『スピリチュアルストーリーズ』【第20話 スズメはなぜ、どこにでもいるの?】
わたしたち人間が住んでいるところには、かならずスズメがいますね。ですが、正直に言って、スズメはあまり美しい鳥というわけではありません。そしてその昔、スズメたちも、自分たちの羽根が→
『スピリチュアルストーリーズ』→あまりきれいでないことを、とても気にしたことがあったのです。あるとき、大勢のスズメが1本の木の枝に集まって、みんなで相談をしたことがありました。相談というのは、ほかでもありません。どうすればもっと美しくなれるのか、ということでした。
『スピリチュアルストーリーズ』スズメたちは、しんけんに考えました。めいめいのスズメから、いろんな案が出されました。ですが、最後にみんなが決めたことは、じつはこんなことでした。「わたしたちスズメが、ほかの小鳥にくらべてあまり美しくないことは、よく知っている。」→
『スピリチュアルストーリーズ』→「しかし、だからといって少しも気にすることはない。美しい羽根を持っていなくても、美しい心でりっぱな仕事をすればよいではないか。そこで、わたしたちスズメは、これからはもっと人間に親しく近づき、明るくさえずって、」→
『スピリチュアルストーリーズ』→「人間がわたしたちのおかげで楽しい気分になれるようにつとめようではないか。そうすれば人間も、わたしたちの羽根があまり魅力的でないことを気にしなくなるはずだ」こうしてスズメたちが相談しあっているようすをごらんになっていた神さまは、→
『スピリチュアルストーリーズ』→スズメたちのそのりっぱな心がけを、たいへんよろこばれました。そこで、そのごほうびとして、スズメだけは、世界中のどこにでも、寒いところでも暑いところでも住めるように、そして人間を楽しませ、家の中へでも入っていけるような→
『スピリチュアルストーリーズ』→親しみやすい鳥にしてあげたのです。このお話は、何を教えているのでしょう?そうです。神さまは、顔がきれいだとかスタイルがいいだとかいうことよりも、美しいい心をいちばんよろこばれるということです。
『スピリチュアルストーリーズ』みなさんも、このスズメたちのように、いつも明るい心で人と接するように心がけましょう。そうすれば、きっとみなさんも、人から明るく歓迎されることでしょう。
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