【10/13】霊界通信 イエスの弟子達 パウロ回心の前後 6 大慌ての大祭司とペテロの奇跡

ここでは12人の弟子の活躍振りを紹介してみよう。なにしろ彼らの活躍はめざましく、大木のように成長して全地にその影を覆う程になったのである。彼らの奇跡が余りにも目覚ましかったので、大祭司と神殿の総代が次のようにつぶやいた。「これ以上続いたら、我々は手も足も出なくなってしまう」

彼らは懸命にペテロの行方を探し、彼を捕まえることができたが、犯罪人として扱うことができなかった。そこで、彼らは神殿に近い大祭司の家にペテロを留め置くことにした。

大祭司は博学な人であったが、霊的な賜物は与えられていなかった。彼は昔から奇跡を起こしたり、病人を癒やす力が欲しいと熱望していた。彼の名はアンナスであるが、一般にはハナンという名で知られていた。

神殿の総代は、キリストの教えが大衆の間に広がって行くのを恐れていた。それに対して大祭司は、あの無学な男が多くの病人を癒やしては一身に栄光を集めているのが羨ましかった。そこで、ある晩のこと、ひそかにペテロを呼んで言った。

「ペテロ君、どうだろうかね、ひとつこの神殿の中でうんと勉強してみたら。そうすれば、サンヒドリン(最高司法庁)の議員にでも取り立ててやるんだが。もしおまえさんが病人を治す奇跡の秘密をわしに打ち明けてくれれば何でも好きなものを進呈しようじゃないか」

ペテロは答えて言った。「この御力は、私達の師イエス・キリストからいただくもので、私自身の力ではないんですよ。私は卑しい罪人にしか過ぎません。そのような私を主が選んで下さって、岩のくぼみのような私に御力の水をいっぱい注ぎこんで下さったのです。それで渇いている者の喉を潤し、瀕死のものたちに生命力を与えるのです」

大祭司はペテロの言っていることを信じないで、あざけるように言った。「おまえは、その力を隠者かエジプト人から教わったのであろう。おまえの手の一撃あるいは空中から癒やしの気体を取り込む術は決して奇跡ではないのだ。おまえは、きっと誰か賢人からそれを盗み取ったのだ」

ペテロは冷静に聞いていた。ハナンはペテロを責めて彼の顔をたたきのめした。しかしペテ口は平然と構えていた。夜通しハナンは怒り続けていたが、ついにペテロに哀願した。お願いだから、おまえの秘密の力を賢者たちには教えないと約束してくれ、ともいった。

夜が明けてから、大祭司の頭にあることがひらめいた。もしも、ペテロを長老会議にひきずりだしたなら、恐れをなして、秘密をしゃべるかもしれないと考えた。そこで、ペテロは使徒の代表者として長老たちの前に立たされた。当時の長老は大きな権力をにぎっており、巧妙な弁舌と凄みのきいた顔付きとで、みんなに恐れられていた。

ペテロは、彼らの面前に立たされても、何の質問も受けず、しばらくのあいだ沈黙が続いた。霊の恵みに満たされていたペテロは、おもむろに主イエスのことや、どのように死から蘇ったのかについて語りだした。

長老たちは途中で止めさせようとしたが、ペテロは話しを止めようとはしなかった。彼はさらに、自分は全く無学の者ではあるが、心の中にある神殿に貯えられている内的神秘の知識を持っていることを示した。ペテロは雄弁に訴えた。

「私はこのためにこそ大衆に訴えたいのです。私を行かせて下さい。そして、イエス・キリストの霊の光を1人でも多くの人々に広めたいのです」

長老たちは彼を黙らせようとして、彼を牢獄へ移した。ちょうどその時、外で騒ぎが起こった。牢獄の入り口の近くで当時エルサレム在住のローマ人の娘が卒倒したからである。

娘は寝台に寝かされた。まだ年が若いのに、手足が動かなくなってしまった。歩行不能者を治したことを信じない長老たちは、ペテロをあざ笑って言った。「この娘を治してみろ!そうすればおまえが無駄口をたたいていた霊の恵みとやらを信じてやろうじゃないか」

しかし大祭司はそれを許さず、なおも牢獄の中に留置した。議論の末、彼らはクジをひいた。結局ペテロは失敗するだろうと思う者が大勢をしめ、直ちにペテロを娘の所に連行した。

ペテロは両手で彼女の手を取り、彼女の目を覗きこんだ。彼女には信仰があり、ためらわずにペテロの顔を見上げた。少女は言った。「先生!私は、あなたが願えばきっと治して下さることを存じております」

長老たちは、みんな周りにやってきて、彼がしくじってうろたえるのを待っていた。しばらく沈黙が続いたが、突然、硬直した少女の体が動き出し、激しく震えた。まるで霊が少女の体の中に突入したようであった。

彼女は大声で叫ぶと寝台から立ち上がり、ペテロの足元にひれ伏した。「先生!私は元気になりました!」ペテロは再び両手で彼女の手を取り、地上から立ち上がらせてから言った。

「お嬢さん、私のような罪人を拝んではなりません。あなたを立ち上がらせた方は、“生命の君”と呼ばれるキリスト様なのです。治したのは私ではありません」

長老たちはびっくり仰天した。それと同時にローマ人の怒りをかうことを恐れた。それで彼らは、このことには全く関係がないという態度をとることにした。少女はペテロを父の所に案内したいと申し出たが、ペテロは断った。「私の仲間が待っていますので」と彼は言った。

