霊界の人間には全情報が見えていて、ある程度未来も見通した状態で僕を導いています。この仕事をやらせたらああなってこうなってという事があらかじめ分かっている状態で僕にこの使命遂行をやらせたという事です。それがこうまで正反対の事を言ってくるというのはおかしい。

長文ブログUP直後に霊団が言ってきた複数のインスピレーションを見ると、もう僕に訪れる悲劇的状況が回避不能で、最悪の状態にさせられるという内容、全情報に通観して仕事している人間とは思えない行き当たりバッタリぶり、もう使命遂行を完全にやめさせようとしている。

できもしない交霊会の事を延々と言い続けたのも使命遂行をやめさせるため、それもできないと見ると今度は絵に戻れとまで言ってくる。ちょっと待ってくれよ、じゃああんたたちのこれまでの仕事は何だったんだよ。僕がずっと公言し続けている「僕の人生を返せ」「僕の人生はお前ら(霊団)のオモチャじゃない」完全にこの言葉の通りになってるじゃネィか。

4ページの短いフラーのストーリーのネームがほぼ完成していますので、霊団への怒りを鎮める意味でも線画を描き始めようかなと思ってますが、どれだけ頭をひねっても納得できる回答に到達しない。

絶版状態の霊関連書籍復刊に向けたテキスト化、こちらももちろん続行中ですが、霊団はこの作業もどうも喜んでいないような感じの空気感を出している、霊的知識の拡散を喜ばないのはどう考えてもおかしいだろ。おかしい、全てがおかしい(祈)†

「水星バカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁が地球学校落第という意味です(祈)†■2022年6月15日UP■
「水星バカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁が地球学校落第という意味です(祈)†
明仁、文仁、徳仁、悠仁はこの全宇宙最低の地球よりさらにヒドイところに生まれ直させられるのだそうです霊団によると。皆さまはそうは思われない事と思いますが、現在肉体をまとって地球圏物質界で生活している僕たち人間は「最下等の生命表現をしている霊的存在」なのだという事を理解しましょう。僕たちの本体である霊は無限です。その生命表現手法も無限です。物的肉体をまとっての生命表現は、この全宇宙の中の「もっとも程度の低い生命形態、初期的自己表現手段」という事です。「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は、その最下等の生命表現よりさらに程度の低い生命表現媒体をまとわされての人生に突入するという事を霊団が強調しているのです…続きを読む→
「片手落ちというものがありません」あくまでも霊界側の視点でのお話です(祈)†■2022年6月1日UP■
「片手落ちというものがありません」あくまでも霊界側の視点でのお話です(祈)†
僕の物質界生活中に結果が出るとは言っていない、僕の帰幽後に霊界側が計画した通りの結果に到達する。「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の滅亡も、僕の物質界生活中には達成できないとしても、僕の帰幽後にそのようになる。奴隷の女の子たちの救出も、僕の物質界生活中には実現できない、しかし女の子たちは強姦殺人されて以降に霊界で十分すぎる埋め合わせがあるのだから何も心配する必要はない。だいたいこういう意味でいいでしょう。大俯瞰的視点で永遠という時間の尺度で全体を眺めれば「素晴らしい結果に到達した」と言えるのでしょうが…続きを読む→

物質界に身を置いている以上、この物的雑務を回避する方法はないのですが、何度味わっても好きになれません、本当にイヤなものです。2度とこの悲劇的状況にならないようにあらゆる防御手段を講じるしかありません。十分手段を講じた状態でペナルティになってしまったので、そこが問題ですが。

今日は物的雑務に時間を奪われてしまいましたので全然作業できませんでしたが少しだけでもやりましょう。実は霊団からさらにムカつく事を追加で言われているのです。僕のモチベーションを落として使命遂行をやめさせるためにそういう事を言っているような空気感があります。

その姿勢が信じられない、だったらこの11年は何だったんだよ。あんたたちは一体何がしたくて僕にここまでやらせたんだよ。仕掛けた張本人がフェードアウトしてどうするんだよ。目を疑う、耳を疑う、神経を疑う、物質界の邪悪を滅ぼす気ゼロ、僕の人生をブチ壊した責任を取る気ゼロ。有り得ない。

そして自伝書籍ですが、殺される前に書き残しておきなさいという事で霊団はそういう事を言ってきたのでしょうが、どうにもこうにも書く気になれません。モノスンゴイ無意味に思えてしまうのです。んんん、どしよかな、何とか気持ちを奮い立たせないといけないのかも知れません。

