『スピリチュアルストーリーズ』【第15話 よい心がけ】

ジョンが天国の保育園へ来たのは9歳の時でしたが、ローズマリーは赤ちゃんの時に来たので、地上の思い出がありません。でも2人はなかよしで、よく地上の生活と天国の生活とをくらべて、そのちがいを話しあうことが→

『スピリチュアルストーリーズ』→あります。今日もそっと保育園をのぞいてみると、2人はなかよく、何かを話しあっています。何の話をしているのでしょう?近づいて聞いてみると、ジョンがこんなことを言っています。

『スピリチュアルストーリーズ』「地上では、ぼくなんか、お正月になるたびに『今年こそは、よいことをしよう』と決心していたけれど、この天国ではそんなことをしなくてもいいよね。だって、みんないい人ばかりだし、苦しいことや悲しいことなんか、1つもないんだもの」

『スピリチュアルストーリーズ』どうやら2人は、よい心がけが必要かどうかを話しあっているようです。ジョンの意見を聞いたローズマリーは、ほんとうに天国では、ジョンが言うように、よいことをしようという決心はいらないのかしらと考えました。

『スピリチュアルストーリーズ』そこで2人は、いつものように、先生に聞いてみることにしました。先生は、いつものようにニコニコしながら、こんな話をされました。「たしかにジョンくんが言うように、この保育園には、苦しいことも悲しいことも、また悪い人も」→

『スピリチュアルストーリーズ』→「こわい動物もいませんね。でも、それは、みなさんが、神さまがつくられたもの、たとえば動物や植物、あるいは地上でいま生活しているお友だちなどと、なかよしになってもらうためなのです。」

『スピリチュアルストーリーズ』「そうして、みんながなかよくなれたら、こんどは神さまは、みなさんがもっともっと強い、りっぱな人間になれるように、いろいろと苦しいことや難しいことをお与えになるのです。そのときには、みなさんはこの保育園を卒業して、」→

『スピリチュアルストーリーズ』→「もっと広い国へ行くことになります。みなさんがりっぱになったかどうかは、年齢で決められるのではありません。どれだけよいことをしたかで決まるのです。ですから、1日1日がたいせつなのです。お正月だけよい決心をしてもだめなのです。」

『スピリチュアルストーリーズ』「自分でよいことだと思ったことがすぐに実行できるようにいつも神さまにお祈りしましょうね。そうすれば、きっと神さまは、すばらしい力をさずけてくださり、みなさんは、その力で、お友だちをしあわせにしてあげられることでしょう」

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Posted by たきざわ彰人(霊覚者)祈†