【6/26】霊界通信 イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者 41 慈悲の父ヨセフ
魚問屋のハレイムは、別の大工に船の建造を依頼した。しかしヨセフの設計を生かしてくれたので、からくもヨセフは仕事にありつけた。マリヤは言った。「これは神様の思し召しですよ。これだけでも感謝しなくちゃね」
イエスが立ち去ってから7日が過ぎた。彼からは何の音沙汰もなかった。8日目の朝になって、ヨセフの姉マリヤ・クローパスがヨセフの処にかけこんできた。着物が乱れており、ベールもくしゃくしゃだった。夫クローパスが職を失ったことを告げにきたのである。
「夫に仕事をくれていた商人が、次から次へと流行病で死んでしまったの。だから今では夫に仕事をくれる商人が1人もいなくなって…パンを買うお金もないのよ」悲しみながら彼女の話を聞いているうちに、マリヤは昔何回も自分たちが困っているときに助けてもらったことを思い出していた。
そこでヨセフに、昔彼の知らない様々な助けを受けていたことを話し、先頃エルサレムでパリサイ人からもらったお金を用立てたらどうかと言った。ヨセフはじっと考えてから言った。
「そりゃいい考えだ。クローパスが仕事が見つかるまで、それでなんとかやりくりするといいね」マリヤ・クローパスが言った。「でもあれはイエスの勉強のためにいただいたお金じゃないの。どうしてそれを勝手に手をつけるの?」
ヨセフの表情が暗くなった。マリヤがすかさず答えた。「その中から私に預けた分があるの。なんでもイエスが言うのには、本当に困っている人がいたら、このお金をあげてちょうだいって」
これを聞いてマリヤ・クローパスは、そのお金をおしいただくように受け取って帰っていった。マリヤとヨセフは2人きりになり、互いに深い悲しみに襲われるのであった。<イエスはまだ帰ってこない>と溜息をついて2人はひとことも口をきかなかった。
9日目になってイエスは家に帰ってきた。顔にはありありと空腹感があらわれ、骨と皮になって現れた。全身が空腹と疲労でわなわなとふるえていた。ヨセフは手にしていた道具を放り投げ、急いでかけより、<よく帰ってきた!>といたわりの言葉をかけ、マリヤに熱いスープをつくるように言い、急病人のためにとってあった少量の葡萄酒をもってきた。
マリアが急いで食事の仕度をしている間、ヨセフは水差しに水をくんできて彼の血がにじんでいる泥足を洗い、額を冷やし、そーっと床の上に寝かした。暫くして彼は眠り始めた。
「だいぶたってからマリヤはイエスを起こし、食物を与え、葡萄酒をのませると、彼はすっかり元気を回復した。マリヤは、イエスが草も木も生えていない荒野をさまよって、わずかな野いちごしか口にしていないことがわかった。イエスはどうしてこんな寂しい荒野をさまよったかを言おうとしなかった。
トマスが入ってきて両親に言った。「お兄さんが荒野をさまよっている間、僕はずっとお父さんの仕事を手伝っていたんだ。いつでも僕はお父さんの言いつけを守っているのに、どうしてお兄さんは勝手に出ていってお父さんの言うことを聞かないんですか。
挙句のはてには疲れはて、お父さんのベッドに寝かされ、僕たちにはひどいパンしかくれないなんて。お兄さんには肉とおいしいパンをあげ、家の中にあるいいものはみんなお兄さんにあげちまうんだから。何のために僕が一生けんめい働いているのかわかりゃしないよ。全く頭にくるよ!」
マリヤが言った。「私たちはね、イエスがもう2度と帰らないんじゃないかと思ったのよ!」ヨセフもすかさず言った。「その通りだ!野たれ死にしたんじゃないかと思った者が見つかったんだ。再び生き返ったんじゃないか!」
トマスはなおもふくれながら不平を言った。「まずいパンと濁ったミルク、これが僕たちが一生けんめい働いた報酬なんですか?もう僕はがまんできません。僕はピリポ・カイザリヤかティベリヤの町へ行って、誰かにやとってもらいます」
ぶっとして家をとび出したトマスの後を追ってヨセフはトマスの服をきつく掴んだ。父の強い力に引っ張られたトマスは立ち止まった。父はトマスに戻るよう説得した。
「トマスや、わたしのものはみんなお前のものではないか!何か欲しいものがあるなら言ってみなさい。きっとお母さんが心配してくれるだろうよ。お前は我が家の大黒柱なんだ。今からなんでもお前の思う通りにするがいいさ。だから家に戻っておいでなさい。お前が心を広くしてくれさえすれば、イエスも家からとび出さないで、みんなと一緒に暮らすようになるんだから」
トマスは不承不承家に帰ってきた。しかし兄弟とは口もきかず、両親の楽しそうな会話には、そっぽを向いていた。この時から、トマスとイエスの関係は決定的に悪くなった。
「全然隠し通せてない」明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体が徹底的に知れ渡っているという意味です(祈)†
コイツらがこれまで国民をダマすために駆使してきた「メディアに【ウソ】【洗脳】【自演乙(じえんおつ)】ニュースを徹底的に流しまくって善人を装う」「娯楽性の強い全然関係ないニュースばかりをテレビに流して国民の頭の中から自分たちの邪悪の正体に関する興味を無くさせる【視点外し】」これら邪悪の手法が【イエス様ハンドリング】によって完全に破壊された、と言っていいでしょう。物質が下、霊が上です。物的情報が下位、霊的情報が上位です。「視点外し」より「イエス様ハンドリング」の方が上である事が完全に証明されたという意味でいいでしょう。が、霊的知識を正しく理解してみればこれは別に当たり前の事なのです。どういう事かと言いますと…続きを読む→
「返して頂く」2000年の冒涜から「私の名誉を返して頂く」というイエス様のご意志ではないでしょうか(祈)†
僕はキリスト教と全く無縁の人生を送ってきた、仏教だの新興宗教だのと言ったものにも全く関わりを持った事もなく、むしろ最高に胡散臭いと思っている。教会に足を運んだ事も1度もなく聖書も1度も読んだ事がない、今後も一切読むつもりはない。イエス様という人物にも何の興味も関心も持った事がなくデザインの世界で生きてきた、霊性発現を果たすまではイエス様の事など全く考えない人生でした。つまり脳内および心がキリスト教の「ドグマ」に全く侵されていない、僕という人間はイエス様にとって良い意味で「何も分かってない頭カラッポの人間」で、仕事をお願いするにあたりいろいろ都合がよかったのではないか。「シルバーバーチの霊訓」を筆頭とした、日本一のスピリチュアリスト近藤千雄先生翻訳の霊関連書籍は、宗教大キライの僕でも読み進める事ができた、現在でも「人生のバイブル」と思えるほどにスンゴイ気に入っている…続きを読む→
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