僕は何度も何度もDreamwork(画家活動)に戻ろうとして、イエス様の怒涛の連続顕現を思い出して踏みとどまるという事を幾度となく繰り返してきましたが、他でもない霊団が「絵に戻れ」と言ってきているのです。もう本当に危ないから使命遂行やめろと言っているのです。その危ない仕事をやらせたのはあんたたちだろ、言ってる事がおかしいだろ。

完全に画家活動に戻る事はさすがにないと思いますがフラーは描き続けると思います。フラー26新規ギミックとフラーのストーリーを考え中。本当にこのメチャクチャ人生いい加減にしてくれよ、何とかしてくれよ。他力本願的な意味で言ってるんじゃなくて仕掛けた側の当然の責任だろ(祈)†
「悔し涙を拭う必要はありません」これは帰幽後に悲しみが喜びに変わるという意味です(祈)†■2023年6月21日UP■
「悔し涙を拭う必要はありません」これは帰幽後に悲しみが喜びに変わるという意味です(祈)†
次第にあの土地の光輝と雰囲気が馴染まなくなり、やむなく光輝の薄い地域へと下がって行った。そこで必死に努力してどうにか善性が邪性に勝(まさ)るまでになった。その奮闘は熾烈にしてしかも延々と続き、同時に耐え難く辛き屈辱の体験でもあった。しかし彼は勇気ある魂の持ち主で、ついに己れに克(か)った。その時点において2人の付き添いに召されて再び初めの明るい界層へと戻った。そこで私は前に迎えた時と同じ木蔭で彼に面会した。その時は遥かに思慮深さを増し、穏やかで、安易に人を軽蔑することもなくなっていた。私が静かに見つめると彼も私の方へ目をやり、すぐに最初の出会いの時のことを思い出して羞恥心と悔悟の念に思わず頭を下げた。私をあざ笑ったことをえらく後悔していたようであった。やがてゆっくりと私の方へ歩み寄り、すぐ前まで来て跪き、両手で目をおおった。鳴咽(おえつ)で肩を震わせているのが判った。私はその頭に手を置いて祝福し、慰めの言葉を述べてその場を去ったのであった。こうしたことはよくあることである。†…続きを読む→
「誰のせいでもない」そいつぁーおかしいだろう、あんたたち(霊団)が主原因だろう(祈)†■2023年6月14日UP■
「誰のせいでもない」そいつぁーおかしいだろう、あんたたち(霊団)が主原因だろう(祈)†
現在の苦難を耐え抜かなければその罪障消滅が達成されず、キミはまた物質界に再降下しなければならなくなるんだよ。我々はキミのためを思ってキミをその苦しみの中に閉じ込めているんだよ。罪障消滅が達成されなかったらキミがまた苦しい思いをする事になるんだよ。これで終わりにするためにその苦しみに耐えるんだ。という意味で霊団が僕を脅し続けているのかも知れません。イヤ、僕のこれまでの人生をよくよく振り返ってみた時に、僕はそういう理由で物質界に降下した人間じゃないと思う。幼少の頃から絵を描き続け、マンガ家も経験し、Dreamworkに突入して死ぬまで絵を描き続ける事を固く固く決断していた。僕はそういう罪障消滅目的の人間ではないと思う、そうだったら絵の才能を賦与されていないと思う。僕に関してはそれはちょっと違うと思う。現在の僕の状況は霊性発現によって「後説」で賜ってしまった追加試練だと思う。守護霊様の管轄内で生活していた時はこんな状況には全くならなかった。「100の光の霊団」の管轄に切り替わってから僕の人生が一気におかしくなった…続きを読む→

朝はやく、家の者が働きにでかけたあと、エルダトはイエスのために旅の支度をととのえた。ピリポ・カイザリヤの山々は非常に寒いところなので、分厚い縫目のないコートを用意した。イエスのことを慕っている息子のメダトがこのことを知ったら、きっと一緒について行くだろうと思い、そっとイエスを旅立たせようとした。

別れの言葉を言うまえに、この金持ちの農夫はイエスの前にひれ伏して言った。「あなたこそ私の主人です。私はあなたのしもべです」それからイエスに心からの祝福を求めた。イエスはしばらくの間だまっていたが、右手をあげて祝福を与えた。

