『シルバーバーチの霊訓③』
【スピリチュアリズムが世界的宗教となる日が来るのでしょうか―】あなた方がスピリチュアリズムと呼んでいるものは大自然の一部―その作用、その意義に対して付けられた名称にすぎません。
『シルバーバーチの霊訓③』
私にとって宗教とは自分なりの人生を生きる事であり、特定の宗派の信仰を受入れる事ではありません。人生を支配している摂理は普遍的なものです。という事は普遍的な理解力が世界中に行きわたれば、お互いが扶け合う事が普遍的な宗教という事になります。
『シルバーバーチの霊訓③』
それをスピリチュアリズムと呼ぶかどうかはどうでもよい事です。大切なのは真理が普及し、無知の壁が崩れ、迷信が人間の精神から一掃されて、霊的叡智が花開く事です。
『シルバーバーチの霊訓③』
ラベルには用心しなければなりません。なぜかと言えば、そのうちそのラベルに象徴されていた中身に代ってそのラベルそのものが大切にされるようになり、ついにはラベルだけを崇拝して真理を忘れてしまうからです。大切なのは真理です。ラベルはどうでもよろしい。
『シルバーバーチの霊訓③』
皆さんはある現象が話題になるとそれをスピリチュアリズムだと言います。が、全ては自然法則の働きで起きているのであって、それをどう呼ぶかは重要ではありません。同じ意味で“宗教”という用語もその本来の意義を失ってしまいました。
『シルバーバーチの霊訓③』
今では宗教といえば“神聖”のラベルをはられた特殊の行事や慣習、儀式、祭礼などの事を連想します。しかし教会や礼拝堂が普通の建物に比べていささかも神聖である訳ではありません。
『シルバーバーチの霊訓③』
石はあくまで石です。普通の家の一部となろうと大聖堂の一部となろうと石は石でしかありません。神を崇拝する場として作られた建物は確かに美しいかも知れませんが、その美しさが神聖さを生む訳ではありません。美しいと思うのは美意識の反応にすぎません。
『シルバーバーチの霊訓③』
宗教そのものは教会とは何の関係もありません。霊感のある人―本当の意味での聖職者つまり霊的能力を具えた人が民衆の要請に応えて神との取次ぎをしてあげる事と言ってもよいでしょう。勿体ぶった神学的言説に基づく行事をしたり信仰を告白したりする事ではありません。
『シルバーバーチの霊訓③』
教会でワインを飲んだからといって他の場所でワインを飲むよりも“宗教的”である訳ではありません。宗教的である事は宇宙の大霊の一部である自分を少しでもその大霊の御心に近づける事です。内部の神性を発揮する上でプラスになる事をする事が宗教です。
『シルバーバーチの霊訓③』
その神性は人のために役立つ行為、愛他心、親切心、日々新たになろうとする心掛け―どこにいても倒れている人を起こしてあげ、弱った人を元気づけ、無力な人の力になってあげ、病の人を癒し、真理と叡智を広め、不正を無くする行為となって表れます。それが宗教です。
『シルバーバーチの霊訓③』
人間にはその人なりの宗教を実践する上で必要なものは全て授かっております。そのためにはまず、宗教とは名僧知識が説く事を体系的にまとめる事であるかのように考える、その誤った概念を捨て去る事です。
シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「スピリチュアル・ストーリーズ」これは霊界の存在を当り前のものとして書かれた初めての児童向け童話です。僕はこの本、最高に大好きです。美しすぎるのです。この本を読むたび、センナちゃんもきっとこんな幼少期だったのだろうと思うのです(祈)
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『シルバーバーチの霊訓③』
私どもは、どこかの礼拝のための建造物に出席する事が神への義務を果たす事になるとは決して申しません。出席される方は真面目な気持でそうされているかも知れませんが、真の宗教心はその人の生きざまの中でしか発揮されないのです。
『シルバーバーチの霊訓③』
各自の魂に内在する崇高なる霊性の働きと切り離されたところに宗教は存在しません。【―おっしゃるような生き方ができなければ、スピリチュアリズムも既成宗教と同じように失敗に終る事になる訳ですね】―
『シルバーバーチの霊訓』
―その通りです。必ず同じ運命を辿ります。私たちが地上へ戻ってきたのは一時のセンセーションを巻き起こすためでもなく、一部の人たちだけに喜びをもたらすためでもありません。肉親を失った人を慰めるのは大切です。悲しみの涙に暮れる人の涙を拭ってあげるのも大切です―
『シルバーバーチの霊訓③』
