊媒の目を使えば見えるかも知れませんが。
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私たちにとって実体があるのは思念の方であり、実体が無いのは身体の方です。あなたが思念を出せば、それが立ちどころに実在物となるのです。それがバイブレーション、波動を拵えます。それが遠隔治療で使用されるのです。
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【心霊治療を受ける上で信仰のあるなしは関係ないという事は理解しておりますが、患者が邪悪な思念を抱いていると、それが治療を妨げると考えてよろしいでしょうか―】私は信仰をもつ事自体は反対していません。それが理性を土台としていて盲目的でなければ結構です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
スピリチュアリズムの思想を正しく理解された方なら、手にされた真理は全体のほんの一かけらにすぎない事はご存知と思います。肉体に閉じ込められているあなた方が全真理を手にするのは不可能な事です。霊界へ来ても同じ事です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
となると、手にした限りの知識を土台とした信仰を持たねばならない事になります。さて、そうした知識を土台とした理性的信仰をもっている事は大いに結構な事です。その事自体は何ら問題はないと思います。それが治療にとって好ましい楽観的な雰囲気を拵えるからです。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
霊力は明るく楽しい、愉快な精神状態の時に最も有効に作用し、反対に惨めで疑い深く、動揺しやすい心は、霊的雰囲気をかき乱して治療の妨げとなります。【オーラを見る能力のない治療家は、治療がうまくいっている事をどうやって知ればよいのでしょうか―】
『シルバーバーチの霊訓⑨』
治療家に患者のオーラが見えるか否かは問題ではありません。症状の診断ができるか否かも問題ではありません。そういう事にこだわってはいけません。要は霊が使いやすい状態になる事です。道具としてなるべく完全になる事を心掛ける事です。
『シルバーバーチの霊訓⑨』
完全な道具としてマイナスの要素となる人間的弱点を極力排除しなくてはなりません。そう努力する事で霊力が豊富に流れるようになります。背後霊団との協調関係を決定付けるのは治療家の日常生活です。
—–20131214
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