今にも雨が降りそうな空のもとで、人々は農場で働いていた。冬が来るまえに、穀物を取り入れて倉庫にたくわえる作業である。それで道路には、人っ子1人見られなかった。ただポツンとイエスとエルダトの家の若者1人の姿だけが目に映った。

若者の肩には食料をつめこんだ袋がのっており、何やらイエスに相談をもちかけているようであった。日が暮れてから、この旅人たちは“海の道”という街道にさしかかった。そこは別名“鳩の谷”と言われ、大きな山々がそびえ立ち、まるで蜂の巣のような洞穴があちこちに散在していた。

同行の若者アモンの話によると、反逆者がこの穴にかくれ、ローマ軍と戦ったことがあるのだそうである。そのときローマ軍は、穴という穴を片っ端から探し回り、反逆者をつかまえては千尋の谷底へほうりなげ、みな殺しにしてしまったという。イエスは言った。「今は平和だね」

彼らの頭上を鳩の群れが大きな円を描きながら飛んでいた。はるか前方には、一群のキャラベンが、ラクダと共に通って行くのが見えた。たくさんの商品を積んで、ゆっくりと歩いていた。

すると突然平和な空気が破られ、つんざくような叫び声があがった。岩山の間に隠れていた盗賊が、キャラバンめがけて石を投げつけ、大きな石を山頂からころがし始めた。キャラバンの大部分の者は、盗賊にとびかかって戦ったのであるが、あっという間に殺されてしまった。

襲撃が終わり、あたりが静かになってから、2人はそこで一夜を過ごすことになった。袋から食べものを取り出して食事をすました。イエスはおびえきったアモンを力づけ、眠りについた。アモンは何時間も眠れずにいたが、眠り始めると何かにうなされ、大声をあげ、わなわなと震え始めた。

イエスは何が怖いのかをたずねた。アモンは全身を震わせながら言った。「行く末の夢を見ていたのです。山に住んでいる盗賊がやってきて、私が火で焼き殺されてしまうのです。全身ほのおに包まれ悶えている夢なのです」

イエスは一生懸命に彼を慰めるのであるが、なおも取り乱しながら叫んだ。「私が見た夢はきっと現実となって現れるでしょう。悪い事は言いませんから今すぐ夜が明けないうちにここから逃げようではありませんか」

アモンは袋をつかみとるや否や、ころげるようにして岩の合間を走り去っていった。何を言っても馬の耳に念仏であった。アモンは西の方へと家路に向かって走っていった。

イエスは夜が明けるのを待った。目の前に夜霧が集まって小さな水溜りができていたので、それを飲んだ。イエスは靴の紐をしめなおし、谷に沿って旅を続けた。平和の使者を象徴する白鳩だけが目に入り、全く静かな日を迎えていた。狭い谷合の道にさしかかった時、突然、盗賊の1人がイエスに襲いかかった。「やいやい!おめえ、どこへ行くんだ!」

イエスは尻込みもせず答えた。「私には土地もなく家もないんですよ」「うるせい!この嘘つきめ!そんな上等な上着をつけていやがって。おめえは貧乏人を苦しめている金持ちなんだろう!」彼は短剣を鞘(さや)から抜いておどし始めた。

イエスは笑いながら着ている上着を脱いで、短剣をふりあげている盗賊の前に突き出しながら言った。「兄弟よ、よく見てごらんなさい。私が持っているものは、1枚の上着と裸の体だけなんですよ。あなたが神を敵にまわしてもよいと思うなら、どうぞ私を殺して下さい」

盗賊はあきれたような眼差しでイエスをじっと見つめながら言った。「このほらふき野郎め、おめえの喉を突き刺してやるからな!」イエスはなおも微笑をたたえていた。イエスは続けて言った。

「私の肉体は永遠の生命にくらべたら、ほんの一瞬しか生きられません。それはまことにはかないもので、一夜の夢のようなものです。ある人にとっては悪夢でしょうし、ある人にとっては甘い夢かもしれません。大切なことは、その短い間に、本当の知恵と清い心をつかみとれるかどうかです。私にはもう充分支度ができていますから、私を殺すなり、なんなりと自由に料理をしてください」

盗賊は、死を覚悟しているイエスの威厳に圧倒され、短剣を鞘におさめてしまった。「おまえの勇気には負けたよ。おれの後についてきな。洞穴の中にいる仲間と一緒にメシでも食おうぜ。昨日の夜キャラバンからふんだくった酒でも飲んで景気をつけようじゃないか」

