【6/17】霊界通信 イエスの少年時代 貧窮の中の小さな王者 34 野性の仔鹿のように

1日が暮れようとしていた。月が静かに湖の上に登ってきた。幼いヤコブは母と手をつなぎながら細い道を通り、藪のところで立ち止まった。ヤコブは鶇のような鳥声をまねて、3回口笛を吹いた。古い木の枝につかまっていたイエスが、マリヤ・クローパスの通る道に飛び降りてきた。

静まりかえった中で突然枝の折れる音がしたので、マリヤ・クローパスは小さな悲鳴をあげた。彼女はイエスに言った。「ねえ、ヤコブを許してあげてちょうだい。私が、いらいらしていたので、見るにみかねてお前の隠れ家に案内してくれたんだから」

「許すも何もありませんよ、でもどうして僕と逢いたかったんですか?」彼女は野性の仔鹿に口早やに言った。「とにかく私の言うことを聞いてちょうだい。ねえ、イエス、私はいつもあなたの味方なんだから」「いいですよ伯母さん」

「お前のお母さんから聞いたんだけど、今日のお昼頃、学校の教師がやってきて、お前のことを褒めていたそうね。そこにお前が入ってきて、ヨセフが言うには、お前がとても生意気なことを言ったんだってね。お父さんはお前を見つけ次第教師の処に連れてって、教師に謝らせると言ってたよ」

「僕があの教師から学んだことは、苦痛に耐えることでした。でも知恵や知識は何ひとつ与えてくれませんでした。だから僕はあの教師を知恵の父と呼んで嘘をつきたくないんですよ。どうしても言えというなら、僕は偽善者の父と叫びたいんです」

「まあ、なんとひどいことを言うのだね、お前は」「時として、ひどい言葉によって治ることもあるんです」「それはそうと、今晩お前が家に帰ると、お父さんは無理矢理にもお前を教師に謝らせるんじゃないかしら」「僕は断然そんなまちがったことはやりません」

「でもね、イエス。お父さんの言うことを聞かないと、お母さんがとっても傷つくと思うのよ」「お母さんは、できるだけ傷つけたくないと思っています。でも僕はこのことで屈服してしまったら、もうなにもかも駄目になってしまうんです。真理として大切にしてきた光、それはいつまでも消えることがなく、私たちすべての人々の心の中に灯されている光に対して大きな罪を犯してしまうのです」

イエスは熱をこめて話した。すかさずマリヤ・クローパスが言った。「お父さんを先ず大切にすべきじゃないの?これも天の神様の命令ではないのかい、イエス」

イエスは黙ってしまった。胸のうちで苦しみ悩んでいた。あちこち歩き回り、足もとでカサカサと草や小枝の音がきこえていた。「お父さんの言う通りにしたら、僕は罪を犯してしまうんだ。そうなったら何もかも他人の言うなりになってしまいます。僕の喜びも平和もふきとんでしまいます」

「お前の平和って何なの?」「それは天の御父様の御心を行うことです」「ねえ、イエス、もうそろそろ私にお前の本心を打ちあけてもいいんじゃない?お願いだから、他人には天のお父様のことを口にしないでちょうだい!そうでないと、今度はもっとひどい目にあうわよ。

ナザレの人たちはそれを狙っているのだわ。お前が今までのように天のお父様のことを言い続けたら、きっとお前のことをこの町から放り出し、お前の両親がとても恥ずかしい思いをするわよ」

「御忠告ありがとう、お伯母さん。僕の言っていることが真実であると認められるのは、まだ先のことです。でも僕はこの件に関してお父さんの言いなりにはなりません。もう僕は学校には行きません。だから教師に対して謝罪したり、彼の虚栄心をくすぐるような“偽り”を犯さなくてもよいのです」

「ああ、なんて悲しいことを言うんだい。きっとヨセフはお前を折檻して、お母さんはますます苦しむことになるわ」「もう私は家には帰りません。僕は森の中で暮らします」「ねえ、私の家にいらっしゃいよ、私がお前をかくまってあげるわ」「そんなことしたら、お父さんが怒りますよ」

イエスは微笑をうかべながら彼女に言った。イエスの顔からはもう厳しい表情が消えていた。マリヤ・クローパスは尋ねた。「それもそうね。ヨセフを怒らしたら、主人も心おだやかじゃないわね。でもお前今晩はどこで寝るつもりなのかい?」

