『スピリチュアルストーリーズ』【第24話 ほがらか者のウサギ】
みなさんは、動物には2つの種類があることを知っていますか?1つは、ほかの動物を食べて生きている、こわい動物。もう1つは、みんなでなかよく生きている、やさしい動物です。
『スピリチュアルストーリーズ』そして、なかよく生きている動物の中でもいちばんやさしいのは、ウサギとシカなのです。みなさんの中で、ウサギやシカがきらいだという人はいないでしょう?どちらも、みなさんと同じように、いつも明るく、ほがらかな元気者で、→
『スピリチュアルストーリーズ』→けっしてケンカなどはせず、みんなとなかよく遊ぶので、だれからもかわいがられます。そのウサギには、こんなお話があるのです。大昔のウサギは、とても長いしっぽをつけていました。
『スピリチュアルストーリーズ』あまりに長すぎて、眠るための穴をつくろうとして土の中を掘りはじめると、その長いしっぽに土がいっぱいくっついて、じゃまになるほどでした。でもウサギは、けっしてわがままを言わず、いつもほがらかに暮らしておりました。
『スピリチュアルストーリーズ』ある日、神さまは、ウサギたちのほがらかさに感心されて、ごほうびにその長いしっぽをみじかくしてあげようと考えられました。それで、ウサギのしっぽは、すこしずつ短くなっていき、とうとう今のような、かわいい小さなしっぽになったのです。
『スピリチュアルストーリーズ』でも、野山に住んでいる野ウサギは、今でも長いしっぽをしていますね。あれは、仲間どうしで合図するのに必要だから長いままなのです。
『スピリチュアルストーリーズ』みなさんも、もし、いやなことがおきたら、すぐにこのほがらか者のウサギのことを思い出しましょう。きっと、いやなことも小さく思えるようになり、また、もとのほがらかな心にもどることができるでしょう。
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