イエスはむりやりに連れていかれた。昨夜おそわれた、ラクダの死骸が累々と並び、悲惨な光景が残っていた。盗賊は言った。

「この辺りの谷合いはな。針の目といって、人1人がようやく通れるほど狭い道しかねえんだよ。ここから無事に帰れる奴はほとんどいねってわけよ!」盗賊はとくとくと荒っぽい彼らの生活ぶりを話し始めた。イエスは終始だまって聞いていた。

2人は谷合いの曲がりくねった細い道を歩いた。その辺りには、山々を見張っているかのように突き出た大きな岩石があった。山の奥深いところまでやってきた。まるで囚人が、監獄に連れていかれるような思いであった。たいまつの火が燃えている丸い部屋の中に入っていった。

20人程の男たちがイエスのまわりを狼のように取り囲んだ。射るような目付きでイエスをにらみつけた。イエスを連れてきた盗賊は彼らに仲間だと紹介した。「こいつは浮浪者だ。おめえ、こいつの度胸はていしたものだぜ!命知らずの度胸は、おれたちの略奪にはぴったしだぜ!」

イエスは口を開かなかった。ゴリアテ(訳者注・ユダヤの王ダビデが、少年時代に隣国ペリシテの英雄と戦って、ただの投石器だけで殺してしまったと記されている巨漢の名前)のような巨漢の隣に座らせられた。彼らは山羊の肉をつまみにブドウ酒を飲んでいた。

イエスをつれてきた者が、彼をとらえた時の模様をみんなに話してきかせた。特に死後のことについて珍しいことを耳にしたと言った。彼らはとても危ない橋を渡っていることを知っていた。いつもローマの軍隊に捕えられて殺されてもよい覚悟をしていたからである。それで彼らはまじめに尋ねた。

「要するに死んでからどうなるんだね?」イエスは答えた。「善人は天使と共に神の庭で暮らすようになるでしょう」「金持ちはどうなるんだ?」細おもての者が聞いた。「金持ちが神の国に入るよりも、ラクダが針の穴をぬけるほうが、もっとやさしいでしょうね」みんなが黙ってしまった。

イエスの言葉に驚いてしまったからである。ある盗賊が口を開いて言った。「死んだラクダがよう、谷間の穴の中をどうやってくぐるだよ、おめえはおかしなことをいいくさるなあ」

みんながどっと笑った。首領がみんなをにらみつけながら怒鳴った。「黙れ!せっかくいい話をしているのに、おまえらはなんだって笑うのか!馬鹿は知恵を笑うって言うじゃないか。静かにこの話をきけよ!」

それから首領はイエスに向かって尋ねた。「お若い方、これからどんな仕事をなさるんですか?」イエスは勇気をふるって答えた。「私は病を癒やす使命を持っているのです。殺し屋ではありません」首領は言った。

「おれたちだって好きで殺しをやっている訳じゃねえんです。財宝を手にすりゃ、貧乏人を救ってやれるんですよ。おれたちは、みんなゴール人で、昔ローマ軍と戦った英雄ユダの旗本に馳せ参じた連中のせがれたちなんです。おれたちは、おやじが十字架で殺されたのを見たんです。

恐怖のどん底でうごめいていたおやじの声が今でも耳に残っているんです。それからおれたちは、ほうり出され、浮浪者になって、飢えと寒さとたたかってきたんです。そこでみんなと誓い合ったんです。いつかおやじたちのかたきを討とうってね。時がきたら預言者の町エルサレムを救うために反乱を起こし、呪われた異邦人(ローマ人)をおんだしてしまうってね。

このために金持ちを略奪しているんです。財宝がたまったら、たしかな場所にかくしておいて、反乱のときを待つのです。財宝の一部で武器を買い、こん棒しか手にしていなかったおやじたちよりもずっと強力な武器でたたかうんです。だからお若い方にもおれたちに加わって一緒に目的を果たしてもらいたいんですよ。お見受けしたところ、お若い方は、知恵があり、勇気もあるようですから」

イエスはくりかえして言った。「私は人々を滅ぼすためではなく、癒やすためにきたのです」「では、おれたちと一緒にやりたくないというのですか」「そのとおりです」イエスの返事をきいて盗賊どもはざわめいた。

しばらく沈黙が続いてから首領は言った。「旅のお方、あなたはおれたちの囚人なんですよ。おれたちを裏切らないようにするためにも、ここからは出られないんですょ」イエスは尋ねた。「どうしたら人を癒やすことと滅ぼすこととを同時にやれるんですか?」