―が、それよりもっともっと大切な事は、霊的真理を日常生活の全てに生かす事です。“無知”から生じる世の中の害毒を無くさなくてはなりません。全ての不公正を改め、全ての偏狭と横暴を駆逐しなければなりません。
『シルバーバーチの霊訓③』
私たちの仕事は人間に内在する霊性をあらゆる面で発揮させ、物質文明から排泄されるもの―汚れ、病気、暗黒街、スラム街、その他、神聖なる霊が閉じ込められている全ての邪悪な環境を清める事に向けられております。要するに私たちの説く宗教は実践の宗教です。
『シルバーバーチの霊訓③』
一日一日の宗教―一日二十四時間、一時間六十分、一分間六十秒、その全てを実践の時とする宗教です。それが私たちの評価の基準です。それが私たちの目標とする理想です。それが知識を手にした者の本当の仕事―
『シルバーバーチの霊訓③』
―自分だけが喜びと慰めを得るに止まらず全ての人に隔てなく分け与えてあげる義務なのです。スピリチュアリズムも他の全ての事と同じく“結果”によって評価されます。
『シルバーバーチの霊訓③』
あなたが存在する事によって世の中の誰一人として益を受ける事がなければ、この世に生まれてきた甲斐がなかった事になります。もしスピリチュアリズムを信奉する人が今深刻に要請されている精神的革命に何の役割も果たせないとしたら、―
『シルバーバーチの霊訓③』
―それは自分に対する欺瞞であると同時に、その目的のためにその人を使用した霊の力に対する欺瞞にもなります。人間を通して地上へ注がれる莫大な霊力には成就すべき巨大な宿命があります。それは人類の霊的革新です。
シルバーバーチ以外で僕が好きな書籍の紹介です。「スピリチュアリズムの真髄」です。この本は超超超上級者向けです。シルバーバーチ等を相当読み込んで基本レベルを突破してからでないと何が書いてあるのかさっぱり理解できないかも知れません。霊的知識に精通した自信のある方向けの本です(祈)
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『シルバーバーチの霊訓④』
【問】動物実験は正しい事でしょうか間違った事でしょうか。これによって人類の益になるものが得られるのでしょうか【シルバーバーチ霊】私はかねがね動物を使っての実験の全てに反対しております。そこに何一つ正当化すべきものは見出せません。
『シルバーバーチの霊訓④』
動物はあなた方人間が保護し世話すべきものとして地上に存在しているのです。その成長と進化を促進する責任が全面的にとは言えませんが、人間に託されております。その無力な動物に苦痛を与える事は、動物が人間に示す愛情と献身と忠誠に対するあまりに酷い報復です。
『シルバーバーチの霊訓④』
治癒力は自然界にさまざまな形で存在し、使用されるのを待っております。動物界の創造と進化をそんな形で邪魔しなくてもよいように必要なものは創造主がちゃんと用意してくださっております。私たちの世界から援助する霊は苦痛を軽減したり、―
『シルバーバーチの霊訓④』
―不治と宣告された病すら治してしまう技術を身につけておりますが決して生体実験はいたしません。薬草を使う事があります。霊波を使う事があります。いずれも動物に対する残酷な行為は伴いません。宇宙には道義的な意図が行きわたっており非道義的なものは摂理に反します
『シルバーバーチの霊訓④』
【問】スピリチュアリストの中にはスピリチュアリズムを占星術と同類と見ている人がいます。そういう人たちは地上の出来事は星によって宿命づけられ操られていると考えています【シルバーバーチ霊】生命現象は一連のバイブレーション、放射性物質、放散物から成っており―
『シルバーバーチの霊訓④』
―従って人間も自然界のあらゆる存在ないしは生命体によって影響されている事は確かです。そういったものが影響を及ぼしている事は事実ですが、どれ一つとしてどうしようもない宿命的な力をもってはおりません。
『シルバーバーチの霊訓④』
あなたの誕生日にある星が地平線上にあったからといって、その星によってあなたの生涯が運命づけられていると考えるのは間違いです。全ての惑星、全ての自然、宇宙間のあらゆる存在、あらゆる生命体が何らかの影響を及ぼします。
『シルバーバーチの霊訓④』
しかしあなたはあなたの魂の支配者です。あなたには自分で背負わねばならない責任があり、あなたの霊的進歩に応じて自分が運命を定めていくのです。
シルバーバーチ霊が多大な犠牲を払って地上人類にもたらしてくれた“ダイヤモンドの輝き”に譬えられる珠玉の霊的真理。僕たちはその美しい霊言の数々に触れる事で、大切な知識を得るチャンスを与えて頂いたのです。人類の宝とも言える霊界通信の書籍は、すぐ手の届くところにあるのです☆(祈)