羊の持ち主、ヨエルは、安全な場所にある岩山の上から、この様子を見ていた。最初の狼がイエスを襲い、最後の1匹の羊を助けるために自分の生命を投げ出した様子を見て、イエスの勇気に驚嘆した。ヨエルは、ひきつけられるようにイエスの方へ歩いて行った。
山々には夕やみがせまっていたので、ヨエルとアサフは倒れているイエスを担いで、崖の下にあるヨエルの家まで運んできた。ヨエルは娘のエスターを呼び、傷を洗わせた。彼女は傷をきれいに洗った後で、バルサム香油(鎮痛剤)を塗り、包帯を巻き、少量のワインをふくませた。
イエスは我にかえったけれども、ひどい熱が出てうなされていた。次の日には熱はひき、順調に回復していった。イエスとヨエルはすっかり打ち解けて、ヨエルは自分の悩みを打ち明けた。
「私の娘の亭主は泥棒に殺されてしまったのです。彼らは、あなたと同じように羊飼いの仕事をさせてくれと言って家にやってきたのです。彼らを家に入れると、途端に我が家の物を奪い、娘の亭主を刃物で殺してしまったのです。それからというものは、私は誰も家に入れまいと決心したのです。それで先日は、あなたのことを追い返したのです」
こう言いながらヨエルはイエスにあやまり、自分の羊を狼からまもってくれたお礼に何をしたらよいかと尋ねた。
「私は昔ガリラヤでよく羊と一緒に歩き、彼らのことを学びました。でも、やはり彼らの特性を充分に知ることができませんでした。ですから私は、もう一度羊の群れを預かり、山の上で彼らと一緒に暮らしてみたいのです」
「それは大変孤独な仕事です。しかも忠実な羊飼いは、常に泥棒や狼の危険にさらされるんですよ」
「肉体を滅ぼそうとする者はこわくはありません。私はむしろ、あなたがおっしゃった孤独が欲しいのです。でも今雇っておられる羊飼いを追い出してまで、その仕事をくださいと言う訳にはいきません。彼を失業させたくありませんからね」
「いや、彼はおそらく戻っては来ないでしょう。とても臆病でしたから」そこで話は順調にまとまり、イエスは羊を飼うことになり、アサフはヨエルの土地で土を耕し、種を蒔き、農作業をすることになった。ヨエルは大変よろこんだ。
こんな僻地では、ろくに人を雇うことが出来なかったからである。エスターには、4人の小さな子供がいた。父親は不幸にも若くして殺されてしまった。イエスは、まるでこの一家を救うために神からつかわされたように思えた。
イエスは早くもめいめいの羊に名前をつけて、上手に手なずけてしまった。彼は、どこに牧草地があるのかを素早く見つけ出した。寒い冬に岩だらけの山岳地帯で牧草地を見つけるのは容易なことではなかった。更にイエスは、羊の毛を刈りこむコツ、子羊を産ませる術を心得ていたので、雌羊のお産を助けてやったのである。
イエスはエスターの長男に羊の扱い方や愛しかたなどを教えた。ヨエルの家族は逆境の悲しみから次第にぬけだし、幸せな日々を送るようになった。昔の忌まわしい思い出もうすれていった。少しでもそんなことを口にしようものなら、イエスはたちどころに楽しい話や冗談で吹き飛ばしてしまうのであった。
そして天の御父を信じて、少しでも心安らかに生活するようにすすめた。ヨエルはひとつだけ自慢することがあった。彼は昔この場所を選んで土台をすえ、岩だらけの土地を緑地に変え、自分の手で立派な家を作った。
この家は彼にとって夢のように美しいものであった。1つ1つの石を吟味して、上手に加工しては積み上げていくのに、どんなに苦労したかを話した。ヨエルは言った。
「ここからは一望のもとに谷間が見えます。だから泥棒や野獣がはい上がってくる姿がよく分かるのです。私は王様になったような気分で見下ろしていられるのです」
「それはどうですかね。土台をもっと固めるほうがよいのではないでしょうか」イエスはかがんで一握りの土をつかみ、手のひらからこぼれ落ちる土を見た。ヨエルは腹をたてたが、反論する余地がなかった。
夜になると、イエスはヨエルの孫たちと遊び、彼らが寝るまで色々な話を聞かせた。ひかえめな母親は、羊の皮でイエスの上着をぬいながら話を聞いていた。イエスは雄羊の角でワインや油をたくわえておく容器を作った。