首領は言った。「そんなことがどうしておれに分かるんですか。とにかくおれはあなたのことを高くかっているんですよ」首領はイエスをうながして隣接している小さな部屋に連れて行き、今にも死にそうな男が横たわっているのを見せた。

「ごらんなさい、私の弟です。残された私のたった1人の肉親です。それも、こないだの騒ぎで重傷を負ったのです。こいつは本当に運がわるいんですよ」
首領はごつい体を震わせながら泣いた。首領は命令するような口調でイエスに言った。

「旅のお方よ!おれには死の臭いがわかるんですよ。多くの経験からね。だからどんなにすぐれた医者にみせても、こいつは助からないんですよ。もしも、あんたがこいつを癒やしてくださるんでしたら、いつでも解放してあげますよ」

病人は、ユダといって、首領の顔をじっと見据えながら、死の恐怖におののいていた。イエスは、死の床でおびえきっている者に心から同情し、何とかしてやりたいと思った。イエスは病人がまとっていたぼろ服を脱がせ、きれいに洗ってから、清潔な麻布で体を包んでやった。ユダは大声をあげて泣き出した。

どうやら苦悶から抜け出した様子であった。イエスは彼の頭にそっと手をおいて彼を勇気づけた。しばらくすると、ユダは明るい顔に変わり、溜め息をついてから深い眠りについた。そこでイエスは言った。「ねむれば彼は再び生き返るでしょう」

首領はイエスの手先から不思議な光が発しているのを見てたじろいだ。畏敬の念にうたれたからである。2人は一晩中ユダのそばで見守っていた。病人が余りにも静かに眠っているのを見て、首領はもう死んでしまったのではないかと思った。疲労と絶望がおおっていた。

首領は立ち上がりブツブツ言いながらうろつき回った。イエスが静かにするようにと合図をおくっても、それには気がつかないので、小さな、ほっそりした体のイエスが、巨大な首領の腕をつかまえ、力づくで洞穴の外へひきづり出してしまった。

ユダのもとに戻ってみると、兄のしゃべり声で目を覚ましていた。イエスはもう1度眠りにつくまで、癒やしの手をユダの額の上に当てていた。自尊心の強い首領は命令された経験がなかったので、無理矢理洞穴の外へ出されたことから、ふて腐れた犬のように寝そべっていた。

癒やしの手をさしのべていたイエスは、ユダが深い眠りについたことさえわからないくらい疲れきっていた。まだ日も暮れていないのに、イエスは癒やしのために全精力を使い果たし、そこに倒れてしまった。首領が我が子のように抱き上げて自分の床にねかせた。

首領は弟のところへ行ってみると、何とつやつやした顔色をしているではないか。彼は即座に生き返ったことを感じた。弟から死が遠のいていったのである。盗賊たちはイエスを囲んで酒盛りを始めた。祝いの酒宴である。ユダが生命の息吹きをとり戻し、首領がすっかり元気になったことで彼らは大いに喜んだ。

たらふく食べ終わった頃、彼らはイエスにあれこれと質問をした。イエスは色々な例を挙げながら質素な生活の素晴らしさを説いた。話がガリラヤの人々の勇気にふれるや否や、次第に興奮してきて、ローマ憎しの感情がむきだしになってきた。「おれたちゃ、まずは貧乏人を苦しめている金持ちをやっつけるんだ!偉そうなつらをして威張ってやがる売国奴をほうり出そうじゃないか」

イエスはすかさず言った。「あなたがたも金持ちになりますね」「そうともさ、おれたちゃ派手な暮らしができるって訳さ」イエスは尋ねた。「ローマ軍が大挙してやってくるまでの話でしょうね」「やっらがやってきても、おれたちは戦ってやつらを先祖の土地からおいはらっちまうさ」

イエスは溜め息をついて、それからは何ひとつ語ろうとはしなかった。彼らは散々大ぼらをふいたり、歌いまくってから眠りについた。イエスと首領の2人だけが残った。首領が言った。

「旅のお方よ、あなたの名は何というのですか。あなたは何とすばらしい方でしょう。これからも私たちのそばにいて、イスラエル救済の仕事を助けていただけないでしょうか」

「私には人々を癒やす使命が待っています」首領は眠っている弟の顔を見詰めながら言った。「そうでしたね。あなたの使命は、癒やすことですね。我々は浮浪者だから、ときには自分を守るために人を殺さなきゃならんときもあるのです。