群衆はペテロに挨拶しようと彼の周りに集まって来た。この奇跡はまたたくまに鳥が飛ぶように早く広まった。お陰でこの日にペテロは、イエスの教えについて多くのことを語ることができた。

さて、長老たちは、ペテロが大勝利をおさめ、ローマ人の少女を癒やし、彼らを黙らせてしまったので、群衆の動向を恐れた。長老たちの最後の頼みは、群衆がペテロを責めたてることであったが、それとは逆に、彼らはユダヤに予言者が現れたと宣伝したのである。

長老たちは、ペテロ、ヤコブ、ヨハネの3人を呼び出し、これからはあの犯罪者(イエスのこと)について一切口にすることは相成らぬと厳重に命じた。その理由は、早晩大きな騒動が起きて殺される羽目になるということであった。

3人の弟子は口をそろえていった。「そんなことはできません。誰もこれを止める力はありません。我々はただ聖霊がお告げになることを運ぶ器にすぎません。ですから渇きを覚えている人々に広く行き渡るようになるでしょう」

3人の弟子は、ひどく当惑している長老たちのところから帰って来て、他の弟子たちと共に、更に徳を高めるために一生懸命に祈った。当時の教会という小船は、吹けば飛びそうな脆い状態であった。静けさの中に一陣の風が吹いてきて、地上が大きく揺れ動いた。

ある弟子は、その中に師の面影を見た。ペテロと主に愛された弟子(ヨハネ)は、これによって弟子全体が神に祝されており、主によって選ばれた道を突き進んでいることを感じ取った。

「何とでも作って頂いて結構です」絶版した霊関連書籍の復刊を許可する思念ですが…(祈)†■2022年8月3日UP■
「何とでも作って頂いて結構です」絶版した霊関連書籍の復刊を許可する思念ですが…(祈)†
霊団は僕が殺されないように防御しているようだが、それはつまり「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁を滅亡させる事に全然本気ではないという事になる。奴隷の女の子の存在を「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁と同じ「視点外し」という手段を駆使してまで忘れさせようとしている、つまり女の子たちを完全に見殺しにするつもりでいる。支配霊バーバネル氏は僕という霊媒を使うつもりでいるようだが、僕はもう全く信用しておらず「絶版した霊関連書籍の復刊」の作業に本腰を入れる事となった。復刊が霊的知識普及のベストルートだと信じる。…続きを読む→
「死刑台確定」これ以上最悪のインスピレーションがあるでしょうか、永遠に許さぬ(祈)†■2023年8月2日UP■
「死刑台確定」これ以上最悪のインスピレーションがあるでしょうか、永遠に許さぬ(祈)†
あなたは自分の心を偽っています。霊界には「ウソ」というものが存在しません。ありのままの自分の姿が衆目に晒され、その人の霊体、オーラを見ればその人がどういう人物なのかが一目瞭然で分かるのだそうです。物質界でウソをつき通して偽善者のフリをし続ける事ができたとしても、その物質界生活時のウソを帰幽後の霊界人生で恥辱という名のもとに存分に清算させられるのです。そしてたぶん物質界に再降下させられる事になるでしょう。物質界人生を正直に生きる事と、物質界での失敗の清算で何度もやり直しをさせられるのと、どっちが効率的進歩向上の道だと思いますか。正直に生きた者が最後は必ず勝利者となります。なぜならこの全宇宙が【神の絶対的公平、公正】によって経綸されているからです。ですので僕はたとえこの使命遂行の先に死刑台が待ち受けているとしても、僕が画家時代から大好きだったシルバーバーチ霊の言葉の通り「真一文字に突き進みます」そして帰幽します。皆さまはその時「正直者がバカを見る」とお思いになる事でしょうが、それは永遠の人生の中のホンの一瞬である物質界の事しか見つめる事ができない近視眼的視点から導き出される回答です…続きを読む→
「急がば回れ」回り道して結果に到達するのはもちろん帰幽後、物質界生活中ではありません(祈)†■2023年8月30日UP■
「急がば回れ」回り道して結果に到達するのはもちろん帰幽後、物質界生活中ではありません(祈)†
我々(霊団)はもちろん物質界の邪悪をこのまま放置するつもりはないが、過去2000年の長きにわたり、真実を公言してきた霊覚者たちは、ことごとく殉教の死を遂げさせられてきた。(※100の光の霊団の構成メンバーは、この殉教の死を遂げた人間が多数含まれていると聞かされています)そして現代の物質界に至っては霊力に感応する人間がほぼ皆無という絶望的状態に至っている、その中にあってアキトくんという霊の道具は、我々の悲願を成就させるための貴重な霊的チャンネルという位置付けとなる。そのアキトくんという道具を我々はみすみす失う訳にはいかないのだ。キミだけの問題ではない、100の光の霊団のメンバーとして仕事をしている、過去キミと同じような仕事をして道半ばで殺された多くの同志の積年の悲願も込められているのだ。アキトくんの怒りも分からないではないが、我々はキミの肉眼では見通せない全体像を見た上で導いている。最終的には全て佳きように計らわれる事は霊的知識としてキミは理解しているはずだ…続きを読む→

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†