「狐には穴があります。鳥にも巣があります。でも僕には寝る処がないのですよ」「やっぱりお父様の処に帰ったら」「いいえ、それはできません。山の中で木の葉や草で自分の塒(ねぐら)を作ります。どうか心配なさらないで下さい。必ず旨くやりますから」

「でも山には食物に飢えた野獣がうろついているというじゃないか」「僕はとてもすばしこいのです。それに僕には、あなたが聞こえない音でも聞くことができるんです。その音によって何がやってくるかがわかるんです。どんな鳥が飛んでいるか、その大きさも。たけり狂っている野獣もわかります。さらに羽をつけた昆虫や草むらの中を這いまわる蛇の言葉も解るんです。ちっとも心配はいりません。野の生き物はすべて私の友だちなんです。人間だけが僕を憎んでいるのです」

マリヤは長い間イエスと話してから、イエスに約束させた。1日の終りには必ず逢うということを。マリヤ・クローパスは、パンと肉を彼に与え、3人は寂しい場所であることを忘れてしまう程楽しく話しあった。イエスは、父ヨセフとぎくしゃくする前までは、とても快活で、話すときも朗らかで、よく冗談をとばしていたものである。それも思い出になってしまった。

3人が食べ終ると、イエスは口笛を吹き、歌った。森の音楽とでもいうのか、野獣の声や、鳥の声などを上手にとり入れながら、うっとりするようなメロディをマリヤ・クローパスとヤコブにきかせた。彼女にとって、自分の息子以上に可愛いがってきた少年イエスと別れるのが辛かった。

遂に彼女は腰をあげ、月に照らされた小道を通って湖畔の方に向かって立ち去った。イエスは名残り惜しそうに別れを告げ、茂った草原の中に2人の姿が消えるまで見送っていた。妻が居ないので、夫クローパスが探しにやってきた。ちょうど曲り角でばったりと出逢った。

夫は彼女に小言を言ったが、彼女は弁解ひとつしないで、森の中の野性の仔鹿のことを包み隠さず彼に話してあげた。あとになって、母マリヤも遠くから息子のことを見守っていたことがわかった。この2人の女は、くよくよ思っているヨセフの前では、なるべくイエスのことを話さないようにしていた。

■2019年2月16日UP■
なぜ強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の悪行を止める者が現れないのか。最終的には「霊的知識の無知」に帰着するのです(祈)†
全ては「霊的知識の無知」からくる「近視眼の人生観」によるものなのです。自分の人生を肉体のみのたかだか7~80年のものだと考え、肉体の死後も霊体をまとって霊界で永遠の向上の生活が待っているという事を全く知らないから強姦殺人魔に協力するという愚行を犯してしまうのです。その悪の行いが帰幽後の霊界での自分の人生をいかに地獄に落とし、長い年月にわたる恥辱の反省ののちに現在よりずっとヒドイ地上環境に生まれ直させられて大いに苦しみを味わわされるのか、という事を知識として知っていれば少なくとも女の子たちを殺す手伝いをする事にブレーキがかかるはずなのです…続きを読む→
■2018年12月5日UP■
徳仁の登頂記念石碑の前での撮影です。強姦殺人魔が1回山に登って何が記念ですか。絶対に許してはなりません(祈)†
今回の過去動画は、ある山頂に設置されている「徳仁の登頂記念石碑」の前で撮影をしながら、山でよく見かけるハサミムシをじっくり観察した経験になぞらえて「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁が奴隷の女の子を「処刑遊び」で殺しまくっている事を絶対に許してはならないという事を違う角度から訴えかけています…動画を見る→
■2020年3月18日UP■
TrailMovie【切断死体の撮影】強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は女の子の命をオモチャにしているのです(祈)†
奴隷の女の子を四肢切断し、強姦殺人したあと、さらに腹の部分から胴体を2つに切断し、敷いたブルーシートの上に並べて明仁、文仁、徳仁、悠仁が撮影している、というイメージだったのです。僕はこれまで霊団から賜った情報に基き、奴隷の女の子のアナログ絵をたくさん描かせて頂いてきましたが皆さま、今回のこの絵もご覧になっていかがでしょうか?コイツらが奴隷の女の子の事を全く人間扱いしていない、人権蹂躙どころの騒ぎではない、女の子の命を完全に個人のオモチャにしているという事が、さらにお分かり頂けると思うのです…動画を見る→

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†