『シルバーバーチの霊訓⑨』
『シルバーバーチの霊訓⑨』
【私は南アフリカの様々な言語集団と霊界とのつながりに関心をもっている者ですが、霊界にはこうした集団との接触において使用するバイブレーションの調整システムのようなものがあるのでしょうか―】それはその問題を抱えている国の人たちが自らの力で処理すべき事です。
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言語というのは思想・信念・想像、その他、内的な実在の諸相を表現するための人工的手段にすぎません。実在を適確に表現する言語は、いくら考えても見つかりません。要は魂に訴えるために最善を尽す事です。感動を与えるのです。
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悲しんでいる人を慰め悩んでいる人の心を癒すようなメッセージを届けて、魂を目覚めさせるのです。その魂に受け入れる用意があれば、きっと成果が出ます。受け入れる用意がなければ何の成果も出ません。こうした問題には楽な解決策はありません。試行錯誤が殆どです。
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私たちとて完全ではないのです。霊的交信、霊力の扱い方、霊媒の成長と進化に伴う各種エネルギーの調整の仕方について絶え間なく新しいテクニックを開発しております。固定した形式がある訳ではありません。全てが流動的です。
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なぜかと言えば、霊そのものが無限であり、従って無限の顕現の可能性を秘めているからです。ご質問に対してご期待にそった答にならなくて申し訳ありませんが、私としては以上のようなお答えしか出来ません。
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【一般世間への普及活動において私たちは何か大きな間違いを犯していないでしょうか。もし犯していたらご教示をお願いしたいのですが…】もしあなたが何一つ間違いを犯さない人だったら、あなたは今この地上にはいらっしゃらないはずです。
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間違いを犯す人間だから地上に来ているのです。しくじってはそこから教訓を学ぶのです。もししくじらないほど完全な人間だったら物質界に生まれてくる必要はありません。勉強のために地上へ来ているのです。しくじっては学ぶ―それが進化の法則の一環なのです。
残念ながら大部分の人間は霊的な予備知識がないために、自分が死後も生きている事を知って大変なショックを受ける。時には、これはさほど多くはないが、何百年ものあいだ自分が死んだ事すら気づかない者がいる。―【これが心霊の世界だ】より
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しかも進化はどこかでおしまいとなるものではなく、限りなく続く営みなのです。その目的は完全性の成就です。が、その完全性がまた無限の性質のものであり、いつまでたっても成就できないのです。完全性を成就しているのは大霊だけです。無限なる愛と叡智の権化なのです。
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完全性が増せば増すほど、さらにその先に成就すべき完全性がある事に気づきます。これが完全、という静止した状態ではありません。進化の法則はありとあらゆる段階を通じて働いており、それらが全て連動しているのです。
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人類の身体上の進化も、地上の科学者がどう言おうとまだ終った訳ではありません。まだまだこれから開発されるべき表現形態があります。同様に精神的ならびに霊的進化も、この地上にあってさえ三位一体の部分的側面として到達すべき段階に至るにはまだまだ前途遼遠です。
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要するに進化とは地上においても全宇宙においても無限の過程であり、その事自体が宇宙の全機構を案出した無限の知性の存在の証明である事を認識して下さい。その知性が絶対に誤る事のない法則によって統治し、ありとあらゆる側面を導き支え、そして規制しているのです。
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我々はその愛と法則と叡智の機構の中に存在しているのです。間違いを恐れてはいけません。そこから学び、刻一刻と霊的に成長していくのです。
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【N・F・S・Hにおける講演と一問一答】心霊治療の目的は至って単純です。魂の琴線に触れるという事です。身体は癒えても魂が目覚めなかったら、その治療は失敗だった事になります。たとえ身体は治らなくても魂に何か触れるものがあればその治療は成功した事になります
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他はいざ知らず我々に関する限り、霊のもつ才能、霊の力は、神の子一人一人が有する神性を目覚めさせ、地上に生まれてきた事の意味を理解させるために使用すべきです。それが霊的能力の諸相の背後にある目的です。
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ですから患者に身体上の好転が見られなくても少しも落胆する事はありません。むしろ身体上の病状は改善したのに、その患者が霊的な実在に何の関心も見せなかった時こそ落胆すべきです。それが病気が治るという事の背後に秘められた究極の目的だからです。
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霊界にあっても私たちは一丸となって地上の各地に拠点をもつ霊力が、受け入れる用意のできている者に間違いなく届けられるように地固めをしております。
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目指す目標は必須の要素、即ち自分とは一体何者なのか、何の目的でこの地上に存在しているのかについての自覚を植えつける事です。簡単に言えば、自分の霊的宿命を成就するために自分の霊的起源を知って欲しいという事です。
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治病能力は霊的身体のみが有する霊的能力の一つです。霊の目で見る霊視能力、霊の耳で聞く霊聴能力と同じです。ですから治療家としての仕事をするには霊力のお世話にならねばなりません。
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ここで用語についてはっきりさせておきましょう。私が“大霊”と言う時、それは無限の知性であり、全生命の究極の裁定者であり、叡智と真理と理解力の極致です。人間的存在ではありません。
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ただ、それを表現する際にどうしても“彼”とか“あなた”といった人称代名詞を使用せざるを得ませんが、大霊は神格化された人物ではありません。生命力であり、原動力であり、活性力であり、意識であり、生気です。
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そうした原理の精髄です。無限なものです。従って霊力も無限です。それは誰の占有物でもありません。通路となり得る人なら誰にでも流れます。キリスト教やクリスチャン・サイエンスはもとよりの事、あなた方でも治病能力を独占する事は出来ません。
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それを受け入れる能力をお持ちのあなた方に出来る事は、その能力をさらに発達させる事、つまり受容能力を増し波長を高める事だけです。霊力そのものは無限に存在します。それをどれだけ受け入れるかは、あなた方自身の進化と発達の程度によって決るのです。
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あなた方を通じて流れる霊力の限界はその受容能力によって決るのです。簡単な事なのです。あなた方の受容能力が増せば、それだけ多くの霊力があなた方を通して流れ込み、それだけ大きな成果が得られるという事です。流入する霊力の分量に限界というものはありません。
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唯一それに制限を加えているのはあなた方治療家の霊的発達段階であり、それがどれだけの霊力を受け入れるかを決定づけます。この聖なる力、神の威力、大霊、生命力、どう呼ばれても結構ですが、それがあなた方を通路として流れるのは、あなた方に受容能力があるからです。
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それを患者へ届けてあげなければならない訳です。改めて初歩的な事を申上げて恐縮ですが、病気・不快・異状の原因は調和の欠如にあります。健康とは調和が取れている状態の事です。身体と精神と霊との間に正しいリズムとバランスが取れている事です。
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三者の連繋がうまく行っていない時、どこかに焦点の狂いが生じている時、自然の生命力の流れが阻害されている時に病的症状が出るのです。霊力が流れず、本来の機能を果たしていないからです。
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人間の病気はサイコソマティック、つまり精神と霊に原因があってそれが身体に表れております。経験豊かな皆さんには私から申上げる必要はないと思いますが、心配ばかりしていると胃潰瘍になります。が、潰瘍部分を切除すれば心配しなくなる訳ではありません。
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ですから心配しないような生き方を教えてあげないといけません。病気の大半は精神と霊から生じております。いわゆる人身事故でさえ精神ならびに霊的原因から発生している事があるのです。
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