「シルバーバーチの霊訓」より→「物質の世界に住んでおられるあなた方は極めて創造性の乏しい存在です。よくよくの例外を除いて、まず何も創造していないと言ってよろしい。受信局であると同時に発信局のような存在です」
「シルバーバーチの霊訓」より→「人間が(あなた方の言い方で)死んで私たちの世界へ来ます。その時(肉体は捨てても)精神と魂に宿されているものは何一つ失われません。それは霊的であり、無限であり、霊的にして無限なるものは絶対に無くならないからです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「地上で詩人だった人は詩人を探すでしょう。音楽家だった人は音楽家を探すでしょう。画家だった人は画家を探すでしょう。そして死後に身につけたことの全てを惜しげもなく授けようとします」
「シルバーバーチの霊訓」より→「地上の人間が両界の自由な交信の障害となる偏見や迷信を取り除いてくれれば、無限の世界の叡智が人間を通してふんだんに流れ込む事でしょう。全てのインスピレーション、叡智、真理、知識は、人間の受信能力に掛かっております」
「シルバーバーチの霊訓」より→「インスピレーションは霊界の者がある種の共通の性質、関心、衝動を覚えて自分が既に成就したものを地上の人間に伝えようとする、はっきりとした目的意識をもった行為です。地上の音楽、詩、小説、絵画の多くは実質的には霊界で創作されたものです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「日常の問題を永遠の視点から考えろと言われてもそれは容易にできる事ではありません。が、私たちから見ればあなた方も同じく霊的存在なのです。いつ果てるともない進化の道を歩む巡礼者である点は同じです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「いま生活しておられるこの地上が永遠の住処でない事は明白です。これから先の永遠の道程を思えば地上生活などはほんの一瞬の出来事でしかありません。私たちの視界は焦点が広いのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「大半の人間は地上だけが人間の住む世界だと考えています。現在の生活が人間生活の全てであると思い込み、そこで物的なものを、いずれは残して死んでいかねばならないものなのに、せっせと蓄積しようとします」
「シルバーバーチの霊訓」より→「戦争、流血、悲劇、病気の数々も元はと言えば人間が今その時点において立派に霊的存在である事、つまり人間は肉体のみの存在ではないという生命の神秘を知らない人が多すぎるからです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「人間は肉体を通して自我を表現している霊魂(スピリット)なのです。それが地上という物質の世界での生活を通して魂を生長させ発達させて、死後に始まる本来の霊の世界における生活に備えているのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「私は今あなたが使っておられる肉体をずいぶん前に棄ててしまいました。あなたと私の根本的な違いはそれだけです。あなたは物的身体を通して自分を表現しているスピリットであり、私は霊的身体を通して表現しているスピリットであるという事です」
「シルバーバーチの霊訓」より→「私はほぼ三千年前に霊の世界へ来ました。つまり三千年前に“死んだ”のです。三千年と言うとあなたには大変な年数のように思われるかも知れませんが、永遠の時の流れを考えると僅かなものです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「霊的に向上進化すると、それまでの界層を後にして次の一段と高い界層へ融け込んでいきます。それは階段が限りなく続く長い長い一本のハシゴのようなものです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「所詮、地上という所は大して魅力ある世界ではないのです。地上の住民から発せられる思念が充満している大気にはおよそ崇高なものは見られません。腐敗と堕落の雰囲気が大半を占めております」
「シルバーバーチの霊訓」より→「あなたには物質界へ一度も顔を出した事のない側面がありますが、それをあなたはお気づきになりません。物的身体を通して知覚したごくごく小さな一部分しか意識しておられませんが、本当のあなたはその身体を通して顕現しているものより遥かに大きいのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「あなたは身体を具えた霊であって、霊を具えた身体ではない。その証拠にあなたの意識はその体を離れて存在する事ができます。例えば睡眠中がそうです。しかしその間の記憶は物的脳髄の限界のために感識されません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「結局あなたに感識できる自我は物質界に顕現している部分だけという事になります。他の、より大きい部分はそれなりの開発の過程を経て意識できるようにならない限り、ごく稀に、特殊な体験の際に瞬間的に顔をのぞかせるだけです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「今あなたが物的脳髄を通して表現しておられる意識は、それなりの開発法を講ずるかそれともその身体を棄て去るかのいずれかがない限り、より真実に近いあなたを認識する事はできません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「地上の邪と悪にはスラムができるような社会体制の方が得をする者達、儲ける事しか考えない者達、私腹を肥やす為には同胞がどうなろうと構わない者達、こうした現体制下の受益者層の存在が原因となって発生しているものが実に多い事を知らなければなりません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「もし闘争もなく困難もなければ霊にとって征服すべきものが何もない事になります。人間には神の無限の属性が宿されてはいますが、それが発揮されるのは努力による開発を通してしかありません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「世の中が偶然によって動かされる事はありません。どちらを向いてもそこには必ず不変不滅の自然法則が存在します。あなたも偶然生まれてきたのではありません。原因と結果の法則が途切れる事なく繰り返されている整然とした宇宙に偶然の入る余地はありません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「生命が維持されるのはその本質が物質でなく霊だからです。霊は生命であり生命は霊です。生命が意識をもった形態をとる時、そこには個としての霊が存在します。そこが下等動物と異なるところです。人間は個別化された霊、つまり大霊の一部なのです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「人間はロボットではありません。一定の枠組みの中での自由意志が与えられています。しかし決断は自分で下さなければなりません。個人の場合でも国家の場合でも同じです。摂理に叶った生き方をしている人、黄金率を生活の規範としている人は良い報いを受けます」
「シルバーバーチの霊訓」より→「霊界にはあらゆる美が存在しますが、それを味わう能力は霊性の発達の程度いかんに掛かっています。例えば二人の人間に同じ光景を見せても、一人はその中に豊かさと脅威を発見し、もう一人は何も発見しないという事もありえます」
「シルバーバーチの霊訓」より→「問「美の鑑賞力を養う最良の方法は?」大体において個人の霊的発達の問題です。適切な教育施設が全ての人に利用できる事を前提として言えば、美を求める心は魂の発達とともに自然に芽生えてくるものです」
「シルバーバーチの霊訓」より→「価値観が高まれば高まるほど、精神が成長すればするほど、醜い卑劣な環境に不満を覚えるようになります。波長が合わなくなるからです。自分の置かれた環境を美しくしたいと思い始めたら、それが進化と成長の最初の兆しと思ってよろしい」
「シルバーバーチの霊訓」より→「問「美的観念を人々の心に植えつけるには?」個々の魂が成長しようとする事が必須条件です。外部からありとあらゆる条件を整えてやっても、本人の魂が成長を望まなければ、あなたには為す術がありません」
「シルバーバーチの霊訓」より→「正しい知識を広め無知を無くし、頑迷な信仰を無くし、偏見を無くしていく事です。とにかく知識のタネを蒔くのです。時にはそれが石ころだらけの土地に落ちる事もあるでしょう。が、根づきやすい土地も方々にあるものです。蒔いたタネはきっと芽を出します」