【1/5】コナン・ドイルの心霊学 スピリチュアリズムの効用

最後に、実際面に即したことを2、3述べておきたい。これは、私の説を真実として受け入れてくださっている方に対してであることは言うまでもない。

われわれはスピリチュアリズムという、人類史上における最大の発見ともいうべき、途方もない知識を手にした。では、これをどう活用すべきなのか。これほどの価値あるものを手にした以上は、積極的に人に説くべきであろう。とくに悩みを抱えている人にはそうである。が、その受け入れを強いるべき性質のものではなく、あとは本人の取捨選択にまかせるべきであろう。

本来、スピリチュアリズムには既成宗教を転覆させようという意図など、さらさらない。目的としているのはただひとつ、人生観が唯物的に偏りすぎている人たちを原点に立ち返らせる – 狭苦しい谷間から引き上げてその淵に立たせ、より清澄な空気を吸わせてあげると同時に、はるか彼方にまだまだ多くの丘があることを教えてあげることである。

既成宗教は、そのほとんどが硬直化し、堕落し、はびこった形式で身動きが取れず、秘義だの奥義だので勿体をつけて、みずから成長を止めている。スピリチュアリズムは、そんな余計なことをする必要がないことを教えている。最も大切なものは単純かつ明快であることを教えている。

死後の存続の実証の要請がもっとも鮮烈なのは、身内の者を失った人が、そのスピリットとの“声の再会”を望む場合である。が、これも人間側の“人情”で一方的になりすぎないように配慮する必要がある。

というのは、かりに自分の息子が遠い外国へ留学しているとして、その子に近況を逐一書いて寄越すように要求してよいものだろうか。息子には息子の、その環境での生活がすでに出来ている。

その生活の流れをたびたび中断させるのは感心しないであろう。他界したスピリットとの関係にも同じことが言える。うまくコンタクトが取れても、それに夢中にならないよう、理性的な自制心が肝要である。

前にも注意したことだが、いい加減な証拠で満足してはならない。徹底的に“スピリットを試す”ことが大切である。が、たとえ100パーセント確信できたとしても、今も言った通り、それにあまり夢中になりすぎてはならない。遠からず必ず再会できるのであるから、その時を楽しみに待つという余裕もあってしかるべきであろう。

私は、現在わが子と“声の対面”をしているという母親13人と面接している。すべて第1次大戦で息子を失った人たちで、そのいずれもが、父親も、息子に間違いないとの証拠性に得心している。そのうちで、大戦勃発前から心霊問題に関心があった人は、たったひとりである。

そのうちの何人かの人が、交信が取れるまでに特異な経過をたどっている。ふたりの母親は、自分の写真のすぐそばに息子が写っていた – いわゆる心霊写真である。もうひとりの場合は、まったく知らない人が交霊会で息子からのメッセージを受け取り、住所を教えてもらって届けてくれた。それから交霊会というものに出席して直接息子と語り合っているという。

さらにもうひとつのケースでは、メッセージの届け方が直接話しかけるのではなくて、遠く離れたところにある幾つかの図書館を指名し、そこにある書物を何冊か指摘して、何ページの何行目から何行目までを抜き出すようにと指示してきた。言われた通りにしてそれをつなぎ合わせてみたら、全体でまとまったメッセージになったという。この場合などはテレパシー説はまったく論外となる。

さて、ではあなたはどうするか – これが実に厄介な問題なのである。霊媒とか霊能者とか呼ばれている人も、必ずしも真面目な人ばかりとはかぎらない。適当な演出をしてごまかす者が多いので用心がいる。

かりに、幸い信頼のおける有能な霊媒に出会ったとしても、必ずしも交信が叶えられるとはかぎらない。相手あっての交信であるから、相手がその気になって働きかけてこないかぎり、何の反応もないことになる。そこが霊的通信の難しいところである。その時どきの事情というのが大きく作用するわけである。

むろん、すぐさま交信ができる場合もある。こればかりは、こうすれば必ずこうなりますという一定の法則は申し上げられない。霊界には霊的法則があり、地上界には物的法則があるからである。

霊媒や霊能者に頼らずに、みずから能力を開発するという手段もあるが、これにはよくよくの用心が肝要である。自己暗示にかかる場合もあるし、低級霊に騙される危険性もある。真剣であると同時に、敬虔な祈りにも似た気持で臨まねばならない。

ただし、ひとつだけ断言できることは、誠心誠意、真剣な態度で臨み、手段を誤りさえしなければ、その誠意は必ずや霊界側に通じ、いつかはそれに応えてくれるということである。

ところで、スピリットとの交信を求めることは、そのスピリットの向上の妨げになるとの理由で異議を唱える人がいる。が、これはまったく根拠のない言い分で、その点についてスピリットの意見を聞いてみると、まったく正反対のことを言ってくる。つまり、地上に残した愛する者との接触によって元気づけられ、救われる思いがしているというのである。

私がこれまでに読んださまざまな通信の中でも、ロッジ卿のご子息のレーモンドが、いっしょに戦死した同僚たちが地上の家族にメッセージを送ろうとしながらも、それが無知と偏見とによって拒絶された時のさみしい心情を述べている次の一節ほど心を打つものはない。

《わが子が死んでしまったとは思いたくないのが人情なのに、実際にはそう思っているような態度に出る親が多いのです。うちの親はなぜ何の問いかけもしてくれないのだろうという切実な思いを聞かされると、私の心も千々に乱れます》

「十戒」DVD主要シーンをキャプりました。もっと霊的シーン満載であって欲しかった(祈)†■2024年8月29日UP■
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「もっと早くコナンドイル氏がいるうちに始めていれば」拡散力という意味では?(祈)†■2022年2月23日UP■
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「助けてくれ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の宇宙最大の寝言の思念です(祈)†■2023年8月9日UP■
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霊界とは完全なる自己責任の世界であり、物質界生活時に果たさなかった仕事の責任を完全なカタチで取らされるようになっています。その責任を果たさないと高い境涯に向上する事は許されません。「身元の確認はしましょう」と言ってきたアナウンサー的男性も、天皇一族が強姦殺人魔だと知っていながらコイツらの事を善人だというニュースを流しまくり、自身も善人を装って物質界人生を送ったその自責の念、後悔の念が霊的向上の阻害となっており、その罪障中和の目的で「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の邪悪の正体を公言する僕の背後霊として仕事をする事になった男性ではないのか。僕はその可能性は十分にあると考えるのです。ちなみにテレビ業界には今回の「身元の確認はしましょう」の男性と同じように、心の中ではよくないと知りながら、仕事を失わないために「宇宙一のバカ」大量強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の事を善人であると洗脳ニュースを流し続け、そのおこないに後悔し心を痛めている人間がスゴイたくさんいると思っているのです…続きを読む→

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†