イエスはなにかにつけてアサフに様々な生活の知恵を教えた。荒れ地の中で、羊を養うために必要な牧草地を探す方法などもその1つであった。羊が草を食べている間、イエスは山際で石のように、じっとして動かなかった。
しばらくのあいだ瞑想してから、立ち上がり、何やら口の中でつぶやきながら、そこらじゅうを歩き回った。それはまるで神と話し合っているように見えた。アサフの目には、美しい平和の翼をつけたイエスが天高く舞い上がっていくように映った。しばらくして我に戻ったイエスがアサフのところにきて言った。
「天国は、あそこにあるとか、ここにあるとかいうものではないんだよ、アサラ!人の心の中にあるのだよ。それを見つけた者は、全財産を売り払っても、それを欲しがるようになるのだよ」
このとき初めてアサフは、イエスがなぜ独りで人里はなれた荒野や山を旅したがるかを知ることができた。争い、不満、苦痛などが充満している町の中から遠くはなれた所に神の王国を見つけようとしていたのである。
アサフも別人のように変わり、以前のように臆病ではなくなっていた。心は強められ、豊かになり、つねに誰からもこわされることのない喜びと光を見いだしていた。
■2022年6月1日UP■「片手落ちというものがありません」あくまでも霊界側の視点でのお話です(祈)†僕の物質界生活中に結果が出るとは言っていない、僕の帰幽後に霊界側が計画した通りの結果に到達する。「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁の滅亡も、僕の物質界生活中には達成できないとしても、僕の帰幽後にそのようになる。奴隷の女の子たちの救出も、僕の物質界生活中には実現できない、しかし女の子たちは強姦殺人されて以降に霊界で十分すぎる埋め合わせがあるのだから何も心配する必要はない。だいたいこういう意味でいいでしょう。大俯瞰的視点で永遠という時間の尺度で全体を眺めれば「素晴らしい結果に到達した」と言えるのでしょうが…続きを読む→ ■2022年6月8日UP■「怒られる」とずっと霊団から言われ続けているのです。本末転倒の究極形(祈)†物質界での行いがそのまま帰幽後の霊界における境涯を決定します。善い行いをした者は幸福な美しい境涯(上層界)に、私利私欲に走り他人を傷つけた者は暗黒の惨めな境涯(下層界)に赴きます。「神の因果律」の働きにより機械的自動的にそうなるのです。物質界における邪悪発生の原因は「人間は肉体が死んだらそれで終わり」と思っている事に全て起因します。肉体の死後も霊界で人生が継続される事、物質界での行いの賞罰が寸分の狂いもなく自分に降ってくる、自分の行いに全て自分で責任を取らされるという霊的知識の基本中の基本を全く理解していない事から物質界の邪悪が発生しているのです。奴隷の女の子を強姦殺人し続け、国民に延々とウソニュースを流し続け、国民の宝物を搾取し続けたその先に、どれほどの地獄が待ち受けているか。それを全く理解していない事が全ての原因なのです…続きを読む→ ■2022年5月25日UP■「無色で味はない、マヒして殺す」これはフグ毒「テトロドトキシン」の事では?(祈)†そのフグを3千余年の人類創世の歴史始まって以来の究極無二のバカ、大量強姦殺人魔、秋篠宮文仁が僕に食べさせて殺す事を画策しているという意味なのですが、そもそも食べられないのにどうやって食べさせるつもりなのか、という事になります。それについても霊団は何度となくインスピレーションを降らせているのです、そしてそれは皆さまにお話できない内容なのです。が、今回は少しだけ書かせて頂きます。こういう事です。奴隷の女の子を使って僕を殺す、となります。霊団から相当に具体的な事を言われていますが、とにかくその説明はできないのです。どうかご了承下さい。「宇宙一のバカ」強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁、特に文仁が最も積極的に僕を殺そうとしています。その殺す手段、手法について霊団からかなり深い部分まで情報を得ています。が、お話はできないのです…続きを読む→