我々は、多くの危険に取り囲まれていて、いつ敵に襲われるか分からないんです。私はあなたに安全の保証をさしあげることはできませんが、国のためになる仕事をあげることはできます。そして私の愛も一緒にね」

「私は平和を愛する人間です。機が熟せば、癒やしの業で人々に奉仕するのが最もふさわしいと考えているのです。ですから私はここから出てまいります」
イエスは首領が自分に約束したことを思いだしていた。弟を癒やすことができたら自由にしてやるという約束である。

首領もそれをよく承知していたので拒むことはできなかった。別離の悲しみをこらえながら首領はイエスの申し出を受諾した。首領は言った。「どうかひとつだけ約束して下さい。2年後にもう1度お会いしたいのです。もちろん私が生きていればのことですが、もう1度お目にかかれたら、あなたの知恵の言葉を聞かせていただいて大いに心を豊かにしたいのです」

イエスは快く承知した。2年後にやってきて、見つからなかった時は、あちこちを訪ね回って探し出すことを約束した。イエスと別れを告げてから洞穴の中に戻ってきた首領は、弟ユダに言った。

「わしは随分多くの人間と会ってきたが、あのようなお方は全く始めてだ。あの方はきっと預言者にちがいない」ユダはすかさず言った。「あの方は、多分イスラエルの民を解放すると聖書に記されている救い主かもしれませんね」

「いや、そうじゃないね。あの方は平和を愛する預言者だろうて。もしも救い主ならば、イスラエルの王者として我々をリードし、剣をとりあげて戦いに向かわれるはずだ」

後になって首領は、弟の言った言葉を思い返してみた。記憶という倉庫の中に大切にしまっておいた種が、いつしか立派な果実をつける日が到来することを信じているかのように何度も思い返していたのである。

「死刑台確定」これ以上最悪のインスピレーションがあるでしょうか、永遠に許さぬ(祈)†■2023年8月2日UP■
「死刑台確定」これ以上最悪のインスピレーションがあるでしょうか、永遠に許さぬ(祈)†
あなたは自分の心を偽っています。霊界には「ウソ」というものが存在しません。ありのままの自分の姿が衆目に晒され、その人の霊体、オーラを見ればその人がどういう人物なのかが一目瞭然で分かるのだそうです。物質界でウソをつき通して偽善者のフリをし続ける事ができたとしても、その物質界生活時のウソを帰幽後の霊界人生で恥辱という名のもとに存分に清算させられるのです。そしてたぶん物質界に再降下させられる事になるでしょう。物質界人生を正直に生きる事と、物質界での失敗の清算で何度もやり直しをさせられるのと、どっちが効率的進歩向上の道だと思いますか。正直に生きた者が最後は必ず勝利者となります。なぜならこの全宇宙が【神の絶対的公平、公正】によって経綸されているからです。ですので僕はたとえこの使命遂行の先に死刑台が待ち受けているとしても、僕が画家時代から大好きだったシルバーバーチ霊の言葉の通り「真一文字に突き進みます」そして帰幽します。皆さまはその時「正直者がバカを見る」とお思いになる事でしょうが、それは永遠の人生の中のホンの一瞬である物質界の事しか見つめる事ができない近視眼的視点から導き出される回答です…続きを読む→
「何とも言えぬ光景だった」上層界から使命遂行を眺めての感想ですが、過去形で言うな(祈)†■2023年6月28日UP■
「何とも言えぬ光景だった」上層界から使命遂行を眺めての感想ですが、過去形で言うな(祈)†
「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁が地獄に落ちるのは自己責任、アキトくんには何の責任もないし、キミが物質界生活中にこの者たちを滅ぼさなくても自動的に肉体が朽ちて帰幽して地獄に落ちるのだからどちらでも結果は同じである。奴隷の女の子たちに関しても自ら犯した過去の大罪の罪障消滅を目的として物質界に降下した人間なのだから、苦難の人生をやらされるのが当たり前(自己責任)それを助けてあげたら本人のためにならない、アキトくんの気持ちは分からないでもないが帰幽して我々(イエス様)と同じ視点から眺められるようになれば納得できるであろう。つまり「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を物質界生活中に滅ぼせなくてもそれは別にアキトくんの努力不足ではなく、奴隷の女の子を助けてあげられない事もキミのせいじゃない。我々(イエス様)は絶対的有利なポジションに立っているので、その人間たちをアキトくんの霊的進歩向上に大いに活用させてもらった…続きを読む→