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コナン・ドイルの心霊学
コナン・ドイル著
近藤 千雄訳
新潮選書
目次
序 – 知られざる、ドイルのスピリチュアリズム研究 近藤千雄
第一部 新しき啟示
まえがき
第一章 心霊現象の実在を確信するまで
●眼科医として開業したころ
●SPR(心霊研究協会)に所属する
●肉体を離れての精神の活動
●心霊現象は“電話のベル”
●その後の体験
●二つの反論
訳註
第二章 新しい啓示とは
●啓示の基盤としての心霊現象
●宗教の共通の基盤としてのスピリチュアリズム
●キリスト教の検証
●イエスの実像
●心霊現象の原理は今も昔も同じ
訳註
第三章 死後の世界の実相
●霊界通信の信憑性の拠り所
●死の直後
●“地獄”という名の場所は存在しない
●生命躍如たる活動の世界
●信仰から事実へ
●すべてのことが知れるわけではない
●強烈な親和力の作用
●死んだことに気づかないスピリットの存在
●霊界にも“もの”が存在する
訳註
第四章 問題点と限界
●霊的意識と肉体的意識
●私が見た予知的性格の夢
●私の夢理論
●“交差通信”テストで分かったスピリットの条件
●スピリットは“姓名”が苦手
●予言の“日時”はなぜズレるのか
●人間を騙してよろこぶスピリットの存在
●心霊実験に凝りすぎるのは危険
●否定論者の卑怯な態度
●科学に裏うちされた宗教的人生思想
●二つの選択肢
●スピリチュアリズムの効用
●私は訴える
訳註
第二部 重大なるメッセージ
まえがき
第一章 迫られる人類の意識改革
●悲劇の体験から学ぶべきこと
●退廃と残虐をきわめた為政者の所業
●認識を改めるべき二つの通念
●神の子イエスの“死”よりも人間イエスの“生きざま”の方が大切
●当時のユダヤ社会の特殊性の認識も大切
●イエスのことばは“聞き伝え”にすぎない
●新しい啓示の中のイエス像
●重大な局面にさしかかっている人類
訳註
第二章 霊魂説の弁護
●懐疑の暗雲を吹き払う科学的研究
●宗教の基本原理としてのスピリチュアリズム
●ハイズビル現象の意義
●心霊現象のメカニズム
●否定派に欠落している学問的論拠
●人格と才能を兼ねそなえた霊媒、ホーム
●弁証法学会の“調査委員会報告書”
●物理的なものから精神的なものへ
●心霊写真のはじまり
●霊魂説がもっとも妥当
●善霊もいれば悪霊もいる
●未知の大海を前にして
●科学と宗教が握手をする時
訳註
第三章 スピリチュアリズムの科学的基盤
●死後にも“身体”がある
●体外遊離体験の不思議
●霊界はすぐ身のまわりにある
●“死”の現象
●プライベートな秘密ほど証拠性が高い
●スピリットを試すのにも紳士的態度を
●空前絶後の物質化現象
●霊界から届けられた“うれしい便り”
●“死”を隔てた父と子の感動的体験
●霊媒現象のメカニズム
●スピリットの更生を目的とした交霊会もある
訳註
第四章 向上進化を基調としたスピリットの世界
●啓示の信憑性を決める三つの条件
●明るく、活動に満ちた世界
●目的は霊性の開発と進化
●肉体の障害は死後に持ち越さない
●心の通い合う者が集まる
●娯楽もスポーツもある
●子供だましの地獄や極楽はない
●迷えるスピリットの存在
●罪の概念の多様性
●魂をむしばむ罪悪
●罰の原理
●“外なる暗黒”は中間地帯
●自然と進化は断絶を嫌う
●科学者も囚われる信仰上の偏見
訳註
第五章 バイブルに見る心霊現象
●キリスト教神学の致命的欠陥
●“しるしと不思議”はすべて霊媒現象
●キリストは空前絶後の大霊能者
●十二人の弟子の選定基準は?
●霊媒的体質だったペテロとヨハネとヤコブ
●ユダヤ教徒の態度
●霊能力を他人に貸し与える不思議
●キリスト教会に訴える
●“人間イエス”に返れ
●キリスト教による救いは挫折した
●世界の各宗教に反省を求める
訳註
あとがきにかえて – “自分”とは何なのだろうか 近藤千雄
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